JP2012073744A - 通信端末、通信システム、セッション管理方法、及びプログラム - Google Patents

通信端末、通信システム、セッション管理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】いずれかのブラウザウインドウを用いて作業をしている間は他のブラウザウインドウもタイムアウトしないようにする。
【解決手段】通信情報記憶部120は、いずれか一つのブラウザウインドウ112が、ユーザからの入力に従った新規の通信であるユーザ指示通信をサーバ200との間で行ったときに、当該通信が行われたことを示す通信情報を記憶する。そして複数のブラウザウインドウ112のそれぞれには、セッション更新部114が組み込まれている。セッション更新部114は、そのセッション更新部114が組み込まれているブラウザウインドウ112が第1の時間より短い第2の時間以内にユーザ指示通信を行わなかった場合に、通信情報記憶部120に接続する。そしてセッション更新部114は、通信情報記憶部120に通信情報が記憶されていることを認識したときに、セッション情報を更新するための新規の通信を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のブラウザウインドウを立ち上げて使用する通信端末、通信システム、セッション管理方法、及びプログラムに関する。
ブラウザを用いて外部装置に対して情報を要求し、この要求に応じて送信されてきた情報をブラウザウインドウに表示することは多々ある。また、特許文献1、2、及び3に記載するように、互いに関連がある情報を、互いに異なるブラウザウインドウを用いて表示することも多々ある。
特開2010−55488号公報 特開2009−134684号公報 特開2010−186493号公報
互いに関連性のある複数の画面を複数のブラウザウインドウを用いて通信端末に表示し、作業を行うことがある。しかし、このような場合、いずれかのブラウザウインドウを用いて集中的に作業をすると、この作業の間に他のブラウザウインドウがタイムアウトする可能性がある。ポップアップ画面を用いる場合、ポップアップ元のブラウザウインドウとポップアップ画面はリンクしているため、一方の画面を用いて作業をしている間に他の画面がタイムアウトすることは無い。しかしポップアップ画面は他の画面に遷移できないため、作業効率が低下することがある。
本発明の目的は、それぞれが他の画面に遷移することができるブラウザウインドウを複数表示することができ、かついずれかのブラウザウインドウを用いて作業をしている間は他のブラウザウインドウもタイムアウトしない通信端末、通信システム、セッション管理方法、及びプログラムを提供することにある。
本発明によれば、それぞれが他の画面に遷移可能であり、第1の時間以内に新規の通信を行わなかった場合にタイムアウト処理が行われる複数のブラウザウインドウを立ち上げるブラウザと、
いずれか一つの前記ブラウザウインドウが、ユーザからの入力に従った新規の通信であるユーザ指示通信を行ったときに、当該通信が行われたことを示す通信情報を記憶する通信情報記憶手段と、
を備え、
前記複数のブラウザウインドウは、それぞれ、当該ブラウザウインドウが前記第1の時間より短い第2の時間以内に前記ユーザ指示通信を行わなかった場合に、前記通信情報記憶手段に接続し、前記通信情報記憶手段に前記通信情報が記憶されていることを認識したときに、新規の通信を行うセッション更新手段を有する通信端末が提供される。
本発明によれば、通信端末と、
前記通信端末が表示すべき複数の画面データを記憶するサーバと、
を備え、
前記通信端末は、
それぞれが他の画面に遷移可能であり、第1の時間以内に新規の通信を行わなかった場合にタイムアウト処理が行われる複数のブラウザウインドウを立ち上げるブラウザと、
いずれか一つの前記ブラウザウインドウが、ユーザからの入力に従った新規の通信であるユーザ指示通信を前記サーバとの間で行ったときに、当該通信が行われたことを示す通信情報を記憶する通信情報記憶手段と、
を備え、
前記複数のブラウザウインドウは、それぞれ、当該ブラウザウインドウが前記第1の時間より短い第2の時間以内に前記ユーザ指示通信を行わなかった場合に、前記通信情報記憶手段に接続し、前記通信情報記憶手段に前記通信情報が記憶されていることを認識したときに、新規の通信を行うセッション更新手段を有する通信システムが提供される。
