JP2012055398A - 衣類乾燥機 - Google Patents

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Yuta Miura
祐太 三浦
Shinichi Matsuda
眞一 松田
Kazuhiko Hashimoto
和彦 橋本
Takashi Komatsu
隆 小松
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Abstract

【課題】乾燥運転中の回転ドラム内の衣類の乾燥率を段階的に検知する。
【解決手段】第1の一対の電極8と第2の一対の電極9を、互いに回転ドラム2内の衣類と接触する単位時間当たりの回数が異なるように設け、演算手段12は、乾燥運転の開始時に第1の抵抗検知手段10および第2の抵抗検知手段11からの信号を比較演算することにより、衣類の容量を大容量から小容量まで段階的に検知し、衣類の容量および運転開始時の衣類の乾燥率に応じて、複数の検知抵抗を切り換えることにより、乾燥運転中の衣類の乾燥率を湿り状態から乾き状態まで段階的に検知するようにしたものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、回転ドラム内で衣類の乾燥をおこなう衣類乾燥機に関するものである。
従来、この種の衣類乾燥機は、衣類等の負荷量と湿り度合いに応じて運転時間を最適に設定することが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
図8は、特許文献1に記載された衣類乾燥機のブロック回路図である。図8において、熱風吹出口を有する内周板に熱源となる正の温度特性を有するヒータ51を配設し、ファンの回転によりヒータ51を通って加熱された熱風が熱風吹出口から回転ドラム内に導入され、衣類が加熱乾燥される。回転ドラムの近傍に位置し内周板の熱風吹出口の下部および上部に温度センサ52a、52bを設けて温度を検出するようにしている。抵抗検知手段53では電極54の抵抗値を検出し、温度検知手段55は温度センサ52a、52bからの温度を検出する。制御手段56はマイクロコンピュータを含む各種電子回路から構成されている。そして、抵抗検知手段53および温度検知手段55からの信号を取り込んでモータ57およびヒータ51への通電制御を行う。
図9において、電極54の抵抗値Rが所定時間T5連続して設定値bよりも大きくなった時刻t6より、遅延時間T7経過した時刻t8において運転を終了するように構成している。
また、電極検知時間比較手段58によって得られた情報に関しては、運転前の被乾燥物が水分を多く含んでいるときは、抵抗比較手段59により抵抗値Rが所定時間T5連続して設定値bよりも大きくなった時刻t6が遅くなる。逆に、運転前の被乾燥物が水分を多く含んでいないときはt6が早くなる。このt6を電極検知時間比較手段58によって複数の設定値と比較することにより運転前の被乾燥物の湿り具合を知ることができる。
演算手段60は、以上のようにして判断した被乾燥物の容量の大小と、湿り具合に応じた遅延時間T7をあらかじめ設定された値から選択するようにしている。このため、負荷量、湿り度合いに応じて遅延時間が設定でき、最適な運転時間で自動的に運転を停止させることができるようにしたものである。
特開平5−253397号公報
しかしながら、前記従来の衣類乾燥機は、乾燥中の電極54の抵抗値が急激に変化するため、回転ドラム内の衣類の乾燥率を段階的に検知することが困難であるという問題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、回転ドラム内の衣類の乾燥率を段階的に検知できる衣類乾燥機を提供することを目的としている。
前記従来の課題を解決するために、本発明の衣類乾燥機は、回転ドラム内の衣類に接触
