JP2012096824A - 包装用ケース及びケース組み立て用プラスチックシート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】包装用ケースCの開口を閉鎖する蓋板7の先端の差し込みフラップとサイドフラップとに、収納物品Gの収納位置を規制する成形部C1,C2を形成し、収納される物品Gの表面に両成形部を当接させてケースC内部で物品Gを直立した収納位置に保持する。
【選択図】図1
Description
このような化粧品は、その商品の販売イメージなどに沿って化粧品容器がデザインされているものが多く、化粧品容器の形態によっては、例えば図10に示されているように、包装用ケース100に入れた状態で化粧品容器101とケース内面間に空間ができ、それにより、運搬中に化粧品容器101が上下左右に動いてしまい、容器表面を傷つけて商品価値を低下させたり、化粧品容器101が傾いたままとなって容器内部で化粧品を偏らせて品質を低下させ、或いは陳列棚に化粧品容器101を傾けたまま展示して商品の見栄えを悪くしたりすることがある。
また、ケース内部に物品を固定して収納できるようにした包装用ケースとして、図11に示されるように、ケース110の正背両側板に収納する物品の輪郭に沿って複数の内方突起111を設け、これらの内方突起111でケース110に収納された物品を支持して物品が収納位置に保持されるように設けた構成のものが知られている(例えば特許文献1参照)。
また、前記図11に示された包装用ケース110は、自動製函機を利用して組み立て可能であるものの、ケース110の表面に多数の内方突起111が設けられているので、ケース110の外側から収納された物品の外観が見にくくなってしまい、物品をケース110に入れたまま陳列して展示販売するのには不向きである。
包装用ケース内部で物品が傾かないようにするため、包装用ケースに物品を入れた状態で物品の外面とケース内面間に隙間ができないように包装用ケースを形成することも可能であるが、ケース内部で物品の周囲にある程度の空間が確保されていないと、ケースに物品を収納する際にケースが物品に当たったり擦れたりして物品の表面に傷ができやすくなるため、自動包装機を利用して物品を包装することが困難となる。
そこで、本発明の包装用ケースは、蓋板の先端に連設させた差し込みフラップに成形部を設け、この成形部で物品を支持することで物品が傾くことなく収納位置に保持されるようにし、ケース内部の視認性も確保されるようにした。
これによれば、図1(A)に示されるように、包装用ケースCの天面側の蓋板の差し込みフラップに成形部C1が設けてあれば、ケースCに物品Gが傾いた状態で収納されていても、ケースの上面開口に差し込みフラップを差し込んで蓋板を被せれば、成形部C1が物品Gの上側側面に当接して物品Gを直立状態に規制せしめ、ケースC内部で物品を直立した収納位置に保持することができる。
これによれば、図1(B)に示されるように、包装用ケースCの天面側の蓋板が重なるサイドフラップと、底面側の蓋板が重なるサイドフラップとにそれぞれ成形部C2、C2が設けてあれば、両成形部C2、C2が物品の上下端部に当接して物品の両端部の位置を規制し、さらに、ケースCに物品Gが傾いた状態で収納されていても、前記蓋板の差し込みフラップに設けた成形部C1により物品Gを直立状態に規制せしめ、ケースC内部で物品を直立した収納位置に保持することができる。
これによれば、図1(C)に示されるように、包装用ケースCの側板に設けられた成形部C3と、前記蓋板の差し込みフラップに設けた成形部C1とにより、物品Gを直立状態に規制せしめ、ケースC内部で物品を直立した収納位置に保持することができる。この場合、側板に形成された成形部C3が包装用ケースC内部の視認性を低下させる虞があることから、成形部C3は、ケースCの正背及び左右の四側板のうち、包装された物品を展示する際に正面側に向ける面以外の側板、或いは視認性を低下させない位置や大きさ、形状の範囲で設けることが好ましい。
開口形状が四角形の本発明の包装用ケースは、折り曲げ罫線を挟んで正面板、左右側面板、背面板及び糊代片が連設され、前記各面板の上下両端に折り曲げ罫線を挟んでサイドフラップと蓋板が連設されてなるプラスチックシートであって、前記蓋板の先端に連設した差し込みフラップに、収納物品の収納位置を規制する成形部が形成され、且つ、前記各面板を折り曲げ罫線に沿って折り曲げ、糊代片と当該プラスチックシート端部に接着して方形筒体を形成し、当該筒体の開口をサイドフラップと蓋板を折り重ね、前記差し込みフラップを前記サイドフラップと前記面板の間に差し込んで、箱状に組み立てられるケースに用いることを特徴とするケース組み立て用プラスチックシート用いて構成することができる。
また、正面板、左右側面板又は背面板に収納物品の収納位置を規制する成形部を設けてもよい。
蓋板の差し込みフラップに設ける成形部の高さは、収納する物品の大きさや形状にもよるが、左右側面板の奥行きに対して3〜40%の割合で成形することが好ましい。成形部の高さが3%より高ければ物品を保持するのに充分な高さである。40%より低ければ差込フラップを差し込み易い。より好ましくは5〜20%の割合で成形することが好ましい。成形部の高さはサイドフラップ方向に高さを変化させてもよく、サイドフラップ近傍を低くすることでより差し込み易い形状となる。
また、差し込みフラップを差し込んだ際に接面する面板に、差し込みフラップと嵌合する内面側に突出した成形部を設けることで、差し込みフラップを抜け防止の構造とすることもできる。
サイドフラップに設ける成形部は、物品の上端又は下端の輪郭形状に対応した凹凸面形状に設けてもよい。成形部は差し込みフラップやサイドフラップの表面に複数の凸面部や湾曲面部を設けて構成されていてもよい。
