JP2012070600A - 力率改善回路および電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力電圧のレベルを調整し、かつ力率の低下を防ぐことが可能な力率改善回路および電力変換装置を提供する。
【解決手段】力率改善回路51において、昇降圧回路31は、キャパシタC11と電気的に接続され、キャパシタC11との接続ノード経由で受けた電圧をスイッチングするためのスイッチ素子Q1と、スイッチ素子Q1によってスイッチングされた電圧を受けるためのインダクタL1と、インダクタL1に誘起された電圧を蓄えるためのキャパシタC12とを含む。力率改善回路51は、インダクタL1を通して流れる電流を測定するための電流検出器62を備える。スイッチ素子Q1のスイッチング周波数は、電流検出器62による測定結果に基づいて制御される。
【選択図】図1

Description

本発明は、力率改善回路および電力変換装置に関し、特に、出力電圧レベルを調整可能な力率改善回路および電力変換装置に関する。
一般家庭の交流電力を用いて電気自動車(EV:Electric Vehicle)およびプラグイン方式のハイブリッドカー(HV:Hybrid Vehicle)等の駆動用の主電池を充電するための電力変換装置が開発されている。
すなわち、電気自動車およびプラグイン方式のハイブリッドカーの特長の1つは、家庭用コンセント等の外部電源を用いて車載バッテリを充電できることである。そして、AC100VまたはAC200Vの家庭用コンセントを用いて車載バッテリを充電するには、交流電圧(AC)をバッテリ用の直流電圧に変換するためのAC/DCコンバータが必要となる。
このようなAC/DCコンバータにおいて用いられる力率改善回路(PFC:Power Factor Controller)の一例が、たとえば、「出力200Wの電源高調波電流低減回路の設計」、トランジスタ技術2001年12月号、唐崎松夫著、pp.227-237(非特許文献1)に開示されている。すなわち、昇圧コイル、トランジスタ、転流ダイオードおよび平滑コンデンサを用いた電流連続型の力率改善回路が開示されている。
また、昇圧チョッパを用いた力率改善回路の制御方法が、特許4193755号公報(特許文献1)に開示されている。すなわち、PFC制御回路は、出力コンデンサの電圧と基準電圧との誤差を増幅して得られた誤差電圧とフィルタからの全波整流電圧とを乗算して乗算出力電圧を得る。そして、スイッチング素子に直列に接続された電流検出抵抗で検出した入力電流に比例した電圧と乗算出力電圧との誤差を増幅して誤差電圧を得る。そして、この誤差電圧の値が三角波信号の値以上のときにたとえばオンで、誤差電圧の値が三角波信号の値未満のときにたとえばオフとなるパルス信号を生成し、パルス信号をスイッチング素子のゲートに印加する。このため、電流検出抵抗に流れる入力電流を半サイクル毎に交流電源の入力電圧と相似形の正弦波にすることができるので、力率を改善できる。
また、特許文献1に記載の構成では、整流回路により全波整流された電圧が上記力率改善回路へ出力され、上記力率改善回路から出力された直流電圧がスイッチング素子によって高周波電圧に変換される。そして、この高周波電圧がトランスによって絶縁かつ変圧され、トランスの後段において整流かつ平滑された直流電圧が出力される。
ここで、特許文献1に記載の構成では、変圧トランス等のコイル部品の体積および重量が占める割合が大きいことが課題である。
このような課題を解決するための構成として、たとえば、特開2004−222379号公報(特許文献2)には、トランスを用いないDC/DCコンバータが開示されている。すなわち、電源側の入力電圧を変圧変換して負荷側に出力するDC/DCコンバータであって、直流電源電圧が充電される第1コンデンサを電源側に備え、前記第1コンデンサに充電された電荷が放電される第2コンデンサを負荷側に備える。そして、第1コンデンサの両側に接続される2つのスイッチ素子と、第2コンデンサの両側に接続される2つのスイッチ素子と、負荷側に流れる電流を平滑化するリアクトルとを備える。
特許文献2に記載の構成では、コンデンサの両側のスイッチを用いて回路を絶縁することができるため、トランスを用いずに直流電圧から直流電圧への変換を行うことができる。しかしながら、このような回路構成では、電圧を任意の値に変圧することができない。
なお、特許文献1に記載の構成では、トランスの巻数比およびスイッチングのデューティ比によって変圧が可能である。
「出力200Wの電源高調波電流低減回路の設計」、トランジスタ技術2001年12月号、唐崎松夫著、pp.227-237
特許4193755号公報 特開2004−222379号公報
ところで、電気自動車およびプラグイン方式のハイブリッドカーで用いられる電力変換装置では、たとえば車種ごとの使用電圧レベルの相違に対処するため、トランスを用いない構成の場合、電力変換装置内で電圧のレベルを調整して出力する昇降圧回路を用いることが考えられる。
しかしながら、非特許文献1ならびに特許文献1および2では、昇降圧回路を用いた場合の設計手法は開示されておらず、また、昇降圧回路では、昇圧回路と同様の設計が適用できない。たとえば、非特許文献1に記載されたような昇圧回路ではスイッチを通して流れる電流が連続的であるのに対して、昇降圧回路ではスイッチを通して流れる電流が断続的すなわち不連続になるので、同様の設計が適用できない。
