JP2012091282A - 主軸装置及び主軸装置の軸受予圧制御方法 - Google Patents

主軸装置及び主軸装置の軸受予圧制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 軸受の予圧を制御することで主軸周りの動特性のバラツキを最小限に抑えることを可能とし、更に切削力方向も加味して予圧を制御することで、切削形態に関わらず安定した切削を可能とする主軸装置を提供する。
【解決手段】 主軸2がアンギュラ玉軸受を介してハウジングに回転可能に支持され、アンギュラ玉軸受の間座に予圧が付与されて成り、間座の一部である外輪間座8を軸受円周方向に対して8等分に分割し、夫々の分割間座8a〜8hに対して付与する予圧を制御する予圧制御部を備え、予圧制御部が主軸2のコンプライアンスとクロスコンプライアンスと切削動作中の主軸2に加わる切削力方向とを求め、個々の分割間座8a〜8hの予圧を変更して主軸2の動特性を制御する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、マシニングセンタ等の工作機械において転がり軸受を備えた主軸装置に関し、詳しくは転がり軸受に加える予圧を制御する主軸装置の軸受予圧制御方法に関する。
マシニングセンタ等の工作機械では、主軸を回転可能にハウジングに支持する軸受として転がり軸受が広く使用されている。この場合、主軸が高速で回転しても安定して支持できるよう転がり軸受の間座には予圧が加えられている。このような主軸装置の中で、回転数に因らず主軸の安定した回転を可能とするために、予圧を変更できるよう構成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
一方で、主軸に工具を取り付けて回転させて切削加工やボーリング加工が行われるが、ワークの動剛性が小さい場合はびびり振動が発生してワーク加工面の仕上げ精度を悪化させたり、切削工具を損傷させる場合がある。そのため、振れ止め装置をワークに当接させて振動の発生を防止したり、主軸の回転速度を周期的に変化させて振動の発生を防止する方法が従来は採用されていた。
しかし、振れ止め装置を設ける構成は小型化に不向きであったし、回転速度を変化させるものはワークの仕上げ精度が劣化するといった問題があった。そのため、本出願人は特許文献2において、ワークの動コンプライアンスが最小(動剛性が最大)となる主軸角度を求め、その角度に工具の切り込み角度を合わせることでびびり振動を抑制し、上述したような振れ止め装置や回転速度の変化等を必要としない精度の高い加工を実施する技術を提案した。
特開2002−54631号公報 特開2010−17801号公報
しかしながら、主軸に工具を装着して切削加工やボーリング加工を行う場合、主軸の切削角度に関係なく、切削能力が低下する問題があった。これは、工具固定形態によって主軸の動特性が変化すること、更に加工中の加工方向等の変化により主軸に加わる切削力方向が変化することで、動特性が変化することが原因であった。この動特性の変化は、上記特許文献2の動コンプライアンスを求めて加工角度を決定する方式では対応できなかった。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、軸受の予圧を制御することで主軸周りの動特性のバラツキを最小限に抑えることを可能とし、更に切削力方向も加味して予圧を制御することで、工具や加工形態に関わらず安定した切削を可能とする主軸装置及び主軸装置の軸受予圧制御方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、主軸が複数の転がり軸受を介してハウジングに回転可能に支持され、前記転がり軸受の間座に予圧が付与されて成る主軸装置であって、前記間座を軸受の周方向に対して複数に分割し、分割した分割間座の夫々に対して付与する予圧を制御する予圧制御手段を備え、前記予圧制御手段は、分割した分割間座の夫々に対して付与する予圧を与えた時の主軸周りのコンプライアンス及びクロスコンプライアンス測定とその演算結果を有して、測定した動特性に基づいて個々の前記分割間座に付与する予圧を制御することを特徴とする。
この構成によれば、軸受の間座を複数に分割し、主軸の動特性を基に分割した個々の間座の予圧を決定するので、主軸周りの動特性ばらつきを小さくすることが可能となる。また、動特性のばらつきを任意の方向に制御できるので、旋削加工のように工具が固定で切削方向が一方向の場合、切削方向に合わせて動特性の高い方向を配置することも可能となる。その結果、工具や加工形態によらずワークに対するびびり振動の発生を抑制でき、精度の高い安定した加工が可能となる。
