JP2012070385A - エコーキャンセラ - Google Patents

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Abstract

【課題】エコー音源の数の大小に依存することなく、より多くのエコーキャンセル効果を得る。
【解決手段】エコーとなる音源のそれぞれから入力される参照信号を1以上の適応フィルタ301〜304により濾波してエコー除去信号を生成し、エコーキャンセル処理を行うプロセッサを備えたエコーキャンセラ30であって、前記プロセッサによる前記適応フィルタ301〜304のエコーキャンセル処理前後における信号電力を監視する信号電力計測部308〜312と、前記適応フィルタ301〜304の有効数、もしくはタップ数を、前記信号電力計測部308〜312の出力により判定される、前記プロセッサによる処理能力と前記1以上の適応フィルタ301〜304によるエコーキャンセル効果とのトレードオフにより可変とする制御部313とを備えた。
【選択図】図3

Description

この発明は、特に、車載用の音声認識装置やハンズフリー電話に用いて好適な、エコーキャンセラに関するものである。
車載ナビゲーション装置における音声認識、あるいは、ハンズフリー電話において、従来、マイクロフォンに入力される音声から車載スピーカにより出力される音楽、音声等を除去し、話者の音声だけを音声認識し、あるいは電話で相手方へ伝えることのできるエコーキャンセラが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
上記した特許文献1、2に開示されるように、エコー音源から入力される参照信号を適応フィルタで処理することにより、エコー音源からスピーカを伝ってマイクロフォンに混入するエコー除去信号を生成するタイプのエコーキャンセラは、エコーとなる音源(以下、エコー音源という)の各々に対して、エコーキャンセル処理を実行する必要がある。
このため、例えば、6チャンネル〜8チャンネル等、想定される最大のエコー音源数を考慮した場合、高い処理能力を持ったプロセッサの搭載が求められる。さらに、想定される最大のエコー音源数よりも少ないエコー音源数しかない状況においては、適応フィルタのいくつかの処理を行う必要がなくなるため、エコーキャンセル処理に無駄が発生し、プロセッサリソースの無駄な割当が生じる。
また、適応フィルタにおいて、必要なタップ数は、音声認識装置、ハンズフリー電話が用いられる環境によって異なり、最悪の環境を想定してタップ数を決定した場合、タップ数が多いほどエコーキャンセル効果が高い仕組みになっているため、非常に処理能力の高いプロセッサを求められる。
このため、従来、AV機器用音声認識装置において、エコー音源の参照信号を常にモノラル化することにより、プロセッサの処理を軽減する技術が知られている(例えば、特許文献3参照)。この技術を採用することによりエコー音源の数は常に一つとなるため、エコー音源数の減少により、エコーキャンセルの処理に無駄が出ることは無い。
特開2000−231399号公報 特開2003−99100号公報 特開2001−100785号公報
しかしながら、特許文献3に開示された技術によれば、参照信号のみモノラル化し、エコーとなる音源をステレオとして用いた場合、適応フィルタによるエコーキャンセル量に劣化が生じる可能性があり、エコー音源の数(チャンネル)が多ければ多いほどその可能性が高くなる。
なお、参照信号とエコーとなる音源の両方をモノラル化すれば、エコーキャンセル量に劣化を生じさせること無くエコーキャンセル処理を行うことができるが、エコー音源としてCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、TV(Television)等のオーディオ音源を選択した場合、モノラル化により常にステレオやサラウンドによる音の臨場感が大幅に失われてしまい、AV機器としては致命的な欠陥を有する問題がある。
また、発話時のみ、モノラル化するという方法も考えられるが、適応フィルタの性質上、フィルタ係数の学習を必要とするため、発話するまでに十分な適応フィルタの学習時間をとらなければならないという問題もある。
この発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、エコー音源の数の大小に依存することなく、より多くのエコーキャンセル効果が得られる、エコーキャンセラを提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、この発明のエコーキャンセラは、エコーとなる音源のそれぞれから入力される参照信号を1以上の適応フィルタにより濾波してエコー除去信号を生成し、エコーキャンセル処理を行うプロセッサを備えており、前記プロセッサによる前記適応フィルタのエコーキャンセル処理前後における信号電力を監視する信号電力計測部と、前記適応フィルタの有効数、もしくはタップ数を、前記信号電力計測部の出力により判定される、前記プロセッサによる処理能力と前記1以上の適応フィルタによるエコーキャンセル効果とのトレードオフにより可変とする制御部と、を備えたものである。