したがって、昇降圧回路では、単純にはスイッチのオンおよびオフにより入力電流が不連続になってしまう。そして、このような不連続な電流を用いて昇降圧回路におけるスイッチ素子のスイッチングを制御する構成では、昇降圧回路を正常に動作させて力率を改善することは困難である。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、出力電圧のレベルを調整し、かつ力率の低下を防ぐことが可能な力率改善回路および電力変換装置を提供することである。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる力率改善回路は、第1のキャパシタと、上記第1のキャパシタと電気的に接続され、上記第1のキャパシタとの接続ノード経由で受けた交流電圧を直流電圧に変換するとともに上記直流電圧のレベルを調整可能な昇降圧回路とを備え、上記昇降圧回路は、上記第1のキャパシタと電気的に接続され、上記第1のキャパシタとの接続ノード経由で受けた電圧をスイッチングするためのスイッチ素子と、上記スイッチ素子によってスイッチングされた電圧を受けるためのインダクタと、上記インダクタに誘起された電圧を蓄えるための第2のキャパシタとを含み、さらに、上記インダクタを通して流れる電流を測定するための電流検出器を備え、上記スイッチ素子のスイッチング周波数は、上記電流検出器による測定結果に基づいて制御される。
このような構成により、連続した電流を検出することができるため、スイッチ素子の適切なスイッチング制御を行うことができる。したがって、昇降圧回路を正常に動作させて力率を改善することができ、かつ出力電圧を任意の値に変圧することが可能となる。すなわち、出力電圧のレベルを調整し、かつ力率の低下を防ぐことができる。また、第1のキャパシタの後段で電流を検出することができるため、ノイズの影響を低減することができる。
好ましくは、上記力率改善回路は、さらに、上記第1のキャパシタに印可される電圧を測定するための第1の電圧検出器を備え、上記スイッチ素子のスイッチング周波数は、上記電流検出器による測定結果および上記第1の電圧検出器による測定結果に基づいて制御される。
このような構成により、力率改善回路の入力電圧波形と入力電流波形とを相似させることができる。
好ましくは、上記力率改善回路は、さらに、上記第2のキャパシタに印可される電圧を測定するための第2の電圧検出器を備え、上記スイッチ素子のスイッチング周波数は、上記電流検出器による測定結果、上記第1の電圧検出器による測定結果および上記第2の電圧検出器による測定結果に基づいて制御される。
このような構成により、力率改善回路の出力電圧レベルを適切に制御することができる。
好ましくは、上記力率改善回路は、さらに、少なくとも上記電流検出器による測定結果に基づいて、上記スイッチ素子のスイッチングを制御するための制御部を備える。
このような構成により、制御部として、昇圧回路用の制御IC(Integrated Circuit)を用いても、力率改善回路を制御することができるため、低コスト化を図ることができる。
好ましくは、上記スイッチ素子のスイッチング周波数は、上記昇降圧回路の入力電圧の位相と入力電流の位相とを合わせるように制御される。
このような構成により、力率改善回路の入力電圧波形と入力電流波形とを良好に相似させて力率を改善することができる。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる電力変換装置は、受けた交流電力を直流電力に変換するための力率改善回路と、入力側および出力側間を絶縁しながら、上記力率改善回路から受けた電力を伝達するための電力伝達用絶縁回路とを備え、上記力率改善回路は、第1のキャパシタと、上記第1のキャパシタと電気的に接続され、上記第1のキャパシタとの接続ノード経由で受けた交流電圧を直流電圧に変換するとともに上記直流電圧のレベルを調整可能な昇降圧回路とを含み、上記昇降圧回路は、上記第1のキャパシタと電気的に接続され、上記第1のキャパシタとの接続ノード経由で受けた電圧をスイッチングするためのスイッチ素子と、上記スイッチ素子によってスイッチングされた電圧を受けるためのインダクタと、上記インダクタに誘起された電圧を蓄えるための第2のキャパシタとを含み、上記力率改善回路は、さらに、上記インダクタを通して流れる電流を測定するための電流検出器を含み、上記スイッチ素子のスイッチング周波数は、上記電流検出器による測定結果に基づいて制御される。
このような構成により、連続した電流を検出することができるため、スイッチ素子の適切なスイッチング制御を行うことができる。したがって、昇降圧回路を正常に動作させて力率を改善することができ、かつ出力電圧を任意の値に変圧することが可能となる。すなわち、出力電圧のレベルを調整し、かつ力率の低下を防ぐことができる。また、第1のキャパシタの後段で電流を検出することができるため、ノイズの影響を低減することができる。
好ましくは、上記電力伝達用絶縁回路は、第1端および第2端を有する第1の蓄電素子と、第1端および第2端を有する第2の蓄電素子と、第1端および第2端を有する第3の蓄電素子と、上記第1の蓄電素子の第1端と上記第2の蓄電素子の第1端との間に接続された第1のスイッチ素子および上記第1の蓄電素子の第2端と上記第2の蓄電素子の第2端との間に接続された第2のスイッチ素子を含み、上記第1のスイッチ素子の第1端および上記第2のスイッチ素子の第1端において上記昇降圧回路から受けた電力を上記第2の蓄電素子に供給するための入力スイッチ部と、上記第2の蓄電素子の第1端と上記第3の蓄電素子の第1端との間に接続された第3のスイッチ素子および上記第2の蓄電素子の第2端と上記第3の蓄電素子の第2端との間に接続された第4のスイッチ素子を含み、上記第2の蓄電素子に蓄えられた電力を上記第3の蓄電素子に供給するための出力スイッチ部とを含む。
