JP2012060946A - 潜砂性二枚貝の養殖方法及び養殖用構造物 - Google Patents

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Abstract

【課題】潜砂性二枚貝の浮遊幼生を着底させて稚貝又は成貝にまで成長させることのできる養殖方法及び養殖用構造物を提供する。
【解決手段】潮の干満により水が流動する場所に囲い1を作製し、囲い1内に有孔管2を敷設する。そして、囲い1内の下部に粒径の大きい粉粒体31を充填し、その上に粒径の小さい粉粒体32を充填する。粉粒体31と粉粒体32との間には分離用ネット4を設ける。そして、囲い1の上面を、網状部材5で覆う。粉粒体31の粒径としては20mm〜50mmの範囲が好ましく、粉粒体32の粒径としては1mm〜19mmの範囲が好ましい。また、粉粒体32の全部又は一部を、カキ殻加工固形物及び石灰石の砕石の少なくとも一方とするのが好ましい。
【選択図】図2

Description

本発明はアサリやハマグリ、シジミなどの潜砂性二枚貝の養殖方法及び養殖用構造物に関するものである。
アサリをはじめとする潜砂性二枚貝は、わが国では古くから食料として重要な位置を占めていた。しかし、近年その生産量が急激に減少し、従来の1/5〜1/3程度となっている。また、国内生産量の減少分を補うため外国からの輸入量が増加しているが、これに伴うツメタガイなどの害敵生物の移入が新たな問題として起こっている。
そこで、国内生産量を回復させるべく各地で種々の方策が講じられている。例えば、浮遊幼生を着底させ稚貝に成長させるために、干潟における竹柵・ポールの設置や被覆網の敷設、土嚢の設置などが行われているが、未だ生産量の回復には至っていない。
また、特許文献1では、貝類の生育を促進させるために、ポーラスコンクリートなどの多孔質体で底部を形成した容器内に砂層を充填して貝類を養殖する技術が提案されている。
特許第3985048号
しかしながら、砂の粒径は通常2mm以下であるため、前記提案技術では、容器底部を構成する多孔質体の細孔が、容器に充填された砂で目詰まりしやすい。加えて、多孔質体の外側面にはフジツボやホヤなどの貝類及び珪藻、藻類が付着しやく、これらの付着物によって多孔質体の細孔が塞がれやすい。このため、容器底部を構成する多孔質体の透水性が経時的に悪化し、貝類の排泄物が容器外に排出されず容器内底部に堆積して硫化水素が発生し貝類が死滅するおそれがある。
本発明はこのような従来の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、潜砂性二枚貝の浮遊幼生を着底させることができると共に、稚貝又は成貝にまで高い生残率で成長させることのできる養殖方法及び養殖用構造物を提供することにある。
前記目的を達成する本発明に係る養殖方法は、潜砂性二枚貝の浮遊幼生を着底させて稚貝又は成貝に成長させる養殖方法であって、潮の干満により水が流動する場所に囲いを作製し、囲い内に有孔管を敷設すると共に囲い内を粉粒体で充填し、干満時の潮の流れを利用して潜砂性二枚貝の排泄物等を前記有孔管から前記囲いの外に排出することを特徴とする。
ここで、潜砂性二枚貝の排泄物等を囲いの外に確実に排出させる観点からは、前記有孔管として網目状の開口を有するものを用いるのが好ましい。また、前記有孔管は、前記有孔管の中心軸方向が干満時の潮の流れ方向と略同方向となるように敷設するのが好ましい。
また、クロダイやナルトビエイ、ツメタガイなどの食害生物による捕食を防止する観点からは、前記囲いの上面を網状部材で覆うのが好ましい。
また、前記囲いの高さとしては100mm〜1000mmの範囲が好ましい。
そしてまた、前記囲い内の下部に充填する前記粉粒体の粒径を上部よりも大きくするのが好ましく、前記囲い内の下部に充填する前記粉粒体の粒径を20〜50mmの範囲とし、上部に充填する前記粉粒体の粒径を1mm〜19mmの範囲とするのが好ましい。
潜砂性二枚貝の生息に適したアルカリ性域を保つ観点からは、前記囲い内の上部に充填する前記粉粒体の全部又は一部を、カキ殻加工固形物及び石灰石の砕石の少なくとも一方とするのが好ましい。
また、下部充填の粉体層中の円滑な水の流動を維持する観点から、上部充填の粉粒体層と下部充填の粉粒体層との間に、上部充填の粉粒体の粒径よりも細かい網目の分離用ネットを設けるのが好ましい。
