JP2012069319A - リチウムイオン電池におけるリチウムイオン分布状態の均一化方法および均一化装置 - Google Patents

リチウムイオン電池におけるリチウムイオン分布状態の均一化方法および均一化装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電極層内でのリチウムイオン分布状態の均一化に好適なリチウムイオン電池におけるリチウムイオン分布状態の均一化方法および均一化装置を提供する。
【解決手段】正極4、負極6、電解液を有するリチウムイオン電池1の電極層内でのリチウムイオンの分布状態を均一化させるリチウムイオン分布状態の均一化方法である。そして、少なくとも一つ若しくは複数の通電タブ11〜16を電極層に接合し、一つの通電タブ11、12と当該電極の集電体に接合されている電極タブとの間、若しくは、複数の通電タブ13〜16同士の間に、交流電圧若しくは交流電流を印加する。
【選択図】図4

Description

本発明は、リチウムイオン電池の正負極活物質層におけるリチウムイオン分布状態の均一化方法および均一化装置に関するものである。
従来からリチウムイオン二次電池の負極に予めリチウムイオンを吸蔵(プレドープ)させることにより負極の電位を下げて、大きな電圧を得ることができ、高いエネルギー容量を得ることができるリチウムイオン二次電池が提案されている(特許文献1参照)。
これは、リチウムイオン二次電池の組立時に、短冊状のリチウム箔を所定間隔毎に負極に貼り付けるものであり、リチウム箔は、電池組立完了後のエージング工程において、非水電解液中にリチウムイオンとなって溶出した後、負極に移動して吸蔵される。
特開平10−321259号公報
しかしながら、上記従来例では、負極面上で短冊状リチウム箔が貼り付けられている部分と、そうでない部分があるために、負極活物質層内でのリチウムイオン分布状態が不均一となる。また、負極に予めリチウムイオンをプレドープしないリチウムイオン二次電池であっても、充放電が繰返されることにより正極・負極間で移動するリチウムイオンの一部が負極活物質層内で残留する。この残留するリチウムイオンのために、充電時に取り込まれるリチウムイオンの分布状態も、負極活物質層内で不均一となる。そして、このようなリチウムイオン分布の不均一状態は、外部から負極活物質層内に対してリチウムイオンを拡散させるよう作用する駆動力もないために、改善されることがない。このように、負極活物質層内でのリチウムイオン分布が不均一であると、負極活物質層の劣化が不均一に進行し、電池のサイクル耐久性を低下させる問題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、電極層内でのリチウムイオン分布状態の均一化に好適なリチウムイオン電池におけるリチウムイオン分布状態の均一化方法および均一化装置を提供することを目的とする。
本発明は、正極、負極、電解液を有するリチウムイオン電池の電極層内でのリチウムイオンの分布状態を均一化させるリチウムイオン分布状態の均一化方法である。そして、少なくとも一つの通電タブを前記電極層に接合し、前記通電タブと当該電極の集電体に接合されている電極タブとの間において、交流電圧若しくは交流電流を印加するようにした。
したがって、本発明では、電極層内に取り込まれているリチウムイオンは、交流電圧若しくは交流電流が印加されることにより、電極層内で移動され、電流の流れる方向が変化する毎に移動方向が変化される。このため、電極層内のリチウムイオン分布を平準化することができる。結果として、電極層の劣化を一様に進行させ、リチウムイオン電池の耐久性を向上させることができる。
