JP2012090450A - ダクト - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブル収容空間内に収容されたケーブルが抜けにくいケーブルを保護するダクトを提供すること。
【解決手段】ケーブル80が収容可能なケーブル収容空間30が形成されたダクトであって、複数の単位ダクト10が連結部20を介して連結され、前記各単位ダクト10には、いずれかの一側壁(例えば上壁11)に、前記ケーブル収容空間30の長手方向に対して斜めにスリット111が形成されている。ある単位ダクト10において、スリット111は、隣り合う単位ダクト10に形成されたスリット111と連続するように形成されているとよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、ダクトに関し、さらに詳しくは、電線などのケーブルが収容可能なケーブル収容空間が形成された、ケーブルを保護するダクトに関する。
特許文献1に記載されるように、電線などのケーブルを保護するダクトであって、ケーブルの引き回しに追随させてダクト自体が屈曲するように構成されたものが知られている。特許文献1に記載のダクトは、単位ダクトが、弾性板によって連結されてなる。各単位ダクトには、ダクトの長手方向に沿う直線状のケーブル挿入部が形成されている。かかるケーブル挿入部より、ケーブルがダクト内に収容される。
特開2004−23817号公報
しかし、特許文献1に記載のダクトは、ケーブル挿入部が直線状であり、一旦ダクト内に収容されたケーブルが抜けてしまうおそれが高い。すなわち、ケーブルの引き回しに追随させて屈曲させるダクトであるため、ダクトとともに屈曲するケーブルが、その弾性力などによって直線状のケーブル挿入部から簡単に抜けてしまうという問題があった。
上記実情に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、ケーブル収容空間内に収容されたケーブルが抜けにくいケーブルを保護するダクトを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明にかかるダクトは、ケーブルが収容可能なケーブル収容空間が形成されたダクトであって、複数の単位ダクトが連結部を介して連結され、前記各単位ダクトには、いずれかの一側壁に、前記ケーブル収容空間の長手方向に対して斜めにスリットが形成されていることを要旨とする。
本発明におけるダクトでは、ケーブルをケーブル収容空間に挿入する際の入口となるスリットが、ケーブル収容空間の長手方向に対して斜めに形成されている。つまり、ケーブル収容空間内(ダクト内)に収容されたケーブルの長さ方向に対して斜めにスリットが形成されているため、一旦ケーブル収容空間内に収容されたケーブルが抜けにくい。
また、前記各単位ダクトには、隣り合う単位ダクトに形成されたスリットと連続するように前記スリットが形成されているとよい。
このように、隣り合う単位ダクトに形成されたスリット同士が連続するように構成されていれば、ケーブルを挿入する際の入口であるスリットが長手方向に連なった形状となり、ケーブルの挿入が容易となる。つまり、上記構成と併せて、ケーブル収容空間にケーブルを挿入しやすく、かつ、ケーブル収容空間からケーブルが抜けにくい構造となる。
また、前記各単位ダクトにおける前記スリットが形成された一側壁と対向する他側壁において、前記一側壁の前記スリットが形成されていない部分と対向する部分が貫通しているとよい。
このように、各単位ダクトの他側壁において、スリットが形成されていない部分と対向する部分が貫通していれば、ダクトが単純な上下型によって成形可能な形状、すなわちいわゆるアンダーカット部の無い形状となり、金型加工や成形が容易となる。また、アンダーカット部が無いため、連続成形も可能となる。
本発明にかかるダクトによれば、ケーブルをケーブル収容空間に挿入する際の入口となるスリットが、ケーブル収容空間の長手方向に対して斜めに形成されているため、一旦ケーブル収容空間に収容されたケーブルが抜けにくくなる。
本発明の一実施形態にかかるダクトを上方から見た外観斜視図である。 本発明の一実施形態にかかるダクトを下方から見た外観斜視図である。 本発明の一実施形態にかかるダクトにケーブルが収容された状態を示した外観斜視図である。 本発明の一実施形態にかかるダクトの断面図(図1におけるA−A線断面図)である。 図1から図4に示したダクトを成形する金型の概略を示した斜視図である。 図1から図4に示したダクトを成形する金型の概略を示した断面図である。 図1から図4に示したダクトを幅方向に連結した状態を示す外観斜視図である。 図1から図4に示したダクトを幅方向に連結した状態を示す断面図(図7におけるB−B線断面図)である。 スリットが幅方向外側に形成されたダクトの外観斜視図である(第一の変形例)。 各単位ダクトにおける左壁および右壁が台形状に形成されたダクトの外観斜視図である(第二の変形例)。
