JP2012075217A - ダイナモ装置、自動車用試験装置 - Google Patents

ダイナモ装置、自動車用試験装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012075217A
JP2012075217A JP2010216514A JP2010216514A JP2012075217A JP 2012075217 A JP2012075217 A JP 2012075217A JP 2010216514 A JP2010216514 A JP 2010216514A JP 2010216514 A JP2010216514 A JP 2010216514A JP 2012075217 A JP2012075217 A JP 2012075217A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling air
bearing
casing
bearing support
lubricating oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010216514A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunori Yamamoto
勝紀 山本
Tetsuyo Tomita
徹洋 冨田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sinfonia Technology Co Ltd
Original Assignee
Sinfonia Technology Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sinfonia Technology Co Ltd filed Critical Sinfonia Technology Co Ltd
Priority to JP2010216514A priority Critical patent/JP2012075217A/ja
Publication of JP2012075217A publication Critical patent/JP2012075217A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)

Abstract

【課題】潤滑油のケーシング外への漏出を防止するとともに、軸受をより一層効果的に冷却することが可能なダイナモ装置を提供する。
【解決手段】冷却媒体としても機能する潤滑油の流路8aを有する軸受支持ブラケット8と、軸受支持ブラケット8と軸受6との間に形成した潤滑油流通空間S1と、ケーシング2内に設けられ、且つ軸受6及び軸受支持ブラケット8を配置した軸受配置空間S2と冷却空気が流通する冷却空気流通空間S3とを仕切る隔壁9と、ケーシング2のうち軸受支持ブラケット8に接続される起立壁22において冷却空気流通空間S3側に形成した開口部22gと、開口部22gに連通し、且つ軸受支持ブラケット8に冷却空気を誘導する冷却空気誘導流路22hとを備えたダイナモ装置1とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えばエンジンを模擬するためのダイナモ装置(ダイナモメータ)、及びそのダイナモ装置を備えた自動車用試験装置に関するものである。
供試体である電動機の出力トルク特性や、或いは供試体である発電機の発電出力特性等を評価するための自動車用試験装置には、供試体の出力軸に連結されて「擬似負荷」或いは「擬似駆動源」として機能するダイナモ装置(回転電機)が用いられている。
ダイナモ装置は、円筒状のケーシングと、そのケーシング内に配置されたステータ及びロータとを備えており、シャフト回りに固定したロータをシャフトと一体回転可能に構成している。通常のモータに比べて発熱量が多いダイナモ装置では、ケーシング内部におけるステータやロータからの発熱を抑制する必要がある。
そこで、ケーシング外に設けたブロアから冷却空気をケーシング内に流入し、ケーシング内のロータやステータ等で熱交換されて昇温した加温空気をケーシング外へ排出する態様が従来から採用されている。
また、ダイナモ装置の作動時には、高速回転するシャフトを回転可能に支持する軸受の発熱量も多くなる。特許文献1には、潤滑油を冷却媒体として利用することによって軸受の発熱を抑制する態様が開示されている。
特開2000−152553号公報
ところが、冷却空気によるステータやロータの冷却と、潤滑油により軸受の冷却とを同時に実現しようとした場合、以下のような問題が考えられる。すなわち、ブロアからケーシング内部に流入させた高圧状態の冷却空気の一部、及び加温空気の一部が、軸受の周囲に確保されている潤滑油流通空間に流れ込んで潤滑油と合流し、潤滑油が高圧状態の空気流に乗ってケーシング外に漏出し得る。
そこで、本出願人は、特開2008−061468号公報において、潤滑油の流路を内部に有する軸受支持部と軸受との間に潤滑油流通空間を形成し、ケーシング内において、これら軸受及び軸受支持部を配置した空間と、冷却空気が流通する空間とを仕切る隔壁を設けた態様を開示している。このように隔壁をケーシング内に設ければ、潤滑油流通空間に流入する冷却空気量を0に近付けることができ、ケーシング外に潤滑油が漏出する事態を回避できる。