本発明のリチウムイオン分布状態の均一化方法を適用するリチウムイオン二次電池の平面図。 図1におけるA−A線に沿うリチウムイオン二次電池の断面図。 正極の正面図(A)および側面図(B)。 本発明の一実施形態を示すリチウムイオン分布状態の均一化装置を適用した負極の正面図(A)および負極の側面図(B)。 リチウムイオン二次電池におけるリチウムイオン分布状態の均一化装置の概略構成図。 リチウムイオン分布状態の別の均一化装置を適用した負極の正面図(A)および負極の側面図(B)。 リチウムイオン分布状態の均一化装置を適用したプレドープした負極の正面図(A)および負極の側面図(B)。 リチウムイオン分布状態の別の均一化装置を適用したプレドープした負極の正面図(A)および負極の側面図(B)。
以下、本発明のリチウムイオン電池におけるリチウムイオン分布状態の均一化方法および均一化装置を各実施形態に基づいて説明する。
まず、リチウムイオン二次電池の構成を、例えば、図1、2に示すリチウムイオン二次電池を一例として、その概要を説明する。図1は本発明の適用例としてのリチウムイオン二次電池の平面図であり、図2は図1のA−A線に沿う断面図である。図2に示すように、リチウムイオン二次電池1は、電池要素2と、電池要素2を収容する外装ケース3と、を備える。
電池要素2は、正極4、電解質層としてのセパレータ5、及び負極6を順次積層した積層体として構成される。
正極4は、図3に示すように、板状の正極集電体4aの両面に正極層4bを有している。正極集電体4aには、例えば、アルミニウム箔が使用される。また、正極層4bには、正極活物質として、例えば、LiMn2O4、導電助剤には、アセチレンブラック、バインダーとして、PVDFを使用する。そして、これらをそれぞれ80質量%、10質量%、10質量%に配合し、NMP(N−メチルピロリドン)に分散させて正極スラリーを調製する。そして、調整した正極スラリーを正極集電体4aの両面に順次塗布し、乾燥させて、正極4を形成する。
負極6は、図4に示すように、板状の負極集電体6aの両面に負極層6bを有している。負極集電体6aには、例えば、銅箔が使用される。また、負極層6bは、負極活物質として、例えば、グラファイト、導電助剤には、アセチレンブラック、バインダーとして、PVDFを使用する。そして、負極活物質、導電助剤、バインダーをそれぞれ90質量%、2質量%、8質量%に配合し、NMP(N−メチルピロリドン)に分散させて負極スラリーを調製する。そして、調整した負極スラリーを負極集電体6aの両面に順次塗布し、乾燥させて、負極6を形成する。
なお、図示するリチウムイオン二次電池1においては、電池要素2の最外層に配置される正極4においては、正極集電体4aの片面のみに正極層4bが形成される。
以下の説明では、正極4および負極6を総称する場合には、「電極」とし、正極層4bおよび負極層6bを総称する場合には、「電極層」という。また、正極タブ8および負極タブ9を総称する場合には、「電極タブ」という。
隣接する正極4、セパレータ5、及び負極6が一つの単電池7を構成しており、リチウムイオン電池1は積層された複数の単電池7をそれぞれ電気的に並列接続して構成される。
本実施形態の負極6においては、負極層6bの表面に通電タブ11,12の一端を導電性ペーストにて接合し、通電タブ11,12の他端を、図1に示すように、外装ケース3外に引出して設置する。通電タブ11,12は、電解液に溶解されない材質、例えば、ニッケルが望ましい。通電タブ11,12の配置位置は、負極層6bの表面において、負極集電体6aに接合している負極タブ9が配置されている位置とは離れた周辺位置であればよい。図4に示す負極6においては、負極タブ9が配置された領域とは反対の領域において、両面に配置した負極層6bの表面に接合して通電タブ11,12を夫々配置している。
外装ケース3は、アルミニウム等の金属をポリプロピレンフィルム等の絶縁体で被覆した高分子−金属複合ラミネートフィルムのシート材からなる。外装ケース3は、電池要素2を収納した状態で、ケース外周部が熱融着によって接合される。この外装ケース3には、電池要素2からの電力を外部に取り出すため、外部端子としての正極タブ8及び負極タブ9が設けられる。
正極タブ8の一端は外装ケース3の外側にあり、正極タブ8の他端は外装ケース3の内部で各正極集電体4aの集合部に接続する。負極タブ9の一端は外装ケース3の外側にあり、負極タブ9の他端は外装ケース3の内部で各負極集電体6aの集合部に接続する。
