JP2012055533A - 電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【課題】商用電源を電動送風機のみの電源として使用することができるため、電動送風機の吸引力を向上させることができ、電気掃除機の吸込み性能を向上させることができる電気掃除機の提供。
【解決手段】吸引風を発生させる電動送風機と、吸引風によって吸引された塵埃を捕集する集塵室と、商用電源に接続される電源コードを有するコードリールと、商用電源により充電される第1の蓄電池と、電動送風機の電源を切り替える制御部と、を備え、制御部は、電源コードが商用電源に接続されている場合には、商用電源を電動送風機の電源として使用するとともに、第1の蓄電池を電動送風機以外の電源として使用する電気掃除機。
【選択図】図1
【解決手段】吸引風を発生させる電動送風機と、吸引風によって吸引された塵埃を捕集する集塵室と、商用電源に接続される電源コードを有するコードリールと、商用電源により充電される第1の蓄電池と、電動送風機の電源を切り替える制御部と、を備え、制御部は、電源コードが商用電源に接続されている場合には、商用電源を電動送風機の電源として使用するとともに、第1の蓄電池を電動送風機以外の電源として使用する電気掃除機。
【選択図】図1
Description
本発明は、電気掃除機に関し、特に、交流電源及び直流電源の両方で使用可能な電気掃除機に関する。
従来、この種の電機掃除機においては、電池の電圧を昇圧する昇圧手段と、交流電源による電圧が印加されている場合には交流電源を選択し、交流電源の電圧が印加されていない場合には電池を選択する選択手段と、選択手段で選択されている交流電源および電池のいずれかにより動作される電動送風機とを具備したことを特徴とする電気掃除機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来の電気掃除機においては、電気掃除機の吸込み性能を向上させるという観点からは未だ改善の余地があった。
すなわち、上記従来の電気掃除機においては、交流電源による電圧が印加されている場合には、印加された交流電源の電圧は、電動送風機を動作させる電圧として使用されるとともに、例えば、吸込具内に配置された回転ブラシを回転駆動する電動機や掃除機本体内に配置された制御回路などの電動送風機以外の電気部品を動作させる電圧としても使用されているため、印加された交流電源の電圧の全てを使用して電動送風機を動作させることができなかった。そのため、電動送風機の吸引力を向上させることができず、電気掃除機の吸込み性能を向上させることができなかった。
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、電気掃除機の吸込み性能を向上させることができる電気掃除機を提供することを目的とする。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、吸引風を発生させる電動送風機と、吸引風によって吸引された塵埃を捕集する集塵室と、商用電源に接続される電源コードを有するコードリールと、商用電源により充電される第1の蓄電池と、電動送風機の電源を切り替える制御部と、を備え、制御部は、電源コードが商用電源に接続されている場合には、商用電源を電動送風機の電源として使用するとともに、第1の蓄電池を電動送風機以外の電源として使用する電気掃除機を提供する。
これにより、電源コードが商用電源に接続されている場合には、商用電源を電動送風機の電源として使用するとともに、第1の蓄電池を電動送風機以外の電源として使用するため、商用電源を電動送風機のみの電源として使用することができる。そのため、電動送風機の吸引力を向上させることができ、電気掃除機の吸込み性能を向上させることができる。
本発明の電気掃除機によれば、商用電源を電動送風機のみの電源として使用することが
できるため、電動送風機の吸引力を向上させることができ、電気掃除機の吸込み性能を向上させることができるようになる。
できるため、電動送風機の吸引力を向上させることができ、電気掃除機の吸込み性能を向上させることができるようになる。
