JP2012071553A - 印字装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】衛生的で故障が少ないデータ入力の操作部を備えたラベル発行装置を提供する。
【解決手段】印字媒体をセットする印字媒体装着部と、該印字媒体装着部にセットされた印字媒体を送出して所定事項を印字する印字部と、印字済みの印字媒体を発行する発行部と、前記印字媒体に印字する文字データ等を入力するデータ入力手段Bを備えた印字装置において、前記データ入力手段Bは、入力操作画像を映写する映写部12と、前記入力操作画像上にある指示物20を検出し、前記指示物の位置を検出する検出部14と、前記検出部が検出した指示物の位置より、その位置に応じたデータに変換し前記印字にかかわる情報を入力する入力部と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は商品等に貼付されるラベルを印字発行するラベル発行装置等の印字装置に関する。
スーパーマーケット等の食品売り場に陳列する精肉、鮮魚、惣菜等の商品はバックヤードで調理され、トレイに載せて包装後、ラベルプリンタでラベルを印字発行し、包装済みの商品にラベルを貼付して完成される。
ところで、前記ラベルプリンタは物理的なキーを備えた操作部(キーボード)を有し(例えば、特許文献1参照)、その操作部を、調理作業などを行なう作業者自らが操作することが多く、調理作業の油などで汚れた手で操作部(キーボード等)を操作するため、該操作部が汚損されることが多い。
そして、前記汚れは略毎日の作業によって前記操作部に蓄積され、衛生的と言えるものではなく、又、故障の原因ともなっていた。又、油等により一度汚れてしまうと、なかなか汚れが落ちないという欠点があった。
そのため、前記操作部を透明フィルムやシリコンカバー等で被うことで、汚損や故障から守ることも考えられるが、前記透明フィルムやシリコンカバー等は清掃には不向きであり、清掃しても汚れを落としきれないという欠点があり、故障の頻度を減少させることはできたとしても衛生的といえるものではなかった。
また、操作部が汚損することでキーの動きが悪くなる、或いは、キーに表示されている文字が見えにくくなる為、入力間違いを発生させる可能性があった。
また、従来のラベルプリンタ、及びラベル発行装置を備えた包装装置等は、操作部(キーボード)を表示部(コンソール)近傍に配設した構造となっている。そのため、表示部近傍のキーボードの配置位置やその形状など、装置に合わせて設計する必要があり、またその制御も装置毎に異なるもので、設計製作に手間が掛かるものであった。
特開2010−5961号公報
本発明は上記従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたもので、衛生的で故障が少ないデータ入力の操作部を備えた印字装置を提供することを目的とする。
上記課題を達成するために本発明が講じた印字装置は、印字媒体をセットする印字媒体装着部と、該印字媒体装着部にセットされた印字媒体を送出して所定事項を印字する印字部と、印字済みの印字媒体を発行する発行部と、前記印字媒体に印字する文字データ等の入力及び前記印字媒体の発行に関するデータ入力手段を備えた印字装置において、前記データ入力手段は、入力操作画像を映写する映写部と、前記入力操作画像上にある指示物を検出し、前記指示物の位置を検出する検出部と、前記検出部が検出した指示物の位置より、その位置に応じたデータに変換し前記印字にかかわる情報を入力する入力部と、を備えることを特徴とする。
前記映写部が映写する入力操作画像としては、例えば、キーボードレイアウトのイメージ図、或いはタッチパネルに表示される、印字したい商品名などを選択したり、商品名等を設定する操作画面、従来の表示部へ表示させていた品名等を含む商品データの表示画面等が挙げられる。