外装ケース3は、二次電池の組立時に、1枚のラミネートフィルムを折り返して、内部に電池要素2を収容し、正極タブ8及び負極タブ9を取出す2辺を熱融着により封止し、残る一辺は封止せずに上方へ開いた開口を備える袋状に形成する。上方に開いた開口は、外装ケース3内に収容された電池要素2への電解液の注液口に使用され、注液完了後に封止する。
なお、本実施形態では1枚のラミネートフィルムを2つ折りにしたものを例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、2枚のラミネートフィルムを用いてもよい。この場合、3辺をまず熱融着してラミネートフィルムを袋状に形成する。また、本実施形態では、外装ケース3として、ラミネートフィルムにより袋状としたものについて説明しているが、缶等による外装ケース3であってもよい。
電解液は、例えば、1mol/リットルのLiPF6,LiBF4等を支持塩とし、プロピレンカーボネートとエチレンカーボネートの混合溶媒(質量比50:50)を溶媒とするものが用いられる。
以上の構成になるリチウムイオン二次電池1は、充電時にはリチウムイオンが負極層6bを構成する活物質層間に取り込まれ、黒鉛層間化合物が形成され、一方、放電時には活物質層間からリチウムイオンが放出されて、再び正極4のリチウム化合物と結合する。リチウムイオン二次電池1は、このようなサイクルを経て充放電を可能にするものであり、高エネルギー密度の電池を形成するには、負極6である炭素材料又は黒鉛材料が多くのリチウムイオンを取り込み・放出できることが必要である。
しかし、炭素材料等の負極材においては、取り込まれたリチウムイオンは完全には放出されず、とりわけ、最初の充電時に取り込まれたリチウムイオンについては、その70〜80%(初期放電効率)しか放出されない場合がある。従って、多くのリチウムイオンが負極層6b内又はその表面に不均一な分布状態で残留し、残留したリチウムイオンが存在しない領域に充電時におけるリチウムイオンが取り込まれることになる。
このために、予め製造時に負極層6bにリチウムイオンを予めプレドーピングしておく対策が実施される場合がある。具体的には、負極層6b表面にリチウム金属箔を部分的に貼付け、リチウムイオン二次電池1として構成され、エージング工程の段階において、貼付けたリチウム金属を非水電解液中にリチウムイオンとして溶出させ、負極層6b内に吸蔵させるようにする。このようにすることにより、放電時に負極6から正極4に移動するリチウムイオンを実質的に増加させることができる。
本実施形態では、負極層6b内に取り込まれているリチウムイオンの分布状態をモニタすることができると共に取り込まれているリチウムイオンの分布状態を均一化させるリチウムイオン分布状態の均一化方法および均一化装置を提供するものである。
本実施形態のリチウムイオン分布状態の均一化装置の構成について、図4,5を参照して、説明する。リチウムイオン分布状態の均一化装置は、負極6の負極層6bのみに交流パルスを印加する電源装置20を備える。負極層6bへの交流パルスは、リチウムイオン二次電池1の外装ケース3より突出している負極タブ9と負極層6bの表面に接合されて外装ケース3より突出している通電タブ11,12とを介して印加する。
このため、電源装置20は、交流電圧若しくは交流電流、若しくは、交流パルスを発生する電源21と、発生している電圧及び電流を測定する電圧センサ22及び電流センサ23とを備える。電圧センサ22及び電流センサ23により検出した電圧・電流信号は制御装置24にフィードバック入力され、制御装置24はこれらの信号に基づいて電源21を制御する。図4は負極6に対する電源装置20の接続状態を示し、図5はリチウムイオン二次電池1に対する電源装置20の接続状態を示している。
リチウムイオン分布状態の均一化処理は、先ず、リチウムイオン二次電池1の充電状態SOCが80%の状態にして、負極層6b内にリチウムイオンが十分に取り込まれている状態で実施する。
