JP2012066094A - 肺機能検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】肺機能検査装置において、正確な測定のためには最大努力呼吸が求められるが、努力度を判定しその結果を分かり易く表示する技術を提供する。
【解決手段】フローボリューム検査の結果表示画面82’において、判定バー表示領域81’に努力呼出開始時努力度判定バー、呼出時間努力度判定バー、再現性判定バー、GOLDによる病期判定バー、換気機能障害判定バーを表示するようにした。
【選択図】図6

Description

本発明は肺機能検査装置に関するものであり、特に、正確な測定をおこない、結果を分かり易く表示する技術を提供することを目的とする。
肺機能検査には、肺へのガスの出入りを検査する換気機能検査や、肺におけるガスと血液の間で酸素と炭酸ガスの交換を検査するガス交換機能検査などがあるが、本発明は主に換気機能検査に関する。
換気機能検査は、図8のように、呼吸流量計101に呼吸フィルタ102とマウスピース103を接続し、マウスピース103を口でくわえ、所定の呼吸をおこなわせ、そのときの呼吸流量を測定して様々なパラメータを求めるもので、 肺気量分画検査やフローボリューム検査などがある。
肺気量分画検査は、図9に示すように、安静呼吸と、これに続いてゆっくりと最大の呼出位(最大呼気位)まで呼出し、続けて最大の吸気位(最大吸気位)まで吸気する検査である。
フローボリューム検査は、図10のように、安静呼吸の後、最大吸気位まで吸気した後、一気に、最大努力をして、最大呼気位まで呼出する検査である。図の縦軸はフロー(l/sec)、横軸はボリューム(l)である。
検査結果のパラメータには、実測値の他に、性別や年齢、体格などのIDデータ、IDデータから予測される予測値、実測値や予測値から計算される計算値などがある。例えば、実測値の1秒量と努力性肺活量の比から求められる1秒率(計算値)、1秒量の実測値と予測値の比から求められる%1秒量(計算値)、肺活量の実測値と予測値の比から求められる%肺活量(計算値)などがある。
肺機能検査の大きな目的の一つが閉塞性換気障害と拘束性換気障害の鑑別である。これはフローボリューム検査でおこなうことができる。
閉塞性換気障害は、気道から肺胞にかけての空気の通路が炎症等によって細くなり、空気の出入りが阻害されるもので、気管支喘息や肺気腫等の病気が含まれる。1秒率が70%以下の場合、閉塞性換気障害と判定される。
拘束性換気障害は肺全体の弾力性が低下して換気機能が低下するもので、間質性肺炎や肺線維症などがある。%肺活量が80%以下の場合拘束性換気障害と判定される。
換気機能障害は、図12のように、縦軸と横軸に%肺活量と1秒率をとり、これに1秒率が70%と%肺活量が80%の直線を引き、正常、閉塞性、拘束性、混合性の4つのコンパートメントに分けた図で示すことが多い。この表に実測値をプロットすると、疾患の種類と程度を一目で判断することができる。検査レポートでは、 この換気機能障害分類表を添付することが多い(特許文献1など)。
肺疾患の中で、最近、特に慢性閉塞性肺疾患(COPD:Chronic Obstructive Pulmonary Disease)が注目されている。これは気道の慢性の炎症性疾患で、他の脳血管障害や心疾患等代表的な疾患が減少傾向にある中で、本疾患だけが世界的に患者数と死亡者数が増加傾向にあるため、GOLD(Global Initiative For ChronicObstructive Lung Disease)が診断基準を定め、日本もこれに準拠して、臨床で広く使用されるようになってきている。GOLDは、1秒率と%1秒率を用いて、図11(A)のように、COPDの病期を5つの病期に分類している。これを表にしたものが図11(B)である。検査結果をこの図にプロットしてレポートすることが多くなってきている(非特許文献2)。
このように、換気機能障害では、図12の換気機能障害分類表と、図11のGOLDの分類表の両方が併用されるようになってきている。以下に、図で説明をおこなう。
特公昭57-20815 COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン 日本呼吸器学会COPDガイドライン第2版作成委員会編
図9は肺気量分画検査の例である。この検査は、図に示すように、安静呼吸と、これに続いてゆっくりと最大の呼出位(最大呼気位)まで呼出し、続けて最大の吸気位(最大吸気位)まで吸気をおこなわせ、再度最大呼気位まで呼出し、このときの呼吸気を測定しておこなう。この検査では、図9に示すような、1回換気量や肺活量などの肺の容量に関する測定をおこなうことができる。1回換気量は安静呼吸中の1回の呼吸で肺に出入りするガスの量であり、肺活量は最大吸気位と最大呼気位の間に肺に出入りするガス量である。
図10はフローボリューム検査の例である。検査は、安静呼吸の後、最大吸気位まで吸気し、その後最大努力で一気に最大呼気位まで呼出させ、このときの呼吸流量を測定しておこなう。図の縦軸はフロー(l/sec)、横軸はボリューム(l)である。この検査では、ピークフローや1秒量、努力性肺活量などが測定できる。ピークフローは最大努力呼出時の流速の最大値、1秒量は呼出開始から1秒間に呼出されるガス量、努力性肺活量は最大吸気位から最大呼気位まで努力呼出したときの全呼気量である。表示は時間とボリュームの関係にしてもよい。
図12は換気機能障害分類表の例である。図は、縦軸に1秒率、横軸に%肺活量をとり、1秒率が70%、%肺活量が80%の直線を引いて、正常、閉塞性疾患、拘束性疾患、混合性疾患の4つのコンパートメントに分けている。この中に1秒率と%肺活量の実測値をプロット(×印)して、障害の種類と程度が一目で判るようにして、レポートすることが多い。
図11はGOLDの病期分類である。GOLDは、図11(A)のように、1秒率と1秒量を用いて、COPDの病期を5つの病期に分類している。縦軸と横軸に%1秒量と1秒率をとると、図(B)のように、病期を5つのコンパートメントに分割して表現することができ、これに実測値をプロットすると、病期とその程度を一目で確認することができる。
肺気量分画検査は、図9のように、安静呼吸の後、ゆっくりと最大呼気位まで呼出した後、ゆっくりと最大吸気位まで吸気して、続けて最大呼気位まで呼出し、その間に呼吸気流量を測定しておこなう。しかし、呼吸中に咳が出たり喉がつかえたりして、ディップが生じると、これも呼気と吸気と判断し、1回換気量の値等に大きな誤差が生じる可能性がある。呼吸器疾患を検査するので、小さな流量を測定できるようにしているが、咳などの異常呼吸が混じると、正常と異常の呼吸の識別が困難な場合がある。このような誤差を無くし、正確な検査をおこなえるようにすることが、本発明の第一の目的である。
フローボリューム検査は、安静呼吸の後、最大吸気位まで吸気した後、一気に、最大努力で最大呼気位まで呼出する検査である。この検査では最大努力をおこなうことが重要で、これがデータの再現性や正確さ等、データの質に直接影響する。
このため、被検者が最大努力をしたかどうかを判定するための医学会で基準が定められている。その内容は、呼出開始時の努力度が適切であったかどうか6秒以上呼出を続けたか複数回の呼出において再現性は確保されているのか総検査回数と(1)、(2)を両方共に満足させた測定は何回あったのかなどであり、最近の装置は、大部分はこれらの努力度をチェックする機能を有する。