以下、本発明の実施形態にかかるダクト1について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明において、長手方向とはケーブル収容空間30(ダクト1)の長手方向をいい、幅方向とは長手方向に直交する方向であって、図4における左右方向をいう。また、上下左右方向とは、図4における上下左右方向をいうものとする。
図1から図4に示す本発明の一実施形態にかかるダクト1は、内側にケーブル80が収容されるケーブル収容空間30が形成され、ケーブル収容空間30に収容されたケーブル80を保護する。また、ケーブル収容空間30に収容されたケーブル80を束ねる機能も有する。なお、収容されるケーブルの種類は問わない。信号線や電力供給線などの電線や、光ケーブル等、種々のケーブル80が収容できる。かかるダクト1は、単位ダクト10と、これら単位ダクト10を連結する連結部20とを備える。各単位ダクト10は、断面略四角形状に形成された部材である。詳しくは、上壁11と、上壁11と対向する下壁12と、上壁11および下壁12と直交する左壁13と、左壁13と対向する(上壁11および下壁12と直交する)右壁14とから構成される側壁を有する。これら側壁よって囲まれた内部は空洞であり、図3に示すように、この空洞内にケーブル80が収容される。つまり、かかる空洞がケーブル収容空間30となる。連結部20は、隣り合う単位ダクト10同士を繋ぐ部分である。本実施形態では、各単位ダクト10の下端(下壁12)同士が連結部20によって連結されている。
単位ダクト10の一側壁である上壁11には、ケーブル80を挿入する際の入口となるスリット111が形成されている。各単位ダクト10において、スリット111は、長手方向に対して所定の角度傾斜して形成されている。また、各単位ダクト10において、スリット111は、隣り合う単位ダクト10に形成されたスリット111と連続するように形成されている。具体的には、ある単位ダクト10に形成されたスリット111の一方側の端部が、一方側に隣り合う単位ダクト10に形成されたスリット111の他方側の端部と連続するように構成され、当該ある単位ダクト10に形成されたスリット111の他方側の端部が、他方側に隣り合う単位ダクト10に形成されたスリット111の一方側の端部と連続するように構成されている。
つまり、本実施形態において、単位ダクト10のスリット111は、長手方向に一つおきに同じ形状となる。図1における矢印Xの方向で考えると、[2a]番目(aは0を含む自然数)の単位ダクト10では、右壁14側から左壁13側にかけて傾斜したスリット111が形成され、[2a+1]番目(aは0を含む自然数)の単位ダクト10では、左壁13側から右壁14側にかけて傾斜したスリット111が形成される。[2a]番目に形成されたスリット111の長手方向に対する傾斜角度がθ度であるとすれば、[2a+1]番目に形成されたスリット111の長手方向に対する傾斜角度は−θ度となる。したがって、ダクト1全体で見ると、略「V」字形状が長手方向に連なったような形状のスリット111がダクト1上面に形成されていることとなる。
また、スリット111はケーブル80を挿入する際の入口となるため、上壁11におけるスリット111が形成されていない部分は弾性変形しやすい(撓みやすい)厚みに設定されている(以下、当該部分を入口壁部112と称することもある)。具体的には、ケーブル80を上壁11に押しつけると、左壁13および右壁14の上端を支点として入口壁部112が下方に弾性変形し、スリット111の幅が広がるようになっている。したがって、スリット111が斜めに形成されていても、ケーブル収容空間30内にケーブル80を容易に収容することができる。
また、入口壁部112全体ではなく、入口壁部112におけるスリット111の周辺部分のみを薄くし、当該周辺部分のみを弾性変形しやすくした構成としてもよい。このようにすれば、入口壁部112(上壁11)全体の機械的強度が著しく低下することを抑制しつつ、ケーブル収容空間30内へのケーブル80の収容しやすさを担保することができる。
なお、スリット111の幅は、このような入口壁部112の弾性変形しやすさを考慮しつつ、ケーブル収容空間30内に収容するケーブル80の径などに応じて適宜設定すればよい。