また、前記映写された入力操作画像上のある点を指示する指示物としては、タッチパネルの操作画面を操作する操作者の指、或いは手に持ったペン、更にタッチパネルの操作専用に開発された棒状物などが挙げられる。
前記検出部は、例えば、CMOS、或いはCCD等のカメラモジュールにより三次元空間を撮影し、その空間内に存在する指示物の三次元的な位置をカメラの合焦位置より検出する方式、或いは投光器と受光器とからなる光学手段により検出する方法等が挙げられる。
上記手段によれば、映写部によって映写されたキーボードレイアウト或いは操作画面を、物理的なキーを備えたキーボードやタッチパネルを操作するときと同じように指やペン等の指示物で操作すると、該指示物が操作した位置を検出する検出部と入力部とにより、前記指示物が操作する位置が確定される。そして、前記映写された操作画面と前記指示物が操作する位置データにより入力データが特定され、その特定された入力データに基づいて印刷媒体(例えば、ラベル)が印字発行される。
従って、映写された操作画面を汚れた手指で操作されたとしても、例えば、CMOS、或いはCCD等のカメラモジュールにより三次元空間を撮影し、その空間内に存在する指示物の三次元的な位置をカメラの合焦位置より検出するので、操作画面を汚れた手指で直接触れることがないので衛生的であり、操作画面を汚すこともない。又、映写された操作画面を汚れた手指で操作しても、汚損によりキーの文字が見えなくなる、キーの動きが悪くなることはなく、キー入力の操作性(キーストローク)が変わることもなくなる。更に、例え、操作画面を投影する面(ラベル発行装置が載置された机上面、或いは別途設けたスクリーンボード等)が汚れた手指で操作されることで汚れても、簡単に清掃できるため衛生的であり、投影面を直ぐに綺麗にすることができる。
また、前記映写部によって映写される入力操作画像は、具体的には、印字装置が表示部(液晶タッチパネル)を備えていない場合、映写部が映写する前記入力操作画像は印字したい商品名などを選択する、或いは商品名等を設定する操作画面とする。また、印字装置が表示部(液晶タッチパネル)を備えている場合は、前記入力操作画像としてキーボードレイアウトを映写する。
そして、前記キーボードレイアウト(キーボードのイメージ図)は、一種類に限らず、複数のパターン、例えば、テンキー、品番キー、単価キー、定額キー、消去キー、風袋キー、紙送りキー、ゼロリセットキー等を備えた今日周知のテンキーユニットのキーボード画像、或いはプリセットキーユニット、日本語配列のキーボード画像、英語配列のキーボード画像等が記憶手段に記憶され、入力モードに応じて前記記憶手段より読出し、前記映写部により映写するようにしてもよい。
上記構成とした場合は、入力モードに合わせてキーボードレイアウトを変更できるので、入力操作の作業性を向上できる。また、各装置の入力操作部を共通モジュール化することにより、入力操作部を安価にすることができる。
また、本発明の印字装置は、前記映写された入力操作画像と平行に測定波を放射する放射部を更に備え、前記入力部は、前記入力操作画像上にある指示物に前記測定波が当たって反射した反射波を検出するようにしてもよい。
前記放射部が放射する位置検出用の測定波としては、光線であれば不可視の連続光(赤外線レーザー等)、音波であれば超音波、マイクロ波等が挙げられる。そして、前記測定波は前記映写部が投影する画像の全領域をカバーするものとし、例えば、放射部より平面視で扇状(末広がり状)に放射する。
上記手段によれば、映写部によって映写されたキーボードレイアウト或いは操作画面を、物理的なキーを備えたキーボードやタッチパネルを操作するときと同じように指やペン等の指示物で操作すると、該指示物で操作した位置が放射部より放射された測定波(例えば、検出用光線)が前記指示物に反射し、その反射波(例えば、反射光)が検出部で受光されることで、前記指示物が操作する位置が確定される。そして、前記映写された操作画面と前記指示物が操作する位置データにより入力データが特定され、その特定された入力データに基づいて印字媒体が印字発行される。
