JP2012087700A - 負圧ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】シール材の調達コストが削減でき、シール材の取付コストが低減できる負圧ポンプを提供することを課題とする。
【解決手段】基盤となるボディ部40に吸気通路113を設け、ボディ部40の側面にポンプ部90を取付け、このポンプ部90をカバー体80で覆い、このカバー体80をボディ部40の側面に取付け、吸気が吸気通路113を介してポンプ部90に吸い込まれ、このポンプ部90からの排気がボディ部40に設けた複数のチャンバー54を介して排出されるようにした負圧ポンプ10であって、吸気通路113とポンプ部90との接続部におけるシールと、ボディ部40とカバー体80との間のシールは、ボディ部40の側面とポンプ部90との間に挟めた1枚のシートパッキン60により一括して行うようにした。
【効果】排気がチャンバーで膨張するので、膨張による排気の減音効果が得られる。
【選択図】図3

Description

本発明は、負圧ポンプ、例えば車両に備えられる負圧ブースタの負圧室内を負圧にする負圧ポンプに関する。
この種の負圧ポンプとして、各種の技術が提案されている(例えば、特許文献1(図1)参照。)。
特許文献1の負圧ポンプでは、支持体とポンプ部との間はシール材でシールされ、支持体とボディ部との間はシール材でシールされる。また、ポンプ部とボディ部との間はシール材でシールされる。さらに、ボディ部とカバー体との間はシール材でシールされる。
ポンプ部が作動すると、ボディ部の流入口から流体が吸入される。吸入された流体は、複数の吸入通路及びポンプ部を通り、排出口から排出される。吸入通路とポンプ部との間の隙間や、ボディ部とカバー体との間の隙間などに流体が侵入するが、シール材のシール作用によって流体の漏れが防げる。
ところで、負圧ポンプには製品コストの低減が求められる。
しかし、特許文献1記載の負圧ポンプは、多くのシール材を必要とするため、シール材の調達コストが嵩む上、組立工程において、多くのシール材を支持体などに取付ける必要があり、取付けコストも嵩む。
特開2010−101322公報
本発明は、シール材の調達コストが削減でき、シール材の取付コストが低減できる負圧ポンプを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、基盤となるボディ部に吸気通路を設け、前記ボディ部の側面にポンプ部を取付け、このポンプ部をカバー体で覆い、このカバー体を前記ボディ部の側面に取付け、吸気が前記吸気通路を介して前記ポンプ部に吸い込まれ、このポンプ部からの排気が前記ボディ部に設けた複数のチャンバーを介して排出されるようにした負圧ポンプであって、
前記吸気通路と前記ポンプ部との接続部におけるシールと、前記ボディ部と前記カバー体との間のシールは、前記ボディ部の側面と前記ポンプ部との間に挟めた1枚のシートパッキンにより一括して行うようにしたことを特徴とする。
請求項2に係る発明では、複数のチャンバーは、ボディ部の側面に開口するように設けられ、開口がシートパッキンで塞がれており、このシートパッキンにポンプ部からの排気を複数のチャンバーの1つ又は一部に流す通孔が設けられ、複数のチャンバーが連通溝で連通されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、シートパッキンは、芯材としての金属板と、この金属板の上下面に被せた弾性材とからなることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、1枚のシートパッキンで、吸気通路とポンプ部との接続部におけるシールと、ボディ部とカバー体との間のシールを一括して行うようにした。
従来複数個使用されていたシール材を、本発明では1枚のシートパッキンにまとめたので、シール材の調達コストが削減でき、シール材の取付コストを削減することができる。
請求項2に係る発明では、複数のチャンバーの開口をシートパッキンで塞ぎ、このシートパッキンに、ポンプ部からの排気を複数のチャンバーの1つ又は一部に流す通孔を設け、複数のチャンバーを連通溝で連通させるようにした。