本発明によれば、コンピュータで使用されるブラウザのセッション管理方法であって、
前記コンピュータは、それぞれが他の画面に遷移可能な複数のブラウザウインドウが立ち上がったときに、前記ブラウザウインドウが第1の時間以内に新規の通信を行わなかった場合に、当該ブラウザウインドウに対してタイムアウト処理を行い、
前記コンピュータは、いずれか一つの前記ブラウザウインドウが、ユーザからの入力に従った新規の通信であるユーザ指示通信を行ったときに、当該通信が行われたことを示す通信情報を通信情報記憶手段に記憶させ、
前記コンピュータは、前記複数のブラウザウインドウが、それぞれ、当該ブラウザウインドウが前記第1の時間より短い第2の時間以内に前記ユーザ指示通信を行わなかった場合に、前記通信情報記憶手段に接続し、前記通信情報記憶手段に前記通信情報が記憶されていることを認識したときに、新規の通信を行うセッション管理方法が提供される。
本発明によれば、コンピュータで使用され、ブラウザのセッション管理に使用されるプログラムであって、
コンピュータが、それぞれが他の画面に遷移可能な複数のブラウザウインドウを立ち上げ、かつ前記ブラウザウインドウが第1の時間以内に新規の通信を行わなかった場合に、当該ブラウザウインドウに対してタイムアウト処理を行う機能を有している場合に、
前記コンピュータに、
いずれか一つの前記ブラウザウインドウが、ユーザからの入力に従った新規の通信であるユーザ指示通信を行ったときに、当該通信が行われたことを示す通信情報を通信情報記憶手段に記憶させる機能と、
前記複数のブラウザウインドウが、それぞれ、当該ブラウザウインドウが前記第1の時間より短い第2の時間以内に前記ユーザ指示通信を行わなかった場合に、前記通信情報記憶手段に接続し、前記通信情報記憶手段に前記通信情報が記憶されていることを認識したときに、新規の通信を行う機能と、
を実現させるプログラムが提供される。
本発明によれば、それぞれが他の画面に遷移することができるブラウザウインドウを複数表示することができ、かついずれかのブラウザウインドウを用いて作業をしている間は他のブラウザウインドウもタイムアウトしない。
第1の実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 図1に示した通信システムの第1の動作を示すフローチャートである。 図1に示した通信システムの第2の動作を示すフローチャートである。 図1に示した通信システムの第3の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態において通信情報記憶部が記憶している情報をテーブル形式で示す図である。 通信端末100が表示する画面の一例を示す図である。 通信端末100が表示する画面の一例を示す図である。 通信端末100が表示する画面の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る通信システムの第1の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る通信システムの第2の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る通信システムの第3の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。この通信システムは、通信端末100及びサーバ200を備えている。サーバ200は、通信端末100が表示すべき複数の画面データを記憶している。通信端末100は、ブラウザ110及び通信情報記憶部120を備えている。ブラウザ110は、複数のブラウザウインドウ112を立ち上げることができる。複数のブラウザウインドウ112は、それぞれが他の画面に遷移可能であり、第1の時間以内に新規の通信を行わなかった場合にタイムアウト処理が行われる。通信情報記憶部120は、いずれか一つのブラウザウインドウ112が、ユーザからの入力に従った新規の通信であるユーザ指示通信をサーバ200との間で行ったときに、当該通信が行われたことを示す通信情報を記憶する。そして複数のブラウザウインドウ112のそれぞれには、セッション更新部114が組み込まれている。セッション更新部114は、そのセッション更新部114が組み込まれているブラウザウインドウ112が第1の時間より短い第2の時間以内にユーザ指示通信を行わなかった場合に、通信情報記憶部120に接続する。そしてセッション更新部114は、通信情報記憶部120に通信情報が記憶されていることを認識したときに、セッション情報を更新するための新規の通信を行う。このため、複数のブラウザウインドウ112のいずれかに対して操作が行われている間は、他のブラウザウインドウ112に対してタイムアウト処理が行われることはない。以下、詳細に説明する。
