JP2012066672A - 踏切警報音発生装置とその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】待機二重系動作において、主系と従系の動作を交番させ、警報音の発生と自己診断および相手側の監視を行う二系統交番形の踏切警報音発生装置を提供する。
【解決手段】電源部3、アンプ部4、音源制御部5、及び出力トランス6を有する同一回路構成の一対の警報音発生回路2を含み、音源制御部5にCPUとスイッチを備えて、起動信号が入力すると起動毎に、一方の警報音発生回路が音出力し、他方の警報音発生回路が監視動作を行う。出力トランス6は、一次側をアンプ部2の出力に接続し、一次側の入力信号を音源制御部5にフィードバックさせ、一方の警報音発生回路2は、主系動作として、アンプ動作を有効にして警報音を発生させ、他方の警報音発生回路2は、従系動作として、非起動系のCPUが一方の音源制御部5からの警報音の発生状態を監視しており、一対の警報音発生回路2は、起動信号Pが入力する毎に、交互に交番して主系・従系動作を切替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、踏切において、道路を通行する歩行者や車両運転者に対して音と光によって列車が接近していることを警告する踏切警報機に用いられる踏切警報音発生装置およびその制御方法に関する。
踏切警報機は、一般的に車両の進行方向に対して通行車線側の路側に置かれ、線路の両側に遮断機と一対となって設置されている。この踏切警報機の警報は、警報音発生装置により、列車の接近に伴い警報音を出して周囲に知らせるもので、おもに電気式、電鐘式、電鈴式があるが、現在では、警報機上部に設置されたスピーカーを介して電子音により、列車の接近を知らせるものがほとんどであり、音量調整も自由に設定できるようになっている。
警報音発生装置は、従来、電源に警報音を発生させるための起動信号が入力すると、主系回路を作動させ、主系回路が異常状態時には従系回路に入れ替わることで、機器への電気的な安定性を維持しており、その装置の制御動作に基づき、一部分二重系動作または待機二重系動作になっている。
一部分二重系動作の踏切警報音発生装置30は、特許文献1の従来技術として示された図4の回路構成を有している。この装置30は、鉄道の踏切道に向けて設置された二個の外付けスピーカー31,32に接続されて警報音を発生するために、外部から与えられる二値論理の踏切条件Aに応じて踏切警報用主信号Bを生成する音発信号生成回路35と、電力増幅器33と出力トランス34を有して、踏切警報用主信号Bを電力増幅してスピーカー31,32の駆動線に送出する駆動回路36と、個々に外付け接続しうる複数のスピーカー31,32を並列駆動すべく両スピーカーの各駆動線を装置内部で接続した並列接続部37とを備えている。
音発信号生成回路35は、踏切条件Aのオン時に750Hzの発振信号f1を発生し、踏切条件Aのオフ時に発振を停止する発振回路38aと、踏切条件Aのオン時に2Hz強の発信信号fmを発生し、踏切条件Aのオフ時に発振を停止する発振回路38bと、踏切条件Aのオン時に700Hzの発振信号f2を発生し、踏切条件Aのオフ時に発振を停止する発振回路38cと、発信信号f1を発信信号fmで振幅変調する振幅変調回路40と、発信信号f2を発信信号fmで振幅変調する振幅変調回路41と、両回路40,41の出力信号を重ね合わせて踏切警報用主信号Bを生成する加算合成回路42とを備えている。
そして、踏切条件Aがオンの時には、踏切警報音を出させるため踏切警報用主信号Bに750Hzと700Hzの発振状態を交互に2Hz強で採らせ、踏切条件Aがオフの時には、踏切警報音を出させないため踏切警報用主信号Bに一定値を採らせるようになっている。
また、踏切警報用主信号Bが一定値を採っているときには、スピーカー31,32の駆動電圧が0Vになって警報音が発せられないが、踏切警報用主信号Bが発振状態を採っているときには、スピーカー31,32の駆動電圧が、例えば振幅20Vp−pで正負に振れる正弦波形になって、踏切で馴染みの警報音がスピーカー31,32から発せられるようになっている。
並列接続部37は、スピーカー31,32が故障しても、故障したのが片方だけなら、故障していない他方には警報音を出させることができる。
