JP2012096919A - シート後処理装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】上下動自在且つ、内部に折り手段、ステープル手段及びそれに導く為の搬送路を備えたスタックトレイにおいて、ジャム処理性を向上させる。
【構成】本発明では上記課題を解決する為に、順次排出されてくるシートを部揃えする処理トレイと、上記処理トレイにおいて部揃えされたシート束を集積収納するスタックトレイと、を備えたシート後処理装置において、上記スタックトレイは、上下動自在、下部には開放空間を有し且つ上記処理トレイからのシート束を折り合わせるシート折り手段が配置された折り処理経路と、ステープル処理するためのステープル部材が配置された、上記折り処理経路への搬送路を備え、スタックトレイ内の上記搬送路が、下方向に開口することを特徴とする。
【選択図】 図8

Description

本発明は、複写機、プリンタなどの画像形成装置から搬出されたシートに製本綴じ、穴開け、捺印などの後処理を施すシート後処理装置及びこれを備えた画像形成システムに関わり、詳細には画像形成されたシートを部揃え集積し、且つ上下動可能なスタックトレイ内に設けた後処理装置での用紙搬送路のジャム処理性向上に関するものである。
シート後処理装置は、複写機、プリンタなどの画像形成装置の排紙口に処理トレイを設け、この処理トレイにステープル装置、パンチ装置、スタンプ装置などの後処理装置を装備し、画像形成装置から搬出される一連のシートに後処理を施し、処理後のシートを下流側の集積トレイに収容する装置として広く用いられている。さらに最近では、後処理装置でシートを収納トレイに収納する際に、このシートを冊子状に折り合わせる装置が提案されるに至っている。
従来のシートを冊子状に折り合わせて収容する装置として、画像形成装置の下流側に後処理装置を設置し、画像形成装置から搬出されるシートを後処理することなく収容する第1のトレイと、後処理を施したシート(束)を折り合わせて収納する第2のトレイを備えた装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。ここに開示されたシート後処理装置においては、排紙トレイの上流側に配置した処理トレイに第1第2のトレイを可動式にし選択的に切り換えるようにしている。
また処理トレイ内部に後処理装置を有し、後処理を行わない場合は処理トレイ上にシートを積載し、後処理を行う場合は処理トレイ内部に備えられている後処理装置への経路にシートを進入させ後処理を行うことのできる処理トレイ構成も提案されている。
またステープル装置においては、特許文献2、及び図9の構成に示されるように、シート搬送路上に針を押し出すステッチャー部とクリンチャー部を内蔵したステープルユニットを設け、ユニットごとステープル部を抜き出す事により針交換及びジャム処理を行う構成が提案されている。
特開平11−11783号公報 特願平11−322176号公報
しかしながら、上記特許文献2及び図9に示される構成では、ステープル時に針を送るステッチャー部と針を曲げるクリンチャー部間に用紙が存在するタイミングで紙詰まりがおきた場合、ステープルユニットごと本体から抜き出す以外方法がなく、その際にステープルユニットからはみだした用紙部分は本体に係り破れてしまったりと、ジャム処理性が悪い。
また、ジャム処理時のジャム紙の視認性も悪い。
よって、本発明に係る発明の目的は、搬送路でのジャム処理性の向上とする。
本発明では上記課題を解決する為に、順次排出されてくるシートを部揃えする処理トレイと、上記処理トレイにおいて部揃えされたシート束を集積収納するスタックトレイと、を備えたシート後処理装置において、上記スタックトレイは、上下動自在、下部には開放空間を有し且つ上記処理トレイからのシート束を折り合わせるシート折り手段が配置された折り処理経路と、ステープル処理するためのステープル部材が配置された、上記折り処理経路への搬送路を備え、スタックトレイ内の上記搬送路が、下方向に開口することを特徴とするシート後処理装置を提供することとする。
本発明によれば、上記下搬送路が開口可能かつ、下搬送路にクリンチャーを備えた構成により、紙詰まりが起きた際に下搬送路を下方向に開口することにより、上下に可動可能なスタックトレイの下部にはトレイ可動可能な空間があるためジャム処理空間が確保しやすく、ユーザからのジャム紙の視認性がよい。また特許文献2及び図9に示される構成の様にユニット全体を抜き出す必要が無い為、ジャム処理に係る手順数が少なくなり、ジャム処理性が向上する。搬送路が下方向に傾くことにより重力によるジャム紙の取り出し性向上が見込める。ステッチャー、クリンチャー間で起きたジャムも処理することができる。