負極層6b内にリチウムイオンが十分に取り込まれている状態において、図4,5の電源21を作動させていない状態での電圧センサ22により検出した電圧信号は、負極層6bに取り込まれているリチウムイオンの分布状態に応じて変化する。即ち、負極タブ9と通電タブ11,12との間の電位差は、リチウムイオンの分布状態が均一である場合には小さくなり、分布状態が不均一になるに連れて増加する。このため、電位差が予め設定した閾値を超える場合に、リチウムイオンの分布状態の均一化処理を実施することが望ましい。
リチウムイオンの分布状態の均一化処理は、電源21を作動させて発生する交流パルスを負極タブ9と通電タブ11,12との間に加えて実施する。交流パルスは、負極タブ9を+、通電タブ11,12を−として30secの間、充電電流(電流容量0.1C、定電流CC)を流す。そして、その後に負極タブ9を−、通電タブ11,12を+として30secの間、充電電流(電流容量0.1C、定電流CC)を流すことを一サイクルとして、100サイクル実行する。
印加された交流パルスにより、負極層6b内に取り込まれているリチウムイオンは、充電電流の印加により、負極層6b内で強制的に移動され、充電電流の印加方向が変化する毎に強制的に移動方向が変化される。即ち、リチウムイオンは負極層6b内で強制的に往復して移動される。そして、最初の充電時に取り込まれて負極層6b内又はその表面に不均一な分布状態で残留するリチウムイオンについても、負極層6b内で強制的に往復して移動されることにより、残留状態から解放されて活性化される。即ち、リチウムイオン二次電池1の充放電時に、正極層4bとの間で移動可能となる。以上の過程により、負極層6b内のリチウムイオン分布を平準化することができる。
その結果、サイクル試験などにより電池の充放電を繰り返したときにも、電極内の劣化は一様に進行し、ごく一部分だけが極度に劣化することを抑制でき、サイクル耐久性を向上させることができる。
負極層6b内でのリチウムイオンの移動は、負極層6b内で広範囲になされることが望ましい。このためには、負極層6b内の広範囲に交流パルスが流される必要がある。従って、負極層6bへの通電タブ11,12の接合位置は、負極タブ9および負極集電体6aよりできるだけ離して配置する。
図6は、負極タブ9と通電タブ11,12との間で交流パルスを印加することに代えて、通電タブ同士の間で交流パルスを印加するようにしたものである。即ち、負極層6b表面の四隅近傍に夫々通電タブ13〜16を接合し、対角位置にある通電タブ13〜16間で交流パルスを印加するようにしたものである。この場合には、交流パルスを、対角位置にある通電タブ13と通電タブ16との間に印加するタイミングと、別の対角位置にある通電タブ14と通電タブ15との間に印加するタイミングとを、切換器26によりずらせるようにする。
例えば、交流パルスを、通電タブ13と通電タブ16との間に10サイクル印加し、通電タブ14と通電タブ15との間に10サイクル印加することを、10回繰返すようにする。また、交流パルスを、通電タブ13と通電タブ16との間に50サイクル印加し、通電タブ14と通電タブ15との間に50サイクル印加するようにしてもよい。
このようにすれば、負極層6b内に取り込まれているリチウムイオンが、負極層6b内において通電タブ13と通電タブ16との間で強制的に移動され、充電電流の印加方向が変化する毎に強制的に移動方向が変化される。また、負極層6b内に取り込まれているリチウムイオンが、前記とは別の方向に配置された通電タブ14と通電タブ15との間で負極層6b内において強制的に移動され、充電電流の印加方向が変化する毎に強制的に移動方向が変化される。従って、負極層6b内のリチウムイオン分布をより一層平準化することができる。
その結果、サイクル試験などにより電池の充放電を繰り返したときにも、電極内の劣化は一様に進行し、ごく一部分だけが極度に劣化することをより一層抑制でき、サイクル耐久性をより一層向上させることができる。
