JP2012086318A - 集塵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 作業工具に長さの異なる先端工具を付け替えて加工作業を遂行する場合に、作業工具に装着される先端工具の長さに対応できるように改良された集塵装置を提供する。
【解決手段】 先端工具119が設けられる作業工具の工具本体103に取付けられる固定部211と、当該固定部211に取付けられ、先端工具119を長軸方向の所定範囲にわたって覆う集塵フード221とを備えた集塵装置であって、集塵フード221の先端工具長軸方向上に所定の間隔で形成され、固定部211への取付けが可能とされた複数の取付箇所223aを有する。集塵フード221は、複数の取付箇所223aのうち任意の取付箇所223aを選択することにより工具本体103からの先端工具長軸方向の突出長さが可変とされている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、作業工具が加工作業を遂行する際に生じた粉塵を集塵するための集塵装置に関する。
特開2007−303271号公報(特許文献1)は、ハンマドリルの先端部に先端工具としてのビットの周りを取り囲むように筒状のフードを配置し、加工作業により生じた粉塵を当該フードの先端開口から吸引して集塵する集塵装置を開示している。
上述した従来の集塵装置の場合、フード先端部がハンマドリルの本体部の一定位置に固定されている。このため、例えば通常使用しているビットよりも長いビットを用いて加工作業をした場合には、粉塵発生部位とフード先端部との距離が離れ、集塵効率が低下することになる。
特開2007−303271号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、作業工具に長さの異なる先端工具を付け替えて加工作業を遂行する場合に、作業工具に装着される先端工具の長さに対応できるように改良された集塵装置を提供することをその目的とする。
上記課題を達成するため、本発明の好ましい形態によれば、先端工具が設けられる作業工具の工具本体に取付けられる固定部と、当該固定部に取付けられ、前記先端工具を長軸方向の所定範囲にわたって覆う集塵フードとを備えた集塵装置が構成される。なお、集塵装置が適用される「作業工具」としては、典型的にはハツリ作業に用いられる電動ハンマあるいはハンマドリル、穴開け作業に用いられるハンマドリルあるいは電気ドリル等がこれに該当する。また、本発明における「先端工具を長軸方向の所定範囲にわたって覆う」とは、例えば作業工具がハツリ作業に用いられる電動ハンマやハンマドリルの場合であれば、集塵フードが、先端工具の先端がハツリ作業に必要な長さで集塵フード先端から露出するように当該先端工具を覆う態様がこれに該当し、また作業工具が穴開け作業に用いられるハンマドリルや電気ドリルの場合であれば、集塵フードが、先端工具を先端をも含む全長にわたって覆う態様がこれに該当する。
本発明の好ましい形態は、特徴的構成として、集塵フードの先端工具長軸方向上に所定の間隔で形成され、固定部への取付けが可能とされた複数の取付箇所を有する。そして集塵フードは、複数の取付箇所のうち任意の取付箇所を選択することにより工具本体からの先端工具長軸方向の突出長さが可変とされている。
本発明によれば、集塵フードにつき、先端工具長軸方向上に設けられた複数の取付箇所のうち任意の取付箇所を選択して固定部に取付けることにより、工具本体からの先端工具長軸方向の突出長さを使用する先端工具の長さに対応させることができる。このため、加工作業により生じた粉塵を効率的に集塵することが可能となる。
本発明の更なる形態では、集塵フードは、先端工具長軸方向への弾性変形が可能な弾性領域を有する。そして取付箇所の選択は、弾性領域の弾性変形を利用して行われる構成とした。
本発明によれば、弾性変形を利用して取付箇所を選択できる構成のため、取付箇所を容易に変更できる。なお、弾性変形が可能な弾性領域については、例えば蛇腹を構成する折り畳み構造の伸縮部分によって構成されることが好ましい。
本発明の更なる形態によれば、集塵フードは、先端工具長軸方向の長さを維持した状態で取付箇所の選択が可能とされている。このような構成は、典型的には集塵フードが固定部に対して長軸方向に摺動自在に取付けられ、当該摺動動作により取付箇所が選択可能とされることで具現化することができる。なお、本発明における「長軸方向の長さを維持した状態」とは、長軸方向の長さが変化しない状態がこれに該当し、具体的には剛体によって形成される。
本発明の更なる形態によれば、固定部に設けられ、選択された取付箇所に係合して固定部に対する集塵フードの取付状態を維持するロック機構を有する。
本発明によれば、ロック機構によって固定部に対する集塵フードの取付状態を維持できるため、加工作業中に不測に工具本体からの集塵フードの突出長さが変化したり、集塵フードが固定部から脱落したりすることを防止できる。
本発明の更なる形態では、請求項1〜5のいずれか1つに記載の集塵装置を有する作業工具が構成される。これにより集塵フード長さを、使用する先端工具の長さに応じて適正に定め、加工作業により生じた粉塵を効率的に集塵することが可能な集塵装置を備えた作業工具を提供することができる。
本発明によれば、作業工具に長さの異なる先端工具を付け替えて加工作業を遂行する場合に、作業工具に装着される先端工具の長さに対応できるように改良された集塵装置が提供されることとなった。
