JP2012068365A - 撮像装置、及び半導体装置 - Google Patents

撮像装置、及び半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】撮像装置のオートフォーカス制御において、ズーム倍率が大きくなった場合であっても合焦位置の探索に要する時間の増加を低減させる。
【解決手段】撮像装置(2)はズームレンズ(131)を所定の位置に移動させるとともに、前記ズームレンズとフォーカスレンズ(132)を介して結像される被写体の画像が撮像素子(133)の受光面に合焦するように前記フォーカスレンズを移動させる。前記撮像装置は、ステップ毎に前記フォーカスレンズを移動させながら合焦状態を評価するための検波データ(156)を生成するとともに前記検波データが極値となるフォーカスレンズの位置を探索する。その際、前記ズームレンズによるズーム倍率が大きいときの前記ステップ毎のフォーカスレンズの移動量は、前記ズームレンズによるズーム倍率が小さいときの前記ステップ毎のフォーカスレンズの移動量よりも大きい。
【選択図】図1

Description

本発明は、オートフォーカス機能を備える撮像装置、又は撮像装置のオートフォーカス機能のための半導体装置に関し、特に高倍率の光学ズーム対応のオートフォーカス機能を備える撮像装置に適用して有効な技術に関する。
デジタルカメラやビデオカメラ等の撮像装置におけるオートフォーカス(AF)制御では、被写体像の画像信号のコントラストを検出して合焦状態を調整するコントラスト検出方式が広く採用されている。コントラスト検出方式は、フォーカスが合うにつれ画像信号のコントラストが大きくなることを利用して、フォーカスレンズを移動させながら画像信号のコントラストに基づく検波信号の値が極大となるフォーカスレンズの位置を探索することによってピントを合わせる方法である。
光学ズーム対応の一般的なビデオカメラ等において、合焦点は被写体距離に応じてフォーカスレンズの位置とズームレンズの位置との関係を表した合焦軌跡を描く。ズーム倍率を可変する際には、被写体距離に応じた合焦軌跡を辿るようにフォーカスレンズを合焦位置まで追従させることによりピントを合わせている。高速なズームレンズの駆動に応じてフォーカスレンズを駆動させる技術について、例えば特許文献1に開示がある。特許文献1のレンズ駆動制御装置は、高速で一方の端から他方の端までズーム倍率を変更するとき、合焦軌跡をたどるようにフォーカスレンズを無理に追従させるのではなく、ズームレンズの駆動が停止してからフォーカスレンズを動作させることにより、高速ズーム時に正確に追従できなくなることを防止するとともに、合焦のための速度を高めている。
特開平5−45567号公報
特許文献1の方法等により特定の被写体にピントを合わせた後に、ズーム倍率を変えずに被写体距離の異なる別の被写体にピントを合わせる場合には、再度フォーカスレンズを移動させて合焦位置を探索する必要がある。このような場合に合焦位置を探索する処理は、例えば所定のステップ(刻み)毎にフォーカスレンズを移動させて画像信号のコントラストを評価する処理であり、従来はズーム倍率によらずその刻みは一定であった。しかしながら、無限遠にピントを合わせるときのフォーカスレンズの位置から最至近距離にピントを合わせるときのフォーカスレンズの位置までの範囲をフォーカスレンズ可動範囲としたとき、前記フォーカスレンズ可動範囲はズーム倍率によって異なり、ズーム倍率が大きくなるほどその範囲は広くなる。すなわち、ズーム倍率を変えずに別の被写体にピントを合わせる場合において、ズーム倍率が大きいほど合焦位置を探索しなければならない範囲が広がることになる。このため処理の刻みが一定の場合には、高倍率になるほど、ピントを合わせるまでにより時間を要することになる。この点について特許文献1等では特に考慮されていない。今後オートフォーカス機能をズーム倍率が22倍、35倍等の高倍率ズームに対応したビデオカメラ等に適用する際に、高倍率時における探索時間の増大が問題になると本願発明者らは考えた。
本発明の目的は、オートフォーカス制御において、ズーム倍率が大きくなった場合であっても合焦位置の探索に要する時間の増加を低減させることにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、撮像装置はズームレンズを所定の位置に移動させるとともに、前記ズームレンズとフォーカスレンズを介して結像される被写体の画像が撮像素子の受光面に合焦するように前記フォーカスレンズを移動させる。前記撮像装置は、ステップ毎に前記フォーカスレンズを移動させながら合焦状態を評価するための検波データを生成するとともに前記検波データが極値となるフォーカスレンズの位置を探索する。その際、前記ズームレンズによるズーム倍率が大きいときの前記ステップ毎のフォーカスレンズの移動量は、前記ズームレンズによるズーム倍率が小さいときの前記ステップ毎のフォーカスレンズの移動量よりも大きい。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、オートフォーカス制御において、ズーム倍率が大きくなった場合であっても合焦位置の探索に要する時間の増加を低減させることができる。
図1は、AF制御機能と光学ズーム機能を備えた監視カメラのシステム構成の一例を示すブロック図である。 図2は、AF検波信号とフォーカスレンズの位置との関係を示す説明図である。 図3は、被写体距離に応じたズーム倍率(ズームレンズの位置)と合焦位置(フォーカスレンズの位置)との関係の一例を示す説明図である。 図4は、ズーム倍率の変更に伴うオートフォーカス制御における処理の流れの一例を示すフロー図である。 図5は、ズーム倍率範囲を3つの領域に分けた場合の一例を示す説明図である。 図6は、ズーム倍率帯域と移動量との対応関係を表すルックアップテーブルの一例を示す説明図である。 図7は、ズーム倍率を設定して合焦した後に被写体距離の異なる別の被写体にピントを合わせる場合のオートフォーカス制御における処理の流れの一例を示すフロー図である。 図8は、山登りサーチにおけるフォーカスレンズの移動量を一定とした場合の説明図である。 図9は、山登りサーチにおけるフォーカスレンズの移動量を一定とした場合の説明図である。 図10は、前記所定の刻み毎のフォーカスレンズの移動量とズームレンズの位置(ズーム倍率)との関係を示す関数の一例を示す説明図である。 図11は、合焦位置とフォーカスレンズとの位置関係に基づく前記移動量の決定方法の一例を示す。 図12は、フォーカスレンズの可動範囲におけるAF検波データがとり得る領域に対応されるフォーカスレンズの移動量の一例を示す説明図である。 図13は、合焦位置とフォーカスレンズの位置関係に応じた移動量の変更方法のフロー図である。
