JP2012080464A - 画像処理装置、画像形成装置、及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置、及び画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】補正処理用データの記憶専用の記憶手段を設ける場合に比べて、記憶手段全体の容量が抑制される、画像処理装置、画像形成装置、及び画像処理プログラムを提供する。
【解決手段】以上説明したように本実施の形態の画像形成装置10では、スキュー補正処理部28で補正処理を行う際に用いられるスキュー補正用データを記憶するメモリ32を、その他の画像処理の際に用いられる他の画像処理用データを記憶するメモリ32と共有するようにメモリ制御部44が制御すると共に、スキュー補正処理手段及びその他の画像処理を実行する処理手段をシステム制御部42が制御する。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像処理装置、画像形成装置、及び画像処理プログラムに関する。
特許文献1には、原稿を読み取って画像データを得る読取手段、読み取られる原稿の傾き角度を検出する傾き角度検出手段及び検出された原稿の傾き角度に基づいて、傾いた原稿を読み取って得られた画像データの補正を行い、傾きのない画像を形成する画像データを作成する角度補正手段を有する画像の傾き補正装置において、前記角度補正手段により補正することができる最大補正角度を表示する表示手段を有することを特徴とする画像の傾き補正装置が記載されている。
特許2000−244728号公報
本発明は、補正処理用データの記憶専用の記憶手段を設ける場合に比べて、記憶手段全体の容量が抑制される、画像処理装置、画像形成装置、及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の画像処理装置は、読取手段で原稿を読み取った際に生じた前記原稿の傾き角度に基づいて、前記原稿の傾きに起因する前記読取手段で読み取った前記原稿の画像の傾きを補正する補正処理が実行されるように補正処理手段を制御し、かつ前記補正処理と異なる他処理が実行されるように他処理手段を制御する第1制御手段と、前記原稿の傾き角度に応じた画像データであって、前記補正処理に用いられる補正処理用データ及び前記他処理に用いられる他処理用データを同一の記憶手段に記憶させるよう制御し、かつ前記補正処理用データ及び前記他処理用データを前記記憶手段から読み出すよう制御する第2制御手段と、を備えた。
請求項2に記載の画像処理装置は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記傾き角度に応じて前記補正処理データのデータ量が予め定められており、前記第1制御手段は、検出手段で検出した前記傾き角度に応じた前記補正処理データのデータ量と、前記他処理用データのデータ量と、を合わせた合計量が前記記憶手段の容量を越える場合は、前記補正処理及び前記他処理が予め定められた優先順位に基づいた順番で実行されるように前記補正処理及び前記他処理の実行順番を制御する。
請求項3に記載の画像処理装置は、請求項1または請求項2に記載の画像処理装置において、前記傾き角度に応じて前記補正処理データの伝送に用いられる帯域幅が予め定められており、前記第2制御手段は、前記補正処理用データの伝送に用いられる帯域幅と、前記他処理用データの伝送に用いられる帯域幅とを合わせた大きさが前記記憶手段にデータを伝送する際に用いられる帯域幅の上限を超える場合は、前記補正処理用データ及び前記他処理用データが予め定められた優先順位に基づいた順番で、前記記憶手段と、前記補正処理手段及び前記他処理手段との間で伝送されように、前記補正処理用データ及び前記他処理用データの伝送順番を制御する。
請求項4に記載の画像処理装置は、請求項1または請求項2に記載の画像処理装置において、前記傾き角度に応じて前記補正処理データの伝送に用いられる帯域幅が予め定められており、前記第1制御手段は、前記補正処理用データの伝送に用いられる帯域幅と、前記他処理用データの伝送に用いられる帯域幅とを合わせた大きさが前記記憶手段にデータを伝送する際に用いられる帯域幅の上限を超える場合は、前記補正処理及び前記他処理が予め定められた優先順位に基づいた順番で実行されるように前記補正処理及び前記他処理の実行順番を制御する。
請求項5に記載の画像処理装置は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置において、複数の前記他処理がある場合は、前記第1制御手段は、予め定められた優先順位に基づいた順番で前記他処理が実行されるように制御する。
請求項6に記載の画像処理装置は、請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の画像処理装置において、前記予め定められた優先順位は、処理の即時性に基づいて予め定められた順位である。
請求項7に記載の画像処理装置は、請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の画像処理装置において、前記予め定められた優先順位を設定するための設定手段を備えた。
