JP2012078876A - 電子メール送信方法,システム,およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 電子メール送信システムで,組織内宛の電子メールを組織外の宛先に誤送信することを防止する。
【解決手段】 メールチェック装置1が,送信者端末2から送信メールを受け取ると,フラグ設定部13は,定義情報記憶部15を参照して,送信メールが組織内宛であるかをユーザに確認させ,組織内の宛先のみの送信が指示された場合に,送信メールに,内部宛送信指示を示すフラグを設定する。メール送信制御部31は,メールチェック装置1から送信メールを受け取り,宛先がメーリングリストの代表アドレスであれば,メーリングリストの各メールアドレスを展開する。外部送信部33が,展開したメールアドレスが組織外の送信メールを受け取ると,フラグ検査部41は,送信メール内にフラグが設定されているかを検査し,フラグが設定されている送信メールの送信を中止する。送信中止通知部33は,送信の中止を送信者へ通知する。
【選択図】 図1

Description

本発明は,電子メールの送信方法,システムおよびプログラムに関する。より詳しくは,本発明は,所定の範囲外への宛先に電子メールが誤送信されることによる情報漏洩を防止するため,宛先が所定の範囲内に属するメールアドレスではない電子メールの送信を中止できる電子メール送信技術に関する。
電子メールは企業の業務活動や個人の私的なコミュニケーション手段として広く社会に定着し,今や社会インフラといってよい状況にある。しかし,電子メールの利用が拡大するにつれ,電子メールを介した情報漏洩事故が後を絶たない。財団法人日本情報処理開発協会の統計(例えば,平成17〜19年度)によれば,電子メールを誤送信したことによる情報漏洩事故は,郵便物の宛先違いなどを含めた漏洩事故全体の約6%を占めるまでになっている。電子メール誤送信による情報漏洩事故は,特に,一般企業にとっては社会的信用を失いかねない大きなリスクとなっている。
メール送信による情報漏洩事故は,電子メールの宛先(送信先メールアドレス)の設定をうっかり間違えるという,ヒューマンエラーに起因したものが大半である。一般的に,電子メールの誤送信は,受信者からの指摘を受けて顕在化するため,1件の事故発生が,多大な悪影響を及ぼすおそれがある。また,電子メールシステムの活用が拡大傾向にあることを鑑みれば,事故割合は増加すると考えられる。したがって,うっかりミスのようなヒューマンエラーに起因する誤送信を防止することが,ますます重要となっている。
さらに,近年では,1つのメールアドレスを代表させて,登録した複数のメールアドレスに同一のメール文を送信するメーリングリスト送信の利用が拡大している。メーリングリスト送信では,ユーザが電子メールの宛先に設定するメーリングリストの代表アドレス(メールアドレス)と,電子メールが実際に送信される宛先のメールアドレスとが異なっているため,ヒューマンエラーに起因する誤送信が発生するリスクが,より高い。
従来,電子メールの誤送信を防止するため,ユーザが宛先に設定したメールアドレスのドメイン部分を表示し,ユーザの確認指示を取得してから電子メールを送信する処理手法が提供されている。
また,メーリングリストに関して,受信メールの転送数を削減するために,メーリングリストごとにカテゴリを対応付け,各カテゴリに属するキーワードと転送先アドレスとを管理して,メーリングリストの代表アドレス宛に送信された電子メールについて,その本文や件名に含まれるキーワードが属するカテゴリを特定し,メーリングリストから特定したカテゴリに対応付けられた転送アドレスを抽出して電子メールを転送する処理手法が提供されている。
特開2008−117027号公報 特開2002−82876号公報
従来提供されていた手法は,宛先が通常のメールアドレスである送信メールの誤送信防止対策として効果を発揮する。
しかし,メーリングリスト送信での誤送信の場合には,メーリングリストに不特定多数の受信者のメールアドレスが登録されているため,通常のメール誤送信に比べて,誤送信の範囲を把握することが,より困難となる。また,メーリングリストに登録されている全員に,誤送信された電子メールの削除を依頼するしか対応手段がなく,1回の誤送信による情報漏洩の被害は,より拡大しやすい。
