JP2012070953A - 絶縁カバー及び外科用処置具 - Google Patents

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Abstract

【課題】術前に取り付けやすく、術中に外れにくく、術後に取り外しやすい絶縁カバー及びこれを備えた外科用処置具を提供する。
【解決手段】マニピュレータ1(外科用処置具)において、マニピュレータ本体11のシャフト18の先端部には、絶縁カバー10が装着される。絶縁カバー10は、カバー本体102と、カバー本体102の基端側を囲繞する筒状のカラー部材104とを備える。カバー本体102は、基端側に向かって外径が縮小する第1テーパ部102aと、第1テーパ部102aよりも基端側でカラー部材104に挿入される基端構成部114とを有する。カラー部材104は、基端側に向かって内径が縮小する第2テーパ部104aを有する。カラー部材104を先端方向に移動させることにより、第2テーパ部104aで第1テーパ部102aを押圧し、第1テーパ部102aを内方に押圧するように構成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、腹腔鏡下手術用の電気メスとして機能するように構成された外科用処置具の先端部に設けられた先端動作部に装着される絶縁カバー及びこれを備えた外科用処置具に関する。
内視鏡下外科手術(または腹腔鏡下手術とも呼ばれる。)においては、患者の腹部等に複数の孔を開け、これらの孔にトラカール(筒状の器具)を挿入した後、各トラカールを通して、腹腔鏡(カメラ)と複数の鉗子を体腔内に挿入する。鉗子の先端部には、エンドエフェクタとして、生体組織等を把持するためのグリッパや、鋏、電気メスのブレード等が取り付けられている。
腹腔鏡と鉗子を体腔内に挿入したら、腹腔鏡に接続されたモニタに映る腹腔内の様子を見ながら鉗子を操作して手術を行う。このような手術方法は、開腹を必要としないため、患者への負担が少なく、術後の回復や退院までの日数が大幅に低減される。このため、このような手術方法は、適用分野の拡大が期待されている。内視鏡下外科手術用の鉗子の従来技術を示す文献としては、例えば下記特許文献1がある。
このような内視鏡下外科手術用の鉗子には、モノポーラ電気メスとして機能するように構成されたものがある。すなわち、このような鉗子は、シャフトの先端部にアクティブ電極として機能するエンドエフェクタを有し、生体に接触させた対極板をリターン電極として、当該エンドエフェクタの接触部位(生体組織)に高周波電流を通電することで、生体組織を焼灼するように構成されている(例えば、下記特許文献1を参照)。
米国特許出願公開第2006/0079884号明細書
ところで、先端部に設けたエンドエフェクタに多自由度の可動性を持たせた医療用マニピュレータを、内視鏡下外科手術用のモノポーラ電気メスとして使用する場合において、エンドエフェクタの姿勢変更機構である関節部の構造部材が金属製の部品である場合には、関節部周辺が生体組織と直接又は血液、体液等を通して間接的に接触し意図しない熱傷を引き起こすことを防止するため、先端動作部に絶縁カバーを装着することが考えられる。
この場合、このような絶縁カバーは、術前に取り付けやすく、術後に取り外しやすいことが望ましい。また、エンドエフェクタを先端に設けたシャフトをトラカールから引き抜く際に、絶縁カバーがトラカールに引っ掛かると、絶縁カバーがシャフトから脱落するといった懸念がある。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、術前に取り付けやすく、術中に外れにくく、術後に取り外しやすい絶縁カバー及びこれを備えた外科用処置具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、腹腔鏡下手術用の電気メスとして機能するように構成された外科用処置具の本体部から延出するシャフトの先端部に設けられた先端動作部に装着可能な絶縁カバーであって、前記先端動作部の先端部分を構成するエンドエフェクタが挿通可能な先端開口部を有し、前記外科用処置具の先端部を挿入可能に構成され、且つ柔軟な材料で構成された筒状のカバー本体と、前記カバー本体の基端側を囲繞するとともに、前記カバー本体に対して軸線方向に変位可能に配設された筒状のカラー部材とを備え、前記カバー本体は、基端側に向かって外径が縮小する第1テーパ部と、前記第1テーパ部よりも基端側で前記カラー部材に挿入される基端構成部とを有し、前記カラー部材は、基端側に向かって内径が縮小する第2テーパ部を有し、前記カラー部材を先端方向に移動させることにより、前記第2テーパ部で前記第1テーパ部を押圧し、前記第1テーパ部を内方に押圧するように構成されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、カラー部材を操作して、カバー本体に対してカラー部材を先端方向に移動させると、第1テーパ部及び第2テーパ部によって奏される楔効果により、カバー本体の軸線方向の一部(第1テーパ部が形成された部分)が内方に押圧される。