請求項8に記載の画像形成装置は、原稿を読み取る読取手段と、前記読取手段で前記原稿を読み取った際に生じた前記原稿の傾き角度を検出する検出手段と、前記読取手段で読み取った前記原稿の画像の傾きを補正する補正処理を行う補正処理手段と、前記補正処理と異なる他処理を実行する他処理手段と、記憶手段と、前記補正処理手段及び前記他処理手段を制御する第1制御手段と、前記補正処理に用いられる補正処理用データ及び前記他処理に用いられる他処理用データを前記記憶手段に記憶させるよう制御し、かつ前記補正処理用データ及び前記他処理用データを前記記憶手段から読み出すよう制御する第2制御手段と、を備えた請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像処理装置と、を備えた。
請求項9に記載の画像処理プログラムは、第1制御手段により、読取手段で原稿を読み取った際に生じた前記原稿の傾き角度に基づいて、前記原稿の傾きに起因する前記読取手段で読み取った前記原稿の画像の傾きを補正する補正処理が実行されるように補正処理手段を制御し、かつ前記補正処理と異なる他処理が実行されるように他処理手段を制御するステップと、第2制御手段により、前記原稿の傾き角度に応じた画像データであって、前記補正処理に用いられる補正処理用データ及び前記他処理に用いられる他処理用データを同一の記憶手段に記憶させるよう制御し、かつ前記補正処理用データ及び前記他処理用データを前記記憶手段から読み出すよう制御するステップと、を備えた処理をコンピュータに実行させるためのものである。
請求項1、請求項8、及び請求項9に記載の発明によれば、補正処理用データの記憶専用の記憶手段を設ける場合に比べて、記憶手段全体の容量が抑制される。
請求項2に記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、記憶手段の容量不足が回避される。
請求項3及び請求項4に記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、記憶手段の帯域幅を超えてしまうことが回避される。
請求項5に記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、処理の実行順番が適切になる。
請求項6に記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、処理の即時性が損なわれることが防止される。
請求項7に記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、処理の順番が所望の順場になる。
本実施の形態に係る画像形成装置に備えられる原稿自動給送部の一例の概略構成を示す概略構成図である。 本実施の形態に係る原稿自動給送部に備えられたスキュー量検知部の一例について説明するための原稿自動給送部を上面から見た上面図である。 スキュー量検知部によるスキュー量(スキュー角度)の検出について説明するための説明図である。 スキュー角度とスキュー補正用データのデータ量との関係を説明するための説明図であり、(A)は、スキュー角度Sが小さい場合に用いられるスキュー補正用データの範囲を示しており、(B)は、スキュー角度Sが大きい場合に用いられるスキュー補正用データを示している。 第1実施例に係る画像形成装置の一例の概略構成を示す機能ブロック図である。 第1実施例に係るメモリ制御処理の一例のフローチャートである。 第2実施例に係る画像形成装置の一例の概略構成を示す機能ブロック図である。 第2実施例に係るメモリ制御処理の一例のフローチャートである。 スキュー角度とメモリからスキュー補正用データを読み出す読み出し単位との関係を説明するための説明図であり、(A)は、スキュー角度Sが小さい場合に用いられる読み出し単位を示しており、(B)は、スキュー角度Sが大きい場合に用いられる読み出し単位を示している。 第3実施例に係る画像形成装置の一例の概略構成を示す機能ブロック図である。 第3実施例に係るメモリ制御処理の一例のフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。本実施の形態の画像形成装置は、原稿を読み取って画像データに変換し、予め定められた画像処理を行った後、当該画像データを用紙に印刷する画像形成部と、当該画像形成部に原稿を給送する原稿自動給送部と、画像形成部における画像処理等を制御する画像処理部と、を備えて構成されている(詳細後述)。
本実施の形態の画像形成装置(画像処理部)は、原稿を読み取った画像のスキュー(傾き)を補正する際に用いられるスキュー補正用データと、原稿を読み取った画像データに対するスキュー補正以外の画像処理を行う際に用いられる他処理用データとを、同一のメモリに記憶させ、かつそれぞれのデータを各処理に応じて当該メモリから読み出すように制御する機能を有するものである。
まず、本実施の形態の画像形成装置10におけるスキュー量(スキュー角度S)の検出について説明する。図1に、本実施の形態の原稿自動給送部12の一例の概略構成図を示す。本実施の形態の原稿自動給送部12は、画像形成部及び画像処理部40を内部に備えた筐体(図示省略)の上面にあるプラテンガラス22及び読取ガラス24上に搭載されている。原稿自動給送部12は、給紙部14、処理済用紙収納部16、搬送ロール17、及びスキュー量検知部18等を備えて構成されている。