しかしながら、冷却空気が流通する空間と軸受及び軸受支持部を配置した空間とを仕切った場合、潤滑油によって軸受の発熱を抑制することができるものの、ブロアから供給される冷却空気を軸受の発熱抑制のために利用することはできない。
本発明は、このような問題に着目してなされたものであって、主たる目的は、潤滑油のケーシング外への漏出を防止するとともに、軸受をより一層効果的に冷却することが可能なダイナモ装置、及びそのようなダイナモ装置を備えた自動車用試験装置を提供することにある。
すなわち本発明は、ケーシングと、ケーシング内に固定したステータと、シャフトの軸回りに設けたロータと、シャフトを回転可能に支持する軸受と、ケーシング内に流通させる冷却空気を供給する冷却空気供給部とを備えたダイナモ装置に関するものである。そして、本発明に係るダイナモ装置は、冷却媒体として機能する潤滑油の流路を有する軸受支持部と、軸受支持部と軸受との間に形成した潤滑油流通空間と、ケーシング内に設けられ、且つ軸受及び軸受支持部を配置した軸受配置空間と冷却空気が流通する冷却空気流通空間とを仕切る隔壁と、ケーシングのうち軸受支持部に接続される起立壁において冷却空気流通空間側に形成した開口部と、開口部に連通し、且つ軸受又は軸受支持部に冷却空気を誘導する冷却空気誘導流路とを備えていることを特徴としている。
このようなダイナモ装置であれば、ケーシング内に隔壁を設けているため、潤滑油が潤滑油流通空間で冷却空気と合流してその気流に乗ってケーシング外に漏れるという事態を回避することができるとともに、冷却空気流通空間には配置されていない軸受や軸受支持部に、ケーシングの起立壁に形成した開口部及びこの開口部に連通する冷却空気誘導流路を通じて冷却空気を導くことができ、これら軸受や軸受支持部の発熱を、潤滑油のみならず冷却空気によっても抑制することができる。
本発明において、好適な冷却空気誘導流路の一例としては、開口部を通じて冷却空気をケーシング外において軸受又は軸受支持部に誘導するものを挙げることができる。このような態様であれば、ケーシング内の各部材の配置を考慮することなく、容易に冷却空気誘導流路を形成することができ、既知のダイナモ装置に対しても後付けで冷却空気誘導流路を形成することが可能である。
また、本発明に係る自動車用試験装置は、上述の構成を有するダイナモ装置を備え、ダイナモ装置を作動させて供試体の性能を測定することを特徴としている。このような自動車用試験装置であれば、ダイナモ装置の軸受に冷却媒体(潤滑油及び冷却空気)を効率良く供給することができ、軸受の過度の発熱に起因する測定精度の低下を防止・抑制することができる。
本発明によれば、ケーシング内に隔壁を設けることによって潤滑油のケーシング外への漏出を防止することができるとともに、冷却空気を軸受やこの軸受を支持する軸受支持体に導く経路を確保したことにより、潤滑油及び冷却空気の両方によって軸受や軸受支持体の発熱を効果的に抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るダイナモ装置の全体概略図。 同実施形態に係るダイナモ装置の要部拡大断面模式図。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る自動車用試験装置は、図1に示すダイナモ装置1を備え、このダイナモ装置1に連結された供試体(自動車に用いられる回転体(パワートレイン)等、図示省略)の特性を測定可能な装置である。ここで、供試体の種類により、ダイナモ装置1は「擬似負荷」として機能したり、「擬似駆動源」として機能する。自動車用試験装置のうち、ダイナモ装置1以外の部材は周知のものを適用することができ、詳細な説明は省略する。
本実施形態に係るダイナモ装置1は、図1及び図2に示すように、円筒状のケーシング2と、ケーシング2内に固定したステータ3と、シャフト4と、シャフト4の軸回りに設けたロータ5と、シャフト4を回転可能に支持する軸受6とを備えている。なお、ステータ3やロータ5は周知のものを適用することができるため、詳細な説明は省略する。ケーシング2内に流通させる高圧状態の冷却空気を供給するブロア7とを備えたものである。
ケーシング2は、シャフト4の軸方向に沿って配置される概略円筒状のケーシング本体21と、ケーシング本体21の両端部に取り付けた端部カバー22(モータカバー)とを備え、台座Dを介してベースBに支持されている。ケーシング本体21の上面側には二つのブロア7(本発明の「冷却空気供給部」に相当)を設けている。本実施形態では、各ブロア7を吸気口71が相互に背向するように配置している。また、ケーシング本体21には、気流導入口21a(図2参照)及び気流排出口21b(図1参照)を形成している。気流導入口21aを通じてブロア7からケーシング2内に高圧状態の冷却空気が流れ込み、発熱しているロータ5及びステータ3と熱交換を行って昇温して加温空気となった後に気流排出口21bから大気中に排出される。なお、図1では、吸気口71及び気流排出口21bを単純な枠状で示しているが、実際には開口内に網目状のフィルタ等を適宜設けている。
