JP2012061698A - 画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】マーク検知手段が検出するべき位置合せマークの印刷位置が、第2の画像形成装置で画像を形成する印刷面(第2の面)にしか存在しない場合であっても容易に位置合せマークを認識できる画像形成システムを提供する。
【解決手段】ウェブWの第1の面に画像を形成する第1の画像形成装置P1、第1の画像形成装置の後段に設けられウェブの第2の面に画像を形成する第2の画像形成装置P2、第1の面に形成された画像位置と第2の面に形成される画像位置を表裏一致させる画像形成システムにおいて、第1および第2の画像形成装置に配置され、ウェブ上に形成された位置合せマークを検出するマーク検出手段を有し、認識したマーク検出条件を、印刷制御装置を介して第2の画像形成装置に送信し、第2の画像形成装置に送信された情報をもとに第2の画像形成装置側におけるマーク検出手段のマーク検出条件を設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の電子写真装置を配置した画像形成システムにおいて、第1の画像形成装置の形成する画像と第2の画像形成装置の形成する画像の表裏位置合わせを行なうマーク検出に関するものである。
長尺に連続した帯状の用紙に代表されるウェブWに画像を形成する画像形成システムの1つなる印刷システムとして、印刷制御装置、2台の画像形成装置を配置し、前段の第1の画像形成装置でウェブWの第1の面(表面)に印刷を行い、第1の画像形成装置から排出されたウェブWを反転装置にて表裏反転させた後、後段の第2の画像形成装置でこのウェブWの第2の面(裏面)に印刷を行うシステムが実用化されている。このような印刷システムには、両縁に送り孔を備えた形体のウェブに対応した画像形成装置や送り孔を持たない形体のウェブに対応した画像形成装置により構成されたものがあり、例えば特許文献1が挙げられる。
上記印刷システムに適用される画像形成装置は、記録媒体となるウェブが、給送装置から送り出され、画像形成装置と床の間をくぐるように、搬送経路上に配置されたガイドローラに案内されて、ウェブバッファ機構に向けて搬送される。そして、ガイド部材、異物除去機構、張力付与機構、ガイドシャフト、ガイド板を経て、搬送ローラによって印写部へ送り込まれる。印写部では、帯電、露光、現像プロセスにより感光体ドラム上にトナー像が形成され、転写器の作用によってウェブ上に吸引される。搬送ベルトから送り出されたウェブは、バッファプレートを経て定着装置に搬送される。定着装置に到達したウェブ、プレヒータで予熱された後、加熱ローラと加圧ローラからなる一対の定着ローラによって形成されるニップ部で加熱加圧されながら挟持搬送され、トナー像がウェブに溶融定着される。
印刷システムで用いるウェブには、位置合せマークが形成されていて、この位置合せマークを発光素子と受光素子により構成される光学式センサ等で構成されたマーク検出手段(以下、「マークセンサ」と記す)で検出している。位置合せマークは、ウェブにおける各ページの先頭付近に形成され、第1の画像形成装置と第2の画像形成装置の形成する画像位置を合わせる基準として利用されており、第1の画像形成装置が排出したウェブ上に存在する位置合せマークを第2の画像形成装置にて検出し、搬送ローラ及び感光ドラムの速度を可変する制御を行うことで、第1の面の画像位置と一致させて第2の面に正確に画像を印刷している。
この位置合せマークの検出には、事前にマークセンサの検出感度調整を必要とし、例えば位置合せマークの色とウェブ地色を認識させて、その中間を閾値として設定する方法がある。このとき、位置合せマーク又はウェブの地色は、マークセンサの検出範囲を示すスケールに従い、目視にて中央に配置するよう調整した上で、マークセンサによる検出を実施している。
