JP2012086677A - 監視システム - Google Patents
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Abstract
【課題】対向車両がハイビームであるかロービームであるかを検出する手段やハイビームであるときの対策を提供する。
【解決手段】本発明の監視システムは、トンネル内や夜間走行時等に、前方を監視する撮像装置によって、対向車両の前方照明に照らされた領域を撮像し、対向車両が前方照明を上向き(ハイビーム)にした状態で接近してきても、ハイビームであることを検出した場合には、対向車両側に通知して、当該対向車両の前方照明をロービームとするように制御する。即ち、予め前方撮像装置内部の信号処理で発生させた制御信号を前方照明かハイビームの状態で向かってきた対向車の前方照明駆動部に与え、対向車の前方照明を下向きに制御することで、対向車の前方照明からの強い光によって視界不良および被写体情報の損失を抑制する。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の監視システムは、トンネル内や夜間走行時等に、前方を監視する撮像装置によって、対向車両の前方照明に照らされた領域を撮像し、対向車両が前方照明を上向き(ハイビーム)にした状態で接近してきても、ハイビームであることを検出した場合には、対向車両側に通知して、当該対向車両の前方照明をロービームとするように制御する。即ち、予め前方撮像装置内部の信号処理で発生させた制御信号を前方照明かハイビームの状態で向かってきた対向車の前方照明駆動部に与え、対向車の前方照明を下向きに制御することで、対向車の前方照明からの強い光によって視界不良および被写体情報の損失を抑制する。
【選択図】図1
Description
本発明は、夜間走行時の車両安全監視システムに関わり、特に、車両の前方照明の監視に関わる。
従来、夜間走行時において車両を運転する際、運転者は、対向車が現れた場合には、車両の前方照明を下向きにすることは周知の通りである。しかし、実際には、夜間走行時、対向車両の運転者は、自車両の前方照明がハイビームになっていても、気付かない場合もある。このような場合、ハイビームの前方照明を浴びた対向車両の運転者は、視界が妨げられ、安全な運転が難かしい状況になる虞があった。
上述の問題に対して、対向車両の前方照明のハイビームによる視界不良を低減し、運転者が安全に運転できる環境とする必要がある。このため、対向車両が一定の距離内に接近してきた場合に、対向車両の前方照明が上向きであるか下向きであるかを検出する手段を設け、対向車両の前方照明が上向き(ハイビーム)になっていた時、対向車両の前方照明を自動的に下向き(ロービーム)に制御させる必要がある。
特許文献1には、夜間走行中の車両を特定するために、明部から暗部までを撮像する撮像装置において、低照度下での車両の形状や塗装色等の視認、および高輝度の照明と低輝度のナンバープレートの視認が可能とするため、撮像素子から出力される信号が時間的、周期的に変化するように、絞りやシャッター速度を変化させる手段を設け、適正レベルにある映像だけを観察する階調幅の大きい被写体撮像記録装置について記載されている。しかし、対向車両がハイビームであるかロービームであるかを検出する手段やハイビームであるときの対策について記載されていない。
特許文献1には、夜間走行中の車両を特定するために、明部から暗部までを撮像する撮像装置において、低照度下での車両の形状や塗装色等の視認、および高輝度の照明と低輝度のナンバープレートの視認が可能とするため、撮像素子から出力される信号が時間的、周期的に変化するように、絞りやシャッター速度を変化させる手段を設け、適正レベルにある映像だけを観察する階調幅の大きい被写体撮像記録装置について記載されている。しかし、対向車両がハイビームであるかロービームであるかを検出する手段やハイビームであるときの対策について記載されていない。
本発明の監視システムは、上記の問題に鑑み、トンネル内や夜間走行時等に、前方を監視する撮像装置によって、対向車両の前方照明に照らされた領域を撮像し、対向車両が前方照明を上向き(ハイビーム)にした状態で接近してきても、ハイビームであることを検出した場合には、対向車両側に通知して、当該対向車両の前方照明をロービームとするようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の監視システムは、予め前方撮像装置内部の信号処理で発生させた制御信号を前方照明が上向きの状態で向かってきた対向車の前方照明駆動部に与え、対向車の前方照明を下向きに制御することで、対向車の前方照明からの強い光によって視界不良および被写体情報の損失を抑制する。