本発明の一実施形態に係るシート後処理装置を搭載した画像形成システム全体を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るシート後処理装置の断面模式図である。 図2のシート後処理装置の詳細を示す断面模式図である。 図2のシート後処理装置において、グリッパーユニットがシート束を挟持する動作状態を示す模式図である。 図2のシート後処理装置のグリッパー/ステープル部の構成を示す平面図である。 図2のシート後処理装置のスタックトレイの昇降機構を示す模式図である。 図2のシート後処理装置のスタックトレイの昇降位置を示す模式図である。 図2のシート後処理装置のサドルユニットの構成とその動作を示す模式図である。 特許文献2に示される、ステープルユニット抜き出しを示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るシート後処理装置を搭載した画像形成システム全体を示す模式図であり、図2、図3はそのシート後処理装置の断面模式図である。
〔画像形成システム〕
図1に示すように画像形成システムは、給紙装置A、画像形成装置B、シート後処理装置(以下、単に「後処理装置」という)C、原稿読取装置D、原稿搬送装置Eで構成されている。
原稿搬送装置Eは、原稿トレイにセットされた原稿を1枚ずつ原稿読取装置Dのプラテン上に搬送し、排紙トレイ上に搬出する。この時、画像読取装置Dは、原稿搬送装置Eによってプラテン上を通過する原稿を読取手段によって読み取る。読取手段は、ランプ、複数のミラー、レンズ、イメージセンサから構成されている。そして、読取手段のランプが照射した光が原稿面で反射し、複数のミラー、レンズを介してイメージセンサに導かれ、イメージセンサで画像が読み取られる。そのイメージセンサにより読み取られた原稿の画像データは、所定の画像処理が施されて画像形成装置Bの露光制御部へ転送される。
画像形成装置Bの露光制御部は、画像信号に応じたレーザ光を出力する。レーザ光は、ポリゴンミラーにより走査されながら感光ドラム上に照射される。感光ドラム上には走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。その感光ドラム上に形成された静電潜像は、現像器により現像され、トナー像として可視化される。
一方、画像が形成されるシートは、複数のカセットを備える給紙装置Aの何れかのカセットから画像形成装置Bの転写部へ搬送される。そして、給紙装置Aから搬送されたシートには転写部において可視化されたトナー像が転写され、画像形成される。転写後のシートは、定着部にて定着処理が施される。そして、定着部を通過したシートは後処理装置Cに搬送される。
後処理装置Cに搬送されたシートは処理部9によって綴じや折りなどの後処理が施されて収納部10に排出される。
〔後処理装置C〕
次に、本発明の一実施形態に係るシート後処理装置について、図1、図2及び図3に基づき説明する。
本発明の後処理装置Cは、図1に示すように画像形成装置Bと原稿読取装置Dとの間に配置され、水平方向の一端側に綴じ装置を有する処理部9を設け、他端側に後処理されたシートを収納する収納部10を配置する。すなわち、この画像形成システムにおいては、収納部10に排出されたシートを画像形成装置Bと原稿読取装置Dの間の空間に収納する、いわゆる胴内搬出機能を有している。
図2は、後処理装置Cの各機能部を示す断面模式図であり、図2に示すように後処理装置Cは、画像形成装置Bからのシートを受けて搬送する搬送部11と、搬送部11で送られたシートを処理する処理トレイ14と、処理トレイ14上のシートを整合する整合部12と、整合されたシートにステープル処理を施すグリッパー/ステープル部13と、複数のスタックトレイを有する収納部10と、1つのスタックトレイの下面側に設けられ、シートにステープル処理及び折り処理を施すサドル部(シート束折り部)15と、で構成されている。
以下に、後処理装置Cの各機能部の詳細について、図3に基づき説明する。
(搬送部11)
搬送部11には、画像形成装置Bの排紙口と連なる搬送経路20と、搬送経路20に沿ってシートを搬送する搬送ローラ対21が設けられている。そして、この搬送経路20の搬出口20cには、搬出ローラ対22が設けられており、この搬出ローラ対22は搬送経路20の下側に配置されている処理トレイ14に順次シートを搬出する。なお、搬送経路20はシートを案内する一対のガイド板20a、20bで構成されている。