一方、このような形状のスリット111が形成された上壁11と対向する下壁12(他側壁)は、上壁11におけるスリット111が形成されていない部分(入口壁部112)と対向する部分が貫通している(以下、当該部分を貫通部121と称することもある)。つまり、入口壁部112と貫通部121は平面形状が同じであり、上下方向から見ると両者は重なる。また、スリット111と対向する部分(下壁12における貫通部121を除く部分)は、単位ダクト10の一方側の下端部と他方側の下端部を橋渡しするように繋ぐ(以下、当該部分を架橋部122と称することもある)。つまり、スリット111と架橋部122は平面形状が同じであり、上下方向から見ると両者は重なる。すなわち、各単位ダクト10において、上壁11と下壁12は、壁が存在しない空ろである部分が逆になった形状となっている。
下壁12をこのような形状とすることにより、ダクト1は単純な上下型(ルーズコアやスライドコアを使用する必要がないもの)で成形可能ないわゆるアンダーカット部の無い形状となる。図5および図6は、ダクト1を成形する成形用金型90(上型91および下型92)の概略を一つの単位ダクト10について示したものである(なお、後述する接続凸部41や接続凹部42を成形する形状は図5および図6に現れていない)。上壁11にスリット111を形成するためには、単純に上下方向にスライドする上型91と下型92との間に入口壁部112を形成するキャビティが構築されなければならない。仮に、下壁12に上記貫通部121が形成されていないとすれば、金型90のスライド方向(上下方向)から見て、下壁12が上壁11における入口壁部112に重なるから、単純な上下型によって入口壁部112を形成するキャビティを構築することができない。これに対し本実施形態では、下壁12に入口壁部112と平面形状が同じである貫通部121が形成されているから、単純な上下型によって入口壁部112を形成するキャビティを構築することができる。具体的には、下型92に形成される平面形状が貫通部121と同じである断面三角形状の突起部921によって、入口壁部112を形成するキャビティを構築することができる。
このように、ダクト1を単純な上下型で成形可能な形状とするためには、金型90のスライド方向から見て、下壁12が上壁11における入口壁部112に重ならないようにすればよい。換言すれば、下壁12における貫通部121が、金型のスライド方向から見て上壁11における入口壁部112と重なるような大きさであればよい。したがって、上記架橋部122を形成せず、下壁12の全部が貫通した形状であってもよい。このようにすれば、架橋部122を形成する場合よりも材料コストが抑えられる。ただし、架橋部122は、ダクト1の機械的強度の確保に資する。すなわち、架橋部122は、上下方向から見てスリット111に重なるように形成されているため、スリット111が形成されたことによるダクト1の機械的強度の低下を抑える働きがある。
各単位ダクト10同士を長手方向に繋ぐ連結部20は、下壁12(架橋部122)がそのまま長手方向に延びたような形状を有する。連結部20の下面中央には、幅方向に延びる断面三角形状の切り欠き21が形成されている。この切り欠き21によって連結部20の中央部分が薄くなっているから、単位ダクト10同士の間が容易に屈曲する。特に、下方には容易に屈曲する。つまり、本実施形態にかかるダクト1は、屈曲性に優れ、ケーブル80の引き回しに応じて容易に追随させることが可能である。
また、ダクト1の左壁13および右壁14の外面には、ダクト1を幅方向に連結するための並列接続構造が構築されている。この並列接続構造により、使用用途に応じてダクト1を幅方向に連結した状態とすることができる。並列接続構造を構成する接続凸部41と接続凹部42は、左壁13および右壁14の外面の下端部に形成されている。本実施形態では、ダクト1の長手方向に沿って接続凸部41と接続凹部42が交互に形成されている。接続凸部41は、左壁13あるいは右壁14の外面から幅方向外側に突出した部分である。その断面は、略「L」字型に形成されている。接続凹部42は、左壁13あるいは右壁14の一部が凹状に切り欠かれた窪みである。図7および図8に示すように、接続凸部41が接続凹部42を通じて左壁13あるいは右壁14に引っ掛けられるようにして係合されることにより、ダクト1が幅方向に連結される。
この並列接続構造はあくまで一例である。例えば、ダクト1の左壁13(右壁14)に接続凸部41を、ダクト1の右壁14(左壁13)に接続凹部42を形成した構成としても、ダクト1を幅方向に連結することができる。また、並列接続構造を構成する構造物(凸部や凹部)の形状等は、適宜変更可能である。ただし、並列接続構造を構成する構造物は、ダクト1が単純な上下型で成形可能ないわゆるアンダーカット部の無い形状とすべきである。上述した本実施形態における接続凸部41および接続凹部42は、幅方向に突出した部分が無いから、この条件を満たしている。
