JP2012068074A - 電圧範囲検出装置 - Google Patents

電圧範囲検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012068074A
JP2012068074A JP2010211721A JP2010211721A JP2012068074A JP 2012068074 A JP2012068074 A JP 2012068074A JP 2010211721 A JP2010211721 A JP 2010211721A JP 2010211721 A JP2010211721 A JP 2010211721A JP 2012068074 A JP2012068074 A JP 2012068074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
comparators
input signal
comparator
reference voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010211721A
Other languages
English (en)
Inventor
Masateru Kurihara
正輝 栗原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
New Japan Radio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by New Japan Radio Co Ltd filed Critical New Japan Radio Co Ltd
Priority to JP2010211721A priority Critical patent/JP2012068074A/ja
Publication of JP2012068074A publication Critical patent/JP2012068074A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Abstract

【課題】比較器を増やすことなく精度の高い電圧範囲の検出を可能とし、かつ、チップサイズの縮小化を可能とする。
【解決手段】第1及び第2の比較器102,103の入力端子に対する基準電圧発生器101による基準電圧の印加と、入力信号の印加を、選択スイッチ回路104によって切り替え可能とすると共に、選択スイッチ回路104の動作を、第1及び第2の比較器102,103の出力変化と、選択スイッチ回路104の動作状態に基づいてスイッチ制御回路105により制御可能とすることで、2つの比較器102,103を用いて複数の電圧範囲での入力信号の電圧値の検出を可能としたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力信号の電圧範囲を検出する装置に係り、特に、検出電圧精度の向上、回路構成の簡素化等を図ったものに関する。
この種の従来装置としては、例えば、特許文献1等に開示されたようないわゆるウィンドコンパレータ装置などが良く知られている。
このような従来のウィンドコンパレータ装置にあっては、入力信号の電圧値を判定する電圧範囲を複数に区分することで、より細かな判定が可能となるが、そのためには、電圧範囲の区分に応じて複数の異なる基準電圧を設定する必要があり、しかも、その基準電圧ごとにコンパーレータ(比較器)を設ける必要がある。
特開2008−170285号公報(第7−18頁、図1−図3)
しかしながら、複数のコンパレータを配置することは、半導体集積回路化においては、チップサイズの大型化を招きコスト高となってしまう。
また、上述のようなアナログ回路の場合、半導体プロセスが微細化してもいわゆるロジック回路のようには小さく製造することができず、さらに、高精度のアナログ回路では、素子サイズを通常よりも大きくしなければ動作精度の確保ができないというチップサイズの小型化の要請とは相反する特質がある。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、コンパレータを増やすことなく精度の高い電圧範囲の検出が可能で、かつ、チップサイズの縮小化が可能な電圧範囲検出装置を提供するものである。
上記本発明の目的を達成するため、本発明に係る電圧範囲検出装置は、
複数の異なる基準電圧と一つの入力信号の電圧とを比較し、前記入力信号の電圧値が、前記複数の基準電圧により規定されたいずれの電圧範囲にあるかを検出する電圧範囲検出装置であって、
前記複数の基準電圧を発生する基準電圧発生器と、
前記複数の異なる基準電圧の内の一つと前記入力信号の電圧とを比較し、その大小に応じた信号を出力する第1の比較器と、
