JP2012065387A - 二次電池充放電装置及び電力貯蔵システム - Google Patents

二次電池充放電装置及び電力貯蔵システム Download PDF

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Abstract

【課題】性能にばらつきがある複数の二次電池を、より有効に活用することができる充放電装置及びこれを用いた電力貯蔵システムを提供する。
【解決手段】複数の二次電池B1〜B8と、複数のキャパシタC1〜C4を互いに直列に接続して構成された蓄電部2と、複数のキャパシタC1〜C4から選択したキャパシタを、複数の二次電池B1〜B8から選択した二次電池と接続して充電回路又は放電回路を構成する接続装置3とを備え、当該接続装置は、二次電池とキャパシタとを任意の組み合わせで互いに接続可能なクロスバー構造のスイッチSB−1A等を含むものである。
【選択図】図4

Description

本発明は、充電して繰り返し使用可能な二次電池に充電する装置及び、充電された二次電池から放電させる装置に関する。
充電して繰り返し使用可能な二次電池を用いて電力を貯蔵し、必要時に二次電池から系統へ電力を供給する電力貯蔵技術の開発が進んでいる(例えば、非特許文献1参照。)。このような電力貯蔵技術は、電力需要の変動を緩和して発電設備の利用率を高める用途の他、太陽光発電や風力発電のように発電量の変動が大きい発電設備を補完する用途にも適用可能である(例えば、非特許文献2参照。)。
上記のような用途に用いられる二次電池は、多数の電池の集合体からなる。例えばリチウムイオン電池であれば、1個の電圧は3.6V程度であるので、多数の電池を直列に接続してストリングを構成し、さらにストリングを並列に接続した直並列接続とする。このような多数の電池を充電しておくことにより、必要な場合に、系統連系が可能な電圧・電力を供給することができる。
三菱重工技報Vol.41、No.5、「リチウムイオン電池電力貯蔵システムの開発」、2004年9月 電気設備学会誌、平成17年10月、「レドックスフロー電池の風力発電出力平滑化用途への適用」
図13は、上記のようにストリングを並列に接続した状態の一例を示す接続図である。図において、縦方向に複数個の電池(二次電池)が直列接続されて1つのストリングを成している。また、3組のストリングS1,S2,S3が互いに並列に接続されている。充電時には電池に電流が流れ込み、電力が蓄えられる。放電時には、電池から電流が流れ出て、電力が外部へ供給される。
ストリングS1,S2,S3についてそれぞれ、起電力の総和をE1,E2,E3、内部抵抗の総和をR1,R2,R3、流れる電流をi1,i2,i3とし、各ストリング両端の電圧をV、全ストリングに流れる電流の合計をIとすると、以下の式が成り立つ。
V=E1−i1・R1=E2−i2・R2=E3−i3・R3
I=i1+i2+i3
各電池は内部抵抗にばらつきがあり、特に劣化の度合いによって内部抵抗が大きく異なってくる。従って、R1,R2,R3が同じ値になることはないと言ってもよい。従って、通常、電流i1,i2,i3は互いに異なる値である。電池の充電深度は、充放電時の電流の時間積分値で変化するので、電流のばらつきがあると、充電深度にもばらつきが生じる。また、充電時に、いずれか1つの電池が満充電の状態になると、過充電を防止するために他の電池は満充電でなくても充電を停止させる必要がある。従って、全ての電池を満充電の状態にすることはできない。逆に、電池から放電させて外部に電力供給する場合には、充電深度が最も低い電池が放電限界に達すると、過放電を防止するために、その他の電池は残量があっても放電を停止させる必要がある。
このように、電池としての性能にばらつきがある多数の電池を用いて充放電を行わせる場合、いずれかの電池がいわば全体の足を引っ張る形になって、全体としての充放電性能を十分に生かせないという問題点がある。残量のばらつきを強引に解消させるには、全ての電池を個々に満充電するか、又は逆に空にすることにより、一時的に残量を揃えることは可能である。しかし、これには特殊な作業が必要であり、その間、充放電装置としては利用できない状態となるので、結果的に利用率を低下させることになる。
かかる従来の問題点に鑑み、本発明は、性能にばらつきがある複数の二次電池を、より有効に活用することができる充放電装置及びこれを用いた電力貯蔵システムを提供することを目的とする。
(1)本発明の二次電池充放電装置は、複数の二次電池と、複数のキャパシタを互いに直列に接続して構成された蓄電部と、前記二次電池と前記キャパシタとを任意の組み合わせで互いに接続可能なクロスバー構造のスイッチを含み、前記複数のキャパシタから選択したキャパシタを、前記複数の二次電池から選択した二次電池と接続して充電回路又は放電回路を構成する接続装置とを備えている。
上記のように構成された二次電池充放電装置では、蓄電部を外部の装置と接続することにより、外部から直接的に電気エネルギーのやりとりを行うのは蓄電部となり、二次電池の充放電は蓄電部を介して行うことができる。従って、複数の二次電池をどのように使うかの自由度が広がり、固定的な回路構成で複数の二次電池を使用する必要は無くなる。これにより、性能(種類も含む。)の異なる複数の二次電池であっても、自在に活用することが可能となる。例えば、二次電池を放電させるときは、残量の少ない二次電池に制約を受けることなく、残量の多い二次電池を優先的に利用することができるので、より有効に複数の二次電池を活用する二次電池充放電装置を提供することができる。そして、クロスバー構造のスイッチによって、二次電池とキャパシタとを互いに接続する回路を、複数同時に構成することが可能となる。
(2)また、上記二次電池充放電装置において、接続装置は、複数のキャパシタから選択した2以上の自然数m個のキャパシタを、複数の二次電池から選択したm個又はm組の二次電池とそれぞれ接続して同時にm回路の充電回路又は放電回路を構成するものであってもよい。
この場合、2以上の充電回路又は放電回路が同時に形成されるので、電気エネルギーの転送効率を高めることができる。
(3)また、上記(1)の二次電池充放電装置において、二次電池は、二次電池の一個体が1個のみからなるか又は、複数個直列に接続されたストリングであってもよい。
二次電池が特に複数個直列のストリングの場合には、ストリングごとの内部抵抗や充電深度のばらつきが生じやすいが、そのような場合でも、選択して接続することにより、問題なく使用することができる。
(4)また、上記(1)の二次電池充放電装置において、複数の二次電池には、種類の異なる二次電池が含まれていてもよい。
種類が異なれば電圧が異なることが多いが、そのような場合でも、選択して接続することにより、問題なく使用することができる。
(5)また、上記(1)の二次電池充放電装置において、二次電池と蓄電部との間に電流を抑制する回路素子が介装されていることが好ましい。