本発明の第1の実施形態に係る穴開け作業用の集塵装置が取付けられたハンマドリルの全体構成を示す一部に断面を含む側面図である。 穴開け作業用として構成された集塵装置の全体構成を示す断面図であり、集塵フードの最大伸長状態を示す。 図2のA−A線断面図であり、集塵フードの縮小状態を示す。 図3の一部を拡大して示す拡大図である。 図3のB矢視図である。 図5のC−C線断面図である。 図5のD矢視図である。 第2の実施形態に係る穴開け作業用の集塵装置を示す断面図である。 図8のE−E線断面図である。 集塵フードの取付状態を維持するためのロック機構を示す側面図である。 図10のF矢視図である。 図10のG矢視図である。 第3の実施形態の穴開け作業用の集塵装置におけるロック機構を示す平面図である。 図13のH−H線断面図である。 第4の実施形態に係る穴開け作業用の集塵装置を示す断面図である。 図15のI−I線断面図である。 ロック機構を示す側面図である。 図17のJ矢視図である。 図17のK矢視図である。 図17とは反対方向の側面図である。 図20のL−L線断面図である。 第5の実施形態に係るハツリ作業用の集塵装置を示す断面図である。 図22のM−M線断面図である。
(本発明の第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る集塵装置につき、図1〜図7を参照しつつ説明する。本実施の形態は、作業工具の一例としての電動式のハンマドリルに適用した場合で説明する。図1にはハンマドリル101に補助ハンドルとしてのサイドグリップ201(便宜上、一部のみを示す)と共に集塵装置210が取付けられた状態が示される。主に図1を参照しつつハンマドリル101の構成を簡略に説明する。
ハンマドリル101は、概括的に見て、ハンマドリル101の外郭を形成する本体部103と、当該本体部103の先端領域(図示左側)にツールホルダ191を介して着脱自在に取付けられた長尺状のハンマビット119と、本体部103のハンマビット119の反対側に連接された使用者が握るメインハンドルとしてのハンドグリップ109とを主体として構成されている。本体部103は、本発明における「工具本体」に対応し、ハンマビット119は、本発明における「先端工具」に対応する。ハンマビット119は、ツールホルダ191のビット挿入孔内に挿入され、チャック108によりその長軸方向への相対的な往復動が可能に、かつその周方向への相対的な回動が規制された状態で保持される。なお説明の便宜上、ハンマビット119側を前、ハンドグリップ109側を後という。
本体部103は、駆動モータ(便宜上図示を省略する)を収容したモータハウジング106と、運動変換機構(便宜上図示を省略する)、打撃要素193および動力伝達機構(便宜上図示を省略する)を収容したクランクハウジング105と、クランクハウジング105の前方に連接される略円筒状のバレル107を主体として構成される。駆動モータの回転動力は、クランク機構を主体として構成される運動変換機構によって直線運動に適宜変換された上で打撃要素193に伝達され、当該打撃要素193を介してハンマビット119の長軸方向(図1における左右方向)への衝撃力を発生する。また、駆動モータの回転動力は、複数のギアを主体として構成される動力伝達機構によって適宜減速された上で最終軸としてのツールホルダ191を介してハンマビット119に伝達され、当該ハンマビット119が周方向に回転動作される。なお、駆動モータはハンドグリップ109に配置されたトリガ109aを作業者が引き操作することによって通電駆動される。
打撃要素193は、クランク機構のピストンとともにシリンダ192のボア内壁に摺動自在に配置された打撃子としてのストライカ194と、ツールホルダ191に摺動自在に配置された中間子としてのインパクトボルト195とを主体として構成される。ストライカ194は、ピストンの摺動動作に伴うシリンダ192の空気室の空気バネ(圧力変動)を介して直線状に駆動され、インパクトボルト195に衝突(打撃)し、当該インパクトボルト195を介してハンマビット119に打撃力を伝達する。
なお、ハンマドリル101は、作業者の操作により、少なくともハンマビット119に対し長軸方向への打撃力のみを加えて被加工材にハツリ作業を行うハンマモードと、長軸方向への打撃力と周方向への回転力とを加えて被加工材に穴開け作業を行うハンマドリルモードとの間で切替可能とされるが、このことについては周知の技術であり、かつまた本発明には直接的には関係しないため、その説明を省略する。
次に上記のように構成されたハンマドリル101に取付けられ、被加工材(例えば、コンクリート)に対する加工作業時に発生する粉塵を吸引して集塵する集塵装置210につき、図2〜図7を参照しつつ説明する。本実施形態の集塵装置210は、ハンマドリル101のバレル107にサイドグリップ201と共に着脱自在に取付けられるダストカバーとしての合成樹脂製の筒状取付部211と、当該筒状取付部211の先端に着脱自在に取付けられ、長軸方向長さが変化する伸縮式の穴開け作業用の集塵フード221(図2及び図3参照)とを主体として構成される。筒状取付部211は、本発明における「固定部」に対応し、穴開け作業用の集塵フード221は、本発明における「集塵フード」に対応する。
筒状取付部211は、図2及び図3に示すように、長軸方向の両端が開口されたハンマビット長軸方向に延在する略円筒形状の筒状部材であり、穴開け作業用の集塵フード221が取付可能な先端側(前側)が小径筒部211aとされ、その反対側(後側)が大径筒部211bとされる。大径筒部211bの後方領域(図2及び図3の右側)には、更に延長筒部211cが連接されている。延長筒部211cは、軸方向に延在され、かつ後端が開放された複数のスリット(便宜上図示を省略する)によって周方向において複数に分割され、これにより径方向の弾性撓みが許容されている。