前記第1の比較器の比較対象の基準電圧を除く前記複数の異なる基準電圧の内の一つと前記入力信号の電圧とを比較し、その大小に応じた信号を出力する第2の比較器と、
電圧範囲の上限となる基準電圧と、前記電圧範囲の下限となる基準電圧を、前記基準電圧発生器が発生する複数の基準電圧の内から選択的に前記第1及び第2の比較器の入力端子に対して印加するため、前記基準電圧発生器と前記第1及び第2の比較器の入力端子との接続状態を切り替える選択スイッチ回路と、
前記第1及び第2の比較器の出力が変化した際に、当該変化した第1及び第2の比較器の出力と、前記第1及び第2の比較器の出力が変化するまでの前記選択スイッチ回路による前記基準電圧発生器と前記第1及び第2の比較器との接続状態に基づいて、前記選択スイッチ回路に対して前記接続状態を切り替えせしめるスイッチ制御回路とを具備してなるものである。
また、上記本発明の目的を達成するめ、本発明に係る電圧範囲検出装置は、
複数の異なる基準電圧と一つの入力信号の電圧とを比較し、前記入力信号の電圧値が、前記複数の基準電圧により規定されたいずれの電圧範囲にあるかを検出する電圧範囲検出装置であって、
前記複数の基準電圧を発生する基準電圧発生器と、
前記複数の異なる基準電圧の内の一つと前記入力信号の電圧とを比較し、その大小に応じた信号を出力する第1の比較器と、
前記第1の比較器の比較対象の基準電圧を除く前記複数の異なる基準電圧の内の一つと前記入力信号の電圧とを比較し、その大小に応じた信号を出力する第2の比較器と、
電圧範囲の上限となる基準電圧と、前記電圧範囲の下限となる基準電圧を、前記基準電圧発生器が発生する複数の基準電圧の内から選択的に前記第1及び第2の比較器の入力端子に対して印加すると共に、前記入力信号を選択的に前記第1及び第2の比較器の入力端子に対して印加するため、前記基準電圧発生器と前記第1及び第2の比較器の入力端子との接続状態、及び、前記入力信号の入力ラインと前記第1及び第2の比較器の入力端子との接続状態を、それぞれ切り替える選択スイッチ回路と、
前記第1及び第2の比較器の出力が変化した際に、当該変化した第1及び第2の比較器の出力と、前記第1及び第2の比較器の出力が変化するまでの前記選択スイッチ回路による前記基準電圧発生器と前記第1及び第2の比較器との接続状態、及び、前記入力ラインと前記第1及び第2の比較器との接続状態に基づいて、前記選択スイッチ回路に対して前記接続状態を切り替えせしめるスイッチ制御回路とを具備してなるものも好適である。
本発明によれば、2つの比較器の入力端子に対する基準電圧と入力信号の印加状態を切り替えるように構成したので、2つの比較器だけで入力信号の電圧値が複数の電圧範囲のいずれに存在するかを検出することができ、従来に比して、比較器の数を増すことなく、低コストで、しかも、省電力化の図れた電圧範囲検出装置を提供することができるという効果を奏するものである。
本発明の実施の形態における電圧範囲検出装置において第1の電圧範囲が設定された状態における回路図である。 本発明の実施の形態における電圧範囲検出装置において第2の電圧範囲が設定された状態における回路図である。 本発明の実施の形態における電圧範囲検出装置において第3の電圧範囲が設定された状態における回路図である。 本発明の実施の形態における電圧範囲検出装置において第3の電圧範囲が設定された状態における回路図である。
以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図4を参照しつつ説明する。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
最初に、本発明の実施の形態における電圧範囲検出装置の回路構成について、図1を参照しつつ説明する。
本発明の実施の形態における電圧範囲検出装置は、基準電圧発生器101と、第1及び第2の比較器(図1においては、それぞれ「COMP1」、「COMP2」と表記)102,103と、選択スイッチ回路104と、スイッチ制御回路(図1においては「SW−CONT」と表記)105とに大別されて構成されたものとなっている。
基準電圧発生器101は、後述する6つの電圧範囲を定める基準となる基準電圧を発生するもので、本発明の実施の形態においては、直流電源7と、第1乃至第6の抵抗器1〜6とを有して構成されたものとなっている。
第1乃至第6の抵抗器1〜6は、直列接続されており、第1の抵抗器1の一端が直流電源7の正極に接続される一方、第6の抵抗器6の一端が直流電源7の負極と共にグランドに接続されたものとなっている。
ここで、第1の抵抗器1と第2の抵抗器2の相互の接続点の電圧をV1、第2の抵抗器2と第3の抵抗器3の相互の接続点の電圧をV2、第3の抵抗器3と第4の抵抗器4の相互の接続点の電圧をV3、第4の抵抗器4と第5の抵抗器5の相互の接続点の電圧をV4、第5の抵抗器5と第6の抵抗器6の相互の接続点の電圧をV5とすると、本発明の実施の形態においては、V1=0.916V、V2=0.801V、V3=0.408V、V4=0.364V、V5=0.289Vと、それぞれ設定されたものとなっている。なお、これらの電圧を、説明の便宜上、基準電圧と称することとする。