メーリングリスト送信での誤送信を防止することは非常に重要であるが,以下のような課題があげられる。
(1) メーリングリスト登録者の把握の困難性
一般的に,メーリングリストに登録されているメンバのメールアドレスを管理者以外の者が把握することはできない。したがって,ユーザは,メーリングリストに社内メンバのみが登録されていると思い込んで社内宛の電子メールのメーリングリスト送信を行うなど,誤送信につながる状況が生じやすい。
(2) アドレス情報による送信範囲の判断の困難性
送信許可のメールアドレスが登録されたホワイトリストや,送信拒否のメールアドレスが登録されたブラックリストを用いて,宛先のメールアドレスの登録情報と送信先ドメインとをチェックし,電子メールの送信を許可/拒否する処理だけでは,メーリングリスト送信での誤送信対策としては不十分である。
例えば,メーリングリストの代表アドレスは,送信許可される社内アドレスであるが,リストには送信拒否される社外のメールアドレスが登録されている場合には,従来の宛先(アドレス情報)のチェック処理では,メーリングリストに含まれる社外のメールアドレスに対する誤送信を阻止することができない。
また,代表アドレスに,“ML”,“ml”などのようなメーリングリストの代表アドレスであることを示す文字が使用されていない場合には,そもそも,メーリングリストの代表アドレスと認識されないおそれがあり,意識しないメーリングリスト送信による情報漏洩の危険性がより高くなる。
(3) メール送信の監視による運用上の負担の増加
メーリングリストの登録情報を蓄積したデータベースを用いて,メール送信処理時に送信の許可/拒否を判断・管理する場合には,メーリングリストに登録されたメールアドレス各々について許可/拒否を判断しなければならず,運用上の負荷が増加する。さらに,メール送信の許可/拒否を監督者に判断させるシステムでは,運用上の負荷が大幅に増加する。
(4) メーリングリスト管理システムの改変コストの増加
メーリングリストの管理には,専用の管理ツールとサーバでのalias設定が必要である。したがって,メーリングリスト管理装置に対して誤送信対策を施す場合には,管理ツールやalias設定の変更が必要なうえ,実装されている管理ツールやalias設定がサーバごとに異なるため,組織全体で網羅的な誤送信対策のために,管理ツールやalias設定の改変に,非常に多くのコストが必要となる。
本発明の目的は,電子メールの誤送信を防止するため,メール送信装置やメーリングリスト管理装置に対する大規模な改変を行うことなく,所定の範囲内に属さないメールアドレスへの送信を中止できる電子メール送信方法,システムおよびプログラムを提供することである。
本発明の一態様として開示される電子メール送信方法は,1)電子メールに対して,送信者が所属する組織の範囲内に属するメールアドレスにのみ送信する指示を示す内部宛送信指示を受け付ける処理ステップと,2)前記電子メールに前記内部宛送信指示を示すフラグを設定する処理ステップと,3)メーリングリストを示す代表アドレスとリストに登録されたメールアドレスとを対応付けて記憶するメーリングリスト情報記憶部を参照して,前記電子メールの宛先に設定された代表アドレスが示すメーリングリストに登録されたメールアドレス各々を前記宛先に展開する処理ステップと,4)宛先に前記送信者が所属する組織の範囲内に属するメールアドレスではないメールアドレスが設定された電子メールに,前記フラグが設定されているかを検査する処理ステップと,5)宛先に前記送信者が所属する組織の範囲内に属するメールアドレスではないメールアドレスが設定された電子メールに前記フラグが設定されている場合に,前記電子メールの送信を中止する処理ステップとを,備える。
上記の開示された電子メール送信方法によれば,ユーザが意図していない,所定の範囲外へのメール送信を中止することができるため,電子メール誤送信による情報漏洩を防止することができる。