これにより、カバー本体を外科用処置具のシャフトの先端部に締め付け、絶縁カバーを当該シャフトの先端部に固定することができる。また、絶縁カバーがトラカールに接触し、カラー部材が先端方向に押圧されると、楔効果が一層発揮され、固定力が増大するため、絶縁カバーがシャフトの先端部から外れにくい。
上記の絶縁カバーにおいて、前記第1テーパ部及び前記第2テーパ部は、前記カバー本体及び前記カラー部材においてそれぞれ周方向の全周に形成されているとよい。
上記の構成によれば、第2テーパ部で第1テーパ部を押圧する際、基端形成部のうち第1テーパ部に対応する部分の内周面が周方向の全周に亘ってシャフトの外周面に密着するので、基端構成部とシャフトとの間を通して先端動作部側に液体が浸入することを防止でき、絶縁カバーの機能を好適に確保できる。
上記の絶縁カバーにおいて、前記基端構成部の外周部には、外方に突出する突起部が設けられ、前記カラー部材には、前記カラー部材の軸線方向に関して前記突起部よりも大きく形成された孔部が設けられ、前記カラー部材は、前記突起部が前記孔部に挿入される状態で前記基端構成部に摺動可能に嵌合し、前記カラー部材の軸線方向の移動範囲を、前記第1テーパ部を内方に押圧する進出位置から、前記第1テーパ部への押圧を解除する後退位置までの範囲に規制する可動範囲規制手段が、前記突起部と前記孔部とにより構成されるとよい。
このような可動範囲規制手段により、進出位置よりも先端側へのカラー部材の移動が規制されるので、カラー部材が進出位置に来ていることを使用者が認識しやすく、且つカラー部材によりカバー本体を締め付け過ぎることがない。また、後退位置よりも基端側へのカラー部材の移動が規制されるので、カラー部材がカバー本体から離脱することが防止される。
上記の絶縁カバーにおいて、前記カラー部材が前記進出位置に来た状態で、前記カラー部材の基端部が前記カバー本体の基端部よりも基端方向に突出するとよい。
上記の構成によれば、シャフトをトラカールから引き抜く際に絶縁カバーがトラカールに接触する場合、カラー部材の基端部が必ずトラカールに接触し、カラー部材が先端方向に押圧されることになる。従って、楔効果により、カバー本体がより締め付けられることで、シャフトの先端部に対する絶縁カバーの固定力(締結力)をより高め、絶縁カバーが一層外れにくくなる。
また、本発明は、腹腔鏡下手術用の電気メスとして機能するように構成された外科用処置具であって、本体部と、前記本体部から延出するシャフトと、前記シャフトの先端部に設けられた先端動作部と、前記先端動作部に装着可能な絶縁カバーと、を備え、前記絶縁カバーは、上述したいずれかの絶縁カバーであることを特徴とする。
本発明に係る絶縁カバーは、術前に取り付けやすく、術後に取り外しやすく、シャフトをトラカールから引き抜く際にトラカールに接触しても先端動作部から外れにくい。
外科用処置具である医療用マニピュレータの斜視図である。 操作部と作業部とが分離した状態の医療用マニピュレータを示す一部省略側面図である。 医療用マニピュレータの先端動作部及び本発明の一実施形態に係る絶縁カバーの斜視図である。 医療用マニピュレータの先端動作部に装着した状態の絶縁カバーの縦側面図であって、図4Aは、カラー部材が後退位置にある状態を示し、図4Bは、カラー部材が進出位置にある状態を示す。 絶縁カバーにおける第1テーパ部、第2テーパ部及びその周辺部位の拡大断面図である。 絶縁カバーの作用効果を説明する図である。
以下、本発明に係る絶縁カバー及びこれを備えた外科用処置具について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。図1は、絶縁カバー10が装着される対象である外科用処置具の斜視図である。図示例に係る外科用処置具は、使用者(医師等の医療従事者)が把持して操作することで先端に設けられたエンドエフェクタ19を動作させる医療用マニピュレータ1(以下、マニピュレータという)として構成されている。
絶縁カバー10の構成を説明する前に、まず、絶縁カバー10の装着対象であるマニピュレータの構成について説明する。