図7,8は、リチウムイオンをプリドープした負極層6bに対するリチウムイオンの分布状態を均一化させるリチウムイオン分布状態の均一化方法および均一化装置を示すものである。リチウムイオンのプリドープは、電池製造時に負極層6bの表面にリチウム箔30をストライプ状に貼付けて、リチウムイオン二次電池1として構成する。そして、その後のエージング工程の段階において、貼付けたリチウム金属を非水電解液中にリチウムイオンとして溶出させ、負極層6b内に吸蔵させるようにする。図7,8では、リチウム箔30が負極層6bの表面にストライプ状に張り付いた状態が図示されているが、エージング工程後においては、リチウム箔30が負極層6bの表面には残留しておらず、負極層6b内に吸蔵された状態となっている。
このようなリチウムイオン二次電池1においては、エージング工程を経た段階において、リチウムイオンがリチウム箔30が貼付けられた負極層6b表面部位を中心として、負極層6b内に不均一に分布されている。このため、このようなリチウムイオン二次電池1においては、リチウムイオンの分布状態を均一化させるリチウムイオン分布状態の均一化方法の適用は、充放電を繰返した後に実施してもよいが、エージング工程後に実施してもよい。
図7に示す負極6を備えたリチウムイオン二次電池1は、図4に示す負極6と同様に、外装ケース3より突出している負極タブ9と負極層6bの表面に接合されて外装ケース3より突出している通電タブ11,12とを介して負極層6bへの交流パルスを印加する。
印加された交流パルスにより、負極層6b内のリチウムイオンは、負極層6b内で強制的に移動され、充電電流の印加方向が変化する毎に強制的に移動方向が変化される。即ち、リチウムイオンは負極層6b内で強制的に往復して移動される。そして、リチウム箔30により負極層6b内又はその表面に不均一な分布状態となっているリチウムイオンは、負極層6b内で強制的に往復して移動されることにより、負極層6b内での分布状態が平準化できる。
その結果、サイクル試験などにより電池の充放電を繰り返したときにも、電極内の劣化を一様に進行させることができ、ごく一部分だけが極度に劣化することを抑制でき、サイクル耐久性を向上させることができる。
図8に示す負極6を備えたリチウムイオン二次電池1においては、図6に示す負極6を備えたリチウムイオン二次電池1と同様に、負極層6b表面の四隅近傍に夫々通電タブ13〜16を接合し、対角位置にある通電タブ13〜16間で交流パルスを印加する。この場合においても、図6に示すと同様に、交流パルスを、対角位置にある通電タブ13と通電タブ16との間に印加するタイミングと、別の対角位置にある通電タブ14と通電タブ15との間に印加するタイミングとを、切換器26によりずらせる。
このようにすれば、リチウム箔30により負極層6b内又はその表面に不均一な分布状態のリチウムイオンは、負極層6b内において通電タブ13と通電タブ16との間で強制的に移動され、充電電流の印加方向が変化する毎に強制的に移動方向が変化される。また、負極層6b内のリチウムイオンが、前記とは別の方向に配置された通電タブ14と通電タブ15との間で負極層6b内において強制的に移動され、充電電流の印加方向が変化する毎に強制的に移動方向が変化される。従って、負極層6b内のリチウムイオン分布をより一層平準化することができる。
その結果、サイクル試験などにより電池の充放電を繰り返したときにも、電極内の劣化は一様に進行し、ごく一部分だけが極度に劣化することをより一層抑制でき、サイクル耐久性をより一層向上させることができる。
なお、上記実施形態において、リチウムイオン分布を平準化する対象として、負極6に設けられた負極層6bを対象とするものについて説明した。しかし、正極4に設けられる正極層4bであっても、正極活物質がリチウム化合物で構成されるのではなく、正極活物質にリチウムイオンをプレドープさせるものにあっては、正極層4bを対象として、同様に、リチウムイオンの正極層4b内での分布状態を均一化させることができる。
本実施形態においては、以下に記載する効果を奏することができる。