従って、例え汚れた手の指で操作画面を操作しても、汚損によりキーの文字が見えなくなる、キーの動きが悪くなることはなく、キー入力の操作性(キーストローク)が変わることもなくなる。又、例え、操作画面を映写する面(印字装置が載置された机上面、或いは別途設けたスクリーンボード等)が汚れた手指で操作されることで汚れても、簡単に清掃できるため衛生的であり、映写面を直ぐに綺麗にすることができる。
また、本発明の印字装置のデータ入力手段は、ラベル発行装置本体に一体に組み付ける構成に限らず、印字装置本体に対して着脱可能に組み付けてもよい。データ入力手段を着脱可能とする場合、印字装置本体との通信は有線、無線のいずれでもよい。尚、無線により通信を行う場合、例えばデータ入力手段を印字装置本体から取り外すと該印字装置本体と通信が開始されるようにしてもよい。
上記構成とした場合は、映写部から映写される映写範囲内に移動ができない障害物等があり、該障害物の凹凸により映写部から映写される入力操作画像が歪み、検出部が正しく指示物を検出することができない場合には、データ入力手段を取り外し、正しい映写と指示物を正しく検出することができる平坦な場所へ移動載置し、該データ入力手段の映写部から映写されるキーボードレイアウト或いは操作画面を操作して印字媒体を印字発行することができる。
また、印字装置本体とデータ入力手段が無線で接続される場合、データ入力手段が印字装置本体から取り外されると印字装置本体と通信を開始し、映写部から映写する情報の受信や、検出部が検出した指示物の位置に応じてデータ変換した情報を送信するなど、印字装置本体との間で通信が行われるので、該データ入力手段の映写部から映写されるキーボードレイアウト或いは操作画面を操作して印字媒体を遠隔操作により印字発行することができる。
前記映写部で映写される入力操作画像を映し出す場所は、印字装置を載置する机上面でもよいが、該印字装置に専用のスクリーンボードを備えてもよい。その場合、スクリーンボードは該印字装置に一体的に固着してもよいが、前記入力操作画像が映写される位置と、それ以外の退避位置との間を移動機構によって移動するようにしてもよい。例えば、印字装置の底部にスクリーンボードを、前方へ引き出し可能に設ける。前記スクリーンボードは、映写される入力操作画像の色がはっきり視認される色彩とする。
それにより、入力操作画像を操作者に明確に視認できるように映写することができると共に、不使用時は退避位置に格納することでスクリーンボードが邪魔にならず、又他物に接触するなどして汚損、破損するのを防止できる。
また、スクリーンボードの移動機構としては、例えば、引き出し式の場合はスクリーンボードをスライド可能に支持するガイドレールで、手動、電動の何れでもよい。
本発明のラベル発行装置によれば、例え汚れた手の指で操作画面を操作しても、空間内に存在する手指の位置を三次元的に検出するので、操作画面に直接触れることがなく衛生的であり、汚損によりキーの文字が見えなくなる、キーの動きが悪くなることはなく、キー入力の操作性(キーストローク)が変わることもなくなる。又、例え、操作画面を投影する面(ラベル発行装置が載置された机上面、或いは別途設けたスクリーンボード等)が汚れた手指で操作されることで汚れても、簡単に清掃を行うことができるため常に清潔さを保つことができ、衛生的である。
又、物理的なキーを備えたキーボードや表示部を備える必要がなくなるため、従来のラベル発行装置に比べ装置を小型化することができ、また、ラベル発行装置の構造を簡素化することができるのでデザイン設計の自由度が増し、設計製作を容易に行うことが可能となる。
本発明に係る印字装置の実施の形態の一例を示す外観斜視図。 印字機構を示す概略図。 データ入力手段の構成を示す説明図。 映写部による入力操作画像の映写状態を示す説明図。 印字装置の電気的構成を示すブロック図。