給紙部14にセットされた原稿Pは、搬送ロール17により搬送され、画像形成部20の読取ガラス24上にある原稿読取位置Spで画像形成部20に備えられた読取部(詳細後述)で読み取られる。読み取られた原稿Pは、さらに搬送ロール17により搬送され、処理済用紙収納部16に収納される。本実施の形態の原稿自動給送部12では、原稿Pが搬送ロール17により搬送される際、スキュー量検知部18で原稿の傾き(スキュー角度S)を検知する。本実施の形態のスキュー量検知部18は、図2に示すように、原稿Pが搬送される方向と略直交する方向に2つ(スキュー量検知部18−1、18−2)備えられている。なお、図2は、原稿自動給送部12を上面から見た上面図である。スキュー量検知部18の具体的例としては、フォトセンサ等が挙げられる。
本実施の形態のスキュー量検知部18−1、18−2はそれぞれ、図3に示すように、原稿Pの先端部(用紙端部)を検出し、その座標位置に基づいて、スキュー角度Sを算出する。なお、スキュー量検知部18や、スキュー角度Sの検出方法は、当該構成に限らず、画像形成装置の読取部で読み取った画像データに基づいて、原稿Pの用紙端部の情報を抽出する検出方法や、原稿Pの用紙位置検知用のラインセンサ等を用いる検出方法等、一般的に用いられるその他の検出方法を用いるようにしてもよく、特に限定されるものではない。
次に、本実施の形態におけるメモリをスキュー補正処理と他処理とで共用するための制御処理(以下、メモリ制御処理という)について、いくつかの場合を挙げて説明する。
まず、メモリの容量不足を回避するように制御するメモリ制御処理について説明する。本実施の形態の画像形成装置では、スキュー補正を原稿Pを全て(用紙1枚分の全画像)を読み取った後に行うのではなく、スキュー角度Sに応じた分だけ原稿Pの画像を読み取った画像データをスキュー補正用データとしてメモリに記憶させ、メモリから順次スキュー補正用データを読み出してスキュー補正処理を行っている。そのため、図4に示すように、スキュー角度Sによって、スキュー補正用データのデータ量が異なり、従って使用するメモリ領域の大きさが異なる。図4(A)は、スキュー角度Sが小さい場合に用いられるスキュー補正用データの範囲を示しており、(B)は、スキュー角度Sが大きい場合に用いられるスキュー補正用データを示している。図4からわかるように、スキュー角度Sに応じてスキュー補正用データのデータ量は大きくなる。そのため、スキュー角度Sが大きい場合にメモリの容量不足を発生する場合があるので、これを回避するようにメモリ制御処理を行う。
(実施例1)
プリント時に、読み取った画像データを画像展開(例えば、ラスター展開)する画像処理に用いられるプリント用データと、スキュー補正用データとでメモリを共用する場合に、当該メモリの容量不足を回避するように制御するメモリ制御処理について説明する。
当該メモリ制御処理を行う機能に関する画像形成装置の構成の一例の機能ブロック図を図5に示す。本実施の形態の画像形成装置は、スキュー量検知部18を有する原稿自動給送部12、画像形成部20、及び画像処理部40を備えて構成されている。画像形成部20は、ユーザ」I/F25、読取部26、スキュー補正処理部28、印字部30、プリント指示部、及びメモリ32を備えて構成されている。また、画像処理部40は、システム制御部42及びメモリ制御部44を備えて構成されている。
本実施の形態のシステム制御部42は、画像形成部20及び画像形成部20全体、各処理動作を制御する機能を有しており、CPU(Central Processing Unit)46、メモリ48、及び記憶部50を含んで構成されている。メモリ48は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を含んで構成されており、メモリ制御処理の処理プログラム49等が記憶されている。メモリ制御処理を行う際には、メモリ48のROMの所定の領域に予め記憶されているプログラム49がCPU46により実行される。記憶部50は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等から成る不揮発性のものである。本実施の形態では、記憶部50には、スキュー補正処理や、その他の画像処理の実行の優先順位等が記憶されている。
ユーザI/F25は、各処理の優先順位(詳細後述)等をユーザ設定するための機能を有するインターフェイスである。なお、設定された優先順位等は、システム制御部42の記憶部50に記憶された状態になる。
読取部26は、システム制御部42の制御に基づいて、原稿Pを読取り画像データに変換する機能を有している。プリント指示部31は、システム制御部42の制御に基づいて、プリント出力するための画像展開等を行う機能を有している。
スキュー補正処理部28は、システム制御部42の制御に基づいて、スキュー補正処理を行う機能を有している。スキュー補正処理は、上述のように原稿P、1枚分の全画像を読み取った後に行うものではなく、スキュー角度Sに応じたスキュー補正用データにより検知量分の画像回転処理を行い、原稿P通りの傾きの無い画像に補正するスキュー補正処理を行う方式であれば、特に限定されず、一般的に用いられている方法でよい。例えば、メモリ32に記憶されたスキュー補正用データからスキュー角度Sに応じて、斜めに画像を読み出し、アフィン変換等により座標変換を行う。座標変換では、スキュー補正後の画素座標に対応する、スキュー前の座標の画素を読み出す。その際、スキュー補正前後の画素は1対1で対応しないため、スキュー補正前の複数の周辺画素を読み出し、補間処理を行うという一般的手法が挙げられる。なお、本実施の形態では、スキュー補正処理部28と、スキュー量検知部18とは、独立して(別個に)動作するように構成されている。