以上説明した本実施形態にかかるダクト1によれば、次のような作用効果が奏される。本実施形態では、ケーブル80をケーブル収容空間30に挿入する際の入口となるスリット111が、ケーブル収容空間30の長手方向に対して斜めに形成されている。つまり、ケーブル収容空間30内に収容されたケーブル80の長さ方向に対して斜めにスリット111が形成されているため、一旦ケーブル収容空間30内に収容されたケーブル80が抜けにくい。
また、本実施形態では、隣り合う単位ダクト10に形成されたスリット111同士が連続するように形成されている。詳しくは、略「V」字形状が長手方向に連なったような上方視形状に形成されている。このように、ケーブル80を挿入する際の入口であるスリット111が長手方向に連なった形状であるため、ケーブル80の挿入が容易である。
このように本実施形態にかかるダクト1は、ケーブル収容空間30にケーブル80を挿入しやすく、かつ、ケーブル収容空間30からケーブル80が抜けにくい特性をもつ。
また、各単位ダクト10の下壁12において、上壁11におけるスリット111が形成されていない部分である入口壁部112と対向する部分が貫通して(貫通部121が形成されて)いれば、ダクト1が単純な上下型によって成形可能な形状(いわゆるアンダーカット部の無い形状)となり、金型加工や成形が容易である。また、アンダーカット部が無いため、連続成形も可能である。
また、ダクト1の左壁13や右壁14に構築された並列接続構造(接続凸部41、接続凹部42)により、ダクト1を幅方向に連結することができる。したがって、例えばケーブルごとあるいはケーブルの種類ごとに分けて収容するなど、目的、用途に応じた使用に対応可能である。
さらに、ダクト1は、単位ダクト10が連結部20を介して長手方向に連結された構成であるから、連結部20を切断することによって目的、用途に応じた任意の長さに調節することが可能である。
以下、上記本発明の一実施形態にかかるダクト1の変形例について説明する。なお、以下の変形例の説明において、上記実施形態にかかるダクト1と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図9に示した第一の変形例にかかるダクト2は、単位ダクトの構成が、上記実施形態にかかるダクト1と異なる。詳しくは、単位ダクトにおけるスリットの形成位置が異なる。ダクト2の単位ダクト50は、上記実施形態と同様に、上壁51と、上壁51と対向する下壁52と、上壁51および下壁52と直交する左壁53と、左壁53と対向する(上壁51および下壁52と直交する)右壁54とから構成される側壁を有する。ケーブル80を挿入する際の入口となるスリット541は、長手方向に対して斜めになるように右壁54(一側壁)に形成されている。
各単位ダクト50において、スリット541が隣り合う単位ダクト50に形成されたスリット541と連続するように形成されている点は、上記実施形態と同様である。つまり、本変形例において、単位ダクト50のスリット541は、長手方向に一つおきに同じ形状となる。図9における矢印Yの方向で考えると、[2a]番目(aは0を含む自然数)の単位ダクト50では、下壁52側から上壁51側にかけて傾斜したスリット541が形成され、[2a+1]番目(aは0を含む自然数)の単位ダクト50では、上壁51側から下壁52側にかけて傾斜したスリット541が形成される。[2a]番目に形成されたスリット541の長手方向に対する傾斜角度がθ度であるとすれば、[2a+1]番目に形成されたスリット541の長手方向に対する傾斜角度は−θ度となる。したがって、ダクト2全体で見ると、略「V」字形状が長手方向に連なったような形状のスリット541がダクト2右面に形成されていることとなる。
一方、このような形状のスリット541が形成された右壁54と対向する左壁53(他側壁)は、右壁54におけるスリット541が形成されていない部分(入口壁部542)と対向する部分が貫通(貫通部531)している。つまり、入口壁部542と貫通部531は平面形状が同じであり、幅方向から見ると両者は重なる。また、スリット541と対向する部分(左壁53における貫通部531を除く部分)は、単位ダクト50の一方側の下端部と他方側の上端部を橋渡しするように繋ぐ(架橋部532)。つまり、スリット541と架橋部532は平面形状が同じであり、幅方向から見ると両者は重なる。すなわち、各単位ダクト50において、左壁53と右壁54は、壁が存在しない空ろである部分が逆になった形状となっている。