筒状取付部211は、バレル107の先端部に対し前方(図示左側)から後方へと被せた状態で延長筒部211cを当該バレル107に装着されるサイドグリップ201の取付バンド203によって固定することで取付けられる。サイドグリップ201の取付バンド203は、バレル107に形成されたグリップ装着部107aの外面に巻き付くように配置され、図示省略のネジ構造を用いて締め付けられ、あるいは緩められる構成とされている。すなわち、集塵装置210は、筒状取付部211の延長筒部211cを取付バンド203によって締め付けられることで本体部103におけるバレル107のグリップ装着部107aに対してサイドグリップ201と共に固定されるように構成されている。
また、筒状取付部211の小径筒部211aには、当該筒状取付部211に取付けられる集塵フード221の内部空間222と連通するホース接続口213(図1及び図2参照)が形成され、当該ホース接続口213は、小径筒部211aの外側下面から斜め後方へ突出状に設けられ、便宜上図示を省略する外部の集塵機との接続に用いられる集塵ホース215が接続される。集塵ホース215は、加工作業時に作業の邪魔にならないように、モータハウジング106に結束バンド217によって結わえられている(図1参照)。集塵ホース215は、少なくとも加工作業の遂行時には、その他端部が集塵機(便宜上、図示を省略する)に対し直接に接続、または集塵機側のホースに接続される。なお、集塵ホース215は、ハンマドリル101とは別に設けられる集塵機に接続される態様に限られない。例えば、ハンマドリル101がモータおよび当該モータで駆動される集塵ファンによって構成される吸引源を備えている場合、あるいは集塵装置自体がモータおよび当該モータで駆動される集塵ファンによって構成される吸引源を備えている場合であれば、集塵ホース215の他端部は、それら吸引源に接続される。また、小径筒部211aには、ホース接続口213の後方にゴムシール219が取付けられている。ゴムシール219は、小径筒部211aの内周面とハンマビット119の外周面との隙間を閉塞する部材として備えられる。
次に穴開け作業時に用いられる集塵フード221について説明する。穴開け作業用の集塵フード221は、図2及び図3に示すように、ハンマビット119を覆うとともに、長軸方向に伸縮自在な蛇腹からなるビット被覆部223を主体として構成されており、当該ビット被覆部223の前端および後端がリング状の開口部225とされている。蛇腹によって構成されるビット被覆部223は、ゴム製または合成樹脂製であり、長軸方向への弾性変形によって伸縮が可能とされた領域として備えられ、本発明における「弾性領域」に対応する。上記のように構成された集塵フード221は、ビット被覆部223の後方の開口部225を前述の筒状取付部211の小径筒部211aに外側から嵌合することで当該筒状取付部211に取付けられる。
筒状取付部211に取付けられた集塵フード221は、ビット被覆部223を構成する蛇腹構造のうち小径筒部211aに嵌合された開口部225と連なる側の山折りと谷折りの幾つかの折返し部の弾性変形による伸縮によって本体部103からの突出長さを変える(調整する)ことが可能とされている。図2には全ての折返し部が伸長された最大伸長状態(軸方向に外力を作用させていない自由状態)が示され、図3には軸方向に外力を加えて幾つかの折返し部を縮小させた縮小状態が示される。すなわち、本実施の形態では、ビット被覆部223における蛇腹状折返し部を伸縮させることで、本体部103からの集塵フード221の突出長さを調整することが可能とされている。このため、集塵フード221の長さを、加工作業に使用するハンマビット119の長さに対応することができる。
筒状取付部211には、筒状取付部211に対する集塵フード221の取付状態を維持する、すなわち集塵フード221につき、本体部103からの突出長さを調整した位置にロックするロック機構251が設けられている。ロック機構251は本発明における「ロック機構」に対応する。ロック機構251は、ビット被覆部223における蛇腹の谷部223aに対し外側から径方向に係合して集塵フード221の本体部103からの突出長さを変更した状態を維持するフック部材253と、蛇腹の谷部223aに対するフック部材253の係合状態を保持する保持部材259とを主体として構成される。
フック部材253は、図4〜図7に示すように、略円形の筒状部材を軸線に沿って2分割した左右の半割状フック構成部材253L,253Rによって構成され、当該左右の半割状フック構成部材253L,253Rの軸方向の一端(前端)には、周方向に概ね全周に渡って内径方向に突出するフック部254が形成され、軸方向の他端側には、周方向の略中央部から後方に向けて軸方向に水平状に突出する突部255が形成されている。左右の半割状フック構成部材253L,253Rは、集塵フード221の後側の開口部225及びこれに連なる筒状取付部211の小径筒部211a及びビット被覆部223の後方領域を外側から覆うように対向状に配置される。当該配置状態において、左右の半割状フック構成部材253L,253Rに形成された突部255の突出端部255aが、図4及び図5に示すように、筒状取付部211の小径筒部211aと大径筒部211bとの連接領域に形成された開口を通して筒内部へと挿入されるとともに、筒部内面に形成された曲面状の外面を有する突状支持部257によって回動自在に支持されている。すなわち、左右の半割状フック構成部材253L,253Rは、筒状取付部211の突状支持部257を支点としてハンマビット119の長軸方向と交差する方向(径方向)に回動され、これによりフック部254側が左右に開閉するように筒状取付部211に取付けられている。突部255は、突状支持部257との係合面(接触面)が凹状曲面によって形成されており、これにより回動動作の円滑化が図られている。