しかし、フローボリューム検査で得られる測定データは膨大な量である。これに対して、努力度のチェック結果は補助的なものと考えられる傾向にあった。このため、努力度のチェック結果は、画面に表示しなかったり、表示しても隅に小さく表示したりしていた。このような場合、努力度のチェック結果を見たい場合、表示を画面上で探したり、表示しない場合はキー操作をして呼び出したりする必要があった。つまり、検査結果が信頼性のあるものかどうかを一目で判断することはできないか、又はこれを探して確認するという面倒な確認作業が必要であった。本発明の第二の目的は、検査時の努力度が十分であったかどうかを判断し、これを判りやすく表示するようにすることである。
このように、フローボリューム検査では膨大な量のデータを何ページもの画面に表示するが、検査の結論を一目で判るように表示するものは無かった。本発明の第三の目的は、スクリーニングされた病気の判定結果を一目で判るように表示することである。
請求項1の発明では、フローボリューム検査で、呼出開始時の努力度が適切であったかを、一目で確認することができるように、努力呼出開始時の努力度の良否を判定し、表示器に設けた判定バーに判定結果を表示するようにした。
請求項2の発明では、フローボリューム検査で、努力呼出時間が十分であったかどうかを、一目で確認することができるように、努力呼出開始以降の時間を測定し、この呼出時間が十分であったか否かを判定して、 表示器に設けた判定バーに判定結果を表示するようにした。
請求項3の発明では、 再現性の良否を一目で確認することができるように、複数回おこなったフローボリューム検査の再現性の良否を判定し、 表示器に設けた判定バーにその判定結果を表示するようにした。
請求項4の発明では、 GOLDの基準による病期を一目で確認することができるように、フローボリューム検査によって得られたデータから、GOLDの基準による病期を判定し、 表示器に設けた判定バーにこの判定結果を表示するようにした。
請求項5の発明では、 換気機能障害の種類を一目で確認することができるように、フローボリューム検査と肺気量分画検査によって得られたデータから、換気機能障害の種類を判定し、 表示器に設けた判定バーにこの判定結果を表示するようにした。
請求項6の発明では、 請求項3から請求項7及び請求項10に記載した判定バーをより見やすくするためのもので、測定結果の画面の一部に判定バーを表示する表示領域を設け、請求項1から請求項5に記載した判定バーの1個又は複数個の判定バーを表示するようにした。
請求項7の発明では、操作性を良くし、画面を見やすくするために、タッチパネル式の表示器を用い、表示器の一部に測定モードを選択するタブを表示するタブ領域を設け、ある測定モードのタブを押すとその測定モードの測定結果表示画面に入り、測定結果表示画面にはタブ領域の他に曲線表示領域と数値データ表示領域、判定バー表示領域などに割り当てるようにした。請求項8の発明では、フローボリューム検査で、呼出開始時の努力度と呼出時間をみて、この両方の努力度が適切であったかを判定し、表示器に設けた判定バーに判定結果を表示するようにした。
請求項1の発明により、複数回おこなったフローボリューム検査の再現性の良否を判定し、 表示器に設けた判定バーにその判定結果を表示する。このため、再現性の良否を一目で確認することができ、信頼性の高いデータを得ることができる。
請求項2の発明により、フローボリューム検査によって得られたデータから、GOLDの基準に基づいて病期を判定し、 表示器に設けた判定バーにこの判定
結果を表示する。このため、GOLDの基準に基づく病期を一目で確認することができる。
請求項3の発明では、フローボリューム検査と肺気量分画検査によって得られたデータから、換気機能障害の種類を判定し、 表示器に設けた判定バーにこの判定結果を表示する。このため、換気機能障害の種類と程度を一目で確認することができる。
請求項6の発明により、測定結果の画面の一部に判定バーを表示する表示領域を設け、請求項3から請求項5及び請求項8に記載した判定バーの1個又は複数個の判定バーを表示する。本請求項記載の発明により、請求項1から請求項5及び請求項8に記載した判定バーをまとめて所定の位置に表示するので、測定データと共に、努力度、換気障害の種類、及びGOLDによる病期の判定結果を、まとめて一目で確認することができる。このため、測定データが信頼性のあるものか、疾患の種類と程度はどうかを、一目で確認することができる。
請求項7の発明では、タッチパネル式の表示器を用い、表示器の一部に測定モードを選択するタブを表示するタブ領域を設け、ある測定モードのタブを押すとその測定モードの測定結果表示画面に入り、測定結果表示画面にはタブ領域の他に曲線表示領域と数値データ表示領域、判定バー表示領域などに割り当てるようにした。操作は、所定位置のモード選択タブをタップするだけでよいため操作性が向上している。また、各種データは所定の位置に表示されるので、非常に見易い。測定結果は所定位置の判定バーに表示されるので、データの信頼性と判定結果を一目で確認することができる。請求項8記載の発明では、呼出開始時の努力度と、所定時間以上努力したかの両方の努力度を見て、両方とも十分に努力が行なわれているかどうかを判定し、この判定結果を、画面に設けた判定表示領域に、表示する。このため、呼出開始時の努力と呼出努力時間の両方が、十分に努力されている検査回数を一目で確認することができる。
請求項1の発明は、フローボリューム検査時に、 努力呼出開始時の努力度の良否を判定し、検査結果の画面に、表示器に設けた判定バーに判定結果を表示する。
努力呼出開始時の努力度の判定は、前述のように、 信頼性の高いデータを得るために、ATSや日本呼吸器学会によって定められてる。この努力度の良否の判定は従来からおこなわれている。これは、フローボリューム曲線の立ち上がりの程度を評価すればよい。従来も、この判定結果を知ることはできた。しかし、キー操作をして、判定結果を呼び出して表示させる必要があった。又は、他の情報に埋もれて表示されていたため、 画面で探す必要があり、表示自体が見難いという問題があった。つまり、検査終了時に、努力呼出開始時の努力度の良否を一目で確認することができなかった。このため、検査結果を見、 努力呼出開始時の努力度の良否の判定結果を確認するという、手間をかける必要があった。
本請求項記載の発明によると、検査結果とともに、努力呼出開始時の努力度の良否を、所定の位置に表示する。つまり、検査をしてその結果の画面になると、FVC曲線データ、数値データと共に、所定の判定バーの表示位置に、呼出開始時の努力度の良否が表示される。このため、測定データを一目で確認でき、データが信頼できるものであるか否かの判断もすぐにできる。精度管理にも有効で、検者の手間を省力化し、正しい診断にも有効である。
請求項2の発明は、フローボリューム検査時に、努力呼出開始以降の時間を測定し、この呼出時間が十分であったか否かを判定して、 表示器に設けた判定バーに判定結果を表示する。
この努力度判定も、 ATSや日本呼吸器学会によって定められている。このため、従来もこの機能は使用されていた。しかし、その判定結果は測定結果画面に表示されていなかったり、多くの情報の中に埋もれて表示されていた。このため、請求項1の発明の実施例で記載したように、この指標も見難い、又は見るのにキー操作が必要などの不都合があり、検査結果とその信頼性を一目で確認するというわけにはいかなかった。