マニピュレータ1は、先端に設けられた先端動作部12で生体の一部を把持し又は生体に触れて、所定の処置を行うための医療用の器具であり、通常、把持鉗子やニードルドライバ(持針器)等とも呼ばれる。マニピュレータ1は、医療用器具を構成するマニピュレータ本体11と、マニピュレータ本体11にケーブル28を介して接続されたコントローラ29とを備える。マニピュレータ本体11は、ボディ21と、ボディ21から延出するシャフト18と、シャフト18の先端に設けられ、エンドエフェクタを含む先端動作部12とを有する。
以下の説明では、シャフト18の延在方向をZ方向と規定し、さらに、シャフト18の前方(先端側)をZ1方向、後方(根元側)をZ2方向と規定する。また、Z方向に直角な方向であって、マニピュレータ本体11を図1の姿勢にしたときのマニピュレータ本体11を基準とした左右方向をX方向とし、特に、マニピュレータ本体11の左側方向をX1方向、右側方向をX2方向と規定する。また、Z方向に直角な方向であって、マニピュレータ本体11を図1の姿勢にしたときのマニピュレータ本体11の上下方向をY方向とし、特に、上方向をY1方向、下方向をY2方向と規定する。
なお、特に断りのない限り、これらの方向の記載はマニピュレータ本体11が基準姿勢(中立姿勢)である場合を基準として表すものとする。これらの方向は説明の便宜上のものであり、マニピュレータ本体11は任意の向きで(例えば、上下を反転させて)使用可能であることは勿論である。
マニピュレータ本体11は、人手によって把持及び操作される操作部14と、該操作部14に対して着脱自在な作業部16とを有する。操作部14は、上述したボディ21の一部を構成し、筐体を構成しZ1方向及びY2方向に略L字状に延在する左右一対の上部カバー25a、25bと、上部カバー25a、25b内に収容された駆動部30と、人手によって操作される複合入力部24とを有する。
駆動部30は、先端動作部12の姿勢を変更させるための駆動源50として2つのモータ50a、50bを有し、駆動源50の駆動力がシャフト18の先端に設けられた先端動作部12に機械的に伝達されることで、エンドエフェクタ19の姿勢を変更できるように構成されている。
操作部14の基端側でY2方向に延びた部分は、人手によって把持されるグリップハンドル26として構成されている。複合入力部24は、グリップハンドル26の上部の傾斜面に設けられており、回転操作部90に対する左右方向への回動操作部90及び傾動操作部92に対する傾動操作を単独又は複合的に行うことで、その操作に応じた信号がコントローラ29に送信され、コントローラ29が駆動部30の駆動を制御することにより、先端動作部12の姿勢変更が行われる。
コントローラ29は、マニピュレータ本体11を総合的に制御する制御部であって、グリップハンドル26の下端部から延在するケーブル28と接続される。コントローラ29の機能の一部又は全部は、例えば操作部14に一体的に搭載することもできる。
作業部16は、Z方向で略対称に分割された一対の下部カバー37a、37bを筐体としており、上記の先端動作部12と、この先端動作部12を先端に設けた長尺且つ中空の樹脂製のシャフト18と、このシャフト18の基端側が固定され、下部カバー37a、37b内に収容されたプーリボックス32と、プーリボックス32の後方に設けられ、トリガ軸39を支点としてX方向の軸心を中心に回動可能に軸支されたトリガレバー36とを有する。下部カバー37a、37b、プーリボックス32及びトリガレバー36は、上述したボディ21の一部を構成する。
図2は、操作部14と作業部16とが分離した状態のマニピュレータ本体11を示す一部省略側面図である。図2に示すように、駆動部30は、上述したモータ50a、50bと、モータ50a(50b)の各出力軸56a(56b)に対して固定された駆動傘歯車58a(58b)と、駆動傘歯車58a(58b)と噛み合う従動傘歯車62a(62b)と、従動傘歯車62a(62b)が固定された駆動軸60a(60b)とを有する。駆動軸60a(60b)の下端部には、例えば断面波形状の係合凸部64a(64b)が設けられている。この構成により、モータ50a(50b)の回転駆動力が、駆動傘歯車58a(58b)、従動傘歯車62a(62b)、駆動軸60a(60b)及び係合凸部64a(64b)へと伝達される。
プーリボックス32には、プーリ70a、70bが設けられている。プーリ70a(70b)は、作業部16が操作部14に装着された状態で、駆動軸60a(60b)に対して同軸である。プーリ70a(70b)の上端には、プーリボックス32の上面から露出した、例えば断面波形状の係合凹部74a(74b)が設けられている。従って、操作部14と作業部16との装着時、係合凸部64a(64b)と係合凹部74a(74b)とが係合し、これにより、駆動軸60a(60b)からの回転駆動力をプーリ70a(70b)へと伝達することができる。なお、係合凸部64aや係合凹部74aの係合構造は他の構造であってもよい。
