JP2012049635A - アナログ・デジタル変換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】上位ビットと下位ビットを分けてAD変換を行い、ノイズの影響を受けやすい下位ビットの変換結果の信頼性を、多数決処理を用いて向上させる場合、並列型ADコンバータの基準電圧発生回路としてDAコンバータを搭載する必要があった。
【解決手段】基準電圧発生回路を簡単な抵抗比のみでの構成することにより、下位ビットを変換する並列型ADコンバータの基準電圧発生回路の規模を最小にすることが可能となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、AD(Analog/Digital:アナログ・デジタル)変換器と、このAD変換器を用いるAD変換方法とに係り、特に、変換を上位ビットおよび下位ビットに分割して行うAD変換器と、このAD変換器を用いるAD変換方法とに係る。
近年、ヘルスケア市場やセキュリティ市場などの拡大に伴い、センシング技術への注目が高まっており、微細加工技術を利用して極めて精巧なセンサ回路がデバイス上に実現されるようになった。センシング性能は、状態を認識して電気的な信号へ変換する機能と、その信号に対するデジタル信号処理性能に依存するため、その基本構成要素であるAD変換器の分解能や精度を高める必要がある。一方、微細化はAD変換器のようなアナログ回路にとって、特性ばらつきやノイズ感度を増大させることが公知である。回路素子定数を大きくすることなく、例えば統計処理などの補正技術を用いて高精度化を狙う技術が注目されている。しかし、補正技術を実現するには補正回路が必要であり、その回路規模と補正に要する処理時間はAD変換器を搭載する半導体チップコストに大きな影響を及ぼす。よって、補正回路の回路規模や補正処理時間を極力抑えて高精度を実現する技術が要求されている。
特許文献1(特開2008−042380号公報)は、AD変換器に係る記載を開示している。特許文献1のAD変換器では、補正処理に費やす回路規模や処理時間のコストを極力抑えるために、上位ビットと下位ビットに分けてAD変換を行い、並列型ADコンバータで構成される下位ビットの変換結果に対して補正をかける技術が用いられている。
図1は、特許文献1のAD変換器100の構成を概略的に示すブロック図である。なお、図1は、特許文献1に記載の図1に変更を加えたものである。図1のAD変換器100は、制御回路101、DA(Digital/Analog:デジタル・アナログ)コンバータ102、スイッチ付きコンパレータ103、逐次比較レジスタ104、DAコンバータ105、並列型ADコンバータ106、多数決回路107、クロック分周回路108および変換結果格納レジスタ109によって構成されている。
AD変換器100は、入力されたアナログ入力信号S001に対してAD変換を行い、アナログ入力信号S001に対応したデジタル信号を出力する。アナログ入力信号S001に対応したデジタル信号の上位ビットは、制御回路101、DAコンバータ102、スイッチ付きコンパレータ103、及び逐次比較レジスタ104によって構成される逐次比較型ADコンバータの変換結果によって得られる。同じく下位ビットは、並列型ADコンバータ106の変換結果によって得られる。
多数決回路107は、並列型ADコンバータ106の変換結果(ディジタル信号S011)を所定回数読み込んで、ビット毎に多数決を行なって、そのビットの出力を“0”か“1”に決定し、変換結果格納レジスタ109に出力する。多数決処理が、ノイズの影響を受けやすい下位ビットに対してのみ行うことで、多数決回路の規模を最小にしつつ、多数決処理による信頼性を向上させることが可能となる。
特開2008−042380号公報
特許文献1に開示された従来技術では、上位ビットと下位ビットを分けてAD変換を行い、ノイズの影響を受けやすい下位ビットの変換結果の信頼性を、多数決処理を用いて向上させている。しかし、並列型ADコンバータ106の基準電圧発生回路としてDAコンバータ105を搭載する必要があり、回路規模が増大するという問題がある。これは、特許文献1のAD変換器が、下位ビットの並列型ADコンバータ106の基準電圧を、上位ビットの逐次比較型ADコンバータの変換結果である逐次比較レジスタ104の出力S004の2進符号の内容に基づいて生成するように構成されているためである。
以下に、(発明を実施するための形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(特許請求の範囲)の記載と(発明を実施するための形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、(特許請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明によるAD変換器は、アナログ信号(Ain)の電圧を基準電圧(Vref)と比較してアナログ信号(Ain)に対応するデジタル信号を生成する。本発明によるAD変換器は、第1のADコンバータ回路(M1)と、基準電圧発生回路(M3)と、第2のADコンバータ回路(M2)とを具備している。ここで、第1のADコンバータ回路(M1)は、アナログ信号(Ain)および基準電圧(Vref)を入力し、デジタル信号における上位の所定数(A)ビットを生成し、上位の所定数(A)ビット以外の下位ビットに対応する中間アナログ信号(Vx)を生成する。基準電圧発生回路(M3)は、基準電圧(Vref)を複数の抵抗素子(R3〜R5)で分圧することで下位ビット用基準電圧群(VrefL、VrefH)を生成する。第2のADコンバータ回路(M2)は、中間アナログ信号(Vx)を下位ビット用基準電圧群(VrefL、VrefH)と比較し、下位ビットを生成する。