マークセンサは、発光素子からの光が対象物体の色によって反射又は吸収されたことを内蔵された受光素子で検出可能なセンサであり、受光量に応じて対象物体の色レベルを認識するものである。従って、検出範囲の中にウェブの地色と位置合せマークの両方がある場合は、検出範囲を占める位置合せマークの割合で受光量、つまり色レベルが変わる。そのため、オペレータの該検出範囲に位置合せマークを配置する際の位置のバラツキは、マークセンサの感度調整にバラツキを生じさせてしまう。
ウェブの地色の色レベルを検出する場合、地色部分は検出範囲に比べて大きなサイズで存在するため、位置合せが容易である。一方、位置合せマークは、ウェブ上に形成された画像の一部であるため、形状次第では検出範囲の中央に合わせる配置のバラツキは大きい。そして、検出範囲の中央から外れた位置で感度調整が行われた場合、位置合せマークの色レベルは、ウェブの地色に近いレベルとなり、互いに近い色として認識していることになる。この場合、位置合せマークとウェブの地色とのコントラストが不十分のため、ウェブWの搬送中に生じるバタツキ等で、位置合せマークが無いウェブ上でもマークを誤検出する不具合を生じることがある。
一方、画像位置合せの基準となる位置合せマークは、前述の印刷システムにおいて、第1の画像形成装置がコントラスト差を十分に確保できるサイズでウェブ上に形成されている。
印刷システムでは、帳票の一部、例えば各ページの指定された位置に印刷されている社名やロゴ等を画像位置合せマークとして流用する方法が実施されている。この場合、プレプリントされた社名やロゴは帳票毎に配置や色が異なるため、マークセンサは任意の位置に移動できる機構と複数の色に感度を持つ光学式センサを備えて、感度調整を実施する必要がある。
感度調整は、マークセンサに備えられた検出範囲を示すスケールに対し、目視にて位置合せマーク又はウェブの地色を中央に配置して、それぞれの色を認識させている。しかし、位置合せマークとしてプレプリント画像を流用する場合、該プレプリント画像が、第2の画像形成装置の印刷面(第2の面(裏面))に存在することがあり、第2の画像形成装置のマークセンサはウェブの下側で検出するため、目視での位置調整が困難という課題があった。
本発明の目的は、マーク検知手段が検出するべき位置合せマークの印刷位置が、第2の画像形成装置で画像を形成する印刷面(第2の面(裏面))にしか存在しない場合であっても容易に位置合せマークを認識できる印刷システムを提供することである。
本発明にかかる、ウェブの第1の面に画像を形成する第1の画像形成装置と、第1の画像形成装置の後段に設けられウェブの第2の面に画像を形成する第2の画像形成装置と、第1の画像形成装置と第2の画像形成装置に印刷動作を指示する印刷制御装置とを有し、第1の面に形成された画像位置と第2の面に形成される画像位置を表裏一致させる画像形成システムにおいて、第1および第2の画像形成装置に配置され、ウェブ上に形成された位置合せマークを検出するマーク検出手段を有し、第1の画像形成装置側のマーク検出手段にて認識したマーク検出条件を、印刷制御装置を介して第2の画像形成装置に送信し、第2の画像形成装置に送信された情報をもとに第2の画像形成装置側におけるマーク検出手段のマーク検出条件が設定されることを特徴としている。
本発明に係る画像形成システムにおいて、第1の画像形成装置側のマーク検出手段にて認識したマーク検出条件は、同マーク検出手段の検出感度及びマーク検出手段の位置情報であることを特徴としている。
本発明に係る画像形成システムにおいて、第1及び第2の画像形成装置側の各マーク検出手段は、ウェブの上側と下側にそれぞれ配置されていることを特徴としている。
本発明によれば、第1の画像形成装置側のマーク検出手段にて認識したマーク検出条件が、印刷制御装置を介して第2の画像形成装置に送信され、第2の画像形成装置では、送信された情報をもとに第2の画像形成装置側のマーク検出手段のマーク検出条件が設定されるので、第2の画像形成装置にて目視不可能な位置にある位置合せマークの場合でも、第1の画像形成装置側で設定したマークセンサの検出条件を利用することで、第2の画像形成装置側のマークセンサ位置設定を容易化することができる。