このような構成により、大きな容積を占める電源トランスを使用することなく交流電圧を直流電圧に変換し、かつ電力変換装置の入力側および出力側間を電気的に絶縁することができる。
またこの発明の別の局面に係わる力率改善回路は、第1のキャパシタと、上記第1のキャパシタと電気的に接続され、上記第1のキャパシタとの接続ノード経由で受けた交流電圧を直流電圧に変換するとともに上記直流電圧のレベルを調整可能な昇降圧回路とを備え、上記昇降圧回路は、上記第1のキャパシタと電気的に接続され、上記第1のキャパシタとの接続ノード経由で受けた電圧をスイッチングするためのスイッチ素子と、上記スイッチ素子によってスイッチングされた電圧を受けるためのインダクタと、上記インダクタに誘起された電圧を蓄えるための第2のキャパシタとを含み、さらに、上記第1のキャパシタおよび上記昇降圧回路への入力電流を測定するための電流検出器を備え、上記スイッチ素子のスイッチング周波数は、上記電流検出器による測定結果に基づいて制御される。
このような構成により、連続した電流を検出することができるため、スイッチ素子の適切なスイッチング制御を行うことができることから、昇降圧回路を正常に動作させて力率を改善することができ、かつ出力電圧を任意の値に変圧することが可能となる。したがって、出力電圧のレベルを調整し、かつ力率の低下を防ぐことができる。また、検出電流が入力電流と等しくなるため、制御性能をさらに向上させることができる。
またこの発明の別の局面に係わる電力変換装置は、受けた交流電力を直流電力に変換するための力率改善回路と、入力側および出力側間を絶縁しながら、上記力率改善回路から受けた電力を伝達するための電力伝達用絶縁回路とを備え、上記力率改善回路は、第1のキャパシタと、上記第1のキャパシタと電気的に接続され、上記第1のキャパシタとの接続ノード経由で受けた交流電圧を直流電圧に変換するとともに上記直流電圧のレベルを調整可能な昇降圧回路とを含み、上記昇降圧回路は、上記第1のキャパシタと電気的に接続され、上記第1のキャパシタとの接続ノード経由で受けた電圧をスイッチングするためのスイッチ素子と、上記スイッチ素子によってスイッチングされた電圧を受けるためのインダクタと、上記インダクタに誘起された電圧を蓄えるための第2のキャパシタとを含み、上記力率改善回路は、さらに、上記第1のキャパシタおよび上記昇降圧回路への入力電流を測定するための電流検出器を備え、上記スイッチ素子のスイッチング周波数は、上記電流検出器による測定結果に基づいて制御される。
このような構成により、連続した電流を検出することができるため、スイッチ素子の適切なスイッチング制御を行うことができることから、昇降圧回路を正常に動作させて力率を改善することができ、かつ出力電圧を任意の値に変圧することが可能となる。したがって、出力電圧のレベルを調整し、かつ力率の低下を防ぐことができる。また、検出電流が入力電流と等しくなるため、制御性能をさらに向上させることができる。
本発明によれば、出力電圧のレベルを調整し、かつ力率の低下を防ぐことができる。
本発明の実施の形態に係る電力変換装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る電力伝達用絶縁回路の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る電力伝達用絶縁回路によるスイッチング動作を示す図である。 本発明の実施の形態に係る電力変換装置において、図1に示すような電流検出位置を採用しないと仮定した場合の構成を示す図である。 図4に示す電力変換装置における力率改善回路の入力電流、入力電圧および検出電流の波形を示す図である。 本発明の実施の形態に係る電力変換装置における力率改善回路の入力電流、入力電圧および検出電流の波形を示す図である。 本発明の実施の形態に係る電力変換装置の変形例の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る電力変換装置の変形例の構成を示す図である。 各電流検出位置の特徴を比較するための図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[構成および基本動作]
図1は、本発明の実施の形態に係る電力変換装置の構成を示す図である。
図1を参照して、電力変換装置101は、ノイズフィルタ11と、整流回路12と、力率改善回路51と、電力伝達用絶縁回路13と、制御部14と、入力電圧検出器61と、電流検出器62と、出力電圧検出器64とを備える。制御部14は、PWM(Pulse Width Modulation)変調器63と、誤差増幅器65,66と、乗算器67とを含む。力率改善回路51は、キャパシタC11と、昇降圧回路31とを含む。整流回路12は、ダイオードD1〜D4を含む。昇降圧回路31は、キャパシタC12と、インダクタL1と、スイッチ素子Q1と、ダイオードD15とを含む。スイッチ素子Q1は、たとえばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)である。なお、本発明の実施の形態に係る電力変換装置において、「インダクタ」は、リアクトルのような大型の部品も含むものとする。