本請求項記載の発明によると、検査結果と共に、呼出時間の努力の程度を表示し、呼出時間が十分であったかどうかを判断し、この判断結果を例えば良又は否のように、所定の位置に、表示される。このため、検査データを一目で確認でき、データが信頼できるものであるか否かの判断も同時にできる。精度管理にも有効で、検者の手間を省力化し、正しい診断にも有効である。
請求項3の発明は、複数回おこなったフローボリューム検査の再現性の良否を判定し、 表示器に設けた判定バーにその判定結果を表示するものである。この判定についても、 ATSや日本呼吸器学会によって定められている。このため、従来もこの機能は使用されていた。しかし、その判定結果は測定結果画面に表示されていなかったり、多くの情報の中に埋もれて表示されていた。このため、請求項1の発明の実施例で記載したように、この指標も見難い、又は見るのにキー操作が必要などの不都合があり、検査結果とその信頼性を一目で確認するというわけには行かなかった。
本請求項記載の発明によると、検査結果と共に、複数回の検査の再現性の良否を判定し、この判断結果を例えば良又は否のように、所定の位置の判定バーに表示する。このため、検査データを一目で確認できるとともに、再現性の良否を一目で確認することができ、データが信頼できるものであるか否かの判断も同時にできる。精度管理にも有効で、検者の手間を省力化し、正しい診断にも有効である。
請求項4の発明は、フローボリューム検査によって得られたデータから、GOLDの基準に基づいて病期を判定し、 表示器に設けた判定バーにこの判定結果を表示する。GOLDの基準は公知であり、図11(A)に示すような病期の表や同図(B)の病期の表も使用されている。しかし、その判定結果は測定結果画面に表示されていなかったり、多くの情報の中に埋もれて表示されていた。このため、請求項1の発明の実施例で記載したように、この指標も見難い、又は見るのにキー操作が必要などの不都合があり、検査結果とその信頼性を一目で確認するというわけにはいかなかった。
本請求項記載の発明によると、検査結果と共に、GOLDの基準に基づく病期を判定し、この判断結果を例えば病期2のように、所定の位置の判定バーに表示する。判定バーには病期0から4までの、又は正常の、いずれかを表示すればよい。このため、検査データを一目で確認できるとともに、患者がどの病期かが同時にわかる。検者の手間を省力化し、正しい診断にも有効である。
請求項5の発明では、フローボリューム検査によって得られたデータから、換気機能障害の種類を判定し、 表示器に設けた判定バーにこの判定結果を表示する。検査結果から、換気機能障害の種類と程度を表す図12の表は従来から用いられている。しかし、その判定結果は測定結果画面に表示されていなかったり、多くの情報の中に埋もれて表示されていた。このため、請求項1の発明の実施例で記載したように、この指標も見難い、又は見るのにキー操作が必要などの不都合があり、検査結果とその信頼性を一目で確認するというわけにはいかなかった。
本請求項記載の発明によると、検査結果と共に、換気機能障害の種類と程度を求め、この結果から例えば閉塞性障害であるという判定をし、これを所定の位置の判定バーに表示する。判定バーには、閉塞性、拘束性、混合性、正常のいずれかを識別できるように表示すればよい。例えば、閉、拘、混、正のように、またはこれに対応する数値や記号で表示してもよい。このため、検査データを一目で確認できるとともに、患者はどのような種類の換気障害であるのかを一目で確認することができる。検者の手間を省力化し、正しい診断にも有効である。
請求項6の発明では、フローボリューム検査結果の表示画面に判定バー表示領域を設け、 この判定バー表示領域には請求項1から請求項5及び請求項8に記載した判定バーの中の少なくとも1つの判定バーを表示するようにした。従来は、呼出努力の判定結果や換気機能障害の種類、程度、GOLDの基準に基づく病期判定結果は、別々の場所に表示又は格納され、検査結果と共に、これらを同時にまとめて見ることはできなかった。本請求項記載の発明によると、フローボリューム曲線、数値データとともに、努力度の判定結果と、換気障害の種類、程度、GOLDの基準に基づく病期を、所定の位置に、同時に表示するため、検査データと共に、データの信頼性、病気の程度や種類を、一つの画面で一目で確認することができる。このため、検者の手間を省力化し、正しい診断にも有効である。
請求項7の発明は、操作性をよくし、検査結果を判り易く表示する技術に関するものである。画面を、曲線表示領域、数値データ表示領域、操作用のタブ表示領域、判定バー表示領域等に分割して、データは所定の領域に表示して見やすくした。また、タッチパネル式の表示器を用いて、表示器の一部に測定モードを選択するタブを表示するタブ領域を設けて、操作し易くした。ある測定モードのタブをタップするだけでその測定モードの測定結果表示画面に入ることができる。また、測定結果を表示することができる。測定結果表示画面は、タブ領域の他に、曲線表示領域と数値データ表示領域、判定バー表示領域などに割り当てているため、非常に見易い。検査時の努力度は所定位置の判定バーに表示されるので、データの信頼性も一目で判断できる。測定データと共に、この測定結果が信頼性の高いものであるかどうかも一目で判断できるので、判定結果を一目で確認することができる。
請求項8の発明は、フローボリューム検査時に、努力呼出開始時の努力度と努力呼出時間から見た努力度の両方を見て、両方とも十分な努力が行なわれている検査の回数をカウントし、この回数を、検査結果の画面に、表示器に設けた判定バーに表示する。努力呼出開始時の努力度の判定は、前述のように、 信頼性の高いデータを得るために、ATSやつまり、本請求項記載の発明により、信頼性の高い検査が何回行なわれたかを、判定バーを見るだけで、一目で確認することができる。
請求項1記載の発明の測定開始時の努力度の判定バーの例である。 請求項2記載の発明の呼出時間から見た努力度の判定バーの例である。 請求項3記載の発明の再現性の判定バーの例である。 請求項4記載の発明のGOLDに基づく病期判定バーの例である。 請求項5記載の発明の換気機能障害の判定バーの例である。 請求項6記載の発明の判定バー表示領域を示す領域の例である。 請求項7記載の発明の測定結果表示画面の例である。 肺機能検査で使用する流量計、フィルタ、マウスピースの例である。 肺気量分画の図である。 フローボリューム曲線の例である。 GOLDの基準に基づく病期分類(A)とその表(B)である。 換気機能障害の種類と程度を表す表である。 請求項8の発明の、呼出開始時と努力呼出の両方とも十分な努力が行われた
TVI:吸気量 TI:吸気時間TVE:呼気量 TE:呼気時間41:努力呼出開始時努力度判定バー 32判定バー表示領域51:呼出時間努力度判定バー61:再現性判定バー71:GOLDによる病期判定バー81:換気機能障害判定バー81’:判定バー表示領域 82’:表示画面91:測定モード選択タブ92:判定バー93:測定曲線表示領域94:測定数値データ表示領域 95:表示画面101:流量計 102:フィルタ103:マウスピース
本発明は肺機能検査装置に関するものであり、特に、正確な検査をおこない、結果をより分かり易く表示する技術を提供することを目的とする。
