JP2012080381A - イヤホン - Google Patents

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【課題】 それぞれの部材を簡単に位置決めできるため装着しやすく、長時間使用者が装着しても使用者の耳介に痛みや不快感を生じさせず、使用者の耳介の大きさの違いに合わせて装着することができる耳掛けタイプのイヤホンを提供する。
【解決手段】 連結部材6は、使用態様において上方向に伸び出るようにハウジング3に連結され、連結部材6とイヤハンガー2は、使用態様において連結部材6に対しイヤハンガー2が使用者頭部の前後方向に回転可能に軸連結部7に連結され、軸連結部7はまた、使用態様において使用者の耳介の付け根より上方に位置するように連結部材6の長さが設定されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、耳掛けタイプのイヤホンに関し、より詳しくは、使用者の耳介に装着するためのイヤハンガーを備えかつイヤハンガーが動くようにした耳掛けタイプのイヤホンに関するものである。
使用者がイヤホンを装着する場合において、使用者のイヤホンの装着感は、使用者の耳介の形状や大きさに個人差があるため、人により異なるものである。例えば、耳介の大きい人がイヤホンを装着する場合には、外耳道側に挿入したイヤホンのハウジングに耳介側が圧迫されて痛みが生じたり圧迫痕ができたりすることがある。また、耳介の小さい人がイヤホンを装着する場合には、外耳道側に挿入したイヤホンのハウジングに対する耳介側の保持力が弱くなって、ちょっとした衝撃でも脱落してしまうことがある。
一方、従来からある耳掛けタイプのイヤホンは、イヤハンガーをイヤホンのハウジングに一体的に取り付け、イヤハンガーの弾性を利用してハウジングを耳介方向へと押圧付勢して装着するものが一般的である。耳掛けタイプのイヤホンは、イヤハンガーによってイヤホンを使用者の耳介から脱落することを防止できるように設計されている。しかしながら、上述のように耳介の大きさには個人差があるので、圧接力の違いなどが生じるため、ある人には痛みを伴ったり、別の人には脱落しやすくなったりするなどの問題がある。
そこで、特許文献1に記載の発明では、図6、図7で示すように、イヤハンガー22と、イヤハンガー22の基端側とハウジング24との間に介在させた連結支杆23とで構成され、ハウジング24に連結支杆23の一端部を回動自在に連結するとともに、イヤハンガー22の基端側に連結支杆23の他端部を回動自在に連結してある耳掛け式のイヤホン30が開示されている。このように構成することにより、イヤホン30は、イヤハンガー22の位置を自在に変えた上で、イヤハンガー22を耳介101の付け根側に安定的に支持させることができると、特許文献1では記載されている。
しかしながら、イヤホン30は、上述のようにイヤハンガー22と連結支杆23、連結支杆23とハウジング24がそれぞれ回転自在に連結されているため、実際の使用態様においてそれぞれの部材を位置決めすることが難しい構成である。したがって、例えば図6で示すように、使用者の装着時にイヤハンガー22が、使用者の耳介101の付け根Bにぶつかってしまうことなどがある。
また、上述のように使用者の耳介101の大きさには個人差があるため、図7のように、使用者の耳介101の外耳道から耳介101の付け根の長さAより、イヤホン30のハンガー22の使用態様における使用者の頭頂部側からハウジング24の中心軸線までの長さが短い場合、イヤホン30の耳介101に対する圧力が強くなり、使用者がイヤホン30を長時間装着すると使用者の耳介に不快感や痛みを発生させることがある。
特開2006−5583号公報
本発明は、使用者の耳介に装着しやすい状態にそれぞれの部材を簡単に位置決めできるようにし、長時間が装着しても使用者の耳介に痛みや不快感を生じさせず、使用者の耳介の大きさの違いに合わせて装着することができる耳掛けタイプのイヤホンの提供を目的する。