この場合、充放電開始時の電流が過度に大きくなるのを抑制することができる。
(6)また、上記(1)の二次電池充放電装置において、接続装置は、各二次電池の両端電圧を測定する回路を含むことが好ましい。
二次電池は選択されて使用されるので、逆に言えば、使用されていないときがある。そこで、キャパシタと接続されていない不使用時の当該二次電池の両端電圧に基づいて充電深度を求めることができる。
(7)また、上記(6)の二次電池充放電装置において、接続装置は、キャパシタとの接続用に選択されていない不使用の各二次電池について、その両端電圧に基づいて充電深度を求め、いずれかの二次電池を充電するときは、充電深度が相対的に低い二次電池を優先的に前記キャパシタに接続するようにしてもよい。
この場合、残量が少ない二次電池を充電して、当該二次電池を、放電用に選択できる状態に回復させることができる。
(8)また、上記(6)の二次電池充放電装置において、接続装置は、キャパシタとの接続用に選択されていない不使用の各二次電池について、その両端電圧に基づいて充電深度を求め、いずれかの二次電池を放電させるときは、充電深度が相対的に高い二次電池を優先的にキャパシタに接続するようにしてもよい。
この場合、性能の劣る電池に制約されることなく、その時点で性能が優れている二次電池を適時に有効活用することができる。
(9)また、上記(1)の二次電池充放電装置において、二次電池とキャパシタとの接続は、半導体スイッチング素子を介して行われることが好ましい。
半導体スイッチング素子は、高速応答に適し、耐久性にも優れている。
(10)また、上記(9)の二次電池充放電装置において、半導体スイッチング素子は、FETであり、SiC、GaN、又は、ダイヤモンドを含む材料によって構成されたワイドバンドギャップ半導体であることが好ましい。
FETは高速応答に適し、特に、SiC−FETは、高速応答及び耐電圧の点で最も優れている。また、これらの材料の半導体は、シリコンと比較して圧倒的に絶縁耐力が優れている他、オン抵抗が小さいのでスイッチング損失が少ない。また、高速応答に適し、耐久性に優れている。
(11)また、上記(1)の二次電池充放電装置と、当該二次電池充放電装置の入出力と所望の電源系統とを仲介する変換装置とを備えた電力貯蔵システムを構成することができる。
前述の二次電池充放電装置を用いることにより、性能にばらつきがある二次電池を用いて電力貯蔵システムを構成することができる。従って、例えば、中古の二次電池を用いることにより、安価に、電力貯蔵システムを構成することができる。
本発明の二次電池充放電装置及び電力貯蔵システムによれば、性能にばらつきがある複数の二次電池を、より有効に活用することができる。また、二次電池とキャパシタとの間での電気エネルギーの転送効率を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る電力貯蔵システムの要部を示す接続図である。 変換装置の構成が図1とは異なる場合の、電力貯蔵システムの要部を示す接続図である。 直流負荷系統と連系する場合の、電力貯蔵システムの要部を示す接続図である。 本発明の一実施形態に係る二次電池充放電装置の詳細な回路構成の一例を示す回路図である。 クロスバー構造のスイッチにおける電路立体交差の概要を示す斜視図である。 電池情報の取得に関する処理の一例を示すフローチャートである。 充電又は放電の動作に関する処理の一例を示すフローチャートである。 図4と同様の図であるが、複数の電池を同時に使用して複数のキャパシタを充電するときの、スイッチの動作のさせ方の一例を示す図である。 図8の状態から、スイッチのオン/オフが変化した状態の一例を示す図である。 複数の電池及び複数のキャパシタを同時に使用する場合における、充電又は放電の動作に関する処理の一例を示すフローチャートである。 1個のキャパシタのみを充電しながら蓄電部全体が外部に電力を供給する場合の電流・電圧等を示した図である。 2個のキャパシタを充電しながら蓄電部全体が外部に電力を供給する場合の電流・電圧等を示した図である。 二次電池のストリングを並列に接続した状態の一例を示す接続図である。
《電力貯蔵システムとしての概略》
図1は、本発明の一実施形態に係る電力貯蔵システムの要部を示す接続図である。図において、交流負荷系統に連系する電力貯蔵システムは、交流/直流を相互に変換する交直変換装置101と、二次電池充放電装置1とによって構成される。なお、図示しているのは二次電池充放電装置1の一部を成すキャパシタのみであり、詳細は後述する。
複数のキャパシタC1〜Cnは、互いに直列に接続され、ストリングを構成している。複数のストリングS1,S2,・・・,Smは、互いに並列に接続されている。なお、これらn,mの数値は必要に応じて自在に構成することができ、複数であること自体も一例である。すなわち、ストリングは1個でもよいし、さらに基本的にはキャパシタ1個でもよい(これについては後述する。)。
図2は、変換装置の構成が図1とは異なる場合の、電力貯蔵システムの要部を示す接続図である。この場合は、直流/直流変換装置102によって一旦電圧調整をした上で、交直変換装置101を介して交流負荷系統と連系する。変換効率を最適化するには、この構成が好ましい。
また、図3は、直流負荷系統と連系する場合の、電力貯蔵システムの要部を示す接続図である。この場合には、直流/直流変換装置102のみでよい。
上記のように、変換装置(101,102)は、二次電池充放電装置1の入出力と所望の電源系統とを仲介する役目をする。
《二次電池充放電装置》
図4は、二次電池充放電装置1の詳細な回路構成の一例を示す回路図である。図において、この装置1は、大別して3つの部分、すなわち、複数の二次電池B1〜B8と、キャパシタによる蓄電部2と、接続装置3とによって構成されている。上記「複数」の一例として、例えば8個の二次電池B1〜B8があるものとする。個々の二次電池は、電池としての一個体が1個のみからなるものであってもよいし、複数個直列に接続されたストリングであってもよい。なお、二次電池としては、リチウムイオン電池、鉛蓄電池、ニッケル水素電池、その他各種の充電可能な電池を用いることができる。
一方、例えば4つの等容量のキャパシタC1〜C4は、互いに直列に接続されて1ストリングを成す蓄電部2となっている。これらのキャパシタC1〜C4は、例えば図1における1ストリングのキャパシタC1〜Cnに相当するものである。蓄電部2は、二次電池又は変換装置(101,102)から提供される電気エネルギーを蓄えつつ放出するという過程を連続的に行って、電気エネルギーの中継を行っている。
ここで、変換装置(101,102)と直接的に電気エネルギーのやりとりをするのは蓄電部2であり、また、変換装置(101,102)から見て、電圧として現れているのは、蓄電部2の両端電圧のみである。二次電池B1〜B8は、放電により蓄電部2に電気エネルギーを送り込むか、または、蓄電部2から電気エネルギーを受け取って充電されることを実現できればよい。そのため、複数の二次電池B1〜B8をどのように使うかの自由度が広がり、固定的な回路構成で使用する必要は無くなる。