また、この発明のエコーキャンセラは、エコーとなる音源のそれぞれから入力される参照信号を1以上の適応フィルタにより濾波してエコー除去信号を生成するプロセッサを有するエコーキャンセラであって、所定の条件に基づき前記エコー音源の数を可変とする音源数変換部と、前記プロセッサによる前記適応フィルタのエコーキャンセル処理前後における信号電力を監視する信号電力計測部と、前記信号電力計測部の出力により、前記プロセッサが有する処理能力では前記エコーとなる音源の数だけ前記適応フィルタを処理できないと判定された場合、前記音源数変換部を制御して前記エコー音源の有効数を減少させる処理を行う制御部と、を備えたものである。
この発明のエコーキャンセラによれば、エコー音源の数の大小に依存することなく、より多くのエコーキャンセル効果を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係るエコーキャンセラを含む音声認識装置の構成と、音源がステレオからモノラルに変化した場合のエコーキャンセラの構成の変化を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2に係るエコーキャンセラを含む音声認識装置の構成と、音源がステレオからモノラルに変化した場合のエコーキャンセラの構成の変化を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3に係るエコーキャンセラを含む音声認識装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4に係るエコーキャンセラを含む音声認識装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態5に係るエコーキャンセラを含む音声認識装置の構成を示すブロック図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るエコーキャンセラを含む音声認識装置の構成と、音源がステレオからモノラルに変化した場合のエコーキャンセラの構成の変化を示すブロック図である。
図1に示されるように、音声認識装置は、エコーキャンセラ10と、音声認識部11と、スピーカ12(12L、12R)と、音量調整部13(13L、13R)と、マイクロフォン14と、により構成される。
エコーキャンセラ10は、適応フィルタ101、102と、音源数検知部103と、記憶部104と、制御部105と、を有する。
適応フィルタ101、102は、例えば、LMS(Least Mean Square)等の最適化アルゴリズムにしたがいその伝達関数を自己適応させるフィルタであり、具体的にはデジタル信号処理を行うデジタルフィルタとしてDSP実装される。
音源数検知部103は、エコーとなる音源の数を検知して制御部105へ転送する。ここでは、ステレオからモノラルに変化したことを検知して制御部105へ通知する。記憶部104には、制御部105による制御の下で、適応フィルタ101、102のタップ数分のフィルタ係数(学習データ)が記憶されている。
制御部105は、音源数検知部103で検知されたエコーとなる音源の数に応じて後述する手順にしたがい適応フィルタ101、102のタップ数を可変制御する。制御部105はまた、適応フィルタ101、102のタップ数を変化させる際に、直前における適応フィルタ101、102のフィルタ係数を記憶部104にセーブして保存し、次回、同じタップ数で処理する場合に、記憶部104からそのフィルタ係数をリストアして再利用する。
音声認識部11は、エコーキャンセラ10の出力を入力信号として得、マイクロフォン14により集音された話者(図1中、顔マークで表示)の発話内容を音声認識する。
音声認識部11は、入力された音声を、例えばフーリエ解析等の数学的信号処理手法により特徴量に変換し、ここで得られる特徴量の音響と発音記号等の確率との対応付けを示す音響モデル、認識対象の単語をデータベース化した辞書、ならびに辞書にある単語のアプリケーション毎の発話確率を示す言語モデル等を索引し、確率統計的な手法に基づきテキストを出力する基本的な音声認識の仕組みを利用するものとする。
上記構成において、エコーキャンセラ10は、スピーカ12L、12Rから出力される、例えば、車載AV機器による再生音を、通信ライン15、16を介して参照信号として取り込む。そして、エコーキャンセラ10は、マイクロフォン14を用いて話者が発する音声に混入するスピーカ12L、12Rの出力音を適応フィルタ101、102により除去してその出力を音声認識部11に引き渡す。
ここで、エコーキャンセラ10は、音源数検知部103を備えており、制御部105は、音源数検知部103でステレオが検知されている間は、適応フィルタ101、102を、タップ数「100」でそれぞれ動作させるが、モノラルが検知された場合は、いずれか一方の適応フィルタ(ここでは適応フィルタ102)のタップ数を増加(+100)させるように制御し、他方の適応フィルタ(ここでは適応フィルタ101)によるエコーキャンセル処理を停止制御する。