本実施の形態では、スキュー補正処理及び画像展開処理においてメモリ32を共用するため、メモリ32には、スキュー補正用データ及び画像展開されたプリント用データが記憶される。なお、メモリ32の容量は、スキュー補正用データ量の最大値またはプリント用データのデータ量の最大値のいずれか大きいほう以上の容量であればよく、また、両方の最大値を足し合わせた容量未満であってよい。
印字部30は、スキュー補正処理や画像展開等の画像処理が行われた画像データを印字する、すなわち用紙上に画像データに基づいた画像を形成する機能を有するものである。
メモリ制御部44は、スキュー補正処理の際のスキュー補正用データのメモリ32への記憶・読み出し、及びプリント処理(画像展開処理の際のプリント用データ等のメモリ32への記憶・読み出しを制御する機能を有している。具体的には、メモリ32にデータを記憶させる領域(場所)や、何れのデータ、または両データをメモリ32に記憶・読み出しするか等を制御する。
図6にメモリ制御処理の一例のフローチャートを示す。本処理は、ユーザから原稿Pの読み取り開始が指示された場合に実行される。
ステップ100では、印字部30でプリント動作中であるか否か判断する。プリント動作中ではない場合は、否定されてステップ106へ進む。一方、プリント動作中である場合は、肯定されてステップ120へ進み、プリントが終了したか否か判断する。終了していない場合は、否定されて待機状態になり、終了すると、肯定されてステップ104へ進み、プリント動作の開始を禁止する。
次のステップ106では、読取部26による原稿Pの読み取り、及びスキュー補正処理部28によるスキュー補正を開始する。原稿Pの読み取りが開始されたことにより、次のステップ108では、スキュー量検知部18からスキュー検知量(スキュー角度S)が入力される。次のステップ110では、スキュー角度Sに基づいて、スキュー補正用データのデータ量を取得する。例えば、記憶部50にスキュー角度Sとスキュー補正用データのデータ量との対応関係を記憶しておき、当該対応関係から入力されたスキュー角度Sに対応するスキュー補正用データを読み取る等して取得する。
次のステップ112では、スキュー補正用データ量が、メモリ32の容量(全容量)−プリント用データ量以下であるか否かを判断する。メモリ32の容量−プリント用データ量以下である場合は、空き領域に、スキュー補正用データを記憶させることができるため、メモリ32の容量不足は発生しない。この場合は、肯定されてステップ116へ進む。一方、スキュー補正用データ量がメモリ32の容量−プリント用データ量を越えている場合は、空き領域にスキュー補正用データを記憶させることができないため、否定されてステップ114へ進む。
ステップ114では、原稿Pの読み取りが終了し、スキュー補正処理が終了してメモリ32のスキュー補正用データの記憶・読み出しに用いられていた領域が開放されたか否か判断する。まだ、スキュー補正処理の実行中は否定されて待機状態になり、読み取り及びスキュー補正処理が終了し、メモリ32の領域が開放された場合は、肯定されてステップ116へ進み、ステップ116では、プリント開始を許可する。
次のステップ118では、本処理を終了するか否か判断する。読み取りを指示された原稿Pがまだ他にある場合等は、否定されてステップ100に戻り、本処理を繰り返す。一方、他にない場合等は、肯定されて本処理を終了する。
このように本実施例では、メモリ32をスキュー補正用データ及びプリント用データの記憶に共用する場合において、メモリ32の容量が、スキュー補正用データ量とプリント用データ量とを合わせた大きさよりも小さい場合は、プリントを行わないように印字部30及びプリント指示部31を制御すると共に、スキュー補正処理を行うようにスキュー補正処理部28を制御する。さらに、スキュー補正が終了し、メモリ32が開放された後、プリントを開始するように印字部30及びプリント指示部31を制御する。すなわち、本実施例では、スキュー角度Sに応じたスキュー補正用データ量に応じて、スキュー補正処理と、プリント処理とが排他的に実行されるよう制御されるため、メモリ32の容量不足が回避される。
(実施例2)
次に、プリント用データまたはその他のデータと、スキュー補正用データとでメモリを共用する場合に、当該メモリの容量不足を回避するように制御するメモリ制御処理について説明する。
当該メモリ制御処理を行う機能に関する画像形成装置の構成の一例の機能ブロック図を図7に示す。なお、本実施例は、実施例1と略同様の構成及び処理を含むため、同一部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
図7に示すように、画像形成装置10は、さらに、後段画像処理部29を備えている。後段画像処理部29は、スキュー補正処理された画像データに対して、光学系によるぼけを補正するMTF補正や、階調補正等の後段処理を行う機能を有している。後段処理された画像データは、さらにメモリ34のページメモリ34−2を用いて、画像の回転(90度または180度等)や、2枚の原稿Pの画像を1枚の用紙に印刷するためのページ合成、電子ソート等の画像処理がなされる。これらの画像処理が施された画像データは、印字部30または、画像データを保存、蓄積するためのHDD33に転送される。