二次電池B1〜B8と、キャパシタC1〜C4とは、立体交差するクロスバー構造のスイッチによって相互に接続可能となっている。すなわち、二次電池側の縦向きの電路は電池ごとに2本設けられ、本例では合計16本あり、図の左から順に電路LA,LB,LC,LD,LE,LF,LG,LH,LI,LJ,LK,LL,LM,LN,LO,LPとする。キャパシタ側の横向きの電路はキャパシタごとに2本設けられ、本例では合計8本あり、図の上側から順に電路L1,L2,L3,L4,L5,L6,L7,L8とする。
上記電路L1,L3,L5,L7の4本には、それぞれ、抵抗R1,R2,R3,R4が介装されている。これらの抵抗R1〜R4の各々は、ここを流れる電流の抑制、特に、充放電開始時の電流が過度に大きくなることの抑制を目的として設けられている。但し、抵抗以外に、リアクトルでもよく、要するに、二次電池B1〜B8と蓄電部2との間に流れる電流を抑制する回路素子が介装されていればよい。
横の電路における符号末尾の行番号(1〜8)と、縦の電路における符号末尾の列文字(A〜P)との組み合わせで座標(行列)を表すと、例えば、電路L1と電路LAとが交差する座標は[1A]であり、電路L2と電路LBとが交差する座標は[2B]である。図中の丸印はスイッチを表し、その傍に付しているのが座標である。すなわち、丸印のある各座標において立体交差する行・列の電路間には、スイッチが設けられており、その符号をSB−[座標]で表すと、例えばスイッチSB−1A,SB−2B等、全部で64個(これは単に本例の場合の数値である。)のスイッチが設けられている。
なお、スイッチの符号はSB−1A,SB−2Bのみを示し、その他は図中では省略しているが、座標をxyとして、スイッチSB−xy(x:1〜8,y:A〜P)と称するものとする。また、図中の二点鎖線で囲んだ2個1組のスイッチは、同時にオン/オフの動作をするよう、制御装置4によって制御される。
図5は、電路立体交差の概要を示す斜視図である。図において、電路L1,L2は電路LA,LBと立体交差している。電路L1と電路LAとの間には、スイッチSB−1Aが設けられており、このスイッチSB−1Aがオン状態になると、電路L1と電路LAとはスイッチSB−1Aを介して互いに電気的に接続される。同様に、電路L2と電路LBとの間には、スイッチSB−2Bが設けられており、このスイッチSB−2Bがオン状態になると、電路L2と電路LBとはスイッチSB−2Bを介して互いに電気的に接続される。すなわち、図4における64個の丸印は、このようなスイッチの存在を、平面的に示したものである。
図4に戻り、二次電池B1〜B8の各負極は、電路L2,L4,L6,L8のいずれかにのみ、接続可能である。また、二次電池B1〜B8の各正極は、電路L1,L3,L5,L7のいずれかにのみ、接続可能である。従って、各二次電池B1〜B8の両端と、各キャパシタC1〜C4の両端とは、任意の組み合わせで互いに接続可能である。例えば、スイッチSB−1A及びSB−2Bがオンになると、二次電池B1の両端は、抵抗R1を介して、キャパシタC1の両端に接続される。また、例えば、スイッチSB−7G及びSB−8Hがオンになると、二次電池B4の両端は、抵抗R4を介して、キャパシタC4の両端に接続される。
上記各スイッチSB−xy(x:1〜8,y:A〜P)は、高速応答に適し、耐久性にも優れている半導体スイッチング素子であり、例えば、FETである。また、SiC、GaN、又はダイヤモンド等の材料によって構成されたワイドバンドギャップ半導体であることが好ましい。FETは高速応答に適し、特に、SiC−FETは、高速応答及び耐電圧の点で最も優れている。また、これらの材料の半導体は、シリコンと比較して圧倒的に絶縁耐力が優れており、1000V以上の耐圧を低オン抵抗で実現することも可能である。低オン抵抗により、スイッチング損失を少なくすることができる。また、高速応答に適し、耐久性にも優れている。
CPUを含む制御装置4は、上記スイッチSB−xyを個別にオン・オフする。
一方、二次電池B1〜B8の各正極はそれぞれ、フォトカプラP1p,P2p,・・・,P7p,P8pを介してA/Dコンバータ5の入力端子(+)に接続されている。また、二次電池B1〜B8の各負極はそれぞれ、フォトカプラP1n,P2n,・・・,P7n,P8nを介してA/Dコンバータ5の入力端子(−)に接続されている。フォトカプラPxpと、Pxnとは(x:1〜8)、一対1組で同じ動作(オン又はオフ)をするように、制御装置4によって制御される。また、同時にオンになるのは1組だけであり、いずれか1組のフォトカプラPxp、Pxn(x:1〜8のいずれか)がオンのときは、他の7組のフォトカプラはオフとなっている。
いずれか1組のフォトカプラをオンにすれば、対応する二次電池の両端電圧がA/Dコンバータ5に入力される。A/Dコンバータ5は入力されたアナログ電圧値をデジタル電圧値に変換して、制御装置4に提供する。制御装置4は各フォトカプラをオン・オフする。
次に、上記の二次電池充放電装置1の動作について説明する。二次電池充放電装置の動作は、電池情報の取得に関する処理と、充電又は放電の動作に関する処理とがあり、これらの処理は平行して行われる。
フォトカプラP1p〜P8p,P1n〜P8n、A/Dコンバータ5及び制御装置4は、各二次電池B1〜B8の両端電圧を測定する回路を構成しており、この回路によって電池情報が取得される。なお、本実施形態の二次電池充放電装置1では、二次電池B1〜B8は、選択されて使用されるので、非選択の二次電池は使用されていない。使用されていない二次電池については、起電力の測定が可能である。
図6は、電池情報の取得に関する処理の一例を示すフローチャートである。図において、まず、制御装置4は、8組のフォトカプラPxp,Pxn(x:1〜8)のうち、いずれか1組をオン(他は全てオフ)にして(ステップS1)、対応する二次電池(以下、単に電池とも言う。)の両端電圧を測定する(ステップS2)。ここで、現在、使用(選択)されていない電池の両端電圧は内部抵抗による電圧降下が無いので、実質的に起電力を表している。一方、使用されている電池の両端電圧は、電流が内部抵抗に流れることによる電圧降下分だけ、起電力より低い値となる。
そこで、制御装置4は、両端電圧を測定した電池が、現在使用中か否か、すなわち、選択された電池であるか否かを判定し(ステップS3)。使用中でなければ、測定値を起電力として扱う(ステップS4)。起電力がわかれば、ネルンストの式(Nernst Equation)を用いて充電深度を求めることができる(ステップS5)。一方、使用中であれば、測定値をそのまま両端電圧として扱い(ステップS6)、既に記憶している起電力との比較に基づいて内部抵抗を求める(ステップS7)。