通信端末100は、例えばパーソナルコンピュータであり、ユーザがデータ処理を行うために使用される。サーバ200は、例えばアプリケーションサーバであり、通信端末100のユーザに対してアプリケーションを提供する。通信端末100のユーザは、複数のブラウザウインドウ112を立ち上げて作業を行う。複数のブラウザウインドウ112は、互いに異なる画面を表示している。このとき、ユーザがいずれか一つのブラウザウインドウ112を用いて集中的に作業を行うことがあり得る。この場合、他のブラウザウインドウ112に対しては入力が行われないため、そのブラウザウインドウ112とサーバ200の間の通信がタイムアウトする可能性がある。本実施形態では、通信情報記憶部120及びセッション更新部114の動作により、複数のブラウザウインドウ112のいずれかに対して操作が行われている間は、他のブラウザウインドウ112に対してタイムアウト処理が行われることはない。
サーバ200は、画面データ記憶部210、通信処理部220、業務処理部230、及びセッション管理部240を備えている。画面データ記憶部210は、通信端末100のブラウザウインドウ112に表示させるべき画面の画面データを複数記憶している。通信処理部220は、通信端末100のブラウザ110との間で、通信回線を介して通信を行う。ここで用いられる通信回線は、ローカルエリアネットワークであってもよいし、専用回線であってもよいし、ワイドエリアネットワークであってもよい。業務処理部230は、通信処理部220を介して通信端末100のブラウザ110と通信し、通信端末100のユーザからの入力に従って処理を行う。セッション管理部240は、通信端末100のブラウザウインドウ112とサーバ200の間の通信を監視し、ブラウザウインドウ112別にセッション情報を記憶している。このセッション情報には、そのブラウザウインドウ112が最後にサーバ200と通信を行った時刻が含まれている。そしてセッション管理部240は、第1の時間以内に新規の通信を行わなかった場合に、そのブラウザウインドウ112とサーバ200の間の通信に対してタイムアウト処理、例えば通信の切断を行う。
なお、図1に示した通信端末100及びサーバ200の各構成要素は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。通信端末100及びサーバ200の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置には様々な変形例がある。
図2は、図1に示した通信システムの第1の動作を示すフローチャートである。本図に示す処理は、通信端末100のユーザが作業を開始するときに通信システムが行う処理である。
まず通信端末100のブラウザ110は、ユーザからの入力に従って第1のブラウザウインドウ112を立ち上げる(ステップS10)。そしてブラウザ110は、第1のブラウザウインドウ112に表示させるべき画面の画面データを、サーバ200に要求する(ステップS20)。
サーバ200の通信処理部220は、通信端末100のブラウザ110から画面データの要求を受信すると、要求された画面データを画面データ記憶部210から読み出して、通信端末100のブラウザ110に送信する(ステップS30)。
通信端末100のブラウザ110は、受信した画面データを用いて、ステップS10で立ち上げたブラウザウインドウ112に画面を表示する(ステップS40)。そしてユーザは、必要に応じて他の画面を追加し(ステップS50及びステップS10〜ステップS40)、表示された画面を用いて作業を行う。