本発明の実施形態の一つとして説明する電子メール送信システムの構成例を示す図である。 本実施の形態における,組織内に属するメールアドレスの範囲を示す定義情報の例を示す図である。 本実施の形態における,内部宛送信指示を示すフラグが設定された送信メール例を示す図である。 本実施の形態における,アラートメールの例を示す図である。 本実施の形態における,宛先チェック処理の処理フロー例を示す図である。 本実施の形態における,表示される画面の例を示す図である。 本実施の形態における,表示される画面の例を示す図である。 本実施の形態における,メール送信処理の処理フロー例を示す図である。 本実施の形態における,定義情報更新処理の処理フロー例を示す図である。 本実施の形態における,電子メール送信システムが備える各装置のハードウェア構成例を示す図である。
図1は,本発明の実施形態の一つとして説明する電子メール送信システムの構成例を示す図である。
電子メール送信システム100は,電子メールの送信処理を行うシステムであって,電子メールに対して,予め設定した範囲内に属するメールアドレスにのみ送信する指示(内部宛送信指示)がある場合に,電子メールに内部宛の送信を指示するフラグを設定して,フラグが設定された電子メールの送信処理時に,前記の範囲に属するメールアドレスに対する送信を行い,前記の範囲に属しないメールアドレスに対する送信を中止する。
電子メール送信システム100は,メールチェック装置1,送信者端末2,メール送信装置3,メールゲートウェイ装置4およびメーリングリスト管理装置5を有する。
メールチェック装置1は,送信者端末2で生成された送信予定の電子メール(送信メール)に対して内部宛送信指示があった場合に,その電子メール内に内部宛送信指示を示すフラグを設定する。
内部宛送信指示は,ユーザが所属する組織内に属するメールアドレスのみへ送信メールを送信する指示である。組織内に属するメールアドレスの範囲は,定義情報に設定される。
図2は,組織内に属するメールアドレスの範囲を示す定義情報の例を示す図である。
定義情報は,[domain]と[exception]の項目を有する。
定義情報の[domain]には,予め,管理者によって組織内のメールアドレスとして判定される範囲を示すドメインが設定される。ここでは,[domain]に設定されている“xxx.com”,“xxx.co.jp”,“ppp.co.jp”のドメインに属するメールアドレスが,組織内のメールアドレスと判定される。[domain]に設定されていないドメインに属するメールアドレスは,組織外のメールアドレスと判定される。
定義情報の[exception]には,[domain]のドメインに属するが,組織内のメールアドレスとして処理されなかったメールアドレスが設定される。例えば,[domain]のドメインに属する代表アドレスであるが,そのメーリングリスト内に組織外のメールアドレスが含まれているメールアドレスが設定される。図2に示す定義情報では,[exception]の“Aproj−ml@ml.xxx.com”,“Bproj−ml@ml.xxx.com”,“C@outside.xxx.co.jp”が,組織外のメールアドレスと判定される。[exception]のメールアドレスは,定義情報更新部17が,メール送信装置3から通知されたアラートメールをもとに設定する。
送信者端末2は,送信者が使用するクライアント装置である。
送信者端末2は,送信メールを生成し,送信要求するメーラ21,メールチェック装置1で生成された,ユーザにメールの宛先確認を促す画面を表示する画面表示部23を有する。
メール送信装置3は,電子メールの送信処理を行う装置であり,送信者端末2で生成された送信メールを宛先に設定されたメールアドレスへ送信する。さらに,メール送信装置3は,送信メールの宛先がメーリングリストの代表アドレスであれば,メーリングリスト管理装置5を参照して,設定された代表アドレスに対応するメーリングリストに登録されているメールアドレスを,宛先に展開する。
メールゲートウェイ装置4は,送信メールを,メール送信装置3のドメイン外のメールアドレスへ送信する処理を行う装置であり,内部宛送信指示を示すフラグが設定されている送信メールの送信を中止する。
メーリングリスト管理装置5は,メーリングリストの代表アドレスと,登録されているメールアドレスとを対応付けて記憶,管理する。