しかし、このような一部分二重系動作の踏切警報音発生装置30では、スピーカー駆動時すなわち警報音発生時しか故障検出ができない。また、完全な待機二重系ではないので、装置の信頼性が劣る。
一方、主系動作と従系動作を行うものとして、上記特許文献1に示された、より高度な警報音発生装置が、図4,5に示す装置であり、この装置は、待機二重系動作になっている。
踏切警報音発生装置50は、踏切条件Aに応じて生成される踏切警報用主信号Bと検査用副信号Fとを混合して電力増幅し、スピーカー駆動線に送出する駆動回路52と、スピーカー31,32と直列インピーダンスとの分割電圧から副信号検出信号Nを生成する電圧検出部54と、信号Nに基づいて正常状態と断線故障と短絡故障とを分けて判定する判定部56とを備えている。
そして、踏切条件Aがオンになると、750Hzと700Haとが交互に2Hz強で代わる踏切警報音がスピーカー31,32から出力される。また、踏切条件Aがオフになると静かになる。図4に示すように、踏切警報用主信号Bと検査用副信号Fを加算する加算合成回路53を介して、合成信号Hを作り、増幅器57とトランス58で構成される駆動回路に合成信号Hを入力することにより、スピーカー31,32に警報音信号を送る。
また、電圧検出部54は、信号トランス59と信号増幅器60とパルス乗算回路61とレベル検出回路62を備えており、パルス乗算回路61では、検査用副信号Fの入力により、副信号検出信号Lと検査用副信号Fとから、半波の副信号検出信号Mを生成する。
さらに、レベル検出回路62では、副信号検出信号Mからレベル付きの副信号検出信号Nを出力し、判定部56において、スピーカー31,32との接続に係る正常状態と断線故障と短絡故障に分けて判定する。そして、故障通知回路64により、外部に判定結果Pを出力するように構成されている。
上記踏切警報音発生装置50に設けられた故障検出回路(図示略)は、例えば、図5に示す待機二重系の踏切警報音発生装置70に利用されている。
図5において、この踏切警報音発生装置70は、主系では、制御・監視回路72、MP3回路73、及びアンプ回路74を有し、MP3回路73は、デジタル音源再生回路であり、録音された警報音源が保存されるフラッシュメモリとして、SDメモリ75またはUSBメモリ76が接続されている。
また、従系では、アナログ発振回路77とアンプ回路78を備えており、主系の制御・監視回路72を監視する。この主系からの監視信号に基づいて、主系からの警報音の発生がない場合に、従系のアナログ発振回路79からアンプ回路80を介して警報音信号を送り、主・従切替器82の出力を切替て、従系からの警報音を発生させる。
また、主系の制御・監視回路72からは、主・従切替器82に制御信号が送られており、主系と従系の状態に応じて主・従切替器82の切替え制御を行うと共に、主・従切替器82の後段に設けられた故障検出回路83にスピーカー線の断線・短絡検出信号を送るようになっている。
このため、主系動作の故障及び出力用のスピーカーの断線、短絡等による無音故障の検出を行い、主要部を待機二重系として、主系故障時も機能を維持できるようになっている。
特開2010−89666号公報
上記2つの装置では、警報音が発生しない場合に対するフェイルセーフ機能として、踏切警報音発生装置における警報音を二重に発振させる、または踏切警報用主信号Bと検査用副信号Fとを合成し、常にどちらかの警報音が鳴るという安全対策がなされている。
しかし、これらの装置では、どちらか一方が常に警報音が鳴り、主系が警報音を発生しない場合にのみ、従系からの監視信号により、警報音を発生させるものであった。
このため、主系が壊れる前に、通常時に停止状態で作動しない従系が壊れると、主系の代わりに従系を作動させて、警報音を生じさせることができなくなってしまう。
また、一方を常時作動させるため、主系と従系の電気的負荷がアンバランスであり、正常であれば、常に主系のみが動作しており、従系は、長い間、停止状態のままに保たれている。このため、主系の安定動作の維持、及び従系の長期停止後にいきなり作動させることの不具合等が生じる場合がある。さらに、待機状態にある従系の保守監視においても別途、複雑な回路を必要とし、作動の立ち上がり、及び迅速な切替動作にも問題点が発生する。