上述の基準電圧の値は、あくまでも一例であり、上述の値に限定されるものではなく、この電圧範囲検出装置の用途等に応じて適宜所望の値を設定すべきものである。また、上述した各基準電圧V1〜V5を得るための直流電源7の出力電圧と、第1乃至第6の抵抗器1〜6の抵抗値についても、種々の組合せが可能であり、特定の値に限定される必要はないものであるので、ここでの具体的な数値についての言及は省略することとする。
第1及び第2の比較器102,103は、例えば、ヒステリシス特性を有する公知・周知の回路構成を有してなるもので、それぞれの非反転入力端子と反転入力端子へ対する入力信号と基準電圧の印加については、選択スイッチ回路104によって詳細は後述するようにして切り替えられるようになっている。
選択スイッチ回路104は、第1乃至第9の開閉スイッチ11a〜11iを有してなり、それらの開閉成は、後述するスイッチ制御回路105によって制御されるよう構成されたものとなっている。
これら第1乃至第9の開閉スイッチ11a〜11iは、入力信号と基準電圧と第1及び第2の比較器102,103の間において、次述するように接続されたものとなっている。
まず、第1乃至第4の開閉スイッチ11a〜11dの一方の端部は、相互に接続されると共に、入力信号が印加可能とされている。なお、本発明の実施の形態においては、この相互に接続され第1乃至第4の開閉スイッチ11a〜11dの一方の端部側を便宜的に入力ライン8とする。
そして、第1の開閉スイッチ11aの他端は、第2の比較器103の反転入力端子に、第2の開閉スイッチ11bの他端は、第2の比較器103の非反転入力端子に、第3の開閉スイッチ11cの他端は、第1の比較器102の非反転入力端子に、第4の開閉スイッチ11dの他端は、第1の比較器102の反転入力端子に、それぞれ接続されたものとなっている。
また、第5の開閉スイッチ11eの一端は、第1の抵抗器1と第2の抵抗器2の相互の接続点に接続される一方、他端は、第1の比較器102の反転入力端子に接続されている。
また、第6の開閉スイッチ11fの一端は、第2の抵抗器2と第3の抵抗器3の相互の接続点に接続される一方、他端は、第2の比較器103の反転入力端子に接続されている。
また、第7の開閉スイッチ11gの一端は、第3の抵抗器3と第4の抵抗器4の相互の接続点に接続される一方、他端は、第1の比較器102の非反転入力端子に接続されている。
さらに、第8の開閉スイッチ11hの一端は、第4の抵抗器4と第5の抵抗器5の相互の接続点に接続される一方、他端は、第2の比較器103の非反転入力端子に接続されている。
そして、第9の開閉スイッチ11iの一端は、第5の抵抗器5と第6の抵抗器6の相互の接続点に接続される一方、他端は、第1の比較器102の非反転入力端子に接続されている。
第1及び第2の比較器102,103のそれぞれの出力は、スイッチ制御回路105に入力され、後述するように選択スイッチ回路104の第1乃至第9の開閉スイッチ11a〜11iの開閉成の制御に供されるものとなっている。
スイッチ制御回路105は、第1及び第2の比較器102,103のそれぞれの出力状態と、第1乃至第9の開閉スイッチ11a〜11iの切り替え状態、換言すれば、第1乃至第9の開閉スイッチ11a〜11iの各々の開閉成の状態に基づいて、第1及び第2の比較器102,103のそれぞれの出力状態が変化した場合に、第1乃至第9の開閉スイッチ11a〜11iをそれに対応する切り替え状態に変えるよう構成されてなる一種のロジック制御回路である。
次に、かかる構成における動作について、図1乃至図4を参照しつつ説明する。
最初に、第1乃至第9の開閉スイッチ11a〜11iが、図1に示された接続状態にある場合について説明する。
すなわち、図1においては、第1の開閉スイッチ11a、第4の開閉スイッチ11d、第7乃至第9の開閉スイッチ11g〜11iが、いずれも開成状態とされる一方、第2及び第3の開閉スイッチ11b,11c、並びに、第5及び第6の開閉スイッチ11e,11fは、いずれも閉成状態とされている。
かかる状態にあって、入力信号が基準電圧V1とV2の間にあるとすると、入力信号は、第3の開閉スイッチ11cを介して第1の比較器102の非反転入力端子に印加されると共に、第2の開閉スイッチ11bを介して第2の比較器103の非反転入力端子に印加される。
その結果、第1の比較器102の出力は、論理値Lowに相当するレベルとなり、第2の比較器103の出力は、論理値Highに相当するレベルとなる。
そして、第1乃至第9の開閉スイッチ11a〜11iは、スイッチ制御回路105によって、図1の接続状態を維持せしめられるようになっている。
これによって、入力信号の電圧値が、基準電圧V1〜V2(V1>V2)の範囲にあることが検出されたこととなる。
