JP2012055689A

JP2012055689A - スライドレール装置

Info

Publication number: JP2012055689A
Application number: JP2011185785A
Authority: JP
Inventors: Guang-Yi Zhang; 広藝張; Jia-Qi Fu; 家祺傅; Hai-Chen Zhou; 海晨周; Lin-Ren Gu; 林仁古
Original assignee: Hongfujin Precision Industry Shenzhen Co Ltd; Hon Hai Precision Industry Co Ltd
Current assignee: Hongfujin Precision Industry Shenzhen Co Ltd; Hon Hai Precision Industry Co Ltd
Priority date: 2010-09-13
Filing date: 2011-08-29
Publication date: 2012-03-22
Also published as: US20120061551A1; EP2440027A2; US8371542B2; EP2440027A3; CN102404962A; CN102404962B

Abstract

【課題】本発明は、スライド装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のスライドレール装置は、係合固定部が設けられた第一スライドレールと、前記第一スライドレールにスライド可能に収容される第二スライドレールと、前記第二スライドレールに固定される取付架と、前記取付架に移動可能に取り付けられ、且つ前記第一スライドレールの係合固定部に係合して、前記第二スライドレールが前記第一スライドレールから引き出されるか又は前記第一スライドレールに収容されることを防止する位置決め部材と、前記第二スライドレールにスライド可能に取り付けられる解放部材と、を備え、前記解放部材を前記第二スライドレールに対してスライドさせる場合、前記解放部材が前記位置決め部材を連動して前記係合固定部から離脱させて、前記第二スライドレールが前記第一スライドレールに収容されるか又は前記第一スライドレールから引き出されるようにする。
【選択図】図７

Description

本発明は、スライドレール装置に関するものである。

スライドレール装置は、通常第一スライドレール及び第二スライドレールを備える。サーバーキャビネットにおいて、第一スライドレールはキャビネットに固定され、第二スライドレールはサーバーの両側に固定されて、第二スライドレールが第一スライドレール内にスライド可能に収容されることにより、第二スライドレールは第一スライドレールの軸方向に沿って第一スライドレールに対して往復スライドすることができる。従ってサーバーはスライドレール装置によってキャビネットから自由に引き出されることができる。

しかし、キャビネットからサーバーを引き出してそれに対して操作を行う時、第二スライドレールは第一スライドレール内に収容され易いので、サーバーに対して操作し難い。又、キャビネットからサーバーを引き出しすぎて、第二スライドレールが第一スライドレールから完全に引き出されて、サーバーを落とす可能性がある。

本発明の目的は、前記課題を解決し、第二スライドレールを位置決めして、第二スライドレールが第一スライドレールから意図せず引き出されるか又は第一スライドレールに意図せず収容されることを防止するスライド装置を提供することである。

本発明に係るスライドレール装置は、係合固定部が設けられた第一スライドレールと、前記第一スライドレールにスライド可能に収容される第二スライドレールと、前記第二スライドレールに固定される取付架と、前記取付架に移動可能に取り付けられ、且つ前記第一スライドレールの係合固定部に係合して、前記第二スライドレールが前記第一スライドレールから引き出されるか又は前記第一スライドレールに収容されることを防止する位置決め部材と、前記第二スライドレールにスライド可能に取り付けられる解放部材と、を備え、前記解放部材を前記第二スライドレールに対してスライドさせる場合、前記解放部材が前記位置決め部材を連動して前記係合固定部から離脱させて、前記第二スライドレールが前記第一スライドレールに収容されるか又は前記第一スライドレールから引き出されるようにする。

従来の技術に比べて、本発明のスライドレール装置は、位置決め部材及び第一スライドレールの係合固定部を利用して、前記第二スライドレールを前記第一スライドレールに対して位置決めし、且つ解放部材を前記第二スライドレールに対してスライドさせることにより、前記位置決め部材を連動して前記係合固定部から離脱させて、第二スライドレールが前記第一スライドレールに収容されるか又は前記第一スライドレールから引き出されるようにする。本発明のスライドレール装置は、構造が簡単であり、便利に使用できる。