(ア)正極4、負極6、電解液を有するリチウムイオン電池1の電極層内でのリチウムイオンの分布状態を均一化させるリチウムイオン分布状態の均一化方法である。そして、少なくとも一つ若しくは複数の通電タブ11〜16を電極層に接合し、一つの通電タブ11,12と当該電極の集電体に接合されている電極タブとの間、若しくは、複数の通電タブ13〜16同士の間に、交流電圧若しくは交流電流を印加する。したがって、電極層内に取り込まれているリチウムイオンは、交流電圧若しくは交流電流が印加されることにより、電極層内で移動され、電流の流れる方向が変化する毎に移動方向が変化される。このため、電極層内のリチウムイオン分布を平準化することができる。結果として、二次電池として構成した場合には、充放電を繰り返したときの電極層の劣化を一様に進行させ、リチウムイオン二次電池1のサイクル耐久性を向上させることができる。また、一次電池として構成した場合であっても、電極層の劣化を一様に進行させ、リチウムイオン電池の耐久性を向上させることができる。
(イ)交流電圧若しくは交流電流の印加は、通電タブ11,12と電極タブとの間若しくは2つの通電タブ13〜16間において、予め設定した時間は一方から他方へ電流を流す。そして、その後の予め設定した時間は前記とは逆方向に電流を流すことを1サイクルとする複数サイクルの交流パルスである。このため、電極層内での一方から他方へ、および、他方から一方への電流が一定時間維持されるため、効果的にリチウムイオンを移動させることができる。
(ウ)電極層内のリチウムイオンの分布状態を、通電タブ11,12と電極タブとの間若しくは2つの通電タブ13〜16間の電位差に基づいて判定する。このため、電極層内でのリチウムイオンの分布状態を確実に判定することができる。
(エ)2つの通電タブ13〜16は、電極層の対向辺位置若しくは対角位置に配置されている。このため、電極層内のより広い範囲のリチウムイオンの移動を促進できるとともに、より広い範囲のリチウムイオンの分布状態を判定することができる。
以下、各実施例を用いて本発明のリチウムイオン二次電池におけるリチウムイオン分布状態の均一化方法および均一化装置を説明する。しかしながら、本発明は、各実施例によって何ら限定されるものではない。
(比較例1)
<電極の形成>
正極活物質にLiMn2O4、導電助剤にアセチレンブラック、バインダーにPVDFを使用した。そして、正極活物質、導電助剤、バインダーをそれぞれ90質量%、10質量%、10質量%に配合し、該配合剤100質量部に対して100質量部のNMPをスラリー粘度調整溶媒として添加し、混合して正極スラリーを調製した。
正極集電体4aとしてのAl集電箔の両面に、正極スラリーを塗布し、乾燥させて正極4を形成した(図1参照)。
負極活物質にグラファイト、導電助剤にアセチレンブラック、バインダーにPVDFを使用した。そして、負極活物質、導電助剤、バインダーをそれぞれ90質量%、2質量%、8質量%に配合し、該配合剤100質量部に対して100質量部のNMPをスラリー粘度調整溶媒として添加し、混合して負極スラリーを調製した。
負極集電体6aとしての銅Cu集電箔の両面に、負極スラリーを塗布および乾燥させて負極6を形成した。
<タブの接続>
図4に示すように、負極6に導電性ペーストにて、負極活物質層に直接通電タブ11,12を接合した。通電タブ11,12の材質はニッケルである。
<リチウムイオン二次電池の構成>
ポリプロピレン製多孔質膜を、セパレータ5とした。また、電解液として、エチレンカーボネート(EC)とジメチルカーボネート(DMC)との等体積混合液にリチウム塩であるLiPF6が1Mの濃度で溶解した溶液を準備した。
上記で作製/準備した負極活物質層を含む負極6を6枚、セパレータ5を10枚、および正極4を5枚を、図5に示すように、両側に負極6が配置され、負極6/セパレータ5/正極4/セパレータ5…の順に積層して、発電要素を作製した。正極4に対する負極6の可逆容量比(対向容量比、若しくは、ACバランスともいう)は、1.1とした。
