JP2012085422A - 回路構成体及び回路構成体の製造方法並びに電気接続箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、小型化された回路構成体及び電気接続箱を提供する。
【解決手段】電気接続箱11は、フード部15が開口されると共にフード部15の開口方向の内方に位置する奥壁13を有するコネクタハウジング12と、奥壁13に配されて、フード部15内に位置する雄タブ30A,30Bを有すると共に雄タブ30A,30Bに対して略直角に屈曲されて奥壁13の外面から露出する露出部31A,31Bを有する入力端子29及び出力端子34と、入力端子29の露出部31Aに接続されたベアチップ37と、ベアチップ37の上面に形成された出力電極38に接続されると共に出力端子34の露出部31Bに接続された電力ワイヤと、を備え、入力端子29の露出部31A及び出力端子34の露出部31Bは、奥壁13に接触し、且つ奥壁13の外面に沿って間隔を空けて配されている。
【選択図】図7
【解決手段】電気接続箱11は、フード部15が開口されると共にフード部15の開口方向の内方に位置する奥壁13を有するコネクタハウジング12と、奥壁13に配されて、フード部15内に位置する雄タブ30A,30Bを有すると共に雄タブ30A,30Bに対して略直角に屈曲されて奥壁13の外面から露出する露出部31A,31Bを有する入力端子29及び出力端子34と、入力端子29の露出部31Aに接続されたベアチップ37と、ベアチップ37の上面に形成された出力電極38に接続されると共に出力端子34の露出部31Bに接続された電力ワイヤと、を備え、入力端子29の露出部31A及び出力端子34の露出部31Bは、奥壁13に接触し、且つ奥壁13の外面に沿って間隔を空けて配されている。
【選択図】図7
Description
本発明は、回路構成体及び回路構成体の製造方法並びに電気接続箱に関する。
従来、電気接続箱として特許文献1に記載のものが知られている。この電気接続箱は、ベアチップ状態のトランジスタを内部に収容した収容部材と、この収容部材に一体に形成されたコネクタハウジング部と、を有する。収容部材の内部には、導電性金属板により平板状に形成されたリードフレームが収容されている。リードフレームは、コネクタハウジング部内に配される電力入力端子を有する。また、リードフレームはコネクタハウジング部の開口する方向について収容部材の内方に延びて形成されている。このリードフレームの上面には上記のベアチップ状態のトランジスタが搭載されている。
また、コネクタハウジング部には外部接続端子が配されている。外部接続端子は、コネクタハウジング部内に配されるコネクタ端子部と、収容部材の内部に位置すると共に、トランジスタの上面に形成された出力端子パッド部と第1ボンディングワイヤを介して接続されるボンディングワイヤ接続部と、を備える。ボンディングワイヤ接続部は、コネクタハウジング部の開口する方向について収容部材の内方に延びて形成されている。
上記したボンディングワイヤ接続部と、リードフレームとは、コネクタハウジング部の開口する方向について間隔を空けて並んで配されている。そして、リードフレームの上面に接続されたトランジスタと、外部接続端子のボンディングワイヤ接続部とは、コネクタハウジング部の開口する方向について間隔を空けて並んだ状態で、第1ボンディングワイヤを介して接続される。
しかしながら上記の構成によると、ボンディングワイヤ接続部とリードフレームとは、コネクタハウジング部の開口する方向について間隔を空けて並んで配されている。このため、電気接続箱を、コネクタハウジング部の開口する方向について小型化することが難しいという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、小型化された回路構成体及び電気接続箱を提供することを目的とする。
本発明は、回路構成体であって、フード部が開口されると共に前記フード部の開口方向の内方に位置する奥壁を有するコネクタハウジングと、前記奥壁に配されて、前記フード部内に位置する雄タブを有すると共に前記雄タブに対して略直角に屈曲されて前記奥壁の外面から露出する露出部を有する複数の端子金具と、複数の前記端子金具のうち、一の端子金具の露出部に接続されたベアチップと、前記ベアチップのうち前記露出部に接続された面と反対側の面に形成された電力用電極に接続されると共に、複数の前記端子金具のうち、他の端子金具の露出部に接続された電力ワイヤと、を備え、複数の前記露出部は、前記奥壁に接触し、且つ前記奥壁の外面に沿って間隔を空けて配されている。
本発明によれば、ベアチップが接続された一の端子金具の露出部と、このベアチップと電力ワイヤを介して接続される他の端子金具の露出部とは、フード部の奥壁の壁面に沿って間隔を空けて配されている。これにより、一の端子金具の露出部と他の端子金具の露出部とをフード部の開口方向について間隔を空けて並べる場合に比べて、フード部の開口方向について回路構成体を小型化できる。
上記以外の構成については、実施形態1と略同様なので、同一部材については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
前記一の端子金具は入力端子であって、前記入力端子には複数の前記ベアチップが接続されていることが好ましい。
前記一の端子金具は入力端子であって、前記入力端子には複数の前記ベアチップが接続されていることが好ましい。
上記の態様によれば、入力端子から入力される電力は、入力端子に接続された複数のベアチップに分岐される。これにより、複数のベアチップに電力を分岐するための分岐回路を、別途形成しなくてもよいので、回路構成体を小型化することができる。
前記奥壁の外面に沿って回路基板が配設されており、前記回路基板にプリント配線技術により形成された導電路は、前記ベアチップのうち前記露出部に接続された面と反対側の面に形成された制御電極と、制御ワイヤで接続されていることが好ましい。