本発明の実施形態に係るスライドレール装置の分解図である。図１に示すスライドレール装置の別の視角から見た分解図である。図２に示すスライドレール装置の位置決め部材、取付架、第一弾性部材の拡大図である。図３に示す位置決め部材、取付架、第一弾性部材の組立図である。図２に示すスライドレール装置の第二スライドレール、位置決め部材、取付架、解放部材、第一弾性部材、第二弾性部材の組立関係を示す図である。本発明の実施形態に係るスライドレール装置の使用状態を示す図である。本発明の実施形態に係るスライドレール装置の異なる使用状態を示す図である。本発明の実施形態に係るスライドレール装置の異なる使用状態を示す図である。本発明の実施形態に係るスライドレール装置の異なる使用状態を示す図である。本発明の実施形態に係るスライドレール装置の異なる使用状態を示す図である。

以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。

図１及び図２を参照すると、本発明の実施形態に係るスライドレール装置は、第一スライドレール１０と、前記第一スライドレール１０の内部にスライド可能に収容される第二スライドレール２０と、位置決め部材３０と、取付架４０と、第一弾性部材５０と、解放部材６０と、第二弾性部材７０と、を備える。

前記第一スライドレール１０は、断面が略Ｃ字状である細長いスライドレールであって、側壁と、前記側壁の上下側から延在して形成される上壁及び下壁と、を備える。前記側壁の一端には、前記第一スライドレール１０の内側へ突出する係合固定部１２が設けられる。前記係合固定部１２は、第一ブロック１２１、第二ブロック１２３、前記第一ブロック１２１と前記第二ブロック１２３との間に位置する係合スロット１２５を備える。前記第一ブロック１２１及び前記第二ブロック１２３は対称に設置され、前記第一ブロック１２１の前記係合スロット１２５から離れている片側には、第一傾斜面１２１１が設けられ、前記第二ブロック１２３の前記係合スロット１２５から離れている片側には、第二傾斜面１２３１が設けられる。

前記第二スライドレール２０は、断面が略Ｃ字状である細長いスライドレールであって、側壁と、前記側壁の上下側から延在して形成される上壁及び下壁と、を備える。前記第二スライドレール２０の側壁の一端には、前記第二スライドレール２０の内側へ突出する２つのリベット柱２８が前記第二スライドレール２０の長手方向に沿って互いに離間して設けられる。２つの前記リベット柱２８の間には、貫通スロット２４及び３つの貫通孔２６が設けられる。前記第二スライドレール２０の側壁には、２つの取付孔２９が前記第二スライドレール２０の長手方向に沿って互いに離間して設けられる。

図３を参照すると、前記位置決め部材３０は、略円柱状であり、その高さ方向の中部には、環状溝３２が設けられる。

前記取付架４０は、本体部４２と、前記本体部４２の長手方向の両端からそれぞれ外へ延在して形成される２つのフランジ４３と、前記本体部４２の短手方向の両側から前記本体部４２に直交するように前記取付架４０の内側へ延在して形成される上折辺４５及び下折辺４６と、を備える。前記本体部４２の片側（図面の右側）には、前記取付架４０の外側へ斜めに延在してＤ字状を呈する３つのタブ４２１が設けられる。前記本体部４２の中部には、ガイドスロット４２３が設けられる。前記ガイドスロット４２３は、略楕円形であり、大径部４２３１及び小径部４２３２を備える。２つの前記フランジ４３は、前記本体部４２に平行であり且つ前記本体部４２と同じ平面に位置しない。各々の前記フランジ４３には、固定孔４３２が設けられる。前記本体部４２と前記下折辺４６との接続箇所には、取付スロット４６１が設けられる。前記下折辺４６には、前記取付スロット４６１に向かって突出する２つの当止ブロック４６３が互いに離間して設けられる。

