JP2012049636A - 画像補正装置及び補正パラメータ作成装置 - Google Patents

画像補正装置及び補正パラメータ作成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】局所的な低輝度画素を含む画像の補正によるコントラスト低下を抑制する。
【解決手段】実施形態に係る補正パラメータ作成装置は、入力画像内の輝度値のヒストグラムを作成するヒストグラム作成部100と、入力画像をヒストグラムの平坦化により補正するための入出力特性を示すパラメータを作成するパラメータ作成部106とを含む。ヒストグラム作成部100は、入力画像内の対象画素が局所的な低輝度画素であるか否かを判定し、対象画素が局所的な低輝度画素であると判定すれば対象画素の輝度値の度数のカウントを省略する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、ヒストグラム平坦化による画像補正に関する。
記憶媒体(ディスク媒体、メモリカードなど)、通信媒体(放送波、IP(Internet Protocol)ネットワーク)などから取得した画像を表示デバイス(LCD(Liquid Crystal Display)、OLED(Organic Light Emitting Device)ディスプレイなど)に出力するときに、画像補正を行うことがある。例えば、画像補正の1種であるヒストグラム平坦化は、入力画像の画素値(例えば、輝度値)の分布を平坦化させることにより、補正された出力画像を得る。
特開2008−42768号公報 特開2009−8916号公報
ヒストグラム平坦化において、度数の高い画素値ほど補正量が大きくなる。例えば、局所的な低輝度画素(例えば、輪郭部分)が含まれる画像では、この局所的な低輝度画素が相対的に明るく補正され、周辺のコントラストが低下するおそれがある。例えば、輪郭部分が周辺に比べて相対的に明るく補正され、ぼやけて見えるおそれがある。
従って、実施形態は、局所的な低輝度画素を含む画像の補正によるコントラスト低下を抑制することを目的とする。
一態様に係る補正パラメータ作成装置は、入力画像内の輝度値のヒストグラムを作成するヒストグラム作成部と、入力画像をヒストグラムの平坦化により補正するための入出力特性を示すパラメータを作成するパラメータ作成部とを含む。このヒストグラム作成部は、入力画像内の対象画素が局所的な低輝度画素であるか否かを判定し、対象画素が局所的な低輝度画素であると判定すれば対象画素の輝度値の度数のカウントを省略する。
他の態様に係る補正パラメータ作成装置は、入力画像内の対象画素が局所的な低輝度画素であるか否かを判定し、対象画素が局所的な低輝度画素でないと判定すれば対象画素の輝度値の度数を第1の値によってカウントし、対象画素が局所的な低輝度画素であると判定すれば対象画素の輝度値の度数を第1の値よりも小さい第2の値によってカウントして入力画像内の輝度値のヒストグラムを作成するヒストグラム作成部を含む。この補正パラメータ作成装置は、入力画像をヒストグラムの平坦化により補正するための入出力特性を示すパラメータを作成するパラメータ作成部を含む。
一実施形態に係る画像補正装置を例示するブロック図。 図1の画像補正装置の動作を例示するフローチャート。 ヒストグラムの整形及び輝度補正LUTの入出力特性の説明図。 図1のヒストグラム作成部の動作を例示するフローチャート。 ヒストグラムの作成の説明図。 入力画像を例示する図。 図6の入力画像に対する、比較例に係る画像補正の説明図。 図6の入力画像に対する、実施形態に係る画像補正の説明図。
以下、図面を参照して、一実施形態について説明する。
(一実施形態)
一実施形態に係る画像補正装置は、図1に示されるように、ヒストグラム作成部100、入力画像記憶部101、ヒストグラム記憶部102、ヒストグラム整形部103、累積部104、累積ヒストグラム記憶部105、輝度補正LUT(ルックアップテーブル)作成部106、輝度補正LUT記憶部107、輝度補正部108、出力画像記憶部109及び画像出力処理部110を有する。