以下、本発明に係る印字装置(以降、ラベル発行装置と称する)の実施の形態の一例を図面に基づき説明する。尚、以下に示す例は、印字媒体(以降、ラベル用紙と称する)として台紙にラベルが一定間隔で剥離可能に仮着された台紙付きのラベル用紙を用いたラベル発行装置について説明する。
図1は表示部(液晶タッチパネル)を備えていないラベル発行装置Aの外観を示す斜視図で、印字機構A’を収容するケース1の作業者と正対する正面部分の略中央位置に、ラベル用紙2aに印字する文字データ等を入力するデータ入力手段Bの映写部12と、放射部13と、検出部14が配置され、そのデータ入力手段Bの右側にラベル発行部9、左側部に電源スイッチ10が配置されている。
ケース内に収容される印字機構A’は、図2に示すように、ラベルロール2をセットするラベル用紙装着部3(印字媒体装着部)と、該ラベル用紙装着部3にセットされたラベル用紙2aを引き出して所定事項を印字する印字部4と、印字済みのラベルが剥離された台紙2bを巻き取る台紙巻取り部5を備えた今日周知のものである。
具体的には、ラベル用紙装着部3はラベルロール2を回転可能に支持するロールセット軸3aと、該ロールセット軸3aに装着されたラベルロール2を押えて一体化する押え板3bとで構成されている。
前記ラベル用紙装着部3に装着したラベルロール2は、用紙ガイド6、ギャップセンサ7を径由して印字部4に導かれ、更に印字部4のプラテンローラ4a、及び該プラテンローラより下流に位置するディスペンサ8を経て台紙巻取り部5に案内される。
前記印字部4では、プラテンローラ4a上を通過するラベル用紙2aに印字ヘッド4bが押圧しながら印字を行い、印字が施されたラベル用紙2aは台紙2bがディスペンサ8で鋭角に折り曲げられることで該台紙2bから剥離されてラベル発行部9に送り出され、台紙2bは台紙巻取り部5に巻き取られる。
レバー11は、印字機構にラベルロール2をセットする際に、印字ヘッド4bをプラテンローラ4aから離間する上方へ移動させるためのレバーである。
データ入力手段Bは、入力操作画像を映写する映写部12と、前記映写された入力操作画像と平行に不可視の連続光(測定波)を放射する放射部13と、前記入力操作画像上のある点を指示する指示物20(例えば、指、ペン等)に前記連続光が当たって反射した反射光(反射波)を検出し、前記指示物の位置を検出する検出部14と、前記検出部14が検出した指示物20の位置より、その位置に応じたデータに変換し前記印字部4に出力する入力部を備えている。
尚、前記データ入力手段Bは、ラベル発行装置本体に対して一体的に組み付ける構成に限らず、ラベル発行装置本体に対して着脱可能に組み付け、ラベル発行装置本体とデータ入力手段との接続は、有線、無線の何れの接続方式であってもよい。尚、無線接続の場合、データ入力手段B内に充電電源(バッテリー)を備え、該データ入力手段Bをラベル発行装置から取り外した場合、ラベル発行装置本体と無線通信を行う通信部(不図示)を備える構成としてもよい。この場合、データ入力手段Bがラベル発行装置本体から取り外されるとラベル発行装置と通信を開始し、映写部から投影する情報の受信や、検出部が検出した指示物の位置に応じてデータ変換した情報を送信する等、ラベル発行装置との間で通信が行われる。前記無線による通信の方法としては、例えば、無線LAN、或いはブルーツース等が挙げられる。また、有線接続の場合は、ラベル発行装置とデータ入力手段とを、データ入力手段が備えるリールに巻回された所定長さの接続ケーブルで接続し、データ入力手段の収納時には接続ケーブルがリールに巻回されて収納されるようにしてもよい。
前記映写部12は、キーボードレイアウトのイメージ図、或いは表示部(液晶タッチパネル)に表示されるような操作画面等を映写するもので、従来表示部で表示した品名等の商品データ等も表示する。また、ラベル発行装置Aが表示部を備えていない場合には、プロジェクタを用いて印字したい商品名を選択したり、商品名などを設定する操作画面(画像)を映写する(図4(a)参照)。
また、ラベル発行装置Aが表示部(液晶タッチパネル)を備えている場合は、赤色半導体レーザーモジュール及びホログラフィック光学素子によりキーボードレイアウトのイメージ図を映写する(図4(b)参照)。