図3は、図1に示した通信システムの第2の動作を示すフローチャートである。本図に示す処理は、ブラウザウインドウ112がサーバ200との間で新規に通信を行ったときの処理を示している。ここでの通信には、既に開かれているブラウザウインドウ112に対して入力を行うことにより、新規のブラウザウインドウ112を立ち上げて新規の画面データを要求する処理も含まれている。ブラウザウインドウ112がサーバ200との間で新規に通信を行う(ステップS100)と、そのブラウザウインドウ112のセッション更新部114は、新規に通信を行ったことを示す通信情報を通信情報記憶部120に記憶させる(ステップS110)。またセッション管理部240は、そのブラウザウインドウ112に関するセッション情報のうち、そのブラウザウインドウ112が最後にサーバ200と通信を行った時刻を更新する(ステップS120)。
図4は、図1に示した通信システムの第3の動作を示すフローチャートである。本図に示す処理は、ブラウザウインドウ112のタイムアウトを防ぐ処理である。ブラウザウインドウ112のセッション更新部114は、そのブラウザウインドウ112が最後にサーバ200と通信を行ってから、第2の時間が経過したか否かを判断する(ステップS200)。ここで第2の時間は、上記した第1の時間より短く設定される。第1の時間は、セッション管理部240がタイムアウト処理を行うか否かを判断するときの基準時間である。第2の時間が経過していた場合(ステップS200:Yes)、セッション更新部114は、通信情報記憶部120に接続し(ステップS210)、通信情報が記憶されているか否かを判断する(ステップS220)。通信情報が記憶されているとき(ステップS220:Yes)、セッション更新部114は、そのブラウザウインドウ112に、サーバ200に対し、セッション情報を更新するための通信を行わせる(ステップS230)。サーバ200のセッション管理部240は、そのブラウザウインドウ112に関するセッション情報のうち、少なくともそのブラウザウインドウ112が最後にサーバ200と通信を行った時刻を更新する(ステップS240)。
なお、図3及び図4に示した処理は、ブラウザ110のブラウザウインドウ112が特定の画面を表示するとき、例えば画面データ記憶部210に記憶されている画面データを用いるときにのみ行われる。例えばブラウザウインドウ112がワイドエリアネットワークに接続可能な環境にあるとき、ブラウザウインドウ112が図1に示した通信システムの外に位置する別のサーバから画面データを受信して用いることも考えられるが、このような場合には、図3及び図4に示した処理は行われない。
以上、第1の実施形態によれば、通信情報記憶部120及びセッション更新部114の動作により、複数のブラウザウインドウ112のいずれかに対して操作が行われている間は、他のブラウザウインドウ112に対してタイムアウト処理が行われることはない。また、ブラウザウインドウ112の画面が遷移しても、上記した効果を得ることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る通信システムは、主に、通信情報記憶部120が記憶している情報のデータ形式が第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態と異なっている部分を中心に説明を行う。なお、説明がなされない部分については、第1の実施形態と同様である。
図5は、通信情報記憶部120が記憶している情報をテーブル形式で示す図である。本実施形態において、通信情報記憶部120は、通信情報として、セッション更新部114がセッション情報を更新するための通信を行う必要があることを示すセッション更新フラグを、ブラウザ識別情報に対応付けて記憶している。ブラウザ識別情報は、複数のブラウザウインドウ112それぞれを互いに識別する情報である。
そしてブラウザウインドウ112のセッション更新部114は、当該ブラウザウインドウ112のブラウザ識別情報に対応してセッション更新フラグが記憶されているときに、セッション情報を更新するための通信を行う。またセッション更新部114は、セッション更新フラグに基づいて通信を行ったときに、通信情報記憶部120から、当該セッション更新部114を有するブラウザウインドウ112のブラウザ識別情報に対応するセッション更新フラグを消去する。
図6,7,8は、それぞれ、通信端末100が表示する画面の一例を示している。本図に示す例において、通信システムは、設備の保守・メンテナンスを管理するシステムである。ここで言う設備は、例えば鉄道システムであるが、これに限定されない。通信システムのサーバ200は、各種の検査データ、作業計画データ、作業実績データを台帳として管理している。そしてこの台帳を、適宜更新している。