また、本発明によれば、潮の干満により水が流動する場所に設置し、潜砂性二枚貝の浮遊幼生を着底させて稚貝又は成貝に成長させる養殖用構造物であって、容器と、当該容器に取り付けられた有孔管と、前記容器内に充填された粉粒体とを有し、干満時の潮の流れを利用して潜砂性二枚貝の排泄物等を前記有孔管から前記容器の外に排出することを特徴とする潜砂性二枚貝の養殖用構造物が提供される。
ここで、潜砂性二枚貝の排泄物等を囲いの外に確実に排出させる観点からは、前記有孔管として網目状の開口を有するものを用いるのが好ましい。
また、クロダイやナルトビエイ、ツメタガイなどの食害生物による捕食を防止する観点からは、前記容器の上面開口を覆う網状部材をさらに設けるのが好ましい。
前記容器の高さとしては100mm〜1000mmの範囲が好ましい。
そしてまた、前記容器内の下部に充填する前記粉粒体の粒径を上部よりも大きくするのが好ましく、前記容器内の下部に充填する前記粉粒体の粒径を20〜50mmの範囲とし、上部に充填する前記粉粒体の粒径を1mm〜19mmの範囲とするのが好ましい。
潜砂性二枚貝の生息に適したアルカリ性域を保つ観点からは、前記容器内の上部に充填する前記粉粒体を、カキ殻加工固形物及び石灰石の砕石の少なくとも一方とするのが好ましい。
また、下部充填の粉体層中の円滑な水の流動を維持する観点から、上部充填の粉粒体層と下部充填の粉粒体層との間に、上部充填の粉粒体の粒径よりも細かい網目の分離用ネットをさらに設けるのが好ましい。
本発明の養殖方法及び養殖用構造物によれば、着底稚貝が、波浪による巻き上げや潮の流れによって不適な生息環境の所に移動したり、あるいは砂や泥によって埋没したりすることが効果的に防止され、着底稚貝の減耗が効果的に防止される。また、潜砂性二枚貝の排泄物を囲い内又は容器内から外に確実に排出することができ、潜砂性二枚貝の生育に悪影響のある硫化水素の発生を防止し、着底した浮遊幼生を稚貝又は成貝にまで高い生残率で成長させることができる。
本発明に係る養殖方法を実施するための構造物の一例を示す断面斜視図である。 図1の構造物の垂直断面図である。 本発明に係る養殖方法を実施するための構造物の他の例を示す斜視図である。 図3の構造物の干潟への設置工程図である。 本発明に係る養殖用構造物の一例を示す断面図である。
以下、本発明に係る養殖方法及び養殖用構造物について図に基づいて詳述するが、本発明はこれらの実施形態に何ら限定されるものではない。
図1に、本発明に係る養殖方法を実施するため構造物例の一部断面斜視図を示す。図1に示す構造物は、潮の干満により水が流動する干潟などに設置されるものである。ブロック11によって四角形状の囲い1が形成される。水の流動方向に対して略垂直方向の向かい合うブロックの下部には長方形状の開口部12が形成され、これらの開口部12に、囲い1内の敷設された有孔管2が位置している。
有孔管2は、沖側のブロックと岸側のブロックとの間は直線状で、岸側のブロックの外側で垂直上方に立ち上がっている。有孔管2の、少なくとも囲い1内の部分は網目状の開口が形成されている。有孔管2の開口は、囲い1内に充填する粉粒体31(図2に図示)の流出を防止するため、粉粒体31の粒径よりも小さくするのが望ましい。具体的には有孔管2の開口は20mm未満とするのが好ましい。また、有孔管2の材質に特に限定はないが、海生物が付着しにくい材質が望ましく、例えば塩化ビニルなどが好適である。有孔管2の断面形状に特に限定はなく、円形状の他、楕円形状や多角形状であっても構わない。また、有孔管2の太さにも特に限定はなく、囲い1の高さ等を考慮し適宜決定すればよい。
囲い1を形成するブロック11は、波浪等によって移動しないようにホールインアンカー13(図2に図示)で固定するのが望ましい。また、ブロック11の高さに特に限定はないが、潮の干満によって囲い1内の水を流動させる必要があるので、通常、100mm〜1000mmの範囲が好ましい。囲い1を形成する部材はブロック11に限定されるものではなく、波浪等によって移動しないものであれば従来公知の部材を用いることができる。例えば、金属部材やプラスチック部材、木材等を用いることができる。ただし、錆びや腐食のおそれのある部材については防錆処理や防腐処理を施す必要がある。