尚、入力画像内の輝度値に基づいて画像補正用のパラメータ(一例として輝度補正LUT)を作成し、このパラメータを用いて入力画像の輝度値を補正する例を説明するが、この説明は輝度値に限らず様々な画素値の補正についても適用可能である。また、本実施形態では、入力画像の輝度値を8ビット長で表現することとするが、他のビット長に適宜拡張または縮小して表現可能である。
入力画像記憶部101には、図1の画像補正装置による補正の対象となる入力画像が少なくとも一時的に記憶される。入力画像は、例えば記憶媒体、通信媒体などから取得され、必要に応じて復号化されて入力画像記憶部101に記憶される。尚、入力画像は、静止画像であってもよいし、動画像に含まれる複数のフレームのいずれかであってもよい。或いは、本実施形態に係る画像補正装置がフレーム内の特定の局所領域に適応的に補正を行う場合を想定すると、入力画像がフレーム内の局所領域であることもあり得る。入力画像記憶部101に記憶された入力画像は、画像補正用のパラメータを作成するためにヒストグラム作成部100によって読み込まれたり、このパラメータを用いて補正を行うために輝度補正部108によって読み込まれたりする。
ヒストグラム作成部100は、入力画像の輝度値のヒストグラムを作成する。ヒストグラム作成部100は、基本的には、次の数式(1)に従ってヒストグラムを作成する。
Figure 2012049636
数式(1)において、histoYは、入力画像の輝度値Yのビット長に応じたサイズ(例えば8ビット長であれば256個)の配列である。数式(1)は、入力画像における全対象画素の輝度値Yの度数を1つずつカウントすることを意味している。ここで、輝度値Yは、入力画像がYUV方式で表現されていればY信号値に相当し、入力画像がRGB形式で表現されていれば次の数式(2)に示されるようにRGB信号値のうちの最大値に相当する。
Figure 2012049636
但し、後述するように、ヒストグラム作成部100が作成するヒストグラムは、入力画像内の実際の輝度分布に必ずしも忠実でない。ヒストグラム作成部100は、作成したヒストグラムをヒストグラム記憶部102に記憶させる。
ヒストグラム整形部103は、ヒストグラム作成部100によって作成されたヒストグラム(以下、未整形ヒストグラムとも称する)をヒストグラム記憶部102から読み出して整形する。具体的には、ヒストグラム整形部103は、オフセット加算処理、クリップ処理などを行う。オフセット加算処理の一例を、次の数式(3)に示す。
Figure 2012049636
数式(3)において、OFFSETは例えば入力画像内の全画素数に所定割合(<1)を乗じた数などの任意の度数を表す。即ち、数式(3)は、ヒストグラムの各度数にOFFSETを加算することを意味している。また、クリップ処理は、ヒストグラムの各度数が所定の上限値を超えないように制限することを意味する。ヒストグラムの整形を行うことにより、例えば入力画像の輝度分布に大きな偏りがある場合であってもこの偏りが緩和さ、極端な入出力特性が導出されにくくなる。ヒストグラム整形部103は、整形済ヒストグラムをヒストグラム記憶部102に記憶させる。
ヒストグラム記憶部102には、未整形ヒストグラム及び整形済ヒストグラムが少なくとも一時的に記憶される。ヒストグラム記憶部102に記憶された未整形ヒストグラムはヒストグラム整形部103によって必要に応じて読み出され、ヒストグラム記憶部102に記憶された整形済ヒストグラムは累積部104によって必要に応じて読み出される。
累積部104は、整形済ヒストグラムをヒストグラム記憶部102から読み出し、整形済ヒストグラムの度数を累積して累積ヒストグラムを計算する。累積部104は、例えば次の数式(4)に従って累積ヒストグラムを計算する。
Figure 2012049636
数式(4)において、AccHistoY[Y]が輝度値Yに対応する累積度数を表す。累積部104は、計算した累積ヒストグラムを累積ヒストグラム記憶部105に記憶させる。累積ヒストグラム記憶部105には、累積ヒストグラムが少なくとも一時的に記憶される。累積ヒストグラム記憶部105に記憶された累積ヒストグラムは、輝度補正LUT作成部106によって必要に応じて読み出される。
輝度補正LUT作成部106は、累積ヒストグラムを累積ヒストグラム記憶部105から読み出し、累積ヒストグラムを正規化する。輝度補正LUT作成部106は、正規化した累積ヒストグラムに対応する入出力特性を持つ輝度補正LUTを作成する。輝度補正LUT作成部106は、例えば次の数式(5)に従って輝度補正LUTを作成する。