図1において、Iinは力率改善回路51の入力電流であり、Vinは力率改善回路51の入力電圧であり、Voutは力率改善回路51の出力電圧である。
電力変換装置101は、交流電源201から供給された交流電力を直流電力に変換して負荷202に供給する。負荷202は、たとえば、EVおよびプラグイン方式のHV等の駆動用の主電池(バッテリ)である。
ノイズフィルタ11は、交流電源201から受けた交流電力のノイズを除去して出力する。
整流回路12は、たとえば、ダイオードブリッジを含み、ノイズフィルタ11から受けた交流電力を全波整流して力率改善回路51へ出力する。
力率改善回路51は、整流回路12から受けた交流電力を直流電力に変換し、電力伝達用絶縁回路13へ出力する。
力率改善回路51において、昇降圧回路31は、キャパシタC11と電気的に接続され、キャパシタC11との接続ノード経由で受けた交流電圧を直流電圧に変換するとともに直流電圧のレベルを調整可能である。
より詳細には、昇降圧回路31において、スイッチ素子Q1は、キャパシタC11と電気的に接続され、キャパシタC11との接続ノード経由で受けた電圧すなわち整流回路12から受けた電圧をスイッチングする。インダクタL1は、スイッチ素子Q1によってスイッチングされた電圧を受ける。キャパシタC11は、インダクタL1に誘起された電圧を蓄える。ダイオードD11は、インダクタL1からキャパシタC12への電流を阻止する。
制御部14は、制御信号をスイッチ素子Q1に出力することにより、スイッチ素子Q1のスイッチングを制御する。これにより、昇降圧回路31は、整流回路12から受けた電力を直流電力に変換するとともに昇圧または降圧する。
スイッチ素子Q1がオンしたとき、図1の矢印I1で示すように電流が流れる。すなわち、整流回路12の一方端側からスイッチ素子Q1およびインダクタL1を通して整流回路12の他方端側へ電流が流れる。また、スイッチ素子Q1がオフしたとき、図1の矢印I2で示すように電流が流れる。すなわち、キャパシタC12の第1端側からインダクタL1を通してキャパシタC12の第2端側へ電流が流れる。
昇降圧回路31の入力電圧をVinとし、出力電圧をVoutとし、スイッチ素子Q1のオンデューティ比をDとすると、出力電圧Voutは以下のように表される。
Vout=−{D/(1−D)}×Vin
この式から分かるように、昇降圧回路31は、デューティ比の設定次第で、入力電圧よりも高い出力電圧および低い出力電圧のいずれを得ることも可能である。すなわち、Vin<VoutおよびVin>Voutの両方を実現することができる。なお、昇降圧回路31の出力電圧は入力電圧に対して極性が反転するので、電力伝達用絶縁回路13との電気的接続の極性は反転される。
また、昇降圧回路31は、力率改善回路としての機能も有している。すなわち、スイッチ素子Q1は、制御部14により、昇降圧回路31の入力電圧Vinの位相と入力電流Iinの位相とを合わせるように制御される。
また、キャパシタC11により、整流回路12によって整流された交流電力のノイズが除去される。
次に、制御部14の制御構造について詳細に説明する。
入力電圧検出器61は、力率改善回路51の入力電圧VinすなわちキャパシタC11の両端電圧を測定し、測定した電圧を乗算器67へ出力する。
出力電圧検出器64は、力率改善回路51の出力電圧VoutすなわちキャパシタC12の両端電圧を測定し、測定した電圧を誤差増幅器66へ出力する。
電流検出器62は、電流検出抵抗R1を含み、力率改善回路51を通して流れる電流たとえばインダクタL1を通して流れる検出電流Idを測定し、測定した電流レベルに比例したレベルを有する電圧を誤差増幅器65へ出力する。電流検出抵抗R1は、インダクタL1と直列に接続されていればよく、インダクタL1の第1端側に配置されてもよいし、インダクタL1の第2端側に配置されてもよい。
誤差増幅器66は、出力電圧検出器64から受けた電圧と基準電圧Vrefとの差分の電圧を乗算器67へ出力する。
乗算器67は、誤差増幅器66から受けた電圧と入力電圧検出器61から受けた電圧とを乗算して誤差増幅器65へ出力する。
誤差増幅器65は、電流検出器62から受けた電圧と乗算器67から受けた電圧との差分の電圧をPWM変調器63へ出力する。
PWM変調器63は、誤差増幅器65から受けた電圧に基づいて、スイッチ素子Q1をPWM制御するための制御信号をスイッチ素子Q1へ出力する。たとえば、PWM変調器63は、三角波信号を生成し、誤差増幅器65から受けた電圧が三角波信号より小さい場合にはスイッチ素子Q1をオンし、三角波信号より大きい場合にはスイッチ素子Q1をオフする制御を行う。
電力伝達用絶縁回路13は、入力側および出力側間を絶縁しながら、昇降圧回路31から受けた電力を負荷202へ伝達する。
図2は、本発明の実施の形態に係る電力伝達用絶縁回路の構成を示す図である。
図2を参照して、電力伝達用絶縁回路13は、キャパシタC0〜C2と、ダイオードD9〜D12と、入力スイッチ部21と、出力スイッチ部22とを含む。入力スイッチ部21は、スイッチ素子としてのトランジスタTR21,TR22と、ダイオードD5,D6とを含む。出力スイッチ部22は、スイッチ素子としてのトランジスタTR23,TR24と、ダイオードD7,D8とを含む。電力伝達用絶縁回路13における各トランジスタは、たとえばIGBTである。