上記の態様によれば、ベアチップのオンオフを制御する制御信号は、回路基板の導電路から、制御ワイヤを介してベアチップに送信される。
前記回路基板の一部は前記露出部に重ねて配されており、前記回路基板のうち前記露出部に重ねて配された領域には、前記制御ワイヤが接続された前記導電路が形成されていることが好ましい。
上記の態様によれば、ワイヤーボンディング時に、制御ワイヤ及び導電路に対して加えられる振動は、金属板材からなる露出部によって確実に受けられる。この結果、上記の振動が制御ワイヤ及び導電路に確実に加えられるので、制御ワイヤと導電路とを確実に接続することができる。
前記回路基板の一部は前記奥壁に重ねて配されており、前記回路基板のうち前記奥壁に重ねて配された領域には、前記制御ワイヤが接続された前記導電路が形成されていることが好ましい。
上記の態様によれば、ワイヤーボンディング時に、制御ワイヤ及び導電路に対して加えられる振動は、奥壁によって確実に受けられる。この結果、上記の振動が制御ワイヤ及び導電路に確実に加えられるので、制御ワイヤと導電路とを確実に接続することができる。
また、本発明は、電気接続箱であって、フード部が開口されると共に前記フード部の開口方向の内方に位置する奥壁を有するコネクタハウジングと、前記奥壁に配されて、前記フード部内に位置する雄タブを有すると共に前記雄タブに対して略直角に屈曲されて前記奥壁の外面から露出する露出部を有する複数の端子金具と、前記コネクタハウジングに取り付けられて前記奥壁を覆うケーシングと、前記コネクタハウジングと前記ケーシングとの間に形成された収容空間内に収容されると共に、前記複数の端子金具のうち、一の端子金具の露出部に接続されたベアチップと、前記ベアチップのうち前記露出部に接続された面と反対側の面に形成された電力用電極に接続されると共に他の端子金具の露出部に接続された電力ワイヤと、を備え、複数の前記露出部は、前記奥壁に接触し、且つ前記奥壁の外面に沿って間隔を空けて配されている。
本発明の実施態様としては以下の態様が好ましい。
前記収容空間内には、前記奥壁の外面に沿って回路基板が配設されており、前記回路基板にプリント配線技術により形成された導電路は、前記ベアチップのうち前記露出部に接続された面と反対側の面に形成された制御電極と、制御ワイヤで接続されていることが好ましい。
前記収容空間内には、前記奥壁の外面に沿って回路基板が配設されており、前記回路基板にプリント配線技術により形成された導電路は、前記ベアチップのうち前記露出部に接続された面と反対側の面に形成された制御電極と、制御ワイヤで接続されていることが好ましい。
また、本発明は、フード部が開口されると共に前記フード部の開口方向の内方に位置する奥壁を有するコネクタハウジングと、前記奥壁に配されて、前記フード部内に位置する雄タブを有すると共に前記雄タブに対して略直角に屈曲されて前記奥壁の外面から露出する露出部を有する複数の端子金具と、前記複数の端子金具のうち、一の端子金具の露出部に接続されたベアチップと、を有する回路構成体の製造方法であって、前記複数の端子金具のうち、他の端子金具の露出部と、ベアチップのうち前記一の端子金具の露出部と反対側の面に形成された電力用電極とを、電力ワイヤで接続する工程と、回路基板の一部を、前記露出部に重ねると共に、前記電力ワイヤを接続する治具を配するための空間内に配置する工程と、前記回路基板にプリント配線技術により形成された導電路と、前記ベアチップのうち前記露出部と反対側の面に形成された制御電極とを制御ワイヤで接続する工程と、を実行する。
ワイヤーボンディングによってワイヤを電極に接続する際には、電極の周囲に、ワイヤを接続する治具を配するための空間が必要となる。このため、本発明に係る回路構成体を製造するためには、まず、電力用電極と、電力ワイヤとを接続するための治具を配する空間が必要となる。更に、制御電極と、制御ワイヤとを接続するための治具を配する空間も必要となる。仮に、回路基板を配設した後に、電力ワイヤ、及び制御ワイヤを接続しようとすると、それぞれのワイヤを接続する治具を配するための空間を確保しなければならない。このため、回路基板が大型化することが懸念される。
本発明によれば、まず、ベアチップの電力用電極と、露出部とを電力ワイヤで接続する。電力ワイヤを接続した後では、電力ワイヤを接続する治具を配するための空間は不要となる。次いで、露出部に回路基板を重ねる。このとき、電力ワイヤを接続する治具を配するための空間内に回路基板を配する。その後、回路基板の導電路に制御ワイヤを接続する。これにより、電力ワイヤを接続する治具を配する空間内に回路基板を配することができるので、回路構成体を小型化できる。
本発明によれば、回路構成体及び電気接続箱を小型化できる。
<実施形態1>
本発明に係る回路構成体10を車両用の電気接続箱11に適用した実施形態1を図1ないし図7を参照しつつ説明する。本実施形態に係る電気接続箱11は、バッテリー等の電源(図示せず)と、ランプ、モータ等の車載電装品(図示せず)との間に配設されて、電源から車載電装品に供給される電力の通電及び断電を実行する。電気接続箱11は、コネクタハウジング12と、コネクタハウジング12の奥壁13を覆うケーシング14と、を備える。以下の説明では、図3における左方を左方とし、右方を右方とする。また、図3における下方を前方とし、上方を後方とする。また、図5における上方を上方とし、下方を下方とする。
本発明に係る回路構成体10を車両用の電気接続箱11に適用した実施形態1を図1ないし図7を参照しつつ説明する。本実施形態に係る電気接続箱11は、バッテリー等の電源(図示せず)と、ランプ、モータ等の車載電装品(図示せず)との間に配設されて、電源から車載電装品に供給される電力の通電及び断電を実行する。電気接続箱11は、コネクタハウジング12と、コネクタハウジング12の奥壁13を覆うケーシング14と、を備える。以下の説明では、図3における左方を左方とし、右方を右方とする。また、図3における下方を前方とし、上方を後方とする。また、図5における上方を上方とし、下方を下方とする。