本発明によれば、夜間走行時に対向車が前方照明をハイビームにした状態で、近づいてきても、前方撮像装置で前方照明に照らされた領域を撮像して対向車側の前方照明駆動部をレーダ波で制御してロービームにすることで、視界不良や交通事故の低減に寄与することが可能となる。
本発明の監視システムにおいて、前提条件として夜間時に走行中の車両及び対向車に、それぞれ、予め前方監視用の撮像装置および当該撮像装置を含む監視装置が搭載されている。
そして、本発明の監視システムは、前方を撮像する撮像装置は、対向車両の前方照明が放射する光量を検出し、1画素の信号値s1、入射時間(フレーム数n)s2、および、検出された光を電気信号に光電変換した信号値を1フレーム分の設定した有画素領域での加算値の差分s3から、対向車の前方照明であるか否かを無線通信手段により対向車両に対し、送受信部からアラームを送信して、相手方の送受信部対向車両の返信したアラームによって、対向車両の前方照明がハイビームであると判別した場合、監視装置から電波(レーダ波)を対向車両の監視装置(前方照明駆動部)に送信して、受信した対向車両の監視装置の前方照明駆動部により、対向車両の前方照明をロービームに変更するように制御するものである。
そして、本発明の監視システムは、前方を撮像する撮像装置は、対向車両の前方照明が放射する光量を検出し、1画素の信号値s1、入射時間(フレーム数n)s2、および、検出された光を電気信号に光電変換した信号値を1フレーム分の設定した有画素領域での加算値の差分s3から、対向車の前方照明であるか否かを無線通信手段により対向車両に対し、送受信部からアラームを送信して、相手方の送受信部対向車両の返信したアラームによって、対向車両の前方照明がハイビームであると判別した場合、監視装置から電波(レーダ波)を対向車両の監視装置(前方照明駆動部)に送信して、受信した対向車両の監視装置の前方照明駆動部により、対向車両の前方照明をロービームに変更するように制御するものである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。しかし、本発明は、上述の実施例に限定されるわけではなく、本発明が属する技術分野において、通常の知識を有する者であれば、本発明の思想と精神に基づいて、本発明を修正若しくは変更できる発明が含まれることは勿論である。
なお、各図の説明において、共通な機能を有する構成要素には同一の参照番号を付し、できるだけ説明の重複を避ける。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図3を使って説明する。
なお、各図の説明において、共通な機能を有する構成要素には同一の参照番号を付し、できるだけ説明の重複を避ける。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図3を使って説明する。
図1は、1は自車両、2は対向車両、3は自車両1の前方を撮像する撮像装置、4は対向車両2の前方を撮像する撮像装置、5はレーダ波、6は自車両1の前方照明の制御部、7は対向車両2の前方照明の制御部、8は自車両1のアラーム送受信部、9は対向車両2のアラーム送受信部、10は自車両1の距離センサ、11は対向車両2の距離センサ、12は自車両1の走行方向、13は対向車両2の走行方向である。
図1において、自車両1は、道路上を矢印が示す走行方向12に向かって走行する。また対向車両2は、道路上を矢印が示す走行方向13に向かって走行する。両車両1、2は、対向車線を走行している。自車両1には、走行方向を撮像することによって対向車両2を撮像し制御部6および図示しないモニタに出力する撮像装置3、本発明の監視システムを制御する制御部6、制御部6の制御によりレーダ波5を送信若しくは受信するアラーム送受信部8、および、自車両1と対向車両2との距離を測定し、測定した距離情報を制御部6に出力する距離センサ10を備える。同様に、対向車両2には、走行方向を撮像することによって対向する車両(自車両1)を撮像し制御部7および図示しないモニタに出力する撮像装置4、本発明の監視システムを制御する制御部7、制御部7の制御によりレーダ波を送信若しくは受信するアラーム送受信部9、および、対向車両2と対向する車両(自車両1)との距離を測定し、測定した距離情報を制御部7に出力する距離センサ11を備える。