その後、制御装置4は、ステップS1に戻り、次の1組のフォトカプラをオンにして、同様の処理を行う。ステップS1において制御装置4は、例えばフォトカプラP1p,P1nの組からP8p,P8nの組まで順番に選択し、その後は、またP1p,P1nから順番に選択する。このようにしてサイクリックに電池情報の取得を繰り返し、情報を更新していく。
なお、充電深度すなわち電池としての残量は、充放電に際して、どの二次電池を選択するかの選択基準となる。また、電池は、劣化するほど内部抵抗が大きくなるので、内部抵抗に基づいて交換時期を判断し、交換を促す警告を発する処理を行うこともできる。
さて、電池の充電(キャパシタの放電)又は電池の放電(キャパシタの充電)に関する接続態様としては、例えば以下の態様がある。
(a)キャパシタ1個に対して電池1個(1ストリング)又は複数個(複数ストリング)を接続する工程を、全キャパシタについて逐次行う。
(b)複数個のキャパシタにそれぞれ別々の電池1個(1ストリング)又は複数個(複数ストリング)を同時に接続する工程を、全キャパシタについて逐次行う。この場合は、キャパシタ−電池間の充電又は放電の回路が、複数組同時に構成される。
[(a)の場合]
まず、上記(a)の場合のうち、キャパシタ1個に対して電池1個(1ストリング)を接続する工程を、全キャパシタについて逐次行う接続態様について説明する。
図7は、このような充電又は放電の動作に関する処理の一例を示すフローチャートである。最初に、電池を放電させる(キャパシタを充電する)場合の動作について説明する。
図7において、制御装置4は、電池の充電か放電かによって、動作を区別する(ステップS10)。充電/放電のどちらの動作を行うかは、外部(上位システム)からの指示による。
前述の電池情報に基づいて、制御装置4は、放電用として最も充電深度が高い二次電池(B1〜B8のいずれか1つ)を、次に選択すべき電池として特定する(ステップS11)。なお、現時点で選択されている電池については、電圧降下のために正確な充電深度を把握できないので、当該電池は除外して、その他の電池のうちで最も充電深度が高い電池(B1〜B8のうち使用中の1つを除いたものの中のいずれか1つ)を特定するようにしてもよい。
次に、制御装置4は、次に選択すべき電池に対応するスイッチをオンにして、当該電池をキャパシタに接続する。ここで、例えば次に選択する電池がB1であるとする。また、例えばキャパシタC1〜C4を、この順に充電していくとすると、制御装置4はスイッチSB−1A,SB−2Bをオンにして(他のスイッチは全てオフ)、電池B1からキャパシタC1への放電回路を構成し、キャパシタC1を充電する(ステップS12)。電池を放電させる時間はキャパシタC1の容量や電池の性能にもよるが、ごく短時間であり、当該時間経過後は、スイッチSB−1A,SB−2Bをオフにする。
続いて、制御装置4は、スイッチSB−3A,SB−4Bをオンにして、電池B1からキャパシタC2への放電回路を構成し、キャパシタC2を充電する(ステップS13)。また、制御装置4は、電池の放電時間経過後は、スイッチSB−3A,SB−4Bをオフにする。
続いて、制御装置4は、スイッチSB−5A,SB−6Bをオンにして、電池B1からキャパシタC3への放電回路を構成し、キャパシタC3を充電する(ステップS14)。また、制御装置4は、電池の放電時間経過後は、スイッチSB−5A,SB−6Bをオフにする。
続いて、制御装置4は、スイッチSB−7A,SB−8Bをオンにして、電池B1からキャパシタC4への放電回路を構成し、キャパシタC4を充電する(ステップS15)。また、制御装置4は、電池の放電時間経過後は、スイッチSB−7A,SB−8Bをオフにする。
ステップS15の後、制御装置4はステップS10に戻り、同様の処理を繰り返す。電池はその都度特定される(ステップS11)ので、現在選択されている電池を次期選択の対象外とする場合は、残りの電池の中で充電深度が最も高い電池が選択されることになる。このようにして、残量の多い電池が逐次選ばれる。なお、「残りの電池の中で充電深度が最も高い」というのは選択基準の一例であり、必ずしも最も高いものでなくてもよい。例えば充電深度が1,2番手の電池からランダムに選ぶ、というような選択も可能である。
要するに、充電深度が相対的に高い電池を優先的に選択することで、性能の劣る電池に制約されることなく、その時点で性能が優れている電池を適時に有効活用することができる。
なお、同じ電池を連続的に選択して使用することも可能である。但し、使用中は最新の充電深度がわからないので、所定回数連続して使用した後、次の電池を選択するようにすればよい。具体的には、例えば、ステップS12〜S15の処理を所定回数繰り返してからステップS10に戻るフローチャートにすればよい。
次に、二次電池を充電する場合の動作について説明する。
まず、前述の電池情報に基づいて、制御装置4は、充電用(充電対象)として最も充電深度が低い電池(B1〜B8のいずれか1つ)を、次に選択すべき電池として特定する(ステップS21)。ここで、例えば次に選択する電池がB2であるとする。
次に、制御装置4は、例えばキャパシタC1〜C4を、この順に放電させるとすると、電池B2に対応するスイッチSB−1C,SB−2Dをオンにして、キャパシタC1から電池B2への充電回路を構成し、キャパシタC1を放電させる(ステップS22)。なお、キャパシタC1を放電させる時間は、ごく短時間であり、当該時間経過後は、スイッチSB−1C,SB−2Dをオフにする。
続いて、制御装置4は、スイッチSB−3C,SB−4Dをオンにして、キャパシタC2から電池B2への充電回路を構成し、キャパシタC2を放電させる(ステップS23)。また、制御装置4は、キャパシタC2の放電時間経過後は、スイッチSB−3C,SB−4Dをオフにする。
続いて、制御装置4は、スイッチSB−5C,SB−6Dをオンにして、キャパシタC3から電池B2への充電回路を構成し、キャパシタC3を放電させる(ステップS24)。また、制御装置4は、キャパシタC3の放電時間経過後は、スイッチSB−5C,SB−6Dをオフにする。
続いて、制御装置4は、スイッチSB−7C,SB−8Dをオンにして、キャパシタC4から電池B2への充電回路を構成し、キャパシタC4を放電させる(ステップS25)。また、制御装置4は、キャパシタC4の放電時間経過後は、スイッチSB−7C,SB−8Dをオフにする。
なお、この場合のキャパシタC1〜C4は変換装置(101,102)から常時充電される状態にあり、放電によって失った電荷は補充される。
そして、制御装置4は、上記のステップS22〜S25による放電を所定回数繰り返し(ステップS26)、所定回数に達したら、ステップS10に戻る。