第1の発明は、吸引風を発生させる電動送風機と、吸引風によって吸引された塵埃を捕集する集塵室と、商用電源に接続される電源コードを有するコードリールと、商用電源により充電される第1の蓄電池と、電動送風機の電源を切り替える制御部と、を備え、制御部は、電源コードが商用電源に接続されている場合には、商用電源を電動送風機の電源として使用するとともに、第1の蓄電池を電動送風機以外の電源として使用する電気掃除機を提供する。
これにより、電源コードが商用電源に接続されている場合には、商用電源を電動送風機の電源として使用するとともに、第1の蓄電池を電動送風機以外の電源として使用するため、商用電源を電動送風機のみの電源として使用することができる。そのため、電動送風機の吸引力を向上させることができ、電気掃除機の吸込み性能を向上させることができる。
第2の発明は、特に第1の発明において、制御部は、電源コードが商用電源に接続されており、電動送風機への入力が予め定められた所定入力値以下の場合に、第1の蓄電池を充電する構成としたものである。
これにより、制御部は、例えば、使用者が被清掃面上に置かれている物を退けるために電動送風機の入力を停止させた場合やカーテン等を掃除するために電動送風機を低入力で動作させた場合など、電動送風機への入力が予め定められた所定入力値以下となった場合に、第1の蓄電池を充電するため、第1の蓄電池を効率よく充電することができる。
第3の発明は、特に第1及び第2の発明において、制御部は、電源コードが商用電源に接続されていない場合において、第1の蓄電池に充電されている容量が予め定められた基準値よりも少なくなった場合には、電動送風機への電源の供給を停止するとともに、第1の蓄電池を電動送風機以外の電源として使用する構成としたものである。
これにより、電源コードが商用電源に接続されていない場合において、第1の蓄電池に充電されている容量が予め定められた基準値よりも少なくなった場合には、電動送風機への電源の供給を停止するため、第1の蓄電池で電動送風機を動作させて掃除することができなくなったことを簡単な構成で使用者に報知することができる。
また、電動送風機以外には第1の蓄電池の電源が供給されているため、第1の蓄電池から商用電源に切り替えて掃除を行う際に、電気掃除機が使用できなくなることがなく継続して使用できるため、電気掃除機の使い勝手を向上させることができる。
第4の発明は、特に第1〜第3の発明において、商用電源によって充電される第2の蓄電池が設けられており、制御部は、電源コードが商用電源に接続されている場合には、商用電源を電動送風機の電源として使用するとともに、第1の蓄電池及び第2の蓄電池を電
動送風機以外の電源として使用し、電源コードが商用電源に接続されていない場合には、第1の蓄電池を電動送風機の電源として使用するとともに、第2の蓄電池を電動送風機以外の電源として使用する構成としたものである。
動送風機以外の電源として使用し、電源コードが商用電源に接続されていない場合には、第1の蓄電池を電動送風機の電源として使用するとともに、第2の蓄電池を電動送風機以外の電源として使用する構成としたものである。
これにより、電源コードが商用電源に接続されている場合には、商用電源を電動送風機の電源として使用するとともに、第1の蓄電池及び第2の蓄電池を電動送風機以外の電源として使用するため、商用電源を電動送風機のみの電源として使用することができる。そのため、電動送風機の吸引力を向上させることができ、電気掃除機の吸込み性能を向上させることができる。
また、電源コードが商用電源に接続されていない場合においては、電動送風機以外には第2の蓄電池の電源が供給されているため、第1の蓄電池で電動送風機を動作させて掃除することができなくなり、使用者が第1の蓄電池を使用しての掃除から商用電源を使用しての掃除に切り替えて掃除を行う際に、電気掃除機が使用できなくなることがなく継続して使用できるため、電気掃除機の使い勝手を向上させることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の電気掃除機の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、同一または相当部分には同一符号付し、重複する説明は省略する。
(実施の形態1)
本発明の電気掃除機の実施の形態1について、図1及び図2を用いて説明する。
本発明の電気掃除機の実施の形態1について、図1及び図2を用いて説明する。
図1は、本発明の電気掃除機の実施の形態1を示す全体図である。また、図2は、本発明の電気掃除機の実施の形態1における制御ブロック図である。
