JP2012068596A - 光源装置及びプロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】発光部を効率よく冷却できる光源装置及びプロジェクターを提供すること。
【解決手段】光源装置であって、光を出射する発光部を有する発光管と、前記発光部から出射された光を反射する第1反射部材と、前記発光部及び前記第1反射部材の間に配置され、前記発光管を冷却する冷却流体を整流する整流部材56Aと、を備え、前記整流部材56Aは、当該整流部材56Aに向かって流通する前記冷却流体を前記発光部に導く整流面564と、前記整流面564の両端から起立する一対の起立面565と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、光源装置及びプロジェクターに関する。
従来、光源装置と、当該光源装置から出射された光束を変調して画像光を形成する光変調装置と、当該画像光をスクリーン等の被投射面上に拡大投射する投射光学装置とを備えたプロジェクターが知られている。このうち、光源装置としては、超高圧水銀ランプ等の放電型の発光管と、当該発光管から入射される光を反射する反射部材(リフレクター)とを備える構成が広く採用されている。
放電型の発光管は、略球状を有する発光部と、当該発光部の両端から互いに逆方向に延出する一対の封止部とを有し、当該発光部内の放電空間には、一対の電極と、水銀等の発光物質とが封入される。このような発光管の点灯時に、発光部においては上部が最も温度が高い位置となり、下部が最も低い位置となる。この発光部上部の高温状態が継続すると失透が生じやすくなる一方で、当該上部と下部との温度差が大きくなると黒化が生じやすくなり、発光管が劣化しやすくなる。
このような問題に対し、発光部と反射部材との間に配置され、当該反射部材の内面に沿って流通する冷却空気を発光部に向けて流通させる整流装置を備えた光源装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の整流装置は、冷却空気の向きを変更する一対の整流板を備え、当該一対の整流板の一方により、反射部材の内面に沿って流通する冷却空気を発光部の上側に巻き込むように導いている。
特開2008−216727号公報
しかしながら、前述の特許文献1に記載の整流装置では、当該整流装置に到達した冷却空気の一部は、当該整流板に沿って側方に流れてしまい、発光部に導かれないという問題がある。このため、発光部(特に、発光部上部)をより効率よく冷却できる構成が要望されていた。
本発明の目的は、発光部を効率よく冷却できる光源装置及びプロジェクターを提供することである。
前記した目的を達成するために、本発明の光源装置は、光を出射する発光部を有する発光管と、前記発光部から出射された光を反射する第1反射部材と、前記発光部及び前記第1反射部材の間に配置され、前記発光管を冷却する冷却流体を整流する整流部材と、を備え、前記整流部材は、当該整流部材に向かって流通する前記冷却流体を前記発光部に導く整流面と、前記整流面の両端から起立する一対の起立面と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、整流部材の整流面に向かって流通する冷却流体を、当該整流面により発光部に導くことができる。このほか、一対の起立面により、当該起立面に向かって流通する冷却流体を直接、或いは、整流面を介して、発光部に導くことができる。これによれば、整流部材に向かって流通した冷却流体が、当該整流部材に沿って流通してしまって発光部に流通しなくなることを抑制でき、発光部に流通する冷却流体の流量を増加させることができる。従って、発光部を効率よく冷却できる。
本発明では、それぞれの前記起立面のなす角は、60°以上180°以下であることが好ましい。また、当該なす角は、90°以上150°以下がより好ましく、更には120°であることが最も好ましい。
ここで、当該なす角が60°未満である場合には、整流面の面積が小さくなり、発光部側に導かれる冷却流体が少なくなるため、発光部の冷却効率はあまり高くない。一方、当該なす角が180°を超える場合には、一対の起立面による冷却流体の流通規制が効果的に行われず、発光部側に導かれる冷却流体の流量が低下して、当該発光部の冷却効率が低下する。
これに対し、当該なす角が60°以上180°以下であることにより、整流面の面積を確保できるとともに、一対の起立面による冷却流体の流通規制を効果的に行うことができるので、冷却流体を確実に発光部に導くことができる。また、当該なす角を90°以上150°以下とすることにより、発光部に導かれる冷却流体の流量を一層増加させることができ、当該発光部を一層効率よく冷却できる。更に、当該なす角が120°である場合には、最も効果的に冷却流体を発光部側に流通させることができ、当該発光部をより一層効率よく冷却できる。
本発明では、前記発光部を覆い、当該発光部から入射される光を反射させる第2反射部材を備え、前記発光管は、前記発光部の両端から互いに離間する方向に延出する第1封止部及び第2封止部を備え、前記第1反射部材は、前記第1封止部側に配置され、前記第2反射部材は、前記発光部における前記第2封止部側を所定の間隔を隔てて覆うことが好ましい。
ここで、第2封止部側に第2反射部材が設けられていると、当該第2反射部材により覆われた発光部の位置(特に発光部上部)には、冷却流体が流通しにくい。
これに対し、本発明によれば、第2封止部とは反対側の第1封止部側に位置する整流部材により、当該第1封止部側から発光部に向けて冷却流体を流通させることができる。これによれば、第2反射部材と、当該第2反射部材により覆われた発光部との隙間に冷却流体を流通させやすくすることができる。従って、発光部を一層効率よく冷却できる。