複数の画像形成装置を備えた印刷システムの概略構成を示す斜視図である。 印刷システムを構成する画像形成装置の全体構成を示す図である。 位置合せマークが形成されたウェブを示す平面図である。 マーク検出手段による位置合せマークの検知範囲を説明する平面図である。 (a)は位置合せマークが検出範囲内の適正な位置を占めた状態を示す平面図、(b)は位置合せマークが検出範囲内の不適正な位置を占めた状態を示す平面図である。 ウェブの上側と下側に配置したマーク検出手段の位置関係を示す図である。 画像形成装置にウェブをセットした際の説明図である。 本発明に係る制御系の一構成例を示すブロック図である。 本発明に係る感度調整制御処理の一形態を示すフローチャートである。 感度調整制御処理で行われる感度調整モードの処理内容の一形態を示すフローチャートである。 位置合わせマークとマーク検知手段の色検出レベルと出力の関係を示す図である。
本発明に係る画像形成システムである印刷システム300は、図1、図2に示すように、複数の画像形成装置として、記録媒体となるウェブWの第1の面(表面)に画像を形成する第1の画像形成装置P1と、第1の画像形成装置P1の後段に設けられウェブWの第2の面(裏面)に画像を形成する第2の画像形成装置P2と、第1及び第2の画像形成装置に印刷動作をそれぞれ指示する印刷制御装置29とを備えている。第1及び第2の画像形成装置P1,P2は周知の電子写真方式の画像形成工程により画像を形成するものである。この画像形成部分は周知な構成であるので、その説明は省略する。なお、第1及び第2の画像形成装置P1,P2としては電子写真方式のものに限定されるものではない。
印刷システム300は、第1の面に形成された画像と第2の面に形成される画像の位置を図2に示すマークセンサ16からの検知情報に基づいて表裏一致させるものである。この印刷システム300の特徴は、第1の画像形成装置P1側に配置されたマークセンサ16にて認識したマーク検出情報を、印刷制御装置29を介して第2の画像形成装置P2に送信し、第2の画像形成装置P2側に配置したマークセンサ16のマーク検出条件を導き出すことにある。すなわち、第1の画像形成装置P1のマークセンサ16にて認識したマーク検出条件を第2の画像形成装置P2のマークセンサ16の検出感度および位置情報とすることとし、各画像形成装置のマークセンサ16をウェブWの上側とウェブWの下側にそれぞれ備えることで達成できる。
以下、詳細に説明する。図1は、印刷制御装置29と2台の電子写真方式の画像形成装置P1,P2を配置し、前段の第1の画像形成装置P1でウェブWの第1の面(表面)に印刷を行い、第1の画像形成装置P1から排出されたウェブWを反転装置Tにて表裏反転させた後、ウェブWを後段の第2の画像形成装置P2でウェブWの第2の面(裏面)に印刷を行う印刷システム300を示す。図2は、印刷システム300に適用される画像形成装置の全体構成の一例である。第1及び第2の画像形成装置P1、P2は、基本的には同一構成であるので、図2では1つの装置構成を示している。
印刷システム300では、ウェブWが給送装置(図示せず)から送り出され、画像形成装置P1と床の間をくぐるように、搬送経路上に配置されたガイドローラ1に案内されて、ウェブバッファ機構2に向けて搬送される。そして、ガイド部材3、異物除去機構4、張力付与機構5、ガイドシャフト6、ガイド板7を経て、搬送ローラ8、9によって印写部10へ送り込まれる。印写部10では、帯電、露光、現像プロセスにより感光体ドラム101上にトナー像が形成され、転写器105の作用によってウェブW上に吸引される。