図1において、自車両1は、道路上を矢印が示す走行方向12に向かって走行する。また対向車両2は、道路上を矢印が示す走行方向13に向かって走行する。両車両1、2は、対向車線を走行している。自車両1には、走行方向を撮像することによって対向車両2を撮像し制御部6および図示しないモニタに出力する撮像装置3、本発明の監視システムを制御する制御部6、制御部6の制御によりレーダ波5を送信若しくは受信するアラーム送受信部8、および、自車両1と対向車両2との距離を測定し、測定した距離情報を制御部6に出力する距離センサ10を備える。同様に、対向車両2には、走行方向を撮像することによって対向する車両(自車両1)を撮像し制御部7および図示しないモニタに出力する撮像装置4、本発明の監視システムを制御する制御部7、制御部7の制御によりレーダ波を送信若しくは受信するアラーム送受信部9、および、対向車両2と対向する車両(自車両1)との距離を測定し、測定した距離情報を制御部7に出力する距離センサ11を備える。
なお、図1において、運転席に送信ボタンを設け、例えば、運転者が送信ボタンを押すことで、自車両1の、制御部6を介して、若しくは直接アラーム送受信部8から対向車両2に、対向車両2の前方照明を下向きにするように制御する信号を送信するようにしても良い。
図2は、本発明の監視システムの一実施例における、制御部内におけるデジタル信号処理の流れを説明するためのブロック図である。また、図3は、撮像装置1若しくは2が撮像したフレーム画像を、nフレーム連続した動画像として示した模式図である。201は1画素分の信号値の大きさを判別するための閾値αを出力する閾値α設定部、202はデジタル入力信号viと閾値αとを比較する比較部、203はデジタル入力信号viと閾値αとのセレクタ、204は1画素分の信号データを記憶させる記憶部、205は加算された画素数およびフレーム数をカウントする計数部、206は記憶部204に記憶させた信号値とその次の画素信号を加算する加算器、207は1フレーム分の信号データを記憶させる記憶部、208は減算器、209は射光時間(フレーム数)を判別する閾値βを出力する閾値β設定部、210は閾値β設定部209とフレーム数nとの比較部、211は閾値γと減算器208の出力との比較部、212は閾値γ設定部、213は論理積ゲートである。また、301は1フレーム分の信号データ、302は信号データ301の次の1フレーム分の信号データ、・・・はフレームである。
図2において、閾値α設定部201、閾値β設定部209、および閾値γ設定部212はそれぞれ、閾値α、β、およびγが予め設定されており、設定された閾値α、β、およびγが、それぞれ周期的に、出力される。閾値α設定部201は、閾値αを比較部202とセレクタ203に出力し、閾値β設定部209は、閾値βを比較部210に出力し、閾値γ設定部212は、閾値γを比較部211に出力する。
また、撮像装置1が撮像した映像データが、1画素分ずつ、入力信号viとして、比較部202とセレクタ203に入力する。比較部202は、信号s1を、セレクタ203と論理積ゲート213に出力する。セレクタ203は、記憶部204と計数部205に出力信号を出力する。記憶部204は、加算器206に出力信号を出力する。計数部205は、加算器206に1フレーム分の映像信号が加算されるようにカウント値を出力し、また、比較部210に、nフレーム分の映像信号のカウント値を出力する。比較部210は、閾値βと計数部205の出力結果を比較し、比較結果として論理積ゲート213に信号s2を出力する。
加算器206は、記憶部204から出力される映像信号を1フレーム分加算し、加算した1フレーム分の映像信号を記憶部207と減算器208に出力する。記憶部207は、減算器208に現在記憶している信号値を出力し、減算器208は、加算器206から入力された信号値から記憶部207から入力された信号値を減算して比較部211に出力する。比較部211は、減算器の出力信号値と閾値γを比較し、比較結果を信号s3として論理積ゲート213に出力する。
論理積ゲート213は、信号s1、s2およびs3の論理積を制御信号として出力する。
また、撮像装置1が撮像した映像データが、1画素分ずつ、入力信号viとして、比較部202とセレクタ203に入力する。比較部202は、信号s1を、セレクタ203と論理積ゲート213に出力する。セレクタ203は、記憶部204と計数部205に出力信号を出力する。記憶部204は、加算器206に出力信号を出力する。計数部205は、加算器206に1フレーム分の映像信号が加算されるようにカウント値を出力し、また、比較部210に、nフレーム分の映像信号のカウント値を出力する。比較部210は、閾値βと計数部205の出力結果を比較し、比較結果として論理積ゲート213に信号s2を出力する。