本発明では、前記第1反射部材は、前記第1封止部が挿入される開口部を有し、前記整流部材は、前記開口部を閉塞する筒状に形成されていることが好ましい。
ここで、開口部の内径は、第1封止部の外径よりも大きく形成する必要があるため、当該開口部に第1封止部を挿入した場合には、開口部の内側端面と第1封止部との間に隙間が生じる。
これに対し、本発明では、整流部材が当該開口部を閉塞する筒状に形成されていることにより、冷却流体を当該隙間に流入させることなく、発光部側に流通させることができる。従って、発光部をより一層効率よく冷却できる。
本発明では、前記整流部材は、前記第1反射部材に取り付けられることが好ましい。
ここで、例えば、第1反射部材が略凹曲面状の反射面を有する場合、当該第1反射部材により、発光管から出射された光を効率よく反射させるためには、第1反射部材に対して発光部を適切な位置に配置する必要がある。この際、発光管に前述の整流部材が取り付けられている場合、整流部材と第1反射部材との隙間が小さいと、発光管の位置調整の際に整流部材が第1反射部材に当たってしまい、当該位置調整が適切に行えない可能性がある。一方、整流部材と第1反射部材との隙間が大きいと、当該隙間に冷却流体が流入してしまい、整流部材による冷却流体の整流が適切に行えない可能性がある。
これに対し、本発明では、整流部材が第1反射部材に取り付けられていることにより、整流部材に流入する冷却流体を確実に発光部側に流通させることができるほか、第1反射部材と発光管との位置調整を適切に行うことができる。
本発明では、前記発光管、前記第1反射部材及び前記整流部材を内部に収納する収納体を備え、前記収納体は、外部から導入された前記冷却流体を当該収納体内部に流通させる複数の送出口を有し、前記複数の送出口は、当該送出口を通過する前記冷却流体をそれぞれ前記発光部上方の衝突位置にて衝突させる位置に形成されていることが好ましい。
本発明によれば、各送出口から送出された冷却流体が、発光部上方の衝突位置にて衝突することで、当該衝突位置から離散的に拡散される乱流及び旋回流を含む衝突噴流が生じる。これによれば、当該衝突噴流が発光部に送風されることで、当該発光部に向かって冷却流体を直接送出する場合に比べ、発光部(特に、点灯時に高温となりやすい発光部上部)と冷却流体との熱伝達を向上させることができる。従って、発光管の冷却効率を向上でき、ひいては、当該発光管の点灯安定性の向上及び長寿命化を図ることができる。
ここで、前述の衝突位置にて冷却流体を衝突させて、発生した衝突噴流を発光部に適切に流通させるためには、各送出口からの冷却流体の送出方向及び流量を適切に設定する必要があるが、このような調整は難しい。
これに対し、本発明では、整流部材が第1反射部材と発光部との間に位置することにより、発生した衝突噴流を整流部材がより効果的に発光部に向けて流通させることができる。従って、冷却流体の送出方向及び流量の調整を簡略化することができる。
また、本発明のプロジェクターは、前述の光源装置と、前記光源装置から出射された光束を変調する光変調装置と、変調された前記光束を投射する投射光学装置と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、前述の光源装置と同様の効果を奏することができる。また、発光部を効率よく冷却できることから、発光管の長寿命化を図ることができるので、光源装置の交換周期を延長することができ、プロジェクターのメンテナンスの手間を省略できる。
本発明の第1実施形態に係るプロジェクターの構成を示す模式図。 前記実施形態における光源装置の一部の構成を示す断面図。 前記実施形態における整流部材を示す斜視図。 前記実施形態における整流部材を示す三面図。 前記実施形態における冷却空気の流通方向を示す模式図。 前記実施形態における一対の起立面の開き角と、発光部上部の温度降下との関係を示す図。 本発明の第2実施形態に係るプロジェクターの光源装置を示す横断面図。 前記実施形態における光源装置を示す縦断面図。 前記実施形態における衝突位置にて発生した衝突噴流を示す図。 本発明の第3実施形態に係るプロジェクターが備える光源装置を示す縦断面図。 前記実施形態における整流部材を示す斜視図。 前記実施形態における整流部材を示す三面図。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態について、図面に基づいて説明する。
〔プロジェクターの構成〕
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1Aの構成を示す模式図である。
本実施形態に係るプロジェクター1Aは、内部に設けられた光源から出射された光束を変調して画像光を形成し、当該画像光をスクリーン等の被投射面上に拡大投射するものである。このプロジェクター1Aは、図1に示すように、外装を構成する外装筐体2と、当該外装筐体2内に収納配置される装置本体3とを備える。
外装筐体2は、天面(図示省略)、正面2B、背面2C、左側面2D、右側面2E及び底面(図示省略)を有する全体略直方体形状に形成され、底面には、複数の脚部(図示省略)が設けられている。そして、プロジェクター1Aは、これら脚部がテーブル等の設置面に接するように配置されることで正置き姿勢となり、また、正置き姿勢とは上下を逆にして底面を天井等に向けた状態で取り付けられることで天吊り姿勢となる。
装置本体3は、冷却装置CU及び光学ユニット4の他、図示を省略したが、プロジェクター1Aの各構成部材に電力を供給する電源装置、及び、プロジェクター1Aの各構成部材の動作を制御する制御装置等を備える。