このように、一部分二重系動作または待機二重系動作の警報音発生装置の問題点に鑑みて、本発明は、一対の同一構成でなる警報音発生回路を用いて、起動信号が発生するたびに、主系動作と従系動作を順次交番させ、警報音の発生と自己診断および相手側の監視を行う二系統交番形の踏切警報音発生装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、踏切警報機に取り付けられるスピーカーに接続されて、警報音を発生させる踏切警報音発生装置であって、電源部、アンプ部、音源制御部、及び出力トランスを有する同一回路構成の二系統の警報音発生回路を含み、該警報音発生回路は、起動信号が入力すると、起動毎に一方の警報音発生回路が音出力し、他方の警報音発生回路が監視動作を行うように、前記音源制御部の各々にCPUと、前記音源制御部の主従関係を定めるスイッチとが設けられ、前記出力トランスは、それぞれ、一次側を前記アンプの出力に接続し、二次側を一対のスピーカーに並列接続するとともに、前記出力トランスの一次側の入力信号を対応する前記音源制御部にフィードバックさせ、
前記二系統の警報音発生回路は、前記起動信号が入力する毎に、順次交番して前記主系動作と前記従系動作に切り替わることを特徴としている。
本発明の実施形態では、前記警報音を発生させる一方の前記警報音発生回路は、主系動作として、起動系のCPUがメモリのカウント値に基づき、アンプ動作を有効にして警報音を発生させ、監視動作を行う他方の前記警報音発生回路は、従系動作として、非起動系のCPUが一方の音源制御部からの警報音の発生状態を監視していることを特徴としている。
本発明の好ましい形態では、前記起動系のCPUは、前記メモリのカウント値が奇数のとき、アンプ動作を有効にして警報音を発生させ、前記カウント値が偶数のとき、警報音を発生することなく、自らは他系の監視動作を行う。
前記監視動作は、前記二系統の各CPU間に接続された線路を介して供給されるLNK信号による他系の異常状態信号と、前記出力トランスのそれぞれの一次側からのフィードバックされる警報音信号とを前記非起動系のCPUが計測し、警報音が出力されているか否かの2つの状態を常時検出することを特徴とする。
また、前記主系動作の警報音発生回路は、警報音を発生させるモードにおいて、音源制御部が、常時、自らの警報音出力のフィードバック信号を監視し、出力異常と判断した場合に、自らの警報音を停止して無効化する自己診断機能を有している。
さらに、前記従系動作の警報音発生回路は、起動後に、前記主系動作の警報音発生回路からの警報音が検出された場合に、監視動作を継続し、警報音信号が一定値以下又は検出されない場合に、自ら警報音を発生させるモードに移行し、警報音を出力することを特徴とする。
本発明の他の形態によれば、電源部、アンプ部、音源制御部、及び出力トランスを有する同一回路構成の二系統の警報音発生回路を含み、前記2つの出力トランスに対して並列接続されたスピーカーを介して踏切警報音を発生させるための制御方法であって、
起動信号が入力すると、予め決められた主系と従系を選択するスイッチの作動状態に基づいて、各系統の音源制御部に設けたCPUにより、起動系の警報音発生回路と非起動系の警報音発生回路を順次交番させ、起動毎に一方の警報音発生回路が音出力し、他方の警報音発生回路が監視動作を行う工程と、前記CPUの制御により、一方を起動系の警報音発生回路に、他方を非起動系の警報音発生回路に選択する工程と、前記各アンプ部から出力された前記出力トランスの一次側からのフィードバック信号による警報音の発生を常時チェックする工程と、前記警報音が検知された場合、非起動系の警報音発生回路は、監視動作を続行する工程と、前記警報音が一定以下または検知されない場合、非起動系の警報音発生回路が警報音を発生させるモードに移行し、警報音を出力する工程とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、警報音発生回路を、電源部、アンプ部、音源制御部、及び出力トランスを含む一対の同一回路構成で形成したので、回路構成を単純化し、回路素子の安定性及び信頼性を確保するとともに、コストを低減することができる。
また、一対の警報音発生回路は、起動信号の入力に従って順次交番するので、起動系と非起動系をバランス良く作動させて、回路の寿命を向上させることができ、絶えず、自己診断機能と、監視機能を維持して、警報音発生装置のフェイルセーフ機能を実現できる。