図1に示すように、電気掃除機100は、吸引風を発生させる電動送風機9を内蔵する掃除機本体1と、被清掃面の塵埃を吸引する吸込具2と、一端が吸込具2に着脱自在に接続される伸縮自在或いは継ぎ自在の延長管3と、一端が延長管3の他端に着脱自在に接続され、他端が掃除機本体1に着脱自在に接続されるホース4と、から構成されている。
吸込具2の下面には、被清掃面に塵埃を吸引する吸引口(図示せず)が設けられている。また、吸込具2には、被清掃面の塵埃を掻きあげる回転ブラシ(図示せず)と、回転ブラシ(図示せず)を回転駆動する電動機5と、が内蔵されており、回転ブラシ(図示せず)は、吸込具2の下面に設けられた吸引口(図示せず)に臨むように配置されている。
ホース4の延長管3側の端部には、使用者が保持する把手部6を有する先端パイプ7が設けられている。また、把手部6には、使用者が電気掃除機100の各種の運転モード(例えば強・標準・弱・停止等の吸込み力)を選択する操作部8が設けられている。
掃除機本体1には、吸引風を発生させる電動送風機9と、電動送風機9の上流側に配置されるとともに、吸引風によって吸引された塵埃を捕集する集塵室10と、が内蔵されている。また、掃除機本体1には、商用電源に接続される電源コード11を有するコードリール12が内蔵されている。さらに、掃除機本体1には、電源コード11が商用電源に接続されている場合に、商用電源によって充電される第1の蓄電池13が内蔵されている。
図1及び図2に示すように、掃除機本体1には、使用者が操作部8を操作して選択した電気掃除機100の運転モードに基づいて電動機5及び電動送風機9の入力を制御するとともに、商用電源及び第1の蓄電池13のどちらを電動送風機9の電源として使用するかを制御する制御部14が内蔵されている。ここで、制御部14は、電源コード11が商用
電源に接続されている場合には、商用電源を電動送風機9の電源として使用し、第1の蓄電池13を電動送風機9以外の電源(例えば、電動機5、操作部8、及び制御部14などを駆動する電源)として使用するとともに、電源コード11が商用電源に接続されていない場合には、第1の蓄電池13を電動送風機9及び電動送風機9以外の電源として使用し、電気掃除機100を駆動させるように構成されている。また、制御部14は、電動送風機9の電源として、交流電源である商用電源及び直流電源である第1の蓄電池13のうちのどちらを選択した場合であっても電動送風機9を動作させられるように構成されている。
電源に接続されている場合には、商用電源を電動送風機9の電源として使用し、第1の蓄電池13を電動送風機9以外の電源(例えば、電動機5、操作部8、及び制御部14などを駆動する電源)として使用するとともに、電源コード11が商用電源に接続されていない場合には、第1の蓄電池13を電動送風機9及び電動送風機9以外の電源として使用し、電気掃除機100を駆動させるように構成されている。また、制御部14は、電動送風機9の電源として、交流電源である商用電源及び直流電源である第1の蓄電池13のうちのどちらを選択した場合であっても電動送風機9を動作させられるように構成されている。
また、制御部14には、電源コード11が商用電源に接続されている場合で、例えば、使用者が被清掃面上に置かれている物を退けるために電動送風機9の入力を停止させた場合やカーテン等を掃除するために電動送風機9を低入力で動作させた場合など、電動送風機9への入力が予め定められた所定入力値以下の場合に、第1の蓄電池13を充電する充電回路15が設けられている。
以上のように構成された電気掃除機100について、以下その動作、作用を説明する。
まず、使用者が電気掃除機100を最初に使用する場合、使用者は、電気掃除機100を交流電源である商用電源及び直流電源である第1の蓄電池13のどちらでも動作させられるように、掃除機本体1から電源コード11を引き出して商用電源に接続し、第1の蓄電池13を充電する。第1の蓄電池13の充電が完了すると、使用者は、電源コード11を商用電源から取り外し、コードリール12で電源コード11を巻き取り、電源コード11を掃除機本体1内へと収納し、掃除機本体1を収納する。このとき、操作部8及び制御部14には第1の蓄電池13から電源が供給されており、スタンバイの状態になっている。