(コネクタハウジング12)
図5に示すように、コネクタハウジング12は合成樹脂製であって、図示しない相手側コネクタと嵌合可能なフード部15が下方に開口されている。コネクタハウジング12には、フード部15の開口方向の内方(図5における上方)に位置する奥壁13が設けられている。
図5に示すように、コネクタハウジング12は合成樹脂製であって、図示しない相手側コネクタと嵌合可能なフード部15が下方に開口されている。コネクタハウジング12には、フード部15の開口方向の内方(図5における上方)に位置する奥壁13が設けられている。
図3に示すように、コネクタハウジング12は左右方向に細長い形状に形成されている。また、図2及び図5に示すように、コネクタハウジング12には、前後方向(図5における左右方向)について前側寄りの、略半分の領域に、フード部15が形成されている。また、コネクタハウジング12には、前後方向について後ろ側寄りの、略半分の領域には、後述する回路基板16を収容するための収容部17が、上方に開口する箱状に形成されている。
図6に示すように、フード部15の内壁には、開口縁部寄り(図6における下端部寄り)の位置に、フード部15の内方に突出すると共に相手側コネクタと係合して相手側コネクタの抜け止めを図る係止爪18が形成されている。フード部15の奥壁13には、係止爪18と対応する位置に、係止爪18を成形するための金型(図示せず)の型抜き孔19が、奥壁13を貫通して形成されている。
(ケーシング14)
コネクタハウジング12の上部には、奥壁13を上方から覆う合成樹脂製のケーシング14が取り付けられている。このケーシング14は下方に開口して形成されている。
コネクタハウジング12の上部には、奥壁13を上方から覆う合成樹脂製のケーシング14が取り付けられている。このケーシング14は下方に開口して形成されている。
上記のコネクタハウジング12の外側壁には、複数のロック突部20が外方に突出して形成されている。また、ケーシング14の側壁には、ロック突部20に対応する位置に、ロック突部20と弾性的に係合するロック受け部21が形成されている。このロック受け部21がロック突部20と弾性的に係合することにより、ケーシング14がコネクタハウジング12に組み付けられるようになっている。
(回路基板16)
コネクタハウジング12にケーシング14が取り付けられた状態で、ケーシング14の下方の領域であって、コネクタハウジング12の奥壁13及び収容部17の上方の領域には、収容空間22が形成されている。この収容空間22内には、左右方向に細長い略矩形状をなす回路基板16が収容されている。回路基板16は、コネクタハウジング12の奥壁13に沿う姿勢で、収容空間22内に配設されている。換言すると、回路基板16は、コネクタハウジング12の奥壁13の外面に略平行な姿勢で、収容空間22内に配設されている。
コネクタハウジング12にケーシング14が取り付けられた状態で、ケーシング14の下方の領域であって、コネクタハウジング12の奥壁13及び収容部17の上方の領域には、収容空間22が形成されている。この収容空間22内には、左右方向に細長い略矩形状をなす回路基板16が収容されている。回路基板16は、コネクタハウジング12の奥壁13に沿う姿勢で、収容空間22内に配設されている。換言すると、回路基板16は、コネクタハウジング12の奥壁13の外面に略平行な姿勢で、収容空間22内に配設されている。
回路基板16の上面及び下面の双方又は一方には、プリント配線技術により導電路が形成されている。回路基板16の上面には、電子部品23がはんだ付け等の公知の手法により実装されている。
図3に示すように、回路基板16の4つの隅部のうち、後端部寄り(図3における上端部寄り)の位置には、コネクタハウジング12の収容部17から上方に突出して形成された位置決めボス24が挿通される2つのボス挿通孔25が、回路基板16を貫通して形成されている。また、回路基板16の隅部のうち、前端部寄り(図3における下端部寄り)の位置には、位置決めボス24がボス挿通孔25に挿通された状態で、コネクタハウジング12の奥壁13に形成されたねじ孔26と整合する位置に、2つのねじ挿通孔27が、回路基板16を貫通して形成されている。回路基板16は、ねじ挿通孔27に挿通されたねじ28がねじ孔26に螺合されることで、コネクタハウジング12に固定される。
(入力端子29)
図3に示すように、奥壁13には、相手側コネクタに接続されたワイヤーハーネス(図示せず)を介して、電源と接続される2つの入力端子29,29(特許請求の範囲に記載された一の端子金具に相当)が配設されている。2つの入力端子29,29は、左右方向(図3における左右方向)に並んで配設されている。詳細には図示しないが、一方の入力端子29はバッテリーに接続され、他方の入力端子29はオルタネータに接続される。
図3に示すように、奥壁13には、相手側コネクタに接続されたワイヤーハーネス(図示せず)を介して、電源と接続される2つの入力端子29,29(特許請求の範囲に記載された一の端子金具に相当)が配設されている。2つの入力端子29,29は、左右方向(図3における左右方向)に並んで配設されている。詳細には図示しないが、一方の入力端子29はバッテリーに接続され、他方の入力端子29はオルタネータに接続される。
入力端子29は金属板材を所定の形状に曲げ加工してなる。金属板材としては、銅又は銅合金等、必要に応じて任意の金属を用いることができる。入力端子29は、フード部15内に位置して、相手側コネクタと電気的に接続する雄タブ30Aと、雄タブ30Aに対して略直角に屈曲されて奥壁13の外面から露出する露出部31A(特許請求の範囲に記載された一の端子金具の露出部に相当)と、を有する。