映写部12が映写する操作画面、又はキーボードレイアウトのイメージ図は、ラベル発行装置Aが備える専用のスクリーンボード15、或いはラベル発行装置Aが載置されている机上面に映写する。尚、スクリーンボード15については後段で詳述する。
前記放射部13は、前記映写部12によって映写されたキーボードレイアウトや操作画面の何れの場所が操作(指やペン等で指し示す行為)されたかを検出する為の測定波を放射する。前記測定波が不可視の連続光(赤外線レーザー等)である場合、その放射部は、不可視の赤外半導体レーザーモジュールにより人には見えない赤外線レーザーを、前記映写部によって映写された操作画面等と平行して扇状(末広がり状)に放射する。前記扇状(末広がり状)の範囲は、映写されるキーボードレイアウト、操作画面の全域をカバーする範囲を意味する。
前記検出部14は、前記放射部13が放射する赤外線レーザーが、映写されたキーボードレイアウト、或いは操作画面のある箇所を指し示す指示物20(操作者の指、手に持ったペン等)に反射した反射光(前記赤外線レーザー)を受光することにより検出する。その反射光を受光する受光素子としては、例えばCMOSカメラモジュール、CCDなどが挙げられる。
また、前記検出部は、前記CMOS、或いはCCD等のカメラモジュールにより三次元空間を撮影し、その空間内に存在する指示物の三次元的な位置をカメラの合焦位置より検出する方式であってもよい。この場合、前記入力部は、例えば、カメラモジュールのズームとフォーカスを制御し、その指示物の合焦位置を求め、合焦位置でのズーム値とフォーカス値より予め作成しておいた距離テーブルよりカメラから映写された入力操作画像上の指示物までの距離を取得し入力データを特定する。
また、測定波を放射し指示物の位置を検出する場合、測定波として音波(超音波、マイクロ波等)が挙げられるが、例えば、マイクロ波を測定波として用いた場合、前記放射部13がマイクロ波を放射し、前記検出部14は、前記放射部13が放射したマイクロ波が、映写されたキーボードレイアウト、或いは操作画面のある箇所を指し示す指示物20(操作者の指、手に持ったペン等)に反射した反射波を受信することにより検出する。その反射波を受信する受信機としては、マイクロ波ドップラーセンサなどが挙げられる。
また、測定波として超音波を用いる場合は、超音波レーダによるパルスエコー法を採用し、放射部13が超音波を発射し、指示物20で反射した反射波を検出部14でとらえ、放射部13から指示物20までの距離と、指示物20から検出部14までの距離の和により位置を特定し検出するようにする。
スクリーンボード15は前記映写部12によって映写される画面を写すボードで、表面(投影面)は映写部からの映像光線を反射し、視認可能にするものがよく、反射性、色の再現性に優れているものが好ましい。即ち、映写部によって映写される映写色と異なる色の映写面を備えた構成とする。例えば、映写するキーボードレイアウトのイメージ図の色が赤色である場合、スクリーンボード15の表面(投影面)の色は白色や青色とし、映写するキーボードレイアウトのイメージ図の色が緑色の場合、スクリーンボード15の表面の色は赤色とする。
そして、前記スクリーンボード15は、ラベル発行装置Aに備える場合、前記映写部12によって入力操作画像が映写される位置と、それ以外の退避位置との間を移動機構によって移動可能に装備する。具体的には、例えば、ラベル発行装置Aの底部の左右両側に案内枠16(移動機構)を取り付け、その左右の案内枠16にスクリーンボード15の左右両側をスライド可能に嵌合する。それにより、入力操作画像を映写する場合はスクリーンボード15をラベル発行装置A前方の映写位置へ引き出し、データの入力終了後は後方へ押し戻してラベル発行装置の底部に格納する。
また、前記スクリーンボード15の移動可能な装備形態としては、前記引き出し式の他に、例えば水平回転式、折畳み格納式などが挙げられる。