次に、上述の状態において、入力信号の電圧値が基準電圧V1を上回ると、第2の比較器103の出力は、論理値Highに相当するレベルから変化はないが、第1の比較器102においては、非反転入力端子の入力信号の電圧値が基準電圧V1を超えることとなるため、第1の比較器102の出力は、論理値Lowに相当するレベルから論理値Highに相当するレベルへ変化する。
これによって、入力信号の電圧値が、基準電圧V1を上回ったことが検出されたこととなる。すなわち、入力信号の電圧値が、最も高い電圧範囲にあることが検出されたこととなる。
また、入力信号の電圧値が基準電圧V1〜V2(V1>V2)の範囲にある状態から、基準電圧V2を下回った場合、第1の比較器102の出力は、論理値Lowに相当するレベルのままであるが、第2の比較器103の出力は、論理値Highから論理値Lowに相当するレベルに変化する。
これによって、入力信号の電圧値が、基準電圧V2を下回ったことが検出されたこととなる。
この場合、入力信号が基準電圧V2を下回る直前の選択スイッチ104における図1に示された接続状態と、第1及び第2の比較器102,103の出力の変化に基づいて、スイッチ制御回路105により、選択スイッチ104の第1乃至第9の開閉スイッチ11a〜11iは、図2に示された接続状態に切り替えられ、第1の比較器102に印加される基準電圧がV1からV3に変えられることとなる。
以下、図2を参照しつつ説明する。
まず、この図2に示された状態においては、第1の開閉スイッチ11a、第3の開閉スイッチ11c、第5の開閉スイッチ11e、第8及び第9の開閉スイッチ11h,11iが、いずれも開成状態とされる一方、第2の開閉スイッチ11b、第4の開閉スイッチ11d、第6及び第7の開閉スイッチ11f,11gが、いずれも閉成状態とされている。
かかる状態にあって、入力信号の電圧値が、基準電圧V2〜V3(V2>V3)の範囲にある場合、第1及び第2の比較器102,103の出力は、いずれも論理値Lowに相当するレベルとなる。
入力信号の電圧値が、基準電圧V2〜V3(V2>V3)の範囲にある限り、図2に示された選択スイッチ回路104の第1乃至第9の開閉スイッチ11a〜11iの接続状態は、スイッチ制御回路105によって、図2に示された状態に維持されることとなる。
そして、この状態にある限り、入力信号の電圧値は、基準電圧V2〜V3(V2>V3)の範囲にあることが検出された状態にあることとなる。
かかる状態にあって、入力信号の電圧値が基準電圧V2を上回った場合、第1の比較器102の出力は、論理値Lowに相当するレベルのままで変化しないが、第2の比較器103の出力は、論理値Lowから論理値Highに相当するレベルに変化する。
これによって、入力信号の電圧値が、基準電圧V2を上回ったことが検出されたこととなる。
また、この場合、入力信号が基準電圧V2を上回る直前の選択スイッチ104における図2に示された接続状態と、上述した第2の比較器103の出力の変化に基づいて、スイッチ制御回路105により、第1乃至第9の開閉スイッチ11a〜11iは、先の図1に示された接続状態に切り替えられることとなる。
そして、入力信号の電圧値は、基準電圧V1〜V2の範囲にあることが検出されたこととなる。
一方、第1乃至第9の開閉スイッチ11a〜11iが、図2に示された接続状態にあって、入力信号の電圧値が基準電圧V3を下回った場合、第2の比較器103の出力は、論理値Lowに相当するレベルのままで変化しないが、第1の比較器102の出力は、論理値Lowから論理値Highに相当するレベルに変化する。
これによって、入力信号の電圧値が、基準電圧V3を下回ったことが検出されたこととなる。そして、この場合、入力信号が基準電圧V3を下回る直前の選択スイッチ104における図2に示された接続状態と、上述した第1の比較器102の出力の変化に基づいて、スイッチ制御回路105により、第1乃至第9の開閉スイッチ11a〜11iは、図3に示された接続状態に切り替えられ、第2の比較器103に印加される基準電圧がV2からV4へ変えられることとなる。
以下、図3を参照しつつ説明する。
この図3に示された状態においては、第1の開閉スイッチ11a、第4の開閉スイッチ11d、第7及び第8の開閉スイッチ11g,11hが、いずれも閉成状態とされる一方、第2及び第3の開閉スイッチ11b,11c、第5及び第6の開閉スイッチ11e,11f、並びに、第9の開閉スイッチ11iが、いずれも開成状態とされている。
そして、入力信号の電圧値が、基準電圧V3〜V4(V3>V4)の範囲にある限り、図3に示された選択スイッチ回路104の第1乃至第9の開閉スイッチ11a〜11iの接続状態は、スイッチ制御回路105によって、図3に示された状態に維持されることとなる。
そして、この状態にある限り、入力信号の電圧値は、基準電圧V3〜V4(V3>V4)の範囲にあることが検出された状態にあることとなる。