すなわち、制御部105は、音源の数の動的変化に応じて、動的に適応フィルタ101、102のタップ数を変化させることにより、例えば、ステレオとモノラルが切り替わるラジオ放送のような音源に対しても、常に適切なフィルタタップ数でエコーキャンセル処理を実現する。また、音源数の変化に応じて適応フィルタ101、102のタップ数を即時に変化させることにより、音源の数が増加した場合にも、即時に適切なエコーキャンセル量を主とする準備が可能になる。
上記のように制御され生成されるエコーキャンセラ10の出力は、音声認識部11へ転送され、音声認識部11で、マイクロフォン14により集音された話者の発話内容を音声認識する。音声認識部11は、発話内容から特徴量を抽出し、不図示の音響モデル、辞書、ならびに言語モデル等を参照することにより認識されたテキストを出力して不図示のナビゲーション装置等へ転送し、音声入力による、例えば、目的地設定、誘導等のナビゲーションを行なうことができる。
なお、制御部105は、音声認識部11による音声認識中、およびその直前では適応フィルタ101、102のタップ数を変化させないように制御する。これは、音声認識中に適応フィルタ101、102のフィルタ係数が乱れることによる音声認識の誤認識を回避するための措置である。
また、制御部105は、タップ数を増やす制御を実行する前に、直前のフィルタ係数を記憶部104にセーブ(退避)させておき、次回、音源数検知部103においてステレオであることが検知された場合に、直前にセーブしたフィルタ係数をリストア(復帰)し、これを用いる。このことにより、適応フィルタ101、102の学習時間を短縮するとともに、学習に要する演算量の削減にも貢献できる。これにより、この発明の実施の形態1に係るエコーキャンセラによれば、適応フィルタ101、102のタップ数が頻繁に変化するような利用環境にあっても、最小のフィルタ係数での適応処理時間で即座にエコーキャンセル効果を得ることかできる。
なお、適応フィルタ101、102で、スピーカ12(12L、12R)からの再生音を十分に除去しきれない場合、制御部105は、音量調整部13(13L、13R)を制御することにより、スピーカ12(12L、12R)の音量を任意のレベルに制限することができ、このことにより、入力音声へのスピーカ12(12L、12R)からのAV再生音等の混入を防止することができる。
上記したこの発明の実施の形態1に係るエコーキャンセラによれば、エコーとなる音源の数の変化に応じて、適応フィルタ101、102のタップ数を変化させることにより、エコー音源の数が少ない場合にはDSPが実装されたエコーキャンセラ10の余剰の処理能力を利用して、さらにエコーキャンセル処理能力を向上させることができる。
なお、このとき、適応フィルタ102に設定されるタップ数は、エコーとなる音源の数に反比例する数とすることで、増減した音源数によって変化するのでDSP性能に応じた柔軟な制御が可能になる。
また、適応フィルタ101、102のタップ数に応じて、エコーとなる音源(スピーカ12L、12R)の最大音量を制限することにより、適応フィルタ101、102のタップ数が少なく、エコーキャンセル処理能力が低い場合でも、マイクロフォン14からのエコーの混入を回避することができる。
実施の形態2.
図2は、この発明の実施の形態2に係るエコーキャンセラを含む音声認識装置の構成と、音源がステレオからモノラルに変化した場合のエコーキャンセラの構成の変化を示すブロック図である。図2において、図1と同じ番号が付されたブロックは、特に断りがないかぎり図1に示すブロックと同じ名称、機能を有するブロックとする。
図2に示されるように、この発明の実施の形態2に係るエコーキャンセラにおいて、図1に示す実施の形態1との差異は、遅延ブロック106を有し、遅延ブロック106により、適応フィルタ101のタップ数相当分のサンプルを遅延させることにより、適応フィルタ102のタップ数を等価的に可変としたことにある。すなわち、ここでは、音源の数によって適応フィルタ102のタップ数を等価的に変化させている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
上記構成において、エコーキャンセラ10は、実施の形態1同様、エコー音源となるスピーカ12(12L、12R)から出力される、例えば、車載AV機器による再生音を、通信ライン15、16を介して参照信号として取り込む。そして、エコーキャンセラ10は、マイクロフォン14を用いて話者が発する音声に混入するスピーカ12(12L、12R)の出力音を、適応フィルタ101、102により除去してその出力を音声認識部11に引き渡す。