メモリ34は、プリント用データが記憶されるプリント用メモリ34−1、ページメモリ34−2、及び連続してプリント出力するために用いられるページ分の画像バッファデータが記憶されるプリントバッファ34−3により構成されている。本実施例では、これらの何れかにスキュー補正用データを記憶させるようメモリ制御する。
図8にメモリ制御処理の一例のフローチャートを示す。本処理は、ユーザから原稿Pの読み取り開始が指示された場合に実行される。
ステップ200は第1実施例のステップ100に、ステップ202は第1実施例のステップ102に、ステップ204は第1実施例のステップ104に、それぞれ対応している。
プリントが行われていない状態にあるステップ206では、他の動作(処理)を制限するか否か判断する。ここでは、画像形成装置10の構成上物理的に発生する可能性がないスキュー角度Sの上限値(例えば45度)の場合のスキュー補正用データ量(記憶部50に予め記憶されている)に基づいて、メモリ34の空き容量で他処理の全てが実行された場合に足りるか否かにより他の動作を制限するか否か判断する。すなわち、スキュー補正用データ量の最大値+プリント用データ量+ページメモリデータ量+画像バッファデータ量がメモリ34の容量を超えない場合は、全ての処理(動作)が同時に実行されてもメモリ34の容量不足は発生しないため、他の動作を制限する必要がないので、否定されてステップ210へ進む。一方、容量を超える場合は、肯定されてステップ208へ進む。ステップ208では、スキュー補正処理以外の他の動作を制限(例えば、他の動作を全て一端停止させる)する。
次のステップ210は第1実施例のステップ106に、ステップ212は第1実施例のステップ108に、ステップ214は第1実施例のステップ110にそれぞれ対応している。
ステップ214で実際にスキュー補正処理に必要なスキュー補正用データ量が取得されると、メモリ34の空き容量が足りるか(容量不足が発生するか否か)を判断する。次のステップ216では、プリント用メモリ34−1の容量が足りるか否か判断する。スキュー補正用データ量+プリント用データ量がプリント用メモリ34−1容量を越えない場合は、肯定されてステップ222へ進む。一方、容量を超える場合は、ステップ218へ進む。ステップ218では、プリントバッファ34−3の容量が足りるか否か判断する。スキュー補正用データ量+画像バッファデータ量がプリントバッファ34−3の容量を超えない場合は、肯定されてステップ222へ進む。一方、容量を超える場合は、ステップ220へ進む。ステップ220では、ページメモリ34−2の容量が足りるか否か判断する。スキュー補正用データ量+ページメモリデータ量がページメモリ34−2の容量を超えない場合は、肯定されてステップ222へ進む。ステップ222では、メモリ34に容量不足が発生することがないため、空き容量が有るメモリ34(34−1、34−2、34−3)にスキュー補正用データを記憶させるように決定する。これに伴い、メモリ制御部44は決定されたメモリ34の領域にスキュー補正に伴い、スキュー補正用データの記憶・読み出しを行うよう制御する。次のステップ224では、他の動作の制限を全て解除した後、ステップ236へ進む。
一方、ステップ220で容量を超える場合は、否定されてステップ226へ進む。ステップ226では、記憶部50に設定、記憶されている誘電順位を取得する。他の動作の制限を解除するように制御する処理を行うが、動作の制限の解除は、記憶部50に記憶されている優先順位に基づいて行う。ここでは、処理(動作)のリアルタイム性(即時性)に応じた優先順位等が予め記憶部50に記憶されている場合について説明する。なお、本実施の形態では、スキュー補正処理が最もリアルタイム性の高い(優先順位の高い)処理としている。また、リアルタイム性に基づく優先順位は、リアルタイム動作が必要であるか否かに基づいて定められているが、一般的な優先順位(例えば、プリントバッファ34−3を用いる画像バッフアの蓄積の方がページメモリ34−2を用いた画像処理よりも優先順位が高い)に基づいて予め記憶部50に定めておいてもよいし、ユーザが所望に応じて記憶部50に設定したものでもよい。
次のステップ228では、順位が低い処理動作を制限し、当該処理に用いられるメモリ34(34−1、34−2、34−3)をスキュー補正用のメモリに決定する。次のステップ230では、他の処理動作の制限を解除した後、ステップ232へ進む。
ステップ232は第1実施例のステップ114に対応しており、原稿Pの読み取りが終了し、スキュー補正処理が終了してスキュー補正用データの記憶・読み出しに用いられていたメモリ34の領域が開放されたか否か判断する。開放されるまで否定されて待機状態になり、開放された場合は、肯定されてステップ234へ進み、制限していた処理動作の実行を許可した後ステップ236へ進み、本処理を終了するか否か判断する。終了しない場合は、否定されてステップ200に戻り本処理を繰り返し、終了する場合は、肯定されて本処理を終了する。