Figure 2012049636
数式(5)においてLUT[Y]は入力輝度値Yに対応する出力輝度値を表し、YoutMaxは出力輝度の最大値を表す。YoutMaxは、出力画像の表示デバイスのビット長で表現可能な最大輝度値(8ビットパネルに関して「255」)であってもよい。或いは、YoutMaxは、表示デバイスがOLEDディスプレイなどの自発光デバイスであれば、表示デバイスのビット長で表現可能な最大輝度値を低減させた輝度値とされることもある。このような最大出力輝度値の制限により、パネル消費電力を効果的に削減できる。数式(5)によれば、入力輝度Yの最大値(=255)にはYoutMaxが対応付けられ、他の入力輝度YにはYoutMaxを正規化された累積度数によってスケーリングした値が対応付けられる。輝度補正LUT作成部106は、作成した輝度補正LUTを輝度補正LUT記憶部107に記憶させる。輝度補正LUT記憶部107には、少なくとも一時的に輝度補正LUTが記憶される。輝度補正LUT記憶部107に記憶された輝度補正LUTは、輝度補正部108によって必要に応じて読み出される。
輝度補正部108は、入力画像記憶部101から入力画像を読み出し、輝度補正LUT記憶部107から輝度補正LUTを読み出す。輝度補正部108は、次の数式(6)に示されるように、輝度補正LUTを用いて入力画像内の入力輝度値Yを出力輝度値Youtに補正する。
Figure 2012049636
輝度補正部108は、補正済画像を出力画像記憶部109に記憶させる。出力画像記憶部109には、輝度補正部108からの補正済画像が少なくとも一時的に記憶される。出力画像記憶部109に記憶された補正済画像は、画像出力処理部110によって必要に応じて読み出される。
画像出力処理部110は、出力画像記憶部109から補正済画像を読み出し、各対象画素の色差値と補正済輝度値とに基づいて出力画像を再生し、図示しない表示デバイスへ出力する。
以下、図2を用いて図1の画像補正装置の動作例を説明する。
ヒストグラム作成部100は、入力画像内の輝度値のヒストグラムを作成する(ステップS200)。尚、ステップS200の詳細例は、図4を用いて後述する。ヒストグラム整形部103は、ステップS200において作成された整形前ヒストグラムを整形する(ステップS210)。例えば、図3に示されるように、ヒストグラム整形部103は、未整形ヒストグラム10を整形(オフセット加算処理及びクリップ処理)して整形済ヒストグラム20を得る。
累積部104は、ステップS210において整形されたヒストグラムを累積して累積ヒストグラムを計算する(ステップS220)。輝度補正LUT作成部106は、ステップS220において計算された累積ヒストグラムを正規化し、正規化した累積ヒストグラムに対応する入出力特性を持つ輝度補正LUTを作成する(ステップS230)。この輝度補正LUTは、例えば図3に示される入出力特性30を持つ。
輝度補正部108は、ステップS230において作成された輝度補正LUTを用いて入力画像内の輝度値を補正する(ステップS240)。画像出力処理部110は、各対象画素の色差値とステップS230による補正済輝度値とに基づいて出力画像を再生し、図示しない表示デバイスへ出力する(ステップS250)。
以下、図4を用いてステップS200の詳細例を説明する。図4に示される一連の処理は、基本的に入力画像内の全画素を対象に行われる(或いは、全画素のうちの一部を間引くことも想定可能である)。
ヒストグラム作成部100は、対象画素を含む小領域内の画素値(輝度値)を取得する(ステップS201)。ここで、「小領域」という用語は、そのサイズが入力画像全域に比べて相対的に小さいことを意味しており、その絶対的なサイズを制限することを意図されていない。小領域は、例えば、対象画素を含むN×M画素(N及びMは任意の整数であり、N=Mであってもよい)の矩形領域である。小領域における対象画素の位置は、典型的には中心付近であるが、これに限られない。また、小領域の形状は、矩形に限られない。また、小領域のサイズは、入力画像毎に可変であってもよい。例えば、小領域のサイズは、周辺との間のコントラストを保存したい画素領域の大きさに応じて決定できる。具体的には、輪郭領域周辺のコントラストを保存する場合には比較的小さなサイズを使用することが望ましく、絵柄(画素のまとまり)周辺のコントラストを保存する場合には比較的大きなサイズを使用することが望ましい。