露出部31Aの下面は、奥壁13と接触している。図2に示すように、本実施形態においては、奥壁13の外面(上面)には、露出部31Aに対応する領域に、露出部31Aの厚さ寸法だけ陥没された凹部32が形成されている。入力端子29が奥壁13に配設された状態で、凹部32内に収容された露出部31Aの上面は、奥壁13の上面と略面一に設定されている。2つの入力端子29に対応する2つの露出部31Aは、左右方向に間隔を空けて、奥壁13の外面に沿って配されている。
図5に示すように、露出部31Aの前端部(図5における左端部)は、下方に略直角に屈曲されて、奥壁13に埋設される埋設部33となっている。
図3に示すように、露出部31Aは左右方向に細長く延びて形成されている。図3における左側に位置する入力端子29においては、その左端部に雄タブ30Aが形成されており、右側に位置する入力端子29においては、その右端部に雄タブ30Aが形成されている。
(出力端子34)
図7に示すように、奥壁13には、相手側コネクタに接続されたワイヤーハーネスを介して、車載電装品と接続される複数の出力端子34(特許請求の範囲に記載された他の端子金具に相当)が配設されている。複数の出力端子34は、図3における左右方向に間隔を空けて並んで配されている。
図7に示すように、奥壁13には、相手側コネクタに接続されたワイヤーハーネスを介して、車載電装品と接続される複数の出力端子34(特許請求の範囲に記載された他の端子金具に相当)が配設されている。複数の出力端子34は、図3における左右方向に間隔を空けて並んで配されている。
出力端子34は金属板材を所定の形状に曲げ加工してなる。金属板材としては、銅又は銅合金等、必要に応じて任意の金属を用いることができる。出力端子34は、フード部15内に位置して、相手側コネクタと電気的に接続する雄タブ30Bと、雄タブ30Bに対して略直角に屈曲されて奥壁13の外面から露出する露出部31B(特許請求の範囲に記載された他の端子金具の露出部に相当)と、を有する。露出部31Bの下面は奥壁13と接触している。本実施形態においては、出力端子34は合成樹脂材によってインサート成型されている。露出部31Bの上面と、奥壁13の上面とは、略面一に形成されている。
上述の雄タブ30Bの表面には、ニッケル下地に、スズが部分的にメッキされたストライプメッキが施されている。スズのストライプメッキにより、雄タブ30Bと、相手側コネクタに収容された相手側端子(図示せず)との接触抵抗を低くすることができる。
(ストレート端子35)
図6及び図7に示すように、奥壁13には、直線状に延びるストレート端子35が、奥壁13を貫通して配設されている。ストレート端子35の一方の端部は、フード部15内に位置して相手側コネクタと接続される。ストレート端子35の他方の端部は、奥壁13を貫通すると共に、更に、回路基板16に形成されたスルーホール36に挿通されている。ストレート端子35の他方の端部は、スルーホール36内に挿通された状態で、フロー半田付け等の公知の手法により回路基板16の導電路に、電気的に接続されている。
図6及び図7に示すように、奥壁13には、直線状に延びるストレート端子35が、奥壁13を貫通して配設されている。ストレート端子35の一方の端部は、フード部15内に位置して相手側コネクタと接続される。ストレート端子35の他方の端部は、奥壁13を貫通すると共に、更に、回路基板16に形成されたスルーホール36に挿通されている。ストレート端子35の他方の端部は、スルーホール36内に挿通された状態で、フロー半田付け等の公知の手法により回路基板16の導電路に、電気的に接続されている。
(ベアチップ37)
入力端子29の露出部31Aの上面には、複数のベアチップ37が公知のはんだ付け等の手法により接続されている。複数のベアチップ37は同形同大である。本実施形態に係るベアチップ37は、ベアチップ37状態のトランジスタである。ベアチップ37は、上方から見て略長方形状をなした板状をなしている。ベアチップ37の下面には図示しない入力電極が形成されている。この入力電極が、入力端子29の露出部31Aとはんだ付けされている。入力電極は、ソース及びドレインの一方とされている。
入力端子29の露出部31Aの上面には、複数のベアチップ37が公知のはんだ付け等の手法により接続されている。複数のベアチップ37は同形同大である。本実施形態に係るベアチップ37は、ベアチップ37状態のトランジスタである。ベアチップ37は、上方から見て略長方形状をなした板状をなしている。ベアチップ37の下面には図示しない入力電極が形成されている。この入力電極が、入力端子29の露出部31Aとはんだ付けされている。入力電極は、ソース及びドレインの一方とされている。
ベアチップ37のうち露出部31Aに接続された面と反対側の面(上面)には、出力電極(特許請求の範囲に記載の電力用電極に相当)38が形成されている。この出力電極38は、ソース及びドレインの他方とされている。本実施形態においては、ベアチップ37の上面には、複数(本実施形態では3つ)の出力電極38が形成されている。
出力端子34の露出部31Bの上面は、ベアチップ37の出力電極38と、出力ワイヤ39(特許請求の範囲に記載の電力ワイヤ)を介して接続されている。出力ワイヤ39は、露出部31B及び出力電極38と、公知のワイヤーボンディングによって接続されている。露出部31Bの上面には、詳細には図示しないが、ニッケルメッキ層が形成されている。ニッケルは比較的に硬いので、ワイヤーボンディング時の振動を吸収することなく、確実に受けることができる。これにより、露出部31Bと、出力ワイヤ39とを確実に接続することができる。
図3に示すように、回路基板16の前端縁(図3における下端縁)には、出力ワイヤ39が回路基板16と干渉することを抑制するための切欠部43が形成されている。切欠部は、出力端子34の露出部31Bの、上方の位置に、回路基板16の前端縁から後方に切欠されて形成されている。出力ワイヤ39は、切欠部43内に配されている。