フック部材253は、左右の半割状フック構成部材253L,253Rが内径方向へと回動され、互いに突き合わされた状態、すなわち閉じた状態では略円形の筒状部材を形成し、この状態では、フック部254が集塵フード221の谷部223aの1つに外側から係合し、筒状取付部211に対する取付状態を維持する。一方、左右の半割状フック構成部材253L,253Rが外径方向へと回動されて開き状態とされたとき(図4の二点鎖線参照)には、ビット被覆部223の谷部223aに対するフック部254の係合が解除され、当該解除状態においては、集塵フード221の本体部103からのハンマビット長軸方向の突出長さが調整可能とされる。
また、左右の半割状フック構成部材253L,253Rは、付勢部材としてのコイルスプリング256によって常時に開き方向(谷部223aに対するフック部254の係合解除方向)へと付勢されている。コイルスプリング256は、図4に示すように、突部255の内面と小径筒部211aの外面との間に介在状に配置され、半割状フック構成部材253L,253Rが外向きに回動するよう付勢している。
保持部材259は、図6に示すように、半円よりもやや大きい弧、すなわち優弧状のリング状部材として構成され、周方向一端が一方の半割状フック構成部材253L,253Rに支軸261によってハンマビット119の長軸線と平行な軸線回りに回動自在に取付けられている。保持部材259は、左右の半割状フック構成部材253L,253Rがコイルスプリング256の付勢力に抗して閉じられた状態、すなわちフック部254がビット被覆部223の任意の谷部223aの1つに係合した係合状態において、支軸261回りに回動して左右の半割状フック構成部材253L,253Rの両方に跨って外側から嵌り込む(抱え込む)ことで、当該左右の半割状フック構成部材253L,253Rの閉じ状態を保持する。保持部材259は、リング径を広げる方向に弾性変形させつつ左右の半割状フック構成部材253L,253Rに嵌め込むことができ、当該嵌合後には弾性復帰してコイルスプリング256の付勢力に抗して左右の半割状フック構成部材253L,253Rの閉じ状態を保持する。
保持部材259の周方向他端部には解除用の摘み部263(図5及び図6参照)が設けられ、左右の半割状フック構成部材253L,253Rに嵌合された状態において、作業者が摘み部263に指先を掛けて外径方向(図6の左方向)に引くことで保持部材259のリング径を広げる方向に変形させつつ回動操作することを可能としている。これにより、保持部材259の保持解除作用を容易に行うことができる。また、保持部材259は、左右の半割状フック構成部材253L,253Rの外面に形成された周方向に延在する環状溝253aに嵌合する構成とされ、嵌合状態ではその外面が左右の半割状フック構成部材253L,253Rの外面と面一となるよう設定されている(図4参照)。
本実施の形態に係る集塵装置210は、上記のように構成されている。集塵フード221は、図2及び図3に示すように、穴開け作業に用いられるハンマビット(ドリル)119のビット先端119aをも含めた全体を覆うように取付けられた状態で使用される。すなわち、ハンマドリル101の穴開け作業は、集塵フード221の先端が被加工材の表面に押し当てられた状態で行われ、そして穴開け作業時に発生した粉塵が、集塵フード221の先端開口を吸引口として集塵フード221の集塵通路としての内部空間222内に吸引されるとともに、当該内部空間222から筒状取付部211のホース接続口213、集塵ホース215を経て集塵機に集塵される。蛇腹によって構成されるビット被覆部223は、ハンマビット119による穴の掘り進みに伴い被加工材によって先端部を押されて順次縮小し、これにより集塵効果を維持することができる。
穴開け作業を遂行する場合において、作業状況によって種々の長さが異なるハンマビット119が用いられる。本実施の形態によれば、例えば長尺タイプのハンマビット119を用いる場合には、図2に示すように、集塵フード221につき、ビット被覆部223の蛇腹の折返し部の全体を伸長させることにより、ハンマビット119のビット先端119aを覆うような長さに調整することができる。一方、短尺タイプのハンマビット119を用いる場合には、図3に示すように、集塵フード221につき、筒状取付部211の小径筒部211a側の蛇腹の折返し部の幾つかを縮小させることにより、ハンマビット119のビット先端119aを覆うような長さに調整することができる。すなわち、本実施の形態によれば、穴開け作業に用いられる集塵装置210において、集塵能力を落とすことなく、長さの異なるハンマビット119の長さに対応可能となる。
本実施の形態では、集塵フード221の本体部103からの突出長さをハンマビット119の長さに対応するように調整後、ビット被覆部223を構成する蛇腹の谷部223aのうち選択された任意の谷部223aの1つにフック部材253のフック部254を係合させることで、筒状取付部211に対する集塵フード221の取付状態を維持する構成としている。すなわち、本実施の形態によれば、蛇腹の谷部223aのうち任意の谷部223aを選択してフック部材253のフック部254を係合することにより、集塵フード221を筒状取付部211に対して長さが調整された取付位置にしっかりと固定することができる。ビット被覆部223を構成する蛇腹の谷部223aは、本発明における「複数の取付箇所」に対応する。