本発明に係る踏切警報音発生装置の基本構成を示すブロック図である。 本発明に係る図1における踏切警報音発生装置の警報音の動作状態を示すためのより詳細な回路構成図である。 従来例の踏切警報音発生装置の概略構成図である。 上記従来例の動作説明のための詳細図である。 他の従来例における待機二重系の踏切警報音発生装置の回路構成図である。
以下に、図面を参照して、本発明に係る踏切警報音発生装置1について説明する。
図1は、警報機(図示略)に取り付けられるスピーカーSP1、SP2に接続される本発明の踏切警報音発生装置1の基本構成図であり、一対の同一構成でなる警報音発生回路2が対称に配置されている。
踏切警報音発生装置1は、第1系と第2系に分割され、一対の警報音発生回路2、2は、それぞれ、電源部3、アンプ部4、音源制御部5、および出力トランス6によって構成される。
電源部3は、警報音を発生させるための起動信号Pの入力に基づき、回路への電力供給を行う。音源制御部5は、CPUと、初期設定でオンオフ動作を決定できるように、音源制御部5の主従関係(マスター/スレーブ)を定めるスイッチS1、S2を設けている。
アンプ部4は、電源部3から信号を増幅し、音源制御部5のCPUの指令により出力トランスへの警報音信号を出力する。
出力トランス6、6は、それぞれ、一次側をアンプ部4、4の出力に接続し、二次側を一対のスピーカーSP1、SP2に並列接続するとともに、出力トランス6、6の一次側の入力信号(警報音信号)を、対応する音源制御部5、5にフィードバックさせる。
スイッチS(S1、S2)は、予め機器の出荷時に互いに相反するON/OFF動作の設定を決定する初期設定のスイッチであり、このスイッチがONになっている系統(起動系CPU)が起動時の交番選択処理を担う。
音源制御部5の各々は、CPUに不揮発性メモリを内蔵し、起動信号Pが入力される毎、起動系CPUが内部不揮発性メモリに記憶している起動カウント値を読み出し、カウントアップした上でデータの書き換えを行う。
各CPUは、一対の警報音発生回路2、2の両方に起動信号Pが入力すると、第1系と第2系のいずれが、マスター/スレーブのスイッチS1、S2に設定されているかを確認する。起動系CPUは、カウント値が奇数のときアンプ動作を有効にして即時警報音を発生させる。一方、カウント値が偶数のときは、警報音を発生させず、自らは他系の監視動作に入る。
監視動作処理は、2つの信号によって処理される。即ち、音源制御部同士が接続された線路から相互にLNK信号が送られ、また、アンプ部4から出力される警報音信号が音源制御部5にフィードバック信号(FB1、FB2)として送られる。
上記LNK信号は、他系の異常状態を知らせる異常状態信号であり、フィードバック信号(FB1、FB2)は、アンプ部4からの警報音信号であり、これら2つの状態信号を計測し、常時チェックすることによって、一方の起動系の警報音発生回路2が正常であるか否かを監視することができる。
本発明の踏切警報音発生装置1では、電車が踏切を通過する際に前もって予告するための警報音を発生させる起動信号Pが、各系統の電源に同時に入力するようになっている。
したがって、踏切警報音発生装置1は、起動信号Pが各警報音発生回路2に入力すると、1系及び2系の電源3、3を起動させる。このとき、音源制御部5,5に接続されたスイッチS1、S2の動作により、たとえば、第1系統の警報音発生回路2が主動作(マスター)で、第2系統の警報音発生回路2が従動作(スレーブ)であると設定される。
第1系統の警報音発生回路2は、1系の電源3の起動により、音源制御部5に信号が入力し、スイッチの主従関係の定めによってマスターであることを確認すると、アンプ部(AMP1)4から警報音信号が出力される。この出力された警報音信号を出力トランス6へ入力させるとともに、1系の音源制御部(CPU1)5にフィードバック信号としてFB1信号が入力する。
一方、第2系統の警報音発生回路2は、起動信号Pが入力した2系の電源3の入力に基づいてアンプ部(AMP2)4から警報音信号を出力しようとする。しかし、スイッチS2によって従動作に設定されているので、非駆動系のため警報音信号は出力されない。
そして、次の起動信号Pが第2系の電源3に入力した場合、スイッチS1、S2の主従関係が逆転して、警報音信号を2系の音源制御部(CPU2)5の指令により、アンプ(AMP2)4から警報音信号を出力する。そして、この警報音信号の出力に基づいて、音源制御部5にフィードバックするFB2信号が入力する。また、音源制御部5,5同士は、線路を介して接続され、LNK信号(LNK)がやり取りされる。