かかる状態にあって、入力信号の電圧値が基準電圧V3を上回った場合、第2の比較器103の出力は、論理値Lowに相当するレベルのままで変化しないが、第1の比較器102の出力は、論理値Highから論理値Lowに相当するレベルに変化する。
これによって、入力信号の電圧値が、基準電圧V3を上回ったことが検出されたこととなる。
また、この場合、入力信号が基準電圧V3を上回る直前の選択スイッチ104における図3に示された接続状態と、上述した第1の比較器102の出力の変化に基づいて、スイッチ制御回路105により、第1乃至第9の開閉スイッチ11a〜11iは、先の図2に示された接続状態に切り替えられることとなる。
そして、入力信号の電圧値は、基準電圧V2〜V3の範囲にあることが検出された状態となる。
一方、第1乃至第9の開閉スイッチ11a〜11iが、図3に示された接続状態にあって、入力信号の電圧値が基準電圧V4を下回った場合、第1の比較器102の出力は、論理値Highに相当するレベルのままで変化しないが、第2の比較器103の出力は、論理値Lowから論理値Highに相当するレベルに変化する。
これによって、入力信号の電圧値が、基準電圧V4を下回ったことが検出されたこととなる。
そして、この場合、入力信号が基準電圧V4を下回る直前の選択スイッチ104における図3に示された接続状態と、上述した第2の比較器103の出力の変化に基づいて、スイッチ制御回路105により、第1乃至第9の開閉スイッチ11a〜11iは、図4に示された接続状態に切り替えられ、第1の比較器102に印加される基準電圧がV3からV5へ変えられることとなる。
以下、図4を参照しつつ説明する。
この図4に示された状態においては、第1の開閉スイッチ11a、第4の開閉スイッチ11d、第8及び第9の開閉スイッチ11h,11iが、いずれも閉成状態とされる一方、第2及び第3の開閉スイッチ11b,11c並びに、第5乃至第7の開閉スイッチ11e〜11gが、いずれも開成状態とされている。
そして、入力信号の電圧値が、基準電圧V4〜V5(V4>V5)の範囲にある限り、図4に示された選択スイッチ回路104の第1乃至第9の開閉スイッチ11a〜11iの接続状態は、スイッチ制御回路105によって、図4に示された状態に維持されることとなる。
また、この状態にある限り、入力信号の電圧値は、基準電圧V4〜V5(V4>V5)の範囲にあることが検出された状態にあることとなる。
かかる状態にあって、入力信号の電圧値が基準電圧V4を上回った場合、第1の比較器102の出力は、論理値Lowに相当するレベルのままで変化しないが、第2の比較器103の出力は、論理値Highから論理値Lowに相当するレベルに変化する。
これによって、入力信号の電圧値が、基準電圧V4を上回ったことが検出されたこととなる。
この場合、入力信号が基準電圧V4を上回る直前の選択スイッチ104における図4に示された接続状態と、上述した第2の比較器103の出力の変化に基づいて、スイッチ制御回路105により、第1乃至第9の開閉スイッチ11a〜11iは、先の図3に示された接続状態に切り替えられることとなる。
そして、入力信号の電圧値は、基準電圧V3〜V4の範囲にあることが検出された状態となる。
一方、第1乃至第9の開閉スイッチ11a〜11iが、図4に示された接続状態にあって、入力信号の電圧値が基準電圧V5を下回った場合、第2の比較器103の出力は、論理値Highに相当するレベルのままで変化しないが、第1の比較器102の出力は、論理値Lowから論理値Highに相当するレベルに変化する。
これによって、入力信号の電圧値が、基準電圧V5を下回ったことが検出されたこととなる。換言すれば、入力信号の電圧値が、最も低い電圧範囲にあることが検出されることとなる。
そして、入力信号の電圧値が、基準電圧V5を下回った範囲にある限り、図4に示された選択スイッチ回路104の第1乃至第9の開閉スイッチ11a〜11iの接続状態は、スイッチ制御回路105によって、図4に示された状態に維持されることとなる。
このように、第1及び第2の比較器102,103の基準電圧の入力端子を、基準電圧の変更と共に切り替えることにより、2つの比較器で複数の電圧範囲での入力信号の検出が可能となる。
なお、上述の電圧範囲検出装置における入力信号の電圧範囲の検出結果を、外部の回路(図示せず)で認識するためには、第1及び第2の比較器102,103の出力状態、及び、スイッチ制御回路5による選択スイッチ回路104の制御状態、すなわち、第1乃至第9の開閉スイッチ11a〜11iの接続状態が図1乃至図4に示されたいずれの状態にあるかを示す任意に定めた論理信号を外部の回路へ出力するようにすると好適である。
コストの削減、省電力化が要請される電圧範囲検出装置に適用できる。
101…基準電圧発生器
102…第1の比較器
103…第2の比較器
104…選択スイッチ回路
105…スイッチ制御回路