プーリ70a、70bには、それぞれ、動力伝達部材として、図示しないワイヤが巻き掛けられている。これらのワイヤは、シャフト18内に挿通されており、先端動作部12(図1参照)に設けられた姿勢変更機構13に駆動力を伝達する。これにより、駆動軸60a(60b)からの回転駆動力が、プーリ70a(70b)、前記ワイヤを介して姿勢変更機構13に伝達され、エンドエフェクタ19の姿勢変更が行われる。
なお、トリガレバー36の操作をエンドエフェクタ19の開閉動作に変換する機構、及び、駆動源50の駆動をエンドエフェクタ19の姿勢変更の動作に変換する機構としては、例えば、特開2008−104855号公報や特開2009−106606号公報に記載された構成と同様の構成を採用してよい。
図1に示すように、作業部16は、操作部14に設けられた左右一対の着脱レバー40、40によって当該操作部14と連結・固定されると共に、着脱レバー40の開放操作によって操作部14から分離可能であり、特別な器具を用いることなく、手術現場で容易に交換作業等を行うことができる。
先端動作部12及びシャフト18は細径に構成されており、患者の腹部等に装着された円筒形状のトラカール20を通して体腔22内に挿入可能である。先端動作部12は、トリガレバー36の操作に基づいて動作するエンドエフェクタ19と、複合入力部24の操作に基づいてエンドエフェクタ19の姿勢を変化させる姿勢変更機構13とを有する。図示した構成例では、エンドエフェクタ19は、一対のグリッパ部材19a、19bを有し、所定の開閉動作軸を基準に開閉動作するグリッパ機構として構成されている。
マニピュレータ本体11は、ケーブルC1を介して高周波電源23に電気的に接続可能に構成されている。マニピュレータ本体11には、先端動作部12に電気的に接続された通電経路E1がシャフト18に沿って配設されている。通電経路E1は、ボディ21に設けられた電極プラグ71を介してケーブルC1と電気的に接続可能である。電極プラグ71は、導電部E2を介してワイヤ80bと電気的に接続されており、これにより、ワイヤ80bがシャフト18内の通電経路E1として機能する。
なお、導電部E2を他方のワイヤ80aに接続することで、ワイヤ80aを通電経路E1として機能させてもよい。あるいは、通電経路E1は、ワイヤ80a又はワイヤ80bを利用するのではなく、ワイヤ80a、80bとは独立した導線をシャフト18内に軸線方向に沿って配設し、このような導線を通電経路E1としてもよい。
高周波電源23に接続された一方のケーブルC1と通電経路E1を電気的に接続し、高周波電源23に接続された他方のケーブルC2の端部に設けた対極板31を患者Mに接触させ、高周波電源23により高周波電流を発生させた状態で、エンドエフェクタ19を患者Mの生体組織に接触させる。すると、エンドエフェクタ19をアクティブ電極とし、対極板31をリターン電極として、当該エンドエフェクタ19の接触部位(生体組織)に高周波電流が集中的に流れる。これにより、エンドエフェクタ19が接触した生体組織を焼灼し、切開または凝固することができる。
なお、エンドエフェクタ19として鋏あるいは患部把持用のグリッパを備えた作業部16を操作部14に装着した場合には、マニピュレータ1は、患部切除、把持等の作業を行う鋏や把持鉗子等として機能する。
トリガレバー36は、下部カバー37a、37b内のZ2方向側の端部に設けられたトリガ軸39に軸支されたアーム部36aと、このアーム部36aの下部に設けられたトリガ操作子36bとを有する。トリガ軸39は、プーリボックス32のZ2側に設けられた支持プレート45(図2参照)に固定されている。
エンドエフェクタ19の開閉動作は、人手によるトリガレバー36の操作(押し引き操作)に基づく力が機械的に伝達されることで行われる。作業部16の内部には、ロッド、ワイヤ(動力伝達部材)、プーリ等から構成される伝達機構が設けられており、トリガレバー36の押し引き操作が、当該伝達機構によりエンドエフェクタ19の開閉動作に変換されるようになっている。
図3は、姿勢変更機構13を含む先端動作部12の斜視図である。姿勢変更機構13は、先端を指向するロール軸Or(中立姿勢時にはZ軸)を基準に回転するロール動作と、Y方向のヨー軸Oyを基準に傾動するヨー動作(傾動動作)とが可能であり、ロール動作と傾動動作とを選択的にまたは複合的に行うことが可能である。従って、先端動作部12は、エンドエフェクタ19の開閉動作、ロール動作及びヨー動作からなる3軸の動作が可能である。