端部カバー22は、円盤状をなし、上端部に潤滑油注入口22aを形成し、下端部近傍に潤滑油排出口22bを形成している(図2参照)。端部カバー22の内部には、潤滑油注入口22a及び潤滑油排出口22bに連通する軸受潤滑油の油路22cを形成している。本実施形態では、端部カバー22の内部において鉛直方向に延びる油路22cを適用している。また、潤端部カバー22の中心部には、軸受6を支持する軸受支持ブラケット8(本発明の「軸受支持部」に相当)が嵌合し得る開口部22dを形成し、この開口部22dを通じてシャフト4の一端部をケーシング2の外部に突出させ、軸受6及び軸受支持ブラケット8の一部をケーシング2の外部に表出させている。また、端部カバー22うち、開口部22dの周囲には複数の通風孔22eを周方向に所定ピッチで形成している。これら各通風孔22eは、油路22cと連通しない箇所に形成されている。端部カバー22の外向き面に、この端部カバー22に正対した場合(正面視)に通風孔22eを被覆するリング状の防塵カバー22fを設けている。この防塵カバー22fにより、ケーシング2の外部の大気中の塵埃類が通風孔22eを通じてケーシング2内へ流入することを防止できる。
軸受6は、図2に示すように、端部カバー22に連結した軸受支持ブラケット8によって外周面を固定され、シャフト4の軸方向に沿って配置した一対のスペーサ61で挟み込まれている。本実施形態では、一方のスペーサ61をシャフト4の外周面上の段差に当接させて固定し、他方のスペーサ61を止めリング62で固定している。本実施形態では、軸受6と軸受支持ブラケット8との間に潤滑油流通空間として機能する空隙部S1を形成している。
軸受支持ブラケット8は、端部カバー22の油路22cに連通する油路8aを内部に形成している。この油路8aは、軸受支持ブラケット8と軸受6との間に形成した潤滑油流通空間S1に連通している。また、軸受支持ブラケット8の内周面に軸方向に沿って複数のシール部8bを所定間隔で形成している。なお、図1及び図2では、軸受支持ブラケット8と端部カバー22とを相互に連結したり、端部カバー22をケーシング本体21に取り付けるための部材やボルト等を省略している。
本実施形態に係るダイナモ装置1は、ケーシング2内において軸受6及び軸受支持ブラケット8を覆う隔壁9を備えている。隔壁9は、概略切頭円錐状をなし、相対的に開口径が大きい第1開口周縁部91を端部カバー22の内向き面に取り付け、相対的に開口径が小さい第2開口周縁部92を、シャフト4に一体的に取り付けたシールリング41に取り付けている。本実施形態では、第2開口周縁部92とシールリング41との取付部分をラビリンス構造にして、適切なシール機能を発揮するように設定している。このような隔壁9をケーシング2内に取り付けることにより、ケーシング2の内部空間は、軸受6及び軸受支持ブラケット8を配置した軸受配置空間S2と、ブロア7から供給される高圧状態の空気流が流通する冷却空気流通空間S3とに仕切ることができる(図2参照)。軸受配置空間S2は、端部カバー22と隔壁9とによって密閉状態に保たれる。
次に、本実施形態のダイナモ装置1における潤滑油及び冷却空気の流れについて説明する。
潤滑油は、端部カバー22の上端部に形成した潤滑油注入口22aから注入され、端部カバー22の油路22c及び軸受支持ブラケット8の油路8a内を通過して、潤滑油流通空間S1内に流れ込む。潤滑油流通空間S1内で軸受6が潤滑油に直接触れることによって潤滑性が向上するとともに、この潤滑油が冷却媒体としても機能し、軸受6に触れることで軸受6との間で熱交換を行い、軸受6の発熱量を有効に低減することができる。潤滑油流通空間S1に流入して軸受け6を通過した潤滑油はそのまま下方に流れて、軸受支持ブラケット8の油路8a及び端部カバー22の油路22cを通過し、端部カバー22の下端部近傍に形成した潤滑油排出口22bから排出される。なお、潤滑油注入口22a及び潤滑油排出口22bには、潤滑油の注入処理や排出処理をスムーズ且つ適切に行えるようにキャップがそれぞれ装着されている(図示省略)。
一方、ブロア7から供給される高圧状態の冷却空気は気流導入口21aを通ってケーシング2内に流れ込む。本実施形態では、隔壁9のうち第2開口周縁部92の開口径を第1開口周縁部91よりも小さく設定しているため、隔壁9のうち第2開口周縁部92の開口径を第1開口周縁部91の開口径と同一に設定した場合と比較して、冷却空気の流路スペース(冷却空気流通空間S3)を大きく確保することができ、冷却空気を冷却空気流通空間S3に満遍なく流通させることができる。冷却空気(の大部分)は、ロータ5及びステータ3の周囲を通過しながら、発熱しているロータ5及びステータ3と熱交換を行って昇温して加温空気となった後に、ケーシング本体21に形成した気流排出口21bから大気中に排出される。
そして、本実施形態のダイナモ装置1は、ケーシング2内に隔壁9を設けているため、冷却空気流通空間S3を流れる冷却空気や加温空気(以下、これらを総称して「高圧空気」と称する場合がある)が、軸受配置空間S2に流れ込むことを防止・抑制できる。また、高圧空気の一部が隔壁9の第2開口周縁部92とシールリング41との取付部分の僅かな隙間を通過して軸受配置空間S2に流れ込んだ場合であっても、その高圧空気は端部カバー22に形成した通風孔22eを通じてケーシング2の外部の大気中に排出されるため、軸受支持ブラケット8とシャフト4との間のシール部8bを通過する高圧空気の流通量を限りなく0に近づけることができる。その結果、高圧空気が潤滑油流通空間S1に流入して潤滑油と合流することがなく、高圧空気に合流した潤滑油が高圧空気の気流に乗ってケーシング2の外部に漏出する事態を回避することができる。