なお、本実施の形態においては、搬出ローラ対22によって搬出されたシートは処理トレイ14と後に述べるスタックトレイのシート載置面又は折り処理経路との間に掛け渡された状態で載置され、所定の処理が施される。
(整合部12)
整合部12には、処理トレイ14上に搬出されたシートの一端を整合するストッパー部材31と、処理トレイ14上に搬出されたシートの上面に接触して、搬出ローラ対22から搬出されたシートをその搬出方向及びその搬出方向とは異なる方向に送るための正逆回転可能のシフトローラ30と、処理トレイ14上のシートのシート幅方向(シート搬出方向に対して直交方向)端部が当接する整合部材32(図5参照)とが設けられている。
ストッパー部材31は支軸31aを支点に回動自在に構成されており、垂直状態の整合位置と略水平状態の退避位置に移動することができる。また、シフトローラ30は、その断面を多角形に形成された支軸33aを支点に回動自在に設けられたアーム部材33の一端側に設けられ、アーム部材33の回動動作によって処理トレイ14上のシートの上面に接触する接触位置とシート上面から退避した退避位置に移動可能に構成されている。さらに、アーム部材33は、支軸33aに沿ってシート幅方向に移動自在に構成されており、このアーム部材33の移動によってシフトローラ33がシート幅方向にスライド移動する。
そして、処理トレイ14上にシート先端が搬出されるとシート後端が搬出ローラ対22を抜けきらないうちにシフトローラ30が退避位置から接触位置に移動し、さらに回転してシート後端が処理トレイ14上に排出されるまでシートを搬送する。その際、即ち、シフトローラ30がシート搬送方向に回転(正転)している間、後述するグリッパーユニット40は処理トレイ14上に積載されている先行シート又は先行シート束がつれ送りしないように先行シート又は先行シート束を挟持している。シート後端が処理トレイ14上に排出されるとシフトローラ30の回転を停止する。その後、グリッパーユニット40は前述の挟持を解除し、引き続きシフトローラ30が逆回転し、処理トレイ上14に排出されたシートを搬出方向と反対方向、すなわちストッパー部材31側の方向に送る。シフトローラ30で送られるシートは整合位置にあるストッパー部材31に突き当たり、その送り方向端部が整合される。シートの送り方向端部が整合されるとシフトローラ30の回転を停止し、シフトローラ30をシートの上面に接触させた状態で整合部材32側にスライド移動させる。このとき、シフトローラ30の外周面はウレタンゴムなどの高摩擦部材であるため、シフトローラ30のスライド移動に追従してシートも整合部材32側にスライドする。そして、シフトローラ30はシートの幅方向の一端が整合部材32に当接するまでスライド移動して停止する。これによってシートの幅方向端部が整合される。シートの整合動作が終了するとアーム部材33が上方に回動し、シフトローラ30はシートの上面から離れた退避位置に移動する。このとき、グリッパーユニット40は処理トレイ14上に積載整合されたシート又は先行シート束が移動しないように先行シート又は先行シート束を挟持する。そして、アーム部材33及びシフトローラ30は支軸33aのシート幅方向に沿って処理トレイ14の略中央の初期位置にスライド移動し、次のシートが処理トレイ14上に搬出されると同様の整合動作を実行する。
(グリッパー/ステープル部13)
次に、グリッパー/ステープル部13について説明する。図4はそのグリッパーユニット40がシート束を挟持する動作状態を示す模式図、図5はグリッパー/ステープル部の構成を示す平面図である。これらの図に示すように、グリッパー/ステープル部13は、処理トレイ14上で整合されたシート束をグリップして移動させるグリッパーユニット40と、グリッパーユニット40でステープル処理位置まで移動されたシート束を綴じるステープルユニット41とを備える。
グリッパーユニット40は、処理トレイ14上で整合されたシート束をグリップするための一対のグリップアーム44(44a、44b)を備えている。この一対のグリップアーム44は、図4に示すように、固定されてシート束の下面を支持する固定グリップアーム44aと、固定グリップアーム44a上に対向して設けられ、シート束の上面を押圧する可動グリップアーム44bとからなる。また、グリッパーユニット40はシートの送り方向(図5の矢印a)に移動自在に構成されており、シート束をグリップアーム対44で把持してステープル位置まで移動させることが可能である。なお、本実施の形態のグリッパーユニット40は、図5に示すように3つのグリップアーム対44を設け、この3つのグリップアーム対44をシート幅方向に所定間隔だけ隔てた位置に配置している。