このように本実施例では、メモリ34をスキュー補正用データ及びその他の画像処理用データの記憶に共用する場合において、メモリ34の容量が、スキュー補正用データ量と他の画像処理用データ量とを合わせた大きさよりも小さい場合は、リアルタイム性に基づいた優先順位で、リアルタイム性が高い処理動作から実行されるようにスキュー補正処理部28を制御すると共に、印字部30、プリント指示部、及び後段画像処理部29を制御する。すなわち、本実施例では、スキュー角度Sに応じたスキュー補正用データ量に応じて、スキュー補正処理と、その他画像処理とが処理動作のリアルタイム性に応じて排他的に実行されるよう制御されるため、メモリ32の容量不足が回避されると共に、処理動作のリアルタイム性が損なわれない。
次に、メモリの帯域不足を回避するように制御するメモリ制御処理について説明する。本実施の形態の画像形成装置では、スキュー補正処理を行う場合、スキュー補正用データを読み出す単位が、図9に示すように、スキュー角度Sによって異なる。使用するメモリ領域の大きさが異なる。図9(A)は、スキュー角度Sが小さい場合に用いられる読み出し単位を示しており、(B)は、スキュー角度Sが大きい場合に用いられる読み出し単位を示している。なお、読み出し単位とは、スキュー補正用データを読み出すX方向の長さ(画素数)をいう。図9からわかるように、Y方向(原稿Pの搬送方向)の長さが同じである場合、スキュー角度S大きいほど、X方向の長さ、すなわち読み出し単位が小さくなる。例えば、DRAMの一種であるDDR等のメモリを用いる場合、複数まとめて転送するようバーストでメモリアクセスを行い、単位時間当たりのアクセス量を増加させ、処理効率をあげるものであるが、読み出し単位が小さくなると単位時間当たりに必要となるアクセス回数が多くなり、スキュー補正用データの伝送に用いる使用帯域が増加する。また、読取部26の読み取りの走査速度を高速にした場合や、読取生産性(単位時間あたりの読み取り枚数)を増加させた場合等、高速にメモリアクセスを行わなければならず、メモリアクセスの効率が処理動作に影響を与えることがある。
このように、他の画像処理とメモリを共有する場合、メモリの容量には問題がない(スキュー補正処理を含む全処理用のデータを記憶させられる容量がある場合)でも、メモリアクセスの処理効率により、スキュー補正処理に影響が生じ、処理途中で動作が停止したり破綻したりする場合がある。そのため、このようなことがないように、メモリ帯域を越えるようなことがないよう、メモリ帯域オーバーを回避するようにメモリ制御処理を行う。
(実施例3)
メモリ帯域オーバーを回避するように制御するメモリ制御処理について説明する。なお、本実施例では、メモリ容量には問題がないものとする。
当該メモリ制御処理を行う機能に関する画像形成装置の構成の一例の機能ブロック図を図10に示す。なお、本実施例は、実施例1及び実施例2と略同様の構成及び処理を含むため、同一部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施例では、予め記憶部50に、各処理の優先順位(上述の実施例2と同様に、リアルタイム性に基づいた優先順位)の他、メモリ36の処理能力(帯域上限)、スキュー角度Sとメモリアクセス効率(使用帯域)との対応関係、及びその他画像処理毎のメモリアクセス効率(使用帯域)が記憶されている。
システム制御部42は、メモリ制御部44に対して、優先順位の指示や、各処理動作のリクエストの発行許可及び停止やその他各制御の設定を行う。メモリ制御部45は、全処理動作に用いられる使用帯域(合計値)がメモリの帯域の上限を越える場合、メモリアクセスを時分割制御すると共に、画像処理部40から指示された優先順位に基づいてメモリへのアクセスを排他的制御する機能を有している。メモリ制御部45は、図10に示すように、アドレス制御部45−1、アクセス単位制御部45−2、及び入出力切替制御部45−3を含んで構成されている。アドレス制御部45−1は、メモリにデータを記憶させるまたは、メモリから読み出すアドレスを制御する機能を有している。アクセス単位制御部45−2は、各処理動作により発生したリクエストの優先順位と、アクセス単位(使用帯域)とを管理する機能を有するものである。入出力切替制御部45−3はメモリ36にデータを入力(記憶)させるのか、メモリ36からデータを出力(読出)するのかの切替えを制御する機能を有するものである。
図11にメモリ制御処理の一例のフローチャートを示す。なお、上述のように、メモリ36の容量不足は発生しないものとする。
ステップ300は第1実施例のステップ106に、ステップ302は第1実施例のステップ108に、それぞれ対応している。スキュー検知量が入力されると次のステップ304では、スキュー角度Sに基づいて、スキュー補正用データのデータ伝送に用いられる使用帯域(帯域幅)を記憶部50から取得する。次のステップ306では、現在処理動作中の処理(スキュー補正用データ処理以外の処理)に用いられる使用帯域(帯域幅)を記憶部50から取得する。
次のステップ308では、スキュー補正用帯域幅が、メモリ36の帯域幅−他処理使用帯域幅(他の処理で使用される帯域幅の合計値)以下であるか否かを判断する。メモリ36の帯域幅−他処理使用帯域幅以下である場合は、他の画像処理の際に行われるデータ伝送と、スキュー補正処理で行われるスキュー補正用データのデータ伝送とが同時に行われてもメモリ36の帯域がオーバーすることがない。この場合は、肯定されてステップ318へ進む。一方、スキュー補正用帯域幅が、メモリ36の帯域幅−他処理使用帯域幅を越えている場合は、同時にデータ転送を行うと、メモリ36の帯域がオーバーするため、否定されてステップ310へ進む。