それ以降は、同様の処理が行われる。充電対象となる電池はその都度特定される(ステップS21)ので、現在選択されている電池を次期選択の対象外とする場合は、残りの電池の中で充電深度が最も低い電池が選択されることになる。このようにして、残量の少ない電池が逐次選ばれる。なお、「残りの電池の中で充電深度が最も低い」というのは選択基準の一例であり、必ずしも最も低いものでなくてもよい。要するに、充電深度が相対的に低い電池を優先的に選択することで、残量の少ない電池を、放電用に選択できる状態に回復させることができる。
なお、上記の処理(図7)は、電池の放電/充電共に、キャパシタ1個に対して電池1個(1ストリング)を1対1の組み合わせで接続する場合に関して述べたが、複数の電池(ストリング)を並列接続して同時に使うことも可能である。この場合は、例えば充電深度の順に(電池放電時は高い方から/電池充電時は低い方から)複数の電池を選択すればよい。
例えば、充電深度の高い又は低い方から第1位、第2位の電池が、電池B1,B2であったとすると、キャパシタC1と接続するときは、スイッチSB−1A,SB−2B及びスイッチSB−1C,SB−2Dをオンにすることにより、互いに並列接続された電池B1,B2をキャパシタC1と接続して充電/放電を行わせることができる。同様に、3以上の電池を使用することも可能である。なお、複数の電池の選び方は種々あり得るが、なるべく残量や内部抵抗が近似しているものが好ましい。
[(b)の場合]
次に、前述の(b)の場合のうち、複数のキャパシタに対してそれぞれ別々の電池1個(1ストリング)を接続する工程を、全キャパシタについて逐次行う接続態様について説明する。
図8は、図4と同様の図であるが、複数の電池を同時に使用して複数のキャパシタを充電する(又は複数のキャパシタから複数の電池を同時に充電する)ときの、スイッチの動作のさせ方の一例を示す図である。図中の、黒く塗っているスイッチがオンになるものとする。
図8において、同時に使用する電池はB1,B2であり、同時に使用するキャパシタはC1,C2である、とする。スイッチSB−1A,SB−2Bをオンにすることにより、電池B1とキャパシタC1とが互いに接続される。また、スイッチSB−3C,SB−4Dをオンにすることにより、電池B2とキャパシタC4とが互いに接続される。なお、1つの電池が複数のキャパシタに同時に接続されるようなスイッチの制御は行わない。これは、キャパシタの両端の短絡を防止するためである。
図9も同様の図であるが、ここでは、同時に使用する電池はB1,B2であり、同時に使用するキャパシタはC3,C4である。スイッチSB−5A,SB−6Bをオンにすることにより、電池B1とキャパシタC3とが互いに接続される。また、スイッチSB−7C,SB−8Dをオンにすることにより、電池B2とキャパシタC4とが互いに接続される。
すなわち図8,図9の例では、充電(又は放電)のタイミングに関して、キャパシタC1,C2が一のグループに属し、キャパシタC3,C4は他グループに属する。例えば、蓄電部2から外部へ電力を供給している場合において、一のグループのキャパシタC1,C2が電池から充電されているとき、他グループのキャパシタC3,C4は放電し、逆に、他グループのキャパシタC3,C4が電池から充電されているとき、一のグループのキャパシタC1,C2は放電している。
図10は、複数の電池及び複数のキャパシタを同時に使用する場合における、充電又は放電の動作に関する処理の一例を示すフローチャートである。
図10において、制御装置4は、電池の充電か放電かによって、動作を区別する(ステップS10)。充電/放電のどちらの動作を行うかは、外部(上位システム)からの指示による。
前述の電池情報に基づいて、制御装置4は、放電用として例えば充電深度が高い方から2つの二次電池(B1〜B8のいずれか2つ)を、次に選択すべき電池として特定する(ステップS11)。ここで、例えば、電池B1,B2が、次に選択すべき電池であるとする。
次に、図8を参照して、制御装置4は、スイッチSB−1A,SB−2Bをオンにして、電池B1からキャパシタC1への放電回路を構成し、キャパシタC1を充電する(ステップS12)。また、同時に、制御装置4は、スイッチSB−3C,SB−4Dをオンにして、電池B2からキャパシタC2への放電回路を構成し、キャパシタC2を充電する(ステップS12)。各電池を放電させる時間はキャパシタC1,C2の容量や電池の性能にもよるが、ごく短時間であり、当該時間経過後は、スイッチSB−1A,SB−2B及びスイッチSB−3C,SB−4Dをオフにする。
次に、図9を参照して、制御装置4は、スイッチSB−5A,SB−6Bをオンにして、電池B1からキャパシタC3への放電回路を構成し、キャパシタC3を充電する(ステップS13)。また、同時に、制御装置4は、スイッチSB−7C,SB−8Dをオンにして、電池B2からキャパシタC4への放電回路を構成し、キャパシタC4を充電する(ステップS13)。また、制御装置4は、各電池の放電時間経過後は、スイッチSB−5A,SB−6B及びスイッチSB−7C,SB−8Dをオフにする。
ステップS13の後、制御装置4はステップS10に戻り、同様の処理を繰り返す。電池はその都度特定される(ステップS11)ので、現在選択されている電池を次期選択の対象外とする場合は、残りの電池の中で充電深度が第1位、第2位の電池が選択されることになる。このようにして、残量の多い電池が逐次選ばれる。なお、「残りの電池の中で充電深度が第1位、第2位」というのは選択基準の一例であり、必ずしもこれに限定されない。例えば充電深度が上位グループである電池からランダムに選ぶ、というような選択も可能である。
要するに、充電深度が相対的に高い電池を優先的に選択することで、性能の劣る電池に制約されることなく、その時点で性能が優れている電池を適時に有効活用することができる。
なお、同じ電池を連続的に選択して使用することも可能である。但し、使用中は最新の充電深度がわからないので、所定回数連続して使用した後、次の電池を選択するようにすればよい。具体的には、例えば、ステップS12,S13の処理を所定回数繰り返してからステップS10に戻るフローチャートにすればよい。
次に、二次電池を充電する場合の動作について説明する。
まず、前述の電池情報に基づいて、制御装置4は、充電用(充電対象)として最も充電深度が低い方から2つの電池(B1〜B8のいずれか1つ)を、次に選択すべき電池として特定する(ステップS21)。ここで、例えば次に選択する電池がB1,B2であるとする。
再び図8を参照して、制御装置4は、例えばキャパシタC1〜C4を、この順に放電させるとすると、電池B1に対応するスイッチSB−1A,SB−2Bをオンにして、キャパシタC1から電池B1への充電回路を構成し、キャパシタC1を放電させる(ステップS22)。また、同時に、制御装置4は、電池B2に対応するスイッチSB−3C,SB−4Dをオンにして、キャパシタC2から電池B2への充電回路を構成し、キャパシタC2を放電させる(ステップS22)。なお、キャパシタC1,C2を放電させる時間は、ごく短時間であり、当該時間経過後は、スイッチSB−1A,SB−2B及びスイッチSB−3C,SB−4Dをオフにする。