ヒストグラム作成部100は、ステップS201において取得した小領域内の最大輝度値を探索する(ステップS202)。ヒストグラム作成部100は、対象画素の輝度値と、ステップS202において探索した最大輝度値との間の差分を算出する(ステップS203)。ヒストグラム作成部100は、ステップS203において算出した差分と、所定の閾値とを比較する(ステップS204)。
この閾値は、対象画素が局所的な低輝度画素であるか否かを判定するためのパラメータである。この閾値は、設計的に或いは実験的に定めることができる。尚、ヒストグラム作成部100は、対象画素が局所的な低輝度画素であるか否かを別の方法で判定してもよい。
ヒストグラム作成部100は、差分が閾値以上であれば(即ち、対象画素が局所的な低輝度画素であると判定すれば)、対象画素の輝度値の代わりに小領域内の最大輝度値の度数をカウントする(ステップS205)。一方、ヒストグラム作成部100は、差分が閾値未満であれば(即ち、対象画素が局所的な低輝度画素でないと判定すれば)、対象画素の輝度値の度数をカウントする(ステップS206)。即ち、ヒストグラム作成部100は、ステップS205及びステップS206において、次の数式(7)に従って度数をカウントする。
Figure 2012049636
数式(7)において、in(i,j)は入力画像内の座標(i,j)を占める対象画素の輝度値を表し、adMax(i,j)は対象画素を含む小領域内の最大輝度値を表し、Thは閾値を表し、Y(i,j)はヒストグラム作成部100が対象画素に関する度数のカウント対象となる輝度値を表す。
図5は、入力画素における任意の1ライン上の各画素と、各画素に対応する差分とを例示する。図5において、Aは差分が閾値以上である(即ち、局所的な低輝度画素であると判定される)画素の集合を表し、Bは差分が閾値未満である(即ち、局所的な低輝度画素でないと判定される)画素の集合を表す。
集合Aに属する画素について、対象画素の輝度値の度数のカウントを省略することにより、入力画像内の実際の輝度分布に比べて低輝度側の度数がより小さいヒストグラムが作成される。即ち、低輝度側に度数が集中しにくくなるので、局所的な低輝度画素が明るく補正されることによるコントラスト低下を抑制できる。尚、本実施形態では、対象画素の輝度値の度数のカウントを省略する場合に、数式(7)のように他の輝度値の度数を代替的にカウントしている。しかしながら、対象画素の輝度値の度数のカウントを省略する場合に、他の何らの輝度値の度数も変更しないという設計も可能である。係る設計によっても、入力画像内の実際の輝度分布に比べて低輝度側の度数がより小さいヒストグラムが作成されることは明らかである。
また、集合Aに属する画素について、対象画素を含む小領域内の最大輝度値の度数をカウントすることにより、入力画像内の実際の輝度分布に比べて高輝度側の度数がより大きいヒストグラムが作成される。即ち、高輝度側に度数が集中しやすくなるので、局所的な低輝度画素が明るく補正されることによるコントラスト低下を抑制できる。
一方、集合Bに属する画素は、局所的な中または高輝度画素であるかもしれないし、輝度の平坦な(例えば穏やかなグラデーション)領域内の画素であるかもしれない。仮に、輝度の平坦な領域内の画素について、対象画素を含む小領域内の最大輝度値の度数をカウントしたとすれば、本来分散しているはずの度数に偏りが発生し、ひいては画像補正時に階調割れを起こすおそれがある。故に、本実施形態は、集合Bに属する画素について、対象画素の輝度値の度数をカウントすることにより、平坦な領域における本来の輝度値の分散をヒストグラムに反映させて階調割れを抑制する。
以下、図6に示される例示的な入力画像に対して、既存のヒストグラム平坦化による画像補正を行う場合と、本実施形態に係る画像補正を行う場合とを比較して説明する。図6の入力画像は、比較的高輝度の背景画素と、比較的低輝度の格子画素とを含む。簡単化のために、背景輝度値を「220」とし、格子輝度値を「100」とする。また、本実施形態に係る画像補正に関して、小領域のサイズは、各格子の太さに比べて大きいとする(即ち、いずれの対象画素に関する小領域にも少なくとも1つの背景画素が含まれるとする)。更に、閾値は多くとも「120」とする。