出力端子34の露出部31Bと、ベアチップ37の出力電極38とを出力ワイヤ39で接続する形態としては、1つの出力端子34の露出部31Bと、1つのベアチップ37の1つの出力電極38とを、1つの出力ワイヤ39で接続してもよい。また、1つの出力端子34の露出部31Bと、1つのベアチップ37の複数の出力電極38とを、複数の出力ワイヤ39で接続してもよい。また、1つの出力端子34の露出部31Bと、複数のベアチップ37の複数の出力端子34とを、複数の出力ワイヤ39で接続してもよい。また、1つのベアチップ37の複数の出力電極38のそれぞれを、異なる出力端子34の露出部31Bと、出力ワイヤ39で接続してもよい。このように、出力端子34の露出部31Bと、ベアチップ37の出力電極38とは、出力ワイヤ39に通電される電流等に応じて、任意の形態で接続されうる。
また、ベアチップ37のうち露出部31Aに接続された面と反対側の面(上面)には、1つの制御電極40が形成されている。この制御電極40はゲートとされている。
図3に示すように、回路基板16の上面に形成された導電路には、制御電極40と制御ワイヤ41を介して接続されるランド(特許請求の範囲に記載の導電路)42が形成されている。図3においては、ランド42の形状は略長方形状をなしているが、これに限られず、必要に応じて任意の形状とすることができる。また、制御ワイヤ41については、出力ワイヤ39と区別するために二点鎖線で記載しており、これに対応するランド42も二点鎖線で記載してある。制御ワイヤ41は、制御電極40及びランド42と、公知のワイヤーボンディングによって接続されている。
本実施形態においては、1つのランド42と、このランド42から送信される制御信号によって制御される複数のベアチップ37の制御電極40とが、複数の制御ワイヤ41で接続されている。なお、回路基板16上に、複数のベアチップ37に対応して複数のランド42を形成し、1つのランド42と、1つのベアチップ37の制御電極40とを、1つの制御ワイヤ41で接続する構成としてもよい。要するに、ランド42と、制御電極40とは、必要に応じて、任意の形態で接続されうる。
図7に示すように、回路基板16の一部は、出力端子34の露出部31Bの上面に重ねて配されている。回路基板16のうち出力端子34の露出部31Bに重ねられた領域には、制御ワイヤ41が接続されたランド42が形成されている。
また、図5に示すように、回路基板16の一部は、入力端子29の露出部31Aの上面に重ねて配されている。回路基板16のうち入力端子29の露出部31Aに重ねられた領域には、制御ワイヤ41が接続されたランド42が形成されている。
なお、図5ないし7においては、出力ワイヤ39及び制御ワイヤ41の一部又は全部を、適宜、省略して記載してある。
(製造工程)
続いて、本実施形態の製造工程の一例を以下に説明する。まず、金属板材をプレス加工することにより、入力端子29、出力端子34、及びストレート端子35を所定の形状に形成する。
続いて、本実施形態の製造工程の一例を以下に説明する。まず、金属板材をプレス加工することにより、入力端子29、出力端子34、及びストレート端子35を所定の形状に形成する。
入力端子29のうち、露出部31Aに対応する領域に、ベアチップ37をはんだ付けする。その後、ベアチップ37が接続された入力端子29と、出力端子34と、ストレート端子35とを、合成樹脂材でインサート成型することによりコネクタハウジング12を形成する。
続いて、ベアチップ37の出力電極38と、出力端子34の露出部31Bとに、ワイヤーボンディングによって、出力ワイヤ39を接続する。
続いて、電子部品23が実装された回路基板16を、フード部15の奥壁13の外面に重ねて配する。このとき、ベアチップ37の出力電極38と、出力端子34の露出部31Bとをワイヤーボンディングした際に、出力ワイヤ39を保持する治具(図示せず)が配された領域内に回路基板16が位置するようにして、回路基板16を配する。このとき、回路基板16のボス挿通孔25内に位置決めボス24を挿通することにより、回路基板16の位置決めがなされる。また、ストレート端子35の他方の端部を、回路基板16のスルーホール36内に挿通させる。続いて、回路基板16のねじ挿通孔27内にねじ28を挿通し、コネクタハウジング12のねじ孔26に螺合する。これにより、回路基板16をコネクタハウジング12に固定する。
次に、ストレート端子35と、回路基板16のスルーホール36とを、公知のフロー半田付けにより接続する。続いて、ベアチップ37の制御端子と、回路基板16のランド42とに、ワイヤーボンディングによって、制御ワイヤ41を接続する。
その後、型抜き孔19内に図示しない充填材を充填する。続いて、ベアチップ37、出力ワイヤ39及び制御ワイヤ41を、図示しないポッティング材によって覆う。
続いて、ケーシング14を、コネクタハウジング12の上方から組み付ける。すると、ケーシング14のロック受け部21が、コネクタハウジング12のロック突部20と当接して弾性変形する。更にケーシング14をコネクタハウジング12に向かって変位させると、ロック受け部21が復帰変形し、ロック受け部21とロック突部20とが弾性的に係合する。これにより、ケーシング14とコネクタハウジング12とが一体に組み付けられる。以上により、電気接続箱11が完成する。
上記の電気接続箱11は、車両に対して、フード部15の開口方向を下方に向けた姿勢で取り付けてもよく、また、フード部15の開口方向を水平に向けた姿勢で取り付けてもよく、必要に応じて任意の姿勢で取り付けることができる。
(作用、効果)