次に、使用者が商用電源を使用して掃除を行う場合、使用者は、電源コード11を掃除機本体1から引き出して商用電源に接続する。その後、使用者は、把手部6を握り、操作部8を操作して電気掃除機100の運転モード(例えば強・標準・弱・停止等の吸込み力)を選択する。このとき、制御部14は、電源コード11が商用電源に接続されていることを検知し、商用電源を電動送風機9に供給するとともに、第1の蓄電池13から電動機5に電源を供給する。また、操作部8及び制御部14には第1の蓄電池13から電源が供給されているため、制御部14は、電源コード11が商用電源に接続されていることを検知することができるとともに、操作部8で選択された電気掃除機100の運転モードに基づいて、電動送風機9の入力を制御することができる。
電動機5及び電動送風機9に電源が供給されると、電動送風機9で吸引風が発生するとともに、回転ブラシ(図示せず)が回転駆動される。この状態で、使用者が吸込具2を前後方向に動かし掃除を開始すると、被清掃面上の塵埃が回転ブラシ(図示せず)によって掻きあげられ、電動送風機9で発生した吸引風によって吸込具2内へと吸引される。吸引風によって吸込具2内へと吸引された塵埃は、延長管3及びホース4を介して掃除機本体1内へと流入し、集塵室10で捕集される。
ここで、一般家庭の床面には色々な物が置かれている場合があり、使用者が操作部8を操作して電気掃除機100を停止させ、床面に置かれている物を退ける場合がある。また、掃除中に電話がかかってきた場合や訪問者があった場合においても、使用者が操作部8を操作して電気掃除機100を停止させる場合がある。さらに、使用者がカーテン等を掃除するために電動送風機9を低入力で動作させる場合がある。
本実施の形態においては、使用者が電気掃除機100の運転モードとして、「標準」、
「弱」、及び「停止」を選択した場合に、制御部14は充電回路15にて第1の蓄電池13を充電するように構成している。そのため、電動送風機9の吸引力を下げることなく、第1の蓄電池13を効率よく充電することができる。また、使用者が掃除している間に充電することができるため、第1の蓄電池13を充電するために、電源コード11を商用電源に接続したまま電気掃除機100を収納しておく必要がなく、使い勝手を向上させることができる。
「弱」、及び「停止」を選択した場合に、制御部14は充電回路15にて第1の蓄電池13を充電するように構成している。そのため、電動送風機9の吸引力を下げることなく、第1の蓄電池13を効率よく充電することができる。また、使用者が掃除している間に充電することができるため、第1の蓄電池13を充電するために、電源コード11を商用電源に接続したまま電気掃除機100を収納しておく必要がなく、使い勝手を向上させることができる。
次に、使用者が第1の蓄電池13を使用して掃除を行う場合、使用者は電源コード11を商用電源から取り外し、コードリール12で電源コード11を巻き取り、電源コード11を掃除機本体1内へと収納する。そして、使用者は、把手部6を握り、操作部8を操作して電気掃除機100の運転モード(例えば強・標準・弱・停止等の吸込み力)を選択する。このとき、制御部14は、電源コード11が商用電源に接続されていないことを検知し、第1の蓄電池13から電動機5及び電動送風機9に電源を供給する。また、操作部8及び制御部14には第1の蓄電池13から電源が供給されているため、制御部14は、電源コード11が商用電源に接続されていないことを検知することができるとともに、操作部8で選択された電気掃除機100の運転モードに基づいて、電動送風機9の入力を制御することができる。
ここで、本実施の形態においては、電源コード11が商用電源に接続されている場合及び電源コード11が商用電源に接続されていない場合の何れの場合であっても、操作部8及び制御部14には第1の蓄電池13の電源が供給されているため、第1の蓄電池13に充電されている容量(以下、充電容量という。)をすべて使用してしまった場合、操作部8及び制御部14には電源が供給されない。そのため、使用者が第1の蓄電池13を使用しての掃除から商用電源を使用しての掃除に切り替えた際に、使用者が操作部8を操作しても操作部8及び制御部14が動作せず、すぐに掃除を行うことができない。また、この状態において、商用電源を使用して掃除をする場合には、電気掃除機100を最初に使用する場合と同様に、掃除機本体1から電源コード11を引き出して商用電源に接続し、第1の蓄電池13を充電する必要がある。