次に、図9を参照して、制御装置4は、スイッチSB−5A,SB−6Bをオンにして、キャパシタC3から電池B1への充電回路を構成し、キャパシタC3を放電させる(ステップS23)。また、同時に、制御装置4は、スイッチSB−7C,SB−8Dをオンにして、キャパシタC4から電池B2への充電回路を構成し、キャパシタC4を放電させる(ステップS23)。また、制御装置4は、キャパシタC3,C4の放電時間経過後は、スイッチSB−5A,SB−6B及びスイッチSB−7C,SB−8Dをオフにする。
そして、制御装置4は、上記のステップS22,S23による放電を所定回数繰り返し(ステップS24)、所定回数に達したら、ステップS10に戻る。
それ以降は、同様の処理が行われる。充電対象となる電池はその都度特定される(ステップS21)ので、現在選択されている電池を次期選択の対象外とする場合は、残りの電池の中で充電深度が最も低い電池から2つが選択されることになる。このようにして、残量の少ない電池が逐次選ばれる。なお、「残りの電池の中で充電深度が最も低い」というのは選択基準の一例であり、必ずしも最も低いものでなくてもよい。要するに、充電深度が相対的に低い電池を優先的に選択することで、残量の少ない電池を、放電用に選択できる状態に回復させることができる。
なお、放電するキャパシタC1〜C4は変換装置(101,102)から常時充電される状態にあり、放電によって失った電荷は補充される。
なお、上記の処理(図10)は、電池の放電/充電共に、キャパシタ1個に対して電池1個(1ストリング)を1対1の組み合わせで接続する場合に関して述べたが、複数の電池(ストリング)を並列接続して同時に使うことも可能である。この場合は、例えば充電深度の順に(電池放電時は高い方から/電池充電時は低い方から)複数の電池を選択すればよい。
例えば、充電深度の高い又は低い方から第1位、第2位、第3位、第4位の電池が、電池B1,B3,B2,B4であったとすると、図8において、キャパシタC1と接続するときは、スイッチSB−1A,SB−2Bの他、スイッチSB−1E,SB−2Fもオンにする。これにより、互いに並列接続された電池B1,B3をキャパシタC1と接続して充電/放電を行わせることができる。
同様に、キャパシタC2と接続するときは、スイッチSB−3C,SB−4Dの他、スイッチSB−3G,SB−4Hもオンにする。これにより、互いに並列接続された電池B2,B4をキャパシタC2と接続して充電/放電を行わせることができる。同様に、3以上の電池を使用することも可能である。なお、複数の電池の選び方は種々あり得るが、なるべく残量や内部抵抗が近似しているものが好ましい。
以上のように構成された二次電池充放電装置では、外部の変換装置(101,102)が直接的に電気エネルギーのやりとりを行うのは蓄電部2であり、二次電池ではないので、複数の二次電池をどのように使うかの自由度が広がり、固定的な回路構成で複数の二次電池を使用する必要は無くなる。これにより、性能(種類も含む。)の異なる複数の二次電池であっても、自在に活用することが可能となる。
二次電池が特に複数個直列のストリングの場合には、ストリングごとの内部抵抗や充電深度のばらつきが生じやすいが、そのような場合でも、選択して接続することにより、問題なく使用することができる。
また、電池の種類が異なれば電圧が異なることが多いが、そのような場合でも、選択して接続することにより、問題なく使用することができる。
また、蓄電部2を構成する4つのキャパシタC1〜C4を個別に充電し、又は、放電させることにより、蓄電部2全体の両端電圧の1/4の電圧をもって放電又は充電に供することができる。また、この「4つのキャパシタ」というのは一例に過ぎず、必要に応じた数の直列キャパシタを構成すればよい。
このように、直列接続した複数のキャパシタを用いることで、蓄電部2全体としては高い電圧定格であっても、個々のキャパシタの両端電圧は、二次電池で出力できる電圧あるいは二次電池の充電に適した電圧にすることができる。従って、二次電池B1〜B8としては、セルを複数個接続したモジュール単位程度でも使用可能であり、多数のモジュールを直列接続しなくてよい。
なお、例えば4つのキャパシタC1〜C4を1ストリングとして、これが2ストリング並列に設けられている場合(すなわち合計8つのキャパシタがある場合)には、クロスバー構造のスイッチを別途1セット設けて、同様に動作させるよう構成すればよい。さらに多くのキャパシタが設けられる場合であっても基本的に同様である。
一方、上記のようなクロスバー構造のスイッチを含む接続装置3を用いることにより、同時に2つのキャパシタを、それぞれ別の電池から充電したり、また、それぞれ別の電池を充電するために放電させることができる。なお、「2つ」というのは一例であり、3個以上のキャパシタを同時に充電し又は放電させることもできる。さらに一般的に言えば、接続装置3は、複数のキャパシタから選択した2以上の自然数m個のキャパシタを、複数の電池から選択したm個又はm組の電池とそれぞれ接続して同時にm回路(m通りの回路)の充電回路又は放電回路を構成する、ということになる。
《回路の解析》
次に、前述のように単数のキャパシタのみを充電する(又は放電させる)場合と、複数のキャパシタを同時に充電する(又は放電させる)場合との違いについて、解析する。この違いに関しては、充電と放電とで本質的な違いはないので、代表例としてキャパシタを充電する場合について、以下、説明する。
図11は、1個のキャパシタのみを充電しながら蓄電部2全体が外部に電力を供給する場合の電流・電圧等を示した図である。図において、キャパシタC1〜C4(符号がそのままキャパシタンスも表すものとする。)の各々における両端電圧をVc1,Vc2,Vc3,Vc4とすると、その総和が、直列キャパシタである蓄電部2全体としての両端電圧Vcallである。
各キャパシタC1〜C4には電流I3(キャパシタC3が充電対象となっているときの電流という意味で「I3」としている。)が流れ、外部に電力を供給している。今、キャパシタC3が電池によって充電されており、電池の電圧Vb3によって、抵抗R3を介してキャパシタC3には充電電流Ib3が流れている。この電流Ib3は、Ib3=(Vb3−Vc3)/R3である。キャパシタC3には、電流I3の他に、この電流Ib3が逆向きに流れるので、充電電流を考慮してキャパシタC3に流れる電流Ic3は、Ic3=Ib3−I3である。
キャパシタC3が充電される時間をT3とすると、キャパシタC1,C2,C4は、この時間T3の間の放電により、電圧が低下する。キャパシタC1,C2,C4の電圧低下をそれぞれ、ΔVc1,ΔVc2,ΔVc4とすると、一般にキャパシタについての電荷Q、電圧V、キャパシタンスCの間のV=Q/Cの関係により、
ΔVc1=−(I3・T3)/C1
ΔVc2=−(I3・T3)/C2
ΔVc4=−(I3・T3)/C4
となる。
一方、キャパシタC3については、時間T3の間の充電により、電圧が上昇する。キャパシタC3の電圧上昇をΔVc3とすると、