搬送ベルト11から送り出されたウェブWは、バッファプレート12を経て定着装置13に搬送される。定着装置13に到達したウェブWは、プレヒータ13aで予熱された後、加熱ローラ13bと加圧ローラ13cからなる一対の定着ローラによって形成されるニップ部で加熱加圧されながら挟持搬送され、トナー像がウェブWに溶融定着される。加熱ローラ13bと加圧ローラ13cによって送り出されてきたウェブWは、送り出しローラ14を経て、第1の画像形成装置P1の外へと排出され、2台目の画像形成装置P2に向けて搬送される。
ウェブWに形成された位置合せマーク17は、ウェブWの上側とウェブWの下側に備えられた発光素子と受光素子により構成される光学式センサを用いたマークセンサ16で検出される。印刷システム300では、第1の画像形成装置P1と第2の画像形成装置P2が形成する画像位置を合わせる基準として、ウェブWの任意の位置に形成された画像を位置合せマーク17として流用しており、第1の画像形成装置P1が排出したウェブW上に存在する位置合せマーク17を第2の画像形成装置P2にて検出し、搬送ローラ8、9及び感光ドラム101の速度を可変する制御を行うことで、第1の面の画像位置と一致させて第2の面に正確に画像を印刷している。
マークセンサ16には、図4に示すマークセンサ16の検出範囲φに配置させるスケール18に、位置合せマーク17とウェブWの地色部分を配置し色レベルを認識させて、その中間値を粗調整の閾値として予め印刷制御手段29内に設定している。感度調整後のマークセンサ16の出力は、例えば位置合せマーク17を検出するとLレベル、ウェブWの地色を検出するとHレベルとなり、位置合せマーク17とウェブWの地色の判別が印刷制御手段29で可能となる。図5(a)は位置合せマーク17が検出範囲φ内の適正な位置にある状態を示し、図5(b)は位置合せマーク17が検出範囲φから外れた不適正な位置を占めた状態を示すものである。
マークセンサ16は、ウェブWの第1の面または第2の面の任意の位置に形成されている画像の一部を位置合せマーク17として選定するため、図6(a)に示すように、オペレータが第1及び第2の画像形成装置P1,P2にウェブWをセットした時に目視できなくなるウェブWの下側面(電子写真装置の印刷面)を検出する下側のマークセンサ16aと、オペレータが第1及び第2の画像形成装置P1,P2にウェブWをセットした時に目視できるウェブWの上側面(電子写真装置の非印刷面)を検出する上側のマークセンサ16bを備えている。マークセンサ16a,16bは、ウェブWの搬送方向と直交するウェブWの幅方向に移動可能なスライダS1に支持されていて、このスライダS1によって手動あるいは図示しない駆動源にて幅方向に移動可能な構成とされている。図6(b)に示すように、下側マークセンサ16aと上側のマークセンサ16bは、一体となって移動し、常にマーク検出位置がウェブ面の表裏で一致するように構成されている。図6(a)は、マークセンサ16近傍をウェブWの幅方向から見た図であり、図6(b)はマークセンサ16近傍をウェブWの搬送方向から見た図を示す。
マーク位置は、図7に示すように、ウェブW上の搬送方向における位置、つまりページ先頭からの距離WL5も認識させなければならない。この位置情報は、ウェブWが搬送されてマークセンサが位置合せマーク17を検出した時、印刷データの形成を開始するページ先頭位置がどの位先の搬送位置に存在しているかを認識することになる。
そこで、本形態では、第1及び第2の画像形成装置P1,P2にウェブWをセットした状態の上視図である図7に示すように、ウェブW先頭に突き当てるウェブ先頭ガイド30をそれぞれ備えており、マークセンサ16の検出位置とウェブ先頭ガイド30間の距離WL5を認識できる構成となっている。このウェブ先頭ガイド30は、図6(a)に示すように、搬送中にウェブWの先端と接触する測定ガイド30aと、測定ガイド30aを支持するウェブ先頭ガイドベース30bから構成されている。ウェブ先頭ガイド30は、ウェブW搬送時は、測定ガイド30aが搬送の妨げにならない位置(ウェブWの下方)に退避し、位置検出時には、測定ガイド30aがウェブ先頭ガイドベース30bより上方に移動し、スライダS2にてウェブWの先頭部分に合わせるように移動が可能に構成されている。