以上説明した囲い1を形成した後、囲い1内に粉粒体31,32を充填する。図2に、囲い1内に粉粒体31,32を充填した状態の、有孔管2の中心軸に対して垂直な断面図を示す。囲い1内には、粒径の異なる2種類の粉粒体31と粉粒体32とが充填される。具体的には、まず、囲い1内に粒径の大きい粉粒体31が充填され、その表面に分離用ネット4が載置された後、粒径の小さい粉粒体32が充填される。分離用ネット4は粒径の小さい粉粒体32が下方へ流出しないためのものであって、その網目は粉粒体32の粒径よりも小さく設定されている。粒径の小さい粉粒体32が、下部充填の粒径の大きい粉粒体31に流入すると、粒径の大きい粉粒体31の粒子間に小さい粉粒体32が入り込み、下部充填の粉粒体層の空隙率が小さくなって水の流動が悪くなるからである。
そして、囲い1の上面を、潜砂性二枚貝の稚貝や成貝がクロダイやナルトビエイ、ツメタガイなどの食害生物によって捕食されるのを防止するため網状部材5で覆う。網状部材5の網目の大きさは、食害生物の種類などから適宜決定すればよいが、通常、1mm〜50mmの範囲が推奨される。
このような構造物を干潟などに設けると、海中に浮遊する潜砂性二枚貝の幼生が粉粒体32に着底し底生生活に移る。囲い1内では、波浪による巻き上げや潮の流れによって着底稚貝が不適な生息環境の所に移動したり、あるいは砂や泥によって埋没したりすることがなく、着底稚貝の減耗が効果的に防止される。また、潜砂性二枚貝の排泄物は、潮の干満による水の流れによって、粉粒体32の層から粉粒体31の層へと流動し、さらに粉粒体32の層から有孔管2内へと流動し囲い1の外に排出される。これにより、潜砂性二枚貝の排泄物は囲い1内に滞留・堆積することがなく、潜砂性二枚貝にとって有害な硫化水素の発生が未然に防止される。
潮の干満による囲い1内の水の流れが速すぎると、稚貝や成貝が不必要に移動してしまいストレスによって成長が阻害されるおそれがある。また、囲い1内の水の流れが遅すぎると、潜砂性二枚貝の排泄物が囲い1の外に効果的に排出されないおそれがある。そこで、例えば有孔管2の排出口や吸気口に弁や蓋を取付けその開度を調整することによって囲い1内の水の流れを調整するようにしてもよい。
囲い1内の下部に充填する粉粒体31の粒径としては20mm〜50mmの範囲が好ましく、上部に充填する粉粒体32の粒径としては1mm〜19mmの範囲が好ましい。囲い1の下部に充填する粉粒体31の材質に特に限定はなく、従来公知のものが使用でき、例えば砕石などが好適に使用できる。また、囲い1の上部に充填する粉粒体32の材質も特に限定はなく、従来公知のものが使用でき、例えば砕石や砂利が使用できる。さらには、潜砂性二枚貝の生息に適したアルカリ性域に保ち稚貝の成長を促進させる観点からは、粉粒体32として炭酸カルシウムを含有した粉粒体が好適に使用される。炭酸カルシウムを含有した粉粒体としては、例えば、カキ殻加工固形物や石灰石の砕石などが挙げられる。上部充填の粉粒体層のすべてを炭酸カルシウムを含有した粉粒体としてもよいし、上部充填の粉粒体層の一部を炭酸カルシウムを含有した粉粒体としてもよい。
以上説明した構造物では、粒径の異なる2種類の粉粒体31,32を上下層に分けて囲い1内に充填したが、1種類の粉粒体あるいは3種類以上の粉粒体を上下方向に層分けして囲い1内に充填しても構わない。
前記構造物の干潟での組立は作業性を考えると干潮時に行うのが望ましい。干潮の時間は、時期や地域により異なるが通常4,5時間程度である。したがって、この時間内で養殖用構造物を干潟に効率的に設置するには、工場等において構造物をある程度まで組み立てて前駆体を作製した後、干潟に設置することが考えられる。図3に構造物前駆体1aの一例を示す。
図3に示す構造物前駆体1aは、表面を防錆処理されたH型鋼14を四角形に組み立てて囲いとし、囲いの向かい合う一対のH型鋼の垂直壁に、対向するように開口(不図示)を形成し、当該開口に有孔管2を挿通したものである。このような構造物前駆体1aを工場等で予め作製しておき、干潮時に干潟に設置する。
図4に、構造物前駆体1aを用いた干潟での組立例を示す。構造物前駆体1aをクレーン等を用いて干潟の所定位置に載置する。その後、囲い内に粒径の大きい粉粒体31を充填する(図4(a))。次いで、充填した粉粒体31の上に分離用ネット4を配置する(同図(b))。そして、その上に粒径の小さい粉粒体32をさらに充填する(同図(c))。そして最後に、囲いの上面開口を覆うように防食用の網状部材5をフック6a,6bでH型鋼14に取付ける(同図(d))。
養殖用構造物の干潟への設置をより効率的に行うには、工場等において養殖用構造物を完成させ、干潟に載置することが考えられる。