ここで、エコーキャンセラ10は、実施の形態1が有する構成に、更に遅延ブロック106を有しており、このため、制御部105は、通信ライン15、16を伝播する参照信号から音源数検知部103でステレオが検知されている間は、遅延ブロック106での遅延を0サンプルとし、適応フィルタ101、102を制御して通常のステレオでのエコーキャンセル処理を実行する。
一方、制御部105は、音源数検知部103でモノラルが検知された場合には、遅延ブロック106により適応フィルタ101のタップ数分(100)のサンプル数だけ遅延させ、2つの適応フィルタ101、102でエコーキャンセル処理を実行させることにより、等価的に適応フィルタ101、102のタップ数を増加させることができ、このことにより、エコーキャンセルの性能を向上させている。
なお、先に説明した実施の形態1では、適応フィルタ101、102のタップ切り替えを実行するため、適応化のための学習をやり直す必要があるが、上記した実施の形態2では、適応フィルタ102については既に学習を終えてあり、したがって、他方の適応フィルタ101についてのみ学習処理を実行すれば良いため、実施の形態1に比して学習処理に要する時間、およびこのための演算量を削減できる効果が得られる。
また、実施の形態1同様、エコーキャンセラ10は、記憶部104を有しており、制御部105は、遅延ブロック106の遅延サンプル数を変化させる前に、学習済みの適応フィルタ101、102のフィルタ係数を記憶部104にセーブ(退避)して保存し、次回、音源数検知部103においてステレオであることが検知された場合に、先に記憶部104にセーブしたフィルタ係数をリストア(復帰)して遅延ブロック106の遅延サンプル数を変更前と同じ値に戻し、これを用いることとする。このことにより、適応フィルタ101、102の学習時間を更に短縮するとともに、学習に要する演算量の削減にも貢献できる。
なお、適応フィルタ101、102で、スピーカ12(12L、12R)からの再生音を十分に除去しきれない場合、制御部105は、音量調整部13(13L、13R)を制御することにより、スピーカ12(12L、12R)の音量を任意のレベルに制限することができ、このことにより、入力音声へのスピーカ12(12L、12R)からのAV再生音等の混入を防止することができる。
実施の形態3.
図3は、この発明の実施の形態3に係るエコーキャンセラを含む音声認識装置の構成を示すブロック図である。
図3に示されるように、音声認識装置は、エコーキャンセラ30と、音声認識部31と、エコー音源となるスピーカ32と、マイクロフォン33と、により構成される。以下に説明するように、ここでは、エコーキャンセラ30は、最小限度のプロセッサリソースで最大のエコーキャンセル効果を得るように、適応フィルタ301〜304の有効数を最適化する。
エコーキャンセラ30にはプロセッサ(DSP)が実装されており、適応フィルタ301〜304と、遅延ブロック305〜307と、信号電力計測部308〜312と、制御部313と、を有する。
信号電力計測部308〜312は、DSPによる適応フィルタ301〜304の各エコーキャンセル処理前後における信号電力を監視して制御部313へ引き渡す。制御部313は、DSPによる適応フィルタ301〜304のエコーキャンセル処理前後における信号電力を監視し、適応フィルタ301〜304の有効数を、信号電力計測部308〜312の出力により判定される、DSPによる処理能力と適応フィルタ301〜304によるエコーキャンセル効果とのトレードオフにより可変制御する。
上記構成において、エコーキャンセラ30は、スピーカ32から出力される、例えば、車載AV機器による再生音を、通信ライン34を介して参照信号として取り込む。そして、エコーキャンセラ30は、マイクロフォン33を用いて話者が発する音声に混入するスピーカ32の出力音を適応フィルタ301〜304を使用して除去し、除去後の音声を音声認識部31に引き渡す。
図3に示されるように、エコーキャンセラ30は、複数の適応フィルタ301〜304を縦続接続しており、各適応フィルタ301〜304の入出力であるエコーキャンセル処理前後における信号電力を信号電力計測部308〜312でそれぞれ計測し、結果を制御部313に引き渡す構成になっている。
制御部313は、音声認識処理中でないとき(話者が話していない時)、マイクロフォン33の入力直後の信号電力と、各適応フィルタ301〜304通過時の信号電力とを比較し、適応フィルタ301〜304の通過前と通過後で信号電力の変化を閾値と比較する。そして、制御部313は、変化が閾値より低ければ、該当する適応フィルタ(301〜304のいずれか)の動作を停止制御して音を素通りさせ、それにかかるプロセッサリソースを解放する。
上記したこの発明の実施の形態3に係るエコーキャンセラによれば、無駄な適応フィルタについてはエコーキャンセル処理を行わず、最適な有効数でスピーカ32からの再生音を話者の入力音声から除去するエコーキャンセル処理を実行することができる。すなわち、実施の形態3に係るエコーキャンセラによれば、最小限度のプロセッサリソースで最大のエコーキャンセル効果を得るように適応フィルタ301〜304の有効数を最適化することができる。
実施の形態4.