尚、コンプライアンスとは力が加えられる時に弾性的に服従する物体の能力であり、値が小さいほど剛性が高く外力に服従し難いことを示す。また、クロスコンプライアンスも同様に値が小さいほど剛性が高く外力に服従し難いことを示し、コンプライアンスが力が加えられる方向の値であるのに対し、クロスコンプライアンスは力の方向に対して直交する方向の特性である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の構成において、前記予圧制御手段は、切削動作中に前記主軸に加わる切削力方向を判断する切削力方向判断部を有し、前記予圧制御手段は、求めた切削力方向を加味して個々の前記分割間座に付与する予圧を制御することを特徴とする。
この構成によれば、主軸の動特性に加えて切削力方向も加味して予圧を決定するので、切削時に変化する主軸の動特性も改善することができ、更に安定した加工を実現できる。
請求項3の発明は、主軸が複数の転がり軸受を介してハウジングに回転可能に支持され、前記転がり軸受の間座に予圧が付与されて成り、前記間座を軸受円周方向に対して複数に分割した主軸装置において、夫々の分割間座に対して付与する予圧を制御する軸受予圧制御方法であって、前記主軸の動特性と切削動作中の前記主軸に加わる切削力方向とを求め、前記主軸の動特性及び切削力方向の情報を基に個々の前記分割間座の予圧を変更して、前記動特性を制御することを特徴とする。
この方法によれば、軸受の間座を複数に分割して分割間座の個々の予圧を、主軸の動特性と切削力方向を基に決定するので、主軸周りの動特性ばらつきを小さくすることが可能となる。また、動特性のばらつきを任意の方向に制御できるので、旋削加工のように工具が固定で切削方向が一方向の場合、切削方向に合わせて動特性の高い方向を配置することも可能となる。よって、工具や加工形態によらずワークに対するびびり振動の発生を抑制でき、精度の高い安定した加工が可能となる。
請求項4の発明は、請求項3に記載の方法において、前記動特性が、前記主軸のコンプライアンス及びクロスコンプライアンスであることを特徴とする。
この方法によれば、コンプライアンスとクロスコンプライアンスを求めて双方の値が最小となるよう分割間座の予圧を制御することができ、精度の高い安定した加工を実施できる。
本発明によれば、軸受の間座を複数に分割し、個々の間座の予圧印加方法により主軸周りのコンプライアンス分布を自由に変更できるので、切削力方向に応じて最適なコンプライアンス分布を得ることができる。その結果、工具や加工形態によらずワークに対するびびり振動の発生を抑制でき、精度の高い安定した加工が可能となる。そして、加工中は主軸の切削力方向も加味して予圧が決定されるので、更に安定した加工を実現できる。
本発明に係る主軸装置の一例を示す断面説明図である。 A部を拡大した軸受部の断面説明図である。 A部を備えた軸受全体の斜視説明図である。 B−B線断面で示す間座の断面説明図であり、外輪間座全体を示している。 主軸制御回路のブロック図である。 コンプライアンス測定の説明図である。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る主軸装置の一例を示す断面説明図である。主軸装置は、ワーク1を装着する主軸2と、複数の軸受3を介して主軸2を回転可能に支持するハウジング4とを備え、5はワーク1を主軸2に取り付けるためのチャックである。
主軸2は、複数の軸受3,3・・を介して筒状のハウジング4内に支持され、上部に設置された図示しないモータにより回転することでワーク1を回転させ、図示しない刃物台に取り付けられた工具で切削等を行う。
図2はA部を拡大した説明図であり、一対の軸受3,3を備えた軸受装置の断面説明図である。この図2に示すように、軸受3はアンギュラ玉軸受で構成され、中央の対を成す軸受3,3は、間座6を介して対称に構成されている。間座6は、内輪間座7と外輪間座8とで構成され、外輪間座8は更に中央外輪間座8A、左外輪間座8B、右外輪間座8Cとで構成されている。そして、外輪間座8には予圧供給部10が設けられている。
予圧供給部10は、ハウジング4を介して外部から圧油の供給を受けるために中央外輪間座8Aに形成された油供給路11と、左右の外輪間座8B,8Cに形成された油室12と、油室12と油供給路11とを接続するために中央外輪間座8Aに形成された油通路13とで構成され、左右の軸受3に対して圧油による予圧を印加する構成となっている。左右の油室12,12に圧油が供給されることで、左右外輪間座8B,8Cは双方のアンギュラ玉軸受3,3を押圧し、軸受3に予圧が付与される。