Claims (2)

  1. 複数の異なる基準電圧と一つの入力信号の電圧とを比較し、前記入力信号の電圧値が、前記複数の基準電圧により規定されたいずれの電圧範囲にあるかを検出する電圧範囲検出装置であって、
    前記複数の基準電圧を発生する基準電圧発生器と、
    前記複数の異なる基準電圧の内の一つと前記入力信号の電圧とを比較し、その大小に応じた信号を出力する第1の比較器と、
    前記第1の比較器の比較対象の基準電圧を除く前記複数の異なる基準電圧の内の一つと前記入力信号の電圧とを比較し、その大小に応じた信号を出力する第2の比較器と、
    電圧範囲の上限となる基準電圧と、前記電圧範囲の下限となる基準電圧を、前記基準電圧発生器が発生する複数の基準電圧の内から選択的に前記第1及び第2の比較器の入力端子に対して印加するため、前記基準電圧発生器と前記第1及び第2の比較器の入力端子との接続状態を切り替える選択スイッチ回路と、
    前記第1及び第2の比較器の出力が変化した際に、当該変化した第1及び第2の比較器の出力と、前記第1及び第2の比較器の出力が変化するまでの前記選択スイッチ回路による前記基準電圧発生器と前記第1及び第2の比較器との接続状態に基づいて、前記選択スイッチ回路に対して前記接続状態を切り替えせしめるスイッチ制御回路とを具備してなることを特徴とする電圧範囲検出装置。
  2. 複数の異なる基準電圧と一つの入力信号の電圧とを比較し、前記入力信号の電圧値が、前記複数の基準電圧により規定されたいずれの電圧範囲にあるかを検出する電圧範囲検出装置であって、
    前記複数の基準電圧を発生する基準電圧発生器と、
    前記複数の異なる基準電圧の内の一つと前記入力信号の電圧とを比較し、その大小に応じた信号を出力する第1の比較器と、
    前記第1の比較器の比較対象の基準電圧を除く前記複数の異なる基準電圧の内の一つと前記入力信号の電圧とを比較し、その大小に応じた信号を出力する第2の比較器と、
    電圧範囲の上限となる基準電圧と、前記電圧範囲の下限となる基準電圧を、前記基準電圧発生器が発生する複数の基準電圧の内から選択的に前記第1及び第2の比較器の入力端子に対して印加すると共に、前記入力信号を選択的に前記第1及び第2の比較器の入力端子に対して印加するため、前記基準電圧発生器と前記第1及び第2の比較器の入力端子との接続状態、及び、前記入力信号の入力ラインと前記第1及び第2の比較器の入力端子との接続状態を、それぞれ切り替える選択スイッチ回路と、
    前記第1及び第2の比較器の出力が変化した際に、当該変化した第1及び第2の比較器の出力と、前記第1及び第2の比較器の出力が変化するまでの前記選択スイッチ回路による前記基準電圧発生器と前記第1及び第2の比較器との接続状態、及び、前記入力ラインと前記第1及び第2の比較器との接続状態に基づいて、前記選択スイッチ回路に対して前記接続状態を切り替えせしめるスイッチ制御回路とを具備してなることを特徴とする電圧範囲検出装置。
JP2010211721A 2010-09-22 2010-09-22 電圧範囲検出装置 Pending JP2012068074A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010211721A JP2012068074A (ja) 2010-09-22 2010-09-22 電圧範囲検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010211721A JP2012068074A (ja) 2010-09-22 2010-09-22 電圧範囲検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012068074A true JP2012068074A (ja) 2012-04-05