図4は、この発明の実施の形態4に係るエコーキャンセラを含む音声認識装置の構成を示すブロック図である。
図4に示されるように、音声認識装置は、エコーキャンセラ40と、音声認識部41と、エコー音源となるスピーカ42と、マイクロフォン43と、により構成される。以下に説明するように、エコーキャンセラ40は、ここでは、最小限度のプロセッサリソースで最大のエコーキャンセル効果を得るようにタップ数を最適化する。
エコーキャンセラ40にはプロセッサ(DSP)が実装されており、適応フィルタ401と、信号電力計測部402、403と、制御部404と、を有する。
信号電力計測部402、403は、DSPによる適応フィルタ401のエコーキャンセル処理前後における信号電力を監視して制御部404へ引き渡す。制御部404は、DSPによる適応フィルタ401のエコーキャンセル処理前後における信号電力を監視し、適応フィルタ401のタップ数を、信号電力計測部402、403の出力により判定される、DSPによる処理能力と適応フィルタ401によるエコーキャンセル効果とのトレードオフにより可変制御する。
上記した実施の形態3では、制御部313は、プロセッサリソースを解放するためにエコーキャンセル処理に不要な適応フィルタ(301〜304のいずれか)の動作を停止制御して音を素通りさせることとしたが、以下に説明する実施の形態4では、信号電力計測部402、403により適応フィルタ401のエコーキャンセル処理前後における信号電力を監視し、タップ数を、順次、増加もしくは減少させ、エコーキャンセル処理後の信号電力がエコーキャンセル処理前の信号電力よりも任意の値だけ低下する、もしくは上昇するタップ数でエコーキャンセル処理を実行させるように制御するものである。
具体的に、エコーキャンセラ40は、スピーカ42から出力される、例えば、車載AV機器による再生音を、通信ライン44を介して参照信号として取り込む。そして、エコーキャンセラ40は、マイクロフォン43を用いて話者が発する音声に混入するスピーカ42の出力音を、制御部404によりタップ数を変更可能な適応フィルタ401を使用して除去し、除去後の音声を音声認識部41に引き渡す。
このとき、適応フィルタ401のタップ数は、適応フィルタ401によるエコーキャンセル処理前後における信号電力を信号電力計測部402、403で計測し、制御部404がその計測値を取込み、信号電力の大小を比較することにより最適タップ数として決定される。
制御部404は、上記した最適タップ数を決定するにあたり、適応フィルタ401のタップ数を順次増加させて行き、信号電力計測部402で計測した信号電力が、信号電力計測部403で計測した電力よりも任意の値(閾値)だけ低下するタップ数を用いることとする。あるいは、十分にエコーが消去されている環境下では、適応フィルタ401のタップ数を順次減少させ、信号電力計測部402で計測した信号電力が、信号電力測定部403で測定した信号電力よりも閾値だけ上昇するタップ数を用いることとする。
なお、タップ数を決定するタイミングは、上記した実施の形態1〜3同様、エコーとなる音源(スピーカ42)からの出力音がある状態で、話者がマイクロフォン43に向かって発話していない、すなわち、音声認識処理中でない状態であることを条件とする。このように、音声認識部41による音声認識中とその直前は、適応フィルタ401によるタップ数の変更を行なわないことにより、音声認識部41による誤認識を回避することができる。
上記したこの発明の実施の形態4に係るエコーキャンセラによれば、適応フィルタ401による無駄なエコーキャンセル処理を行わず、最適なタップ数でスピーカ42からの再生音を話者の入力音声から除去するエコーキャンセル処理を実行することができる。すなわち、この発明の実施の形態4に係るエコーキャンセラによれば、最小限度のプロセッサリソースで最大のエコーキャンセル効果を得るように適応フィルタ401のタップ数を最適化することができる。
なお、制御部404は、信号電力計測部402、403の出力により、DSPの処理能力が足りず、必要な適応フィルタ401のタップ数を確保できないことにより十分なエコーキャンセル効果が得られないと判定した場合には、エコー音源となるスピーカ42の最大音量を制限してもよい。また、制御部404は、話者の発話時にエコー音源となるスピーカ42の音量を一時的に制限する場合、話者の音声を集音するマイクロフォン43に近い位置に設置されているエコー音源の音量のみ制限値まで下げることとする。また、エコー音源の設置場所により、話者の音声を拾うマイクロフォン43と、エコー音源との間の距離または音声伝搬距離または音声伝搬減衰量に応じた制限値まで下げることとする。
また、上記したように、話者の発話時にエコー音源(スピーカ42)の音量を一時的に制限する場合、話者に対してエコー音源が制限されて低下するものであることを、例えば、音声認識装置に周辺装置として接続されるLCDモニタ(不図示)に表示し、もしくは音声合成器(不図示)を介して音声出力により報知するものとする。
また、上記した実施の形態4においても、実施の形態1〜3同様、制御部404は、適応フィルタ401のタップ数を変化させる際に、直前における適応フィルタ401のフィルタ係数を不図示の記憶部にセーブして保存、次回、同じタップ数で処理する場合に、記憶部から先にセーブしたフィルタ係数をリストアして再利用することとする。
実施の形態5.