図3は図2に示す一対の軸受3,3の全体を示す説明図であり、図4はB−B線で示す間座6の断面を示している。特に図4では、間座6の一部である外輪間座8の全体の断面説明図を示している。この図3、図4に示すように、外輪間座8は円周方向に8等分に分割した第1〜第8分割間座8a〜8hで構成されている。分割間座8a〜8hの夫々の左右外輪間座8B,8Cに油室12が設けられ、1つの間座6に対して8箇所の独立した予圧供給部10が設けられている。尚、Mは軸受3の中心でもある主軸2の中心を示している。
図5は、主軸2を制御する主軸制御回路のブロック図を示している。先ず、加工制御を具体的に説明する。入力部20において、旋削やボーリング等の加工内容の各種設定データが入力され、パラメータ記憶部28に入力されたデータは記憶される。解釈部21は、プログラム記憶部22に記憶されたプログラムに従い、入力されたデータに基づいて切削制御等を実施する。また、関数発生部23は、位置指令を生成し、X,Z各軸のモータ制御部24へ生成したデータを送る。
X,Zの各軸のモータ制御部24(24a,24b)は、関数発生部23からの制御信号を受けて、夫々の軸を駆動するモータ25(25a,25b)を制御する。具体的にはモータ25の印加電圧を制御する。この結果、入力されたプログラムに従い主軸2が動作し、図示しないワークの切削等の加工が行われる。
次に、軸受3の予圧制御を具体的に説明する。予圧制御は予圧制御部32で実施される。予圧情報記憶部27には、8分割された分割間座8a〜8hの角度情報や、分割間座8a〜8hの個々の予圧情報が記憶される。プログラム記憶部22には、予圧を制御するための所定のプログラムが記憶される。また、パラメータ記憶部28には、後述する方法により切削前に求めたコンプライアンス及びクロスコンプライアンス等のデータが記憶される。
切削力方向判断部29は、各軸モータ25に供給されている電流情報を基に軸モータ25に加えられているトルクを求め、パラメータ記憶部28に記憶されている切削方向情報、及び求めたトルク情報を用いて、切削力方向を判断する。
予圧量決定部30は、コンプライアンス及びクロスコンプライアンス情報と、切削力方向判断部29で判定された切削力方向情報とに基づき、該当する予圧情報を予圧情報記憶部27から読み取り予圧印加部31に送り、予圧印加部31は与えられた情報に基づき個々の分割間座8a〜8hの予圧を制御する。
以下、予圧制御の流れを説明する。まず、ワーク1を主軸2に取り付けたら、切削工程に入る前に主軸2のコンプライアンス、及びクロスコンプライアンスを求める。図6は、主軸2のコンプライアンス及びクロスコンプライアンスを求める説明図を示している。
図6に示すように、主軸2のコンプライアンスの測定は、任意の1方向側面から主軸2をインパルスハンマ等で加振(図6では矢印Pで示す第1分割間座8aを加振)し、主軸2の反対側に設けられた第1センサ34により主軸2の振動を検知して実施される。
一方、クロスコンプライアンスの測定は、加振方向に対して90度の角度(第1センサ34からも90度)に配置した第2センサ35により振動を検知して実施される。
このコンプライアンス及びクロスコンプライアンスの測定は、加振角度及びセンサ角度を、第1〜第8分割間座8a〜8hの各角度に合わせて変更して実施され、計8回測定される。こうして測定したデータは、パラメータ記憶部28等に記憶される。
次に、求めたコンプライアンス及びクロスコンプライアンス情報を基に、各分割間座8a〜8hの予圧が調整される。予圧量決定部30は、コンプライアンス及びクロスコンプライアンス情報を基に、主軸2の周囲の動特性が均一化されるよう各分割間座8a〜8hに加える予圧を演算する。例えば第1分割間座8aの方向のコンプライアンスが大きい場合、第1分割間座8aに印加する予圧を大きくする。これは、例えば予圧のレベルを、圧力の低いレベル1から圧力の高いレベル5の5段階に設定した場合、第1分割間座8aの予圧をレベル5に設定し、他の第2〜第8分割間座8b〜8hの予圧をレベル1に設定する。この結果、主軸2の周囲の各方向の動特性が均一化する方向へ変化させることができ、安定した加工を実現できる。
この予圧印加状態で切削等の加工動作に入ると、次に切削力方向が加味されて予圧が制御される。切削力方向判断部29が、X,Zの各軸モータ25に流れる電流情報を入手し、この電流情報を基にトルクを求め、切削力方向を判断する。この切削力方向を加味して予圧量が決定される。
例えば、切削力方向が第2分割間座8bと第3分割間座8cの間の方向と判断されたら、予圧量決定部31は、第2分割間座8bと第3分割間座8cの双方の予圧を上げる指示を出す。但し、上述したように、既に第1分割間座8a方向に大きな予圧を印加しているため、一例として第1分割間座8aにレベル5、第2及び第3分割間座8b,8cの双方にレベル3、その他の第4〜第8分割間座8d〜8hにレベル1の圧油を印加して加工を継続させる。