本発明は、ドライバーユニットを内蔵し使用者の外耳道に装着されるハウジングと、使用者の耳介の付け根に装着されるイヤハンガーと、ハウジングとイヤハンガーとを連結する連結部材と、を有するイヤホンであって、連結部材は、使用態様において上方向に伸び出るようにハウジングに連結され、連結部材とイヤハンガーは、使用態様において連結部材に対しイヤハンガーが使用者頭部の前後方向に回転可能に軸連結部に連結され、軸連結部はまた、使用態様において使用者の耳介の付け根より上方に位置するように連結部材の長さが設定されている長さが設定されていることを最も主要な特徴とする。
本発明にかかるイヤホンよれば、連結部材は、使用態様において上方向に伸び出るようにハウジングに連結され、連結部材とイヤハンガーは、使用態様において連結部材に対しイヤハンガーが使用者頭部の前後方向に回転可能に軸連結部に連結され、軸連結部はまた、使用態様において使用者の耳介の付け根より上方に位置するように連結部材の長さが設定されていることにより、使用者の耳介に装着しやすく、長時間装着しても使用者の耳介に痛みや不快感を生じさせず、使用者の耳介の大きさの違いに適合させて装着させることができる耳掛けタイプのイヤホンを提供することができる。
本発明にかかるイヤホンの実施例を示す正面図である。 上記イヤホンの使用態様に至る途中の様子を示す模式図である。 上記イヤホンの使用態様を示す正面図である。 上記イヤホンの断面図である。 上記イヤホンの拡大側面図である。 従来のイヤホンの使用態様に至る途中の様子を示す模式図である。 従来のイヤホンの使用態様を示す模式図である。
以下、本発明に係るイヤホンの実施例について図面を参照しながら説明する。なお、本発明にかかるイヤホン1は、実施例の構成に限定されるものではない。また、図示しないが、実際の使用態様では、イヤホン1は左右一対に使用され、コード8を通じて適宜の音響出力端子との接続が可能になっている。
図1乃至図4において、耳掛けタイプのイヤホン1は、ドライバーユニット10を内蔵し使用者の耳介101に装着される椀状のハウジング3と、使用者の耳介101の付け根に装着される円弧状に湾曲している棒状のイヤハンガー2と、ハウジング3とイヤハンガー2とを連結させる連結部材6から主に構成されている。イヤハンガー2は、使用者の耳介101の付け根の形状と使用態様において適合するように、上述のように円弧状に湾曲している。イヤハンガー2の一端は、横断面が丸みを帯びるように形成されて、イヤハンガー2の先端部分となっている。イヤハンガー2の他端は、連結部材6と連結されるため、先端部分よりも平坦な形状になっていて、図4における軸連結部7の軸部7Aが挿入されるための孔2Aが形成されている。なお、イヤハンガー2は、使用者の耳介101を保護するために弾性のある樹脂からなるが、その他の素材を用いてもよい。
連結部材6は、軽量化のため、例えば軽金属であるアルミニウムからなる。連結部材6には、さらなる軽量化のため使用態様における使用者頭部前後方向の平面中央部分が図示のようにくりぬかれて、孔6Dが形成されている。連結部材6の全体の形状は、使用態様における使用者頭部の前方に僅少に湾曲した略直方体状に形成されている。なお、連結部材6は、孔6Dを形成しない設計にすることもでき、連結部材6の材質は、適宜のものを選択することができる。孔6Dを設けることでデザイン的にもより軽量感を醸し出すことができる。連結部材6の一端には、上述のイヤハンガー2の他端と連結され、図4における軸連結部7の軸挿入部7Eが挿入されるための孔6Aが形成されている。なお、連結部材6の長手方向の両端の平面形状は、丸みを帯びるように形成されている。連結部材6の長手方向の長さは、いわゆるヒトの耳介の付け根から、外耳道までの長さより長く設計されていて、例えば、小児用や成人用、成人用のラージサイズとして別々に設計することによって、使用者それぞれの耳介101の大きさや形状に合わせることが可能になる。連結部材6の長手方向の長さは、例えば、軸連結部7の中心軸線と、固定部5の中心軸線の長さが略35mmになるように設定するとよい。
図4において、軸連結部7は、軸形成部7−1と、軸固定部7−2の2つの部材によって構成されている。軸形成部7−1は円盤状の頭部7Cと棒状の軸部7Aを有している。軸固定部7−2は、円盤状の頭部7Dと、軸部7Aを受け入れるための軸孔7Bを有する有底円筒状の軸挿入部7Eで構成されている。図4のようにイヤハンガー2と連結部材6は、軸形成部7−1の軸部7Aがイヤハンガー2側から、孔2Aと、孔6Aを貫通して軸固定部7−2の軸挿入部7Eの軸孔7Bに挿入されることにより、連結されている。イヤハンガー2は、軸部7Aを中心にして連結部材6に対して回転自在になっている。このようにすることにより、イヤハンガー2は、使用態様において使用者頭部の前後方向に回転可能に軸連結部7によって連結部材6に連結される。そして、使用者は、イヤホン1の装着する際にイヤハンガー2を軸連結部7を中心に回転させることのみで、容易にイヤホン1を装着することができる。