ステップ310では、優先順位を取得し、次のステップ312では、当該優先順位に基づいて各処理動作を制限する。ここでは、優先順位に基づいて、リアルタイム性が損なわれないように各処理動作を制限するが、制限の仕方には、いくつかの方法が挙げられる。
例えば、システム制御部42が、優先順位に基づいて、プリント処理や、画像展開処理、後段画像処理等のうちから順位が低い(リアルタイム性が低い)処理動作を停止させるよう、当該処理を行う処理部を制御することが挙げられる。この場合、リアルタイム性の低い処理動作そのものが停止させられるため、当該処理動作によるデータが生じないため、メモリ36の帯域オーバーが回避される。
また、システム制御部42が優先順位に基づいて、プリント処理や、画像展開処理、後段画像処理等の各処理毎に、これらの処理動作中に行われる処理を停止させるよう、当該処理を行う処理部を制御することが挙げられる。プリント処理や、画像展開処理、後段画像処理等は、各処理毎に複数の処理を含んでいるため、これらの複数の処理毎に実行及び停止を制御するものである。例えば、リアルタイムで処理が必要な後段画像処理部29による後段画像処理の後のデータをページメモリ34−2へ伝送し、記憶させることまでは行うが、リルタイムで処理しなくてもよいページメモリ34−2からの当該データの読出しは停止させるように制御することが挙げられる。また他には、連続して画像を読み取って複数ページ分の画像データをプリントバッファ34−3に記憶させるのではなく、1ページ毎に、画像データの読み取り、プリントバッファ34−3への画像データの記憶、スキュー補正処理、後段画像処理を行うように、各処理部を制御することが挙げられる。
また、システム制御部42で各処理部の処理動作を制御するのではなく、メモリ制御部45で、優先順位に基づいて、メモリ36へのアクセス順を制御することが挙げられる。処理動作そのものは制限されないが、アクセス順が制御されるため、メモリ36へのデータの記憶、読み出しの順番が各データ毎に制御されるため、メモリ36の帯域オーバーが回避される。
次のステップ314では、原稿Pの読み取りが終了し、スキュー補正処理が終了したか否か判断する。まだ、スキュー補正処理の実行中は否定されてステップ310に戻り、一方、スキュー補正処理が終了した場合は、肯定されてステップ316へ進み、ステップ316では、制限していた処理動作の制限を解除する。
次のステップ318では、本処理を終了するか否か判断する。終了しない場合は、否定されてステップ300に戻り、本処理を繰り返す。一方、終了する場合は、肯定されて本処理を終了する。
このように本実施例では、メモリ36の帯域幅が、スキュー補正用データの伝送に用いられる帯域幅とその他の画像処理用データの伝送に用いられる帯域幅とを合わせた大きさよりも小さい場合は、リアルタイム性に基づいた優先順位に基づいて、その他の画像処理動作を制限するよう制御する。すなわち、本実施例では、スキュー角度Sに応じたスキュー補正用データの帯域幅に応じて、スキュー補正処理と、その他画像処理とが処理動作のリアルタイム性に応じて排他的に実行されるよう制御されるため、メモリ36の帯域オーバーが回避されると共に、処理動作のリアルタイム性が損なわれない。
以上説明したように本実施の形態の画像形成装置10では、スキュー補正処理部28で補正処理を行う際に用いられるスキュー補正用データを記憶するメモリを、その他の画像処理の際に用いられる他の画像処理用データを記憶するメモリと共有するようにメモリ制御部44が制御すると共に、スキュー補正処理手段及びその他の画像処理を実行する処理手段をシステム制御部42が制御する。
このように、本実施の形態の画像形成装置10では、補正処理用データの記憶専用のメモリを設けていないため、当該メモリを別個に備える場合に比べて、メモリ全体の容量(全メモリの合計容量)が抑制される。また、別個にメモリを設ける、すなわち、複数のメモリを設ける場合、大きな容量のメモリを設ける場合よりもコストアップする場合がある。しかしながら、本実施の形態では、別個に設けないため、画像バッファの記憶のみを考慮したプリントバッファ34−3の容量よりは大きなメモリを設ける場合であっても、メモリを別個に設ける場合よりもコストが抑えられる。
また、スキュー補正用データ量とその他の画像処理用データ量との合計がメモリの容量を超えてしまう場合は、リアルタイム性に基づいた優先順位に応じて、リアルタイム性が低いその他の画像処理が行われないように、システム制御部42が当該画像処理を実行する処理部を制御する。これにより、メモリの容量不足が回避されると共に、画像処理のリアルタイム性が損なわれず、良好な画質の画像が得られるようになる。
さらに、スキュー補正用データの帯域幅とその他の画像処理用データの帯域幅との合計がメモリの帯域幅を超えてしまう場合は、リアルタイム性に基づいた優先順位に応じて、リアルタイム性が低いその他の画像処理が行われないように、システム制御部42またはメモリ制御部45が各制御を実行する。これにより、メモリの帯域オーバーが回避されると共に、画像処理のリアルタイム性が損なわれず、良好な画質の画像が得られるようになる。従って、処理速度の低下が防止され、処理性能の低下が防止される。