図6,図7に示すマークセンサ16の構成は、第1の画像形成装置P1とその後段に設置される第2の画像形成装置P2も同等に備えており、印刷制御装置29を経由してマークセンサ16のマーク検出情報を互いに送受信することが可能に構成されている。
次に本構成による第2の画像形成装置P2側のマークセンサ16の位置設定について説明する。第2の画像形成装置P2にウェブWをセットした際、位置合せマーク17がマークセンサ16aの検出するウェブ面、つまりオペレータが目視できないウェブ面(電子写真装置の印刷面)に存在する場合、マークセンサ16aの位置設定も目視で実施できないことになる。そこで、位置合せマーク17が存在する第2の画像形成装置P2の印刷面は、第1の画像形成装置P1での印刷時では非印刷面であり、第1の画像形成装置P1にウェブWをセットした際に、位置合せマーク17はオペレータが目視できることを利用する。
すなわち、第1の画像形成装置P1にて、オペレータが目視できる位置合せマーク17に対するウェブWの上側に配置のマークセンサ16bの位置を決定し得られた情報は、印刷制御装置29を経由して第2の電子写真印刷装置P2に送信され、第2の画像形成装置P2側ではオペレータが目視できなくなる位置合せマーク17に対するウェブWの下側に配置したマークセンサ16aの位置設定実施に利用することである。
この時、第1の画像形成装置P1のマークセンサ16bの位置情報を第2の画像形成装置P2側の位置情報に変換する演算処理部は、第1の画像形成装置P1側に備える形態、印刷制御装置29に備える形態、そして第2の画像形成装置P2に備える形態が考えられる。本形態では、第2の画像形成装置P2にて演算処理される形態、且つマークセンサ16aとマークセンサ16bの検出位置がウェブWの表裏で一致している場合について説明する。
まず、第2の画像形成装置P2で印刷されるウェブ面の第2の面(裏面)から位置合せマーク17を選定し、図7が第1の画像形成装置P1とした場合、ウェブWを装置にセットすると、前記選定した位置合せマーク17はオペレータが目視できるウェブ面に存在するので、ウェブWの搬送方向と直交する幅方向にマークセンサ16bを移動させ、図4に示すスケール18内に目視にて位置を決定する。そして、詳細は後述するが、位置合せマーク17の検出感度を調整し、その後、位置合せマーク17を検出する位置にマークセンサ16bの配置を微調整したところで、前記ウェブWの幅方向の一端を基準とし、その位置から位置合せマーク17の検出位置間の距離WL3の情報を得るとともに、ウェブWの搬送方向に対しても位置合せマーク17の検出位置とウェブ先頭位置間の距離WL5を得る。なお、ウェブWの幅方向におけるマークセンサ16の最大移動距離WL1は画像形成装置の仕様により、ウェブW他端までの距離WL2もウェブWの仕様により、既知である。これらの情報より、第2の画像形成装置P2側のマークセンサ16aの位置情報を算出し、設定することになる。
次に、図8に示す本形態に係る制御系のブロック図と、図9に示す感度調整制御処理のフローチャートを用いて詳細に説明する。
第1の画像形成装置P1におけるマークセンサ16の位置合せマーク17に対する検出感度、および配置位置決定は、図8に示すウェブ制御装置21にて図9の手順を踏むことで実現される。図9に示す感度調整制御処理では、マークセンサ16の出力信号に基づいて、詳細に感度調整を実施するが、前述のようにマークセンサ16が位置合せマーク17を認識するためには、まず適当な閾値設定が必要であり、感度調整モードに移行する前準備として、感度の粗調整が実施される。図8の感度調整を実施するウェブ制御装置21には、ウェブWの地色レベルを検出するための地色ホールドスイッチ19、位置合せマーク17の色レベルを検出するマーク色ホールドスイッチ31、前記スイッチを押下時のマークセンサ16の信号検出と閾値設定部32、閾値がセットされ位置合せマーク検出を行う比較回路33を備えている。