本実施の形態によれば、フック部254が係合する谷部223aにつき、蛇腹の弾性変形を利用して選択できる構成としている。このため、谷部223aの変更を容易に行うことができる。また、本実施の形態では、フック部材253を対向状に配置される左右一対の半割状フック構成部材253L,253Rによって構成し、蛇腹を全周にわたって保持する構成としている。このため、集塵フード221をハンマビット119の長軸線に対し傾きのない概ね平行状態に固定することができ、またフック部254を谷部223aに係合する際、対向する左右の半割状フック構成部材253L,253Rを手指によって対向状に押圧操作できるので、操作し易い。
また、左右の半割状フック構成部材253L,253Rを略半リング状の保持部材259によって外側から抱え込むように保持する構成のため、左右の半割状フック構成部材253L,253Rを係合位置にしっかりと保持することができる。また、左右の半割状フック構成部材253L,253Rは、常時にはコイルスプリング256によって蛇腹の谷部223aに対する係合を解除する方向に付勢されている。このため、半割状フック構成部材253L,253Rの保持部材259による抱え込みを解除すれば、半割状フック構成部材253L,253Rが蛇腹の谷部223aから離間された解除位置(開き位置)に移動され、当該解除状態が保持されることになるので、集塵フード221の伸縮操作がやり易い。
また、本実施の形態では、筒状取付部211の内部に設けた突状支持部257の外面を曲面状となし、この突状支持部257に対し、左右の半割状フック構成部材253L,253Rに設けた突部255の突出端部255aの凹状曲面を係合させる構成としている。このため、左右の半割状フック構成部材253L,253Rの回動構造を簡素化できるとともに、円滑な回動動作を得ることができる。
(本発明の第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態につき、図8〜図12を参照しつつ説明する。この実施形態は、前述した第1の実施形態で説明した筒状取付部211に対する集塵フード221の取付状態を維持するロック機構に関する変形例であり、これ以外の、例えば集塵フード221の本体部103からの突出長さにつき、ビット被覆部223を構成する蛇腹の弾性変形による伸縮を利用して調整できる構成等については、第1の実施形態と同一とされる。従って、第1の実施形態と同一の構成部材については、同一符号を付してその説明を省略又は簡略にする。
本実施の形態に係るロック機構271は、図10〜図12に示すように、半円の一部が開口された半円よりも大きい弧、すなわち優弧状の略半円筒状部材として形成されたフック部材273を主体として構成される。フック部材273の長軸方向の一端側(前端側)には、集塵フード221のビット被覆部223を構成する蛇腹の谷部223aと係合可能なフック部274が、周方向の全体に渡って内径方向に突出状に形成されている。また、フック部材273の軸方向の他端側(後端側)には、周方向の略中央部において後方に向けて突出されるとともに、外面が凹状曲面とされた突部275が形成されている。
フック部材273は、図8及び図9に示すように、開口部分を下側にして筒状取付部211の小径筒部211aに上方から被さるように配置されるとともに、フック部材273の突部275が筒状取付部211に形成された開口を通して筒部内面に挿入される。そして、突部275の凹状曲面が、筒状取付部211の筒部内面に形成された突状支持部257の曲面状の外面に回動自在に係合される。これによりフック部材273は、筒状取付部211に対し突状支持部257を支点としてハンマビット119の長軸方向と交差する上下方向(径方向)に回動自在(開閉自在)に取付けられる。
筒状取付部211に取付けられたフック部材273は、突状支持部257を支点としてビット被覆部223に近接する閉じ方向(内方)へと回動させることによって、フック部274を蛇腹の谷部223aの1つと係合させることが可能となる。フック部材273は、後部領域(突部側)273aが前部領域(フック部側)273bよりも弧の長さが長い優弧状に設定されており、当該後部領域273aの内面に周方向の全体に渡って内径方向に突出する内側突条部276が形成されている。内側突条部276の内径は、小径筒部211aの外径と等しいかやや大き目に定められている。
従って、突状支持部257を支点としてフック部材273を閉じ方向へ回動させたとき、内側突条部276の開口側端部が小径筒部211aの外面に当接することで外側に押し広げられる。すなわち、フック部材273は、開口側を径方向外側に拡開しつつ小径筒部211に被さり、と同時にフック部274が蛇腹の対応する谷部223aに係合される。これにより筒状取付部211に対する集塵フード221の取付状態が維持される。フック部材273のフック部274が蛇腹の谷部223aに係合された状態では、図8及び図9に示すように、当該フック部材273の内側突条部276の前面が、小径筒部211aの外面に突設された周方向に延在する外側突部278の後面に当接してフック部材273の前方への移動を規制する構成とされる。
またフック部材273は、付勢部材としてのコイルスプリング277によって常時に開き方向、すなわち外方(谷部223aに対するフック部274の係合解除方向)へと付勢されている。コイルスプリング277は、図8に示すように、フック部材273の後部領域273aの内面と小径筒部211aの外面との間に介在状に配置され、フック部材273が外向きに回動するよう付勢している。