まず通信端末100は、第1のブラウザウインドウ112aを用いてメニュー画面を表示する。メニュー画面には、どの作業画面を表示すべきかを選択させるボタンが複数表示されている。そしてユーザがいずれかのボタンを選択すると、ブラウザ110は、選択されたボタンに対応する画面データをサーバ200から受信し、表示する。
図6に示す例では、選択されたボタンに対応する画面は、第1のブラウザウインドウ112aの画面が遷移することにより、第1のブラウザウインドウ112aに表示される(例えば○○検査一覧)。そして遷移後の画面においても、次にどの作業画面を表示すべきかを選択させるボタンが複数表示されている。そしてユーザがいずれかのボタンを選択すると、選択されたボタンに対応する画面は、第1のブラウザウインドウ112aの画面が遷移することにより、第1のブラウザウインドウ112aに表示される(例えば○○検査修正)。このような動作においては、セッション更新部114及び通信情報記憶部120を使用する必要がない。
図7に示す例では、選択されたボタンに対応する画面は、新規に立ち上がった第2のブラウザウインドウ112bに表示される(例えば○○検査一覧)。そして第2のブラウザウインドウ112bに表示された画面においても、次にどの作業画面を表示すべきかを選択させるボタンが複数表示されている。そしてユーザがいずれかのボタンを選択すると、選択されたボタンに対応する画面は、第2のブラウザウインドウ112bの画面が遷移することにより、第1のブラウザウインドウ112bに表示される(例えば△△台帳削除)。このような動作においては、セッション更新部114及び通信情報記憶部120を使用する必要がある。
図8に示す例では、選択されたボタンに対応する画面は、新規に立ち上がった第2のブラウザウインドウ112bに表示される(例えばチャート図)。そして第2のブラウザウインドウ112bに表示された画面においても、次にどの作業画面を表示すべきかを選択させるボタンが複数表示されている。そしてユーザがいずれかのボタンを選択すると、選択されたボタンに対応する画面は、新規に立ち上がった第3のブラウザウインドウ112cに表示される(例えば○○検査一覧)。そして第3のブラウザウインドウ112cに表示された画面においても、次にどの作業画面を表示すべきかを選択させるボタンが複数表示されている。そしてユーザがいずれかのボタンを選択すると、選択されたボタンに対応する画面は、第3のブラウザウインドウ112cの画面が遷移することにより、第3のブラウザウインドウ112cに表示される(例えば△△台帳削除)。このような動作においても、セッション更新部114及び通信情報記憶部120を使用する必要がある。
なお図7及び図8に示す例において、第2のブラウザウインドウ112bで表示される画面は、メニュー画面に遷移することはできない。同様に、図8に示す例において、第3のブラウザウインドウ112cで表示される画面は、メニュー画面に遷移することはできない。このような制限を加えることにより、通信端末100で立ち上がるブラウザウインドウの数を、予め定められた数以下、例えばメニュー画面に表示されたボタンの数以下に制限することができる。
図9は、本実施形態に係る通信システムの第1の動作を示すフローチャートであり、第1の実施形態における図2に対応している。本図に示す処理は、ブラウザ110が新規にブラウザウインドウ112を立ち上げる(ステップS10)と、そのブラウザウインドウ112のブラウザ識別情報を通信情報記憶部120に記憶させる(ステップS12)点を除いて、図2に示した処理と同様である。
図10は、本実施形態に係る通信システムの第2の動作を示すフローチャートであり、第1の実施形態における図3に対応している。本図に示す処理は、通信情報としてセッション更新フラグを記憶する点(ステップS112)を除いて、図3に示した処理と同様である。詳細には、あるブラウザウインドウ112でユーザの指示に基づいてユーザ指示通信が行われると、そのブラウザウインドウ112以外の全てのブラウザウインドウ112のブラウザ識別情報に対応付けて、セッション更新フラグが記憶される。このセッション更新フラグの記憶処理は、いずれかのブラウザウインドウ112でユーザ指示通信が行われるたびに、通信情報記憶部120の更新という形で行われる。