そこで、本実施の形態においては、制御部14で第1の蓄電池13の充電容量を検知しており、制御部14は、第1の蓄電池13の充電容量が予め定められた基準値以下になった場合に、第1の蓄電池13から電動送風機9への電源の供給を停止し、第1の蓄電池13を電動機5、操作部8、及び制御部14などの電動送風機9以外の電源として使用するように制御している。ここで、本実施の形態においては、第1の蓄電池13の充電容量が第1の蓄電池13に充電できる最大の容量の8割の容量以下になった場合に、制御部14は、第1の蓄電池13から電動送風機9への電源の供給を停止し、第1の蓄電池13を電動送風機9以外の電源として使用するように制御している。
これにより、使用者が第1の蓄電池13を使用しての掃除から商用電源を使用しての掃除に切り替えた際に、掃除が行えなくなることがなく、電気掃除機100の使い勝手を向上させることができる。また、制御部14は、第1の蓄電池13の充電容量が予め定められた基準値よりも少なくなった場合には、第1の蓄電池13から電動送風機9への電源の供給を停止するため、第1の蓄電池13の充電容量が少なくなったことを簡単な構成で使用者に報知することができる。
ここで、「基準値」は、第1の蓄電池13に最大限充電できる容量、電動送風機9で消費される電力、及び電動送風機9以外で消費される電力などにより決定されるもので、これらを考慮して、実験、及びシミュレーションのうちの何れかにより予め求めて設定されていればよい。
以上のように、本実施の形態においては、電源コード11が商用電源に接続されている場合には、商用電源を電動送風機9の電源として使用するとともに、第1の蓄電池13を電動送風機9以外の電源として使用するため、商用電源を電動送風機9のみの電源として使用することができ、電動送風機9の吸引力を向上させることができ、電気掃除機100の吸込み性能を向上させることができる。
(実施の形態2)
本発明の電気掃除機の実施の形態2について、図3〜図5を用いて説明する。なお、実施の形態1と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
本発明の電気掃除機の実施の形態2について、図3〜図5を用いて説明する。なお、実施の形態1と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
図3は、本発明の電気掃除機の実施の形態2を示す全体図である。また、図4は、本発明の電気掃除機の実施の形態2における制御ブロック図である。さらに、図5は、本発明の電気掃除機の実施の形態2の変形例を示す全体図である。
図3及び図4に示すように、掃除機本体1には、電源コード11が商用電源に接続されている場合に、商用電源によって充電される第1の蓄電池13及び第2の蓄電池16が内蔵されている。そして、制御部14は、電源コード11が商用電源に接続されている場合には、商用電源を電動送風機9の電源として使用するとともに、第1の蓄電池13及び第2の蓄電池16を電動送風機9以外の電源(例えば、電動機5、操作部8、及び制御部14などを駆動する電源)として使用し、電源コード11が商用電源に接続されていない場合には、第1の蓄電池13を電動送風機9の電源として使用するとともに、第2の蓄電池16を電動送風機9以外の電源として使用し、電気掃除機100を駆動するように構成されている。
以上のように構成された電気掃除機100について、以下その動作、作用を説明する。
まず、使用者が電気掃除機100を最初に使用する場合、上述した実施の形態1と同様に、使用者は、掃除機本体1から電源コード11を引き出して商用電源に接続し、第1の蓄電池13及び第2の蓄電池16を充電する。そして、第1の蓄電池13及び第2の蓄電池16の充電が完了すると、使用者は、電源コード11を商用電源から取り外し、掃除機本体1内へと収納し、掃除機本体1を収納する。このとき、操作部8及び制御部14には、第1の蓄電池13及び第2の蓄電池16から電源が供給されており、スタンバイの状態になっている。