電力伝達用絶縁回路13において、キャパシタC0は、ダイオードD9のアノードおよび昇降圧回路31のキャパシタC12の第2端に接続された第1端と、ダイオードD10のカソードおよび昇降圧回路31のキャパシタC12の第1端に接続された第2端とを有する。トランジスタTR21は、制御部14からの制御信号を受けるゲートと、ダイオードD5のカソードおよびダイオードD9のアノードに接続されたコレクタと、ダイオードD5のアノード、キャパシタC1の第1端およびダイオードD11のアノードに接続されたエミッタとを有する。トランジスタTR22は、制御部14からの制御信号を受けるゲートと、ダイオードD6のカソード、ダイオードD12のカソードおよびキャパシタC1の第2端に接続されたコレクタと、ダイオードD6のアノードおよびダイオードD10のアノードに接続されたエミッタとを有する。トランジスタTR23は、制御部14からの制御信号を受けるゲートと、ダイオードD7のカソードおよびダイオードD11のカソードに接続されたコレクタと、ダイオードD7のアノードおよびキャパシタC2の第1端に接続されたエミッタとを有する。トランジスタTR24は、制御部14からの制御信号を受けるゲートと、ダイオードD8のカソードおよびキャパシタC2の第2端に接続されたコレクタと、ダイオードD8のアノードおよびダイオードD12のアノードに接続されたエミッタとを有する。
キャパシタC0は、昇降圧回路31から受けた電力を蓄える。入力スイッチ部21は、トランジスタTR21のコレクタおよびトランジスタTR22のエミッタにおいて昇降圧回路31から受けた電力すなわちキャパシタC0に蓄えられた電力をキャパシタC1に供給する。出力スイッチ部22は、キャパシタC1に蓄えられた電力をキャパシタC2に供給する。キャパシタC2に蓄えられた電力は、放電されて負荷202へ出力される。
また、キャパシタC0により、昇降圧回路31によって昇圧または降圧された電力が平滑化される。また、キャパシタC0を設けることにより、電力伝達用絶縁回路13への入力電流のリップルを防ぎ、回路動作の安定化を図るという効果が得られる。
制御部14は、制御信号をトランジスタTR21〜TR24に出力することにより、トランジスタTR21〜TR24のオンおよびオフをそれぞれ切り替える。電力伝達用絶縁回路13は、制御部14のスイッチ制御により、昇降圧回路31および負荷202間を絶縁しながら、昇降圧回路31から受けた電力を負荷202に伝達する。
[動作]
次に、本発明の実施の形態に係る電力伝達用絶縁回路が電力伝達を行う際の動作について図面を用いて説明する。
図3は、本発明の実施の形態に係る電力伝達用絶縁回路によるスイッチング動作を示す図である。
図3を参照して、まず、制御部14は、期間T1において、トランジスタTR21をオンし、トランジスタTR22をオンし、トランジスタTR23をオフし、トランジスタTR24をオフする。これにより、キャパシタC0に蓄えられた電荷が放電され、放電された電荷がキャパシタC1に蓄えられる。トランジスタTR23およびTR24がオフされていることにより、昇降圧回路31および負荷202間の絶縁が確保される。
次に、制御部14は、期間T2において、トランジスタTR21〜TR24をオフする。これにより、電力伝達用絶縁回路13の入力側および出力側間の絶縁を確保するためのデッドタイムが設けられる。すなわち、入力スイッチ部21における各スイッチおよび出力スイッチ部22における各スイッチを介して電力伝達用絶縁回路13の入力側および出力側間、すなわち昇降圧回路31および負荷202間が短絡することを防ぐことができる。
次に、制御部14は、期間T3において、トランジスタTR21をオフし、トランジスタTR22をオフし、トランジスタTR23をオンし、トランジスタTR24をオンする。これにより、キャパシタC1に蓄えられた電荷が放電され、放電された電荷がキャパシタC2に蓄えられる。トランジスタTR21およびTR22がオフされていることにより、昇降圧回路31および負荷202間の絶縁が確保される。
次に、制御部14は、期間T4において、トランジスタTR21〜TR24をオフする。これにより、期間T2と同様に、電力伝達用絶縁回路13の入力側および出力側間の絶縁を確保するためのデッドタイムが設けられる。
ここで、期間T1〜T4において、キャパシタC0は昇降圧回路31からの電力により充電されており、また、キャパシタC2に蓄えられた電力は放電されて負荷202へ出力されている。また、期間T2およびT4においては、キャパシタC1における電荷の移動はない。
そして、制御部14は、これら期間T1、期間T2、期間T3および期間T4をこの順番で繰り返すことにより、電力伝達用絶縁回路13の入力側および出力側間を絶縁しながら、昇降圧回路31からの電力を負荷202に伝達する。
次に、本発明の実施の形態に係る電力変換装置が昇降圧回路31におけるスイッチ素子Q1をスイッチング制御する際の動作について図面を用いて説明する。
前述のように、力率改善回路51は、スイッチ素子Q1のスイッチングが制御部14によって制御されることにより、入力電流Iinおよび入力電圧Vinの位相が一致するように動作する。
ここで、本願発明者らは、このような昇降圧型の力率改善回路51において以下のような問題点を発見した。