ステープルユニット41は、ステープルヘッドとアンビルブロックが組込まれ、針状のステープルをコ字状に折り曲げてシート束に圧入し、その先端をアンビルブロックで折り曲げてシート束を綴じる。本実施の形態では、基端を互いに軸承した上下レバー部材の一方にステープルヘッドを、他方にアンビルブロックを取付け、この上下レバー部材を駆動カム部材によって離間位置から圧接位置に往復動させる構成の一般的なステープルユニットを採用している。
図5に示すように後処理装置Cの底部の基台42上には、ステープルユニット41をシート幅方向(図5の矢印b)に移動させるためのガイドレール43が設けられている。このガイドレール43は最大シートの幅よりも長く形成されており、シートの両端部を綴じることが可能となっている。
上述の構成によって、処理トレイ14上で整合されたシート束がグリッパーユニット40のグリップアーム対44で把持された後に、グリッパーユニット40はシート送り方向に移動し、シート束をステープル位置に移動させる。このとき、前述のストッパー部材31はグリッパーユニット40によるシート束の移動を妨げない退避位置に移動している。
そして、グリッパーユニット40によってステープル位置に移動したシート束は、ここでステープルユニット41によってその端部に綴じ処理が施される。なお、綴じ処理はシート束の一辺に綴じ処理を施す端綴じ処理とシートの搬送方向端部の所定の2箇所に綴じ処理を施す2箇所綴じ処理が可能であり、ステープルユニット41はガイドレール43に沿って移動し、端綴じと2箇所綴じのいずれか1つの綴じ処理を実行する。
綴じ処理が施されたシート束は、再びグリッパーユニット40のグリップアーム対44で把持される。そして、グリッパーユニット40はシート束をグリップアーム対44で把持した状態で、先のシート送り方向と異なる方向、すなわち収納部10側に移動する。これによって、シート束は収納部10側に押し出されるように移動する。シート束を収納部10に移動させるとグリッパーユニット40は、そのグリップアーム対44によるシート束の把持を解除し、ストッパー部材31とステープル位置との中間位置に移動し、次のシート束の処理まで待機する。
(収納部10、サドル部15)
次に、収納部10について図3に基づき説明する。前述の処理トレイ14の下流側の収納部10には複数のスタックトレイが配置されている。本実施例では、第1のスタックトレイ50と第2のスタックトレイ51で構成され、処理トレイ14に選択的に接続されるようになっている。
この第1のスタックトレイ50は、折りシートを積載収納するシート載置面50aを備えている。また、第2のスタックトレイ51は処理トレイ14に連なるシート載置面51aを有するトレイ部材で構成されている。
第1のスタックトレイ50の下面側には、処理トレイ14と折り処理経路60との間で部揃え集積したシート束を、綴じ処理した後折り合わせて第1のスタックトレイ50のシート載置面50aに収納するように構成されたサドルユニット(シート束折りユニット)53が設けられている。
つまり、第1のスタックトレイ50には、シート束に綴じ処理と折り処理を施すサドルユニット53からの折りシート束と、ステープルユニット41で端綴じ又は2箇所綴じが施されたシート束が収納される。また第2のスタックトレイ51には主にステープルユニット41で端綴じ又は2箇所綴じが施されたシート束を収納する。もちろん、2つのスタックトレイは、綴じや折りを施さないシート束も収納可能である。
(スタックトレイの昇降)
前記第1及び第2のスタックトレイ50、51は、処理トレイ14に連設する後処理装置Cのフレームに上下方向にそれぞれ独立に昇降自在に支持されている。
図6はそのスタックトレイを上下動させるシフト手段としての例えば昇降機構を説明するための模式図であり、図6(a)はその縦断面図、図6(b)はその部分平面図である。サドルユニット53を内蔵した第1のスタックトレイ50と、第2のスタックトレイ51は、それぞれ第1、第2の支持板71a、71bに取り付けられている。
第1の支持板71aの第1のスタックトレイ50が取り付けられる面と反対側の面には、2つのピニオン73a、73bが取り付けられている。この2つのピニオン73a、73bのそれぞれは、水平方向に間隔を隔てて配置されたラック72a、72bと歯合している。そして、ピニオン73a、73bのいずれか一方をモータ74により回転駆動することによって、ラック72a、72bに沿って支持板71aが移動し、これに伴い第1のスタックトレイ50が昇降する。