冷却装置CUは、複数のファンF1〜F4により構成され、外装筐体2外から冷却流体である冷却空気を導入し、光学ユニット4、電源装置及び制御装置に当該冷却空気を送風して、これら各装置を冷却する。
これらファンF1〜F4のうち、プロジェクター1Aの背面2C側に位置するファンF3はシロッコファンで構成され、外装筐体2内に導入された冷却空気を吸引して、光源装置5Aに送風する。また、ファンF4は軸流ファンで構成され、光源装置5Aを冷却した空気を吸引して、正面2Bの排気口2B1を介して外装筐体2外に排出する。なお、ファンF3は軸流ファンであってもよく、ファンF4はシロッコファンであってもよい。また、排気口2B1は、外装筐体2のどの面に形成されていてもよい。
〔光学ユニットの構成〕
光学ユニット4は、前述の制御装置による制御の下、画像情報に応じた画像光を形成し、当該画像光を被投射面上に投射する。この光学ユニット4は、光源装置5A、照明光学装置41、色分離光学装置42、リレー光学装置43、電気光学装置44及び投射光学装置45と、各装置5A,41〜44を内部に設定された照明光軸A上の所定位置に収納配置するほか、投射光学装置45を支持する光学部品用筐体46とを備える。
なお、光源装置5Aの構成については、後に詳述する。
照明光学装置41は、一対のレンズアレイ411,412、偏光変換素子413及び重畳レンズ414を備える。
色分離光学装置42は、ダイクロイックミラー421,422及び反射ミラー423を備え、リレー光学装置43は、入射側レンズ431、リレーレンズ433及び反射ミラー432,434を備える。
電気光学装置44は、フィールドレンズ441と、光変調装置としての3つの液晶パネル442(赤色光用、緑色光用及び青色光用の液晶パネルを、それぞれ442R,442G,442Bとする)と、それぞれ3つの入射側偏光板443、視野角補償板444及び出射側偏光板445と、色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム446とを備える。
投射光学装置45は、電気光学装置44で変調された光束を拡大投射する。この投射光学装置45は、図示を省略するが、筒状の鏡筒内に複数のレンズが収納された組レンズとして構成されている。
このような光学ユニット4では、照明光学装置41により、光源装置5Aから出射された光束の照明領域内の照度が略均一化され、当該光束は、色分離光学装置42により、赤(R),緑(G),青(B)の3つの色光に分離される。これら分離された各色光は、各液晶パネル442にて画像情報に応じてそれぞれ変調される。そして、当該各色光は、クロスダイクロイックプリズム446にて合成され、投射光学装置45により投射面上に拡大投射される。
〔光源装置の構成〕
図2は、光源装置5Aの一部の構成を示す断面図である。なお、以降の図及び説明では、プロジェクター1Aを正置き姿勢とした場合に、光源装置5Aから水平方向に沿って出射される光束の進行方向をZ方向とする。また、当該Z方向に直交する方向のうち、水平方向に沿い、かつ、Z方向先端側から見て左方向をX方向とし、更に、これらZ方向及びX方向に直交する上方向(鉛直方向に対する反対方向)をY方向とする。すなわち、X,Y,Zで示される各方向は、それぞれ互いに直交する。このため、図2は、YZ平面に沿う光源装置5Aの断面図である。
光源装置5Aは、図2に示すように、光を出射する発光管51と、副反射鏡52と、トリガー線53と、接続部材54と、主反射鏡55と、整流部材56Aと、平行化凹レンズ57(図1)と、これらを収納する収納体58(図1)とを備える。
これらのうち、トリガー線53は、発光管51の点灯始動性を向上するための始動補助線である。また、接続部材54は、発光管51から延出するリード線517と前述の電源装置とを接続する。更に、平行化凹レンズ57は、後述する主反射鏡55により収束される光束を照明光軸Aに対して平行化する。
〔発光管の構成〕
発光管51は、電圧印加によって発光する光源である。この発光管51は、略球状に膨出する発光部511と、発光部511の両端から互いに離間する方向に延出する封止部512,513とを有する。このような発光管51において、発光部511の外径は略10mmに設定されており、封止部512,513の外径は、略5mmに設定されている。
発光部511の内部には、一対の電極E(Z方向基端側及び先端側の電極を、それぞれE1,E2とする)と、水銀、希ガス及び少量のハロゲンを含む発光物質とが封入された放電空間Sが形成されている。
Z方向基端側の封止部512は、本発明の第1封止部に相当し、Z方向先端側の封止部513は、本発明の第2封止部に相当する。これら封止部512,513の内部には、電極E1,E2にそれぞれ電気的に接続されるモリブデン製の金属箔5121,5131が挿入され、当該封止部512,513における発光部511とは反対側の端部は、ガラス材料等で封止されている。これら各金属箔5121,5131には、更にリード線514,515がそれぞれ接続され、当該リード線514,515は、発光管51の外部まで延出している。これらリード線514,515に電圧が印加されると、金属箔5121,5131を介して電極E1,E2間に電位差が生じて放電が発生し、アーク像Dが形成されて発光部511内部が発光する。なお、リード線515及びトリガー線53は、接続部516を介してリード線517に接続される。
このような発光管51としては、高輝度発光する種々の放電光源ランプを採用することができ、例えば、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプ及び超高圧水銀ランプ等を採用することができる。