前記第一弾性部材５０は、略７字状を呈する弾性金属線である。

前記第二弾性部材７０は、螺旋ばねである。

図１及び図２を参照すると、前記解放部材６０は、細長いシートであり、その長手方向に沿って２つのスライドスロット６１が互いに離間して設けられる。前記解放部材６０の一端には、長方形の開口６３が設けられ、前記開口６３の底辺には、第一駆動部６４及び第二駆動部６５が対称に設けられる。前記第一駆動部６４の前記第二駆動部６５に向かう片側には、駆動斜面６４１が設けられ、前記第二駆動部６５の前記第一駆動部６４に向かう片側には、駆動斜面６５１が設けられ、従って前記第一駆動部６４と前記第二駆動部６５との間には、Ｖ字状の収容スロット６４５が設けられる。前記解放部材６０の底辺の前記開口６３に対応する箇所には、切欠口６７が設けられ、前記切欠口６７の両端には、当止部６７２がそれぞれに設けられる。前記解放部材６０の前記開口６３から離れている一端には、操作部６９が設けられる。

図３及び図４を参照すると、組み立てる場合、前記位置決め部材３０を前記ガイドスロット４２３の大径部４２３１に貫通させてから、前記ガイドスロット４２３の小径部４２３２に推進して、前記取付架４０の前記ガイドスロット４２３の小径部４２３２の両側辺縁を前記位置決め部材３０の環状溝３２に係合させる。それから前記第一弾性部材５０の一端を３つの前記タブ４２１に保持させ、前記第一弾性部材５０の他端を前記位置決め部材３０の環状溝３２に係合させる。

図１〜図５を参照すると、前記解放部材６０の２つのスライドスロット６１がちょうど前記第二スライドレール２０の２つの取付孔２９に位置合わせされるように、前記解放部材６０を前記第二スライドレール２０の側壁に当接させてから、２つのリベット３００を前記解放部材６０の２つのスライドスロット６１に貫通させてから前記第二スライドレール２０の２つの取付孔２９に固定する。２つの前記リベット３００は、２つの前記スライドスロット６１でスライドすることができるので、前記解放部材６０は前記第二スライドレール２０にスライド可能に取り付けられる。前記第二弾性部材７０を圧縮してから前記解放部材６０の切欠口６７に係合させて、前記第二弾性部材７０の底部は、前記第二スライドレール２０の下壁に当接し、前記第二弾性部材７０の両端は、前記解放部材６０の２つの当止部６７２に当接する。

前記第二スライドレール２０の２つのリベット柱２８を前記取付架４０の２つのフランジ４３の固定孔４３２に貫通させて、前記位置決め部材３０及び前記第一弾性部材５０が装着された前記取付架４０を前記第二スライドレール２０に固定する。前記取付架４０のガイドスロット４２３の延在方向と前記第二スライドレール２０のスライド方向とは所定の角度を有する。前記取付架４０の取付スロット４６１は前記第二弾性部材７０を収容し、前記取付架４０の２つの当止ブロック４６３は、前記第二弾性部材７０の両端に当接する。前記位置決め部材３０の前記第二スライドレール２０に向かう一端は、前記解放部材６０の収容スロット６４５の底部及び前記第二スライドレール２０の貫通スロット２４に収容され、前記取付架４０の３つのタブ４２１は、前記第二スライドレール２０の３つの貫通孔２６に収容される。