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面中の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕(ズーム倍率に応じてフォーカスレンズの駆動量を変更する撮像装置)
本発明の代表的な実施の形態に係る撮像装置(2)は、ズームレンズ(131)と、フォーカスレンズ(132)と、前記ズームレンズと前記フォーカスレンズを介して受光面に結像された画像に応じた画像信号(150)を生成する撮像素子(133)と、前記フォーカスレンズと前記ズームレンズを光軸方向に駆動させる駆動部(120)と、前記駆動部を制御することにより前記ズームレンズを所定の位置に移動させるとともに、前記ズームレンズと前記フォーカスレンズを介して結像される被写体の画像が前記受光面に合焦するように前記フォーカスレンズを移動させるデータ処理制御部(100)と、を有する。前記データ処理制御部は、ステップ毎に前記フォーカスレンズを移動させながら前記画像信号に基づいて合焦状態を評価するための検波データ(156)を生成するとともに、前記検波データが極値となるフォーカスレンズの位置を探索し、前記ズームレンズによるズーム倍率が大きいときの前記ステップ毎のフォーカスレンズの移動量は、前記ズームレンズによるズーム倍率が小さいときの前記ステップ毎のフォーカスレンズの移動量よりも大きい。
前述のように、前記フォーカスレンズ可動範囲はズーム倍率が大きくなるほど広くなる傾向がある。そのため、合焦位置を検出するための処理において、前記ステップ毎のフォーカスレンズの移動量を一律に大きくすると、高倍率では合焦までの時間を短縮することができるが、低倍率では前記移動量が大きいため、合焦位置を検出し難くなると共に探索時の映像が滑らかではなくなる(図9)。一方、前記ステップ毎のフォーカスレンズの移動量を一律に小さくすると、低倍率では合焦位置の検出が容易となると共に探索時の映像が滑らかとなるが、高倍率では合焦位置を検出するまでに多くの時間を要する場合がある(図8)。そこで、項1の撮像装置によれば、前記ステップ毎のフォーカスレンズの移動量は、ズーム倍率が小さいときよりもズーム倍率が大きいときの方が大きくなるので、ズーム倍率が大きい場合には合焦までに要する時間を短縮することができ、かつ、ズーム倍率が小さい場合には合焦位置を検出し易くなるとともに探索時の映像も滑らかとすることができる。
〔2〕(ズーム倍率に応じてフォーカスレンズの駆動量を段階的に切り替える)
項1の撮像装置において、前記データ処理制御部は前記撮像装置において設定可能なズーム倍率範囲を複数に分割した範囲のうち、いずれの範囲に前記ズームレンズによるズーム倍率が設定されているかを判別し、判別結果に応じて前記ステップ毎のフォーカスレンズの移動量を決定する。
これによれば、ズーム倍率に応じた前記移動量の切り替えを容易に実現することができる。例えばズーム倍率を高倍率、中倍率、低倍率の3つの範囲に分割したとき、前記ズームレンズによるズーム倍率に応じて前記移動量を3通りで切り替えることができる。
〔3〕(ズーム倍率とフォーカスレンズの駆動量が対応されるテーブルを備える)
項2の撮像装置において、前記データ処理制御部は不揮発性の書き換え可能な記憶領域を備える記憶部(102)を有し、前記記憶領域には、前記ステップ毎のフォーカスレンズの移動量を決定するための所定のパラメータが前記分割されたズーム倍率範囲毎に対応されて保持される第1テーブル(301)が格納される。前記データ処理制御部は、前記ズームレンズによるズーム倍率の判別結果に応じて前記第1テーブルから読み出した前記パラメータに基づいて前記移動量を決定する。
これによれば、ズーム倍率に応じた前記移動量を演算により算出する場合に比べて容易に得ることができる。
〔4〕(テーブルは切替え可能とされる)
項3の撮像装置において、前記記憶領域には前記第1テーブルが複数格納され、前記データ処理制御部が参照するテーブルは、複数の前記第1テーブル間で切り替え可能とされる。
これによれば、撮像装置の仕様や、レンズのばらつき等による撮像装置の特性のずれ等に応じて前記第1テーブルを切り替えることで、撮像装置毎に最適な前記移動量を設定することが可能となる。
〔5〕(ズーム倍率とフォーカスレンズの駆動量に応じてダイナミックに変更する)
項1の撮像装置において、前記データ処理制御部は不揮発性の書き換え可能な記憶領域を備える記憶部(102)を有し、ズーム倍率と前記移動量の対応関係を示す所定の関数(501)が前記記憶領域に格納され、前記データ処理制御部は、前記ズームレンズによるズーム倍率の判別をし、判別結果に応じて前記所定の関数を用いて前記ステップ毎のフォーカスレンズの移動量を決定する。
これによれば、ズーム倍率に応じた前記移動量の切り替えを容易に実現することができる。また、ズーム倍率に応じて前記ステップ毎のフォーカスレンズの移動量をダイナミックに変更することができるから、設定されたズーム倍率により適した前記移動量を割り当てることが可能となる。
〔6〕(合焦点に対して近い程、フォーカスレンズの移動量を小さくする)
項1乃至5のいずれかの撮像装置において、前記データ処理制御部は、前記ステップ毎に前記フォーカスレンズの位置と前記被写体の画像が前記受光面に合焦するときの合焦位置との位置関係を把握し、当該位置関係に応じて次のステップの前記移動量を決定する。前記フォーカスレンズの位置が前記合焦位置に近いときの前記移動量は、前記フォーカスレンズの位置が前記合焦位置から遠いときの前記移動量よりも小さい。
例えば高倍率時に合焦位置を探索する際、フォーカスレンズの位置が合焦位置から離れている場合には大きな前記移動量でフォーカスレンズを移動させ、合焦位置に近づいてきたら小さな前記移動量でフォーカスレンズを移動させる。これによれば、項1のように高倍率時の合焦までに要する時間を短縮することができ、且つ、より精度の高い探索が可能となる。
〔7〕(合焦点までの距離の判別方法)
項6の撮像装置において、前記データ処理制御部は、前記フォーカスレンズの移動に対する前記検波データの変化の割合に基づいて前記位置関係を判別する。
これによれば、合焦位置に対するフォーカスレンズの位置を容易に把握することが可能となる。例えば、フォーカスレンズを1ステップ移動させたときの前記検波データの変化の割合が大きいときは、目標とされる合焦位置から遠い位置にフォーカスレンズが存在すると判断することができ、また、フォーカスレンズを1ステップ移動させたときの前記検波データの変化の割合が小さいときは、目標とされる合焦位置に近い位置にフォーカスレンズが存在すると判断することができる。
〔8〕(合焦点までの距離を複数の範囲に分割)
項7の撮像装置において、前記データ処理制御部は、前記変化の割合に係る1又は2以上の所定の閾値に基づいて定められる複数の範囲をフォーカスレンズの存在し得る範囲とし、複数の前記フォーカスレンズが存在し得る範囲のうち、いずれの範囲に前記フォーカスレンズが存在するかを判別し、判別結果に応じて次のステップの前記移動量を決定する。