肺機能検査には、肺へのガスの出入りを検査する換気機能検査や、肺におけるガスと血液の間で酸素と炭酸ガスの交換を検査するガス交換機能検査などがあるが、本発明は主に換気機能検査に関する。
換気機能検査は、図2のように、呼吸流量計101に呼吸フィルタ102とマウスピース103を接続し、マウスピース103を口でくわえ、所定の呼吸をおこなわせ、そのときの呼吸流量を呼吸流量計101で検査して様々なパラメータを求めるもので、 肺気量分画検査やフローボリューム曲線検査などがある。
肺気量分画検査は、図3に示すように、安静呼吸と、これに続いてゆっくりと最大の呼出位(最大呼気位)まで呼出し、続けて最大の吸気位(最大吸気位)まで吸気する検査である。 この検査では、図3に示すような、1回換気量や肺活量などの肺の容量に関する検査をおこなうことができる。1回換気量は安静呼吸中の1回の呼吸で肺に出入りするガスの量であり、肺活量は最大吸気位と最大呼気位の間に肺に出入りするガス量である。
フローボリューム曲線検査は、図4のように、安静呼吸の後、最大吸気位まで吸気した後、一気に、最大努力をして、最大呼気位まで呼出する検査である。図4の縦軸はフロー(l/sec)、横軸はボリューム(l)である。 この検査では、ピークフローや1秒量、努力性肺活量などが検査できる。ピークフローは最大努力呼出時の流速の最大値、1秒量は呼出開始から1秒間に呼出されるガス量、努力性肺活量は最大吸気位から最大呼気位まで努力呼出したときの全呼気量である。表示は時間とボリュームの関係にしてもよい。
検査結果のパラメータには、実測値の他に、性別や年齢、体格などのIDデータ、IDデータから予測される予測値、実測値や予測値から計算される計算値などがある。例えば、実測値の1秒量と努力性肺活量の比から求められる1秒率(計算値)、1秒量の実測値と予測値の比から求められる%1秒量(計算値)、肺活量の実測値と予測値の比から求められる%肺活量(計算値)などがある。
肺機能検査の大きな目的の一つが閉塞性換気障害と拘束性換気障害の鑑別である。これはフローボリューム曲線検査でおこなうことができる。
閉塞性換気障害は、気道から肺胞にかけての空気の通路が炎症等によって細くなり、空気の出入りが阻害されるもので、気管支喘息や肺気腫等の病気が含まれる。1秒率が70%以下の場合、閉塞性換気障害と判定される。
拘束性換気障害は肺全体の弾力性が低下して換気機能が低下するもので、間質性肺炎や肺線維症などがある。%肺活量が80%以下の場合拘束性換気障害と判定される。
換気機能障害は、図6のように、縦軸に1秒率、横軸に%肺活量をとり、1秒率が70%と%肺活量が80%の直線を引いて、正常、閉塞性疾患、拘束性疾患、混合性疾患の4つのコンパートメントに分け、この中に1秒率と%肺活量の実測値をプロット(図6の×印)して、障害の種類と程度が一目で判るようにして、レポートすることが多い(特許文献1など)。
肺疾患の中で、最近、特に慢性閉塞性肺疾患(COPD:Chronic Obstructive Pulmonary Disease)が注目されている。これは気道の慢性の炎症性疾患で、他の脳血管障害や心疾患等代表的な疾患が減少傾向にある中で、本疾患だけが世界的に患者数と死亡者数が増加傾向にあるため、GOLD(Global Initiative For ChronicObstructive Lung Disease)が診断基準を定め、日本もこれに準拠して、臨床で広く使用されるようになってきている。GOLDは、1秒率と%1秒率を用いて、図5(A)のように、COPDの病期を5つの病期に分類している。これを表にしたものが図5(B)である。検査結果をこの図にプロットしてレポートすることが多くなってきている(非特許文献2)。
このように、換気機能障害は、図3の換気機能障害分類表と、図4のGOLDの分類によるCOPD病期分類表の両方が併用されるようになってきている
特公昭57-20815
COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン 日本呼吸器学会COPDガイドライン第2版作成委員会編
フローボリューム曲線検査は、安静呼吸の後、最大吸気位まで吸気した後、一気に、最大努力で最大呼気位まで呼出する検査である。この検査では最大努力をおこなうことが重要で、これがデータの再現性や正確さ等、データの質に直接影響する。
このため、被検者が最大努力をしたかどうか、再現性はどうかを判定するための基準が医学会で定められている。その内容は、(1)呼出開始時の努力度が十分であったかどうか、(2)6秒以上呼出を続けたか(3)複数回の検査において再現性はあるか、である。また、(4)呼出開始時の努力度が十分で、かつ、呼出時間が十分(6秒以上であった)であった検査回数は何回あったのか、であり、最近の装置は、大部分はこれらの努力度をチェックする機能を有する。
しかし、フローボリューム曲線検査で得られる検査データは膨大な量であり、何ページにも渡って画面に表示される。これに対して、努力度のチェック結果は補助的なものと考えられる傾向にあり、画面に表示しなかったり、表示しても隅に小さく表示したりしていた。このような場合、努力度のチェック結果を見たい場合、表示を画面上で探したり、表示しない場合はキー操作をして呼び出したりする必要があった。つまり、検査結果が信頼性のあるものかどうかを一目で判断することはできず、これを複数の画面で探して確認するという面倒な確認作業が必要であった
このように、フローボリューム曲線検査では膨大な量のデータを何ページもの画面に表示するが、検査の結を一目で判るように表示するものは無かった。また、得られたデータが信頼性のあるものであるかどうかを一目で確認することはできなかった。本発明の目的は、肺機能検査の結果を一目で判りやすく表示し、検査で得られたデータが信頼性のあるデータであるかどうかを一目で確認できるようにすることである。
そこで、請求項1記載の発明では、
呼吸気の流量を検査する呼吸流量計と、
前記呼吸流量計で検査した流量データを処理して肺機能に関するパラメータを求めるデータ処理部と、
検査中の又は検査結果のデータを含むデータを表示する表示器と
を有し、所定の呼吸をおこなわせたときの呼吸流量を検査して肺気量分画検査やフローボリューム曲線検査を含む肺機能検査をおこなう肺機能検査装置において、
前記表示器にタッチパネル式表示器を用い、前記表示器の表示画面に検査データ表示領域と検査モード表示領域を設け、前記検査モード表示領域に前記装置が有する肺機能検査項目に対応する検査モード選択タブを表示し、前記検査モード選択タブの中のいずれかのタブをタッチすると、タッチした検査モード選択タブに対応する検査モードに入って検査を開始できるようにし、検査中及び検査終了後のデータを前記表示器の検査データ表示領域に表示するようにした。
請求項2記載の発明では、請求項1記載の肺機能検査装置において、フローボリューム曲線検査の検査結果を表示する検査結果画面に判定バー表示領域を設け、前記判定バー表示領域に呼出開始時努力度判定バーと努力呼出時間判定バーを設け、
努力呼出開始時のデータから呼出開始時の努力度を医学会で定めた基準によって判定した呼出開始時努力度判定結果を前記呼出開始時努力度判定バーに表示するとともに、
努力呼出時間を検査して努力呼出時間が十分であるか否かを医学会で定めた基準によって判定した努力呼出時間判定結果を前記努力呼出時間判定バーに表示するようにした。
請求項3記載の発明では、請求項2記載の肺機能検査装置において、前記判定バー表示領域に再現性判定バーを設け、