するように内周板上に設けられた第1の一対の電極および第2の一対の電極と、前記第1の一対の電極間の抵抗値を検知し、複数の検知抵抗に接続された第1の抵抗検知手段と、前記第2の一対の電極間の抵抗値を検知し、複数の検知抵抗に接続された第2の抵抗検知手段と、前記第1の抵抗検知手段および前記第2の抵抗検知手段に接続された演算手段とを備え、前記第1の一対の電極および前記第2の一対の電極は、互いに回転ドラム内の衣類に接触する単位時間当たりの回数が異なるように設けられ、前記演算手段は、乾燥運転の開始時に前記第1の抵抗検知手段および前記第2の抵抗検知手段からの信号を比較演算することにより、衣類の容量を大容量から小容量まで段階的に検知し、衣類の容量および運転開始時の衣類の乾燥率に応じて、複数の検知抵抗を切り換えることにより、乾燥運転中の衣類の乾燥率を湿り状態から乾き状態まで段階的に検知するようにしたものである。
これによって、回転ドラム内の衣類等の乾燥率を段階的に検出することができ、衣類等の過乾燥や未乾燥を防止して乾燥運転を最適におこなうことができる。
本発明の衣類乾燥機は、乾燥運転の進行とともに回転ドラム内の衣類等の乾燥率を段階的に検出することができ、衣類等の過乾燥や未乾燥を防止して乾燥運転を最適におこなうことができる。
本発明の実施の形態1における衣類乾燥機の概略構成図 同衣類乾燥機の図1のA−A矢視図 同衣類乾燥機のブロック回路図 同衣類乾燥機の電極の他の例のA−A矢視図 同衣類乾燥機の電極の他の例のA−A矢視図 同衣類乾燥機の電極間の抵抗値および単位時間当たりの電極検知データ数の時間変化を示す概略図 同衣類乾燥機の単位時間当たりの電極検知データ数の衣類容量による変化を示す概略図 従来の衣類乾燥機のブロック回路図 同衣類乾燥機の電極の検出抵抗値と時間変化の関係を示すグラフ
第1の発明は、本体内に回転自在に設けられた回転ドラムと、前記回転ドラムを駆動するモータと、前記本体の前方部に設けられた内周板と、前記回転ドラム内の衣類に接触するように前記内周板上に設けられた第1の一対の電極および第2の一対の電極と、前記第1の一対の電極間の抵抗値を検知し、複数の検知抵抗に接続された第1の抵抗検知手段と、前記第2の一対の電極間の抵抗値を検知し、複数の検知抵抗に接続された第2の抵抗検知手段と、前記第1の抵抗検知手段および前記第2の抵抗検知手段に接続された演算手段とを備え、前記第1の一対の電極および前記第2の一対の電極は、互いに回転ドラム内の衣類に接触する単位時間当たりの回数が異なるように設けられ、前記演算手段は、乾燥運転の開始時に前記第1の抵抗検知手段および前記第2の抵抗検知手段からの信号を比較演算することにより、衣類の容量を大容量から小容量まで段階的に検知し、衣類の容量および運転開始時の衣類の乾燥率に応じて、複数の検知抵抗を切り換えることにより、乾燥運転中の衣類の乾燥率を湿り状態から乾き状態まで段階的に検知するようにしたことにより、乾燥運転の進行とともに回転ドラム内の衣類等の乾燥率を段階的に検出することができ、衣類等の過乾燥や未乾燥を防止して乾燥運転を最適におこなうことができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の第1の一対の電極と第2の一対の電極は、互いに異なる大きさに形成したことにより、回転ドラム内の衣類が接触する単位時間当たりの回数
を異ならせることができ、衣類の容量を大容量から小容量まで段階的に検知することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の第1の一対の電極と第2の一対の電極は、いずれか一方の一対の電極に対して、他方の一対の電極の内周板の円周水平方向の長さを長くしたことにより、回転ドラム内の衣類が接触する単位時間当たりの回数を異ならせることができ、衣類の容量を大容量から小容量まで段階的に検知することができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明の第1の一対の電極と第2の一対の電極は、いずれか一方の一対の電極に対して、他方の一対の電極の内周板の円周垂直方向の長さを長くしたことにより、回転ドラム内の衣類が接触する単位時間当たりの回数を異ならせることができ、衣類の容量を大容量から小容量まで段階的に検知することができる。
第5の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明の第1の一対の電極と第2の一対の電極は、互いに回転ドラムに対向する異なる位置に形成したことにより、回転ドラム内の衣類が接触する単位時間当たりの回数を異ならせることができ、衣類の容量を大容量から小容量まで段階的に検知することができる。