これによれば、合焦位置までの距離に応じた前記移動量の切り替えを容易に実現することができる。
〔9〕(合焦点までの距離とフォーカスレンズの駆動量が対応されるテーブルを備える)
項8の撮像装置において、前記データ処理制御部は不揮発性の書き換え可能な記憶領域を備える記憶部(102)を有し、前記移動量を決定するための所定のパラメータが前記フォーカスレンズの存在し得る範囲毎に対応されて保持される第2テーブル(701)が前記記憶領域に格納され、前記データ処理制御部は、前記フォーカスレンズが存在する範囲についての判別結果に応じて前記第2テーブルから読み出した前記パラメータに基づいて前記移動量を決定する。
これによれば、合焦位置までの距離に応じた前記移動量を演算により算出する場合に比べて容易に得ることができる。
〔10〕(テーブルは切替え可能とされる)
項9の撮像装置において、前記記憶領域には、前記第2テーブルが複数格納され、前記データ処理制御部が参照するテーブルは、複数の前記第2テーブル間で切り替え可能とされる。
これによれば、撮像装置の仕様や、レンズのばらつき等による撮像装置の特性のずれ等に応じて前記第1テーブルを切り替えることで、撮像装置毎に最適な前記移動量を設定することが可能となる。
〔11〕(半導体装置)
本発明の代表的な実施の形態に係る半導体装置(100)は、ズームレンズ(131)とフォーカスレンズ(132)を備える撮像装置(2)のオートフォーカス制御のための半導体装置であって、撮像素子(133)により前記ズームレンズと前記フォーカスレンズを介して前記撮像素子の受光面に結像された画像に応じて生成された画像信号(150)に基づいて、合焦状態を評価するための検波データ(155)を生成する検波データ生成部(1001)と、前記ズームレンズを所定の位置に移動させるとともに、前記ズームレンズと前記フォーカスレンズを介して結像される被写体の画像が前記受光面に合焦するように前記フォーカスレンズを移動させるための制御を行う制御部(1002)と、を有する。前記制御部は、ステップ毎に前記フォーカスレンズを移動させたとき前記検波データを取得し、前記検波データが極値となるフォーカスレンズの位置を探索し、前記ズームレンズによるズーム倍率が大きいときの前記ステップ毎のフォーカスレンズの移動量は、前記ズームレンズによるズーム倍率が小さいときの前記ステップ毎のフォーカスレンズの移動量よりも大きい。
これによれば、項1と同様に、ズーム倍率が大きい場合には合焦までに要する時間を短縮することができ、かつ、ズーム倍率が小さい場合には合焦位置を検出し易くなるとともに探索時の映像も滑らかとすることができる。
2.実施の形態の詳細
実施の形態について更に詳述する。
≪実施の形態1≫
図1は、本発明の一実施の形態に係る、AF制御機能と光学ズーム機能を備えた監視カメラのシステム構成の一例を示すブロック図である。
同図には、説明の便宜上、監視カメラ2のAF制御機能と光学ズーム機能に関する機能部であるレンズモジュール1のみを図示している。
レンズモジュール1は、センサ部13、レンズ駆動部12、アイリス制御部11、及び制御部10を備え、夫々の機能部は例えば個別の基板に構成される。
センサ部13は、ズーム倍率を調整するためのズームレンズ131と被写体の合焦位置を調整するためのフォーカスレンズ132と絞り(アイリス)135等から構成される光学系と、撮像素子133と、Vドライバ134を備える。撮像素子133は、例えばCCD(Charge Coupled Device)センサであり、光学系を介して入射された被写体光を受光素子により光電変換し、変換された電荷を水平タイミング信号151と垂直タイミング信号152に基づいて転送することで被写体光に応じた電気信号(以下、「センサ画像信号」とも称する。)150を出力する。Vドライバ134は、垂直タイミング信号152に基づいて、CCDセンサ133内に備えられた電荷転送のための垂直シフトレジスタ等を駆動するドライバ回路である。
レンズ駆動部12は、ズームレンズ131及びフォーカスレンズ132を駆動するためのモータドライバ120を備える。モータドライバ120は、ズームレンズ131を光軸方向に移動させるためのズームモータと、フォーカスレンズ132を光軸方向に移動させるためのフォーカスモータを有し、夫々のモータは制御部10からの駆動パルス信号153により制御される。ズームモータ及びフォーカスモータは、例えばステッピングモータである。
アイリス制御部11は、被写体の明るさによってアイリス135を絞るためのアイリスドライバ110を備え、アイリスドライバ110は制御部10からの制御信号154によって制御される。
制御部10は、センサ画像信号150に基づいて各種のデータ処理を実行するとともに監視カメラ2の統括的な制御を行うデータ処理制御部100と、第1メモリ部101と、第2メモリ部102を備える。第1メモリ部101にはデータ処理制御部100の動作のためのプログラム(ファームウェア)が格納される。第1メモリ部10は、不揮発性の記憶領域を有する記憶装置であり、例えば、フラッシュメモリ等である。第2メモリ部102には、後述するオートフォーカス制御のためのルックアップテーブル等の各種パラメータが格納される。第2メモリ部102は、書き換え可能な不揮発性の記憶領域を有する記憶装置であり、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)である。
データ処理制御部100は、DSP(Digital Signal Processor)1001、CPU1002、アナログフロントエンド回路(AFE)1003、タイミングジェネレータ(TG)1004、SSG(Synthesized Signal Generator)1005、I/Oポート1006、メモリインターフェース1007、IICインターフェース1008、デジタル信号出力用インターフェース(DI/F)1009、及びデジタル/アナログ変換回路(DAC)1010を備える。データ処理制御部100は、特に制限されないが、公知のCMOS集積回路の製造技術によって1個の単結晶シリコンのような半導体基板に形成されている1チップの信号処理用LSIである。なお、データ処理制御部100は上記のように1つの集積回路で構成されたものではなくマルチチップで形成されたものでもよい。
タイミングジェネレータ1004は、各種信号処理用のパルス信号を発生させるパルス発生回路である。SSG1005はタイミングジェネレータ1004からのパルス信号に基づいて水平タイミング信号151と垂直タイミング信号152を生成するパルス発生回路である。AFE1003は、例えばCDS(Correlated Double Sampling)やアナログ/デジタル変換回路(ADC)等から構成され、CCDセンサ133からのアナログのセンサ画像信号150に基づいてデジタル化した画像信号155を出力する。