ΔVc3=Ic3・T3/C3=((Ib3−I3)・T3)/C3 ・・・(1)
となる。充電対象となるキャパシタは順次交代していくので、4つのキャパシタC1〜C4の全てが充電される1サイクルの中で、その約1/4周期は充電され、残余の約3/4周期は放電している、ということになる。
例えばキャパシタC3に着目すれば、1サイクルの約1/4周期における充電による電圧増加は上記式(1)により表される。また、それ以外の約3/4周期における放電による電圧低下については、キャパシタC1の充電時(時間T1、電流I1)の電圧低下δV1は、
δV1=I1・T1/C3 ・・・(2)
である。キャパシタC2の充電時(時間T2、電流I2)の電圧低下δV2は、
δV2=I2・T2/C3 ・・・(3)
である。また、キャパシタC4の充電時(時間T4、電流I4)の電圧低下δV4は、
δV4=I4・T4/C3 ・・・(4)
である。
従って、1サイクルの3/4周期における積算値としての電圧低下ΔVc3は、δV1+δV2+δV4、すなわち、
ΔVc3=(I1・T1/C3)+(I2・T2/C3)+(I4・T4/C3)
・・・(5)
となる。
ここで、定常状態としての蓄電部2の電圧Vcallを一定値と考えると、1サイクルで見た電圧Vc3も一定値と考えられる。すなわち、キャパシタC3に対する、1サイクルでの電圧の増減が等量である、と考えることができる。従って、上記式(1)と、式(5)とは、互いに相殺する同じ値となるべきであり、
((Ib3−I3)・T3)/C3=(I1・T1/C3)+(I2・T2/C3)+(I4・T4/C3) ・・・(6)
となる。
次に、キャパシタの直列数をn(2以上の自然数)として、Vcallの他、電池電圧の総和Vball、各キャパシタへの充電の1サイクル時間Tall、直列キャパシタ全体の平均電流Imean、抵抗総和Rall、抵抗平均Rmeanを定義すると、以下のようになる。
Figure 2012065387
ここで、キャパシタC3についての上記式(6)を一般化し、任意のキャパシタの符号末尾番号及びこれに対応する諸量の添字をj(≦n)で表すと、以下の各式が得られる。
Figure 2012065387
上記式(7)は、式(6)を一般化したものであり、ここからさらに式(8)が得られる。式(7)、(8)における右辺の演算は、電池から充電されるキャパシタCjについての演算を除く意味である。式(8)の左辺からIj・Tjを右辺に移項すれば式(9)が得られる。式(9)は、電池の1回の放電(キャパシタの充電)電荷量が、直列キャパシタ全体の1サイクルの放電電荷量に等しいことを示している。また、式(10)は、式(9)の両辺を1サイクル時間Tallで除して得られる。式(11)、(12)は、式(10)からの変形により得られる。
上記式(11)より、電池からキャパシタへ与える充電電流Ibjとしては、直列キャパシタ全体の平均電流Imeanのn倍の値が必要になることがわかる。
一方、抵抗平均Rmeanを決める目安として、以下の式が導かれる。
Figure 2012065387
上記式(13)、(14)は、式(12)からの変形により得られる。また、式(14)を全てのキャパシタについての総和の形にすれば、式(15)が得られ、さらに、その変形によって式(16)、(17)が得られる。
また、直列キャパシタ全体としてのキャパシタンスCallは、以下の式(18)によって表される。
Figure 2012065387
また、電流Ijをほぼ一定にするために、1サイクルの電圧リプルrを、例えば0.01に抑えるとすると、以下の式(19)が得られる。また、式(19)をさらに変形して式(20)〜(23)が導かれる。式(21)は、キャパシタンス値を決める目安を表している。
Figure 2012065387
上記の式(11)、(17)、(21)が、主要な関係式である。また、直列キャパシタ全体に対する入出力間の抵抗損失Pは、
P=Imean(Vball−Vcall) ・・・(24)
となる。
ここで、Vcall、Imean、Vball、Tall、n、rを与えて、上記の式(11)、(17)、(21)、(24)により、Ibj、Rmean、Cj、抵抗損失の各値を導出すると、以下の表1が得られる。
Figure 2012065387
表1は、例えば、参照値に対してnを2倍にすると導出値がどのように変わるかを示している。例えば、電池からキャパシタへの充電電流Ibjは、nが2倍になることにより、2倍(40Aから80A)になっている。
次に、複数のキャパシタを同時に充電する場合について、解析する。図12は、2個のキャパシタを充電しながら蓄電部2全体が外部に電力を供給する場合の電流・電圧等を示した図である。図において、キャパシタC1〜C4(キャパシタンス:C1〜C4)の各々における両端電圧をVc1,Vc2,Vc3,Vc4とすると、その総和が蓄電部2全体としての両端電圧Vcallである。
各キャパシタC1〜C4には電流I34(キャパシタC3,C4が充電対象となっているときの電流という意味で「I34」としている。)が流れ、外部に電力を供給している。キャパシタC3は電池によって充電されており、電池の電圧Vb3によって、抵抗R3を介してキャパシタC3には充電電流Ib3が流れている。この電流Ib3は、Ib3=(Vb3−Vc3)/R3である。キャパシタC3には、電流I34の他に、この電流Ib3が逆向きに流れるので、充電電流を考慮してキャパシタC3に流れる電流Ic3は、Ic3=Ib3−I34である。
同様に、キャパシタC4も電池によって充電されており、電池の電圧Vb4によって、抵抗R4を介してキャパシタC4には充電電流Ib4が流れている。この電流Ib4は、Ib4=(Vb4−Vc4)/R4である。キャパシタC4には、電流I34の他に、この電流Ib4が逆向きに流れるので、充電電流を考慮してキャパシタC4に流れる電流Ic4は、Ic4=Ib4−I34である。
キャパシタC3,C4が充電される時間をT34とすると、キャパシタC1,C2は、この時間T34の間の放電により、電圧が低下する。キャパシタC1,C2の電圧低下をそれぞれ、ΔVc1,ΔVc2とすると、
ΔVc1=−(I34・T34)/C1
ΔVc2=−(I34・T34)/C2
となる。
図12のように複数のキャパシタを同時に充電する場合も、個々のキャパシタを見ると、1サイクルの中で充電されている時間と、放電している時間とがある点では、図11と同じである。但し、図11の場合は、1サイクルの約1/4の時間が充電、残りの約3/4の時間が放電となるのに対して、図12の場合は、1サイクルの約1/2の時間が充電、残りの約1/2の時間が放電となる。キャパシタ直列数nに対して同時充電キャパシタ数をm(m≦n)とすると、1サイクルの約m/nの時間が充電、残りの約(n−m)/nの時間が放電となる。