図4は、本発明の実施の形態に係る電力変換装置において、図1に示すような電流検出位置を採用しないと仮定した場合の構成を示す図である。
図4を参照して、この電力変換装置101では、電流検出器62は、インダクタL1の第2端とキャパシタC11の第2端との間に配置された電流検出抵抗R1を含み、この電流検出抵抗R1を通して流れる検出電流Idを測定し、測定した電流レベルに比例したレベルを有する電圧を誤差増幅器65へ出力する。
図5は、図4に示す電力変換装置における力率改善回路の入力電流、入力電圧および検出電流の波形を示す図である。
図5において、Iinは力率改善回路51の入力電流であり、Vinは力率改善回路51の入力電圧であり、Idは電流検出器62による検出電流である。
図5を参照して、タイミングt1でスイッチ素子Q1がオンされると、入力電流Iinが徐々に増加し、入力電流Iinが入力電圧Vinを超えたあるタイミングt2においてスイッチ素子Q1がオフされる。そうすると、入力電流Iinは少しずつ減少していく一方で、インダクタL1を通して電流が流れなくなることから検出電流Idは瞬時にゼロとなる。そして、検出電流Idがゼロになることにより、制御部14からスイッチ素子Q1をオンさせるための制御信号が出力されるため、スイッチ素子Q1はオフした直後にオンしてしまう。これにより、スイッチ素子Q1のオフ期間が減少する。
ここで、スイッチ素子Q1への制御信号の周波数および周期をそれぞれfおよびTとし、スイッチ素子Q1への制御信号の、1周期T中のオン時間をTonとし、オフ時間をToffとすると、以下の式が成り立つ。
Ton/Toff=Vout/Vin
この式から、スイッチ素子Q1のオフ期間Toffが減少すると、力率改善回路51の出力電圧Voutが過大となる。そうすると、制御部14によるスイッチ素子Q1の制御が破綻してしまい、タイミングt2以降は、入力電流Iinが実際には図5に示すような入力電圧Vinに追従した波形ではなくなってしまう。
以下で説明するように、本発明の実施の形態に係る力率改善回路では、図1に示すような電流検出位置を採用することにより、上記問題点を解決する。
図6は、本発明の実施の形態に係る電力変換装置における力率改善回路の入力電流、入力電圧および検出電流の波形を示す図である。図の見方は図5と同様である。
図6を参照して、タイミングt1でスイッチ素子Q1がオンされると、入力電流Iinが徐々に増加し、入力電流Iinが入力電圧Vinを超えたあるタイミングt2においてスイッチ素子Q1がオフされる。
ここで、前述のように、力率改善回路51では、スイッチ素子Q1がオンしたとき、図1の矢印I1で示すように電流が流れ、スイッチ素子Q1がオフしたとき、図1の矢印I2で示すように電流が流れる。すなわち、スイッチ素子Q1のオンおよびオフに関わらず、インダクタL1には連続した電流が流れる。そして、図1に示すような電流検出位置では、検出電流Idは連続した電流となり、入力電流Iinと略等しくなる。
したがって、スイッチ素子Q1がオフされると、検出電流Idは入力電流Iinと同様に徐々に減少していき、入力電流Iinが入力電圧Vinを下回ったあるタイミングt3において、制御部14からスイッチ素子Q1をオンさせるための制御信号が出力されるため、スイッチ素子Q1がオンする。
そして、タイミングt3でスイッチ素子Q1がオンされると、入力電流Iinが徐々に増加し、入力電流Iinが入力電圧Vinを超えたあるタイミングt4においてスイッチ素子Q1が再びオフされる。
このように、本発明の実施の形態に係る力率改善回路では、スイッチ素子Q1のオン期間Tonおよびオフ期間Toffがバランスよく繰り返され、入力電流Iinが入力電圧Vinに良好に追従し、入力電圧波形と入力電流波形とを良好に相似させて力率を改善することができる。
ところで、非特許文献1ならびに特許文献1および2では、昇降圧回路を用いた場合の設計手法は開示されていない。そして、昇降圧回路では、単純にはスイッチのオンおよびオフにより入力電流が不連続になってしまう。したがって、このような不連続な電流を用いて昇降圧回路におけるスイッチ素子のスイッチングを制御する構成では、昇降圧回路を正常に動作させて力率を改善することは困難である。非特許文献1ならびに特許文献1および2には、このような問題点を解決するための構成は開示されていない。
これに対して、本発明の実施の形態に係る電力変換装置では、インダクタL1を通して流れる電流を測定するための電流検出器62を備え、スイッチ素子Q1のスイッチング周波数は、電流検出器62による測定結果に基づいて制御される。
すなわち、本発明の実施の形態に係る電力変換装置では、PFCを昇降圧回路で構成することを特徴としており、電流検出抵抗R1には、スイッチ素子Q1がオンのときには正の傾きの電流が流れ、スイッチ素子Q1がオフのときには負の傾きの電流が流れる。これにより、スイッチ素子Q1の適切なスイッチング制御を行うことができるため、昇降圧回路を正常に動作させて力率を改善することができ、かつ出力電圧を任意の値に変圧することが可能となる。
したがって、本発明の実施の形態に係る電力変換装置では、出力電圧のレベルを調整し、かつ力率の低下を防ぐことができる。また、制御部14として、昇圧回路用の制御IC(Integrated Circuit)を用いても、力率改善回路51を制御することができるため、低コスト化を図ることができる。