次に、前記ラベル発行装置の電気的構成を図5のブロック図に基づいて説明する。尚、印字部4、映写部12、放射部13、検出部14については既に説明してあるため説明は省略する。
CPU(中央処理装置)16は回路各部を制御するもので、このCPU16にバス17を介してROM18、RAM19、印字部4、映写部12、放射部13、検出部14が接続されている。
ROM18は、CPU16の処理制御用の各種プログラム、即ち、映写処理プログラム、検出処理プログラム、入力処理プログラム、印字処理プログラム、設定処理プログラム、及び印字データ作成処理プログラム等が格納されている。そして、このROM18にはフラッシュメモリを用いるのが好ましく、これにより古いROMをソケットから抜き、新しいROMに差し替えるといった面倒な作業が不要になる。
RAM19には、CPU16が各種処理を行なう際に使用される各種情報が格納されている。具体的には、フラグ、レジスタ等が設定されるワーキングエリア、フォントファイル、映写画像格納ファイル、印字フォーマットファイル、商品ファイル等の記憶領域が設けられている。また、記憶領域はバッテリバックアップが施されており、ラベル発行装置A本体の電源を落とした場合でも、各種ファイルの内容が失われないようになっている。
また、RAM19にはSRAMカードを用いることが好ましく、これによりデータの移行等を簡単に行うことができる。
次に、データ入力の流れについて説明する。
ラベル発行装置Aの電源がONされると、CPU16はRAM19に記憶された映写画像格納ファイルより各モード(商品登録モード、ラベル発行モード等)に応じた画像を読み出し、その読み出した画像を映写部12によってスクリーンボード15又はラベル発行装置Aが載置された机上に映写する。また、放射部13より位置検出用の赤外線レーザー(測定波)が、前記画像の映写面と平行して扇状に放射される。
そして、前記映写された画像上のある箇所を指し示す指示物20(図面は操作者の指の場合を示す)に前記放射部13より放射された位置検出用の赤外線レーザーが当たると、その反射光(反射波)が検出部14で受光され、CPU16(入力部)に送信される。
CPU16は受信した信号より投影された画像上の指示物で指示された位置を特定し、文字データの入力、或いは操作ボタンが押されたと判断し各モードの処理を行なう。
前記特定された位置データから文字データ、或いは操作ボタンへの変換は、モードが選択されることで映写される入力操作画像が決定される為、指示物で指示された位置が特定されることで映写された入力操作画像上の指示された位置が確定し、それにより指示された文字データ、操作ボタンが確定し変換される。
そして、ラベル発行装置が表示部を備えている場合には、検出部から入力された入力データ等の各種入力データを処理する入力処理、種々の情報を前記表示部へ出力する表示処理、各種ファイルの内容の設定を行う設定処理、及び印字データを作成する印字データ作成処理や印字部の印字動作を制御する印字処理等を行なう。
また、ラベル発行装置が表示部を備えていない場合は、画面表示する情報に基づき映写部12(プロジェクタ)が入力操作画像(操作画面)を映写し、映写された画像は操作者の操作(指示物による指示)に応じて画面が切り替わるので、従来のタッチパネル操作と同じ感覚で操作者は操作することができる。即ち、表示部を備えていないラベル発行装置の場合は、例えば、ラベル発行装置Aの電源ONによってモード選択の画面が映写され、モードが選択された以降は操作画面の指示操作による画像の切り替えで順次データの入力処理などが行なわれるようにする。
また、映写する入力操作画像をフラッシュ(例えば、Adobe社のFlash player)を使った場合、iPad(Apple社によって開発及び販売されているタブレット型コンピュータの商標)の操作性(スクロール、画面の拡大・縮小等)と同等の操作性及び動作をさせることができる。