〔副反射鏡の構成〕
副反射鏡52は、本発明の第2反射部材に相当する。
この副反射鏡52は、発光部511における封止部513側の外面を所定の間隔を隔てて覆うガラス製の成形品であり、当該封止部513に装着される。この副反射鏡52は、封止部513に沿って延出する略円筒状の首状部521と、当該首状部521における封止部512側の端部から凹曲面状に拡がる反射部522とを有する。
首状部521は、封止部513が挿通される開口部5211を有する。
反射部522における発光部511と対向する面は、可視光を主反射鏡55に向かって反射し、かつ、赤外線及び紫外線を透過する反射面5221として形成されている。
〔主反射鏡の構成〕
主反射鏡55は、本発明の第1反射部材に相当する。
この主反射鏡55は、発光部511及び反射面5221から入射される光を反射させて、照明光軸A上の第2焦点に収束させるガラス製の一体成形品である。この主反射鏡55は、略円筒状の首状部551と、当該首状部551から凹曲面状に拡がる反射部552とを有する。
このうち、反射部552において発光部511に対向する回転曲線形状の面には、反射面5521が形成されている。
首状部551は、封止部512が挿入される略円形状の開口部5511を有する。この開口部5511内に封止部512が挿通された状態で、当該開口部5511の内側端面と封止部512との間にセメント等の接着剤Bが注入され、これにより、封止部512と主反射鏡55とが固定される。この際、発光管51と主反射鏡55との相対位置は、電極Eの先端間での放電によって生じるアーク像Dの中心位置Cが、反射面5521の第1焦点近傍に位置するように設定される。
なお、本実施形態では、主反射鏡55は、回転楕円面を有する楕円面リフレクターで構成されているが、回転放物面を有する放物面リフレクターで構成してもよい。この場合には、平行化凹レンズ57を省略した構成とする。更に、主反射鏡55は、自由曲面リフレクターで構成してもよい。
〔整流部材の構成〕
図3及び図4は、整流部材56Aを示す斜視図及び三面図である。
整流部材56Aは、収納体58の外部から内部に導入された冷却空気を整流して発光部511に導く機能を有する。この整流部材56Aは、図2に示すように、主反射鏡55の開口部5511に嵌め込まれ、当該開口部5511を閉塞するように仮固定される。そして、整流部材56Aは、主反射鏡55に対する発光管51の位置調整の後、当該主反射鏡55に固定される。すなわち、整流部材56Cは、発光部511と主反射鏡55との間に位置する。
このような整流部材56Aは、図3及び図4に示すように、開口部562及び一対の凹部563を有する本体部561を備える。
本体部561は、略円錐台形の筒状を有し、整流部材56Aの開口部562に発光管51が挿入された際に、発光部511側の端部の外径寸法が主反射鏡55側の端部の外径寸法より小さくなるように形成されている。このような本体部561は、当該本体部561の中心軸線に沿って形成され、かつ、封止部512が挿通される略円形状の開口部562と、一対の凹部563とを有する。
これらのうち、開口部562の内径は、封止部512の外径より大きい。このため、開口部562を封止部512が挿通した場合には、当該開口部562の内側端面と封止部512の外表面との間には隙間が形成される。
また、一対の凹部563は、図4に示すように、本体部561の軸方向に沿って整流部材56Aを見た際の中心C1に対して対称に形成されている。これら各凹部563の位置は、プロジェクター1Aが正置き姿勢及び天吊り姿勢で設置されると、発光管51に対してそれぞれ上側及び下側となる。
このような凹部563は、当該凹部563の底面である整流面564と、当該整流面564の両端(周方向の両端)から起立する一対の起立面565とをそれぞれ有する。
整流面564は、所定の曲率を有する湾曲面であり、当該整流面564に到達した冷却空気を発光部511に向かって導く機能を有する。すなわち、詳しくは図5を用いて後述するが、当該整流面564は、収納体58の送出口583を介して当該収納体58内に導入され、主反射鏡55の反射面5521に沿って流通する冷却空気の流通方向をZ方向先端側に変更させて(発光部511側に折り返して)、当該冷却空気を発光部511に導く。
なお、この整流面564の中心が、後述する送出口583により送出される冷却空気の流れの中心に位置するように、整流部材56Aは発光管51に取り付けられる。
一対の起立面565は、本体部561に向かって流通した冷却空気のうち、当該本体部561に沿って流通する冷却空気を発光部511側に流通させる機能を有する。この一対の起立面565は、図4における右下図(平面図)に示すように、当該各起立面565のなす角(θ)が120°となるように形成されている。なお、当該なす角(以下「開き角」という場合がある)は、詳しくは後述するが、90°以上150°以下の範囲内であることが好ましい。
〔収納体の構成〕
図5は、光源装置5Aの断面(YZ平面に沿う断面)を示す模式図であり、収納体本体581内に導入された冷却空気の流通方向を示す模式図である。なお、図5は、プロジェクター1Aが正置き姿勢で設置されている状態での冷却空気の流通方向を示している。
収納体58は、図5に示すように、収納体本体581と、当該収納体本体581に取り付けられるダクト589とを備える。
このうち、ダクト589は、ファンF3から吐出された冷却空気を、収納体本体581を構成する第1本体部582Aに導く。
収納体本体581は、発光管51及び主反射鏡55等を内部に収納し、平行化凹レンズ57が固定される箱状筐体であり、主反射鏡55のZ方向先端側を覆う第1本体部582Aと、Z方向基端側を覆う第2本体部(図示省略)とを備える。