図11は、本実施形態に係る通信システムの第3の動作を示すフローチャートであり、第1の実施形態における図4に対応している。ブラウザウインドウ112のセッション更新部114は、そのブラウザウインドウ112が最後にサーバ200と通信を行ってから、第2の時間が経過していた場合(ステップS200:Yes)、通信情報記憶部120に接続する(ステップS210)。そして、そのブラウザウインドウ112のブラウザ識別情報に対応付けて、セッション更新フラグが記憶されているか否かを確認する(ステップS222)。セッション更新フラグが記憶されているとき(ステップS220:Yes)、セッション更新部114は、そのブラウザウインドウ112に、サーバ200に対する通信を行わせ(ステップS230)、さらに、そのブラウザウインドウ112のブラウザ識別情報に対応するセッション更新フラグを消去する(ステップS232)。サーバ200のセッション管理部240は、そのブラウザウインドウ112に関するセッション情報のうち、少なくともそのブラウザウインドウ112が最後にサーバ200と通信を行った時刻を更新する(ステップS240)。
なお、通信端末100で全てのブラウザウインドウ112が閉じられたとき、通信情報記憶部120に記憶されている情報は初期化されず、そのまま残る。そして残された情報は、次にブラウザウインドウ112が立ち上がったときに再利用される。
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、通信情報記憶部120は、ブラウザ識別情報に対応付けてセッション更新フラグを記憶している。そしてセッション更新部114は、ブラウザウインドウ112にセッション情報を更新するための通信を行わせると、通信情報記憶部120からセッション更新フラグを消去する。従って、セッション更新フラグを消去しない場合と比較して、タイムアウトを防止するための通信が不必要に増えることを抑制できる。
また、ブラウザ識別情報はブラウザウインドウ112に対応付いている。ブラウザ識別情報は、ブラウザウインドウ112に表示されている画面が遷移しても、そのまま引き継がれる。このため、ブラウザウインドウ112に表示されている画面が遷移しても、タイムアウトを防止するための上記した処理を行うことができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
100 通信端末
110 ブラウザ
112 ブラウザウインドウ
112a ブラウザウインドウ
112b ブラウザウインドウ
112c ブラウザウインドウ
114 セッション更新部
120 通信情報記憶部
200 サーバ
210 画面データ記憶部
220 通信処理部
230 業務処理部
240 セッション管理部

Claims (11)

  1. それぞれが他の画面に遷移可能であり、第1の時間以内に新規の通信を行わなかった場合にタイムアウト処理が行われる複数のブラウザウインドウを立ち上げるブラウザと、
    いずれか一つの前記ブラウザウインドウが、ユーザからの入力に従った新規の通信であるユーザ指示通信を行ったときに、当該通信が行われたことを示す通信情報を記憶する通信情報記憶手段と、
    を備え、
    前記複数のブラウザウインドウは、それぞれ、当該ブラウザウインドウが前記第1の時間より短い第2の時間以内に前記ユーザ指示通信を行わなかった場合に、前記通信情報記憶手段に接続し、前記通信情報記憶手段に前記通信情報が記憶されていることを認識したときに、新規の通信を行うセッション更新手段を有する通信端末。
  2. 請求項1に記載の通信端末において、
    通信情報記憶手段は、前記通信情報として、前記セッション更新手段が新規の通信を行う必要があることを示すセッション更新フラグを、前記複数のブラウザウインドウそれぞれを互いに識別するブラウザ識別情報に対応付けて記憶し、
    前記セッション更新手段は、当該ブラウザウインドウの前記ブラウザ識別情報に対応して前記セッション更新フラグが記憶されているときに、新規の通信を行う通信端末。
  3. 請求項2に記載の通信端末において、
    前記セッション更新手段は、前記セッション更新フラグに基づいて新規の通信を行ったときに、前記通信情報記憶手段から、当該セッション更新手段を有する前記ブラウザウインドウの前記ブラウザ識別情報に対応する前記セッション更新フラグを消去する通信端末。