また、本発明の実施の形態に係る電力変換装置では、入力電圧検出器61は、キャパシタC11に印可される電圧を測定する。そして、スイッチ素子Q1のスイッチング周波数は、電流検出器62による測定結果および入力電圧検出器61による測定結果に基づいて制御される。
このような構成により、力率改善回路51の入力電圧波形と入力電流波形とを相似させることができる。
また、本発明の実施の形態に係る電力変換装置では、出力電圧検出器64は、キャパシタC12に印可される電圧を測定する。そして、スイッチ素子Q1のスイッチング周波数は、電流検出器62による測定結果、入力電圧検出器61による測定結果および出力電圧検出器64による測定結果に基づいて制御される。
このような構成により、力率改善回路51の出力電圧レベルを適切に制御することができる。
また、本発明の実施の形態に係る電力変換装置では、スイッチ素子Q1のスイッチング周波数は、昇降圧回路31の入力電圧の位相と入力電流の位相とを合わせるように制御される。
このような構成により、力率改善回路51の入力電圧波形と入力電流波形とを良好に相似させて力率を改善することができる。
また、本発明の実施の形態に係る電力変換装置は、図2に示すような電力伝達用絶縁回路13を備えることにより、大きな容積を占める電源トランスを使用することなく交流電圧を直流電圧に変換し、かつ昇降圧回路31および負荷202間を電気的に絶縁することができる。
なお、本発明の実施の形態に係る電力変換装置は、制御部14を備える構成であるとしたが、これに限定するものではない。制御部14が電力変換装置101の外部に設けられる構成であってもよい。また、本発明の実施の形態に係る電力変換装置では、制御部14が力率改善回路51の外部に設けられる構成であるとしたが、これに限定するものではない。制御部14が力率改善回路51の内部に設けられる構成であってもよい。
また、本発明の実施の形態に係る電力変換装置では、電流検出器62は、インダクタL1を通して流れる電流を測定する構成であるとしたが、これに限定するものではなく、たとえば以下のような電流検出位置を採用してもよい。
図7は、本発明の実施の形態に係る電力変換装置の変形例の構成を示す図である。
図7を参照して、電流検出抵抗R1は、ダイオードD3のアノードおよびダイオードD4のアノードの接続ノードとキャパシタC11およびインダクタL1の接続ノードとの間に配置される。
すなわち、電流検出器62は、キャパシタC11および昇降圧回路31への入力電流を測定する。言い換えれば、電流検出器62は、キャパシタC11およびスイッチ素子Q1を通して流れる電流を測定する。
図8は、本発明の実施の形態に係る電力変換装置の変形例の構成を示す図である。
図8を参照して、電流検出抵抗R1は、ダイオードD1のカソードおよびダイオードD2のカソードの接続ノードとキャパシタC11およびスイッチ素子Q1のコレクタの接続ノードとの間に配置される。
このような電流検出位置を採用しても、図7に示す電流検出位置と同様の検出電流を得ることが可能である。
図9は、各電流検出位置の特徴を比較するための図である。
図9を参照して、図4に示す電流検出位置を採用した場合には、不連続な電流を検出することになるため、スイッチ素子Q1の制御が不可能となる。
また、図1に示す電流検出位置を採用した場合には、インダクタL1を通して流れる連続した電流を検出することができるため、スイッチ素子Q1の制御が可能となる。
また、図7に示す電流検出位置を採用した場合には、連続した電流を検出することができるため、スイッチ素子Q1の制御が可能となる。また、検出電流Idが入力電流Iinと等しくなるため、図1に示す電流検出位置を採用した場合と比べて、制御性能をさらに向上させることができる。
但し、図1に示す電流検出位置を採用した場合には、キャパシタC11の後段で電流を検出することができるため、図7に示す電流検出位置を採用した場合と比べてノイズの影響を低減することができる。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
11 ノイズフィルタ
12 整流回路
13 電力伝達用絶縁回路
14 制御部
21 入力スイッチ部
22 出力スイッチ部
31 昇降圧回路
51 力率改善回路
61 入力電圧検出器
62 電流検出器
63 PWM変調器
64 出力電圧検出器
65,66 誤差増幅器
67 乗算器
101 電力伝達用絶縁
C0〜C2,C11,C12 キャパシタ
L1 インダクタ
Q1 スイッチ素子
D1〜D12,D15 ダイオード
TR21,TR22,TR23,TR24 トランジスタ
R1 電流検出抵抗
201 交流電源
202 負荷

Claims (9)

  1. 第1のキャパシタと、
    前記第1のキャパシタと電気的に接続され、前記第1のキャパシタとの接続ノード経由で受けた交流電圧を直流電圧に変換するとともに前記直流電圧のレベルを調整可能な昇降圧回路とを備え、
    前記昇降圧回路は、
    前記第1のキャパシタと電気的に接続され、前記第1のキャパシタとの接続ノード経由で受けた電圧をスイッチングするためのスイッチ素子と、
    前記スイッチ素子によってスイッチングされた電圧を受けるためのインダクタと、
    前記インダクタに誘起された電圧を蓄えるための第2のキャパシタとを含み、
    さらに、前記インダクタを通して流れる電流を測定するための電流検出器を備え、
    前記スイッチ素子のスイッチング周波数は、前記電流検出器による測定結果に基づいて制御される、力率改善回路。