得られた発電要素を外装ケース3であるアルミラミネートシート製のバッグ中に載置し、上記で準備した電解液を注液した。
真空条件下において、両電極タブおよびに通電タブ11,12が導出するようにアルミラミネートシート製バッグの開口部を封止し、試験用セルを完成させた。
<サイクル試験>
初期充放電を電流容量0.2C、CC−CV状態で、4.2Vまで充電し、電流容量0.2C、CC状態で、2.5Vまで放電した後に、55℃の雰囲気中で、120時間のエージングを施した。
サイクル試験は、電流容量1C、CC−CV状態で、4.2Vまで充電し、電流容量1C、CC状態で、2.5Vまで放電することを、1サイクルとして、200サイクルまで充放電を繰返した。この比較例1のリチウムイオン二次電池1の200サイクル後の容量維持率は67%であった。
(実施例1)
比較例1と同じ構成のリチウムイオン二次電池1を使用し、比較例1と同様のサイクル試験の実施時において、50サイクル経過後に、SOC80%の状態で、下記の交流パルスを負極タブ9と通電タブ11,負極タブ9と通電タブ12との間に施した。
交流パルスは、負極タブ9を+、通電タブ11,12を−として、30secの間、充電電流(電流容量0.1C、定電流CC)を流す。そして、その後に負極タブ9を−、通電タブ11,12を+として、30secの間、充電電流(電流容量0.1C、定電流CC)を流すことを、1サイクルとして、100サイクル実行した。
その後に通常のサイクル試験を再開し、200サイクルまで充放電を繰返した。この実施例1のリチウムイオン二次電池1の200サイクル後の容量維持率は74%となった。
(実施例2)
比較例1と同じ構成であるが、負極層6bに接合する通電タブの接合位置を図6としたリチウムイオン二次電池1を使用した。
そして、比較例1と同様のサイクル試験において、50サイクル経過後に、SOC80%の状態で、下記の交流パルスを通電タブ13−通電タブ16間、通電タブ14−通電タブ15間に施した。
交流パルスは、通電タブ13を+、通電タブ16を−として、30secの間、充電電流(電流容量0.1C、定電流CC)を流す。そして、その後に通電タブ16を+、通電タブ13を−として、30secの間、充電電流(電流容量0.1C、定電流CC)を流すことを、1サイクルとして、50サイクル実行した。その後に、通電タブ14を+、通電タブ15を−として、30secの間、充電電流(電流容量0.1C、定電流CC)を流す。そして、その後に通電タブ15を+、通電タブ14を−として、30secの間、充電電流(電流容量0.1C、定電流CC)を流すことを1サイクルとして、50サイクル実行した。
その後に通常のサイクル試験を再開し、200サイクルまで充放電を繰返した。この実施例2のリチウムイオン二次電池1の200サイクル後の容量維持率は77%となった。
(比較例2)
比較例1と同じ構成であるが、負極層6bの表面にリチウム箔30(厚さ:20μm)をストライプ状に貼付ける。そして、その後の電池のエージング工程において、貼付けたリチウム金属を非水電解液中にリチウムイオンとして溶出させ、負極層6b内に吸蔵させたリチウムイオン二次電池1を使用した(図7参照)。
リチウム箔30の総量は、グラファイトの不可逆容量相当分とした。また、エージング後にリチウム箔30が負極表面に残留していないことはセル解体して確認できた。
比較例1と同様のサイクル試験を、電流容量1C、CC−CV状態で、4.2Vまで充電し、電流容量1C、CC状態で、2.5Vまで放電することを、1サイクルとして、200サイクルまで充放電を繰返した。この比較例2のリチウムイオン二次電池1の200サイクル後の容量維持率は59%であった。
(実施例3)
比較例2と同じ構成のリチウムイオン二次電池1を使用し、比較例2と同様のサイクル試験において、50サイクル経過後に、SOC80%の状態で、実施例1と同様に、交流パルスを負極タブ9と通電タブ11,負極タブ9と通電タブ12との間に施した。