複数回おこなったフローボリューム曲線検査のデータの再現性が良好か否かを医学会で定めた基準によって判定した再現性判定結果を前記再現性判定バーに表示するようにした。
請求項4記載の発明では、請求項2又は3記載の肺機能検査装置において、
前記判定バー表示領域に正常検査回数判定バーを設け、
複数回おこなったフローボリューム曲線検査の中で、前記呼出開始時努力度判定結果前記努力呼出時間判定結果がともに十分であると判定された検査の回数を正常検査回数として前記正常検査回数判定バーに表示するようにした。
請求項5記載の発明では、請求項2から請求項4のいずれかに記載した肺機能検査装置において、前記判定バー表示領域にCOPD病期判定バーと換気機能障害判定バーの一方又は両方を設け、フローボリューム曲線検査によって得られたデータから、医学会で定めた基準によってCOPDの病期を判定したCOPD病期判定結果を前記COPD病期判定バーに、フローボリューム曲線検査によって得られたデータから、医学会で定めた基準によって換気機能障害の病期を判定した換気機能障害判定結果を前記換気機能障害判定バーにそれぞれ表示するようにした。
請求項1記載の発明では、
呼吸気の流量を検査する呼吸流量計と、
前記呼吸流量計で検査した流量データを処理して肺機能に関するパラメータを求めるデータ処理部と、
検査中の又は検査結果のデータを含むデータを表示する表示器と
を有し、所定の呼吸をおこなわせたときの呼吸流量を検査して肺気量分画検査やフローボリューム曲線検査を含む肺機能検査をおこなう肺機能検査装置において、
前記表示器にタッチパネル式表示器を用い、前記表示器の表示画面に検査データ表示領域と検査モード表示領域を設け、前記検査モード表示領域に前記装置が有する肺機能検査項目に対応する検査モード選択タブを表示し、前記検査モード選択タブの中のいずれかのタブをタッチすると、タッチした検査モード選択タブに対応する検査モードに入って検査を開始できるようにし、検査中及び検査終了後のデータを前記表示器の検査データ表示領域に表示するようにした。
つまり、表示器の表示画面の所定の位置に検査データ表示領域と検査モード表示領域を設けている。検査モード表示領域には、装置が有する複数の検査モードのなかから所望の検査モードを選択する検査モード選択タブ表示する。表示器にタッチパネル式の表示器を用いており、所望の検査モードタブをタッチするとその検査モードに入り、その検査をおこなうことができる。検査データ表示領域2には曲線表示領域5と数値データ表示領域6を設けて、検査中又は検査結果の曲線データと数値データを表示する。操作は、所定位置のモード選択タブをタッチするだけでよいため操作性が向上している。また、各種データは所定の位置に表示されるので、非常に見易い。
請求項2記載の発明では、請求項1記載の肺機能検査装置において、フローボリューム曲線検査の検査結果を表示する検査結果画面に判定バー表示領域を設け、前記判定バー表示領域に呼出開始時努力度判定バーと努力呼出時間判定バーを設け、
努力呼出開始時のデータから呼出開始時の努力度を医学会で定めた基準によって判定した呼出開始時努力度判定結果を前記呼出開始時努力度判定バーに表示するとともに、
努力呼出時間を検査して努力呼出時間が十分であるか否かを医学会で定めた基準によって判定した努力呼出時間判定結果を前記努力呼出時間判定バーに表示するようにした。
つまり、フローボリューム曲線検査時努力呼出開始に十分に努力して呼出をおこなったかどうかを、フローの立ちあがりの程度等で評価し、呼出開始時の努力度の良否を判定し、表示器に設けた呼出開始時努力度判定バーに判定結果を表示する。このため、呼出開始時の努力度が適切であったかどうかを、一目で確認することができ、信頼性の高いデータを得ることができる。また、努力呼出開始以降の全呼出時間を検査し、この呼出時間が十分であったか否かを判定して、 表示器に設けた努力呼出時間判定バーに判定結果を表示する。このため、努力呼出時間が十分であったかどうかを一目で確認することが、信頼性の高いデータを得ることができる。
請求項3記載の発明では、請求項2記載の肺機能検査装置において、前記判定バー表示領域に再現性判定バーを設け、
複数回おこなったフローボリューム曲線検査のデータの再現性が良好か否かを医学会で定めた基準によって判定した再現性判定結果を前記再現性判定バーに表示するようにした。
つまり、複数回おこなったフローボリューム曲線検査の再現性の良否を判定し、表示器に設けた再現性判定バーにその判定結果を表示する。このため、再現性の良否を一目で確認することができ、信頼性の高いデータであるかどうかを一目で判断できる。
請求項4記載の発明では、請求項2又は3記載の肺機能検査装置において、
前記判定バー表示領域に正常検査回数判定バーを設け、
複数回おこなったフローボリューム曲線検査の中で、前記呼出開始時努力度判定結果前記努力呼出時間判定結果がともに十分であると判定された検査の回数を正常検査回数として前記正常検査回数判定バーに表示する。
つまり、呼出開始時努力度と努力呼出時間の両方の努力度を見て、両方とも十分に努力が行なわれている検査回数を判定し、この判定結果を、表示画面に設けた判定バー表示領域の正常検査回数判定バーに表示する。呼出開始時努力度判定結果と努力呼出時間判定結果がともに十分であれば、信頼できる検査がおこなわれたと考えられるため、検査結果の画面を一目見ただけで、信頼性のある検査が何回おこなわれたかを知ることができる。
請求項4記載の発明では、請求項2から請求項4のいずれかに記載した肺機能検査装置において、前記判定バー表示領域にCOPD病期判定バーと換気機能障害判定バーの一方又は両方を設け、フローボリューム曲線検査によって得られたデータから、医学会で定めた基準によってCOPDの病期を判定したCOPD病期判定結果を前記COPD病期判定バーに、フローボリューム曲線検査によって得られたデータから、医学会で定めた基準によって換気機能障害の病期を判定した換気機能障害判定結果を前記換気機能障害判定バーにそれぞれ表示するようにした。つまり、判定バー表示領域にCOPD病期判定バーと換気機能障害判定バーの一方又波両方を設け、それぞれCOPD病期判定結果と換気機能障害判定結果表示する。このため、一つの検査結果画面を見ただけで、検査データと共にとCOPDの病期と換気機能障害の判定結果を確認することができる。
本発明により、タッチパネル式の画面を用い、検査モード選択タブを表示して、所望の検査モード選択タブをタッチするだけで所望の検査を開始できるようになる。このため、検査モードの選択は簡単である。また、検査結果画面には、検査データとともに努力度や再現性、病期の判定バーを表示する。このため、検査データを見ながらこのデータの判定結果も確認できるため、検査データは信頼性があるかどうか、再度検査をおこなう必要があるかどうかを判断でき、しかも、COPDの病期、換気機能障害の種類と程度を、一目で確認することができる。
請求項1記載の発明は、操作性をよくし、検査結果を判り易く表示する技術に関するものである。つまり、
呼吸気の流量を検査する呼吸流量計と、
前記呼吸流量計で検査した流量データを処理して肺機能に関するパラメータを求めるデータ処理部と、
検査中の又は検査結果のデータを含むデータを表示する表示器と
を有し、所定の呼吸をおこなわせたときの呼吸流量を検査して肺気量分画検査やフローボリューム曲線検査を含む複数の肺機能検査をおこなうことのできる肺機能検査装置において、