図4、図5において、椀状のハウジング3の前面は、ドライバーユニット10の放音面となっている。その逆側のハウジング3の後面部は円筒状になっていて、円筒状の弾性部11が円筒状のハウジング3の後面部の外周に嵌めこまれて連結されている。コードブッシュ4は、弾性部11の周面から伸び出るように先細りの筒状に形成されている。弾性部11とコードブッシュ4は、一体に形成され、ハウジング3と、コードブッシュ4は、その内部空間が連通している。なお、弾性部11とコードブッシュ4の構成は別体となっていてもよいが、それぞれを一体に形成すると工数が少なくなり、製造コストの削減につながるため好ましい。ハウジング3の円筒状の後面部の側面には、孔3Bが設けられている。コード8は、この孔3Bからコードブッシュ4の内部を通して引き出されている。なお、ドライバーユニット10は、一般的な適宜の形式のもの、例えばダイナミック型ドライバーユニットを適用することができる。弾性部11の素材としては、高分子からなる樹脂などを用いることができる。
固定部5は、円盤状の頭部5Cと、これに続く円筒部5Bとを有していている。固定部5は、図示のように雄ねじである連結手段13が、弾性部11の内部空間と、ハウジング3に設けられた孔3Aを介して固定部5に設けられたねじ孔5Aにねじ込まれることで、ハウジング3に固定されている。なお、固定部5と、弾性部11の固定には、上述以外の適宜の手段を用いることができる。また、連結部材6の他端は、孔6Bを有している。この孔6Bが固定部5の円筒部5Bに挿通されている。このことによって、連結部材6は、固定部5によりハウジング3に固定される。また、連結部材6は、使用態様において使用者の頭部の上方向に伸び出て、連結部材6に連結する軸連結部7が、使用態様において使用者の耳介101の付け根より上方になるように位置決めされて固定されている。なお、連結部材6とハウジング3の固定方法は上述のものに限らず適宜の設計思想で構成することができ、例えば、弾性部11に当たる部分を、ハウジング3と同じ例えばポリプロピレンなどの高分子の素材を用いてハウジング3と一体に成形し、連結部材6とハウジング3とを上述の固定部5を用いて固定することも可能である。
このようにすることにより、連結部材6とイヤハンガー2は、使用態様において連結部材6に対しイヤハンガー2が使用者頭部の前後方向に回転可能に軸連結部7によって連結され、軸連結部7は、使用態様において使用者の耳介101より上方に位置することにより、使用者の耳介101に装着しやすい状態にそれぞれの部材を簡単に位置決めできる。そのため装着しやすく、長時間装着しても使用者の耳介101に痛みや不快感を生じさせず、使用者の耳介101の大きさの違いに適合させて装着させることができる耳掛けタイプのイヤホン1を提供することができる。
また、このようにすることによって、イヤホン1を装着する際には、図2のように、イヤハンガー2を使用者の頭部上方に位置するように回転させてハウジング3を図示しない外耳道に装着し、その後図3のようにイヤハンガー3を使用者の耳介101の付け根の方に回すだけですむので、上述の図6、図7の従来例と比較すると分かるように、使用者は、非常に簡単にイヤホン1を装着することができる。
図4、図5において、固定部5を介して連結部材6とハウジング3を連結する部分(以下、連結部材6とハウジング3の連結部とする)の詳細を説明する。固定部5と連結部材6の孔6Bの間には、緩衝部材9が介在している。緩衝部材9は、円筒状であり、周面の軸線方向中央部分にリング状の凹部9Aを有している。この凹部9Aは、連結部材6の孔6Bを形成する外周部分が嵌るように形成されている。また、図5で示すように、凹部9Aは、2つの側面9Bと底面9Cから形成されている。2つの側面9Aは、それぞれが逆方向に底面9Bの垂直方向から角度を有するように勾配が設けられている。また、連結部材6の孔6Bを形成する外周部分の両端には、緩衝部材9の逃げのための2つの切削部6Cが設けられている。2つの切削部6Cはそれぞれが逆方向に孔6Bの周面6Eの垂直方向から角度を有するようにカットされている。なお、緩衝部材9の素材としては、弾性を有する素材であれば適宜のものを選択することができ、例えば有機物質で合成された樹脂やゴムなどを用いることができる。