その後に通常のサイクル試験を再開し、200サイクルまで充放電を繰返した。この実施例3のリチウムイオン二次電池1の200サイクル後の容量維持率は75%となった。
(実施例4)
比較例2と同じ構成であるが、負極層6bに接合する通電タブの接合位置を図8としたリチウムイオン二次電池1を使用した。
そして、比較例2と同様のサイクル試験において、50サイクル経過後に、SOC80%の状態で、実施例2と同様に、交流パルスを通電タブ13−通電タブ16間、通電タブ14−通電タブ15間に施した。
その後に通常のサイクル試験を再開し、200サイクルまで充放電を繰返した。この実施例2のリチウムイオン二次電池1の200サイクル後の容量維持率は79%となった。
1 リチウムイオン二次電池
2 電池要素
3 外装ケース
4 正極
5 セパレータ
6 負極
7 単電池
8 正極タブ
9 負極タブ
11〜16 通電タブ
20 電源装置
21 電源
22 電圧センサ
23 電流センサ
24 制御装置
30 リチウム箔

Claims (7)

  1. 正極、負極、電解液を有するリチウムイオン電池の電極層内でのリチウムイオンの分布状態を均一化させるリチウムイオン分布状態の均一化方法であって、
    少なくとも一つの通電タブを前記電極層に接合し、
    前記通電タブと当該電極の集電体に接合されている電極タブとの間において、交流電圧若しくは交流電流を印加することを特徴とするリチウムイオン電池におけるリチウムイオン分布状態の均一化方法。
  2. 正極、負極、電解液を有するリチウムイオン電池の電極層内でのリチウムイオンの分布状態を均一化させるリチウムイオン分布状態の均一化方法であって、
    少なくとも2つの通電タブを前記電極層に接合し、
    前記2つの通電タブ同士の間において、交流電圧若しくは交流電流を印加することを特徴とするリチウムイオン電池におけるリチウムイオン分布状態の均一化方法。
  3. 前記交流電圧若しくは交流電流の印加は、前記通電タブと電極タブとの間若しくは前記2つの通電タブ間において、予め設定した時間は一方から他方へ電流を流し、その後の予め設定した時間は前記とは逆方向に電流を流すことを1サイクルとする複数サイクルの交流パルスであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のリチウムイオン電池におけるリチウムイオン分布状態の均一化方法。
  4. 前記電極層内のリチウムイオンの分布状態を、前記通電タブと電極タブとの間若しくは前記2つの通電タブ間の電位差に基づいて判定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載のリチウムイオン電池におけるリチウムイオン分布状態の均一化方法。
  5. 前記2つの通電タブは、電極層の対向辺位置若しくは対角位置に配置されていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一つに記載のリチウムイオン電池におけるリチウムイオン分布状態の均一化方法。
  6. 正極、負極、電解液を有するリチウムイオン電池の電極層内でのリチウムイオンの分布状態を均一化させるリチウムイオン分布状態の均一化装置であって、
    少なくとも一つの通電タブを前記電極層に接合し、
    前記通電タブと当該電極の集電体に接合されている電極タブとの間に交流電圧若しくは交流電流を印加する電源装置を備えることを特徴とするリチウムイオン電池におけるリチウムイオン分布状態の均一化装置。
  7. 正極、負極、電解液を有するリチウムイオン電池の電極層内でのリチウムイオンの分布状態を均一化させるリチウムイオン分布状態の均一化装置であって、
    少なくとも2つの通電タブを前記電極層に接合し、
    前記2つの通電タブ同士の間に交流電圧若しくは交流電流を印加する電源装置を備えることを特徴とするリチウムイオン電池におけるリチウムイオン分布状態の均一化装置。
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