本発明の印字装置は図示した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更可能である。
(1)図示の実施の形態では、映写部の位置及び映写角度は固定された例を示したが、これに限定されず、映写部の映写角度を変更可能とし、その映写角度に応じて映写部の位置を鉛直方向に移動調節可能としてもよい。映写部の位置、映写角度を可変可能とした場合は、操作者に合わせて映写画像の視認性を最適な状態に調整できる。
(2)図示の実施の形態では、印字機構として台紙付きのラベル用紙を印字用紙として用いる例を示したがこれに限らず、印字機構として台紙レスのラベル用紙を印字用紙として用いるラベル発行装置でもよい。
(3)映写部によって映写する入力操作画像の色彩は一定の色彩、例えば、黒色に限定されず、映写する画像の内容に応じて色彩を換えて投影するようにしてもよい。
(4)図示の実施の形態では、印字部を備えたラベル発行装置を示したが、これに限定されず、印字部を備えないラベル発行装置としてもよい。例えば、事前に所定事項が印字されたラベルを、台紙上に所定の間隔で仮着したラベルロールをラベル用紙装着部にセットし、データ入力手段によってラベルの発行枚数を入力設定し、ラベルロールから前記入力設定した枚数のラベルを台紙から剥離発行するラベル発行装置であってもよい。
(5)図示の実施の形態では、データ入力手段がラベル発行装置に一体に組み込まれた例を示したが、これに限らず、例えば、データ入力手段がラベル発行装置本体に着脱可能に組み付けられ、データ入力手段をラベル発行装置から取り外した場合、ラベル発行装置本体と無線又は有線により通信を行うようにしてもよい。これにより、例えば、映写部から映写される映写範囲内に移動ができない障害物等があり、該障害物の凹凸により映写部から映写される入力操作画像が歪み、検出部が正しく指示物を検出することができない場合には、データ入力手段を取り外し、正しい映写と指示物を正しく検出することができる平坦な場所へ移動載置し、該データ入力手段の映写部から映写されるキーボードレイアウト或いは操作画面を操作してラベルを遠隔操作により印字発行することができる。
(6)データ入力手段の組付け位置は略中央に限らず、例えば、印字装置の略正面の左側へ組付けるようにしてもよい。これにより、印字発行されたラベルが映写部12の映写を遮ることもなく、検出部が誤ってラベルを指示物と判定する事を少なくすことができる。
(7)また前記映写部の映写は、プロジェクタ等により印字装置の周辺空間に三次元映像(立体映像)を映写する、或いは、レーザー等により空間に発光点を設け、印字装置の周辺空間に三次元映像(立体映像)を形成する方式などであってもよい。これにより、印字装置の周辺空間(例えば、印字装置の上部空間)に前記映写部でキーボードレイアウト、或いは表示部(液晶タッチパネル)に表示されるような操作画面等を映写することができるので印字装置を更にコンパクト(小型化)することができ、また設置場所の制限や制約を少なくすることができる。
(8)本発明の印字装置は、計量器を備えてもよい。
(9)本発明の印字装置は、ラベルを印字発行するPOSレジスタであってもよい。
(10)本発明の印字装置は、ラベルを印字発行するものに限らず、コピー機や帳票プリンタ、或いはFAX等であってもよい。
(11)前記検出部は、例えば、CMOS、或いはCCD等のカメラモジュールを用い、三次元空間を前記カメラモジュールで撮像し、その空間内に存在する指示物の三次元的な位置をカメラの合焦点位置より検出する方式であってもよい。この場合、前記入力部は、例えば、カメラモジュールのズームとフォーカスを制御し、その指示物の合焦位置を求め、合焦位置でのズーム値とフォーカス値より予め作成しておいた距離テーブルよりカメラから映写された入力操作画像上の指示物までの距離を取得し入力データを特定する。これにより、放射部を不要にすることができる。