まず、オペレータが図4に示すスケール18にウェブWの地色をセットして地色ホールドスイッチ19を押下すると、粗調整時のウェブWの地色のレベルがマークセンサ16で検出される。続いて位置合せマーク17をセットしマーク色ホールドスイッチ31が押下されると、粗調整時の位置合せマーク17のレベルがマークセンサ16で検出される。色レベル検出及び閾値設定部32は、ウェブWの地色と位置合せマーク検出の結果より、粗調整の「閾値TH”」を決定し、比較回路33に設定する。そして、位置合せマーク17をマークセンサ16の位置よりウェブ搬送方向下流側となるようにウェブWをセットさせて、感度調整モードの前準備が完了する。
ウェブ制御装置21では、図9に示すステップ901として第1の画像形成装置P1の感度調整モードスイッチ20が3秒以内で押下されると(3秒超える押下では、感度調整、マークセンサ位置の設定値を確認するチェックモードに移行するが、本動作の説明の詳細は省略する。)、ステップ902において第1の画像形成装置P1であると判断し、ステップ903において画像形成装置が感度調整モードに移行する。
感度調整モードでは、図10に示すように、ステップ904にてウェブ搬送速度切替え部23がウェブWの搬送速度を速度V1に設定し、ウェブ搬送駆動制御部25が搬送ローラ駆動モータ27をスタートするとともに、ステップ905において、マークセンサ16が位置合せマーク17の検出を開始する。その後、ウェブW上に形成された位置合せマーク17がマークセンサ16の検出範囲φに到達し、マークセンサ16が検出する色レベルが、粗調整で設定した閾値TH”を下回ると、マークを検出しマーク検出信号が「Hレベル→Lレベル」に変化してマーク検出したと判断すると、ステップ906のタイマ22によりマーク検出時間の計測が開始される。更にステップ907において、マーク検出中であるか否かを判断し、ウェブWが搬送され位置合せマーク17がマークセンサ16の検出範囲φを通過し、マークセンサ16が検出する色レベルが、閾値TH”を上回ると、マーク検出信号が「Lレベル→Hレベル」に変化することで、マーク検出が終了したと判断する。このタイミングでマーク検出時間T1の計測を停止(ステップ908)して、計測結果T1を図8のメモリ24に格納し、ウェブ搬送を停止(ステップ909)する。ここで、ウェブ搬送駆動制御部25は、ウェブWを停止させた後、今度はステップ910にて逆方向に速度V1でウェブ搬送を開始して、マーク検出信号が「Hレベル→Lレベル」に変化するタイミングを契機にタイマ22によりマーク検出時間の計測がスタートする。そして、ステップ911にてタイマ22の計測時間がT1/2時間に到達したところで、ウェブ搬送駆動制御部25はウェブWの搬送を停止(ステップ912)する。この時、図11に示すように、位置合せマーク17はセンサ検出範囲φの中央に位置することになる。この位置で位置合せマーク17の色をマークセンサ16に認識させる(図10ステップ913)ことで、ウェブWの地色とのコントラスト差が最大限に確保でき、この時の閾値TH”を再設定し、感度調整モードを終了する。なお、ステップ913の終了後は、ステップ914にて逆方向に速度V1でウェブ搬送を開始して、ステップ915でマーク検出信号が「Hレベル→Lレベル」に変化すると、ウェブ搬送駆動制御部25はステップ916でウェブWの搬送を停止する。
次に、閾値を再設定したマークセンサ16の位置情報として、図7に示すウェブWの搬送方向と直交する幅方向のオペレータ操作側の一端を基準とし、前記ウェブW端部基準からマーク検出位置までの距離WL3とウェブ搬送方向に関するマークセンサ16からウェブ先頭までの距離WL5を検出する操作を行う。