第1本体部582Aは、Z方向先端側から見た際に発光管51の上方及び下方に位置し、かつ、冷却空気を送出する送出口583(583U,583D)が形成されている。
これらのうち、送出口583Uは、プロジェクター1Aを正置き姿勢とした場合に発光管51の上方に位置し、また、送出口583Dは、プロジェクター1Aを天吊り姿勢とした場合に発光管51の上方に位置する。そして、プロジェクター1Aの姿勢に応じて上側に位置する送出口583は、ダクト589を介して収納体58外から導入された冷却空気を、発光部511の上方に向けて送出する。
〔冷却空気の流通方向〕
次に、発光管51を冷却する冷却空気の流路について説明する。
プロジェクター1Aが正置き姿勢である場合、ファンF3から吐出された冷却空気はダクト589内を流通して、発光管51の上側に位置する送出口583Uに導かれる。この冷却空気は、図5に示すように、送出口583Uから整流部材56Aに向かって送出される。この際、当該冷却空気は、反射面5521に沿って流通する。
整流部材56Aに到達した冷却空気の流通方向は、整流面564によりZ方向先端側に向けられる。一方、整流面564の両端から起立する一対の起立面565により、当該整流面564のから左右に分岐して、発光管51の下方に冷却空気が流通することが抑制され、当該冷却空気も合わせてZ方向先端側に流通方向が変更される。
Z方向先端側に向かって流通する冷却空気は、発光部511に沿って流通して、当該発光部511上部を冷却し、更に、封止部513に向かって流通して当該封止部513を冷却する。この際、一部の冷却空気は、発光部511と副反射鏡52の反射部522との間に流入し、当該発光部511上部を冷却する。
以上では、プロジェクター1Aが正置き姿勢で設置された場合の冷却空気の流通方向について説明したが、天吊り姿勢で設置された場合も同様である。
〔開き角の範囲〕
図6は、一対の起立面565の開き角と、発光部511上部の温度降下との関係を示す図である。
上記のように、整流面564の両端から起立する一対の起立面565により、発光部511に向かって折り返され、当該発光部511に向かって流通する冷却空気の流量を多くすることができる。これら起立面565の開き角(θ)は、前述のように、本実施形態では120°に設定したが、これに限定されるものではない。
図6に示すように、当該開き角(θ)が60°以上180°以下の範囲にある場合、発光部511の温度降下が見られる。特に、当該開き角(θ)が90°以上150°以下の範囲である時に、発光部511の温度降下が略15℃以上と顕著となる。そして、最も好ましくは、一対の起立面565の開き角(θ)が120°である場合である。この場合には、略10mmの発光部511上部では、点灯時で略20℃の温度降下が得られる。
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1Aによれば、以下の効果がある。
整流部材56Aの整流面564により、収納体58の送出口583から送出された冷却空気を折り返すようにして、発光部511に導くことができる。このほか、一対の起立面565により、当該起立面565に向かって流通する冷却流体を直接、或いは、整流面564を介して、発光部511に導くことができる。これによれば、整流部材56Aに向かって流通した冷却空気が、当該整流部材56Aに沿って下方に流通してしまうことを抑制できるので、発光部511に流通する冷却空気の流量を増加させることができる。
従って、発光部511上部を効率よく冷却して、当該発光部511における上部と下部との温度差を小さくできるので、発光管51の点灯安定性の向上、及び、長寿命化を図ることができる。
一対の起立面565のなす角(θ)が120°であるので、整流部材56Aに到達した冷却空気を発光部511に折り返すのに十分な整流面564の面積を確実に確保できるとともに、一対の起立面565による冷却空気の流通規制を最も効果的に行うことができる。従って、冷却空気を確実に発光部511に導くことができ、当該発光部511の温度降下を確実に図ることができる。
なお、前述のように、当該なす角(θ)が60°以上180°以下(より好ましくは90°以上150°以下)であっても、120°である場合に比べて効率は下がるものの、冷却空気を発光部511に導くことが可能であり、当該発光部511を効率よく冷却できる。
発光部511の封止部513側を覆う副反射鏡52が設けられている場合には、画像形成に際して光利用効率は向上されるものの、当該発光部511の冷却効率が低下する。
これに対し、封止部513とは反対側の封止部512側に整流部材56Aが設けられていることにより、副反射鏡52と、当該副反射鏡52により覆われた発光部511との隙間に冷却空気を流通させやすくすることができる。従って、発光部511を一層効率よく冷却できる。
整流部材56Aが、主反射鏡55の開口部5511を閉塞する筒状に形成されていることにより、開口部5511と整流部材56Aとの間に隙間が生じることを抑制でき、送出口583から送出された冷却空気が当該開口部5511に流入することを抑制できる。これによれば、発光部511に向かって流通する冷却空気の流量を確実に増加させることができる。従って、発光部511をより一層効率よく冷却できる。
また、開口部5511を閉塞するように、当該開口部5511に整流部材56Aが取り付けられることにより、当該整流部材56Aが発光管51に取り付けられている場合に比べて、当該発光管51の位置調整を簡略化できる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態に係るプロジェクターは、プロジェクター1Aと同様の構成を備えるが、当該プロジェクター1Aでは、発光管51の上方に位置する1つの送出口583から冷却空気を送出したが、本実施形態に係るプロジェクターでは、発光管51の上方に位置する2つの送出口から送出した冷却空気を発光部511の上方で衝突させ、これにより生じた衝突噴流(旋回流及び乱流を含む)により、発光管51を冷却する。この点で、本実施形態に係るプロジェクターとプロジェクター1Aとは相違する。
なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一または略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図7及び図8は、光源装置5Bを示す横断面図(XZ平面に沿う断面図)及び縦断面図(YZ平面に沿う断面図)である。なお、図7及び図8においては、一部の構成の図示を省略する。
本実施形態に係るプロジェクター1Bは、光源装置5Aに代えて光源装置5Bを備える他は、プロジェクター1Aと同様の構成を有する。また、光源装置5Bは、第1本体部582Aに代えて第1本体部582Bを備える他は、光源装置5Aと同様の構成を有する。
第1本体部582Bは、前述の第1本体部582Aと同様に、発光管51及び主反射鏡55等のZ方向先端側を閉塞する。この第1本体部582Bは、図7及び図8に示すように、4つの送出口583B(583BU(図7及び図8),583BD(図8))を有する。
これらのうち、2つの送出口583BU(図8では2つの送出口583BUのうち一方の図示を省略)は、プロジェクター1Bが正置き姿勢で設置された場合に発光管51の上側に位置し、当該各送出口583BUには、ダクト589を介して冷却空気が導かれる。また、2つの送出口583BD(図7では図示を省略、図8では2つの送出口583BDのうち一方の図示を省略)は、プロジェクター1Bが天吊り姿勢である場合に発光管51の上側に位置し、当該各送出口583BDには、同様に冷却空気が導かれる。
ここで、2つの送出口583BU、及び、2つの送出口583BDは、各設置姿勢に応じて発光管51の上方に設定された衝突位置CPに向かって冷却空気を送出するように、それぞれ形成されている。具体的に、衝突位置CPは、発光管51の上方で、かつ、発光部511の中心から封止部512側にずれた位置に設定されており、本実施形態では、更に反射面5521上に設定されている。また、2つの送出口583BUは、それぞれ、対応する衝突位置CPに対して等距離となる位置に形成されており、2つの送出口583BDについても同様である。
図9は、衝突位置CPにて発生した衝突噴流を示す図である。
以下、プロジェクター1Bが正置き姿勢で設置された場合の衝突噴流の流通方向について説明する。
プロジェクター1Bが正置き姿勢で設置された場合、図7及び図8に示すように、2つの送出口583BUのそれぞれから冷却空気が衝突位置CPに向かって送出され、当該衝突位置CPにて衝突する。これにより、図9において矢印で示すように、当該衝突位置CPから離散的に拡散される乱流及び旋回流を含む衝突噴流が生じる。
このように生じた衝突噴流のうち、一部の衝突噴流は、反射面5521に沿って封止部512に向かって(下方に向かって)流通し、整流部材56Aに到達する。
ここで、本実施形態においては、整流面564の中心は、Z方向先端側から見て、発光部511の中心位置から衝突位置CPに向かう直線上に位置している。このような整流面564及び一対の起立面565(図9では図示省略)により、冷却空気は発光部511側に折り返され、当該発光部511上部に導かれる。
他の一部の衝突噴流は、発光部511上部に向かって流通する。この際、当該衝突噴流が発光部511に直接衝突することにより、当該発光部511上部が冷却される。このほか、発光部511に衝突して拡散される乱流と、当該他の一部の衝突噴流とが衝突することで、更なる乱流発生が促進される。これにより、発光部511の熱伝達が促進され、当該発光部511が更に冷却される。
また、発光部511に向かって流通する衝突噴流は、コアンダ効果により、発光部511に沿ってZ方向先端側に流通する。この衝突噴流は、発光部511上部の温度境界層を薄くして、当該発光部511と当該衝突噴流との熱伝達を促進させ、当該発光部511上部が冷却される。
この発光部511に沿って流通する衝突噴流は、Z方向先端側に更に流通し、当該発光部511と副反射鏡52の反射面5221との間の隙間に流入する。これにより、発光部511において副反射鏡52により覆われた領域が効果的に冷却される。
一方、更に他の一部の衝突噴流は、副反射鏡52に向かって流通した後、当該副反射鏡52の外表面に沿ってZ方向先端側に流通し、封止部513を冷却する。
上記以外の一部の噴流は、発光部511上部から更に下方に流通して、発光部511下部を冷却する。しかしながら、当該一部の噴流は、熱伝達が行われた比較的温度が高い噴流であることや、当該一部の噴流の流速が、発光部511下部に到達するまでに弱められていること等から、当該一部の噴流による冷却効率は、発光部511上部に沿って流通する噴流の冷却効率に比べて高くない。
このように、発光部511において、最も温度が高くなる上部と、当該上部に比べて温度が低い下部との温度差を小さくすることができ、発光管51の劣化を抑制できるほか、当該発光管51の点灯安定性の向上及び長寿命化を図ることができる。
このようにして発光管51を冷却した空気は、第1本体部582Bに形成された排気口(図示省略)を介して外部に排出される。そして、当該空気は、ファンF4(図1参照)により吸引され、排気口2B1(図1参照)を介して外装筐体2外に排出される。