前記表示器にタッチパネルを用い、前記表示器の表示画面に検査データ表示領域と検査モード表示領域を設け、前記検査モード表示領域に前記装置が有する肺機能検査項目に対応する複数の検査モード選択タブを表示し、前記検査モード選択タブの中のいずれかのタブをタッチすると、タッチした検査モード選択タブに対応する検査モードに入って検査を開始できるようにするとともに、前記検査モード選択タブで選択した検査モードの検査中のデータを、検査が終了した後は検査結果データを前記表示器の検査データ表示領域に表示するようにした肺機能検査装置である。
図1に示すように、表示器1の表示画面に検査データ表示領域2と検査モード表示領域3を設け、さらに、検査データ表示領域2に曲線表示領域5と数値データ表示領域6を設けている。曲線データ表示領域5に検査結果の曲線データを、数値データ表示領域6に検査結果の数値データを表示する。データは所定の位置に表示されるため所望のデータはどの位置を見ればよいかが判るため、見やすい。また、タッチパネル式の表示器を用いて、検査モード表示領域3に検査モードを選択する検査モード選択タブを表示している。図1には、検査モード表示領域3にID、CV、FVCの3つの検査モード選択タブを設けた例を示しており、IDタブ3aをタッチすると被検者の性別や年齢、体格等のIDデータを入力するIDモードに入るようにしている。同様に、CVタブ3bをタッチするとCV(肺気量分画)検査をおこなうCV検査モードに、、FVCタブ3cをタッチするとFVC(フローボリューム曲線)検査をおこなうFVC検査モードになるようにしている。所望の検査をおこないたい場合は所望の検査モード選択タブをタッチするだけでその検査モードの検査画面に入り、そのまま検査をおこなうことができる。検査終了後は検査結果画面を表示する。検査モード選択タブは所定の位置に表示され、所望の検査をおこなうには所望の検査モード選択タブをタッチするだけで、すぐに所望の検査に入ることができ、検査終了後には検査結果を表示する検査結果画面になるため、操作は簡単である検査モード選択タブの数は、装置が有する検査項目によって異なる。
請求項2記載の発明は、フローボリューム曲線検査時に、努力呼出開始時の努力度と、努力呼出開始以降の全呼出時間が十分であったか否かを判定し、この判定結果を検査結果画面の表示器に設けた判定バーに表示する。つまり、フローボリューム曲線検査の検査結果画面に判定バー表示領域を設け、前記判定バー表示領域に呼出開始時努力度判定バーと努力呼出時間判定バーを設け、
努力呼出開始時の流量データから、医学会で定めた基準によって呼出努力度を判定した呼出開始時努力度判定結果を前記呼出開始時努力度判定バーに、
努力呼出時間を検査し、努力呼出時間が十分か否かを、医学会で定めた基準によって判定した努力呼出時間判定結果を前記努力呼出時間判定バーに、、
それぞれ表示するようにした請求項1記載の肺機能検査装置である。
この実施例を図1に示す。図1はフローボリューム曲線検査モードの検査結果の表示画面であり、判定バー表示領域4を設け、この判定バー表示領域4に呼出開始時努力度判定バー4aと努力呼出時間判定バー4bを表示し、呼出開始時努力度判定バー4aに呼出開始時努力度判定結果を、努力呼出時間判定バー4bに努力呼出時間判定結果を、それぞれ表示する。
呼出開始時努力度は、フローボリューム曲線検査の検査開始直後(呼出開始時)の流量データの変化(例えばフローボリューム曲線の呼出開始時の立ち上がりの程度)から、医学会で定めた基準によって、呼出開始時の努力が十分か不十分かを判定し、その判定結果を呼出開始時努力度判定結果として判定バー表示領域4の呼出開始時努力度判定バー4aに表示する。医学会で定めた基準はATSや日本呼吸器学会によって定められており、フローボリューム曲線の立ち上がりの程度で評価される。
図1には、呼出開始時努力度が良好と判定された例を示している。この例では、呼出開始時努力度判定バー4aの上段に判定バーの名称(開始時努力度)を、下段に判定結果(良)を表示している。
しかし、呼出開始時努力度判定バー4aの名称は呼出開始時努力度判定バーであることが判ればよく、どのような表現にしてもよい。
また、判定結果は呼出開始時努力度が十分であったか否かが判ればよく、良/不良や十分/不十分等どのような表現してもよい。
呼出開始時努力度判定バーの名称と判定結果表示位置は呼出開始時努力度判定バーのどの位置に表示してもよい。例えば、判定結果を上段に判定バーの名称を下段に表示してもよく、又は左右に並べて表示してもよく、どのような位置関係にして表示してもよい。従来もこの判定結果を知ることはできた。しかし、キー操作をして、判定結果を呼び出して表示させる必要があった。又は、他の情報に埋もれて表示されていたため、 画面で探す必要があり、表示自体が見難いという問題があった。つまり、検査終了時に、努力呼出開始時の努力度の良否を一目で確認することができなかった。このため、検査結果を見、 努力呼出開始時の努力度の良否の判定結果を確認するという、手間をかける必要があった。
本請求項記載の発明によると、検査結果とともに、努力呼出開始時の努力度の良否を、所定の位置に表示する。つまり、検査をしてその結果の画面になると、FVC曲線データ、数値データと共に、所定の判定バーの表示位置に、呼出開始時の努力度の良否が表示される。このため、検査データを一目で確認でき、データが信頼できるものであるか否かの判断もすぐにできる。精度管理にも有効で、検者の手間を省力化し、正しい診断にも有効である。
努力呼出時間は、フローボリューム曲線検査時に、努力呼出開始以降の時間を検査し、医学会で定めた基準によって呼出時間が十分であったか否かを判定し、その判定結果は努力呼出時間判定結果として判定バー表示領域4の努力呼出時間判定バー4bに表示する。医学会で定めた判定基準はATSや日本呼吸器学会によって定められており、努力呼出時間は6秒以上は必要であるとされている。
図1には、努力呼出時間は十分であったと判定された例を示している。この例では、努力呼出時間判定バー4bの上段に判定バーの名称(努力呼出時間)を、下段に判定結果(良)を表示している。
しかし、努力呼出時間判定バーの名称は努力呼出時間判定バーであることが判ればよく、どのような表現にしてもよい。
また、判定結果は努力呼出時間が十分であったか否かが判ればよく、良/不良や十分/不十分その他どのような表示にしてもよいし、努力呼出時間そのものを表示してもよい。
努力呼出時間判定バーの名称と判定結果の表示位置は努力呼出時間判定バーのどの位置に表示してもよい。例えば、判定結果を上段に判定バーの名称を下段に表示してもよく、又は左右に並べて表示してもよく、どのような位置関係にして表示してもよい。
来もこの機能は使用されていた。しかし、その判定結果は検査結果画面に表示されていなかったり、多くの情報の中に埋もれて表示されていた。このため、この指標も見難い、又は見るのにキー操作が必要などの不都合があり、検査結果とその信頼性を一目で確認するというわけにはいかなかった。
本請求項記載の発明によると、検査結果と共に、呼出時間の努力の程度を表示し、呼出時間が十分であったかどうかを判断し、この判断結果を例えば良又は否のように、所定の位置に、表示される。このため、検査データを一目で確認でき、データが信頼できるものであるか否かの判断も同時にできる。精度管理にも有効で、検者の手間を省力化し、正しい診断にも有効である