まず、図6(a)のようにウェブ先頭ガイド30をウェブW先端に合わせる。ウェブ先頭ガイド30は、測定ガイド30aとウェブ先頭ガイドベース30bから構成されており、ウェブW搬送時に搬送の妨げにならない位置に配置されていた測定ガイド30aをウェブ先頭ガイドベース30bからウェブWの搬送位置まで上方に移動し、スライダS2にてウェブW先頭に突き当てられる位置に移動することで、ウェブW先端に合わせられる。
この位置合せを実施した後、図9にステップ917において、位置検出スイッチ37が押下されると、ステップ918にてウェブ搬送方向と直交する幅方向のオペレータ操作側の一端を基準とし、前記ウェブW基準からマーク検出位置までの距離WL3を、リニア変位センサ34の出力よりマークセンサ位置検出及び演算部36が検出する。更に、ウェブ搬送方向に関するマークセンサ16とウェブ先頭ガイド30間の距離WL5も、リニア変位センサ35の出力よりマークセンサ位置検出及び演算部36が検出する。
ここまでが第1の画像形成装置P1の感度調整モードであり、第2の画像形成装置P2のマークセンサ16の位置及び感度設定に利用する情報を得る手順である。なお、位置合せマーク17として選択された画像が第2の画像形成装置P2にウェブWをセットした際、目視可能である場合には、前述の手順において、ステップ902からステップ919に移行する。マークセンサ16の感度調整および位置調整は第2の画像形成装置P2にて実施されるため、ステップ920にて位置情報は第1の画像形成装置P1のデータではなく(No)となり、ステップ923の感度調整モードの処理が開始される。そして前記の通りステップ904からステップ916が実施されて、閾値TH”を再設定される。そしてステップ924でウェブ先頭ガイド30をウェブWの先頭に突き当て位置検出スイッチ37が押下されると、前記位置情報WL3を、リニア変位センサ34の出力よりマークセンサ位置検出及び演算部36が検出し、WL5もリニア変位センサ35の出力よりマークセンサ位置検出及び演算部36が検出し、マークセンサ16bの位置調整も完了することになる。
本願の課題は、あくまでも第2の画像形成装置P2にて目視できないウェブ面に存在する位置合せマーク17に対するマークセンサ16aの感度および位置設定のため、前述の通り、第1の画像形成装置P1での感度調整手順を実施し、得られたマーク検出感度、位置情報WL3およびWL5は、第2の画像形成装置P2側に情報送信が行われる。
次に、第2の画像形成装置P2側での感度調整手順が実施される。まず第1の画像形成装置P1から排出されたウェブWは、ウェブWを裏返す図1に示す反転装置Tを通過し、第2の画像形成装置P2にセットされる。第2の画像形成装置P2の図8に示す感度調整モードスイッチ20が押下されると、図9のステップ901となり、3秒以内の押下にてステップ902に移行し、第2の画像形成装置P2との判断により、第2の画像形成装置P2の感度調整モードのステップ919に移行する。
そして、第1の画像形成装置側にて得られたWL3、WL5の情報よりステップ920からステップ921に移行し、第2の画像形成装置P2のマークセンサ16aの位置情報をマークセンサ位置検出及び演算部36が算出する。まず、WL5はウェブWの表裏が入れ替わったのみであり、第2の画像形成装置P2でも同じである。ウェブ搬送方向と直交する幅方向の位置情報は、ウェブWのオペレータ操作側の一端を基準として、第2の画像形成装置P2のマークセンサ16aまでの距離WL4は、
WL4=WL2−WL3 となる。
この結果より、ステップ922にてマークセンサ16aはWL4、WL5の位置に配置される。次に、第1の画像形成装置P1で決定した検出感度(閾値TH”)が比較回路33に設定され、位置合せマーク17をマークセンサ16のウェブ搬送方向下流側に配置させて、感度調整モード(ステップ923)に移行する。感度調整モードは、図10のステップ904にて搬送速度切替え部23がウェブの搬送速度を速度V1に設定して、ウェブ搬送をスタートするとともに、マークセンサ16は位置合せマーク17の検出を開始(ステップ905)する。その後、図11に示すようにウェブW上に形成された位置合せマーク17がマークセンサ16の検出範囲φに到達し、マークセンサ16が検出する色レベルが、設定した閾値TH”を下回ると、マーク検出信号が「Hレベル→Lレベル」に変化し、図10のステップ906においてタイマ22によりマーク検出時間の計測が開始される。