なお、スキュー補正用データの記憶に用いられるメモリと共用するメモリは、上記に限らず、その他の画像形成装置10に備えられたメモリであってもよい。例えば、CPU46の制御に必要なワークメモリやメモリ48等であってもよい。
10 画像形成装置
12 原稿自動給送部
18 スキュー量検知部
26 読取部
28 スキュー補正処理部
32 メモリ
42 システム制御部
44 メモリ制御部

Claims (9)

  1. 読取手段で原稿を読み取った際に生じた前記原稿の傾き角度に基づいて、前記原稿の傾きに起因する前記読取手段で読み取った前記原稿の画像の傾きを補正する補正処理が実行されるように補正処理手段を制御し、かつ前記補正処理と異なる他処理が実行されるように他処理手段を制御する第1制御手段と、
    前記原稿の傾き角度に応じた画像データであって、前記補正処理に用いられる補正処理用データ及び前記他処理に用いられる他処理用データを同一の記憶手段に記憶させるよう制御し、かつ前記補正処理用データ及び前記他処理用データを前記記憶手段から読み出すよう制御する第2制御手段と、
    を備えた画像処理装置。
  2. 前記傾き角度に応じて前記補正処理データのデータ量が予め定められており、前記第1制御手段は、検出手段で検出した前記傾き角度に応じた前記補正処理データのデータ量と、前記他処理用データのデータ量と、を合わせた合計量が前記記憶手段の容量を越える場合は、前記補正処理及び前記他処理が予め定められた優先順位に基づいた順番で実行されるように前記補正処理及び前記他処理の実行順番を制御する、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記傾き角度に応じて前記補正処理データの伝送に用いられる帯域幅が予め定められており、前記第2制御手段は、前記補正処理用データの伝送に用いられる帯域幅と、前記他処理用データの伝送に用いられる帯域幅とを合わせた大きさが前記記憶手段にデータを伝送する際に用いられる帯域幅の上限を超える場合は、前記補正処理用データ及び前記他処理用データが予め定められた優先順位に基づいた順番で、前記記憶手段と、前記補正処理手段及び前記他処理手段との間で伝送されように、前記補正処理用データ及び前記他処理用データの伝送順番を制御する、請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記傾き角度に応じて前記補正処理データの伝送に用いられる帯域幅が予め定められており、前記第1制御手段は、前記補正処理用データの伝送に用いられる帯域幅と、前記他処理用データの伝送に用いられる帯域幅とを合わせた大きさが前記記憶手段にデータを伝送する際に用いられる帯域幅の上限を超える場合は、前記補正処理及び前記他処理が予め定められた優先順位に基づいた順番で実行されるように前記補正処理及び前記他処理の実行順番を制御する、請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 複数の前記他処理がある場合は、前記第1制御手段は、予め定められた優先順位に基づいた順番で前記他処理が実行されるように制御する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記予め定められた優先順位は、処理の即時性に基づいて予め定められた順位である、請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記予め定められた優先順位を設定するための設定手段を備えた請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 原稿を読み取る読取手段と、
    前記読取手段で前記原稿を読み取った際に生じた前記原稿の傾き角度を検出する検出手段と、
    前記読取手段で読み取った前記原稿の画像の傾きを補正する補正処理を行う補正処理手段と、
    前記補正処理と異なる他処理を実行する他処理手段と、
    記憶手段と、
    前記補正処理手段及び前記他処理手段を制御する第1制御手段と、前記補正処理に用いられる補正処理用データ及び前記他処理に用いられる他処理用データを前記記憶手段に記憶させるよう制御し、かつ前記補正処理用データ及び前記他処理用データを前記記憶手段から読み出すよう制御する第2制御手段と、を備えた請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    を備えた画像形成装置。
  9. 第1制御手段により、読取手段で原稿を読み取った際に生じた前記原稿の傾き角度に基づいて、前記原稿の傾きに起因する前記読取手段で読み取った前記原稿の画像の傾きを補正する補正処理が実行されるように補正処理手段を制御し、かつ前記補正処理と異なる他処理が実行されるように他処理手段を制御するステップと、
    第2制御手段により、前記原稿の傾き角度に応じた画像データであって、前記補正処理に用いられる補正処理用データ及び前記他処理に用いられる他処理用データを同一の記憶手段に記憶させるよう制御し、かつ前記補正処理用データ及び前記他処理用データを前記記憶手段から読み出すよう制御するステップと、
    を備えた処理をコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。
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