本実施形態のロック機構271は、上記のように略半円筒形状のフック部材273を筒状取付部211に対し突状支持部257を支点としてハンマビット119の長軸方向と交差する上下方向(径方向)に開閉自在に取付けた構成としている。従って、集塵フード221の本体部103からの突出長さを、使用するハンマビット119の長さに対応するように調整した状態において、フック部材273を閉じ方向へと回動させ、当該フック部材273のフック部274を、ビット被覆部223を構成する蛇腹の谷部223aのうち任意の谷部223aの1つに係合させることで、前述した第1の実施形態の場合と同様に、筒状取付部211に対する集塵フード221の取付状態をしっかりと維持することができる。
また、本実施の形態によれば、フック部材273につき、優弧状の略半円筒状部材によって構成し、当該フック部材273の径方向への弾性変形を利用して蛇腹の谷部223aにフック部274を係合及び解除させるようにしている。このため、フック部274の谷部223aに対する係合状態を他の部材を用いて保持する必要がなく、部品点数の削減が可能となる。
(本発明の第3の実施形態)
次に本発明の第3の実施形態につき、図13及び図14を参照しつつ説明する。この実施形態は、前述した第1の実施形態における筒状取付部211に対する集塵フード221の取付状態を維持するロック機構の変形例であり、第1の実施形態において半円よりもやや大きい優弧状のリング状部材として構成された保持部材259を、リング状の平たいゴムバンド279によって構成した点、及びコイルスプリング256を省略した点で第1の実施形態のロック機構251と相違し、それ以外の構成については、第1の実施形態のロック機構251と同様に構成されている。従って、第1の実施形態と同一の構成部材については、同一符号を付してその説明を省略又は簡略にする。
ゴムバンド279は、左右の半割状フック構成部材253L,253Rのフック部254の近傍において、当該左右の半割状フック構成部材253L,253Rの外周面に形成された環状溝部280に弾発状に嵌合するように構成されている。これによって、左右の半割状フック構成部材253L,253Rを、そのフック部254が蛇腹の谷部223aに係合する閉じ位置に保持することができる。なお、集塵フード221の本体部103からの突出長さの調整は、ゴムバンド279を半割状フック構成部材253L,253Rから取り外した状態で行うことができる。
本実施の形態によれば、半割状フック構成部材253L,253Rを閉じ位置に保持する保持部材をゴムバンド279で構成したので、構造が簡単でかつコストを低減できる。
(本発明の第4の実施形態)
次に本発明の第4の実施形態につき、図15〜図21を参照しつつ説明する。この実施形態は、前述した第1の実施形態における筒状取付部211に対する集塵フード221の取付状態を維持するロック機構に関する変形例であり、それ以外の構成、例えば集塵フード221の本体部103からの突出長さにつき、ビット被覆部223を構成する蛇腹の弾性変形による伸縮を利用して調整できる構成等については、第1の実施形態と同一とされる。従って、第1の実施形態と同一の構成部材については、同一符号を付してその説明を省略又は簡略にする。
この実施形態のロック機構281は、略半円筒状部材として形成されたフック部材283を主体として構成される。フック部材283の長軸方向の一端側(前端側)には、集塵フード221のビット被覆部223を構成する蛇腹の谷部223aと係合可能なフック部284が、周方向の全体に渡って内径方向に突出状に形成されている。フック部材283は、軸方向の他端側(後端側)において、周方向の一端部が筒状取付部211の小径筒部211aに対し支軸285によりハンマビット119の長軸線と平行な軸線回りに回動自在(開閉自在)に取付けられ、当該支軸285を支点として筒状取付部211に近接する方向の閉じ位置へと回動することでフック部284が蛇腹の谷部223aに係合し、離間する方向の開き位置へと回動することで谷部223aに対するフック部284の係合が解除される構成とされる。
また、フック部材283の軸方向他端側において、周方向の他端部(軸線を挟んで支軸285の反対側)には、径方向外側に突出する係合解除用摘み286が形成されるとともに、当該係合解除用摘み286の内面側には、係止突部287が形成されている。係止突部287は、小径筒部211aに接近する方向へと回動されたフック部材283が閉じ位置に置かれたときに、筒状取付部211の小径筒部211aの外面に形成された山形状の保持用突起288を当該フック部材283の弾性変形を利用して乗り越え、当該保持用突起288に係止する構成とされる(図21参照)。これにより、フック部材283は、フック部254が蛇腹の谷部223aに係合した閉じ位置に保持される。
本実施形態のロック機構281は、上記のように、略半円筒形状のフック部材283をハンマビット119の軸線と平行な軸線回りに回動し、フック部284が蛇腹の谷部223aに係合する閉じ位置と、係合が解除される開き位置との間で移動する構成としたものである。そして、閉じ位置に置かれた状態では、フック部材283の係止突部287が小径筒部211aの保持用突起288を乗り越えて係止することによって、フック部284が蛇腹の谷部223aに係合した状態に保持される。このため、前述した第1の実施形態の場合と同様に、筒状取付部211に対する集塵フード221の取付状態をしっかりと維持することができる。
なお、蛇腹の谷部223aに対するフック部284の係合解除については、係合解除用摘み286に指先を掛けて外径方向(図21の右方向)へ引いて小径筒部211aの保持用突部287に対する係止突起288の係止を解除後、フック部材283を開き位置へと回動させることで行うことができる。