加算器206は、記憶部204から出力される映像信号を1フレーム分加算し、加算した1フレーム分の映像信号を記憶部207と減算器208に出力する。記憶部207は、減算器208に現在記憶している信号値を出力し、減算器208は、加算器206から入力された信号値から記憶部207から入力された信号値を減算して比較部211に出力する。比較部211は、減算器の出力信号値と閾値γを比較し、比較結果を信号s3として論理積ゲート213に出力する。
論理積ゲート213は、信号s1、s2およびs3の論理積を制御信号として出力する。
図1、図2および図4によって、本発明の監視システムの一実施例をさらに説明する。図4は、本発明の監視システムにおけるデジタル信号処理手順の一実施例を説明するためのフローチャートである。以下の処理は、図1の制御部6が監視システムを制御する。
ステップf1では、撮像装置3が撮像した1画素分の入力信号viを、比較部202で入射光の強弱を判定する定数(閾値α設定部201から出力される)と比較する。ステップf2では、信号値viが閾値α以上の場合にはステップf6に進み、信号値viが閾値α未満の場合にはステップf3に進む。
ステップf1では、撮像装置3が撮像した1画素分の入力信号viを、比較部202で入射光の強弱を判定する定数(閾値α設定部201から出力される)と比較する。ステップf2では、信号値viが閾値α以上の場合にはステップf6に進み、信号値viが閾値α未満の場合にはステップf3に進む。
ステップf3では、比較部202は、入力信号viを暗い画素信号とみなし、比較部202の出力信号s1を“Low”として、論理積ゲート213とセレクタ203に出力する。セレクタ203は、入力された当該1画素分の入力信号viを記憶部204と計数部205に出力する。記憶部204は、入力された当該1画素分の入力信号を記憶し、直前に記憶した1画素分の信号を加算器206に出力する。計数部205は、入力された画素数をカウントし、1フレームに達した場合に、リセット信号を加算器206と比較部210に出力する。即ち、計数部205で1フレーム分の画素数に達するまで加算した後、1フレーム分の信号値として、記憶部207に記憶させる。加算器206は、記憶部204から入力された1画素分の信号を次々と加算し、計数部205からリセット信号が入力された場合には、それまで加算した画素信号の加算値を記憶部207と減算器208に出力し、かつ、加算器206内の値をゼロにれセットする。その後、ステップf4に進む。
ステップf6では、比較部202は、入力信号viを明るい画素信号とみなし、比較部202の出力信号s1を“High”として、論理積ゲート213とセレクタ203に出力する。セレクタ203は、入力された当該1画素分の入力信号viを記憶部204と計数部205に出力する。記憶部204は、入力された当該1画素分の入力信号を記憶し、直前に記憶した1画素分の信号を加算器206に出力する。計数部205は、入力された画素数をカウントし、1フレームに達した場合に、リセット信号を加算器206と比較部210に出力する。即ち、計数部205で1フレーム分の画素数に達するまで加算した後、1フレーム分の信号値として、記憶部207に記憶させる。加算器206は、記憶部204から入力された1画素分の信号を次々と加算し、計数部205からリセット信号が入力された場合には、それまで加算した画素信号の加算値を記憶部207と減算器208に出力し、かつ、加算器206内の値をゼロにれセットする。その後、ステップf7に進む。
ステップf7では、計数部205において、nフレーム目(n回:1フレーム数につき1回)の時、比較部210にリセット信号が入力される。比較部210は、リセット信号をトリガとして、露光時間の長さ(フレーム数)を判別するために、閾値β設定部209から出力されるフレーム数の閾値βと比較する。閾値βよりnの値が大きい(β≦n)場合には、入射時間が長いものとみなして、比較部210の出力信号s2を“High”として論理積ゲート312に出力し、ステップf9に進み、逆に低い(β>n)場合には、ステップf8に進む。
ステップf8では、瞬時的な入射光(入射時間が短い)とみなして、信号s2を“LOW”として論理積ゲート312に出力する。
ステップf9では、フレーム間の信号値の差分を取るため、次の1フレーム分の信号値を記憶部207に記憶させると同時に、減算器208により、現在記憶させている信号値を減算処理する。比較部211は、減算後の信号値△vと、フレーム分の入射光量の変動幅の度合いを判別するための閾値γ設定部212から出力される閾値γと比較して、閾値γ以上(△v≧γ)の場合には、比較部211の出力を“Low”にし、閾値γ未満(△v<γ)の場合には、比較部211の出力を“High”にする。そして、論理積ゲート213は、入力されたシリアル信号sl、s2およびs3がすべで“High”になった場合には、ステップf11に進み、否であれば、ステップf10に進む。