シートパッキンで開口が塞がれたチャンバーは、排気の膨張室として機能する。すなわち、排気が通孔で絞られ、チャンバーで膨張するので、膨張による排気の減音効果が得られる。
加えて、複数のチャンバーを連通溝で連通させたので、通孔で絞られた排気をチャンバーで膨張させた後、連通溝を通して絞り、再び次のチャンバーで膨張させることができる。結果、排気音を一層低減することができる。
請求項3に係る発明では、シートパッキンを、芯材としての金属板と、この金属板の上下面に被せた弾性材とで、構成するようにした。
本発明のシートパッキンは不可避的に大径になる。金属板を芯にすることで、パッキンの剛性を確保し、組付作業時に発生しがちなパッキンの変形や破損を防止することができる。
本発明に係る負圧ポンプの分解斜視図である。 ポンプ部の分解斜視図である。 負圧ポンプの要部断面図である。 図3の4−4線断面図である。 図3の5−5線断面図である。 シートパッキンの断面図である。 接続管からポンプ部までの吸気の流れを説明する図である。 ポンプ部から排気口までの排気の流れを説明する図である。 複数のチャンバーの作用を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。本発明の負圧ポンプは、車両用負圧ブースタ用に好適であるが、用途は任意である。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、負圧ポンプ10は、吸入ポート23を上部に有するボディ部40と、このボディ部40の一方の側面に複数(この例では2本)のビス24で取付けられ、モータ軸26がインボリュートスプライン軸であるモータ27と、ボディ部40の他方の側面に設けられている複数(この例では4個)の雌ねじ穴28に長いボルト29をねじ込むことで取付けられるポンプ部90と、吸入ポート23にフィルタ部材31を介して接続される接続管70と、ポンプ部90とボディ部40との間に挟まれる平板状のシートパッキン60と、ポンプ部90を覆うと共に、ボディ部40の他方の側面に設けられている複数(この例では4個)の雌ねじ穴32にビス33をねじ込むことで取付けられるカバー体80とからなる。
モータ27の側部に、モータ27へ給電する中間コネクタ34が設けられる。
ボディ部40は、モータ27をマウントするため及び車両に接続するための基盤であるため、厚くて剛性に富む、例えば鋳物などの金属製とすることが望まれる。ボディ部40の底面に、車両側のブラケットに取付けられる一対の固定部41が下方に突出して設けられる。ボディ部40の中心部にモータ軸26が挿入される軸穴42が設けられる。
ボディ部40のうちポンプ部90が取付けられる側面を、ポンプ取付け側面43と呼ぶことにする。ポンプ取付け面43は、シートパッキン60のシール面であって、軸穴42を囲うようにして設けられる第1シール面44と、ボディ部40の外縁側に設けられる第2シール面46とからなる。第1シール面44と第2シール面46とは同一平面上にある。
第1シール面44の上部の2箇所及び下部の2箇所に、雌ねじ穴28が配置される。第2シール面46の上部の2箇所及び下部の2箇所に、雌ねじ穴32が配置される。また、第1シール面44には、軸穴42の上方から下方にかけて、軸穴42を中心とする半円形の吸気溝47が設けられる。
第1シール面44と第2シール面46との間に、ボディ部40の外周に沿って複数(実施例では4室)のチャンバー51〜54が設けられる。複数のチャンバー51〜54は、第1シール面44と第2シール面46との間に形成される凹みである。複数のチャンバー51〜54は、軸穴42の上方に配置される第1チャンバー51と、軸穴42の一側に配置される第2チャンバー52と、軸穴42の他側に配置される第3チャンバー53と、軸穴42の下方に配置される第4チャンバー54とからなる。
シートパッキン60は、中心部にモータ軸26が挿入される挿入穴61を有し、ボディ部40の雌ねじ部28、32に対応するボルト穴62、63を有する。また、シートパッキン60は、吸気溝47の両端に対応する位置に吸気用通孔65、66を有する。さらに、シートパッキン60は、第1チャンバー51の中央部に対応する位置に一対の排気用通孔67、67を有し、第4チャンバー54の下部中央に対応する位置に排気用通孔68を有する。