このようにすることにより、連結部材6とハウジング3との連結部における互いの対向面には、使用者の前額面方向に微細な隙間ができる。そして、ハウジング3と連結部材6は、使用態様において使用者の前額面方向に互いに揺動できるように連結される。イヤホン1の実用性や耐久性を考慮した場合には、ハウジング3と連結部材6は、角度でいうと例えば3度から4度互いに揺動可能にする。連結部材6の揺動は、使用者の頭部の矢状面方向には固定される。また、ハウジング3も同様に、その中心軸線Dが傾くことができるように、連結部材6に連結される。すなわち、ハウジング3は、その中心軸線Dの垂直方向全方向に傾くように揺動することができるようになる。イヤホン1の実用性や耐久性を考慮した場合と、ハウジング3は、角度でいうと例えば3度から4度その中心軸線Dから傾くようにする。また、固定部5と、連結部材6との連結部分の間に設けられた緩衝部材9を大きくし、固定部5と連結部材6との接合面に隙間を設けることによっても上述のハウジング3と連結部材6の動きは可能となる。なお、ハウジング3と連結部材6とが連結される部分(連結部)の接合面に、使用態様において使用者の前額面方向に隙間が設けられていると、上述の揺動は可能となる。それゆえ、例えば上述の2つの側面9Bの勾配をどちらか一方に形成し、あるいは2つの切削部6Cをどちらか1つだけ形成しても、上述のハウジング3と連結部材6の動きを実現することも可能である。
このようにすることにより、イヤホン1は、使用者の耳介101を長時間固定的に圧迫することがなく、イヤホン1が使用者の動きにも適応することができるため、使用者が長時間イヤホン1を装着しても痛みや不快感を生じさせることを防ぐことができ、使用者は心地よくイヤホン1を使用することができる。また、イヤハンガー2と連結部材6との連結においても、使用者の前額面方向に揺動するように設計することも可能であり、これによっても、使用者が長時間イヤホン1を装着しても痛みや不快感を生じさせることを防ぐことが可能である。
図5において、ハウジング3の後部の弾性部11には、図4におけるドライバーユニット10の音響特性のために、ドライバーユニット10の背圧を抜くための排気孔12を設けることができる。また、この排気孔12を形成するために、ハウジング3の側面には、孔3Cが設けられていている。そして排気孔12を有する弾性部の凹部11Aが孔3Cに嵌り込んでいる。この位置に排気孔12を設けることによってイヤホン1の美観を損ねることを防ぐことができる。また、連結部材6の孔6Dと同様に、排気孔12を設ける事で、デザイン的にもより軽量感を醸し出すことができる。さらに排気孔12の大きさを調節したり、排気孔12に図示しない導電布などからなる音響抵抗材を貼りつけたりすることによって、ドライバーユニット10の音響特性の調節をすることが可能である。排気孔12の形状は、円形でもよく、適宜の形状を選択することができる。また、排気孔12の数は図示のように1つではなく複数形成することもできる。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明はこの実施例の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した技術思想を逸脱しない範囲で設計変更することができる。例えば、本発明にかかるイヤホンの構成を外耳道に放音する部分を挿入するいわゆるカナル型イヤホンにしてもよく、イヤホンタイプの補聴器に本発明の構成を適用することも可能である。
1 イヤホン
2 イヤハンガー
3 ハウジング
4 コードブッシュ
5 固定部
6 連結部材
7 軸連結部
8 コード
9 緩衝部材
使用者がイヤホンを装着する場合において、使用者のイヤホンの装着感は、使用者の耳介の形状や大きさに個人差があるため、人により異なるものである。例えば、耳介の小さい人がイヤホンを装着する場合には、外耳道側に挿入したイヤホンのハウジングに耳介側が圧迫されて痛みが生じたり圧迫痕ができたりすることがある。また、耳介の大きい人がイヤホンを装着する場合には、外耳道側に挿入したイヤホンのハウジングに対する耳介側の保持力が弱くなって、ちょっとした衝撃でも脱落してしまうことがある。