次に、使用者が商用電源を使用して掃除を行う場合、上述した実施の形態1と同様に、使用者は、電源コード11を掃除機本体1から引き出して商用電源に接続する。その後、使用者は、把手部6を握り、操作部8を操作して電気掃除機100の運転モード(例えば強・標準・弱・停止等の吸込み力)を選択する。このとき、制御部14は、電源コード11が商用電源に接続されていることを検知し、商用電源を電動送風機9に供給するとともに、第1の蓄電池13及び第2の蓄電池16のうちの何れか一方から電動機5に電源を供給する。また、操作部8及び制御部14には第1の蓄電池13及び第2の蓄電池16から電源が供給されているため、制御部14は、電源コード11が商用電源に接続されていることを検知することができるとともに、操作部8で選択された電気掃除機100の運転モードに基づいて、電動送風機9の入力を制御することができる。
次に、使用者が第1の蓄電池13及び第2の蓄電池16を使用して掃除を行う場合、使用者は電源コード11を商用電源から取り外し、電源コード11を掃除機本体1内へと収納する。そして、使用者は、把手部6を握り、操作部8を操作して電気掃除機100の運転モード(例えば強・標準・弱・停止等の吸込み力)を選択する。このとき、制御部14は、電源コード11が商用電源に接続されていないことを検知し、第1の蓄電池13から
電動送風機9に電源を供給するとともに、第2の蓄電池16から電動送風機9以外(例えば、電動機5、操作部8、及び制御部14など)に電源を供給する。また、操作部8及び制御部14には第2の蓄電池16から電源が供給されているため、制御部14は、電源コード11が商用電源に接続されていないことを検知することができるとともに、操作部8で選択された電気掃除機100の運転モードに基づいて、電動送風機9の入力を制御することができる。
電動送風機9に電源を供給するとともに、第2の蓄電池16から電動送風機9以外(例えば、電動機5、操作部8、及び制御部14など)に電源を供給する。また、操作部8及び制御部14には第2の蓄電池16から電源が供給されているため、制御部14は、電源コード11が商用電源に接続されていないことを検知することができるとともに、操作部8で選択された電気掃除機100の運転モードに基づいて、電動送風機9の入力を制御することができる。
以上のように、本実施の形態においては、電源コード11が商用電源に接続されている場合には、商用電源を電動送風機9の電源として使用するとともに、第1の蓄電池13及び第2の蓄電池16を電動送風機9以外の電源として使用するため、商用電源を電動送風機9のみの電源として使用することができ、電動送風機9の吸引力を向上させることができ、電気掃除機100の吸込み性能を向上させることができる。
また、本実施の形態においては、制御部14は、電源コード11が商用電源に接続されていない場合には、第1の蓄電池13を電動送風機9の電源として使用するとともに、第2の蓄電池16を電動送風機9以外の電源として使用するように構成されている。そのため、第1の蓄電池13で電動送風機9を動作させて掃除することができなくなった場合であっても、電動送風機9以外には第2の蓄電池16の電源が供給されているため、使用者が第1の蓄電池13を使用しての掃除から商用電源を使用しての掃除に切り替えて掃除を行う際に、電気掃除機100が使用できなくなることがなく継続して使用できるため、電気掃除機100の使い勝手を向上させることができる。
さらに、本実施の形態においても、上述した実施の形態1と同様に、使用者が電気掃除機100の運転モードとして、「標準」、「弱」、及び「停止」を選択した場合に、第1の蓄電池13及び第2の蓄電池16を充電するように構成している。そのため、電動送風機9の吸引力を下げることなく、第1の蓄電池13及び第2の蓄電池16を効率よく充電することができる。また、使用者が掃除している間に充電することができるため、第1の蓄電池13及び第2の蓄電池16を充電するために、電源コード11を商用電源に接続したまま電気掃除機100を収納しておく必要がなく、使い勝手を向上させることができる。
また、本実施の形態においては、第2の蓄電池16が掃除機本体1内に配置されている構成について説明したが、図5に示すように、第2の蓄電池16は吸込具2内に配置されていてもよい。
本発明の電気掃除機は、商用電源を電動送風機のみの電源として使用することができ、電動送風機の吸引力を向上させることができるため、電気掃除機の吸込み性能を向上させることが可能となるので、家庭用電気掃除機及び産業用電気掃除機の分野・用途に好適に適用することができる。
1 掃除機本体
2 吸込具
3 延長管