次に,上記の各装置が有する各処理部を説明する。
メールチェック装置1は,メール送受信部11,フラグ設定部13,定義情報記憶部15,および定義情報更新部17を備える。
メール送受信部11は,電子メールの送受信処理を行い,送信者端末2で生成された送信メールを受信し,フラグ設定部13による処理の後にメール送信装置3へ送信する。また,メール送受信部11は,メール送信装置3から,送信メールの送信中止を通知するアラートメールを受信し,送信者端末2へ送信する。
フラグ設定部13は,送信メールに対する内部宛送信指示が受け付けられた場合に,その送信メール内に内部宛送信指示を示すフラグを設定する。
図3は,内部宛送信指示を示すフラグが設定された送信メール例を示す図である。
内部宛送信指示を示すフラグ「X−Internal−Mail:yes」が追加された送信メールは,メール送受信部11によって,メール送信装置3へ送信される。
定義情報記憶部15は,送信者の組織内に属するメールアドレス(組織内のメールアドレス)の範囲を示す定義情報を記憶する。
定義情報更新部17は,メール送信装置3から,送信メールの送信中止を通知するアラートメールが受信された場合に,アラートメールに記述される,送信が中止された送信メールの宛先のメールアドレス(組織外のメールアドレス)を,定義情報の[exception]に追加する。
メール送信装置3は,メール送信制御部31および送信中止通知部33を有する。
メール送信制御部31は,メールチェック装置1から受信した送信メールを,宛先に設定されたメールアドレスへ送信する。メール送信制御部31は,宛先がメーリングリストの代表アドレスであれば,代表アドレスが示すメーリングリストの各メールアドレスを宛先に展開する。また,メール送信制御部31は,宛先が他ドメインに属するメールアドレス,すなわち組織外のメールアドレスである送信メールを,メールゲートウェイ装置4へ送信する。
送信中止通知部33は,メールゲートウェイ装置4での送信メールの送信中止の通知を受けて,送信メールの送信中止を通知するアラートメールを生成し,送信元(送信者端末2)へ送信する。
図4は,アラートメールの例を示す図である。
アラートメールは,アラートメールを示すフラグ「X−Internal−Mail:Alert」,送信メールの送信が中止された旨,送信メールの宛先に設定された代表アドレスが示すメーリングリストから展開された組織外のメールアドレス,送信メールの本文などを含む。
メールゲートウェイ装置4は,フラグ検査部41を備える。
フラグ検査部41は,メールゲートウェイ装置4が受信した送信メールに内部宛送信指示を示すフラグが設定されているかを検査する。
次に,電子メール送信システム100の宛先チェック処理の流れを説明する。
図5は,宛先チェック処理の処理フロー例を示す図である。
ステップS1: 送信者端末2のメーラ21が送信メールを生成する。
ステップS2: メール送受信部11は,メーラ21から送信メールを受け取る。フラグ設定部13は,定義情報記憶部15を参照して,メール送受信部11が受け取った送信メールの宛先に,組織外のメールアドレスが含まれるかを調べ,宛先の確認をユーザに促すための画面200を,画面表示部23を介して送信者端末2に表示させる。
図6は,表示される画面の例を示す図である。
図6に示す画面200は,送信メールの宛先に設定されている組織内のメールアドレスを表示する表示領域201,組織外のメールアドレスを表示する表示領域203,組織内のメールアドレスに対する送信のみを指示する「組織内送信」ボタン205,組織内および組織外のメールアドレスに対する送信を指示する「送信(組織外)」ボタン207,送信の中止を指示する「送信とりやめ」ボタン209を備える。
フラグ設定部13は,定義情報記憶部15の定義情報を参照して,送信メールの宛先に設定されている組織内のメールアドレスの一覧を表示領域201に,組織外のメールアドレスの一覧を表示領域203に表示する。
送信メールの宛先に組織外のメールアドレスが含まれていない場合に(ステップS2のN),ステップS3の処理へ進み,送信メールの宛先に組織外のメールアドレスが含まれている場合に(ステップS2のY),ステップS4の処理へ進む。