図5に、本発明に係る養殖用構造物の一例を示す垂直断面図を示す。この図に示す養殖用構造物7は、上面開口の容器71と、容器71の向かい合う側壁に対向するように形成された開口72に取り付けられた有孔管2と、容器71の下部に充填された粉粒体31と、容器71の上部に充填された粉粒体32とを有し、粉粒体31と粉粒体32との境界には分離用ネット4が設けられ、容器71の上面開口には防食用の網状部材5がフック6a,6bで容器71に取り付けられている。前記実施形態と同様に、粉粒体31の粒径は、粉粒体32の粒径よりも大きい。
前記実施形態では、干潟に囲い1を設置した後に粉粒体31,32を囲い1内に充填する作業が必要であったが、図5の養殖用構造物では、容器71内に粉粒体31,32が既に充填されているので、この養殖用構造物7を干潟の所定位置に単に載置するだけの作業で済み、短時間で多くの養殖用構造物7を干潟に設置できるようになる。
なお、この実施形態で使用できる粉粒体31、粉粒体32、有孔管2、分離用ネット4、網状部材5は前記実施形態で例示したものがここでも例示される。
本発明に係る養殖方法及び養殖用構造物によれば、潜砂性二枚貝の浮遊幼生を着底させて、稚貝又は成貝にまで効率的に成長させることができ有用である。
1 囲い
2 有孔管
5 網状部材
7 養殖用構造物
31,32 粉粒体
71 容器

Claims (17)

  1. 潜砂性二枚貝の浮遊幼生を着底させて稚貝又は成貝に成長させる養殖方法であって、
    潮の干満により水が流動する場所に囲いを作製し、囲い内に有孔管を敷設すると共に囲い内を粉粒体で充填し、干満時の潮の流れを利用して潜砂性二枚貝の排泄物等を前記有孔管から前記囲いの外に排出することを特徴とする潜砂性二枚貝の養殖方法。
  2. 前記有孔管が網目状の開口を有するものである請求項1記載の養殖方法。
  3. 前記有孔管の中心軸方向が干満時の潮の流れ方向と略同方向となるように前記有孔管を敷設する請求項1又は2記載の養殖方法。
  4. 前記囲いの上面を網状部材で覆う請求項1〜3のいずれかに記載の養殖方法。
  5. 前記囲いの高さを100mm〜1000mmの範囲とする請求項1〜4のいずれかに記載の養殖方法。
  6. 前記囲い内に充填する前記粉粒体の粒径を上部よりも下部を大きくする請求項1〜5のいずれかに記載の養殖方法。
  7. 前記囲い内の下部に充填する粉粒体の粒径を20mm〜50mmの範囲とし、上部に充填する粉粒体の粒径を1mm〜19mmの範囲とする請求項6記載の養殖方法。
  8. 前記囲い内の上部に充填する前記粉粒体の全部又は一部を、カキ殻加工固形物及び石灰石の砕石の少なくとも一方とする請求項6又は7記載の養殖方法。
  9. 上部充填の粉粒体層と下部充填の粉粒体層との間に、上部充填の粉粒体の粒径よりも細かい網目の分離用ネットを設ける請求項6〜8のいずれかに記載の養殖方法。
  10. 潮の干満により水が流動する場所に設置し、潜砂性二枚貝の浮遊幼生を着底させて稚貝又は成貝に成長させる養殖用構造物であって、
    容器と、当該容器に取り付けられた有孔管と、前記容器内に充填された粉粒体とを有し、
    干満時の潮の流れを利用して潜砂性二枚貝の排泄物等を前記有孔管から前記容器の外に排出することを特徴とする潜砂性二枚貝の養殖用構造物。
  11. 前記有孔管が網目状の開口を有するものである請求項10記載の養殖用構造物。
  12. 前記容器の上面開口を覆う網状部材をさらに備える請求項10又は11記載の養殖用構造物。
  13. 前記容器の高さを100mm〜1000mmの範囲とする請求項10〜12のいずれかに記載の養殖用構造物。
  14. 前記容器内に充填する前記粉粒体の粒径を上部よりも下部を大きくした請求項10〜13のいずれかに記載の養殖用構造物。
  15. 前記容器内の下部に充填する前記粉粒体の粒径を20mm〜50mmの範囲とし、上部に充填する前記粉粒体の粒径を1mm〜19mmの範囲とする請求項14記載の養殖用構造物。
  16. 前記容器内の上部に充填する前記粉粒体の全部又は一部を、カキ殻加工固形物及び石灰石の砕石の少なくとも一方とする請求項14又は15記載の養殖用構造物。
  17. 上部充填の粉粒体層と下部充填の粉粒体層との間に、上部充填の粉粒体の粒径よりも細かい網目の分離用ネットをさらに備える請求項14〜16のいずれかに記載の養殖用構造物。
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