先端動作部12の姿勢変更動作(ロール動作及びヨー動作)は、回転操作部90及び傾動操作部92を有する複合入力部24の操作に基づいて駆動源50が駆動し、この駆動源50の駆動力が先端動作部12に機械的に伝達されることで行われる。図示例のマニピュレータ本体11では、回転操作部90に対して左右方向の回転操作を行うことで、先端動作部12のロール動作が行われ、傾動操作部92に対して傾動操作を行うことで、先端動作部12のヨー動作が行われる。
先端動作部12は、少なくとも、シャフト18の先端部に固定された筒状の第1カバー部材94と、この第1カバー部材94に対してヨー軸Oyを中心に回動可能であり且つロール軸Orを中心に回動可能な筒状の第2カバー部材96と、この第2カバー部材96に連結されたエンドエフェクタ19とを有する。
第1カバー部材94、第2カバー部材96及びエンドエフェクタ19は、いずれも金属製の部品であり、ワイヤ80bは、第1カバー部材94の先端部の内側で、姿勢変更機構13の一構成部品である回転体98に巻き掛けられている。回転体98は、金属製であり、第1カバー部材94及び第2カバー部材96と電気的に導通している。このため、仮に、通電時に第1カバー部材94又は第2カバー部材96が生体組織に接触した場合には、電気メスと同様に焼灼能力を有することとなる。なお、シャフト18は、少なくとも外周面が樹脂材料(絶縁材料)で構成されているため、通電時にシャフト18の外周面に生体組織が接触しても、それによって生体組織が焼灼されることはない。
そこで、先端動作部12の第1カバー部材94又は第2カバー部材96が生体組織に接触することを防止するため、マニピュレータ1を使用して腹腔鏡下手術を実施する際には、先端動作部12には図3及び図4に示す絶縁カバー10が装着される。
図3では、先端動作部12に装着していない状態の絶縁カバー10を実線で、先端動作部12に装着した状態の絶縁カバー10を仮想線で示している。図4A及び図4Bは、先端動作部12に装着した状態の絶縁カバー10の縦断面図であって、特に、図4Aは、カラー部材104が後退位置に来ている状態を示し、図4Bは、カラー部材104が進出位置に来ている状態を示している。なお、理解の容易のため、図4A及び図4Bでは、先端動作部12を構成する部材のうち、第1カバー部材94のみを示し、その他の構成部材の図示を省略している。
図3及び図4に示すように、本発明の一実施形態に係る絶縁カバー10は、カバー本体102と、カラー部材104とを有する。
カバー本体102は、全体として中空円筒状の部材であり、先端動作部12を挿入可能な大きさを有する。カバー本体102の先端部には、丸いドーム部106が形成されている。ドーム部106は、エンドエフェクタ19が挿通可能な先端開口部108を有する。図示例の先端開口部108は、スリット状の切れ目として形成されているが、これに限定されることなく、先端に円形の孔が形成されたような構成でもよい。カバー本体102は、先端動作部12の姿勢変更動作を許容できるように、すなわち、先端動作部12の姿勢変更動作に追従して変形可能なように、柔軟な材料(例えば、シリコンゴム)で構成されている。カバー本体102を構成する材料は、生体適合性を有することが好ましい。
カバー本体102は、先端側から基端側に向かって、上述したドーム部106と、胴体部110と、拡径部112と、基端構成部114とを前記の順で有し、これらが一体的に形成されている。胴体部110は、外径及び内径が略一定の円筒形部分である。
拡径部112は、基端側に向かって外径が拡大するテーパ部112aと、軸線方向に沿って外径が略一定の平行部112bと、基端側に向かって外径が縮小する第1テーパ部102aとを有する。テーパ部112a、平行部112b及び第1テーパ部102aは、先端側から基端側に向かってこの順で設けられている。
拡径部112の最先端部を構成するテーパ部112aの存在により、絶縁カバー10を装着したシャフト18をトラカール20に挿通させる際に、拡径部112がトラカール20に引っ掛かりにくく、トラカール20への挿入をスムーズに行うことができる。平行部112bの外径は、胴体部110及び基端構成部114(突起部116を除く部分)の外径よりも大きい。第1テーパ部102aは、カバー本体102において周方向の全周、すなわち360°の範囲にわたって形成されている。
図示した構成例において、基端構成部114は、胴体部110の外径と略同じ程度の外径を有している。なお、基端構成部114の外径は、基端構成部114における円筒外周面(突起部116を除く部分)の外径を意味する。基端構成部114の外周部には、外方(半径方向外方)に突出する突起部116が設けられている。また、基端構成部114の基端側の開口部分は、内径が基端側に向かって漸増している。