ステップf10では、狭い範囲の光とみなしてステップf4に進む。
ステップf4では、対向車両2の前方照明が下向きであると判定し、ステップf5に進む。
ステップf8では、瞬時的な入射光(入射時間が短い)とみなして、信号s2を“LOW”として論理積ゲート312に出力する。
ステップf9では、フレーム間の信号値の差分を取るため、次の1フレーム分の信号値を記憶部207に記憶させると同時に、減算器208により、現在記憶させている信号値を減算処理する。比較部211は、減算後の信号値△vと、フレーム分の入射光量の変動幅の度合いを判別するための閾値γ設定部212から出力される閾値γと比較して、閾値γ以上(△v≧γ)の場合には、比較部211の出力を“Low”にし、閾値γ未満(△v<γ)の場合には、比較部211の出力を“High”にする。そして、論理積ゲート213は、入力されたシリアル信号sl、s2およびs3がすべで“High”になった場合には、ステップf11に進み、否であれば、ステップf10に進む。
ステップf10では、狭い範囲の光とみなしてステップf4に進む。
ステップf4では、対向車両2の前方照明が下向きであると判定し、ステップf5に進む。
ステップf11では、入射光が上向きの画像であると判定し、ステップf12に進む。
ステップf12では、自車両1の制御部6は、アラーム送受信部8を介して、対向車両2の制御部7に、前方照明が上向きである旨の制御信号(レーダ波5)を送信し、ステップf13に進む。
ステップf13では、入射光量が多く(1フレーム分の信号値が高く)、入射時間が長い(フレーム数が高い)、かつ、入射光量の時間的な変化が緩やかな場合には、自車両1と対向車両2との車間距離が、ある範囲内に近づいた(車間距離の判定は、無線通信手段;例えば、超音波によって距離を算出するものとする)時、対向車両2の前方照明が上向きであると判定する。そして、対向車両2に対して、対向車両2の前方照明が上向きである旨のアラームを発信しステップf14に進む。また、それ以外の場合には、対向車両2の前方照明が下向きであると判定しステップf5に進む。
ステップf5では、自車両1の制御部6は、対向車両2に制御信号(レーダ波5)を送信しない。
ステップf14では、対向車両2は、対向車両2の前方照明制御部7が制御信号(レーダ波5)を受信して、前方照明が上向きである旨を受信し、受信した旨を、制御部7は、アラーム送受信部9を介して返信し、ステップf15に進む。
ステップf15では、制御部7は、対向車両2の前方照明を下向きに制御する。また制御部7は、一方、前方照明が上向きでない場合には、対向車両2の前方照明を下向きであると判定し、前方照明の向きを下向きのままとし、なにも制御をしない。
ステップf12では、自車両1の制御部6は、アラーム送受信部8を介して、対向車両2の制御部7に、前方照明が上向きである旨の制御信号(レーダ波5)を送信し、ステップf13に進む。
ステップf13では、入射光量が多く(1フレーム分の信号値が高く)、入射時間が長い(フレーム数が高い)、かつ、入射光量の時間的な変化が緩やかな場合には、自車両1と対向車両2との車間距離が、ある範囲内に近づいた(車間距離の判定は、無線通信手段;例えば、超音波によって距離を算出するものとする)時、対向車両2の前方照明が上向きであると判定する。そして、対向車両2に対して、対向車両2の前方照明が上向きである旨のアラームを発信しステップf14に進む。また、それ以外の場合には、対向車両2の前方照明が下向きであると判定しステップf5に進む。
ステップf5では、自車両1の制御部6は、対向車両2に制御信号(レーダ波5)を送信しない。
ステップf14では、対向車両2は、対向車両2の前方照明制御部7が制御信号(レーダ波5)を受信して、前方照明が上向きである旨を受信し、受信した旨を、制御部7は、アラーム送受信部9を介して返信し、ステップf15に進む。
ステップf15では、制御部7は、対向車両2の前方照明を下向きに制御する。また制御部7は、一方、前方照明が上向きでない場合には、対向車両2の前方照明を下向きであると判定し、前方照明の向きを下向きのままとし、なにも制御をしない。
上記実施例のように、本発明は、対向車両の前方照明を撮像する撮像装置と、前記撮像装置が撮像した動画像から、前記対向車両がハイビームであるかロービームであるかを検出し、ハイビームであった場合には制御信号を出力する第1の制御部と、前記制御信号を送信する第1の送信部とを備えた第1の車両監視装置、および、前方照明と、前記第1の車両監視装置から送信される前記制御信号を受信する第2の受信部と、前記第2の受信部が前記制御信号を受信した場合に、前記前方照明をロービームに駆動する第2の制御部とを備えた第2の車両監視装置を有することを特徴とする監視システムである。