また、本実施の形態では、フック部材283のフック部284が蛇腹の谷部223aに係合した状態を保持する手段としての係止突部287を、当該フック部材283に一体に設けているため、部品点数が少なくて済み、構造が簡単でかつコストが低減する。
(本発明の第5の実施形態)
次に本発明の第5の実施形態に係る集塵装置210につき、図22及び図23を参照しつつ説明する。本実施形態の集塵装置210は、ハンマビット119がハンマ動作のみを行うハンマモードでハンマドリル101を駆動する場合に使用されるハツリ作業に適用したものであり、集塵装置210を構成する構成要素のうち、ハンマビット119を覆う集塵フード291の構成が、前述した第1の実施形態の集塵装置210の集塵フード221と相違する。すなわち、筒状取付部211の構成、筒状取付部211の本体部103に対する取付構造、当該筒状取付部211に対する集塵フード291の取付状態を維持するためのロック機構251の構成等については、第1の実施形態の集塵装置210と同様に構成されている。従って、第1の実施形態と同一の構成部材については、同一符号を付してその説明を省略又は簡略にする。
ハツリ作業用の集塵フード291は、筒状取付部211の先端に取付けられた状態において、当該集塵フード291の先端からハツリ作業用のハンマビット(チゼル)119のビット先端119aが所定長さ(視認性が確保可能な程度)で突出するための長軸方向長さを有するとともに、前後両端が開口されたゴム製または合成樹脂製の円筒状部材として形成されており、長軸方向長さが変化しない剛体によって形成され、常時に一定長さに維持される構成である。ハツリ作業用の集塵フード291は、本発明における「集塵フード」に対応する。
集塵フード291の前後の開口端部のうちの後側の開口端部294が、筒状取付部211の先端領域としての小径筒部211aに対して外側から被さるように嵌合されるとともに、長軸方向に摺動自在とされている。これにより集塵フード291は、本体部103からの突出長さを変える(調整する)ことが可能とされている。図22には集塵フード291が小径筒部211aの最も後側(本体部103側)へと移動(スライド)され、短尺タイプのハンマビット119に対応させた状態が示され、図23には前側(先端側)へと移動され、長尺タイプのハンマビット119に対応させた状態が示される。すなわち、本実施の形態によれば、小径筒部211aに対し集塵フード291を摺動させて長軸方向位置を変えることにより、本体部103からの集塵フード291の突出長さを調整し、集塵フード221の長さをハンマ作業に使用するハンマビット119の長さに対応させることができる。
集塵フード291の後側の開口端部294の外面には、長軸方向に所定の間隔を置いて前側にはリング状の係止部295が形成され、後側にはリング状の係止溝296が形成されている。そして、集塵フード291が最も後側へと移動された状態では、図22に示すように、当該集塵フード291の後端が小径筒部211aと大径筒部211bとの連接領域におけるハンマビット119の長軸方向と交差する方向の前壁面297に当接し、この状態でロック機構251のフック部材253のフック部254が係止部295の前面に係合することによって筒状取付部211に対する集塵フード291の長軸方向(前後方向)への移動が規制される構成とされる。また、集塵フード291が前側(先端側)へと移動された状態では、図23に示すように、フック部材253のフック部254が係止溝296に係合することによって筒状取付部211に対する集塵フード291の長軸方向(前後方向)への移動が規制される構成とされる。すなわち、フック部材253のフック部254が係止部295又は係止溝296に係合することによって筒状取付部211に対する集塵フード291の取付状態を維持する構成とされる。係止部295及び係止溝296は、本発明における「複数の取付箇所」に対応する。なお、本実施の形態では、この複数の取付箇所につき、前後2箇所の場合としているが、更に増設することが可能である。
本実施の形態に係る集塵装置210は、上記のように構成される。従って、ハツリ作業時において、当該ハツリ作業で発生した粉塵につき、集塵フード291の前側の開口端部から当該集塵フード291の集塵通路としての内部空間222内に吸引したのち、筒状取付部211のホース接続口213、集塵ホース215を経て外部の集塵機に集塵することができる。そして、本体部103に長さが異なるハンマビット119を付け替えてハツリ作業を行う場合には、上記のように、小径筒部211aに対して集塵フード291を前方又は後方へと移動させて集塵フード291の本体部103からのハンマビット長軸方向の突出長さを調整することにより、ハンマビット119の長さに対応させることができる。また調整後は、フック部材253のフック部254を係止部295又は係止溝296に係合することによって集塵フード291を筒状取付部211にしっかりと固定することができる。
なお、本実施の形態では、集塵フード291を筒状取付部211に固定するためのロック機構251につき、第1の実施形態のロック機構251と同様に構成された場合で説明したが、第2、第3あるいは第4の実施形態において説明したロック機構251,271,281のいずれを採用しても構わない。
上述した各実施形態は、作業工具の一例としてハンマドリル101の場合で説明したが、他の作業工具、例えばハンマビット119が長軸方向のハンマ動作のみを行なう電動ハンマ、あるいはハンマビット119が周方向の回転動作のみを行う電気ドリルに適用することが可能である。
上記発明の趣旨に鑑み、下記のごとき態様が構成可能である。