DSP1001は、画像信号155に基づいて各種信号処理を実行する。例えば、DSP1001は画像信号155に基づいて輝度信号や色差信号等を生成する。生成された輝度信号や色差信号等はデジタル信号出力用インターフェース(DIF)1009を介して外部に出力され、またはデジタル/アナログ変換回路1010によりアナログ信号に変換されて、例えばNTSC(National Television Standards Committee)信号/PAL(Phase Alternating Line)信号として出力される。
DSP1001は更に、前述したコントラスト方式によるオートフォーカス制御のためのAF検波データ156を生成する。AF検波データ156は、例えばCCDセンサ133の撮像面における所定の範囲(焦点検出範囲)内の画素間の輝度の差に基づく信号である。
図2にAF検波データ156とフォーカスレンズ132の位置との関係を例示する。
同図において、縦軸はAF検波データ156の大きさを表し、横軸はフォーカスレンズ132の位置を表す。フォーカスレンズ132の位置は、座標軸の右方向にいくほどCCDセンサ133に近づくものとされる。同図に示されるように、所定の被写体距離に対するフォーカスレンズ132の位置に応じてAF検波データ156の大きさが変化し、P点の位置でAF検波データ156の大きさが極大値となる。すなわち、P点で画素間の輝度の差(コントラスト)が最も大きくなる。コントラスト方式のオートフォーカス制御では、この極大値をとるP点をその被写体距離における合焦位置(合焦点)とし、極大値を検出するように制御することで所定の被写体にピントを合わせる。オートフォーカス制御の詳細については後述する。
CPU1002は、第1メモリ部101に格納されたプログラムに従って、ズーム倍率の制御とオートフォーカス制御を実行する。
ズーム倍率の制御として、具体的に以下の処理が実行される。例えばCPU1002は、監視カメラ2に対するズーム変更指示に応じてモータドライバ120を制御することによりズームレンズ131を移動させることでズーム倍率を変更する。
オートフォーカス制御としては、具体的に以下の処理が実行される。ここでは、理解を容易にするため、ズーム倍率の変更に伴うオートフォーカス制御と、ズーム倍率を変えない場合のオートフォーカス制御に分けて説明する。
先ず、ズーム倍率の変更に伴うオートフォーカス制御は、ズームレンズ131の移動による合焦状態のずれを調整するため、ズームレンズ131の移動に応じてフォーカスレンズ132を移動させることで、所定の被写体距離にピントを合わせるための制御である。
図3に被写体距離に応じたズーム倍率(ズームレンズ131の位置)に対する合焦位置(フォーカスレンズ132の位置)の関係を例示する。同図に示されるように、所定の被写体距離に応じた合焦位置はズームレンズ131の位置との関係を示す軌跡(以下、「ズームトレースカーブ」とも称する。)で表される。参照符号401に示される軌跡は無限遠にピントが合うときのズームトレースカーブであり、参照符号402に示される軌跡は最至近距離にピントが合うときのズームトレースカーブである。なお、無限遠から最至近距離までの範囲内に存在するその他の被写体距離に応じたズームトレースカーブが、ズームトレースカーブ401とズームトレースカーブ402との間の範囲に複数存在し得るが、説明のため、図3では無限遠と最至近距離におけるズームトレースカーブのみ図示している。
同図に示されるようにズーム倍率が変更されるとそれに応じて合焦位置が変化する。そこでCPU1002は、ズームレンズ131の移動に応じてズームトレースカーブの軌跡を辿るようにフォーカスレンズ132を移動させることで、ズーム倍率の変更に伴う合焦状態のずれを補正する。例えば無限遠から最至近距離までの被写体距離に応じたズームトレースカーブを表すパラメータを夫々、予め第1メモリ部101等に格納しておく。ズーム倍率が変更されたとき、CPU1002は被写体距離に応じたズームトレースカーブの前記パラメータを用いて関数(ズームトレースカーブ)を算出し、当該関数に従ってズーム倍率(ズームレンズ131の位置)に応じたフォーカスレンズ132の位置を算出する。そして、CPU1002は前記算出結果に基づいてフォーカスレンズ132を所定の位置に移動させる。
図4は、ズーム倍率の変更に伴うオートフォーカス制御における処理の流れの一例を示すフロー図である。
CPU1002はズーム倍率変更の指示を受けとるとオートフォーカス制御が開始され、指示に応じたズーム倍率に応ずるズームレンズ131の位置を算出する(S301)。その後CPU1002は、前述した方法により、ズームトレースカーブに基づいてズームレンズ131の移動先の位置に応じたフォーカスレンズ132の位置を算出する(S302)。CPU1002は、算出したズームレンズ131の位置とフォーカスレンズ132の位置に基づいて、ズームレンズ131及びフォーカスレンズ132を移動させる移動量を算出し、当該移動量に応じた駆動パルス信号153を生成する(S303)。そして、CPU1002は、生成した駆動パルス信号153をI/Oポート1006を介してモータドライバ120に与えることで、ズームレンズ131とフォーカスレンズ132を移動させる(S304)。
このように、ズームレンズ131を移動させながら合焦するフォーカスレンズ132の位置を演算により算出し、ズームレンズ131に追従するようにフォーカスレンズ132を移動させることで、監視カメラ2はズーム倍率が変わってもピントが合うように制御される。
次に、ズーム倍率を変えない場合のオートフォーカス制御について説明する。
前述したように、CPU1002は、ズーム倍率が変更されたときズームレンズ131の移動に併せてフォーカスレンズ132を移動させることで合焦状態を調整するが、例えば一旦ズーム倍率が設定され合焦した後に被写体距離の異なる別の被写体にピントを合わせる場合には、ズーム倍率を変えずにオートフォーカス制御を実行する。例えばCPU1002は、無限遠から最至近距離の間でフォーカスレンズ132を移動させながらAF検波データ156を取得し、AF検波データ156の大きさが極大値となるフォーカスレンズ132の位置を探索する処理(以下、「山登りサーチ」とも称する。)を実行する。
山登りサーチは、例えば前述した図2に示されるように、所定の刻み(201)毎にフォーカスレンズ132を移動させてAF検波データ156を取得し、フォーカスレンズ132の移動前後のAF検波データ156に基づいて合焦状態を判別し、判別結果に基づいて再度フォーカスレンズ132を移動させるという処理を繰り返し実行することにより行われる。