請求項3記載の発明は、複数回おこなったフローボリューム曲線検査の再現性の良否を判定し、表示器に設けた判定バーにその判定結果を表示するものである。つまり、前記判定バー表示領域に再現性判定バーを設け、
複数回おこなったフローボリューム曲線検査のデータの再現性が良好か否かを医学会で定めた基準によって判定した再現性判定結果を前記再現性判定バーに表示するようにした請求項2記載の肺機能検査装置である。
この実施例を図1に示す。図1はフローボリューム曲線検査モードの検査結果の表示画面であり、判定バー表示領域4を設け、この判定バー表示領域4に前記再現性判定バー4cを表示して、複数回おこなったフローボリューム曲線検査のデータの再現性判定結果を表示する。再現性は、複数回おこなったフローボリューム曲線検査のデータを比較し、医学会で定めた基準によって再現性の良否を判定する。医学会で定めた基準は、ATSや日本呼吸器学会によって定められている。
図1には、再現性が良好と判定された例を示しており、再現性判定判定バー4cの上段に判定バーの名称(再現性)を、下段に判定結果(良)を示している。
しかし、再現性判定判定バーの名称は再現性判定判定バーであることが判ればよく、どのような表現にしてもよい。また、判定結果は再現性が良かったかどうかが判ればよく、良/不良や十分/不十分その他どのような表示にしてもよい。
再現性判定判定バーの名称と判定結果は再現性判定バーのどの位置に表示してもよい。例えば、判定結果を上段に判定バーの名称を下段に表示してもよく、又は左右に並べて表示してもよく、どのような位置関係にして表示してもよい。
このため、従来もこの機能は使用されていた。しかし、その判定結果は検査結果画面に表示されていなかったり、多くの情報の中に埋もれて表示されていた。このため、請求項1の発明の実施例で記載したように、この指標も見難い、又は見るのにキー操作が必要などの不都合があり、検査結果とその信頼性を一目で確認するというわけには行かなかった。本請求項記載の発明によると、検査結果と共に、複数回の検査の再現性の良否を判定し、この判断結果を例えば良又は否のように、所定の位置の判定バーに表示する。このため、検査データを一目で確認できるとともに、再現性の良否を一目で確認することができ、データが信頼できるものであるか否かの判断も同時にできる。精度管理にも有効で、検者の手間を省力化し、正しい診断にも有効である。
本請求項記載の発明では、検査結果の1つの画面に、検査データと共に、呼出開始時努力度判定結果、努力呼出時間判定結果とともに再現性判定結果を所定の判定バーに表示する。このため、現在表示している検査の呼出開始時努力度と努力呼出時間は十分であったか否か、また再現性は良好であったか否かを一目で確認できる。こららの判定指標が良好なら同じ画面に表示された検査データも信頼性があるデータと判断することができる。これらの努力度の良否の判定は従来からおこなわれており、従来も、この判定結果を知ることはできた。しかし、呼出開始時努力度判定結果と努力呼出時間判定結果と再現性判定結果を一つの画面に並べて表示するものは無く、キー操作をして、判定結果を別々に呼び出して確認する必要があった。又は、他の情報に埋もれて表示されていたため、 画面で探す必要があり、表示自体が見難いという問題があった。つまり、検査終了時に、呼出開始時努力度判定結果と努力呼出時間判定結果と再現性判定結果を一目で確認することができなかった。本請求項記載の発明により、検査結果のデータと共に、呼出開始時努力度判定結果と努力呼出時間判定結果と再現性判定結果を判定バー表示領域に表示するため、1つの画面を一目見ただけで、データの信頼性も判断することができる。
請求項4記載の発明は、請求項2又は請求項3記載の肺機能検査装置において、
前記判定バー表示領域に正常検査回数判定バーを設け、
複数回おこなったフローボリューム曲線検査の中で、前記呼出開始時努力度判定結果前記努力呼出時間判定結果がともに十分であると判定された検査の回数を正常検査回数として前記正常検査回数判定バーに表示するようにした肺機能検査装置である。
図1には、3回の検査を行い、そのうち2回は正常検査(呼出開始時努力度判定結果と努力呼出時間判定結果がともに良好と判定された検査)であったときの例を示している。
正常検査回数判定バー4dの上段に判定バーの名称(正常検査回数)を、下段に判定結果(2/3)を表示している。
しかし、正常検査回数判定バーの名称は正常検査回数判定バーであることが判ればよく、どのような表現にしてもよい。また、判定結果は正常検査回数が判ればよい。
正常検査回数判定バーの名称と判定結果は正常検査回数判定バーのどの位置に表示してもよい。例えば、判定結果を上段に判定バーの名称を下段に表示してもよく、又は左右に並べて表示してもよく、どのような位置関係にして表示してもよい。本請求項記載の発明により、信頼性の高い検査が何回行なわれたかを、判定バーを見るだけで、一目で確認することができる。
請求項5記載の発明は、フローボリューム曲線検査によって得られたデータから、GOLDの基準に基づいてCOPDの病期を判定し、表示器に設けた判定バーに判定結果を表示する。また、フローボリューム曲線検査によって得られたデータから、換気機能障害を判定し、表示器に設けた判定バーに判定結果を表示する。つまり、請求項5記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載した肺機能検査装置において、前記判定バー表示領域4にCOPD病期判定バー4eと換気機能障害判定バー4fの一方又は両方を設け、フローボリューム曲線検査によって得られたデータから、医学会で定めた基準によってCOPDの病期を判定したCOPD病期判定結果を前記COPD病期判定バー4eに、フローボリューム曲線検査によって得られたデータから換気機能障害の病期を、医学会で定めた基準によって判定した換気機能障害判定結果を前記換気機能障害判定バー4fにそれぞれ表示するようにした肺機能検査装置である。
COPD病期判定基準はGOLDが、換気機能障害判基準は日本呼吸器学会でそれぞれ定めている。
図1には、COPDの病期が正常と判定された例と、換気機能障害が正常と判定された例の両方を示している。
COPD病期判定バー4eの上段に判定バーの名称(copd病期)を、下段に判定結果(N:Normal)を表示している。換気機能障害判定バー4fも同様である。
しかし、COPD病期判定バーの名称はCOPD病期判定バーであることが判ればよく、どのような表現にしてもよい。また、判定結果は病期を表現するものであればどのような表現にしても良い。
COPD病期判定バーの名称と判定結果はCOPD病期判定バーのどの位置に表示してもよい。例えば、判定結果を上段に判定バーの名称を下段に表示してもよく、又は左右に並べて表示してもよく、どのような位置関係にして表示してもよい。
換気機能障害判定バーの名称は換気機能障害判定バーであることが判ればよく、どのような表現にしてもよい。判定結果は換気機能障害を判定した結果であればよく、どのような表現にしてもよい。判定バーの名称と判定結果の表示位置は判定バーのどの位置にしてもよい。
COPDの判定結果は検査結果画面に表示されていなかったり、多くの情報の中に埋もれて表示されていた。このため、この指標も見難い、又は見るのにキー操作が必要などの不都合があり、検査結果とその信頼性を一目で確認するというわけにはいかなかった。本請求項記載の発明によると、検査結果と共に、GOLDの基準に基づく病期を判定し、この判断結果を例えば病期2のように、所定の位置の判定バーに表示する。判定バーには病期0から4までの、又は正常の、いずれかを表示すればよい。このため、検査データを一目で確認できるとともに、患者がどの病期かが同時にわかる。検者の手間を省力化し、正しい診断にも有効である。