(態様1)
「先端工具が設けられる作業工具の工具本体に取付けられる固定部と、当該固定部に取付けられ、前記先端工具を長軸方向の所定範囲にわたって覆う集塵フードとを備えた集塵装置であって、
前記集塵フードは、前記固定部への取付箇所が前記先端工具の長軸方向上に複数設けられており、任意の取付箇所を選択することにより、先端工具長軸方向における前記工具本体からの集塵フードの突出長さが可変とされ、これにより吸塵能力を落とすことなく、異なる長さの先端工具に対応可能としたことを特徴とする集塵装置。」
(態様2)
「請求項2に記載の集塵装置であって、
前記複数の取付箇所は、前記弾性領域に設定されていることを特徴とする集塵装置。」
(態様3)
「請求項3に記載の集塵装置であって、
前記複数の取付箇所は、前記蛇腹の谷部によって形成されていることを特徴とする集塵装置。」
(態様4)
「請求項5に記載の集塵装置であって、
前記ロック機構は、前記集塵フードの外側に配置され、当該集塵フードに対し前記先端工具の長軸方向と交差する方向に接近することによって選択された取付箇所に係合し、離間することによって取付箇所に対する係合が解除されるフック部材を有することを特徴とする集塵装置。」
(態様5)
「態様4に記載の集塵装置であって、
前記フック部材は、前記集塵フードを挟んで対向状に配置された半円筒状の半割状フック構成部材によって構成されており、当該半割状フック構成部材が前記集塵フードの取付箇所に全周にわたって係合することにより当該集塵フードを保持する構成としたことを特徴とする集塵装置。」
(態様6)
「態様4に記載の集塵装置であって、
前記フック部材は、前記先端工具の長軸方向と交差する方向の軸線回りに回動自在に支持され、当該支持点回りに回動動作することにより前記集塵フードの取付箇所に対して係合及び係合が解除される構成としたことを特徴とする集塵装置。」
(態様7)
「態様4に記載の集塵装置であって、
前記フック部材は、前記先端工具の長軸方向と平行な軸線回りに回動自在に支持され、当該支持点回りに回動動作することにより前記集塵フードの取付箇所に対して係合及び係合が解除される構成としたことを特徴とする集塵装置。」
101 ハンマドリル(作業工具)
103 本体部(工具本体)
105 クランクハウジング
106 モータハウジング
107 バレル
107a グリップ装着部
108 チャック
109 ハンドグリップ(メインハンドル)
109a トリガ
119 ハンマビット(先端工具)
119a ビット先端
191 ツールホルダ
192 シリンダ
193 打撃要素
194 ストライカ
195 インパクトボルト
201 サイドグリップ
203 取付バンド
210 集塵装置
211 筒状取付部(固定部)
211a 小径筒部
211b 大径筒部
211c 延長筒部
213 ホース接続口
215 集塵ホース
217 結束バンド
219 ゴムシール
221 穴開け作業用の集塵フード(集塵フード)
222 内部空間(集塵通路)
223 ビット被覆部
223a 谷部(取付箇所)
225 開口部
251 ロック機構
253 フック部材
253a 環状溝
253L,253R 半割状フック構成部材
254 フック部
255 突部
255a 突出端部
256 コイルスプリング(付勢部材)
257 突状支持部
259 保持部材
261 支軸
263 摘み部
271 ロック機構
273 フック部材
273a 後部領域
273b 前部領域
274 フック部
275 突部
276 内側突条部
277 コイルスプリング(付勢部材)
278 外側突部
279 ゴムバンド
280 環状溝
281 ロック機構
283 フック部材
284 フック部
285 支軸
286 係合解除用摘み
287 係止突部
288 保持用突起
291 集塵フード
294 後側の開口端部
295 係止部
296 係止溝
297 前壁面

Claims (6)

  1. 先端工具が設けられる作業工具の工具本体に取付けられる固定部と、当該固定部に取付けられ、前記先端工具を長軸方向の所定範囲にわたって覆う集塵フードとを備えた集塵装置であって、
    前記集塵フードの前記先端工具長軸方向上に所定の間隔で形成され、前記固定部への取付けが可能とされた複数の取付箇所を有し、
    前記集塵フードは、前記複数の取付箇所のうち任意の取付箇所を選択することにより前記工具本体からの前記先端工具長軸方向の突出長さが可変とされていることを特徴とする集塵装置。
  2. 請求項1に記載の集塵装置であって、
    前記集塵フードは、前記先端工具長軸方向への弾性変形が可能な弾性領域を有し、前記取付箇所の選択は、前記弾性領域の弾性変形を利用して行われることを特徴とする集塵装置。
  3. 請求項2に記載の集塵装置であって、
    前記弾性領域は、蛇腹によって構成されていることを特徴とする集塵装置。
  4. 請求項1に記載の集塵装置であって、
    前記集塵フードは、前記先端工具長軸方向の長さを維持した状態で取付箇所の選択が可能とされていることを特徴とする集塵装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の集塵装置であって、
    前記固定部に設けられ、選択された取付箇所に係合して前記固定部に対する前記集塵フードの取付状態を維持するロック機構を有することを特徴とする集塵装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の集塵装置を有することを特徴とする作業工具。
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