ここで、山登りサーチが行われる範囲であるフォーカスレンズ可動範囲はズーム倍率によって異なる。例えば図3において、参照符号402の軌跡と参照符号401の軌跡に囲まれる領域がいずれかの被写体距離にピントが合う領域であるから、ズームレンズ131がA点の位置にある場合には、参照符号411に示される範囲で山登りサーチが実行される。同様に、ズームレンズ131がB点の位置にある場合には参照符号412に示される範囲で、C点の位置にある場合には参照符号413で示される範囲で、夫々山登りサーチが実行される。同図に示されるように、山登りサーチが実行されるフォーカスレンズ可動範囲411〜413は、ズーム倍率が高くなるほどが広くなる傾向がある。フォーカスレンズ132の最小移動量を1ステップとしたとき、A点におけるフォーカスレンズ可動範囲411は例えば100ステップ分の可動範囲とされ、B点におけるフォーカスレンズ可動範囲412は例えば200ステップ分の可動範囲とされ、C点におけるフォーカスレンズ可動範囲413は例えば400ステップ分の可動範囲とされる。このことを考慮し、実施の形態1に係る監視カメラ2では、ズーム倍率に応じて山登りサーチにおける所定の刻み毎のフォーカスレンズ132の移動量を決定する。具体的な方法としては例えば、CPU1002が、ズーム倍率範囲を複数に分割した範囲のうちいずれの範囲にズーム倍率が設定されているかを判別し、判別結果に応じて前記所定の刻み毎のフォーカスレンズ132の移動量を決定する。
図5にズーム倍率範囲を3つの領域に分けた場合を例示する。
同図に示されるようにズーム倍率範囲を、低倍率帯、中倍率帯、高倍率帯の3つの帯域に分け、予め帯域毎に前記所定の刻み毎のフォーカスレンズ132の移動量を設定しておく。例えば、低倍率帯におけるフォーカスレンズ132の移動量403を1ステップ分の移動量とし、中倍率帯におけるフォーカスレンズ132の移動量404を2ステップ分の移動量とし、高倍率帯のフォーカスレンズ132の移動量405を3ステップ分の移動量と設定しておく。これらの設定値は、例えばルックアップテーブルとして第2メモリ部102に格納しておく。
図6にズーム倍率帯域と移動量の対応関係を表すルックアップテーブルの一例を示す。
同図には、ズーム倍率帯域と移動量が対応されたルックアップテーブル301が複数示され、監視カメラ2に要求される仕様や製品毎の特性に応じて探索時間が段階的に切り替えられるように、夫々のテーブルの移動量が異なった値とされる。また、テーブルの数や夫々のテーブルのパラメータは変更可能とされる。例えば、製品評価時に製品個別の特性に応じて移動量の値を調整することも可能である。
どのテーブルを使用するかは、例えば外部からの設定切り替え信号等により設定され、CPU1002は移動量を決定する際には、その設定されたテーブルを参照する。
例えば図6の設定値“0”のテーブルが参照先として設定された場合、CPU1002は、図5においてズームレンズがA点にあるときはフォーカスレンズ132を1ステップ毎に移動させる山登りサーチを実行し、ズームレンズがB点にあるときはフォーカスレンズ132を2ステップ毎に移動させる山登りサーチを実行し、ズームレンズがC点にあるときはフォーカスレンズ132を3ステップ毎に移動させる山登りサーチを実行する。すなわち、フォーカスレンズ可動範囲が広いときには前記所定の刻み毎のフォーカスレンズの移動量を大きくし、フォーカスレンズ可動範囲が狭いときには前記所定の刻み毎のフォーカスレンズの移動量を小さくして、山登りサーチを実行する。
ズーム倍率を変えない場合のオートフォーカス制御の一連の処理の流れを、図7を用いて説明する。
図7は、ズーム倍率を設定して合焦した後に被写体距離の異なる別の被写体にピントを合わせる場合のオートフォーカス制御における処理の流れの一例を示すフロー図である。
CPU1002は先ず、ズーム倍率(ズームレンズ131の位置)を確認し、前述の方法により前記所定の刻み毎のフォーカスレンズの移動量を決定し、山登りサーチを開始する(S200)。CPU1002は、DSP1001により所定のフォーカスレンズ132の位置でのセンサ画像信号に基づいて生成されたAF検波データ156を取得する(S201)。次にCPU1002は、取得したAF検波信号に基づいて合焦判定を行う(S202)。例えば、フォーカスレンズ132を所定量移動させる前のAF検波信号と移動後のAF検波信号の大きさを比較したり、変化量等を算出したりすること等により合焦しているか否かを判定する。合焦したと判断した場合には、フォーカスレンズ132の位置を合焦位置に移動させてオートフォーカスに係る処理を終了する(S206)。一方、合焦していないと判断した場合には、次にフォーカスレンズ132を移動する方向と移動量を決定する(S203)。移動させる方向は、例えば移動前後のAF検波信号の大きさ等を比較することにより決定する。また、移動量は前述したようにズームレンズ131が存在する範囲を判別し、判別結果に基づいて移動量を決定する。その後CPU1002は、決定した移動量と移動方向に基づいて、フォーカスモータを駆動するための駆動パルス信号153を生成する(S204)。そして、CPU1002は、生成した駆動パルス信号153をI/Oポート1006を介してモータドライバ120に与えることで、フォーカスレンズ132を移動させる(S206)。以上の処理(S201〜S206)を繰り返し実行することにより、被写体にピントを合わせることができる。
以上実施の形態1に係る監視カメラ2では、ズーム倍率が高くフォーカス可動範囲が広いときには、所定の刻み毎のフォーカスレンズ132の移動量を大きくすることで、山登りサーチにおける探索時間を短縮することができる。またズーム倍率が低くフォーカス可動範囲が狭いときには、所定の刻み毎のフォーカスレンズ132の移動量を小さくすることで、山登りサーチにおける合焦位置の探索精度の低下を防ぐことができ、探索時の映像を滑らかにすることができる。更にズーム倍率に応じた所定の刻み毎のフォーカスレンズ132の移動量の切り替えのためにルックアップテーブルを用いることで、ズーム倍率に応じた移動量の切り替えを容易に行うことができ、監視カメラ2の仕様や製品個別の特性に応じた移動量の調整も容易となる。
仮にズーム倍率によらず一定の移動量で山登りサーチを行う場合には、例えば以下のような問題が生じる。
図8は、山登りサーチにおけるフォーカスレンズ132の移動量を一定とし、その移動量を低倍率側に適した移動量に設定した場合の説明図である。同図では、一例としてA点におけるフォーカスレンズ可動範囲を100ステップ分の可動範囲とし、C点におけるフォーカスレンズ可動範囲を400ステップ分の可動範囲とする。また、山登りサーチにおける所定の刻み毎のフォーカスレンズ132の移動量406は、A点におけるズーム倍率において合焦の精度が高くなるように設定され、例えば1ステップ分の移動量として設定している。この場合、山登りサーチにおいてA点とC点ともに精度よく合焦位置を検出することができるが、C点ではそのフォーカスレンズ可動範囲がA点よりも広いため、A点に比べて合焦位置を検出するまでに多くの時間を要することになる。