上記実施例によれば、夜間走行時に対向車が前方照明をハイビームにした状態で、近づいてきても、前方撮像装置で前方照明に照らされた領域を撮像して対向車側の前方照明駆動部をレーダ波で制御してロービームにすることで、夜間走行時、トンネル内等の暗い視界内走行時、或いは、雨天等気象状況による視界不良時の走行時等に発生し易い、交通事故の低減に寄与することが可能となる。
また、上記実施例は、道路上を走行する車両について記載した。しかし、軌道を走行する列車、定まった航路上を航行する船舶、等にも適用できることは言うまでもない。
また、上記実施例は、道路上を走行する車両について記載した。しかし、軌道を走行する列車、定まった航路上を航行する船舶、等にも適用できることは言うまでもない。
なお、上記実施例では、対向車両の前方照明の向きを、反対方向に(例えば、対向車線上を)走行中の車両に搭載する撮像装置が撮像して、前方照明の向きが上向きか下向きかを判定して、上向きであると判定した場合に、対向車両に上向きである旨の情報をレーダ波で送信していた。しかし、走行中の車両が撮像装置で撮像しなくても、例えば、運転者が送信ボタンを押すことで対向車両に送信するようにしても良い。また、直接通信ではなく、道路脇若しくは道路を横断する歩道橋等に中継器を設けて通知しても良い。
またさらに、道路脇に監視用の撮像装置を設け、当該撮像装置の撮像した映像に基づいて、走行中の車両の前方照明が、上向きであるか否かを判定し、上向きである場合には、レーダ波等による通信手段で、走行中の車両に通知するようにしても良い。
また、通信手段は、レーダ波に限定しない。
またさらに、道路脇に監視用の撮像装置を設け、当該撮像装置の撮像した映像に基づいて、走行中の車両の前方照明が、上向きであるか否かを判定し、上向きである場合には、レーダ波等による通信手段で、走行中の車両に通知するようにしても良い。
また、通信手段は、レーダ波に限定しない。
1:自車両、 2:対向車両、 3、4:撮像装置、 5:レーダ波、 6、7:前方照明の駆動部、 8、9:アラーム送受信部、 10、11:距離センサ、 12、13:走行方向、 201:閾値α設定部、 202:比較部、 203:セレクタ、 204:記億部、 205:計数部、 206:加算器、 207:記憶部、 208:減算器、 209:閾値β設定部、 210、211:比較部、 212:閾値γ設定部、 213:論理積ゲート、 301、302、・・・:フレーム。
Claims (1)
- 対向車両の前方照明を撮像する撮像装置と、前記撮像装置が撮像した動画像から、前記対向車両かハイビームであるかロービームであるかを検出し、ハイビームであった場合には制御信号を出力する第1の制御部と、前記制御信号を送信する第1の送信部とを備えた第1の車両監視装置、および、前方照明と、前記第1の車両監視装置から送信される前記制御信号を受信する第2の受信部と、前記第2の受信部が前記制御信号を受信した場合に、前記前方照明をロービームに駆動する第2の制御部とを備えた第2の車両監視装置を有することを特徴とする監視システム。
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012176648A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Panasonic Corp | 通知装置 |
CN103273873A (zh) * | 2013-06-05 | 2013-09-04 | 王学方 | 一种汽车防眩光系统 |
JP2014182631A (ja) * | 2013-03-19 | 2014-09-29 | Mitsubishi Motors Corp | 可視光通信装置及び方法 |
CN104816669A (zh) * | 2015-04-24 | 2015-08-05 | 江苏大学 | 一种多功能智能集成大灯控制系统及方法 |
CN110933824A (zh) * | 2019-11-06 | 2020-03-27 | 河北德冠隆电子科技有限公司 | 基于交通态势感知的隧道智能照明节能控制系统与方法 |
-
2010
- 2010-10-20 JP JP2010235202A patent/JP2012086677A/ja active Pending
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