ウェブWが搬送され位置合せマーク17がマークセンサ16の検出範囲φを通過し、マークセンサ16が検出する色レベルが、閾値TH”を上回ると、マーク検出信号が「Lレベル→Hレベル」に変化(ステップ907)する。このタイミングでマーク検出時間の計測を停止(ステップ908)して、計測結果T1をメモリ24に格納し、ウェブ搬送を停止(ステップ909)する。ここで、ウェブ搬送駆動制御部25は、ウェブWを停止させた後、今度は逆方向に速度V1でウェブ搬送を開始(ステップ910)して、マーク検出信号が「Hレベル→Lレベル」に変化するタイミングを契機にタイマ22によりマーク検出時間の計測がスタートする。そして、タイマ22の計測時間がT1/2時間に到達(ステップ911)したところで、ウェブ搬送駆動制御部25はウェブWの搬送を停止(ステップ912)する。この時、図11に示すように位置合せマーク17はセンサ検出範囲φの中央に位置することになる。この位置で位置合せマーク17の色を第2の画像形成装置のマークセンサ16aに認識させることで、ウェブWの地色とのコントラスト差が最大限に確保でき、この時の閾値TH”を比較回路33に再設定(ステップ913)する。
この時、ウェブ搬送方向と直交する幅方向のオペレータ操作側の一端を基準とし、前記ウェブW基準からマーク検出位置までの距離WL4を、リニア変位センサ34の出力よりマークセンサ位置検出及び演算部36が再検出する。更に、ウェブ搬送方向に関するマークセンサ16とウェブ先頭ガイド30間の距離WL5を、リニア変位センサ35の出力よりマークセンサ位置検出及び演算部36が再検出する。
以上より、第2の画像形成装置P2のマークセンサ16に、ウェブ面に存在する目視不可能な位置合せマークを検出するための条件を容易に設定することが可能となる。
なお、図8中、符号26はエラー検出部を、符号27はエラー表示部をそれぞれ示し、マークセンサ16による検出不良や画像形成装置のエラーをエラー検出部26が検出すると、エラー表示部28を作動して、エラー内容が表示される。
16 マーク検出手段
29 印刷制御装置
300 画像形成システム
W ウェブ
P1 第1の画像形成装置
P2 第2の画像形成装置
特許第3680989号公報

Claims (3)

  1. ウェブの第1の面に画像を形成する第1の画像形成装置と、第1の画像形成装置の後段に設けられ前記ウェブの第2の面に画像を形成する第2の画像形成装置と、第1の画像形成装置と第2の画像形成装置に印刷動作を指示する印刷制御装置とを有し、第1の面に形成された画像位置と第2の面に形成される画像位置を表裏一致させる画像形成システムにおいて、
    第1および第2の画像形成装置に配置され、前記ウェブ上に形成された位置合せマークを検出するマーク検出手段を有し、
    第1の画像形成装置側のマーク検出手段にて認識したマーク検出条件を、前記印刷制御装置を介して第2の画像形成装置に送信し、第2の画像形成装置に送信された情報をもとに第2の画像形成装置側におけるマーク検出手段のマーク検出条件が設定されることを特徴とする画像形成システム。
  2. 請求項1記載の画像形成システムにおいて、
    第1の画像形成装置側のマーク検出手段にて認識したマーク検出条件は、同マーク検出手段の検出感度及びマーク検出手段の位置情報であることを特徴とする画像形成システム。
  3. 請求項1または2記載の画像形成システムにおいて、
    第1及び第2の画像形成装置側の各マーク検出手段は、前記ウェブの上側と下側にそれぞれ配置されていることを特徴とする画像形成システム。
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