また、図9は、山登りサーチにおけるフォーカスレンズ132の移動量を一定とし、その移動量を高倍率側に適した移動量に設定した場合の説明図である。同図におけるフォーカスレンズ可動範囲は図8と同様である。また、山登りサーチにおける所定の刻み毎のフォーカスレンズ132の移動量407は、C点におけるズーム倍率において合焦位置を検出するまでの時間を短縮するように設定され、例えば3ステップ分の移動量として設定している。この場合、山登りサーチにおいてC点では合焦位置を検出するまでの時間を図7の場合に比べて短縮することができるが、A点ではそのフォーカスレンズ可動範囲がC点の4分の1の広さであり、狭い範囲内を大きな移動量でフォーカスレンズ132を移動させて探索を行うことになるため、合焦の精度が悪くなる。
以上のように、仮に山登りサーチにおける前記所定の刻み毎のフォーカスレンズ132の移動量を一律に変化させた場合、探索時間の増大や合焦位置の探索精度の悪化等の無視できない問題が生じるが、本実施の形態に係る監視カメラ2によれば、ズーム倍率に応じて前記所定の刻み毎のフォーカスレンズ132の移動量を切り替えるので、低倍率時に合焦の精度を低下させることなく、且つ高倍率時でも合焦位置の検出までに要する時間の増加を抑えることができる。
≪実施の形態2≫
実施の形態1では、ズーム倍率に応じて山登りサーチにおける所定の刻み毎のフォーカスレンズ132の移動量を切り替える方法の一例として、ルックアップテーブルを用いる方法を示したが、実施の形態2では、所定の関数に基づいて前記所定の刻み毎のフォーカスレンズ132の移動量をダイナミックに変更する方法を示す。
実施の形態2に係るフォーカスレンズ132の移動量の切り替え方法では、予めメモリ部102に格納しておくズーム倍率に応じた移動量のパラメータを、ルックアップテーブル形式ではなく所定の関数として格納しておく。そして、山登りサーチを行う際CPU1002は第2メモリ部102に格納されている前記所定の関数を用いて必要な移動量を算出する。
図10に、山登りサーチにおける所定の刻み毎のフォーカスレンズ132の移動量とズーム倍率(ズームレンズ131の位置)との関係を示す関数の一例を示す。同図に示される関数501は、監視カメラ2の最低ズーム倍率(α点)において前記所定の刻み毎のフォーカスレンズ132の移動量の値(N)をとり、最高ズーム倍率(β点)において前記所定の刻み毎のフォーカスレンズ132の移動量の値(M)を取る一次関数である。なお、当該関数は一次関数に限定されず、監視カメラ2の仕様や製品個別の特性に応じて好適な移動量を算出し得る関数であればよく、例えば二次関数であってもよい。特に制限されないが、第2メモリ部102には、前記所定の関数を算出するための複数の座標の値を格納しておいてもよいし、前記所定の関数そのものを格納してもよい。
同図においてズーム倍率(ズームレンズ131の位置)がβ点であるときに山登りサーチを行う場合を一例として、当該移動量の算出方法を説明する。
CPU1002は、前記所定の関数を算出するための2点の座標の値((α、N)、(γ、M))をメモリ部102から読み出して、直線補間により関数501を算出する。そして、算出した関数501に基づいてズーム倍率β点における前記移動量Yを算出する。例えば同図において、前記所定の刻み毎のフォーカスレンズ132の移動量yとし、ズームレンズ131の位置(ズーム倍率)をxとしたとき、関数501は、y=x・(M−N)/(γ−α)+(Nγ−Mα)/(γ−α)と表せることから、ズーム倍率β点における前記所定の刻み毎のフォーカスレンズ132の移動量Yは、Y={M(β−α)−N(β−γ)}/(γ−α)と算出される。
このように、前記所定の関数を用いることでズーム倍率に応じた前記所定の刻み毎のフォーカスレンズ132の移動量をダイナミックに変更することが可能となる。これによれば、ズーム倍率毎により好適な移動量を決定することができる。
≪実施の形態3≫
実施の形態1及び2では、ズーム倍率に応じて所定の刻み毎のフォーカスレンズ132の移動量を切り替えて山登りサーチを行う方法を示した。実施の形態3に係る監視カメラは、ズーム倍率に応じて前記所定の刻み毎のフォーカスレンズ132の移動量を決定するとともに、フォーカスレンズ132の位置と合焦位置との位置関係に応じて前記移動量を変更する。
実施の形態3に係る監視カメラは、例えばズーム倍率が一定の場合において山登りサーチを行う際、先ず実施の形態1又は2と同様にルックアップテーブルや前記所定の関数を用いて、ズーム倍率に応じた所定の刻み毎のフォーカスレンズ132の移動量を算出する。その後、決定した移動量に基づく刻みでフォーカスレンズ132を移動させて山登りサーチを行う。このとき、CPU1002は、合焦位置とフォーカスレンズ132の位置関係を把握し、必要に応じて前記決定した移動量を変更する。例えば、CPU1002は、所定の刻みでフォーカスレンズ132を移動させる毎に合焦位置までの距離を判別する。判別の結果、フォーカスレンズ132が合焦位置に対して遠い位置に存在する場合には、CPU1002は、次の刻みでのフォーカスレンズ132の移動量を大きくするように変更し、フォーカスレンズ132が合焦位置に対して近い位置に存在する場合には、次の刻みでのフォーカスレンズ132の移動量を小さくするように変更する。このとき、合焦位置までの距離の判別は具体的に以下の方法で行う。
図11に、合焦位置とフォーカスレンズ132との位置関係の判別方法の一例を示す。
同図に示される軌跡601は、山登りサーチに係るAF検波データとフォーカスレンズ132の位置との関係の一例を示す軌跡である。同図では、合焦位置である合焦点Qに対する距離に応じてフォーカスレンズ132の可動範囲を複数の領域に分割している。ここでは一例として、山登りサーチが行われるフォーカスレンズ132の可動領域においてAF検波データ156がとり得る範囲を3つの領域に分割し、合焦点Qに近い領域を領域602、合焦点Qから少し離れた領域を領域603、合焦点Qから大きく離れた領域を領域604、としている。山登りサーチを行う際、CPU1002は所定の刻みでフォーカスレンズ132を移動させてAF検波データ156を取得した後、フォーカスレンズ132の位置が上記3つの領域のうち、いずれの領域に存在するかを判別する。当該判別には、例えば単位移動量あたりのAF検波データの変化量を用いる。図11に示されるように、軌跡601においてフォーカスレンズ132の位置が合焦点Qに近づくほど単位移動量あたりのAF検波データ156の変化量(傾き)が小さくなることが理解される。そこで、予め夫々の領域602〜604の境界となる単位移動量あたりのAF検波データの変化量を閾値605、606として設定しておく。そして、CPU1002は、所定の刻みでフォーカスレンズ132を移動させる毎に、移動後に取得したAF検波データ156と移動前に取得したAF検波データ156の移動量に基づいて単位移動量あたりのAF検波データ156の変化量を算出し、算出した変化量と前記閾値605、606を比較することによって、いずれの領域602〜604にフォーカスレンズ132が存在するかを判別する。そして、CPU1002は当該判別結果に応じて、次の刻みでのフォーカスレンズ132の移動量を決定する。ここで、各領域602〜604に対応される移動量607〜609は、予めメモリ部102にパラメータとして格納しておく。