図６及び図７を参照すると、前記第二スライドレール２０を前記第一スライドレール１０に取り付ける場合、前記位置決め部材３０が前記第一スライドレール１０の第一ブロック１２１の第一傾斜面１２１１に当接するまで、前記第一スライドレール１０に前記第二スライドレール２０を推進する。前記位置決め部材３０は、前記第一傾斜面１２１１に沿って前記第一ブロック１２１を越えるまで、前記第一弾性部材５０の弾性力を受けながら前記取付架４０のガイドスロット４２３に沿ってその大径部４２３１に向かって移動する。図７に示したように、この時、前記第一スライドレール１０の係合スロット１２５は、ちょうど前記取付架４０のガイドスロット４２３の小径部４２３２に対応し、前記位置決め部材３０は、前記第一弾性部材５０の弾性復帰によって、前記ガイドスロット４２３の大径部４２３１から小径部４２３２に移動して、前記第一スライドレール１０の係合スロット１２５に係合し、前記第二スライドレール２０は前記第一スライドレール１０に対して位置決めされる。

図１、図２及び図８を参照すると、続いて前記第二スライドレール２０を前記第一スライドレール１０に取り付ける場合、前記解放部材６０の操作部６９を推進して、前記解放部材６０を前記第二スライドレール２０の長手方向に沿ってスライドさせ、前記解放部材６０の当止部６７２が前記取付架４０の当止ブロック４６３に対して動いて前記第二弾性部材７０を圧縮し、前記解放部材６０の第一駆動部６４の駆動斜面６４１が前記位置決め部材３０を持ち上げるので、前記位置決め部材３０は、前記第一スライドレール１０の係合スロット１２５から離脱して、前記取付架４０のガイドスロット４２３に沿ってその大径部４２３１に移動する。この時、前記第二スライドレール２０を推進すると前記第一スライドレール１０に完全に取り付けられる。前記解放部材６０の操作部６９に対する操作を解放すると、前記第二弾性部材７０が弾性復帰して、前記解放部材６０を推進してリセットさせ、即ち前記位置決め部材３０が前記解放部材６０の収容スロット６４５の底部に収容される。

図７及び図９を参照すると、前記第一スライドレール１０から前記第二スライドレール２０を引き出す場合、前記位置決め部材３０が前記第一スライドレール１０の第二ブロック１２３の第二傾斜面１２３１に当接するまで、前記第二スライドレール２０を前記第一スライドレール１０に対してスライドさせる。前記位置決め部材３０は、前記第二傾斜面１２３１に沿って前記第二ブロック１２３を越えるまで、前記第一弾性部材５０の弾性力を受けながら前記取付架４０のガイドスロット４２３に沿ってその大径部４２３１に向かって移動する。図７に示したように、この時、前記第一スライドレール１０の係合スロット１２５は、ちょうど前記取付架４０のガイドスロット４２３の小径部４２３２に対応し、前記位置決め部材３０は、前記第一弾性部材５０の弾性復帰によって、前記ガイドスロット４２３の大径部４２３１から小径部４２３２に移動して、前記第一スライドレール１０の係合スロット１２５に係合し、前記第二スライドレール２０は前記第一スライドレール１０に対して位置決めされ、前記第二スライドレール２０が前記第一スライドレール１０から意図せず引き出されるか又は前記第一スライドレール１０に意図せず収容されることを防止する。

図１、図２及び図１０を参照すると、前記第一スライドレール１０から前記第二スライドレール２０を取り外す場合、前記解放部材６０の操作部６９を引っ張って、前記解放部材６０を前記第二スライドレール２０の長手方向に沿ってスライドさせ、前記解放部材６０の第二駆動部６５の駆動斜面６５１が前記位置決め部材３０を持ち上げるので、前記位置決め部材３０は、前記第一スライドレール１０の係合スロット１２５から離脱して、前記取付架４０のガイドスロット４２３に沿ってその大径部４２３１に移動する。この時、前記第二スライドレール２０を引き出すと前記第一スライドレール１０から取り外すことができる。

以上、本発明を実施例に基づいて具体的に説明したが、本発明は、上述の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更が可能であることは勿論であって、本発明の技術的範囲は、以下の特許請求の範囲から決まる。