ステップS3: フラグ設定部13は,図6に示す画面200を表示する。図6の画面200の例では,表示領域203にメールアドレスが表示されない。
ステップS4: フラグ設定部13は,図7に示す画面200を表示する。図7の画面200の例では,表示領域201,表示領域203に,それぞれ組織内のメールアドレスと組織外のメールアドレスとが表示される。
ステップS5: ユーザのクリック操作によって,画面200のどのボタンが選択されたかを調べる。画面200の「組織内送信」ボタン205が選択されていれば(ステップS5の「組織内送信」),ステップS6の処理へ進む。「送信(組織外)」ボタン207が選択されていれば(ステップS5の「送信(組織外)」),ステップS7の処理へ進む。「送信とりやめ」ボタン209が選択されていれば(ステップS5の「送信とりやめ」),処理を終了する。
ステップS6: フラグ設定部13は,送信メール内に,内部宛送信指示を示すフラグ「X−Internal−Mail:yes」を設定する。
ステップS7: メール送受信部11は,送信メールを送信メール装置3へ送信する。
図8は,電子メール送信システム100のメール送信処理の処理フロー例を示す図である。
ステップS10: メール送信制御部31は,送信メールを受信する。メール送信制御部31は,送信メールの宛先にメーリングリストの代表アドレスが設定されている場合に,メーリングリスト管理装置5から,代表アドレスが示すメーリングリストに登録されているメールアドレス各々を送信メールの宛先へ設定する。
ステップS11: メール送信制御部31は,送信メールの宛先に展開したメールアドレスをもとに送信先を振り分け,宛先が組織内のメールアドレスであればその宛先へ送信し,宛先が組織外のメールアドレスであれば,メールゲートウェイ装置4へ送信メールを送信する。
ステップS12: メールゲートウェイ装置4が送信メールを受信する。フラグ検査部41は,送信メールに,内部宛送信指示のフラグが設定されているかを調べる。送信メールにフラグが設定されていれば(ステップS12のY),ステップS13の処理へ進む。送信メールにフラグが設定されていなければ(ステップS12のN),ステップS15の処理へ進む。
ステップS13: メールゲートウェイ装置4は,フラグが設定されている送信メールの送信を中止し,送信メールの送信中止をメール送信装置3へ通知する。
ステップS14: メール送信装置3から,送信メールの送信中止が通知されると,送信中止通知部33は,送信が中止された送信メールの宛先に設定されたメールアドレスを含むアラートメールを生成し,送信メールの送信元へ送信する。
ステップS15: メールゲートウェイ装置4は,フラグが設定されていない送信メールをその宛先へ送信する。
図9は,定義情報更新処理の処理フロー例を示す図である。
ステップS20: メール送受信部11が,メール送信装置3からアラートメールを受信する。
ステップS21: 定義情報更新部17は,アラートメールから,送信が中止されたメールアドレスを取得する。
ステップS22: 定義情報更新部17は,取得したメールアドレスを,定義情報の[exception]に追加して,定義情報を更新する。
電子メール送信システム100のメールチェック装置1,送信者端末2,メール送信装置3,メールゲートウェイ装置4およびメーリングリスト管理装置5は,それぞれ,CPUおよびメモリ等を有するハードウェアとソフトウェアプログラムとを備えるコンピュータ・システム,または専用ハードウェアによって実現される。
図10は,電子メール送信システム100が備える各装置のハードウェア構成例を示す図である。
電子メール送信システム100が備えるメールチェック装置1,送信者端末2,メール送信装置3,メールゲートウェイ装置4およびメーリングリスト管理装置5は,各々,演算装置(CPU)501,一時記憶装置(DRAM,フラッシュメモリ等)502,永続性記憶装置(HDD,フラッシュメモリ等)503,およびネットワークNとのネットワークインターフェース504を有するコンピュータ500と,入力装置(キーボード,マウス等)520と出力装置(ディスプレイ,プリンタ等)530とによって実施することができる。