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。本実施形態によれば、ベアチップ37が接続された入力端子29の露出部31Aと、このベアチップ37と電力ワイヤを介して接続される出力端子34の露出部31Bとは、フード部15の奥壁13の壁面に沿って間隔を空けて配されている。これにより、入力端子29の露出部31Aと出力端子34の露出部31Bとをフード部15の開口方向について間隔を空けて並べる場合に比べて、フード部15の開口方向について回路構成体10及び電気接続箱11を小型化できる。
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。本実施形態によれば、ベアチップ37が接続された入力端子29の露出部31Aと、このベアチップ37と電力ワイヤを介して接続される出力端子34の露出部31Bとは、フード部15の奥壁13の壁面に沿って間隔を空けて配されている。これにより、入力端子29の露出部31Aと出力端子34の露出部31Bとをフード部15の開口方向について間隔を空けて並べる場合に比べて、フード部15の開口方向について回路構成体10及び電気接続箱11を小型化できる。
また、本実施形態によれば、入力端子29から入力される電力は、入力端子29に接続された複数のベアチップ37に分岐される。これにより、複数のベアチップ37に電力を分岐するための分岐回路を、別途形成しなくてもよいので、回路構成体10及び電気接続箱11を小型化することができる。
また、本実施形態によれば、ベアチップ37のオンオフを制御する制御信号は、回路基板16の導電路から、制御ワイヤ41を介してベアチップ37に送信される。
また、本実施形態によれば、回路基板16の一部は出力端子34の露出部31Bに重ねて配されており、回路基板16のうち露出部31Bに重ねて配された領域には、制御ワイヤ41が接続されたランド42が形成されている。これにより、ワイヤーボンディング時に、制御ワイヤ41及びランド42に対して加えられる振動は、金属板材からなる露出部31Bによって確実に受けられる。この結果、上記の振動が制御ワイヤ41及びランド42に確実に加えられるので、制御ワイヤ41とランド42とを確実に接続することができる。
また、本実施形態によれば、回路基板16の一部は入力端子29の露出部31Aに重ねて配されており、回路基板16のうち露出部31Aに重ねて配された領域には、制御ワイヤ41が接続されたランド42が形成されている。これにより、ワイヤーボンディング時に、制御ワイヤ41及びランド42に対して加えられる振動は、金属板材からなる露出部31Aによって確実に受けられる。この結果、上記の振動が制御ワイヤ41及びランド42に確実に加えられるので、制御ワイヤ41とランド42とを確実に接続することができる。
また、ワイヤーボンディングによってワイヤを電極に接続する際には、電極の周囲に、ワイヤを接続する治具を配するための空間が必要となる。このため、回路構成体10を製造するためには、まず、出力電極38と、出力ワイヤ39とを接続するための治具を配する空間が必要となる。更に、制御電極40と、制御ワイヤ41とを接続するための治具を配する空間も必要となる。仮に、回路基板16をコネクタハウジング12に配設した後に、出力ワイヤ39、及び制御ワイヤ41を接続しようとすると、それぞれのワイヤ39,41を接続する治具を配するための空間を確保しなければならない。このため、回路構成体10及び電気接続箱11が大型化することが懸念される。
本実施形態によれば、まず、ベアチップ37の出力電極38と、出力端子34の露出部31Bとを出力ワイヤ39で接続する。出力ワイヤ39を接続した後では、出力ワイヤ39を接続する治具を配するための空間は不要となる。次いで、出力端子34の露出部31Bに回路基板16を重ねる。このとき、出力ワイヤ39を接続する治具を配するための空間内に回路基板16を配する。その後、回路基板16の導電路に制御ワイヤ41を接続する。これにより、出力ワイヤ39を接続する治具を配する空間内に回路基板16を配することができるので、回路構成体10及び電気接続箱11を小型化できる。
本実施形態によれば、回路基板16には切欠部43が形成されており、この切欠部43内に出力ワイヤ39が配されている。これにより、出力ワイヤ39が回路基板16に干渉することを抑制できる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図8ないし図10を参照しつつ説明する。図8及び図9に示すように、回路基板16の前端部は、出力端子34の露出部31Bの上方を覆っている。
次に、本発明の実施形態2を図8ないし図10を参照しつつ説明する。図8及び図9に示すように、回路基板16の前端部は、出力端子34の露出部31Bの上方を覆っている。
また、図10に示すように、回路基板16の一部は、フード部15の奥壁13の上面に重ねて配置されている。回路基板16のうち奥壁13に重ねて配された領域には、制御ワイヤ41Aが接続されたランド42Aが形成されている。
上記以外の構成については、実施形態1と略同様なので、同一部材については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態によれば、ワイヤーボンディング時に、制御ワイヤ41A及びランド42Aに対して加えられる振動は、奥壁13によって確実に受けられる。この結果、上記の振動が制御ワイヤ41A及びランド42Aに確実に加えられるので、制御ワイヤ41Aとランド42Aとを確実に接続することができる。
また、本実施形態によれば、出力端子34の露出部31Bの上方に位置する回路基板16の表面に導電路を形成することにより、配線密度を向上させることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態では、回路構成体10を構成するコネクタハウジング12にケーシング14が組み付けられて電気接続箱11とされる構成としたが、これに限られず、回路構成体10は、他の電気接続箱11を構成するケースの内部に収容されて、他の電気接続箱11の回路の一部を構成してもよい。また、例えば、複数の回路構成体10が1つのケース内に収容されて、1つの電気接続箱11を構成する構成としてもよい。