複数のボルト29をボルト穴62に通し、雌ねじ穴28にねじ込むことで、シートパッキン60がポンプ部90と第1シール面44との間に挟まれ、ポンプ部90と第1シール面44との間がシールされる。また、複数のビス33をボルト穴63に通し、雌ねじ部32にねじ込むことで、シートパッキン60がカバー体80と第2シール面46との間に挟まれ、カバー体80と第2シール面46との間がシールされる。
接続管70は、ボディ部40の上面に設けられている複数(この例では2個)の雌ねじ穴71にビス72をねじ込むことで締結される締結部73と、この締結部73から上方に突出する基部75と、この基部75からモータ軸26の軸方向77に延びるホース差込部76とを主要素とし、Oリングなどのシール材78を介して吸入ポート23に接続される。
カバー体80は、有底円筒であり、ポンプ取付け側面43に対向する底部81と、この底部81からポンプ取付け側面43に向けて延びる筒部82と、この筒部82の端部に鍔状に形成されるフランジ部83とからなる。
図2はポンプ部の分解斜視図であり、ポンプ部90は、非円断面のロータ室91及び複数(この例では4個)のボルト穴92が設けられるケース93と、複数のベーン溝95が放射状に設けられ、中心にインボリュートスプライン穴96が設けられ、非円断面のロータ室91に回転自在に収納されるロータ97と、複数のベーン溝95に各々移動自在に収納されるベーン98と、複数(この例では4個)のボルト穴101及び上下2個の吸気孔102、103を有する吸気プレート104と、複数(この例では4個)のボルト穴106及び上下2個の排気孔107、108を有する排気プレート111と、ボルト穴106、92、101に通される複数(この例では4本)のボルト29とからなる。
負圧ポンプの各部の構成を図3〜図6に基づいて、さらに詳細に説明する。
図3は、図2及び図1に基づいて組立てられた負圧ポンプ10の要部断面図である。
図3に示されるように、軸穴42に転がり軸受112が設けられており、この軸受112にモータ軸26が支持される。モータ軸26は、シートパッキン60の挿入穴61に挿入され、ロータ97のインボリュートスプライン穴96に嵌り、先端が排気プレート111の近傍まで達する。
シートパッキン60は、第1シール面44のうち軸穴42を囲う面と、吸気プレート104の表面との間に挟まれることで、軸穴42とカバー体80内との間をシールする。結果、カバー体80内の排気が軸受112やモータ軸26に漏れることを防ぐことができる。
また、シートパッキン60は、吸気プレート104と第1シール面44との間に挟まれることで、吸気用通孔(図1、符号65、66)と対応する部分を除いて吸気溝47の開口を塞ぐ。吸気溝47の開口をシートパッキン60で塞ぐことで、吸気通路113が形成される。結果、接続管70、吸入ポート23、吸気通路113、吸気用通孔(図1、符号65、66)及び吸気孔(図2、符号102、103)からなる吸気経路が形成される。
さらに、シートパッキン60は、カバー体80のフランジ部83とボディ部40の第2シール面46との間に挟まれ、フランジ部83と第2シール面46との間をシールする。結果、カバー体80内の気密性が確保される。
ボディ部40の底に排気口120が設けられる。
排気口120は、排気穴121に外から栓部材122を嵌め、排気穴121の内周面と栓部材122の外周面との間に複数の排気通路123を形成してなる。
第4チャンバー54と排気口120とは、排出通路124によって連通される。すなわち、排出通路124は、第4チャンバー54の内壁に開口し、この開口部から下方に延びて排気穴121の天井面に開口する。
次に、複数のチャンバーの構成を図4に基づいて説明する。
図4に示されるように、排気口120は一対の固定部41、41の間に設けられる。
複数のチャンバー51〜54は、各々、モータ軸26を中心とする円の周方向に沿うように略扇形状に形成されており、ポンプ部(図1、符号90)側に開口する。
第1チャンバー51の下部には、第1チャンバー51の両端から中央に行くに従って高くなる一対の斜面126、126が形成される。
第1シール面44において、複数の雌ねじ穴28の各々の周りには、シートパッキン(図1、符号60)がボルト(図1、符号29)で締付けられる複数(この例では4個)の締付面127が形成される。複数の締付面127は、第1シール面44の外縁からモータ軸26の軸直角方向に延びるように形成されており、先端が第2シール面46の近傍に達する。複数の締付面127によって、チャンバー51〜54の各々は仕切られる。