また、第2のスタックトレイ51の昇降機構も第1のスタックトレイ50と同様の構成となっている。つまり、第2のスタックトレイ51を支持する第2の支持板71bの反対面の2つのピニオン73c、73dがそれぞれ各ラック72a、73bに歯合し、ピニオン73c、73dの一方を回転駆動させることによって、第2のスタックトレイ51が昇降する。
なお、各ラック72a、72bは、収納部10内に設けられたトレイフレーム70に取り付けられている。
図7は、後処理装置Cのスタックトレイの昇降位置を説明するための図である。図7(a)では、処理トレイ14から排出されるシートを、第1のスタックトレイ50のシート搬入口60aから受け取ることができる位置に各スタックトレイ50、51が移動している。図7(b)では、処理トレイ14から排出されるシートを、第1のスタックトレイ50のシート載置面50aで受け取ることができる位置に各スタックトレイ50、51が移動している。図7(c)では、処理トレイ14から排出されるシートを、第2のスタックトレイ51のシート載置面51aで受け取ることができる位置に各スタックトレイ50、51が移動している。この昇降機構は、外部からのシート処理モード信号に基づいてこれらのスタックトレイを上下移動させる。
(第1のスタックトレイ50)
次に、第1のスタックトレイ50とサドルユニット53の構成について、詳細に説明する。
図3に示すようにサドルユニット53は、折り処理経路60と、この折り処理経路60にシート束の中央(折り目位置)を綴じ合わせる中綴じ用綴じ手段としての例えばステープルヘッドユニット61及びクリンチャユニット62とを有し、さらにこのステープルヘッドユニット61の下流側に折りブレード63と折りローラ対64が設けられている。つまり、第1のスタックトレイ50は、その上面にはシート載置面50aが樹脂などのモールド成形で構成してあり、その底部には折り処理経路60、ステープルヘッドユニット61、クリンチャユニット62、さらにシート折り手段としての例えば折りブレード63及び折りローラ対64をユニット化して内蔵する空間が形成されている。このように構成することにより内部のステープルヘッドユニット61、クリンチャユニット62、折りブレード63、折りローラ64に外部から使用者の手指が触れるのを防止している。
また、第1のスタックトレイ50は前述したように収納部10内を昇降自在に構成されている。それにより、第1のスタックトレイ50を、処理トレイ14から排出されるシートをサドルユニット53のシート搬入口60aから受け取るための位置〔図7(a)〕、及び、処理トレイ14から排出されるシートをシート載置面50aで受け取るための位置〔図7(b)〕に、シートに施す後処理に応じて移動させることができる。
また、第1のスタックトレイ50は、上述のシート折り手段(例えば折りブレード63及び折りローラ対64)により折り処理されたシート束がシート載置面50aに一定間隔毎(例えば、一定部数積載される毎)に、昇降機構により上昇してシート載置面50a上のシート束をスタックトレイの上昇を規制する突き当て部としての例えばトレイフレーム70の天板70a(図3参照)に押し付ける。このように、シート載置面50aとトレイフレーム70の天板70aとの間でシートを挟むことにより、折り処理されてシート載置面50aに積載されたシート束の折り目部分をさらに強く折り曲げ、折り目の拡散を防ぐことができる。
(中綴じ/中折り部)
次に、中綴じ/中折り部について説明する。
折り処理経路60には、搬入口60a側からステープルヘッドユニット61及びクリンチャユニット62、折り搬送ローラ対65、折りブレード(折りナイフ)63、折り搬送コロ対66が、この順に配置されている。さらに、シートを挟んで折りブレード63と対向する位置に折りローラ対64が配置されている。
なお、折り処理経路60に搬入されたシート束にステープル針を刺入するステープルヘッドユニット(ステッチャー)61は、針カートリッジに収容された針(ブランク)をコの字状に折り曲げるフォーマ部材と、この針をシートに刺入するドライバ部材と、このドライバ部材を作動するドライブカムとドライブモータで構成されている。このステープルヘッドユニット61は、シート幅方向に移動可能に支持され、シート束のシート幅方向2個所(複数個所)を綴じ合わせるように構成されている。
一方、針先を折り曲げるクリンチャユニット62は、針先を折り曲げる折り曲げ溝を有するステー部材で構成されている。特に図3に図示した装置はシート幅方向に複数の折り曲げ溝が設けられている。この複数の折り曲げ溝は予め設定された複数個所をステープルヘッドユニット61と協働して綴じ合わせるように構成され、請求項3に示すように下側搬送路に固定されている。また、請求項4に示すように、ステープルヘッドユニット61とクリンチャユニット62は各々が分離可能に構成されている。