ところで、潤滑油を冷却媒体として利用し、潤滑油流通空間S1内において軸受6と熱交換を行うことにより、軸受6の発熱量を有効に低減することが可能であるが、ケーシング2内に設けた隔壁9により、ブロア7から供給される冷却空気を軸受6や軸受支持ブラケット8の発熱の抑制に利用することは困難である。特にシャフト4の高速回転化に伴って、軸受6や軸受支持ブラケット8の発熱量は多くなるため、潤滑油を利用した冷却に加えてブロア7から供給される冷却空気も軸受6や軸受支持ブラケット8の発熱抑制に利用できれば、動作安定性の向上及び長寿命化を図ることができる。
そこで、本実施形態に係るダイナモ装置1は、図2に示すように、ケーシング2のうち軸受支持ブラケット8に接続される起立壁、つまり端部カバー22に、通風孔22eとは別に厚み方向に貫通させた開口部22gを形成し、この開口部22gに連通して軸受6又は軸受支持ブラケット8に高圧空気を誘導する冷却空気誘導流路22hを有する。
開口部22gは、端部カバー22のうち、冷却空気流通空間S3に連通する位置に形成されたものである。この開口部22gを通じて軸受6又は軸受支持ブラケット8に誘導する高圧空気は、ステータ3やロータ5と熱交換を行う前の冷却空気であることが望ましい。したがって、開口部22gの好適な形成箇所は、端部カバー22の上半部のうち隔壁9の第1開口周縁部91との取付位置よりも上方の領域である(図2参照)。なお、この開口部22gは油路22cと連通しない位置に形成されており、複数箇所に形成することも可能である。開口部22gを通風孔22eと同一半径上に形成したり、通風孔22eとは異なる半径上に形成することもできる。
また、本実施形態では、冷却空気誘導流路22hを上述した防塵カバー22fを用いて形成している。防塵カバー22fは、端部カバー22に正対した場合に、通風孔22eのみならず開口部22gも被覆し得るものである。本実施形態では、防塵カバー22fとして、端部カバー22の外向き面に接触させた状態で固定されるリング状の鍔部22iと、鍔部22iの内周縁から端部カバー22から離間する方向に延びる筒状部22jと、筒状部22jの先端からシャフト4に向かって延びる本体部22kとを備えたものを適用し、このような防塵カバー22fと端部カバー22の外向き面との間に形成される空隙を冷却空気誘導流路22hとして機能させている。本体部22kは、その先端が軸受支持ブラケット8の近傍に位置付けられ、軸受支持ブラケット8との間に所定寸法の空隙を形成している。なお、この防塵カバー22fは、周方向に複数に分割した部分リング状の同一パーツを組み合わせて形成されるものであっってもよい。
このような開口部22g及び冷却空気誘導流路22h(防塵カバー22f)を備えた本実施形態のダイナモ装置1は、ブロア7からケーシング2内に供給される冷却空気を冷却空気流通空間S3に流入する冷却空気と、開口部22gを通って冷却空気誘導流路22hに流入する冷却空気とに分流させることができる。そして、冷却空気誘導流路22hに流入した冷却空気が軸受支持ブラケット8と熱交換を行うことにより、軸受支持ブラケット8はもちろんのこと、この軸受支持ブラケット8に支持されている軸受6の発熱量を効果的に抑制することができる。熱交換に供された冷却空気は、防塵カバー22(具体的には本体部22k)と軸受支持ブラケット8との空隙からケーシング2の外部に排出される。
このように、本実施形態に係るダイナモ装置1は、ケーシング2内に隔壁9を設けて潤滑油が高圧空気の影響を受けてケーシング2の外部に漏れる事態を回避しつつ、冷却空気流通空間S3には配置されていない軸受6や軸受支持ブラケット8の発熱を、端部カバー22に設けた開口部22g及び冷却空気誘導流路22hを通過する冷却空気によって抑制することができ、潤滑油及び冷却空気の両方によって軸受6を効果的に冷却することができる。
特に、本実施形態では、軸受6を直接支持する軸受支持ブラケット8の一部がケーシング2の外部に表出していることを利用して、冷却空気誘導流路22hをケーシング2の外部に設け、この冷却空気誘導流路22hによって冷却空気をケーシング2の外部に表出している軸受支持ブラケット8の一部に確実に導いて熱交換させることができ、軸受6を効果的に冷却することができる。
さらに、本実施形態では、防塵カバー22fを冷却空気誘導流路22hとして機能させることができ、冷却空気誘導流路22h専用の部材を設ける必要がなく、部品点数の削減及び構造の簡素化を図ることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、冷却空気誘導流路を、防塵カバーとは別に設けた部材を用いて構成することもできる。
また、冷却空気誘導流路に連通する開口部にブロアからの冷却空気を効率良く導くことができるように、ケーシング内において開口部に向かう気流を積極的に起こすためのガイド壁をケーシング内に設けてもよい。
また、冷却空気誘導流路が、開口部を通じてケーシング外に流入した冷却空気を軸受配置空間に引き込み、その後にケーシング外に導く流路であっても構わない。このような冷却空気誘導流路であれば、冷却空気に触れる軸受又は軸受支持部の領域が増大し、熱交換量の増大化を期待できる。
また、ブロア以外の装置や機構によって冷却空気供給部を構成することもできる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…ダイナモ装置
2…ケーシング
22…起立壁(端部カバー)
22g…開口部
22h…冷却空気誘導流路
3…ステータ
4…シャフト
5…ロータ
6…軸受
7…冷却空気供給部(ブロア)
8…軸受支持部(軸受支持ブラケット)
9…隔壁
S1…潤滑油流通空間
S2…軸受配置空間
S3…冷却空気流通空間