プラスチックシートの肉厚は、0.1〜0.8mmに設定することができる。0.1mmより薄いとシート面板の折れ曲がりや破損を来しやすくなり、0.8mmよりも厚いと折り曲げ加工に要する圧力は大となる。耐折性や剛性などを考慮すると、0.2〜0.6mmに設定することが好ましい。
プラスチックシートに付設される折り曲げ罫線の種類は問わず、ミシン目などのスリットを断続させた罫線や凹穴状の押し罫線、V字やU字状、台形状の溝を断続又は連続させた罫線、溝内を二段溝状とした二段罫線、筋状の溝を平行に近接配置した罫線などプラスチックシートを罫線に沿って折り曲げることが可能な適宜な種類の罫線をケースの寸法やプラスチックシートの材質、剛性、厚みなどに応じて適宜に設定することができる。
図2は本発明の第1実施形態の包装用ケースを展開したプラスチックシートの構成を示している。
先ず、二つ折り状のプラスチックシートSを開いて筒形に立体化し、次いで底面側の開口に位置するサイドフラップ10、10と蓋板7を各折り曲げ罫線9に沿って内方へ折り曲げ、成形部12が設けられた側のサイドフラップ10、他側のサイドフラップ10を順次折り重ね、これに蓋板7を折り重ね、差し込みフラップ8を差し込んで底面側の開口を閉鎖する。
次いで、この底面側の開口が閉鎖されたケースCを、図4に示されるように、正面板1を下側に向けた状態で包装する物品GをケースCの内部に挿入し、これに続けて天面側の開口に位置するサイドフラップ10、10を折り曲げ罫線9に沿って折り曲げて天面側の開口に折り重ねる。
このとき、ケースC内の物品Gは、その下端部が底面側の成形部12の内側に没入する一方、その上端部は正面板1の内面に当接して物品G全体が傾いた状態で収納されるが、図4(B)に示されるように、サイドフラップ10、10を折り重ねることにより、サイドフラップ10に設けた成形部12が物品Gの上端部に当接して、当該上端部はケースCの中央側に変位する。
そして、図5に示されるように、天面側の蓋板7を折り曲げ、その先端の差し込みフラップ8をケースCの開口に差し入れて天面側の開口を閉鎖し、ケースCを密閉する。
このとき、差し込みフラップ8をケースCの開口に挿入するのに伴い、図5(B)に示されるように、当該フラップ8に設けられた成形部11が傾いた物品Gの上端部に当接し、当該上端を起こして前記サイドフラップ10の成形部12の内側に没入させ、これによりケースCの内部で物品Gが略水平に支持されることとなり、この状態からケースCを立てれば、物品Gは成形部11と成形部12、12により収納位置に保持され、ケースCの内部で物品Gを直立した状態に保持して収納することができる。
包装用ケースCの運搬中や取り扱い中に振動や衝撃が加わっても、成形部11及び成形部12、12により物品Gの位置が規制されるので、収納位置がずれたり傾いたりすることはない。
なお、図示した形態では、天面側の蓋板7に連なる差し込みフラップ8にのみ成形部10を設けたが、底面側の蓋板7に連なる差し込みフラップ8にも成形部10を設けてもよい。
天面側と底面側の開口を閉鎖する一対のサイドフラップ10、10の一側にのみ成形部12を設けたが、両方サイドフラップ10、10をそれぞれ開口の半面を閉鎖する大きさに設けるとともに両方のサイドフラップ10、10の面内に成形部12を設けてもよい。
さらに、サイドフラップ10、10に成形部12を設ける代わりに、天面側と底面側の蓋板7、7の一方又は両方に、物品Gの上下端部の位置を規制する成形部を設けてもよい。
また、図9に示されるように、蓋板7の周辺に複数の差し込みフラップ8を設け、その面内に成形部10を設けてもよい。
なお、図示したケース及びプラスチックシートSは本発明の実施形態の一例を示すものであり、本発明の包装用ケースはこれに限定されず、収納する物品の形態や包装の態様などに応じて他の適宜な形態で構成することが可能である。
Claims (6)
- プラスチックシートを折り曲げて多面筒体を形成し、当該筒体の開口を蓋板で閉鎖して箱状に組み立てられる包装用ケースにおいて、
前記蓋板の先端に連設させた差し込みフラップに、収納物品の収納位置を規制する成形部が設けられた構成を有することを特徴とする包装用ケース。 - 筒体の開口に蓋板とともに折り重ねられるサイドフラップに収納物品の端部収納位置を規制する成形部が設けられた構成を有することを特徴とする請求項1に記載の包装用ケース。
- 側板に収納物品の収納位置を規制する成形部が設けられた構成を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の包装用ケース。
- 折り曲げ罫線を挟んで正面板、左右側面板、背面板及び糊代片が連設され、前記各面板の上下両端に折り曲げ罫線を挟んでサイドフラップと蓋板が連設されてなるプラスチックシートであって、
前記蓋板の先端に連設した差し込みフラップに、収納物品の収納位置を規制する成形部が形成され、
且つ、前記各面板を折り曲げ罫線に沿って折り曲げ、糊代片と当該プラスチックシート端部に接着して方形筒体を形成し、当該筒体の開口をサイドフラップと蓋板を折り重ね、前記差し込みフラップを前記サイドフラップと前記面板の間に差し込んで、箱状に組み立てられるケースに用いることを特徴とするケース組み立て用プラスチックシート。 - サイドフラップに収納物品の端部収納位置を規制する成形部を設けた構成を有することを特徴とする請求項4に記載のケース組み立て用プラスチックシート。
- 正面板、左右側面板又は背面板に収納物品の収納位置を規制する成形部を設けた構成を有することを特徴とする請求項4又は5に記載のケース組み立て用プラスチックシート。
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