図5は、この発明の実施の形態5に係るエコーキャンセラを含む音声認識装置の構成を示すブロック図である。
図5に示されるように、音声認識装置は、エコーキャンセラ50と、音声認識部51と、Nチャンネルのエコー音源52と、エコー音源数変換部53と、スピーカ54(541〜546)と、マイクロフォン55と、により構成される。エコーキャンセラ50は、以下に説明するように、必要な適応フィルタ501〜506のタップ数に応じて自動的にエコー音源52のチャンネル数を変化させることができる。
なお、エコー音源数変換部53は、後述するように、所定の条件に基づきエコー音源52のチャンネル数を減少させる機能を有し、ここでは、ダウンミックス/サラウンド変換を行なうこととする。
ここで、ダウンミックスとは、サラウンドソフトをオリジナルフォーマットで再生できない場合に、製作者の意図した再生をオリジナルより少ないチャンネル数、例えば、ステレオに変換して行なう処理をいう。
エコーキャンセラ50は、マイクロフォン55で集音した話者の音声に混入される、例えば、6チャンネルのエコー音源52の音を除去するために、タップ数を可変とする6つの適応フィルタ501〜506を有している。
エコーキャンセラ50は、更に、縦続接続された適応フィルタ501〜506によるエコーキャンセル処理前後のそれぞれにおける信号電力を測定する信号電力計測部507、508と、後述するように、適応フィルタ501〜506のエコーキャンセル処理前後における信号電力を監視し、DSPが有する処理能力ではエコー音源の数だけ適応フィルタ501〜506を処理できないと判定された場合、エコー音源数変換部53を制御してエコー音源52の有効数を減少させる制御部509と、を有する。
上記構成において、エコーキャンセラ50は、スピーカ54から出力される、例えば、車載AV機器による再生音を、通信ライン56〜61を介し、適応フィルタ501〜506のそれぞれに参照信号として取り込む。そして、エコーキャンセラ50は、マイクロフォン55を用いて話者が発する音声に混入するスピーカ54(541〜546)の出力音を、制御部509により適応フィルタ501〜506を使用して除去し、除去後の音声を音声認識部51に引き渡す。
エコーキャンセラ50において、制御部509は、信号電力計測部507、508の出力ならびに、信号電力計測部507、508により計測される適応フィルタ501〜506通過前後における変化値と閾値との比較により、エコーキャンセル量が十分でないと判定された場合、通信ライン62を介してエコー音源数変換部53を制御し、ダウンミックス処理によりエコー音源52のチャンネル数を減らす処理を実行する。同時に、制御部509は、減らしたチャンネルに該当する適応フィルタ(501〜506のいずれか)の動作を停止させ、停止により余剰したDSPの処理能力を、残りの各適応フィルタ(501〜506のいずれか)のタップ数の増加分に割り当てる。
一方、これとは逆に、制御部509は、信号電力計測部507、508の出力ならびに、信号電力計測部507、508により計測される変化値と閾値との比較により、エコーキャンセル量が過剰であると判定された場合、通信ライン62を介してエコー音源数変換部53を制御してエコー音源52のチャンネル数を減らさない制御を行うか、あるいは、エコー音源52のチャンネル数が6チャンネル未満であればエコー音源数変換部53を制御してサラウンド処理によりチャンネル数を最大6チャンネルまで増やしてスピーカ54(541〜546)に出力させる。このとき、制御部509は、縦続接続された6個の適応フィルタ501〜506の全てを動作させることにより、エコーキャンセル処理を実行する。
上記の処理により、スピーカ54(541〜546)の音量が大きい等、適応フィルタ501〜506のタップ数が必要な環境であっても十分なエコーキャンセル効果が得られ、同時に、適応フィルタ501〜506のタップ数がそれほど必要の無い環境では多チャンネル音源によるエコーキャンセルが可能なエコーキャンセラを提供することができる。すなわち、実施の形態5に係るエコーキャンセラによれば、必要な適応フィルタ501〜506のタップ数に応じて自動的にエコー音源52のチャンネル数を変化させることができる。