Family

ID=46165532

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010211721A Pending JP2012068074A (ja) 2010-09-22 2010-09-22 電圧範囲検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012068074A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106338639A (zh) * 2015-07-06 2017-01-18 河北工业大学 脉冲峰值电压测量及显示装置
WO2022137705A1 (ja) * 2020-12-22 2022-06-30 日立Astemo株式会社 電圧検知回路

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52154132U (ja) * 1976-05-17 1977-11-22
JPS6153830A (ja) * 1984-08-22 1986-03-17 Fujitsu Ltd アナログデジタル変換器
JPS6419829A (en) * 1987-07-15 1989-01-23 Hitachi Ltd Sequential comparing type a/d converting circuit

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52154132U (ja) * 1976-05-17 1977-11-22
JPS6153830A (ja) * 1984-08-22 1986-03-17 Fujitsu Ltd アナログデジタル変換器
JPS6419829A (en) * 1987-07-15 1989-01-23 Hitachi Ltd Sequential comparing type a/d converting circuit

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106338639A (zh) * 2015-07-06 2017-01-18 河北工业大学 脉冲峰值电压测量及显示装置
WO2022137705A1 (ja) * 2020-12-22 2022-06-30 日立Astemo株式会社 電圧検知回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2016203937A1 (ja) 電力用半導体素子の駆動制御回路
US9797959B2 (en) Battery fuel gauges using FET segment control to increase low current measurement accuracy
TWI402492B (zh) 電流式雙斜率溫度數位轉換裝置
CN101795128B (zh) 检测电路和传感器装置
TWI640794B (zh) 感測器裝置
CN106100008B (zh) 电池装置以及电池装置的制造方法
EP2639924A2 (en) Charge control circuit
JP2019110677A (ja) 電力変換装置
JPWO2017037780A1 (ja) 電力変換装置、および、半導体装置
US10451659B2 (en) Detection circuit and associated detection method
CN110132444B (zh) 温度检测电路
US10837843B2 (en) Voltage measuring system
JP2012068074A (ja) 電圧範囲検出装置
JP6673640B2 (ja) 半導体装置、電源ユニットおよび電子装置
CN113030777A (zh) 用于负载检测的电路
JP2013195360A (ja) 信号処理回路、車載用電子制御装置、および信号処理回路の車載用電子制御装置への実装方法
WO2020250908A1 (ja) スイッチの駆動回路
US20170033570A1 (en) Semiconductor device and cell voltage equalization method for battery cell
US8159269B2 (en) Multi-function input terminal of integrated circuits
JP2014062825A (ja) 電圧検出回路及び電圧検出方法
JP2014168181A (ja) オペアンプ
JP5370915B2 (ja) 電圧制限回路
CN104038186A (zh) 一种迟滞比较器
KR101777865B1 (ko) 슈미트 트리거 회로
JP2008099356A (ja) モード切替回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130731

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140513

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140702

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140812

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150106