(2)本実施形態に係る回路構成体10は、回路基板16を備える構成としたが、これに限られず、回路基板16を備えない構成としてもよい。この場合には、電気接続箱11の外部に位置する制御部(CPU、制御回路等、制御信号を出力する任意の構成を含む)から出力される制御信号が入力される制御端子をコネクタハウジング12部に設け、この制御端子をコネクタハウジング12部の奥壁13に沿って屈曲させて、奥壁13から露出する露出部を形成し、この露出部とベアチップ37の制御電極40とを制御ワイヤ41ーで接続する構成としてもよい。
(3)本実施形態では、ベアチップ37は入力端子29に接続される構成としたが、これに限られず、ベアチップ37は出力端子に接続される構成としてもよい。この場合、ベアチップ37の電力用電極は、入力端子と、電力ワイヤで接続される。
(4)本実施形態では、1つの入力端子29に複数のベアチップ37が接続される構成としたが、これに限られず、1つの入力端子29に1つのベアチップ37が接続される構成としてもよい。
(5)本実施形態では、回路基板16の少なくとも一部は露出部31A,31Bに重ねられる構成としたが、これに限られず、回路基板16は露出部31A、31Bに重ならない構成としてもよい。
(6)本実施形態では、1つの電気接続箱11に2つの入力端子29が配される構成としたが、これに限られず、1つの電気接続箱11に1つの入力端子29が配される構成としてもよく、また、3つ以上の入力端子29が配される構成としてもよい。
(7)本実施形態では、入力端子29は、ベアチップ37が実装された後にインサート成型される構成としたが、これに限られず、入力端子29をインサート成型した後に、露出部31Aの上面にベアチップ37を実装してもよい。また、入力端子29をコネクタハウジング12に配設する方法としては、インサート成型に限られず、予め成形されたコネクタハウジング12に入力端子29を圧入してもよく、また、予め成形されたコネクタハウジング12に入力端子29を接着してもよい。
また、コネクタハウジング12に突起を形成しておき、入力端子29には上記の突起が挿通される貫通孔を形成しておき、入力端子29の貫通孔内にコネクタハウジング12の突起を挿通させ、この突起の先端を圧潰することにより、入力端子29をコネクタハウジング12に固定してもよい。
このように、入力端子29をコネクタハウジング12に配設する方法としては、必要に応じて任意の方法を採用しうる。
(8)本実施形態では、回路基板16は、出力ワイヤ39を出力電極38と露出部31Bとに接続した後に、コネクタハウジング12に取り付ける構成としたが、これに限られず、回路基板16をコネクタハウジング12に取り付けた後に、出力ワイヤ39を出力電極38と露出部31Bとに接続してもよい。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態では、回路構成体10を構成するコネクタハウジング12にケーシング14が組み付けられて電気接続箱11とされる構成としたが、これに限られず、回路構成体10は、他の電気接続箱11を構成するケースの内部に収容されて、他の電気接続箱11の回路の一部を構成してもよい。また、例えば、複数の回路構成体10が1つのケース内に収容されて、1つの電気接続箱11を構成する構成としてもよい。
(2)本実施形態に係る回路構成体10は、回路基板16を備える構成としたが、これに限られず、回路基板16を備えない構成としてもよい。この場合には、電気接続箱11の外部に位置する制御部(CPU、制御回路等、制御信号を出力する任意の構成を含む)から出力される制御信号が入力される制御端子をコネクタハウジング12部に設け、この制御端子をコネクタハウジング12部の奥壁13に沿って屈曲させて、奥壁13から露出する露出部を形成し、この露出部とベアチップ37の制御電極40とを制御ワイヤ41ーで接続する構成としてもよい。
(3)本実施形態では、ベアチップ37は入力端子29に接続される構成としたが、これに限られず、ベアチップ37は出力端子に接続される構成としてもよい。この場合、ベアチップ37の電力用電極は、入力端子と、電力ワイヤで接続される。
(4)本実施形態では、1つの入力端子29に複数のベアチップ37が接続される構成としたが、これに限られず、1つの入力端子29に1つのベアチップ37が接続される構成としてもよい。
(5)本実施形態では、回路基板16の少なくとも一部は露出部31A,31Bに重ねられる構成としたが、これに限られず、回路基板16は露出部31A、31Bに重ならない構成としてもよい。
(6)本実施形態では、1つの電気接続箱11に2つの入力端子29が配される構成としたが、これに限られず、1つの電気接続箱11に1つの入力端子29が配される構成としてもよく、また、3つ以上の入力端子29が配される構成としてもよい。
(7)本実施形態では、入力端子29は、ベアチップ37が実装された後にインサート成型される構成としたが、これに限られず、入力端子29をインサート成型した後に、露出部31Aの上面にベアチップ37を実装してもよい。また、入力端子29をコネクタハウジング12に配設する方法としては、インサート成型に限られず、予め成形されたコネクタハウジング12に入力端子29を圧入してもよく、また、予め成形されたコネクタハウジング12に入力端子29を接着してもよい。
また、コネクタハウジング12に突起を形成しておき、入力端子29には上記の突起が挿通される貫通孔を形成しておき、入力端子29の貫通孔内にコネクタハウジング12の突起を挿通させ、この突起の先端を圧潰することにより、入力端子29をコネクタハウジング12に固定してもよい。
このように、入力端子29をコネクタハウジング12に配設する方法としては、必要に応じて任意の方法を採用しうる。