第6の発明は、特に、第1〜第5のいずれか1つの発明の第1の一対の電極と第2の一対の電極は、一方の一対の電極を回転ドラムに対向する内周板の下方部に設け、他方の一対の電極を内周板の上方部に設けたことにより、回転ドラム内の衣類が接触する単位時間当たりの回数を異ならせることができ、衣類の容量を大容量から小容量まで段階的に検知することができる。
第7の発明は、特に、第1〜第5のいずれか1つの発明の第1の一対の電極と第2の一対の電極は、一方の一対の電極を回転ドラムに対向する内周板の左方部に設け、他方の一対の電極を内周板の右方部に設けたことにより、回転ドラム内の衣類が接触する単位時間当たりの回数を異ならせることができ、衣類の容量を大容量から小容量まで段階的に検知することができる。
第8の発明は、特に、第1〜第7のいずれか1つの発明の演算手段は、第1の一対の電極が回転ドラム内の衣類に接触する単位時間当たりの回数が多く、かつ、第2の一対の電極が回転ドラム内の衣類に接触する単位時間当たりの回数が多い場合、回転ドラム内の衣類が大容量であると判定するようにしたことにより、判定した衣類の量に最適な乾燥運転をおこなうことができる。
第9の発明は、特に、第1〜第7のいずれか1つの発明の演算手段は、第1の一対の電極が回転ドラム内の衣類に接触する単位時間当たりの回数が多く、かつ、第2の一対の電極が回転ドラム内の衣類に接触する単位時間当たりの回数が少ない場合、回転ドラム内の衣類が中容量であると判定するようにしたことにより、判定した衣類の量に最適な乾燥運転をおこなうことができる。
第10の発明は、特に、第1〜第7のいずれか1つの発明の演算手段は、第1の一対の電極が回転ドラム内の衣類に接触する単位時間当たりの回数が少なく、かつ、第2の一対の電極が回転ドラム内の衣類に接触する単位時間当たりの回数が少ない場合、回転ドラム内の衣類が小容量であると判定するようにしたことにより、判定した衣類の量に最適な乾燥運転をおこなうことができる。
第11の発明は、特に、第8の発明の演算手段は、回転ドラム内の衣類が大容量である
と判定した場合、第1の抵抗検知手段および第2の抵抗検知手段に接続された複数の検知抵抗を小さい抵抗値に切り換えるようにしたことにより、複数個の一対の電極が検知する一対の電極間の抵抗値の下限値が大きくなり、大容量の衣類に対して、複数個の一対の電極の検知過多を低減することが可能となり、大容量の衣類の乾燥率を段階的に検知することができる。
第12の発明は、特に、第10の発明の演算手段は、回転ドラム内の衣類が小容量であると判定した場合、第1の抵抗検知手段および第2の抵抗検知手段に接続された複数の検知抵抗を大きい抵抗値に切り換えるようにしたことにより、複数個の一対の電極が検知する一対の電極間の抵抗値の下限値が小さくなり、小容量の衣類に対して、複数個の一対の電極の検知過少を低減することが可能となり、小容量の衣類の乾燥率を段階的に検知することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における衣類乾燥機の概略構成図、図2は、図1のA−A矢視図、図3は、同衣類乾燥機のブロック回路図を示すものである。
図1〜図3において、衣類乾燥機の本体1内に回転ドラム2が回転可能に設けられ、後面に取り付けたモータ3によって回転駆動される。モータ3はブラシレス直流モータで構成され、インバータ制御によって回転速度が自在に変化させることができるようになっている。回転ドラム2は、略有底円筒状に形成され、その回転軸2aは本体1に対して水平方向に設定されている。
回転ドラム2の前面側に衣類等の乾燥対象を出し入れする開口部4が設けてあり、開閉自在な扉5によって開閉することができる。回転ドラム2の内周側面には、衣類等を撹拌するバッフル6が複数突設してあり、回転ドラム2の回転によって衣類等がバッフル6で持ち上げられ、回転ドラム2内で撹拌される。
本体1内の前部には、回転ドラム2の前面側に設けた円形の開口部4と対向するように内周板7が環状に配設され、開口部4の縁部に沿ってドーナツ状に形成されている。内周板7の回転ドラム2側の表面には、第1の一対の電極8と第2の一対の電極9が形成され、回転ドラム2内で撹拌される衣類と接触するように設けられている。
第1の一対の電極8と第2の一対の電極9は、互いに衣類と接触する面積を異なる大きさに形成してあり、内周板7の円周水平方向の長さ、すなわち、回転ドラム2の回転方向の長さL1を第1の一対の電極8は長く、第2の一対の電極9の長さL2は、第1の一対の電極8の長さL1より短くしている。