即ち、第2系統(非起動系)の警報音発生回路2は、起動後しばらく待った後、上述した監視動作を行い、第1系統(起動系)の警報音発生回路2からのLNK信号により、警報音が正常に検出された場合は、引き続き監視動作を周期的に継続する。そして、警報音信号が一定以下または、検出されない場合は、警報音を発生させるモードに移行し、警報音を出力する動作に切り替わる。
その他、警報音を発生している系統でも自己診断機能として、常時自らのフィードバック信号を監視し、出力異常が認められると、自らの警報音を強制停止(無効化)し、LNK信号から異常を監視側に通知することで、音出力系統の切替を行うことができるようになっている。
図2は、本発明の踏切警報音発生装置1のより具体的な回路構成例が示されている。
警報音発生回路2は、1系と2系が同一の対称回路構成であり、電源回路10、増幅回路11、発振制御回路12、及び出力トランスT1(T2)を備えている。発振制御回路12の設定条件を決定するために、音量スイッチ14、減音量スイッチ15、タイマー16の各種の調整スイッチがある。
これらのスイッチは、警報機において、スピーカーSP1、SP2から発生する警報音の音の大きさ、時間、また、遮断器の遮断杆の降下に合わせて、警報音の減音量の調整、さらに、設定した減音量に音量を低下させるまでの時間の設定等を行うことができる。
また、発振制御回路12が正常に動作しているか否かを知らせるための動作ランプ17(緑)と異常ランプ18(赤)が、各発振制御回路12に接続され、本装置の外部パネルに取り付けられている。その他に、電源への突入電流抑止・保護回路20を備えている。
次に、本発明の上記警報音発生装置1において、警報音の発生させるための制御方法の手順を説明する。
本発明の警報音発生装置1は、一対の警報音発生回路2の音源制御部5に設けたCPU及び初期設定されたスイッチSのオンオフ動作に基づき、起動信号Pの入力毎に警報音発生回路2が順次交番するように、シーケンスが作動する。
この警報音発生回路2は、スイッチS1、S2の設定によって警報音を発生させる起動系(主系動作)と非起動系(従系動作)のいずれかに選択される。
即ち、第1系の警報音発生回路2のスイッチS1が、初期設定でON動作にされている場合、第1系は、マスターであり、主系動作を行うために起動系CPU1により警報音を発生させるように動作する。
ここで、スイッチS1がマスターの場合、音源制御部5において、CPUの判断処理により他系の状態を確認する。即ち、他系の警報音発生回路2が発音状態であるか否かを判断する。
CPUのメモリにあるカウンタ値を読み出し、その数値が奇数であるか偶数であるかによって、自系が起動系であるとして、主系動作を行い、他系は監視中であると判断する。
したがって、主系動作の1系のCPUは、メモリのカウンタ値が奇数であると、発音モードとなり、アンプ4を有効にして、警報音を発生させる。また、メモリのカウンタ値が偶数であると、1系が監視モードとなる。
一方、スイッチS2がスレーブ動作であると、2系のCPUは、待機状態を指示し、1系を監視する動作を行い、発音モードで1系のアンプ部4から警報信号が出力されていることを確認する。
また、次の起動信号が入力した場合、1系のCPUは、メモリのカウント値が奇数から偶数に切り替わるため、今度は、アンプ部4から警報音信号を出力しない。
そして、上記起動信号Pが入力する毎に、CPUのメモリのカウント値の奇遇により、2つの警報音発生回路を順次交番させて制御する。
こうして、本発明の警報音発生装置1は、同一回路構成の警報音発生回路を2系統内蔵し、起動信号Pの入力毎に順次交番でどちらか1系統が音出力を行い、他系統が監視動作を行うように制御される。
なお、本発明の警報音発生回路を用いて、警報音を発生させるための構成は、種々の方式を用いることができ、ここでは、CPUを用いてソフトウエアで動作させるものを例に挙げたが、電子発振回路等によってハードウエアで動作させるものも考えられる。
このようにして、本発明の踏切警報音を発生させる制御方法は、起動信号が入力すると、予め決められた主系と従系を選択するスイッチS1,S2の作動状態に基づいて、各系統の音源制御部5に設けたCPUにより、起動系の警報音発生回路2と非起動系の警報音発生回路2を順次交番させ、起動毎に一方の警報音発生回路2が音出力し、他方の警報音発生回路2が監視動作を行う。