(8)本実施形態では、回路基板16は、出力ワイヤ39を出力電極38と露出部31Bとに接続した後に、コネクタハウジング12に取り付ける構成としたが、これに限られず、回路基板16をコネクタハウジング12に取り付けた後に、出力ワイヤ39を出力電極38と露出部31Bとに接続してもよい。
10…回路構成体
11…電気接続箱
12…コネクタハウジング
13…奥壁
14…ケーシング
15…フード部
16…回路基板
22…収容空間
29…入力端子(一の端子金具)
30A,30B…雄タブ
31A,31B…露出部
34…出力端子(他の端子金具)
37…ベアチップ
38…出力電極(電力用電極)
39…出力ワイヤ(電力ワイヤ)
40…制御電極
41,41A…制御ワイヤ
42,42A…ランド(導電路)
11…電気接続箱
12…コネクタハウジング
13…奥壁
14…ケーシング
15…フード部
16…回路基板
22…収容空間
29…入力端子(一の端子金具)
30A,30B…雄タブ
31A,31B…露出部
34…出力端子(他の端子金具)
37…ベアチップ
38…出力電極(電力用電極)
39…出力ワイヤ(電力ワイヤ)
40…制御電極
41,41A…制御ワイヤ
42,42A…ランド(導電路)
Claims (11)
- フード部が開口されると共に前記フード部の開口方向の内方に位置する奥壁を有するコネクタハウジングと、
前記奥壁に配されて、前記フード部内に位置する雄タブを有すると共に前記雄タブに対して略直角に屈曲されて前記奥壁の外面から露出する露出部を有する複数の端子金具と、
複数の前記端子金具のうち、一の端子金具の露出部に接続されたベアチップと、
前記ベアチップのうち前記露出部に接続された面と反対側の面に形成された電力用電極に接続されると共に、複数の前記端子金具のうち、他の端子金具の露出部に接続された電力ワイヤと、を備え、
複数の前記露出部は、前記奥壁に接触し、且つ前記奥壁の外面に沿って間隔を空けて配されている回路構成体。 - 前記一の端子金具は入力端子であって、前記入力端子には複数の前記ベアチップが接続されている請求項1に記載の回路構成体。
- 前記奥壁の外面に沿って回路基板が配設されており、前記回路基板にプリント配線技術により形成された導電路は、前記ベアチップのうち前記露出部に接続された面と反対側の面に形成された制御電極と、制御ワイヤで接続されている請求項1または請求項2に記載の回路構成体。
- 前記回路基板の一部は前記露出部に重ねて配されており、前記回路基板のうち前記露出部に重ねて配された領域には、前記制御ワイヤが接続された前記導電路が形成されている請求項3に記載の回路構成体。
- 前記回路基板の一部は前記奥壁に重ねて配されており、前記回路基板のうち前記奥壁に重ねて配された領域には、前記制御ワイヤが接続された前記導電路が形成されている請求項3に記載の回路構成体。
- フード部が開口されると共に前記フード部の開口方向の内方に位置する奥壁を有するコネクタハウジングと、
前記奥壁に配されて、前記フード部内に位置する雄タブを有すると共に前記雄タブに対して略直角に屈曲されて前記奥壁の外面から露出する露出部を有する複数の端子金具と、
前記コネクタハウジングに取り付けられて前記奥壁を覆うケーシングと、
前記コネクタハウジングと前記ケーシングとの間に形成された収容空間内に収容されると共に、前記複数の端子金具のうち、一の端子金具の露出部に接続されたベアチップと、
前記ベアチップのうち前記露出部に接続された面と反対側の面に形成された電力用電極に接続されると共に他の端子金具の露出部に接続された電力ワイヤと、を備え、
複数の前記露出部は、前記奥壁に接触し、且つ前記奥壁の外面に沿って間隔を空けて配されている電気接続箱。 - 前記一の端子金具は入力端子であって、前記入力端子には複数の前記ベアチップが接続されている請求項6に記載の電気接続箱。
- 前記収容空間内には、前記奥壁の外面に沿って回路基板が配設されており、前記回路基板にプリント配線技術により形成された導電路は、前記ベアチップのうち前記露出部に接続された面と反対側の面に形成された制御電極と、制御ワイヤで接続されている請求項6または請求項7に記載の電気接続箱。
- 前記回路基板の一部は前記露出部に重ねて配されており、前記回路基板のうち前記露出部に重ねて配された領域には、前記制御ワイヤが接続された前記導電路が形成されている請求項8に記載の電気接続箱。
- 前記回路基板の一部は前記奥壁に重ねて配されており、前記回路基板のうち前記奥壁に重ねて配された領域には、前記制御ワイヤが接続された前記導電路が形成されている請求項8に記載の電気接続箱。
- フード部が開口されると共に前記フード部の開口方向の内方に位置する奥壁を有するコネクタハウジングと、
前記奥壁に配されて、前記フード部内に位置する雄タブを有すると共に前記雄タブに対して略直角に屈曲されて前記奥壁の外面から露出する露出部を有する複数の端子金具と、
前記複数の端子金具のうち、一の端子金具の露出部に接続されたベアチップと、を有する回路構成体の製造方法であって、
前記複数の端子金具のうち、他の端子金具の露出部と、ベアチップのうち前記一の端子金具の露出部と反対側の面に形成された電力用電極とを、電力ワイヤで接続する工程と、
回路基板の一部を、前記露出部に重ねると共に、前記電力ワイヤを接続する治具を配するための空間内に配置する工程と、
前記回路基板にプリント配線技術により形成された導電路と、前記ベアチップのうち前記露出部と反対側の面に形成された制御電極とを制御ワイヤで接続する工程と、を実行する回路構成体の製造方法。
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JP2002353404A (ja) * | 2001-05-22 | 2002-12-06 | Taiheiyo Seiko Kk | インテリジェントパワースイッチ装置 |
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