図12は、領域602〜604に対応されるフォーカスレンズの移動量の一例を示す説明図である。
同図には、領域602〜604に対応される移動量を組み合わせたルックアップテーブル701が複数示され、監視カメラ2に要求される仕様や製品毎の特性に応じて探索時間が段階的に切り替えられるように、夫々のテーブルの移動量が異なった値とされる。また、テーブルの数や夫々のテーブルのパラメータは変更可能とされる。例えば、製品評価時に製品個別の特性に応じて移動量の値を調整することも可能である。
どのテーブルを使用するかは、例えば外部からの設定切り替え信号等により設定され、CPU1002は移動量を変更する際には、その設定されたテーブルを参照する。例えば、前記移動量を変更する際の参照先のテーブルとして、同図における設定値“3”のテーブルが設定されている場合、CPU1002は、フォーカスレンズ132が領域604(合焦点Qから遠い位置)に存在するときには3ステップ分の移動量に変更し、フォーカスレンズ132が領域603(合焦点Qから少し離れた位置)に存在するときには2ステップ分の移動量に変更し、フォーカスレンズ132が領域602(合焦点Qに近い位置)に存在する場合には1ステップ分の移動量に変更する。すなわち、フォーカスレンズ132が合焦位置から遠い場所に存在する場合には、所定の刻み毎の移動量を大きくし、フォーカスレンズ132が合焦位置に近い場所に存在する場合には、所定の刻み毎の移動量を小さくする。このように変更することで、フォーカスレンズ132が合焦位置から遠い場合には、より早く合焦点に近づくように山登りサーチが行われ、フォーカスレンズ132が合焦位置の近くまで来たら、より精度よく合焦位置の検出ができるように動作する。
上記の前記移動量の変更に係る一連の処理の流れを図13を用いて説明する。
図13は、合焦位置とフォーカスレンズ132の位置関係に応じた前記移動量の変更方法のフロー図である。同図は、例えば一旦ズーム倍率を設定して合焦した後に被写体距離の異なる別の被写体にピントを合わせるときの山登りサーチにおける前記移動量の変更処理の一例である。
先ず、CPU1002が所定の刻みでフォーカスレンズ132を移動させてAF検波データ156を取得すると、次の刻みにおけるフォーカスレンズ132の移動量を変更するか否かの判定処理が開始される(S701)。CPU1002は、前述した方法によりフォーカスレンズ132がいずれの領域602〜604に存在するかを判別する(S702)。CPU1002は、ステップ702の判別結果に基づいて、フォーカスレンズ132が存在する領域602〜604が移動の前後で変更されたか否かを判別する(S703)。移動の前後でフォーカスレンズ132が存在する領域602〜604に変更がない場合には、CPU103は次の刻みにおけるフォーカスレンズ132の移動量を変更せず(S704)、移動量の変更に係る処理を終了する(S707)。一方、移動前後でフォーカスレンズ132が存在する領域602〜604に変更があった場合には、CPU1002は、前述の方法により、次の刻みにおけるフォーカスレンズ132の移動量を変更し(S705)、移動量の変更の判定処理を終了する(S706)。
以上実施の形態3によれば、監視カメラ2は山登りサーチを行うに際し、フォーカスレンズ132が合焦位置から遠い位置に存在する場合には、次の刻みでのフォーカスレンズ132の移動量が大きくなるように変更され、フォーカスレンズ132が合焦位置に近い位置に存在する場合には、次の刻みでのフォーカスレンズ132の移動量が小さくなるように変更される。その結果、フォーカスレンズ132が合焦位置から遠い位置に存在する場合には、より早く合焦位置に近づくように山登りサーチが実行され、フォーカスレンズ132が合焦位置に近づいたら、より精度よく合焦位置の検出ができるように山登りサーチが実行される。これによれば、実施の形態1及び2と同様に、高倍率時において、合焦するまでに要する時間を短縮することができるとともに、より精度の高い合焦位置の探索が可能となる。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、実施の形態1乃至3では、ズーム倍率が一定の場合における山登りサーチを行う際にズーム倍率に応じて前記所定の刻み毎のフォーカスレンズ132の移動量を切り替える方法を示したが、ズーム倍率の変化に伴ってオートフォーカス制御を行う場合にも上記方法を適用することができる。
実施の形態1において、ズーム倍率の範囲を3つの帯域(低倍率、中倍率、高倍率)に分割した場合を例示したが、これに限られず、必要な探索速度や探索精度に応じて分割数を変えてもよい。
実施の形態3では、山登りサーチにおける前記移動量の変更方法として、山登りサーチが行われるフォーカスレンズ132の可動領域においてAF検波データ156がとり得る範囲を3つの領域602〜604に分割した場合を例示したが、これに限られず、必要な探索速度や探索精度に応じて分割数を変えてもよい。また、実施の形態3において前記移動量を割り当てたルックアップテーブル701を用いる方法を示したが、これに限られず、例えば、図10に示したように所定の関数を用いて、合焦点Qに対する距離(単位移動量あたりのAF検波データの変化量)に応じてダイナミックに前記移動量を変更する方法も適用可能である。
1 レンズモジュール
2 監視カメラ
10 制御部
11 アイリス制御部
12 レンズ駆動部
13 センサ部
110 アイリスドライバ
120 モータドライバ
131 ズームレンズ
132 フォーカスレンズ
133 CCDセンサ
134 Vドライバ
135 アイリス(絞り)
150 センサ画像信号
151 水平タイミング信号
152 垂直タイミング信号
153、154 制御信号
155 画像信号
156 AF検波データ
100 データ処理制御部
101 第1メモリ部
102 第2メモリ部
1001 DSP
1002 CPU
1003 アナログフロントエンド回路(AFE)
1004 タイミングジェネレータ(TG)
1005 SSG
1006 I/Oポート
1007 メモリインターフェース
1008 IICインターフェース
1009 デジタル信号出力用インターフェース(DIF)