第1の一対の電極8と第2の一対の電極9は、所定の間隔を有して内周板7の下部に設けてあり、第1の一対の電極8間の抵抗値は、複数の検知抵抗に接続された第1の抵抗検知手段10によって検知し、第2の一対の電極9間の抵抗値は、複数の検知抵抗に接続された第2の抵抗検知手段11によって検知する。各々の電極8、9の形状は、回転軸2aを中心とする開口部4の縁部に沿って円弧状に形成してもよい。
回転ドラム2内の湿った衣類が第1の一対の電極8と第2の一対の電極9に接触すると電気的に導通し、各々の電極8、9間の抵抗値を検知信号として第1の抵抗検知手段10と第2の抵抗検知手段11にそれぞれ入力される。乾いた衣類が各々の電極8、9に接触
した場合は電気的に導通しないため、検知信号が第1の抵抗検知手段10および第2の抵抗検知手段11にそれぞれ入力されない。
演算手段12には、第1の抵抗検知手段10および第2の抵抗検知手段11からの検知信号が入力され、演算処理した信号を温風温度制御手段13、循環風量制御手段14およびドラム回転数制御手段15に入力する。
温風温度制御手段13は、ヒータ等の加熱手段(図示せず)によって加熱される乾燥用空気の温度を制御する。また、循環風量制御手段14は、送風ファン等の送風手段(図示せず)によって回転ドラム2内に送風される乾燥用空気の送風量を制御する。さらに、ドラム回転数制御手段15は、モータ3により駆動する回転ドラム2の回転数を制御する。
制御手段16は、本体1内の上方前部に配設されており、第1の抵抗検知手段10、第2の抵抗検知手段11、演算手段12、温風温度制御手段13、循環風量制御手段14およびドラム回転数制御手段15が内包されている。制御手段16は、複数の検知抵抗に接続されたトランジスタをオン/オフすることにより、第1の一対の電極8と第2の一対の電極9間の抵抗値を検知するための複数の検知抵抗を切り換える。
以上のように構成された衣類乾燥機について、以下その動作、作用を説明する。乾燥運転の開始により、回転ドラム2がモータ3よって所定の回転数で回転し、回転ドラム2内に所定温度の乾燥用空気が送風される。回転ドラム2内に投入された衣類は、回転ドラム2の回転動作によりバッフル6によって上方へ持ち上げられて撹拌され、乾燥用空気との接触により水分が除去されて乾燥が進行する。
回転ドラム2内の衣類が第1の一対の電極8および第2の一対の電極9に接触すると、それぞれの電極8、9間の抵抗値は検知抵抗値と比較される。電極8、9間の抵抗値が検知抵抗値より小さい場合、つまり、回転ドラム2内の衣類が「湿り状態」であると検知した場合は、低電位信号が第1の抵抗検知手段10および第2の抵抗検知手段11に入力される。
電極8、9間の抵抗値が検知抵抗値より大きい場合、つまり、回転ドラム2内の衣類が「乾き状態」であると検知した場合は、高電位信号が第1の抵抗検知手段10および第2の抵抗検知手段11に入力される。
演算手段12は、第1の抵抗検知手段10および第2の抵抗検知手段11からの入力される単位時間当たりの高電位信号(回転ドラム2内の衣類が「乾き状態」)のデータ数を演算処理することにより、回転ドラム2内の衣類の容量および乾燥率を検知する。
演算手段12は、第1の抵抗検知手段10および第2の抵抗検知手段11から入力される単位時間当たりの電極検知データ数に基づき、回転ドラム2内の衣類の容量および乾燥率に応じて、温風温度制御手段13、循環風量制御手段14およびドラム回転数制御手段15に制御信号を入力する。
制御手段16は、回転ドラム2内の衣類の容量および乾燥率に応じて、第1の一対の電極8および第2の一対の電極9の電極間の抵抗値を検知するための複数の検知抵抗を切り換えることにより、回転ドラム2内の衣類の容量および乾燥率を複数の段階(乾燥率)において検知する。
第1の一対の電極8と第2の一対の電極9は、互いに衣類と接触する面積を異なる大きさに形成してあり、内周板7の円周水平方向の長さL1、すなわち、回転ドラム2の回転
方向の長さL1を第1の一対の電極8は長く、第2の一対の電極9の長さL2は、第1の一対の電極8の長さL1より短くしている。これにより、回転ドラム2内の衣類がそれぞれの一対の電極間に接触する単位時間当たりの回数が異なるので、衣類の容量および乾燥率を段階的に検知することが可能である。