Claims (3)

  1. ケーシングと、当該ケーシング内に固定したステータと、シャフトの軸回りに設けたロータと、前記シャフトを回転可能に支持する軸受と、ケーシング内に流通させる冷却空気を供給する冷却空気供給部とを備えたダイナモ装置であり、
    冷却媒体としても機能する潤滑油の流路を有する軸受支持部と、
    当該軸受支持部と前記軸受との間に形成した潤滑油流通空間と、
    前記ケーシング内に設けられ、且つ前記軸受及び前記軸受支持部を配置した軸受配置空間と前記冷却空気が流通する冷却空気流通空間とを仕切る隔壁と、
    前記ケーシングのうち前記軸受支持部に接続される起立壁において前記冷却空気流通空間側に形成した開口部と、
    当該開口部に連通し、且つ前記軸受又は前記軸受支持部に前記冷却空気を誘導する冷却空気誘導流路とを備えていることを特徴とするダイナモ装置。
  2. 前記冷却空気誘導流路が、前記開口部を通じて前記冷却空気を前記ケーシング外において前記軸受又は前記軸受支持部に誘導するものである請求項1に記載のダイナモ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のダイナモ装置を備え、当該ダイナモ装置を作動させて供試体の性能を測定することを特徴とする自動車用試験装置。
JP2010216514A 2010-09-28 2010-09-28 ダイナモ装置、自動車用試験装置 Pending JP2012075217A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010216514A JP2012075217A (ja) 2010-09-28 2010-09-28 ダイナモ装置、自動車用試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010216514A JP2012075217A (ja) 2010-09-28 2010-09-28 ダイナモ装置、自動車用試験装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012075217A true JP2012075217A (ja) 2012-04-12