複数の締付面127と第2シール面46との間に、チャンバー51〜54の深さよりも小さい高さの複数のリブ128が設けられる。このような低いリブ128を形成することで、締付面127と第2シール面46との間に、チャンバー51〜54を連通する複数の連通溝131が形成される。複数の連通溝131の幅W1は、チャンバーの幅W2よりも格段に小さい寸法に設定される。
図5は、図4の構造にシートパッキンを付けた形態を示す図である。
図5に示されるように、複数のチャンバー51〜54及び複数の連通溝131の各々の開口は、シートパッキン60で全体が塞がれる。
シートパッキン60の排気用通孔67、67は、斜面126、126が交わる交差部132の両側に配置される。また、排気用通孔68は、第4チャンバー54の最も低い位置に配置される。排気用通孔67、68の直径dは、チャンバーの幅(図4、符号W2)により格段に小さい。
この結果、第1チャンバー51及び第4チャンバー54は、直径dの細い排気用通孔67、68によって、カバー体(図3、符号80)内と連通する。排気孔(図2、符号107、108)からの排気は、排気用通孔67、68で絞られて第1チャンバー51及び第4チャンバー54に流れる。また、排気用通孔67、67からの排気は、斜面126、126の傾斜に沿って連通溝131、131に導かれるので、排気の流れが円滑になる。
なお、カバー体(図3、符号80)内に水が万一存在しても、最も低い位置にある排気用通孔68と第4チャンバー54により、水を排気口(図3、符号120)に導き、容易に抜くことができる。また、排気用通孔の個数・位置は任意であり、例えば、第2チャンバー52、第3チャンバー53に排気用通孔を設けてもよい。
図6に示されるように、シートパッキン60は、剛性を確保する上で、芯材としての金属板133と、この金属板133の上下面に被せた弾性材134、134とで構成することが好ましく、例えば、鋼板の上下面にEPDM(エチレンプロピレンゴム)を接着した積層体で構成することができる。
以上に述べた負圧ポンプの作用を次に述べる。
図7に示されるように、モータ(図1、符号27)が作動すると、ポンプ部90の吸引作用により、外気が接続管70内に吸入される。この吸気は、フィルタ部材31を通過して吸入ポート23に吸入される(矢印(1))。
吸入ポート23に入った吸気は、吸気用通孔65及び吸気孔102からポンプ部90に入り、加圧されて排気孔107から排出される(矢印(2))、又は、吸気通路113を通って吸気用通孔66及び吸気孔103からポンプ部90に入り、加圧されて排気孔108から排出される(矢印(3))。上下の排気孔107、108から排出された排気は、カバー体80内に流入する。
矢印(2)、(3)において、吸気がボディ部40から吸気孔102、103に流れる際、シートパッキン60のシール作用によって、吸気が吸気プレート104とボディ部40との間の隙間からカバー体80内へ漏れる心配はない。
図8に示されるように、カバー体80内において、排気は2つの排気経路のうち、いずれかの経路で排気口120へ導かれる。一方の経路では、排気はポンプ部90の上部とカバー体80との間の隙間を流れた後、シートパッキン60の排気用通孔67を介して第1チャンバー51に流入する(矢印(4))。第1チャンバー51に流入した排気は連通溝131を介して第2チャンバー52又は第3チャンバー53に移る(矢印(5))。
第2チャンバー52又は第3チャンバー53に流入した排気は、連通溝131を介して第4チャンバー54に移る(矢印(6))。第4チャンバー54に流入した排気は、排出通路124を通って栓部材122に達すると、栓部材122を回避するようにして、排気通路123から大気中に放出される(矢印(7))。
他方の排気経路では、排気は、ポンプ部90の下面とカバー体80との間の隙間を流れ(矢印(8))、排気用通孔68を介して第4チャンバー54に流入する(矢印(9))。第4チャンバー54に流入した排気は、排出通路124を通って栓部材122に達すると、栓部材122を回避するようにして、排気通路123から大気中に放出される(矢印(7))。