カラー部材104は、カバー本体102の基端側を囲繞するとともに、カバー本体102に対して軸線方向に変位可能に配設された筒状の部材である。図示例のカラー部材104は、外径が略一定の直管形状である。カラー部材104が基端構成部114に対してスムーズに摺動でき且つ基端構成部114に対して半径方向のガタが過大とならないように、カラー部材104の内径は、カバー本体102の基端構成部114の外径と略同一に設定されるか、それよりも僅かに大きく設定される。
カラー部材104は、硬質の樹脂材料で構成されている。カラー部材104を構成する樹脂材料は、生体適合性を有することが好ましい。また、絶縁カバー10が使用前に滅菌処理される使用形態でユーザに提供されるものである場合には、カラー部材104は、滅菌処理時の高温に耐えられる耐熱性を有するのがよい。例えば、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)は、優れた耐熱性を有するため、カラー部材104の構成材料として好適である。
また、絶縁カバー10が滅菌処理済の状態でユーザに提供されるものである場合には、PEEKを熱で変形する種類の樹脂に代えることで、ユーザがオートクレーブ滅菌を使用して再使用することを未然に防止することができる。この場合、上述した樹脂は電子線滅菌に耐えることができる種類の樹脂が用いられることが好ましい。
図4A及び図4Bに示すように、カラー部材104には、基端側に向かって内径が縮小する第2テーパ部104aが形成されている。第2テーパ部104aは、カラー部材104の先端部内周面において周方向の全周、すなわち360°の範囲に亘って形成されている。
カラー部材104を操作し、カラー部材104をカバー本体102に対して先端方向に移動させると、図4Bに示すように、第2テーパ部104aが第1テーパ部102aに接触し、楔効果によって、第1テーパ部102aが半径方向内方に押圧される。このとき、第2テーパ部104aが第1テーパ部102aによく密着して第1テーパ部102aを効果的に押圧できるように、絶縁カバー10の軸線に対する第2テーパ部104aの傾斜角度は、第1テーパ部102aのそれと同一に設定されるのがよい。
第1テーパ部102a及び第2テーパ部104aの傾斜角度が同じ程度に設定される場合、第1テーパ部102a及び第2テーパ部104aの前記傾斜角度は、2〜45°程度に設定されるのがよい。前記傾斜角度が45°より大きいと、カバー本体102を締め付けるためにカラー部材104を先端方向に移動させる際に必要な操作力が大きくなり、操作性が低下する。前記傾斜角度が2°より小さいと、カバー本体102を締め付けるためにカラー部材104を先端方向に移動させる際の移動量が大きくなり、操作性が低下する。従って、傾斜角度が5〜20°程度に設定されることで、カラー部材104の良好な操作性が得られる。
また、図示はされないが、第1テーパ部102aの基端には、第2テーパ部104aと接触しない逃げ部が形成されている。これにより圧力が分散されるため、カバー本体102の耐久性を向上させることができる。
カラー部材104には、カラー部材104の軸線方向に関して突起部116よりも大きく形成された孔部118が設けられている。図示例の孔部118は、カラー部材104の軸線方向に長軸を有する長孔として構成されている。カラー部材104は、突起部116が孔部118に挿入される状態で基端構成部114に摺動可能に嵌合しているため、カバー本体102に対するカラー部材104の軸線方向の可動範囲は、孔部118の軸線方向の長さの範囲内に規制されている。
図示した構成例では、カラー部材104の周方向に関する孔部118の幅は、基端構成部114の周方向に関する突起部116の幅と略同じか、僅かに大きい程度に設定されている。このため、突起部116及び孔部118は、カラー部材104を軸線方向に移動させる際の直線ガイド機構として機能する。なお、絶縁カバー10において、このような直線ガイド機構は任意に設けてよく、すなわち、孔部118の周方向の幅は、突起部116のそれよりも大きくてもよい。
突起部116の高さは、突起部116の最先端部(基端構成部114の半径方向の最先端部)がカラー部材104の外周面と同じか、孔部118内に位置するように設定されるのがよい。このように突起部116の高さを設定することにより、突起部116がカラー部材104の外周面から突出することがないので、シャフト18をトラカール20に挿通させる際に、突起部116がトラカール20に引っ掛かることがなく、トラカール20に対するシャフト18の挿入及び引抜きをスムーズに行うことができる。