また,メールチェック装置1,送信者端末2,メール送信装置3,メールゲートウェイ装置4およびメーリングリスト管理装置5は,各々,コンピュータ500が実行可能なプログラムによって実施することができる。この場合に,各装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。提供されたプログラムをコンピュータ500が実行することによって,上記説明したメールチェック装置1,送信者端末2,メール送信装置3,およびメーリングリスト管理装置5各々の処理機能がコンピュータ500上で実現される。
なお,コンピュータ500は,可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り,そのプログラムに従った処理を実行することもできる。さらに,このプログラムは,コンピュータ500で読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。
上記説明した実施の形態では,図1の構成例として示すように,メールチェック装置1を送信者端末2と別個のハードウェアとして説明したが,メールチェック装置1は,送信者端末2内に設けられてもよい。
また,メール送信装置3とメールゲートウェイ装置4とが1つのハードウェアとして構成されてもよい。また,メール送信装置3とメーリングリスト管理装置5とが,1つのハードウェアとして構成されてもよい。
また,メーリル送信装置3は,メーリングリスト管理装置5を参照する代わりに,メーリングリスト情報を記憶するメーリングリスト情報記憶部を備える構成であってもよい。
上記のとおり,開示する電子メール送信システムによれば,送信メールについて,内部宛のメールアドレスのみ送信する指示があれば,組織外のメールアドレスを含むメーリングリストの代表アドレスが宛先に設定されていても,メーリングリストに登録された組織外のメールアドレスに対する送信のみを中止させることができる。
ユーザは,メーリングリストに登録されたメールアドレスが組織内であるか組織外であるかを意識する必要がなく,また,メールアドレスがメーリングリストの代表アドレスであるかを判断する必要がない。よって,ヒューマンエラーによるメール誤送信を効果的に防止することができる。
また,開示する電子メール送信システムでは,外部へのメール送信を処理するゲートウェイ装置内でフラグ検査(フィルタ)を行う。よって,メールゲートウェイ機能内に,内部宛送信指示のフラグに対するフィルタ処理を1つ追加するだけで,電子メール送信システムのメール送信装置の大規模な変更を伴わずに,メーリングリストに対応したメール誤送信防止対策を実施することができる。
さらに,開示する電子メール送信システムでは,従来手法のように,メールアドレスやキーワードの検索のためのデータベース情報を管理する必要がない。さらに,いったん組織内のメールアドレスを示すドメインを定義すれば,電子メールの送信中止の通知をもとに,組織外のメールアドレスを蓄積する。よって,運用上のコストの増大を生じることなく,メール誤送信防止対策を実施することができる。
100 電子メール送信システム
1 メールチェック装置
11 メール送受信部
13 フラグ設定部
15 定義情報記憶部
17 定義情報更新部
2 送信者端末
21 メーラ
23 画面表示部
3 メール送信装置
31 メール送信制御部
33 送信中止通知部
4 メールゲートウェイ装置
41 フラグ検査部
5 メーリングリスト管理装置

Claims (7)

  1. 電子メールに対して,送信者が所属する組織の範囲内に属するメールアドレスにのみ送信する指示を示す内部宛送信指示を受け付ける処理ステップと,
    前記電子メールに前記内部宛送信指示を示すフラグを設定する処理ステップと,
    メーリングリストを示す代表アドレスとリストに登録されたメールアドレスとを対応付けて記憶するメーリングリスト情報記憶部を参照して,前記電子メールの宛先に設定された代表アドレスが示すメーリングリストに登録されたメールアドレス各々を前記宛先に展開する処理ステップと,