換気機能障害の判定結果は検査結果画面に表示されていなかったり、多くの情報の中に埋もれて表示されていた。このため、請求項1の発明の実施例で記載したように、この指標も見難い、又は見るのにキー操作が必要などの不都合があり、検査結果とその信頼性を一目で確認するというわけにはいかなかった。本請求項記載の発明によると、検査結果と共に、換気機能障害の種類と程度を求め、この結果から例えば閉塞性障害であるという判定をし、これを所定の位置の判定バーに表示する。判定バーには、閉塞性、拘束性、混合性、正常のいずれかを識別できるように表示すればよい。例えば、閉、拘、混、正のように、またはこれに対応する数値や記号で表示してもよい。このため、検査データを一目で確認できるとともに、患者はどのような種類の換気障害であるのかを一目で確認することができる。検者の手間を省力化し、正しい診断にも有効である。
以下に、フローボリューム曲線検査を例に、本発明全体の説明をおこなう。請求項1記載の発明により表示器1にはタッチパネルが用いられ、検査モード表示領域3に複数の検査モード選択タブが表示される。 所望の検査をおこないたい場合、所望の検査に対応する検査モード選択タブをタッチすると、所望の検査モードになる。フローボリューム曲線検査では、被検者の年齢や体重等のデータから、予測値を得て利用するため、IDタブ3aをタッチしてIDモードに入り、被検者の年齢や身長などのIDデータを入力する。続いて、フローボリューム曲線検査をおこなうためにFVCタブ3cをタッチしてフローボリューム曲線検査モードになり、検査を開始できる状態になる。呼吸流量計101を被検者の口に接続して最大努力呼出をおこなわせるとフローボリューム曲線検査がおこなわれる。フローボリューム曲線検査が終了すると、画面は図1のようなフローボリューム曲線検査結果画面になり、画面の検査データ表示領域2の曲線データ表示領域5にフローボリューム曲線が、数値データ表示領域6に数値データが表示される。また、請求項2記載の発明により、医学会で定めた基準によって、検査データから呼出開始時の努力度と努力呼出時間が十分であったか否かの判定を行い、この判定結果を、呼出開始時努力度判定バー4aと努力呼出時間判定バー4bに表示する。 同様に、請求項5記載の発明により、COPDの病期と換気機能障害を判定し、この判定結果をCOPD病期判定バー4eと換気機能障害判定バー4fに表示する。フローボリューム曲線検査を複数回施行すると、請求項3記載の発明により、その再現性を医学会の基準によって判定し、この判定結果は再現性判定バー4cに表示する。また、請求項4記載の発明により、複数回行ったフローボリューム曲線検査のうち、呼出開始時努力度と努力呼出時間が共に良好と判断された検査が何回であったかを判定し、この判定結果を正常検査回数判定バー4dに表示する。その結果、本発明によると、フローボリューム曲線検査結果画面には、フローボリューム曲線データを曲線データ表示領域5に、数値データを数値データ表示領域6に、呼出開始時努力度の判定結果を努力呼出時間判定バー4aに、努力呼出時間判定結果を努力呼出時間判定バー4bに、再現性判定結果を再現性判定バー4cに、正常検査回数判定結果を正常検査回数判定バー4dに、COPDの病期判定結果をCOPD病期判定バー4eに、換気機能障害の判定結果を換気機能障害判定バー4fに、それぞれ表示する。このため、表示している検査データは信頼性があるかどうか、再現性があかどうか、正常検査回数は何回か、COPDの病期、換気機能障害の種類と程度を、一つの画面で一目で確認することができる。つまり、本発明による肺機能検査装置は、操作しやすく、検者の手間を省力化し、画面は見やすい。また、検査結果画面を一目見るだけで、データは信頼できるかが判断でき、正しい診断をおこなうのに有用である。
本発明の検査結果表示画面の例である。 肺機能検査で使用する流量計、フィルタ、マウスピースの例である。 肺気量分画の図である。 フローボリューム曲線の例である。 GOLDの基準に基づく病期分類(A)とその表(B)である。 換気機能障害の種類と程度を表す表である。
1:表示器 2:検査データ表示領域3:検査モード表示領域 3a:IDタブ 3b:CVタブ 3c:FVCタブ4:判定バー表示領域 4a:呼出開始時努力度判定バー4b:努力呼出時間判定バー 4c:再現性判定バー4d:正常検査回数判定バー 4e:COPD病期判定バー4f:換気機能障害判定バー5:曲線表示領域 6:数値データ表示領域101:流量計 102:フィルタ103:マウスピース

Claims (8)

  1. フローボリューム検査の検査結果画面に努力呼出開始時の努力度を表示する努力呼出判定バー
    を設け、フローボリューム検査で、努力呼出開始時の努力度を医学会で基準によって判定し、この判定結果を、努力呼出判定バーに表示するようにした肺機能検査装置。
  2. フローボリューム検査の検査結果画面に努力呼出時間を表示する呼出時間判定バーを設け、フローボリューム検査で、努力呼出時間を測定して呼出努力度を判定し、この判定結果を、呼出時間判定バーに表示するようにした肺機能検査装置。
  3. フローボリューム検査の検査結果画面に再現性の良否を表示する再現性良否判定バーを設け、複数回おこなったフローボリューム検査の結果を比較して再現性の良否を判定し、 この判定結果を、再現性良否判定バーに表示するようにした肺機能検査装置。
  4. フローボリューム検査の検査結果画面にGOLDの基準に基づく病期判定結果を表示するGOLD病期判定バーを設け、フローボリューム検査によって得られたデータから、GOLDの基準に基づく病期を判定し、この判定結果を、GOLD病期判定バーに表示するようにした肺機能検査装置。
  5. フローボリューム検査の検査結果画面に換気機能障害の種類を表示する換気機能障害判定バーを設け、フローボリューム検査によって得られたデータから換気機能障害の種類を判定し、 この判定結果を、換気機能障害判定バーに表示するようにした肺機能検査装置。
  6. フローボリューム検査結果の表示画面に判定バー表示領域を設け、 この判定バー表示領域には請求項3から請求項7に記載した判定バーの中の少なくとも1つを表示するようにした肺機能検査装置。
  7. 所定の呼吸をおこなわせ、そのときの呼吸流量を測定して、 肺気量分画検査やフローボリューム検査などをおこなう肺機能検査装置において、表示器にタッチパネル式の表示器を用い、表示器に測定モードを選択するタブを表示する領域を設け、ある測定モードのタブを押すとその測定モードの初期画面に入り、そのまま測定を開始できるようにし、測定後はその測定結果表示画面に移り、ある測定モードの測定結果表示画面は、タブ領域、曲線表示領域、数値データ表示領域、判定バー表示領域に分割し、分かり易く表示するようにした肺機能検査装置。
  8. フローボリューム検査で、努力呼出開始時の努力度が十分な検査と、努力呼出時間が十分な検査の、両方を満たす検査の回数を求め、この結果を、表示器に設けた判定バーに表示するようにした肺機能検査装置。
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