Family

ID=46170824

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010216514A Pending JP2012075217A (ja) 2010-09-28 2010-09-28 ダイナモ装置、自動車用試験装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012075217A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104269957A (zh) * 2014-10-20 2015-01-07 湖州南洋电机有限公司 一种耐用型洗衣机电机
CN113691060A (zh) * 2020-05-18 2021-11-23 本田技研工业株式会社 旋转电机
WO2024048342A1 (ja) * 2022-09-01 2024-03-07 株式会社デンソー 駆動装置
CN118074409A (zh) * 2024-04-17 2024-05-24 珠海格力电器股份有限公司 电机

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06311690A (ja) * 1993-04-19 1994-11-04 Toyo Electric Mfg Co Ltd 回転電機のハウジング冷却装置
JP2008061468A (ja) * 2006-09-04 2008-03-13 Shinko Electric Co Ltd ダイナモ試験装置用回転電機
JP2009284609A (ja) * 2008-05-20 2009-12-03 Sinfonia Technology Co Ltd 発電機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06311690A (ja) * 1993-04-19 1994-11-04 Toyo Electric Mfg Co Ltd 回転電機のハウジング冷却装置
JP2008061468A (ja) * 2006-09-04 2008-03-13 Shinko Electric Co Ltd ダイナモ試験装置用回転電機
JP2009284609A (ja) * 2008-05-20 2009-12-03 Sinfonia Technology Co Ltd 発電機

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104269957A (zh) * 2014-10-20 2015-01-07 湖州南洋电机有限公司 一种耐用型洗衣机电机
CN113691060A (zh) * 2020-05-18 2021-11-23 本田技研工业株式会社 旋转电机
CN113691060B (zh) * 2020-05-18 2024-02-23 本田技研工业株式会社 旋转电机
WO2024048342A1 (ja) * 2022-09-01 2024-03-07 株式会社デンソー 駆動装置
CN118074409A (zh) * 2024-04-17 2024-05-24 珠海格力电器股份有限公司 电机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015104214A (ja) 回転電機
CN104995825B (zh) 用于车辆和铁路车辆的电动机
JP2012175757A (ja) 電動機
JP2012075217A (ja) ダイナモ装置、自動車用試験装置
WO2004044465A1 (ja) 回転電機
JP2011211862A (ja) 密閉型回転電機
JP4895118B2 (ja) モータ
JP2017002750A (ja) 遠心圧縮機
US10396618B2 (en) Rotating electric machine with shaft-seal devices having partition plate
JP7121261B2 (ja) 回転機
JP5098258B2 (ja) ダイナモ試験装置用回転電機
JP7353742B2 (ja) 流体機械
TWI509955B (zh) Rotating motor
JP5288982B2 (ja) 電動機
JP7164962B2 (ja) 軸受装置の冷却構造
KR20080050676A (ko) 전동기의 냉각구조
JP2020162338A (ja) 回転電機
US11005341B2 (en) Sealing structure for peripheral area of generator fan
JP2015082897A (ja) 回転電機
JP4423271B2 (ja) 電動機
JP2015188977A (ja) 工作機械の主軸装置
JP6009830B2 (ja) 全閉形電動機
CN113994574B (zh) 旋转电机
JP6416147B2 (ja) ブラシレス回転電機
JP2012080657A (ja) 回転装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140430

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140430

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140902