なお、以上の説明では、プロジェクター1Bが正置き姿勢で設置された場合の冷却空気(衝突噴流を含む)の流通方向について述べた。しかしながら、プロジェクター1Bが天吊り姿勢で設置された場合に発光管51の上側に位置する2つの送出口583BDから送出される冷却空気の流通方向も同様である。
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1Bによれば、前述のプロジェクター1Aと同様の効果を奏することができるほか、以下の効果がある。
冷却空気が衝突することで生じる衝突噴流を発光部511に適切に流通させるためには、当該冷却空気を送出する各送出口583Bの送出方向及び冷却空気の流量を適切に設定する必要がある。しかしながら、このような調整は難しい。
これに対し、主反射鏡55と発光部511との間に位置する整流部材56Aにより、発生した衝突噴流を効果的に発光部511に流通させることができる。従って、冷却空気の送出方向及び流量の調整を簡略化できる。
〔第3実施形態〕
以下、本発明の第3実施形態について説明する。
本実施形態に係るプロジェクターは、前述のプロジェクター1Bと同様の構成を備えるが、採用される整流部材が本体部561から延出する脚部を備える点で、当該プロジェクターとプロジェクター1A,1Bとは相違する。
なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一または略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図10は、本実施形態のプロジェクター1Cが備える光源装置5Cを示す縦断面図(YZ断面図)である。なお、図10においては、一部の構成の図示を省略している。
本実施形態に係るプロジェクター1Cは、光源装置5Bに代えて光源装置5Cを備える他は、プロジェクター1Bと同様の構成を備える。また、光源装置5Cは、整流部材56Aに代えて整流部材56Cを備える他は、光源装置5Bと同様の構成を備える。
整流部材56Cは、整流部材56Aと同様に、冷却空気を整流して発光部511に導くものである。
図11及び図12は、整流部材56Cを示す斜視図及び三面図である。
このような整流部材56Cは、図11及び図12に示すように、開口部562及び一対の凹部563を有する本体部561と、当該本体部561の外縁から延出する4つの脚部566とを有する。
これらのうち、脚部566は、略円錐台形の筒状を有する本体部561の底部(大径側の端部)の外縁から、当該本体部561の先端部(小径側の端部)とは反対側に向かって延出している。これら脚部566は、当該脚部566の先端に向かうに従って、本体部561の中心軸線に近接するように傾斜している。そして、当該各脚部566の先端部には、更に内側に屈曲する屈曲部567が形成されている。これら脚部566は、整流部材56Cが主反射鏡55に取り付けられる際に、開口部5511内に挿入され、接着剤Bにより固定される。
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1Cによれば、前述のプロジェクター1Bと同様の効果を奏することができるほか、以下の効果がある。
整流部材56Cが、開口部5511に挿入される脚部566を有することにより、接着剤Bを用いずに、当該整流部材56Cを開口部5511(主反射鏡55)に仮固定できる。従って、整流部材56Cを容易に取り付けることができる。
なお、本実施形態に係るプロジェクター1Cは、整流部材56Aに代えて整流部材56Cを備える他は、光源装置5Bと同様の構成を備える光源装置5Cを採用した。しかしながら、整流部材56Aに代えて整流部材56Cを備える他は、光源装置5Aと同様の構成を備える光源装置としても、前述と同様の効果を奏することが可能である。
〔実施形態の変形〕
本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記各実施形態では、プロジェクター1A〜1Cが正置き姿勢及び天吊り姿勢のいずれの姿勢でも、発光管51の上側に位置する送出口を介して、当該発光管51を冷却する冷却空気を送出するとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、発光管51の下方に位置する送出口を介して冷却空気を送出するようにしてもよい。このような場合で、発光管51の下方に位置する2つの送出口から冷却空気を送出する場合には、当該冷却空気の衝突位置は、前述の衝突位置CPとすることができる。
或いは、発光管51の側面に対向するように送出口を形成してもよい。この場合には、当該送出口に凹部563が対向するように、整流部材56A,56Cを設ければ、当該整流部材56A,56Cに吹き付けられた冷却空気を発光部511に導くことができる。
前記各実施形態では、第1反射部材としての主反射鏡55は、凹曲面状に拡がる反射部552を備えるとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、発光部511から入射される光を反射することが可能であれば、平板上の反射部材を採用してもよい。また、発光管51を構成する封止部512が挿入される開口部が無くてもよく、発光管と第1反射部材とは別体であってもよい。
前記各実施形態では、一対の起立面565のなす角は、60°以上180°以下としたが、本発明はこれに限らない。すなわち、整流部材に向かって流通した冷却空気を、発光部に導くことができれば、当該なす角は60°未満であってもよく、180°を超えてもよい。
前記各実施形態では、発光管51には、第2反射部材としての副反射鏡52が取り付けられるとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、第2反射部材は無くてもよい。