    宛先に前記送信者が所属する組織の範囲内に属するメールアドレスではないメールアドレスが設定された電子メールに,前記フラグが設定されているかを検査する処理ステップと,
    宛先に前記送信者が所属する組織の範囲内に属するメールアドレスではないメールアドレスが設定された電子メールに前記フラグが設定されている場合に,前記電子メールの送信を中止する処理ステップとを,コンピュータが実行する
    ことを特徴とする電子メール送信方法。
  2. 前記電子メールの送信が中止された場合に,送信が中止された電子メールの情報を含む送信中止を通知する処理ステップを,コンピュータが実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子メール送信方法。
  3. 前記送信中止の通知を受け付け,前記定義情報記憶部に記憶されている定義情報に,前記送信中止の通知に含まれる,送信が中止された宛先のメールアドレスを,前記定義情報に示された範囲から除外される例外メールアドレスとして登録する処理ステップを,コンピュータが実行する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子メール送信方法。
  4. 前記内部宛送信指示を受け付ける処理ステップにおいて,前記電子メールの宛先に設定されたメールアドレスを,前記定義情報に示される範囲に属するメールアドレスか否かに区分して前記内部宛送信指示の入力を受け付ける画面に表示する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の電子メール送信方法。
  5. クライアント装置とサーバ装置とを備える電子メール送信システムであって,
    前記クライアント装置が,
    電子メールに対して,送信者が所属する組織の範囲内に属するメールアドレスにのみ送信する指示を示す内部宛送信指示を受け付け,前記電子メールに前記内部宛送信指示を示すフラグを設定するフラグ設定部を備えて,
    前記サーバ装置が,
    メーリングリストを示す代表アドレスとリストに登録されたメールアドレスとを対応付けて記憶するメーリングリスト情報記憶部と,
    前記メーリングリスト情報記憶部を参照して,前記電子メールの宛先に設定された代表アドレスが示すメーリングリストに登録されたメールアドレス各々を前記宛先に展開し,宛先に前記送信者が所属する組織の範囲内に属するメールアドレスではないメールアドレスが設定された電子メールについて,前記フラグが設定されているかを検査するフラグ検査部と,
    宛先に前記送信者が所属する組織の範囲内に属するメールアドレスではないメールアドレスが設定された電子メールに前記フラグが設定されている場合に,前記電子メールの送信を中止する送信処理部とを,備える
    ことを特徴とする電子メール送信システム。
  6. コンピュータに,
    電子メールを生成する処理と,
    前記電子メールに対して,送信者が所属する組織の範囲内に属するメールアドレスにのみ送信する指示を示す内部宛送信指示を受け付ける処理と,
    前記電子メールに対して前記内部宛送信指示を受け付けた場合に,前記内部宛送信指示を示すフラグを設定する処理と,
    前記フラグが設定された電子メールを,メール送信装置へ送信する処理とを,実行させる
    クライアント側電子メール送信プログラム。
  7. コンピュータに,
    メーリングリストを示す代表アドレスとリストに登録されたメールアドレスとを対応付けて記憶するメーリングリスト情報記憶部を参照して,前記電子メールの宛先に設定された代表アドレスが示すメーリングリストに登録されたメールアドレス各々を前記宛先に展開する処理と,
    宛先に前記送信者が所属する組織の範囲内に属するメールアドレスではないメールアドレスが設定された電子メールに前記フラグが設定されているかを検査する処理と,
    前記電子メールに前記フラグが設定されている場合に,前記電子メールの送信を中止する処理とを,実行させる
    サーバ側電子メール送信プログラム。
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