図6の入力画像に対して、既存のヒストグラム平坦化による画像補正を適用すると、入力画像内の輝度分布に基づいてヒストグラムが作成される。このヒストグラムを整形すると、図7に示されるようなヒストグラム40が得られる。ヒストグラム40は背景輝度値の度数41と格子輝度値の度数42とにピークを持つので、累積ヒストグラムは格子輝度値の周辺で急激に変化(増大)する。即ち、補正の入出力特性43もまた累積ヒストグラムと同様に格子輝度値の周辺で急激に変化する。故に、補正画像において格子と背景との間のコントラストが大きく低下する。例えば、背景輝度値が「152」に補正される一方、格子輝度値が「112」に補正され、本来の輝度差「120」が「40」まで低下する。
一方、図6の入力画像に対して、本実施形態に係る画像補正を適用すると、各格子画素について格子輝度値の代わりに背景輝度値の度数をカウントしてヒストグラムが作成される。このヒストグラムを整形すると、図8に示されるようなヒストグラム50が得られる。ヒストグラム50は背景輝度値の度数51にピークを持つものの格子輝度値の度数52にピークを持たないので、累積ヒストグラムは格子輝度値周辺でも穏やかに変化(増大)する。即ち、補正の入出力特性53もまた累積ヒストグラムと同様に格子輝度値の周辺でも穏やかに変化する。故に、補正画像において格子と背景との間のコントラストが維持される。例えば、背景輝度値が「151」に補正される一方、格子輝度値が「36」に補正され、本来の輝度差「120」に近い「115」が維持される。
以上説明したように、一実施形態に係る画像補正装置は、入力画像内の対象画素が局所的な低輝度画素であると判定すれば対象画素の輝度値の度数のカウントを省略して入力画像内の輝度値のヒストグラムを作成する。従って、本実施形態に係る画像補正装置によれば、低輝度側に度数が集中しにくくなるので、局所的な低輝度画素が明るく補正されることによるコントラスト低下を抑制できる。
また、本実施形態では、対象画素が局所的な低輝度画素であると判定する場合に対象画素の輝度値の度数のカウントを省略する例を説明したが、これ以外の方法でヒストグラムを作成してもよい。画像補正装置は、例えば、対象画素が局所的な低輝度画素でないと判定すれば対象画素の輝度値の度数を第1の値(例えば、「1」)によってカウントし、対象画素が局所的な低輝度画素であると判定すれば、対象画素の輝度値の度数を第1の値よりも小さい第2の値(例えば、「0.1」)によってカウントすることによりヒストグラムを作成してもよい。
尚、本実施形態では画像補正装置を例示しているが、本実施形態は前述の輝度補正LUTなどのパラメータを作成する補正パラメータ作成装置についても適用可能である。この補正パラメータ作成装置は、例えば図1のヒストグラム作成部100、入力画像記憶部101、ヒストグラム記憶部102、ヒストグラム整形部103、累積部104、累積ヒストグラム記憶部105及び輝度補正LUT作成部106によって実現できる。また、本実施形態では、画像補正の入出力特性をLUTの形式で表現しているが、係る入出力特性は他の形式(例えば、関数)で表現することも可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態の処理を実現するプログラムを、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体に格納して提供することも可能である。記憶媒体としては、磁気ディスク、光ディスク(CD−ROM、CD−R、DVD等)、光磁気ディスク(MO等)、半導体メモリなど、プログラムを記憶でき、かつ、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であってもよい。
また、上記実施形態の処理を実現するプログラムを、インターネットなどのネットワークに接続されたコンピュータ(サーバ)上に格納し、ネットワーク経由でコンピュータ(クライアント)にダウンロードさせてもよい。
10・・・未整形ヒストグラム
20・・・整形済ヒストグラム
30・・・入出力特性