前記各実施形態では、整流部材56A,56Cを構成する本体部561は、略円錐台形の筒状に形成されているとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、本体部は、多角形の底面を有する角錐台形の筒状であってもよい。また、当該本体部は、筒状でなくてもよく、発光部と第1反射部材との間に配置可能な構成を有していればよい。
前記各実施形態では、冷却流体として冷却空気を採用したが、本発明はこれに限らない。例えば、光源装置5A〜5C全体の絶縁処理が施されていれば、水やエチレングリコール等の液体を冷却流体として採用してもよい。
前記各実施形態では、プロジェクター1A〜1Cは、3つの液晶パネル442(442R,442G,442B)を備えるとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、2つ以下、あるいは、4つ以上の液晶パネルを用いたプロジェクターにも、本発明を適用可能である。
前記各実施形態では、光学ユニット4は平面視略L字形状を有した構成を説明したが、これに限らず、例えば、平面視略U字形状を有した構成を採用してもよい。
前記各実施形態では、光束入射面と光束射出面とが異なる透過型の液晶パネル442を用いていたが、光入射面と光射出面とが同一となる反射型の液晶パネルを用いてもよい。
前記各実施形態では、光変調装置として液晶パネル442を備えたプロジェクター1A〜1Cを例示したが、入射される光束を画像情報に応じて変調した画像光を形成する光変調装置であれば、他の構成の光変調装置を採用してもよい。例えば、マイクロミラーを用いたデバイスなど、液晶以外の光変調装置を用いたプロジェクターにも、本発明を適用することも可能である。このような光変調装置を用いた場合、光束入射側及び光束射出側の偏光板443,445は省略できる。
前記各実施形態では、被投射面に対する画像光の投射方向と、当該画像光に係る画像の観察方向とが略同じであるフロントタイプのプロジェクター1A〜1Cを例示したが、本発明はこれに限らない。例えば、投射方向と観察方向とがそれぞれ反対方向となるリアタイプのプロジェクターにも適用できる。
また、前記各実施形態では、光源装置5A〜5Cを、プロジェクター1A〜1Cに採用したが、本発明はこれに限らない。すなわち、このような光源装置5A〜5Cは、スタンド等の照明装置に利用することも可能である。
本発明は、発光管を有する光源装置に利用でき、例えば、プロジェクターに採用される光源装置に好適に利用できる。
1A〜1C…プロジェクター、5A〜5C…光源装置、51…発光管、52…副反射鏡(第2反射部材)、55…主反射鏡(第1反射部材)、56A,56C…整流部材、58…収納体、511…発光部、512…封止部(第1封止部)、513…封止部(第2封止部)、564…整流面、565…起立面、5511…開口部、583B(583BU,583BD)…送出口、CP…衝突位置。

Claims (7)

  1. 光源装置であって、
    光を出射する発光部を有する発光管と、
    前記発光部から出射された光を反射する第1反射部材と、
    前記発光部及び前記第1反射部材の間に配置され、前記発光管を冷却する冷却流体を整流する整流部材と、を備え、
    前記整流部材は、
    当該整流部材に向かって流通する前記冷却流体を前記発光部に導く整流面と、
    前記整流面の両端から起立する一対の起立面と、を有する
    ことを特徴とする光源装置。
  2. 請求項1に記載の光源装置において、
    それぞれの前記起立面のなす角は、60°以上180°以下である
    ことを特徴とする光源装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の光源装置において、
    前記発光部を覆い、当該発光部から入射される光を反射させる第2反射部材を備え、
    前記発光管は、
    前記発光部の両端から互いに離間する方向に延出する第1封止部及び第2封止部を備え、
    前記第1反射部材は、前記第1封止部側に配置され、
    前記第2反射部材は、前記発光部における前記第2封止部側を所定の間隔を隔てて覆う
    ことを特徴とする光源装置。
  4. 請求項3に記載の光源装置において、
    前記第1反射部材は、前記第1封止部が挿入される開口部を有し、
    前記整流部材は、前記開口部を閉塞する筒状に形成されている
    ことを特徴とする光源装置。
  5. 請求項4に記載の光源装置において、
    前記整流部材は、前記第1反射部材に取り付けられる
    ことを特徴とする光源装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の光源装置において、
    前記発光管、前記第1反射部材及び前記整流部材を内部に収納する収納体を備え、
    前記収納体は、外部から導入された前記冷却流体を当該収納体内部に流通させる複数の送出口を有し、
    前記複数の送出口は、当該送出口を通過する前記冷却流体をそれぞれ前記発光部上方の衝突位置にて衝突させる位置に形成されている
    ことを特徴とする光源装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の光源装置と、
    前記光源装置から出射された光束を変調する光変調装置と、
    変調された前記光束を投射する投射光学装置と、を備える
    ことを特徴とするプロジェクター。
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