(12)図示の実施の形態の検出部は、放射部が放射した測定波の反射波を検出し映写された入力操作画像上の指示物の位置を検出しているがこれに限らず、例えば、検出部の検出方法を測定波の反射位置により指示物の位置を検出する方法と、カメラの合焦点位置より映写された入力操作画像上の指示物の位置を検出する方式とを切替える検出方法選択手段を備え、前記検出方法選択手段でカメラの合焦点位置より映写された入力操作画像上の指示物の位置を検出する方式が選択されると、放射部が測定波を放射するのを禁止するようにしてもよい。これにより、設置場所や用途に応じて検出方法を切替えることにより利用範囲を広げることができる。
(13)前記検出部は、前記映写された入力操作画像上の指示物の初期位置と該指示物が移動した次の指示位置とにより、前記指示物の初期位置から次の指示位置までの距離の算出と、前記距離間を計時手段によって計時された時刻により指示物の移動速度を算出し、前記入力操作画像上を移動する指示物の選択すべき有効な位置を取捨選択する。また、複数の指示物が前記映写された入力操作画像上にある場合には、前記取捨選択した各々の検出した指示物の位置を入力部へ出力し、入力部は該検出された複数の指示物の位置と、予め記憶部に記憶する入力テーブルの参照とにより、キーボードのキーの組み合わせ、或いは入力操作画像上にあるボタンの組み合わせが有効であるか否かを判定し情報を入力する。
A…ラベル発行装置(印字装置) B…データ入力手段
2…ラベルロール(印字媒体) 3…ラベル用紙装着部(印字媒体装着部)
4…印字部 9…ラベル発行部(発行部)
12…映写部 13…放射部
14…検出部 15…スクリーンボード
16…CPU(入力部)

Claims (7)

  1. 印字媒体をセットする印字媒体装着部と、該印字媒体装着部にセットされた印字媒体を送出して所定事項を印字する印字部と、印字済みの印字媒体を発行する発行部と、前記印字媒体に印字する文字データ等の入力及び前記印字媒体の発行に関するデータ入力手段を備えた印字装置において、
    前記データ入力手段は、
    入力操作画像を映写する映写部と、
    前記入力操作画像上にある指示物を検出し、前記指示物の位置を検出する検出部と、
    前記検出部が検出した指示物の位置より、その位置に応じたデータに変換し前記印字にかかわる情報を入力する入力部と、
    を備えることを特徴とする印字装置。
  2. 前記印字装置が表示部を備えていない場合、前記入力操作画像は操作画面であることを特徴とする請求項1記載の印字装置。
  3. 前記印字装置が表示部を備えている場合、前記入力操作画像はキーボードレイアウトであることを特徴とする請求項1記載の印字装置。
  4. 前記キーボードレイアウトは、複数のパターンが記憶手段に記憶され、入力モードに応じて前記記憶手段より読出し、前記映写部により映写することを特徴とする請求項3記載の印字装置。
  5. 前記印字装置は、前記映写された入力操作画像と平行に測定波を放射する放射部を更に備え、
    前記検出部は、前記入力操作画像上にある指示物に前記測定波が当たって反射した反射波を検出し、前記指示物の位置を検出することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の印字装置。
  6. 前記データ入力手段は、印字装置本体へ着脱可能に組み付けられており、印字装置本体と無線又は有線により通信を行なうことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載の印字装置。
  7. 前記映写部で映写される入力操作画像を映し出すスクリーンボードを更に備え、該スクリーンボードは、前記入力操作画像が映写される位置と、それ以外の退避位置との間を移動機構によって移動することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項記載の印字装置。
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