以上のように作用する負圧ポンプによれば、次に述べる効果が得られる。
1枚のシートパッキン60で、吸気通路(図3、符号113)とポンプ部90の吸気孔(図2、符号102、103)との間のシールと、ボディ部40とカバー体80のフランジ部83との間のシールを一括して行うことができる。すなわち、従来複数個使用されていたシール材を、本実施例では1枚のシートパッキン60にまとめたので、シール材の調達コストが削減でき、シール材の取付コストを削減することができる。
また、膨張室に相当するチャンバー51〜54が複数室あるため、膨張室の総容積を増大させることができる。結果、排気音の一層の低減が可能となる。
また、図9に示されるように、排気を排気用通孔67、67を通して絞り、第1チャンバー51で膨張させ、この膨張した排気を連通溝131で絞った後、第2チャンバー52又は第3チャンバー53で膨張させる。この膨張した排気を連通溝131で再び絞り、第4チャンバー54で膨張させる。このように排気を段階的に膨張させることができるので、排気音を一層低減することができ、排気の脈動も低減することができる。
また、本実施例のシートパッキン(図1、符号60)は不可避的に大径になるが、金属板(図6、符号133)を芯にすることで、パッキンの剛性を確保し、組付作業時に発生しがちなパッキンの変形や破損を防止することができる。
さらに、チャンバー51〜55にシートパッキン(図5、符号60)を覆うだけで膨張室が形成されるので、チャンバーの形状やチャンバーのレイアウトの自由度が増す。
図7にて、カバー体80にはモータ振動やポンプ振動がボディ40を介して伝達されやすいが、ボディ40とカバー体80の間にシートパッキン60を設置することにより、振動伝達を抑制することができ 、結果、高周波側の音圧が低減できる。
尚、本実施例では、シートパッキンは、芯材としての金属板と、この金属板の上下面に被せた弾性材とで構成したが、シートパッキンは、ゴムなどの単一素材からなる1枚のシール材でも差支えない。
また、本実施例では、負圧ポンプとしてベーンポンプを説明したが、負圧ポンプはベーンポンプに限られるものではない。
さらには、本発明の負圧ポンプは、車両に備えられる負圧ブースタの負圧室内を、負圧にするための車両用の負圧ポンプに好適であるが、用途を格別に限定するものではなく、一般機械用、汎用機械用、一般設備用に適用することは差し支えない。
本発明の負圧ポンプは、車両に備えられる負圧ブースタの負圧室内を、負圧にするための車両用の負圧ポンプに好適である。
10…負圧ポンプ、40…ボディ部、43…ポンプ取付け側面、51…第1チャンバー、52…第2チャンバー、53…第3チャンバー、54…第4チャンバー、60…シートパッキン、67…排気用通孔、68…排気用通孔、80…カバー体、90…ポンプ部、113…吸気通路、131…連通溝、133…金属板、134…弾性材。

Claims (3)

  1. 基盤となるボディ部に吸気通路を設け、前記ボディ部の側面にポンプ部を取付け、このポンプ部をカバー体で覆い、このカバー体を前記ボディ部の側面に取付け、吸気が前記吸気通路を介して前記ポンプ部に吸い込まれ、このポンプ部からの排気が前記ボディ部に設けた複数のチャンバーを介して排出されるようにした負圧ポンプであって、
    前記吸気通路と前記ポンプ部との接続部におけるシールと、前記ボディ部と前記カバー体との間のシールは、前記ボディ部の側面と前記ポンプ部との間に挟めた1枚のシートパッキンにより一括して行うようにしたことを特徴とする負圧ポンプ。
  2. 請求項1記載の負圧ポンプにおいて、
    前記複数のチャンバーは、前記ボディ部の前記側面に開口するように設けられ、前記開口が前記シートパッキンで塞がれており、このシートパッキンに前記ポンプ部からの排気を前記複数のチャンバーの1つ又は一部に流す通孔が設けられ、前記複数のチャンバーが連通溝で連通されていることを特徴とする負圧ポンプ。
  3. 請求項1又は請求項2記載の負圧ポンプにおいて、
    前記シートパッキンは、芯材としての金属板と、この金属板の上下面に被せた弾性材とからなることを特徴とする負圧ポンプ。
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