上記したこの発明の実施の形態5に係るエコーキャンセラによれば、一時的に利用可能なDSP処理能力が少なく、エコー音源52の数だけ用意された適応フィルタ501〜506によるエコーキャンセル処理ができない場合に、エコー音源52のダウンミックス処理を行い、音減数を減らすことにより、DSPの処理能力に応じてエコーキャンセル処理が可能になる。
また、エコー音源52をダウンミックスして減らした分、適応フィルタ501〜506のタップ数を増やすことにより、一時的に適応フィルタ501〜506のタップ数が少なく、エコーキャンセル効果が得られないような状況下にあってもエコー音源52の数を減らし、適応フィルタ501〜506のタップ数を増やして、十分なエコーキャンセル効果を得ることができる。
さらに、エコーキャンセル量が十分あり、DSPの処理能力に余剰がある場合は、エコー音源52のダウンミックスを取りやめるか、ステレオ/サラウンド変換する処理を行なって音源数を増やし、処理を行う適応フィルタ501〜506の数を増やすことにより、余剰のDSP処理能力を活用して、エコー音源52となる音楽等の臨場感を増やすことができる。また、エコー音源52の設定音量が大きくなるほど、ダウンミックス処理を行ってエコー音源52の数を減らし、適応フィルタ501〜506のタップ数を増やすことにより、これを音声認識に用いた場合に、音声認識が可能なエコーとなる音源の音量の上限値を上げることができる。
なお、上記したこの発明の実施の形態1〜実施の形態5に係るエコーキャンセラ10(30、40、50)が有する各構成ブロックの機能は、全てをハードウェアによって実現しても、あるいはその少なくとも一部をソフトウェアで実現してもよい。
例えば、音源数検知部103で検知された音源の数に応じて適応フィルタ101、102のタップ数を可変とする制御部105(実施の形態1、2)、適応フィルタ301〜304の有効数、もしくは適応フィルタ401のタップ数を、信号電力計測部308〜312、あるいは信号電力計測部402、403の出力により判定される、プロセッサによる処理能力と、1以上の適応フィルタ(301〜304、または401)によるエコーキャンセル効果とのトレードオフにより可変とする制御部313あるいは404(実施の形態3、4)、そして、適応フィルタ501〜506のエコーキャンセル処理前後における信号電力を監視し、プロセッサが有する処理能力ではエコーとなる音源の数だけ適応フィルタ501〜506を処理できないと判定された場合、エコー音源数変換部53を制御してエコー音源52の有効数を減少させる処理を行う制御部509(実施の形態5)におけるデータ処理は、ハードウェアで実現してもよく、また、その少なくとも一部を、1または複数のプログラムによりコンピュータ上で実現してもよい。
以上のように、この発明に係るエコーキャンセラは、エコー音源の数の大小に依存することなく、より多くのエコーキャンセル効果が得られるようにするために、エコーとなる音源のそれぞれから入力される参照信号を適応フィルタにより濾波してエコー除去信号を生成するエコーキャンセラであって、前記参照信号から前記エコーとなる音源の数を検知する音源数検知部と、前記音源数検知部で検知された音源の数に応じて前記適応フィルタのタップ数を可変とする制御部を備えるよう構成したので、車載ナビゲーション装置における音声認識、あるいは、ハンズフリー電話において、従来、マイクロフォンに入力される音声から車載スピーカにより出力される音楽、音声等を除去し、話者の音声だけを音声認識し、あるいは電話で相手方へ伝えることのできるエコーキャンセラなどに用いるのに適している。

Claims (13)

  1. エコーとなる音源のそれぞれから入力される参照信号を1以上の適応フィルタにより濾波してエコー除去信号を生成し、エコーキャンセル処理を行うプロセッサを備えたエコーキャンセラであって、
    前記プロセッサによる前記適応フィルタのエコーキャンセル処理前後における信号電力を監視する信号電力計測部と、
    前記適応フィルタの有効数、もしくはタップ数を、前記信号電力計測部の出力により判定される、前記プロセッサによる処理能力と前記1以上の適応フィルタによるエコーキャンセル効果とのトレードオフにより可変とする制御部と、
    を備えたことを特徴とするエコーキャンセラ。