切削力方向判断部29は、加工動作中は常時切削力方向を監視し、加工内容の変化等で切削力方向が変化する度にその情報を予圧量決定部30に送る。予圧量決定部30は、この切削力方向情報を基に予圧情報記憶部27から予圧情報を読み込み、各分割間座8a〜8hに印加する予圧を変更する。
このように、軸受3の間座を複数に分割し、具体的には外輪間座8を第1〜第8分割間座8a〜8hと8等分し、分割した夫々に独立して予圧を付与することで、予圧を調整して主軸周りの動特性を調整することが可能となる。そして、コンプライアンスとクロスコンプライアンスの特性を求めて、この動特性が最良且つ均一となるよう予圧を制御することで、主軸周りの動特性ばらつきを小さくすることができ、ワークに対するびびり振動の発生をし難くでき、精度の高い安定した加工を実現できる。
また、主軸2のコンプライアンス及びクロスコンプライアンス特性に加えて、切削力方向も加味して予圧を決定するので、切削時に変化する主軸2の動特性も改善することができ、更に安定した加工を実現できる。
尚、上記実施形態では、8等分した分割間座8a〜8hのうち動特性が好ましくない方向の予圧を高めて動特性を上げているが、その両側の分割間座の予圧も合わせて上げても良い。例えば、第1分割間座8aの動特性が好ましくない場合は第2分割間座8bと第8分割間座8hの予圧も合わせて上げて対応させても良い。
また、間座8を8等分しているが、分割数は任意であり、6等分しても10等分しても良い。
更には、本発明の分割間座とは、間座を等分に区分けした各々の部分が実質的に独立して予圧を変更できるように動作できるのであれば良く、例えば分割間座を弾性の高い素材で連結した構成、間座自身を分割間座間に相当する部分のみ薄肉とすることで独立した変形を容易とした構成、更に間座8の、軸受と油室12とに挟まれる部分を薄肉とすることによって予圧による変形を容易化する構成等も、実質的に間座を分割した見ることができ、本発明の主旨に含まれるものであることは言うまでもない。
また、上記実施形態では、アンギュラ玉軸受を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、円錐ころ軸受などの他のアンギュラコンタクト軸受や、深溝玉軸受などのラジアル軸受、さらにはスラスト玉軸受などのスラスト軸受等、種々の転がり軸受において適用可能である。
2・・主軸、3・・軸受(アンギュラ玉軸受)、4・・ハウジング、6・・間座、7・・内輪間座、8・・外輪間座、10・・予圧供給部、12・・油室、21・・解釈部、27・・予圧情報記憶部、26・・パラメータ記憶部、29・・切削力方向判断部、30・・予圧量決定部、31・・予圧印加部、32・・予圧制御部(予圧制御手段)。

Claims (4)

  1. 主軸が複数の転がり軸受を介してハウジングに回転可能に支持され、前記転がり軸受の間座に予圧が付与されて成る主軸装置であって、
    前記間座を軸受の周方向に対して複数に分割し、分割した分割間座の夫々に対して付与する予圧を制御する予圧制御手段を備え、
    前記予圧制御手段は、分割した分割間座の夫々に対して付与する予圧を与えた時の主軸周りのコンプライアンス及びクロスコンプライアンス測定とその演算結果を有して、測定した動特性に基づいて個々の前記分割間座に付与する予圧を制御することを特徴とする主軸装置。
  2. 前記予圧制御手段は、切削動作中に前記主軸に加わる切削力方向を判断する切削力方向判断部を有し、
    前記予圧制御手段は、求めた切削力方向を加味して個々の前記分割間座に付与する予圧を制御することを特徴とする請求項1記載の主軸装置。
  3. 主軸が複数の転がり軸受を介してハウジングに回転可能に支持され、前記転がり軸受の間座に予圧が付与されて成り、前記間座を軸受円周方向に対して複数に分割した主軸装置において、夫々の分割間座に対して付与する予圧を制御する軸受予圧制御方法であって、
    前記主軸の動特性と切削動作中の前記主軸に加わる切削力方向とを求め、前記主軸の動特性及び切削力方向の情報を基に個々の前記分割間座の予圧を変更して、前記動特性を制御することを特徴とする主軸装置の軸受予圧制御方法。
  4. 前記動特性が、前記主軸のコンプライアンス及びクロスコンプライアンスであることを特徴とする請求項3記載の主軸装置の軸受予圧制御方法。
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