上述した突起部116と孔部118とにより、カバー本体102に対するカラー部材104の可動範囲を、進出位置から後退位置までの範囲に規制する可動範囲規制手段120が構成されている。ここで、前記進出位置は、第2テーパ部104aが楔効果によって第1テーパ部102aを内方に押圧する位置である(図4B参照)。前記後退位置は、第2テーパ部104aによる第1テーパ部112aへの押圧が解除された位置である(図4A参照)。
カラー部材104が進出位置に位置する状態で、カラー部材104の基端部がカバー本体102の基端部よりも基端方向に突出するように、カラー部材104の長さ、基端構成部114の長さ、及び可動範囲規制手段120の位置と大きさが設定されるのがよい。すなわち、可動範囲におけるカラー部材104の位置に関わらず、カラー部材104の基端部は、基端構成部114の基端部よりも基端方向に突出するように構成されるのがよい。このように構成すると、シャフト18をトラカール20から引き抜く際に絶縁カバー10がトラカール20に接触する場合、カラー部材104が必ずトラカール20と接触し、カラー部材104が先端方向への押圧力を受け、上述した楔効果が一層発揮されることとなる。
本発明の一実施形態に係る絶縁カバー10は、基本的には以上のように構成されるものであり、以下、その作用及び効果について説明する。
上述したマニピュレータ1を電気メスとして使用する場合、先端動作部12のエンドエフェクタ19を除く部分が生体組織に接触し、意図しない熱傷を引き起こすことを防止するため、先端動作部12及びシャフト18の先端部に絶縁カバー10を装着する。絶縁カバー10を先端動作部12及びシャフト18の先端部に装着するには、図4Aに示すように、まず、絶縁カバー10の基端構成部114がシャフト18先端部を覆う位置まで、絶縁カバー10をシャフト18先端部に被せる。このとき、基端構成部114の基端側の開口部分の内径が基端側に向かって漸増しているため、シャフト18を容易に装着することができる。
次に、図4B及び図5に示すように、カラー部材104を操作して、カバー本体102に対してカラー部材104を先端方向に移動させると、第1テーパ部102a及び第2テーパ部104aによって奏される楔効果により、基端構成部114の軸線方向の一部(第1テーパ部102aが形成された部分)が半径方向内方に押圧される。図5において、仮想線で示すカラー部材104は、進出位置に位置した状態のカラー部材104である。また、仮想線で示す部分112cは、第1テーパ部102aが半径方向内方に押圧され、基端構成部114の内周面のうち第1テーパ部102aに対応する部分(以下、押圧部112cという)である。
基端構成部114の一部が半径方向内方に押圧されることにより、押圧部112cがその内側に位置するシャフト18の外周部を押圧する。これにより、カバー本体102がシャフト18の先端部に締め付けられ、絶縁カバー10を当該シャフト18の先端部に固定することができる。このように、絶縁カバー10をシャフト18に被せた状態で、カラー部材104を先端側にスライドさせることによって、絶縁カバー10を固定することができるため、装着作業が容易であり、術前に取り付けやすい。
本実施形態において、第1テーパ部102a及び第2テーパ部104aは、カバー本体102及びカラー部材104においてそれぞれ周方向の全周に形成されているため、第2テーパ部104aで第1テーパ部102aを押圧する際、押圧部112cは、周方向の全周に亘ってシャフト18の外周面に密着する。これにより、基端構成部114とシャフト18との間を通して先端動作部12側に液体が浸入することを防止でき、絶縁カバー10の機能を好適に確保できる。
カラー部材104を先端側に移動させる際、上述した可動範囲規制手段120(突起部116及び孔部118)により、進出位置よりも先端側へのカラー部材104の移動が規制されるので、カラー部材104が進出位置に来ていることを使用者が認識しやすく、且つカラー部材104によりカバー本体102を締め付け過ぎることがない。
絶縁カバー10が先端動作部12に装着されると、絶縁カバー10が、先端動作部12のエンドエフェクタ19を除く部分の全体を外側から覆うこととなる。すなわち、先端動作部12のエンドエフェクタ19を除く部分(第1カバー部材94及び第2カバー部材96)が絶縁カバー10によって覆われることで、エンドエフェクタ19以外の金属部分が外部に露出しなくなる。これにより、手技において、エンドエフェクタ19以外の金属部分が生体組織に接触することが好適に防止される。
図6に示すように、シャフト18をトラカール20から引き抜く際に、絶縁カバー10と、トラカール20の先端開口部20a(体腔22側の開口部)とが接触する場合がある。絶縁カバー10は、上述した楔効果によって、シャフト18の先端部に対して固定されているので、トラカール20に接触した場合でも、先端動作部12から外れにくい。しかも、トラカール20によってカラー部材104が先端方向に押圧されることで、上述した楔効果が一層発揮され、固定力が増大するため、絶縁カバー10がシャフト18の先端部からより外れにくくなる。