図4は、第1の一対の電極8と第2の一対の電極9の他の例を示したもので、内周板7の円周垂直方向の長さL3、すなわち、回転ドラム2の半径方向の長さL3を第1の一対の電極8は長く、第2の一対の電極9の長さL4は、第1の一対の電極8の長さL3より短くしている。これにより、回転ドラム2内の衣類がそれぞれの一対の電極間に接触する単位時間当たりの回数が異なるので、衣類の容量および乾燥率を段階的に検知することが可能である。
図5は、さらに、第1の一対の電極8と第2の一対の電極9の他の例を示したもので、第1の一対の電極8と第2の一対の電極9は、互いに回転ドラム2に対向する異なる位置に形成したものである。
第1の一対の電極8は内周板7の下方部、すなわち、回転ドラム2の回転軸2aを通る水平線の下方に設け、第2の一対の電極9は、内周板7の上方部、すなわち、回転ドラム2の回転軸2aを通る水平線の上方に設けたものである。
また、第1の一対の電極8は内周板の内周板の左方部、すなわち、回転ドラム2の回転軸2aを通る垂直線の左方に設け、第2の一対の電極9は内周板7の右方部、すなわち、回転ドラム2の回転軸2aを通る垂直線の右方に設けたものである。
これにより、回転ドラム2内の衣類が接触する単位時間当たりの回数を異ならせることができ、衣類の容量を大容量から小容量まで段階的に検知することができ、また、衣類の乾燥率を段階的に検知することが可能である。
図6は、乾燥運転時間tに対する一対の電極間の抵抗値R17および単位時間当たりの電極検知データ数Wnを示しており、電極検知データ数Wnが上限値Wmaxとなると、回転ドラム2内の衣類が「乾き状態」であることが検知できる。
回転ドラム2内の衣類の容量および乾燥率に応じて、第1の一対の電極8および第2の一対の電極9の電極間の抵抗値を検知するための複数の検知抵抗を切り換えることにより、例えば、時間t1においては衣類の乾燥率85%程度を検知する電極検知データ数Wa18は上限値Wmaxとなり、時間t2においては、衣類の乾燥率90%程度を検知する電極検知データ数Wb19は上限値Wmaxとなり、時間t3においては、衣類の乾燥率95%程度を検知する電極検知データ数Wc20は上限値Wmaxとなるので、回転ドラム2内の衣類の乾燥率を複数の段階(乾燥率)に検知することができる。
図7は、回転ドラム2内の衣類容量Xnに対する単位時間当たりの電極検知データ数Wnを示している。例えば、回転ドラム2内の衣類容量が小容量の場合、第1の一対の電極8が単位時間当たりに検知する電極検知データ数Wd21は少なく、かつ、第2の一対の電極9が単位時間当たりに検知する電極検知データ数We22は少ない、つまり、衣類容量X1は小容量であると判定できる。
また、例えば、回転ドラム2内の衣類容量が中容量の場合、第1の一対の電極8が単位時間当たりに検知する電極検知データ数Wd21は多く、かつ、第2の一対の電極9が単位時間当たりに検知する電極検知データ数We22は少ない、つまり、衣類容量X2は中容量であると判定できる。
また、回転ドラム2内の衣類容量が大容量の場合、第1の一対の電極8が単位時間当たりに検知する電極検知データ数Wd21は多く、かつ、第2の一対の電極9が単位時間当たりに検知する電極検知データ数We22は多い、つまり、衣類容量X3は大容量であると判定できる。
すなわち、第1の一対の電極8および第2の一対の電極9に対して、回転ドラム2内の衣類が複数個の一対の電極に接触する単位時間当たりの回数が衣類容量により異なるため、投入された衣類の容量を複数の段階(乾燥率)において検知することができる。
以上のように、本発明の衣類乾燥機は、第1の一対の電極8と第2の一対の電極9を、回転ドラム2内の衣類に接触する単位時間当たりの回数が異なるように設け、演算手段は、乾燥運転の開始時に第1の抵抗検知手段10および第2の抵抗検知手段11からの信号を比較演算することにより、衣類の容量を大容量から小容量まで段階的に検知し、衣類の容量および運転開始時の衣類の乾燥率に応じて、複数の検知抵抗を切り換えることにより、乾燥運転中の衣類の乾燥率を湿り状態から乾き状態まで段階的に検知することができるものであり、回転ドラム2内の衣類等の乾燥率を段階的に検出することができ、衣類等の過乾燥や未乾燥を防止して乾燥運転を最適におこなうことができる。