本発明は、使用者の耳介に装着しやすい状態にそれぞれの部材を簡単に位置決めできるようにし、長時間装着しても使用者の耳介に痛みや不快感を生じさせず、使用者の耳介の大きさの違いに合わせて装着することができる耳掛けタイプのイヤホンの提供を目的する。
連結部材6は、軽量化のため、例えば軽金属であるアルミニウムからなる。連結部材6には、さらなる軽量化のため使用態様における使用者頭部前後方向の平面中央部分が図示のようにくりぬかれて、孔6Dが形成されている。連結部材6の全体の形状は、使用態様における使用者頭部の前方に僅少に湾曲した略直方体状に形成されている。なお、連結部材6は、孔6Dを形成しない設計にすることもでき、連結部材6の材質は、適宜のものを選択することができる。孔6Dを設けることでデザイン的にもより軽量感を醸し出すことができる。連結部材6の一端は、上述のイヤハンガー2の他端と連結され、図4における軸連結部7の軸挿入部7Eが挿入されるための孔6Aが形成されている。なお、連結部材6の長手方向の両端の平面形状は、丸みを帯びるように形成されている。連結部材6の長手方向の長さは、いわゆるヒトの耳介の付け根から、外耳道までの長さより長く設計されていて、例えば、小児用や成人用、成人用のラージサイズとして別々に設計することによって、使用者それぞれの耳介101の大きさや形状に合わせることが可能になる。連結部材6の長手方向の長さは、例えば、軸連結部7の中心軸線と、固定部5の中心軸線の長さが略35mmになるように設定するとよい。
図4、図5において、固定部5を介して連結部材6とハウジング3を連結する部分(以下、連結部材6とハウジング3の連結部とする)の詳細を説明する。固定部5と連結部材6の孔6Bの間には、緩衝部材9が介在している。緩衝部材9は、円筒状であり、周面の軸線方向中央部分にリング状の凹部9Aを有している。この凹部9Aは、連結部材6の孔6Bを形成する外周部分が嵌るように形成されている。また、図5で示すように、凹部9Aは、2つの側面9Bと底面9Cから形成されている。2つの側面9Bは、それぞれが逆方向に底面9Cの垂直方向から角度を有するように勾配が設けられている。また、連結部材6の孔6Bを形成する外周部分の両端には、緩衝部材9の逃げのための2つの切削部6Cが設けられている。2つの切削部6Cはそれぞれが逆方向に孔6Bの周面6Eの垂直方向から角度を有するようにカットされている。なお、緩衝部材9の素材としては、弾性を有する素材であれば適宜のものを選択することができ、例えば有機物質で合成された樹脂やゴムなどを用いることができる。

Claims (6)

  1. ドライバーユニットを内蔵し使用者の外耳道に装着されるハウジングと、
    使用者の耳介の付け根に装着されるイヤハンガーと、
    上記ハウジングと上記イヤハンガーとを連結する連結部材と、を有するイヤホンであって、
    上記連結部材は、使用態様において上方向に伸び出るように上記ハウジングに連結され、
    上記連結部材と上記イヤハンガーは、使用態様において上記連結部材に対し上記イヤハンガーが使用者頭部の前後方向に回転可能に軸連結部に連結され、
    上記軸連結部はまた、使用態様において使用者の耳介の付け根より上方に位置するように上記連結部材の長さが設定されていることを特徴とするイヤホン。
  2. 連結部材とハウジングは、使用態様において、互いに使用者の前額面方向に揺動できるように連結されていている請求項1に記載のイヤホン。
  3. ハウジングは、その中心軸線が傾くことができるように連結部材に連結されている請求項2に記載のイヤホン。
  4. ハウジングと連結部材の連結部には、隙間が設けられている請求項2または3に記載のイヤホン。
  5. ハウジングと連結部材は、緩衝部材を介して連結されている請求項2乃至4のいずれかに記載のイヤホン。
  6. ハウジングの後面部は、円筒状になっており、上記ハウジングの後面部の側面には、排気孔が設けられている請求項1乃至5のいずれかに記載のイヤホン。
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