そして、CPUの制御により、一方を起動系の警報音発生回路2に、他方を非起動系の警報音発生回路2に選択して、各アンプ部4から出力された出力トランス6の一次側からのフィードバック信号FB1、FB2による警報音の発生を常時チェックし、また、警報音が検知された場合、非起動系の警報音発生回路2は、監視動作を続行し続け、警報音が一定以下または検知されない場合、非起動系の警報音発生回路2が警報音を発生させるモードに移行し、警報音を出力するステップを含んでいる。
したがって、本発明によれば、同一の回路構成を対称に配置した一対の警報音発生回路において、音源制御部に設けたCPUにより、起動系の警報音発生回路と非起動系の警報音発生回路を順次交番させ、前記CPUの制御により、起動毎にどちらか一方の警報音発生回路が音出力し、他方の警報音発生回路が監視動作を行うことができる。
また、起動系の警報音発生回路で警報音が検知された場合、非起動系の警報音発生回路は、監視動作を続行し、前記警報音が一定以下または検知されない場合、非起動系の警報音発生回路が警報音を発生させるモードに移行させることができる。
また、本発明は、交番待機二重系の踏切警報音発生装置を構成し、起動信号が入力する毎に、二系統の警報音発生回路が交互に交番して主系動作と従系動作に切り替わるので、機器への電気的負荷が均質化し、機器の寿命を向上させることができ、さらに、主従動作が頻繁に入れ替わるため、一方の系統の故障を早期に発見でき、その間、他方の系統が代行動作するために信頼性を高めることができる。
1:警報音発生装置、2:警報音発生回路、3:電源部、4:アンプ部、5:音源制御部、6:出力トランス、10:電源回路、11:増幅回路、12:発振制御回路、14〜16:スイッチ、17,18:ランプ、

Claims (3)

  1. 踏切警報機に取り付けられるスピーカーに接続されて、警報音を発生させる踏切警報音発生装置であって、
    電源部、アンプ部、音源制御部、及び出力トランスを有する同一回路構成の二系統の警報音発生回路を含み、
    該警報音発生回路は、起動信号が入力すると、起動毎に一方の警報音発生回路が音出力し、他方の警報音発生回路が監視動作を行うように、前記音源制御部の各々にCPUと、初期設定で前記音源制御部のオンオフ動作を決定するスイッチとが設けられ、
    前記出力トランスは、それぞれ、一次側を前記アンプ部の出力に接続し、二次側を一対の前記スピーカーに並列接続するとともに、前記出力トランスの一次側の入力信号を対応する前記音源制御部にフィードバックさせ、
    前記二系統の警報音発生回路は、前記起動信号が入力する毎に、交互に交番して前記主系動作と前記従系動作に切り替わることを特徴とする踏切警報音発生装置。
  2. 前記警報音を発生させる一方の前記警報音発生回路は、主系動作として、起動系のCPUがメモリのカウント値に基づき、アンプ動作を有効にして警報音を発生させ、監視動作を行う他方の前記警報音発生回路は、従系動作として、非起動系のCPUが一方の音源制御部からの警報音の発生状態を監視することを特徴とする請求項1記載の踏切警報音発生装置。
  3. 電源部、アンプ部、音源制御部、及び出力トランスを有する同一回路構成の二系統の警報音発生回路を含み、前記2つの出力トランスに対して並列接続されたスピーカーを介して踏切警報音を発生させるための制御方法であって、
    起動信号が入力すると、予め決められた主系と従系を選択するスイッチの作動状態に基づいて、各系統の音源制御部に設けたCPUにより、起動系の警報音発生回路と非起動系の警報音発生回路を交番させ、起動毎に一方の警報音発生回路が音出力し、他方の警報音発生回路が監視動作を行う工程と、
    前記CPUの制御により、一方を起動系の警報音発生回路に、他方を非起動系の警報音発生回路に選択する工程と、
    前記各アンプ部から出力された前記出力トランスの一次側からのフィードバックによる警報音信号とを計測し、警報音の発生を常時チェックする工程と、
    前記警報音が検知された場合、非起動系の警報音発生回路は、監視動作を続行する工程と、
    前記警報音が一定以下または検知されない場合、非起動系の警報音発生回路が警報音を発生させるモードに移行し、警報音を出力する工程とを含むことを特徴とする制御方法。
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