以上のように、本発明にかかる衣類乾燥機は、乾燥運転の進行とともに回転ドラム内の衣類等の乾燥率を段階的に検出することができ、衣類等の過乾燥や未乾燥を防止して乾燥運転を最適におこなうことができるので、衣類乾燥機として有用である。
1 本体
2 回転ドラム
3 モータ
7 内周板
8 第1の一対の電極
9 第2の一対の電極
10 第1の抵抗検知手段
11 第2の抵抗検知手段
12 演算手段
16 制御手段

Claims (12)

  1. 本体内に回転自在に設けられた回転ドラムと、前記回転ドラムを駆動するモータと、前記本体の前方部に設けられた内周板と、前記回転ドラム内の衣類に接触するように前記内周板上に設けられた第1の一対の電極および第2の一対の電極と、前記第1の一対の電極間の抵抗値を検知し、複数の検知抵抗に接続された第1の抵抗検知手段と、前記第2の一対の電極間の抵抗値を検知し、複数の検知抵抗に接続された第2の抵抗検知手段と、前記第1の抵抗検知手段および前記第2の抵抗検知手段に接続された演算手段とを備え、前記第1の一対の電極および前記第2の一対の電極は、互いに回転ドラム内の衣類に接触する単位時間当たりの回数が異なるように設けられ、前記演算手段は、乾燥運転の開始時に前記第1の抵抗検知手段および前記第2の抵抗検知手段からの信号を比較演算することにより、衣類の容量を大容量から小容量まで段階的に検知し、衣類の容量および運転開始時の衣類の乾燥率に応じて、複数の検知抵抗を切り換えることにより、乾燥運転中の衣類の乾燥率を湿り状態から乾き状態まで段階的に検知するようにした衣類乾燥機。
  2. 第1の一対の電極と第2の一対の電極は、互いに異なる大きさに形成した請求項1記載の衣類乾燥機。
  3. 第1の一対の電極と第2の一対の電極は、いずれか一方の一対の電極に対して、他方の一対の電極の内周板の円周水平方向の長さを長くした請求項1または2記載の衣類乾燥機。
  4. 第1の一対の電極と第2の一対の電極は、いずれか一方の一対の電極に対して、他方の一対の電極の内周板の円周垂直方向の長さを長くした請求項1〜3のいずれか1項に記載の衣類乾燥機。
  5. 第1の一対の電極と第2の一対の電極は、互いに回転ドラムに対向する異なる位置に形成した請求項1〜4のいずれか1項に記載の衣類乾燥機。
  6. 第1の一対の電極と第2の一対の電極は、一方の一対の電極を回転ドラムに対向する内周板の下方部に設け、他方の一対の電極を内周板の上方部に設けた請求項1〜5のいずれか1項に記載の衣類乾燥機。
  7. 第1の一対の電極と第2の一対の電極は、一方の一対の電極を回転ドラムに対向する内周板の左方部に設け、他方の一対の電極を内周板の右方部に設けた請求項1〜5のいずれか1項に記載の衣類乾燥機。
  8. 演算手段は、第1の一対の電極が回転ドラム内の衣類に接触する単位時間当たりの回数が多く、かつ、第2の一対の電極が回転ドラム内の衣類に接触する単位時間当たりの回数が多い場合、回転ドラム内の衣類が大容量であると判定するようにした請求項1〜7のいずれか1項に記載の衣類乾燥機。
  9. 演算手段は、第1の一対の電極が回転ドラム内の衣類に接触する単位時間当たりの回数が多く、かつ、第2の一対の電極が回転ドラム内の衣類に接触する単位時間当たりの回数が少ない場合、回転ドラム内の衣類が中容量であると判定するようにした請求項1〜7のいずれか1項に記載の衣類乾燥機。
  10. 演算手段は、第1の一対の電極が回転ドラム内の衣類に接触する単位時間当たりの回数が少なく、かつ、第2の一対の電極が回転ドラム内の衣類に接触する単位時間当たりの回数が少ない場合、回転ドラム内の衣類が小容量であると判定するようにした請求項1〜7のいずれか1項に記載の衣類乾燥機。
  11. 演算手段は、回転ドラム内の衣類が大容量であると判定した場合、第1の抵抗検知手段および第2の抵抗検知手段に接続された複数の検知抵抗を小さい抵抗値に切り換えるようにした請求項8記載の衣類乾燥機。
  12. 演算手段は、回転ドラム内の衣類が小容量であると判定した場合、第1の抵抗検知手段および第2の抵抗検知手段に接続された複数の検知抵抗を大きい抵抗値に切り換えるようにした請求項10記載の衣類乾燥機。
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