1010 デジタル/アナログ変換回路(DAC)
P、Q 合焦点
201 所定の刻み
301、701 ルックアップテーブル
401 無限遠にピントが合うときのズームトレースカーブ
402 最至近距離にピントが合うときのズームトレースカーブ
411 ズームレンズ131がA点の位置にある場合のフォーカスレンズ可動範囲
412 ズームレンズ131がB点の位置にある場合のフォーカスレンズ可動範囲
413 ズームレンズ131がC点の位置にある場合のフォーカスレンズ可動範囲
403 低倍率帯におけるフォーカスレンズ132の移動量
404 中倍率帯におけるフォーカスレンズ132の移動量
405 高倍率帯のフォーカスレンズ132の移動量
406 ズーム倍率によらないフォーカスレンズ132の移動量(小)
407 ズーム倍率によらないフォーカスレンズ132の移動量(大)
501 一次関数
601 AF検波データとフォーカスレンズ132の関係を示す軌跡
602 合焦点Qに近い領域
603 合焦点Qから少し離れた領域
604 合焦点Qから大きく離れた領域
605、606 境界(閾値)
607 領域604における所定の刻み毎の移動量
608 領域603における所定の刻み毎の移動量
609 領域602における所定の刻み毎の移動量

Claims (11)

  1. ズームレンズと、
    フォーカスレンズと、
    前記ズームレンズと前記フォーカスレンズを介して受光面に結像された画像に応じた画像信号を生成する撮像素子と、
    前記フォーカスレンズと前記ズームレンズを光軸方向に駆動させる駆動部と、
    前記駆動部を制御することにより前記ズームレンズを所定の位置に移動させるとともに、前記ズームレンズと前記フォーカスレンズを介して結像される被写体の画像が前記受光面に合焦するように前記フォーカスレンズを移動させるデータ処理制御部と、を有し、
    前記データ処理制御部は、ステップ毎に前記フォーカスレンズを移動させながら前記画像信号に基づいて合焦状態を評価するための検波データを生成するとともに、前記検波データが極値となるフォーカスレンズの位置を探索し、
    前記ズームレンズによるズーム倍率が大きいときの前記ステップ毎のフォーカスレンズの移動量は、前記ズームレンズによるズーム倍率が小さいときの前記ステップ毎のフォーカスレンズの移動量よりも大きい、撮像装置。
  2. 前記データ処理制御部は、前記撮像装置において設定可能なズーム倍率範囲を複数に分割した範囲のうち、いずれの範囲に前記ズームレンズによるズーム倍率が設定されているかを判別し、判別結果に応じて前記ステップ毎のフォーカスレンズの移動量を決定する、請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記データ処理制御部は、不揮発性の書き換え可能な記憶領域を備える記憶部を有し、
    前記記憶領域には、前記ステップ毎のフォーカスレンズの移動量を決定するための所定のパラメータが前記分割されたズーム倍率範囲毎に対応されて保持される第1テーブルが格納され、
    前記データ処理制御部は、前記ズームレンズによるズーム倍率の判別結果に応じて前記第1テーブルから読み出した前記パラメータに基づいて前記移動量を決定する、請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記記憶領域には、前記第1テーブルが複数格納され、
    前記データ処理制御部が参照するテーブルは、複数の前記第1テーブル間で切り替え可能とされる、請求項3記載の撮像装置。
  5. 前記データ処理制御部は、不揮発性の書き換え可能な記憶領域を備える記憶部を有し、
    ズーム倍率と前記移動量の対応関係を示す所定の関数が前記記憶領域に格納され、
    前記データ処理制御部は、前記ズームレンズによるズーム倍率の判別し、判別結果に応じて前記所定の関数を用いて前記ステップ毎のフォーカスレンズの移動量を決定する、請求項1記載の撮像装置。
  6. 前記データ処理制御部は、前記ステップ毎に前記フォーカスレンズの位置と前記被写体の画像が前記受光面に合焦するときの合焦位置との位置関係を把握し、当該位置関係に応じて次のステップの前記移動量を決定し、
    前記フォーカスレンズの位置が前記合焦位置に近いときの前記移動量は、前記フォーカスレンズの位置が前記合焦位置から遠いときの前記移動量よりも小さい、請求項1記載の撮像装置。
  7. 前記データ処理制御部は、前記フォーカスレンズの移動に対する前記検波データの変化の割合に基づいて前記位置関係を判別する、請求項6記載の撮像装置。
  8. 前記データ処理制御部は、前記変化の割合に係る1又は2以上の所定の閾値に基づいて定められる複数の範囲をフォーカスレンズの存在し得る範囲とし、複数の前記フォーカスレンズが存在し得る範囲のうち、いずれの範囲に前記フォーカスレンズが存在するかを判別し、判別結果に応じて次のステップの前記移動量を決定する、請求項7記載の撮像装置。
  9. 前記データ処理制御部は、不揮発性の書き換え可能な記憶領域を備える記憶部を有し、
    前記移動量を決定するための所定のパラメータが前記フォーカスレンズの存在し得る範囲毎に対応されて保持される第2テーブルが前記記憶領域に格納され、
    前記データ処理制御部は、前記フォーカスレンズが存在する範囲についての判別結果に応じて前記第2テーブルから読み出した前記パラメータに基づいて前記移動量を決定する、請求項8記載の撮像装置。
  10. 前記記憶領域には、前記第2テーブルが複数格納され、
    前記データ処理制御部が参照するテーブルは、複数の前記第2テーブル間で切り替え可能とされる、請求項9記載の撮像装置。
  11. ズームレンズとフォーカスレンズを備える撮像装置のオートフォーカス制御のための半導体装置であって、
    撮像素子により前記ズームレンズと前記フォーカスレンズを介して前記撮像素子の受光面に結像された画像に応じて生成された画像信号に基づいて、合焦状態を評価するための検波データを生成する検波データ生成部と、
    前記ズームレンズを所定の位置に移動させるとともに、前記ズームレンズと前記フォーカスレンズを介して結像される被写体の画像が前記受光面に合焦するように前記フォーカスレンズを移動させるための制御を行う制御部と、を有し、
    前記制御部は、ステップ毎に前記フォーカスレンズを移動させたとき前記検波データを取得し、前記検波データが極値となるフォーカスレンズの位置を探索し、
    前記ズームレンズによるズーム倍率が大きいときの前記ステップ毎のフォーカスレンズの移動量は、前記ズームレンズによるズーム倍率が小さいときの前記ステップ毎のフォーカスレンズの移動量よりも大きい、半導体装置。
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