図8aは請求項1で示す、スタックトレイ内のサドルユニットの構成を示す模式図であり、図8bは請求項2に示す搬送路を境界に後処理装置奥側に回転支点 を持ち下方向に開口した際の搬送路の状態を示している。 図8bの様に搬送路が開口すればジャム処理空間が確保し易くジャム紙の視認性と取り出し性がよい。また、搬送路がユーザ側に傾斜して傾くことから図8cの様に下側搬送路を開口するだけでシートが滑り出てくる可能性があり、ジャム処理性を向上させる。さらに、ステッチャー、クリンチャー間でのジャム紙の取り出しも簡便に行うことができる。スタックトレイ開口の支点、支軸構成としては、一般に使用されているヒンジ部材や金属軸、樹脂軸による回転補助を使うと良い。
また、折りブレード63は、シートの略中央で綴じ合わせる処理(中綴じ処理)を施されたシート束を例えば中央から冊子状に折り合わせるように(中折り)、折り搬送ローラ対65と折り搬送コロ対66との間の位置に配置されている。そして折りブレード63はシート束と直交する方向から折りローラ対64のニップ位置にシート束を挿入するように往復動自在に支持されている。
そして、中綴じされたシートは折りブレード63の往復動による突き当て及び、折りローラ64の搬送力により、処理トレイ50aに排出され、後処理が完了となる。
1 ハンドスキャナハウジング
2 入力書面
3 1次元イメージセンサ
4 ワイドレンズ
5 照明ランプ

A 給紙装置
B 画像形成装置
C シート後処理装置
D 原稿読取装置
E 原稿搬送装置
9 処理部
10 収納部
11 搬送部
12 整合部
13 グリッパー/ステープル部
14 処理トレイ
15 サドル部(シート束折り部)
20 搬送経路
20a、20b ガイド板
20c 搬出口
21 搬送ローラ対
22 搬出ローラ対
30 シフトローラ
31 ストッパー部材
31a、33a、68a 支軸
32 整合部材
33 アーム部材
40 グリッパーユニット
41 ステープルユニット
42 基台
43 ガイドレール
44 グリップアーム対
44a 固定グリップアーム
44b 可動グリップアーム
50 第1のスタックトレイ
50a、51a シート載置面
50b 排紙口
51 第2のスタックトレイ
53 サドルユニット(シート束折りユニット)
60 折り処理経路
60a シート搬入口
61 ステープルヘッドユニット
62 クリンチャユニット
63 折りブレード
64 折りローラ対
64a、64b 折りローラ
65 折り搬送ローラ対
66 折り搬送コロ対
67 排紙ストッパー
68 可動レバー部材
69 イジェクトローラ
70 トレイフレーム
70a 天板
71a 第1の支持板
71b 第2の支持板
72a、72b ラック
73a、73b、73c、73d ピニオン
80 レベルセンサ
81 ステープルユニット

Claims (4)

  1. 順次排出されてくるシートを部揃えする処理トレイと、
    上記処理トレイにおいて部揃えされたシート束を集積収納するスタックトレイと、を備えたシート後処理装置において、
    上記スタックトレイは、上下動自在、下部には開放空間を有し且つ上記処理トレイからのシート束を折り合わせるシート折り手段と、ステープル処理するためのステープル部材と、上記折り手段への搬送路を内部に備え、スタックトレイ内の上記搬送路が、下方向に開口することを特徴とするシート後処理装置。
  2. 上記折り処理経路への搬送路は、搬送路を境界にして奥側に回転支点を持ち、下方向に開口することを特徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。
  3. 上記折り処理経路への搬送路は、ステープル処理時に針を曲げるためのクリンチャ部材を開口側に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート後処理装置。
  4. クリンチャー部とステッチャー部が、各々分離し独立可能な構成を有したステープルユニットを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート後処理装置。
JP2010248469A 2010-11-05 2010-11-05 シート後処理装置 Withdrawn JP2012096919A (ja)

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