次に、キャパシタの直列数をn(2以上の自然数)として、Vcallの他、電池電圧の総和Vball、各キャパシタへの充電の1サイクル時間Tall、直列キャパシタ全体の平均電流Imean、抵抗総和Rall、抵抗平均Rmeanを定義すると、以下のようになる。
Figure 2012065387
ここで、前述の式(7)〜(12)と同様に、以下の式(25)〜(30)が得られる。
Figure 2012065387
式(29)より、電池からキャパシタへ与える充電電流Ibjとしては、直列キャパシタ全体の平均電流Imeanの(n/m)倍の値が必要になることがわかる。
一方、抵抗平均Rmeanを決める目安として、前述の式(13)〜(17)と同様に、以下の式(31)〜(35)が導かれる。
Figure 2012065387
直列キャパシタ全体としてのキャパシタンスCallは、前述の式(18)によって表される。
また、電流Iをほぼ一定にするために、1サイクルの電圧リプルrを、例えば0.01に抑えるとすると、前述の式(19)〜(23)と同様に、以下の式(36)〜(40)が導かれる。
Figure 2012065387
上記の式(29)、(35)、(38)が、主要な関係式である。また、直列キャパシタ全体に対する入出力間の抵抗損失Pは、前述の式(24)であり、
P=Imean(Vball−Vcall)
となる。
ここで、Vcall、Imean、Vball、Tall、n、rを与えて、上記の式(29)、(35)、(38)、(24)により、Ibj、Rmean、Cj、抵抗損失の各値を導出すると、以下の表2が得られる。
Figure 2012065387
表2において、m:1/2倍としている左欄の数値は、表1における参照値と同じである。中欄のように、nが2倍(4→8)になっても、mが2倍(1→2)になれば、Ibjは変わらない。つまり、参照値の場合と同じ構成の電池を使って、直列キャパシタ全体から2倍の電圧を出力しながら、電流Imeanを同じ値に維持することができる。この場合、供給する電力は2倍になる。
《解析のまとめ》
以上の解析により、式(11)に示されるように、同時に充電されるキャパシタが1個である場合の、電池による充電電流は、n個の直列キャパシタ全体に流れる出力電流のn倍を必要とすることになる。従って、nの値が大きくなるほど相対的に電池側の負担が増し、電池側の負担を一定とするならば蓄電部2の出力電流が制限されることを意味している。
しかしながら、複数のキャパシタを同時に充電することにより、1サイクル内の放電回数が減少する。そして、式(29)に示されるように、nが等価的にn/mとなるので、m/nの出力電流を確保することができる。すなわち、クロスバー構造のスイッチを用いて、電池とキャパシタとを互いに接続する回路を複数同時に構成することが可能となることによって、電池とキャパシタとの間での電気エネルギーの転送効率を向上させることができる。また、逆に、キャパシタから電池を充電する場合には、複数の電池を同時に充電することができる。
《その他》
なお、上記実施形態では、二次電池の選択は充電深度に基づいて行うものとし、これが好ましいが、ランダムに二次電池を選択して充電し又は放電させることも可能ではある。但し、この場合には、残量の少ない電池を過放電させないように、確実に充電することが必要である。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
本発明の二次電池充放電装置を用いることにより、電池種類の違いも含めた性能のばらつきがある二次電池を用いて電力貯蔵システムを構成することができる。
また、ハイブリッド車や電気自動車の普及によって近い将来に、二次電池の中古品が大量に市場に出回ることが予想される。本発明の二次電池充放電装置を用いることで、このような性能のばらついた中古品の二次電池を有効活用し、安価に、電力貯蔵システムを構成することができる。
1:二次電池充放電装置
2:蓄電部
3:接続装置
4:制御装置
5:A/Dコンバータ
101:交直変換装置
102:直流/直流変換装置
B1〜B8:二次電池
C1〜C4:キャパシタ
P1p〜P8p,P1n〜P8n:フォトカプラ
R:抵抗(回路素子)
S1〜Sm:ストリング
SB−xy(x:1〜8,y:A〜P):スイッチ(半導体スイッチング素子)

Claims (11)

  1. 複数の二次電池と、
    複数のキャパシタを互いに直列に接続して構成された蓄電部と、
    前記二次電池と前記キャパシタとを任意の組み合わせで互いに接続可能なクロスバー構造のスイッチを含み、前記複数のキャパシタから選択したキャパシタを、前記複数の二次電池から選択した二次電池と接続して充電回路又は放電回路を構成する接続装置と
    を備えていることを特徴とする二次電池充放電装置。
  2. 前記接続装置は、前記複数のキャパシタから選択した2以上の自然数m個のキャパシタを、前記複数の二次電池から選択したm個又はm組の二次電池とそれぞれ接続して同時にm回路の充電回路又は放電回路を構成する請求項1記載の二次電池充放電装置。
  3. 前記二次電池は、二次電池の一個体が1個のみからなるか又は、複数個直列に接続されたストリングである請求項1記載の二次電池充放電装置。
  4. 前記複数の二次電池には、種類の異なる二次電池が含まれる請求項1記載の二次電池充放電装置。
  5. 前記二次電池と前記蓄電部との間に電流を抑制する回路素子が介装されている請求項1記載の二次電池充放電装置。
  6. 前記接続装置は、各二次電池の両端電圧を測定する回路を含む請求項1記載の二次電池充放電装置。
  7. 前記接続装置は、前記キャパシタとの接続用に選択されていない不使用の各二次電池について、その両端電圧に基づいて充電深度を求め、いずれかの二次電池を充電するときは、充電深度が相対的に低い二次電池を優先的に前記キャパシタに接続する請求項6記載の二次電池充放電装置。
  8. 前記接続装置は、前記キャパシタとの接続用に選択されていない不使用の各二次電池について、その両端電圧に基づいて充電深度を求め、いずれかの二次電池を放電させるときは、充電深度が相対的に高い二次電池を優先的に前記キャパシタに接続する請求項6記載の二次電池充放電装置。
  9. 前記二次電池と前記キャパシタとの接続は、半導体スイッチング素子を介して行われる請求項1記載の二次電池充放電装置。
  10. 前記半導体スイッチング素子は、FETであり、SiC、GaN、又は、ダイヤモンドを含む材料によって構成されたワイドバンドギャップ半導体である請求項9記載の二次電池充放電装置。
  11. 請求項1に記載の二次電池充放電装置と、当該二次電池充放電装置の入出力と所望の電源系統とを仲介する変換装置とを備えた電力貯蔵システム。
JP2010205489A 2010-09-14 2010-09-14 二次電池充放電装置及び電力貯蔵システム Pending JP2012065387A (ja)

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