この第一の変形例にかかるダクト2によれば、ケーブル80をダクト2の側方(幅方向)から収容することが可能となる。例えば、装置の設計上、ダクトの上方からケーブル80を出し入れすることが困難であるような場合に有効である。また、上記実施形態にかかるダクト1と同様に、ケーブル収容空間30にケーブル80を挿入しやすく、かつ、ケーブル収容空間30からケーブル80が抜けにくいという作用効果が奏される。なお、ケーブル収容空間30内にケーブル80を収容することを容易にするため、上記実施形態と同様に、右壁54における入口壁部542全体もしくは入口壁部542におけるスリット541の周辺部分は弾性変形しやすい(撓みやすい)厚みに設定されているとよい。
次に、第二の変形例にかかるダクト3について説明する。図10に示した第二の変形例にかかるダクト3は、単位ダクト60の側壁の形状が、上記実施形態にかかるダクト1と異なる。ダクト3の単位ダクト60は、上記実施形態と同様に、上壁61と、上壁61と対向する下壁62と、上壁61および下壁62と直交する左壁63と、左壁63と対向する(上壁61および下壁62と直交する)右壁64とから構成される側壁を有する。このうち、左壁63および右壁64は、その側方(幅方向)から見た形状が台形状に形成されている。詳しくは、連結部20が形成されたダクト3下側から、ダクト3上側にかけて長手方向の大きさが小さくなるような台形状に形成されている。なお、左壁63および右壁64がこのような台形状に形成されていることに伴い、上記実施形態と比べて上壁61は小さくなる。
このような構成とすることにより、ダクトを上方に大きく屈曲させることができる。つまり、ダクトを上方に屈曲させる場合、隣り合う単位ダクトの左壁同士あるいは右壁同士が接触するとそれ以上屈曲させることができないが、第二の変形例にかかるダクト3では、左壁63および右壁64が台形状に形成されている分、ダクト3を上方に大きく屈曲させることができる。したがって、台形の傾斜した辺の傾斜角度は、屈曲させたい範囲に応じて設定すればよい。すなわち、屈曲可能な範囲を大きくしたい場合には、ダクト3のケーブル保護機能などが著しく低下しない範囲で、傾斜角度を大きくすればよい。
なお、上記実施形態では、連結部20の下面中央には幅方向に延びる断面三角形状の切り欠き21が形成されていることを説明したが、本変形例の場合、連結部20の上面に切り欠きを形成してもよい(上面のみあるいは上面と下面の両方に形成してもよい)。つまり、上記のように左壁63および右壁64を台形状に形成することと併せて、連結部20の上面に切り欠きを形成することによって、ダクトを上方に容易に屈曲させることができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
上記実施形態にかかるダクト1では、スリット111が上壁11に形成されていることを説明したが、下壁12に形成された構成としてもよい。その場合、上壁11に貫通部121を形成し、アンダーカット部の無い形状とすればよい。すなわち、上記実施形態における上壁11と下壁12の形状を逆にした構成としてもよい。これと同様に、上記第一の変形例にかかるダクト2において、スリット541が形成された右壁54と左壁53の形状を逆にしてもよい。
1 ダクト
10 単位ダクト
11 上壁
111 スリット
12 下壁
121 貫通部
122 架橋部
13 左壁
14 右壁
20 連結部
21 切り欠き
30 ケーブル収容空間

Claims (3)

  1. ケーブルが収容可能なケーブル収容空間が形成されたダクトであって、
    複数の単位ダクトが連結部を介して連結され、
    前記各単位ダクトには、いずれかの一側壁に、前記ケーブル収容空間の長手方向に対して斜めにスリットが形成されていることを特徴とするダクト。
  2. 前記各単位ダクトには、隣り合う単位ダクトに形成されたスリットと連続するように前記スリットが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のダクト。
  3. 前記各単位ダクトにおける前記スリットが形成された一側壁と対向する他側壁において、前記一側壁の前記スリットが形成されていない部分と対向する部分が、前記ケーブル収容空間に貫通していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のダクト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017094210A (ja) * 2017-02-20 2017-06-01 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

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