また、本実施形態では、カラー部材104が進出位置に来た状態で、カラー部材104の基端部がカバー本体102の基端部よりも基端方向に突出しているので、カラー部材104の基端部が必ずトラカール20に接触し、カラー部材104が先端方向に押圧されることになる。従って、上述した楔効果により、カバー本体102がより締め付けられることで、シャフト18の先端部に対する絶縁カバー10の固定力(締結力)をより高め、絶縁カバー10が一層外れにくくなる。
カラー部材104をカバー本体102に対して基端方向に移動させると、第2テーパ部104aによる第1テーパ部102aへの押圧が解除され、これによって基端構成部114によるシャフト18に対する締付けが解除される。すなわち、カラー部材104をカバー本体102に対して後退させるだけで、簡単に固定状態(締結状態)を解除することができる。従って、術後において、絶縁カバー10を先端動作部12から簡単に取り外すことができる。
カラー部材104を基端側に移動させる際、上述した可動範囲規制手段120(突起部116及び孔部118)により、後退位置よりも基端側へのカラー部材104の移動が規制されるので、カラー部材104がカバー本体102から離脱することが防止される。
上記において、本発明について好適な実施の形態を挙げて説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能なことは言うまでもない。
1…医療用マニピュレータ 10…絶縁カバー
18…シャフト 102…カバー本体
102a…第1テーパ部 104…カラー部材
104a…第2テーパ部 114…基端構成部
116…突起部 118…孔部

Claims (5)

  1. 腹腔鏡下手術用の電気メスとして機能するように構成された外科用処置具の本体部から延出するシャフトの先端部に設けられた先端動作部に装着可能な絶縁カバーであって、
    前記先端動作部の先端部分を構成するエンドエフェクタが挿通可能な先端開口部を有し、前記外科用処置具の先端部を挿入可能に構成され、且つ柔軟な材料で構成された筒状のカバー本体と、
    前記カバー本体の基端側を囲繞するとともに、前記カバー本体に対して軸線方向に変位可能に配設された筒状のカラー部材とを備え、
    前記カバー本体は、基端側に向かって外径が縮小する第1テーパ部と、前記第1テーパ部よりも基端側で前記カラー部材に挿入される基端構成部とを有し、
    前記カラー部材は、基端側に向かって内径が縮小する第2テーパ部を有し、
    前記カラー部材を先端方向に移動させることにより、前記第2テーパ部で前記第1テーパ部を押圧し、前記第1テーパ部を内方に押圧するように構成されている、
    ことを特徴とする絶縁カバー。
  2. 請求項1記載の絶縁カバーにおいて、
    前記第1テーパ部及び前記第2テーパ部は、前記カバー本体及び前記カラー部材においてそれぞれ周方向の全周に形成されている、
    ことを特徴とする絶縁カバー。
  3. 請求項1又は2記載の絶縁カバーにおいて、
    前記基端構成部の外周部には、外方に突出する突起部が設けられ、
    前記カラー部材には、前記カラー部材の軸線方向に関して前記突起部よりも大きく形成された孔部が設けられ、
    前記カラー部材は、前記突起部が前記孔部に挿入される状態で前記基端構成部に摺動可能に嵌合し、
    前記カラー部材の軸線方向の移動範囲を、前記第1テーパ部を内方に押圧する進出位置から、前記第1テーパ部への押圧を解除する後退位置までの範囲に規制する可動範囲規制手段が、前記突起部と前記孔部とにより構成される、
    ことを特徴とする絶縁カバー。
  4. 請求項3記載の絶縁カバーにおいて、
    前記カラー部材が前記進出位置に来た状態で、前記カラー部材の基端部が前記カバー本体の基端部よりも基端方向に突出する、
    ことを特徴とする絶縁カバー。
  5. 腹腔鏡下手術用の電気メスとして機能するように構成された外科用処置具であって、
    本体部と、
    前記本体部から延出するシャフトと、
    前記シャフトの先端部に設けられた先端動作部と、
    前記先端動作部に装着可能な絶縁カバーと、を備え、
    前記絶縁カバーは、請求項1〜4のいずれか1項に記載の絶縁カバーである、
    ことを特徴とする外科用処置具。
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