１０第一スライドレール
１２係合固定部
２０第二スライドレール
２４貫通スロット
２６貫通孔
２８リベット柱
２９取付孔
３０位置決め部材
３２環状溝
４０取付架
４２本体部
４３フランジ
４５上折辺
４６下折辺
５０第一弾性部材
６０解放部材
６１スライドスロット
６３開口
６４第一駆動部
６５第二駆動部
６７切欠口
６９操作部
７０第二弾性部材
１２１第一ブロック
１２３第二ブロック
１２５係合スロット
３００リベット
４２１タブ
４２３ガイドスロット
４３２固定孔
４６１取付スロット
４６３当止ブロック
６４１，６５１駆動斜面
６４５収容スロット
６７２当止部
４２３１大径部
４２３２小径部

Claims

係合固定部が設けられた第一スライドレールと、
前記第一スライドレールにスライド可能に収容される第二スライドレールと、
前記第二スライドレールに固定される取付架と、
前記取付架に移動可能に取り付けられ、且つ前記第一スライドレールの係合固定部に係合して、前記第二スライドレールが前記第一スライドレールから引き出されるか又は前記第一スライドレールに収容されることを防止する位置決め部材と、
前記第二スライドレールにスライド可能に取り付けられる解放部材と、
を備えてなるスライドレール装置であって、
前記解放部材を前記第二スライドレールに対してスライドさせる場合、前記解放部材が前記位置決め部材を連動して前記係合固定部から離脱させて、前記第二スライドレールが前記第一スライドレールから引き出されるか又は前記第一スライドレールに収容されるようにすることを特徴とするスライドレール装置。
前記係合固定部は、前記第一スライドレールから突出する第一ブロック及び第二ブロックと、前記第一ブロックと前記第二ブロックとの間に位置する係合スロットと、を備え、前記第一ブロックの前記係合スロットから離れている一側には、第一傾斜面が設けられ、前記第二ブロックの前記係合スロットから離れている他側には、第二傾斜面が設けられ、
前記位置決め部材が前記係合スロットに係合すると、前記第二スライドレールは前記第一スライドレールに対して位置決めされ、前記位置決め部材が前記係合スロットから離脱すると、前記第二スライドレールは前記第一スライドレールに対してスライドすることができることを特徴とする請求項１に記載のスライドレール装置。
前記取付架には、ガイドスロットが設けられ、前記ガイドスロットの延在方向と前記第二スライドレールのスライド方向とは所定の角度を有し、前記位置決め部材は、前記ガイドスロットに収容されることを特徴とする請求項１または２に記載のスライドレール装置。
前記位置決め部材は、略円柱状であり且つその高さ方向の中部には環状溝が設けられ、前記取付架の前記ガイドスロットの両側辺縁は、前記環状溝に係合することを特徴とする請求項３に記載のスライドレール装置。
前記スライドレール装置は、前記取付架に取り付けられ且つ前記位置決め部材に当接する第一弾性部材をさらに備え、前記取付架の前記ガイドスロットが前記第一スライドレールの前記係合スロットに対応する時、前記第一弾性部材は前記係合スロットの底部に向かって前記位置決め部材を押圧することを特徴とする請求項３または4に記載のスライドレール装置。
前記解放部材には、第一駆動部及び第二駆動部が設けられ、前記第一駆動部及び前記第二駆動部の向かい合う側にはそれぞれ駆動斜面が形成されて、前記第一駆動部と前記第二駆動部との間には、Ｖ字状の収容スロットが設けられ、
前記解放部材は、初期位置と前記初期位置の両側の第一解放位置及び第二解放位置との間でスライドすることができ、前記解放部材が前記初期位置に位置する際、前記収容スロットは前記取付架の前記ガイドスロットに対応することを特徴とする請求項３から５のいずれか一項に記載のスライドレール装置。
前記スライドレール装置は、前記解放部材を前記第一解放位置及び前記第二解放位置から前記初期位置にリセットさせる第二弾性部材をさらに備えることを特徴とする請求項６に記載のスライドレール装置。