4 ホース
5 電動機
6 把手部
7 先端パイプ
8 操作部
9 電動送風機
10 集塵室
11 電源コード
12 コードリール
13 第1の蓄電池
14 制御部
15 充電回路
16 第2の蓄電池
100 電気掃除機
2 吸込具
3 延長管
4 ホース
5 電動機
6 把手部
7 先端パイプ
8 操作部
9 電動送風機
10 集塵室
11 電源コード
12 コードリール
13 第1の蓄電池
14 制御部
15 充電回路
16 第2の蓄電池
100 電気掃除機
Claims (4)
- 吸引風を発生させる電動送風機と、
前記吸引風によって吸引された塵埃を捕集する集塵室と、
商用電源に接続される電源コードを有するコードリールと、
前記商用電源により充電される第1の蓄電池と、
前記電動送風機の電源を切り替える制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記電源コードが前記商用電源に接続されている場合には、前記商用電源を前記電動送風機の電源として使用するとともに、前記第1の蓄電池を前記電動送風機以外の電源として使用する電気掃除機。 - 前記制御部は、前記電源コードが前記商用電源に接続されており、前記電動送風機の入力が予め定められた所定入力値以下の場合に、前記第1の蓄電池を充電する請求項1に記載の電気掃除機。
- 前記制御部は、前記電源コードが前記商用電源に接続されていない場合において、前記第1の蓄電池に充電されている容量が予め定められた基準値よりも少なくなった場合には、前記電動送風機への電源の供給を停止するとともに、前記第1の蓄電池を前記電動送風機以外の電源として使用する請求項1または2に記載の電気掃除機。
- 前記商用電源によって充電される第2の蓄電池が設けられており、
前記制御部は、前記電源コードが前記商用電源に接続されている場合には、前記商用電源を前記電動送風機の電源として使用するとともに、前記第1の蓄電池及び前記第2の蓄電池を前記電動送風機以外の電源として使用し、前記電源コードが前記商用電源に接続されていない場合には、前記第1の蓄電池を前記電動送風機の電源として使用するとともに、前記第2の蓄電池を前記電動送風機以外の電源として使用する請求項1〜3のうちの何れか1項に記載の電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010202581A JP2012055533A (ja) | 2010-09-10 | 2010-09-10 | 電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010202581A JP2012055533A (ja) | 2010-09-10 | 2010-09-10 | 電気掃除機 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10008961B2 (en) | 2013-08-13 | 2018-06-26 | National University Corporation Tohoku University | Power generating device |
JP2021175208A (ja) * | 2020-04-20 | 2021-11-01 | 有限会社 ジャパンマグネット | 防災用品収納装置 |
-
2010
- 2010-09-10 JP JP2010202581A patent/JP2012055533A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10008961B2 (en) | 2013-08-13 | 2018-06-26 | National University Corporation Tohoku University | Power generating device |
JP2021175208A (ja) * | 2020-04-20 | 2021-11-01 | 有限会社 ジャパンマグネット | 防災用品収納装置 |
JP7465525B2 (ja) | 2020-04-20 | 2024-04-11 | 株式会社ジャパンマグネット | 防災用品収納装置 |
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