  4. 請求項2又は3に記載の通信端末において、
    前記通信情報記憶手段は、前記ユーザ指示通信を行った前記ブラウザウインドウに対応する前記ブラウザ識別情報については、前記セッション更新フラグを記憶しない通信端末。
  5. 請求項2〜4のいずれか一項に記載の通信端末において、
    前記通信情報記憶手段は、前記ブラウザウインドウが立ち上がったときに、前記ブラウザ識別情報を記憶する通信端末。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の通信端末において、
    前記複数のブラウザウインドウが表示すべき画面である表示予定画面が複数予め設定されており、
    前記セッション更新手段は、当該セッション更新手段を有する前記ブラウザウインドウが前記表示予定画面を表示しているときに動作する通信端末。
  7. 通信端末と、
    前記通信端末が表示すべき複数の画面データを記憶するサーバと、
    を備え、
    前記通信端末は、
    それぞれが他の画面に遷移可能であり、第1の時間以内に新規の通信を行わなかった場合にタイムアウト処理が行われる複数のブラウザウインドウを立ち上げるブラウザと、
    いずれか一つの前記ブラウザウインドウが、ユーザからの入力に従った新規の通信であるユーザ指示通信を前記サーバとの間で行ったときに、当該通信が行われたことを示す通信情報を記憶する通信情報記憶手段と、
    を備え、
    前記複数のブラウザウインドウは、それぞれ、当該ブラウザウインドウが前記第1の時間より短い第2の時間以内に前記ユーザ指示通信を行わなかった場合に、前記通信情報記憶手段に接続し、前記通信情報記憶手段に前記通信情報が記憶されていることを認識したときに、新規の通信を行うセッション更新手段を有する通信システム。
  8. 請求項7に記載の通信システムにおいて、
    前記サーバは、前記複数の画面データの一つとして、他の前記画面データを表示させるためのボタンを複数表示するメニュー画面データを有する通信システム。
  9. 請求項8に記載の通信システムにおいて、
    前記複数のブラウザウインドウは、前記他の画面データを最初に表示した場合、前記メニュー画面データに遷移することができない通信システム。
  10. コンピュータで使用されるブラウザのセッション管理方法であって、
    前記コンピュータは、それぞれが他の画面に遷移可能な複数のブラウザウインドウが立ち上がったときに、前記ブラウザウインドウが第1の時間以内に新規の通信を行わなかった場合に、当該ブラウザウインドウに対してタイムアウト処理を行い、
    前記コンピュータは、いずれか一つの前記ブラウザウインドウが、ユーザからの入力に従った新規の通信であるユーザ指示通信を行ったときに、当該通信が行われたことを示す通信情報を通信情報記憶手段に記憶させ、
    前記コンピュータは、前記複数のブラウザウインドウが、それぞれ、当該ブラウザウインドウが前記第1の時間より短い第2の時間以内に前記ユーザ指示通信を行わなかった場合に、前記通信情報記憶手段に接続し、前記通信情報記憶手段に前記通信情報が記憶されていることを認識したときに、新規の通信を行うセッション管理方法。
  11. コンピュータで使用され、ブラウザのセッション管理に使用されるプログラムであって、
    コンピュータが、それぞれが他の画面に遷移可能な複数のブラウザウインドウを立ち上げ、かつ前記ブラウザウインドウが第1の時間以内に新規の通信を行わなかった場合に、当該ブラウザウインドウに対してタイムアウト処理を行う機能を有している場合に、
    前記コンピュータに、
    いずれか一つの前記ブラウザウインドウが、ユーザからの入力に従った新規の通信であるユーザ指示通信を行ったときに、当該通信が行われたことを示す通信情報を通信情報記憶手段に記憶させる機能と、
    前記複数のブラウザウインドウが、それぞれ、当該ブラウザウインドウが前記第1の時間より短い第2の時間以内に前記ユーザ指示通信を行わなかった場合に、前記通信情報記憶手段に接続し、前記通信情報記憶手段に前記通信情報が記憶されていることを認識したときに、新規の通信を行う機能と、
    を実現させるプログラム。
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