  2. 前記制御部は、
    前記信号電力計測部により各適応フィルタのエコーキャンセル処理前後における信号電力を監視し、前記信号電力の変化が閾値より少ない適応フィルタについては前記エコーキャンセル処理を省略することを特徴とする請求項1記載のエコーキャンセラ。
  3. 前記制御部は、
    前記信号電力計測部により前記適応フィルタのエコーキャンセル処理前後における信号電力を監視し、前記タップ数を、順次、増加もしくは減少させ、前記エコーキャンセル処理後の信号電力がエコーキャンセル処理前の信号電力よりも任意の値だけ低下する、もしくは上昇するタップ数により前記エコーキャンセル処理を実行させることを特徴とする請求項1記載のエコーキャンセラ。
  4. 前記制御部は、
    前記信号電力計測部の出力により、前記プロセッサの処理能力が足りず、必要な適応フィルタのタップ数を確保できないことにより十分なエコーキャンセル効果が得られないと判定された場合には、前記エコー音源の最大音量を一時制限することを特徴とする請求項1記載のエコーキャンセラ。
  5. 前記制御部は、
    話者の発話時に前記エコー音源の音量を一時的に制限する場合、話者の音声を拾うマイクロフォンに近い位置に設置されている前記エコー音源の音量のみ、制限値まで下げることを特徴とする請求項4記載のエコーキャンセラ。
  6. 前記制御部は、
    話者の発話時に前記エコー音源の音量を一時的に制限する場合、前記エコー音源の音量を、前記エコー音源の設置場所により、話者の音声を拾うマイクロフォンと、前記エコー音源との間の距離または音声伝搬距離または音声伝搬減衰量に応じた制限値まで下げることを特徴とする請求項4記載のエコーキャンセラ。
  7. 前記制御部は、
    話者の発話時に前記エコー音源の音量を一時的に制限する場合、話者に対し、エコー音源が制限されて低下するものであることを報知することを特徴とする請求項4記載のエコーキャンセラ。
  8. 音声認識部を備え、
    前記制御部は、
    前記音声認識部による音声認識中とその直前に、前記適応フィルタによるタップ数を変化させないことを特徴とする請求項1記載のエコーキャンセラ。
  9. 記憶部を備え、
    前記制御部は、
    前記適応フィルタのタップ数を変化させる際に、直前における前記適応フィルタのフィルタ係数を前記記憶部にセーブし、次回、同じタップ数で処理する場合に、前記記憶部から前記フィルタ係数をリストアして再利用することを特徴とする請求項1記載のエコーキャンセラ。
  10. エコーとなる音源のそれぞれから入力される参照信号を1以上の適応フィルタにより濾波してエコー除去信号を生成するプロセッサを有するエコーキャンセラであって、
    所定の条件に基づき前記エコー音源の数を可変とする音源数変換部と、
    前記適応フィルタのエコーキャンセル処理前後における信号電力を監視し、前記プロセッサが有する処理能力では前記エコーとなる音源の数だけ前記適応フィルタを処理できないと判定された場合、前記音源数変換部を制御して前記エコー音源の有効数を減少させる処理を行う制御部と、
    を備えたことを特徴とするエコーキャンセラ。
  11. 前記制御部は、
    前記エコー音源の数を前記音源数変換部により減少させた分だけ、前記適応フィルタのタップ数を増加させることを特徴とする請求項10記載のエコーキャンセラ。
  12. 前記制御部は、
    前記適応フィルタのエコーキャンセル処理前後における信号電力を監視して前記プロセッサの処理能力に余剰があると判定された場合、前記音源数変換部を制御して前記エコーとなる音源を減少させる処理を停止するか、前記エコーとなる音源の数を増やして前記適応フィルタの有効数を増加させることを特徴とする請求項10記載のエコーキャンセラ。
  13. 前記制御部は、
    前記エコー音源の設定音量を監視し、前記設定音量が大きくなるほど前記音源数変換部を制御して前記エコー音源の有効数を減らし、前記適応フィルタのタップ数を増加させることを特徴とする請求項10記載のエコーキャンセラ。
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