  2. 前記力率改善回路は、さらに、
    前記第1のキャパシタに印可される電圧を測定するための第1の電圧検出器を備え、
    前記スイッチ素子のスイッチング周波数は、前記電流検出器による測定結果および前記第1の電圧検出器による測定結果に基づいて制御される、請求項1に記載の力率改善回路。
  3. 前記力率改善回路は、さらに、
    前記第2のキャパシタに印可される電圧を測定するための第2の電圧検出器を備え、
    前記スイッチ素子のスイッチング周波数は、前記電流検出器による測定結果、前記第1の電圧検出器による測定結果および前記第2の電圧検出器による測定結果に基づいて制御される、請求項1または2に記載の力率改善回路。
  4. 前記力率改善回路は、さらに、
    少なくとも前記電流検出器による測定結果に基づいて、前記スイッチ素子のスイッチングを制御するための制御部を備える、請求項1から3のいずれか1項に記載の力率改善回路。
  5. 前記スイッチ素子のスイッチング周波数は、前記昇降圧回路の入力電圧の位相と入力電流の位相とを合わせるように制御される、請求項1から4のいずれか1項に記載の力率改善回路。
  6. 受けた交流電力を直流電力に変換するための力率改善回路と、
    入力側および出力側間を絶縁しながら、前記力率改善回路から受けた電力を伝達するための電力伝達用絶縁回路とを備え、
    前記力率改善回路は、
    第1のキャパシタと、
    前記第1のキャパシタと電気的に接続され、前記第1のキャパシタとの接続ノード経由で受けた交流電圧を直流電圧に変換するとともに前記直流電圧のレベルを調整可能な昇降圧回路とを含み、
    前記昇降圧回路は、
    前記第1のキャパシタと電気的に接続され、前記第1のキャパシタとの接続ノード経由で受けた電圧をスイッチングするためのスイッチ素子と、
    前記スイッチ素子によってスイッチングされた電圧を受けるためのインダクタと、
    前記インダクタに誘起された電圧を蓄えるための第2のキャパシタとを含み、
    前記力率改善回路は、さらに、前記インダクタを通して流れる電流を測定するための電流検出器を含み、
    前記スイッチ素子のスイッチング周波数は、前記電流検出器による測定結果に基づいて制御される、電力変換装置。
  7. 前記電力伝達用絶縁回路は、
    第1端および第2端を有する第1の蓄電素子と、
    第1端および第2端を有する第2の蓄電素子と、
    第1端および第2端を有する第3の蓄電素子と、
    前記第1の蓄電素子の第1端と前記第2の蓄電素子の第1端との間に接続された第1のスイッチ素子および前記第1の蓄電素子の第2端と前記第2の蓄電素子の第2端との間に接続された第2のスイッチ素子を含み、前記第1のスイッチ素子の第1端および前記第2のスイッチ素子の第1端において前記昇降圧回路から受けた電力を前記第2の蓄電素子に供給するための入力スイッチ部と、
    前記第2の蓄電素子の第1端と前記第3の蓄電素子の第1端との間に接続された第3のスイッチ素子および前記第2の蓄電素子の第2端と前記第3の蓄電素子の第2端との間に接続された第4のスイッチ素子を含み、前記第2の蓄電素子に蓄えられた電力を前記第3の蓄電素子に供給するための出力スイッチ部とを含む、請求項6に記載の電力変換装置。
  8. 第1のキャパシタと、
    前記第1のキャパシタと電気的に接続され、前記第1のキャパシタとの接続ノード経由で受けた交流電圧を直流電圧に変換するとともに前記直流電圧のレベルを調整可能な昇降圧回路とを備え、
    前記昇降圧回路は、
    前記第1のキャパシタと電気的に接続され、前記第1のキャパシタとの接続ノード経由で受けた電圧をスイッチングするためのスイッチ素子と、
    前記スイッチ素子によってスイッチングされた電圧を受けるためのインダクタと、
    前記インダクタに誘起された電圧を蓄えるための第2のキャパシタとを含み、
    さらに、前記第1のキャパシタおよび前記昇降圧回路への入力電流を測定するための電流検出器を備え、
    前記スイッチ素子のスイッチング周波数は、前記電流検出器による測定結果に基づいて制御される、力率改善回路。
  9. 受けた交流電力を直流電力に変換するための力率改善回路と、
    入力側および出力側間を絶縁しながら、前記力率改善回路から受けた電力を伝達するための電力伝達用絶縁回路とを備え、
    前記力率改善回路は、
    第1のキャパシタと、
    前記第1のキャパシタと電気的に接続され、前記第1のキャパシタとの接続ノード経由で受けた交流電圧を直流電圧に変換するとともに前記直流電圧のレベルを調整可能な昇降圧回路とを含み、
    前記昇降圧回路は、
    前記第1のキャパシタと電気的に接続され、前記第1のキャパシタとの接続ノード経由で受けた電圧をスイッチングするためのスイッチ素子と、
    前記スイッチ素子によってスイッチングされた電圧を受けるためのインダクタと、
    前記インダクタに誘起された電圧を蓄えるための第2のキャパシタとを含み、
    前記力率改善回路は、さらに、前記第1のキャパシタおよび前記昇降圧回路への入力電流を測定するための電流検出器を備え、
    前記スイッチ素子のスイッチング周波数は、前記電流検出器による測定結果に基づいて制御される、電力変換装置。
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