40,50・・・ヒストグラム
41,51・・・背景輝度値の度数
42,52・・・格子輝度値の度数
43,53・・・入出力特性
100・・・ヒストグラム作成部
101・・・入力画像記憶部
102・・・ヒストグラム記憶部
103・・・ヒストグラム整形部
104・・・累積部
105・・・累積ヒストグラム記憶部
106・・・輝度補正LUT作成部
107・・・輝度補正LUT記憶部
108・・・輝度補正部
109・・・出力画像記憶部
110・・・画像出力処理部

Claims (10)

  1. 入力画像内の輝度値のヒストグラムを作成するヒストグラム作成部と、
    前記入力画像を前記ヒストグラムの平坦化により補正するための入出力特性を示すパラメータを作成するパラメータ作成部と
    を具備し
    前記ヒストグラム作成部は、前記入力画像内の対象画素が局所的な低輝度画素であるか否かを判定し、前記対象画素が前記局所的な低輝度画素であると判定すれば前記対象画素の輝度値の度数のカウントを省略する、
    補正パラメータ作成装置。
  2. 前記ヒストグラム作成部は、前記入力画像内の前記対象画素を含む所定領域における最大輝度値と前記対象画素の輝度値との間の差分が閾値以上であれば前記対象画素が前記局所的な低輝度画素であると判定し、そうでなければ前記対象画素が前記局所的な低輝度画素でないと判定する、請求項1の補正パラメータ作成装置。
  3. 前記ヒストグラム作成部は、前記対象画素が前記局所的な低輝度画素であると判定すれば前記入力画像内の前記対象画素を含む所定領域における最大輝度値の度数をカウントする、請求項1の補正パラメータ作成装置。
  4. 前記ヒストグラム作成部は、前記対象画素が前記局所的な低輝度画素でないと判定すれば前記対象画素の輝度値の度数をカウントする、請求項1の補正パラメータ作成装置。
  5. 入力画像内の対象画素が局所的な低輝度画素であるか否かを判定し、前記対象画素が局所的な低輝度画素でないと判定すれば前記対象画素の輝度値の度数を第1の値によってカウントし、前記対象画素が前記局所的な低輝度画素であると判定すれば前記対象画素の輝度値の度数を前記第1の値よりも小さい第2の値によってカウントして前記入力画像内の輝度値のヒストグラムを作成するヒストグラム作成部と、
    前記入力画像を前記ヒストグラムの平坦化により補正するための入出力特性を示すパラメータを作成するパラメータ作成部と
    を具備する、補正パラメータ作成装置。
  6. 前記ヒストグラム作成部は、前記入力画像内の前記対象画素を含む所定領域における最大輝度値と前記対象画素の輝度値との間の差分が閾値以上であれば前記対象画素が前記局所的な低輝度画素であると判定し、そうでなければ前記対象画素が前記局所的な低輝度画素でないと判定する、請求項5の補正パラメータ作成装置。
  7. 入力画像内の輝度値のヒストグラムを作成するヒストグラム作成部と、
    前記入力画像を前記ヒストグラムの平坦化により補正するための入出力特性を示すパラメータを作成するパラメータ作成部と、
    前記パラメータに従って前記入力画像を補正して出力画像を得る画像補正部と
    を具備し
    前記ヒストグラム作成部は、前記入力画像内の対象画素が局所的な低輝度画素であるか否かを判定し、前記対象画素が前記局所的な低輝度画素であると判定すれば前記対象画素の輝度値の度数のカウントを省略する、
    画像補正装置。
  8. 前記ヒストグラム作成部は、前記入力画像内の前記対象画素を含む所定領域における最大輝度値と前記対象画素の輝度値との間の差分が閾値以上であれば前記対象画素が前記局所的な低輝度画素であると判定し、そうでなければ前記対象画素が前記局所的な低輝度画素でないと判定する、請求項7の画像補正装置。
  9. 前記ヒストグラム作成部は、前記対象画素が前記局所的な低輝度画素であると判定すれば前記入力画像内の前記対象画素を含む所定領域における最大輝度値の度数をカウントする、請求個7の画像補正装置。
  10. 前記ヒストグラム作成部は、前記対象画素が前記局所的な低輝度画素でないと判定すれば前記対象画素の輝度値の度数をカウントする、請求項7の画像補正装置。
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