本発明によるAD変換方法は、アナログ信号(Ain)の電圧を基準電圧(Vref)と比較してアナログ信号(Ain)に対応するデジタル信号を生成する。本発明によるAD変換方法は、アナログ信号(Ain)および基準電圧(Vref)を入力するステップと、デジタル信号における上位の所定数(A)ビットを生成するステップと、上位の所定数(A)ビット以外の下位ビットに対応する中間アナログ信号(Vx)を生成するステップと、基準電圧(Vref)を複数の抵抗素子(R3〜R5)で分圧することで下位ビット用基準電圧群(VrefL、VrefH)を生成するステップと、中間アナログ信号(Vx)を下位ビット用基準電圧群(VrefL、VrefH)と比較して下位ビットを生成するステップとを具備している。
本発明のAD変換器によれば、基準電圧発生回路を簡単な抵抗比のみでの構成することにより、下位ビットを変換する並列型ADコンバータの基準電圧発生回路の規模を最小にすることが可能となる。
図1は、特許文献1のAD変換器の構成を概略的に示すブロック図である。 図2は、本発明の第1の実施形態によるAD変換器の構成を概略的に示すブロック図である。 図3は、本発明の第1の実施形態によるAD変換器の動作を詳細に説明するためのフローチャートである。 図4は、図2の電荷再配分逐次比較型AD変換器の動作を示すタイミング図である。 図5は、本発明の第2の実施形態によるAD変換器の構成を概略的に示すブロック図である。 図6は、本発明の第2の実施形態によるAD変換器の動作を説明するためのフローチャートである。
添付図面を参照して、本発明によるAD変換器を実施するための形態を以下に説明する。
(第1の実施形態)
図2は、本発明の第1の実施形態によるAD変換器100の構成を概略的に示すブロック図である。まず、図2のAD変換器100の構成について説明する。図2のAD変換器は、アナログ入力信号入力部Ainと、基準電圧入力部Vrefと、電荷再配分逐次比較型ADコンバータ回路M1と、並列型ADコンバータ回路M2と、基準電圧発生回路M3と、第1の電圧フォロワアンプM4と、多数決回路207と、変換結果格納レジスタ回路209とを具備している。
電荷再配分逐次比較型ADコンバータ回路M1は、オペアンプA1と、第1、第2の抵抗素子R1、R2と、第1、第2、第3の単極単投スイッチSW1、SW2、SW3と、単極双投スイッチS1と、単極双投スイッチ群S2と、コンデンサ群C1と、比較電圧ノードVxとを具備している。単極双投スイッチ群S2は、合計n個の、第1〜第nの単極双投スイッチS2−1〜S2−nを具備している。コンデンサ群C1は、合計n個の、第1〜第nのコンデンサC1−1〜C1−nを具備している。基準電圧発生回路M3は、第3、第4、第5の抵抗素子R3、R4、R5を具備している。
次に、図2のAD変換器100の構成要素の接続関係について説明する。アナログ入力信号入力部Ainは、単極双投スイッチS1の第1の切り替え端子に接続されている。基準電圧入力部Vrefは、単極双投スイッチS1の第2の切り替え端子と、第1の抵抗素子R1の第1の端子と、第3の抵抗素子R3の第1の端子とに接続されている。単極双投スイッチS1の共通端子は、第1〜第nの単極双投スイッチS2−1〜S2−nのそれぞれにおける第1の切り替え端子に接続されている。第1〜第nの単極双投スイッチS2−1〜S2−nのそれぞれにおける第2の切り替え端子は、グランドに接地されている。第1〜第nの単極双投スイッチS2−1〜S2−nのそれぞれにおける共通端子は、第1〜第nのコンデンサC1−1〜C1−nのそれぞれにおける第1の端子に一対一に接続されている。第1〜第nのコンデンサC1−1〜C1−nのそれぞれにおける第2の端子は、比較電圧ノードVxに接続されている。第1の抵抗素子R1の第2の端子は、第2の抵抗素子R2の第1の端子と、第1、第2の単極単投スイッチSW1、SW2のそれぞれにおける第1の端子とに接続されている。第2の抵抗素子R2の第2の端子は、グランドに接地されている。第1の単極単投スイッチSW1における第2の端子は、比較電圧ノードVxと、第3の単極単投スイッチSW3における第1の端子と、オペアンプA1の非反転側入力部とに接続されている。第2の単極単投スイッチSW2における第2の端子は、オペアンプA1の反転側入力部に接続されている。オペアンプA1の出力部は、第3の単極単投スイッチSW3における第2の端子と、変換結果格納レジスタ回路209における第1の入力部とに接続されている。
第3の抵抗素子R3における第2の端子は、第4の抵抗素子R4における第1の端子と、並列型ADコンバータ回路M2における第1の入力部VrefHとに接続されている。第4の抵抗素子R4における第2の端子は、第5の抵抗素子R5における第1の端子と、並列型ADコンバータ回路M2における第2の入力部VrefLとに接続されている。第5の抵抗素子R5における第2の端子は、グランドに接地されている。
比較電圧ノードVxは、第1の電圧フォロワアンプM4の非反転側入力部に接続されている。第1の電圧フォロワアンプM4の出力部は、第1の電圧フォロワアンプM4の反転側入力部と、並列型ADコンバータ回路M2における第3の入力部VinLとに接続されている。
並列型ADコンバータ回路M2の出力部は、多数決回路207の入力部に接続されている。多数決回路207の出力部は、変換結果格納レジスタ回路209における第2の入力部に接続されている。
なお、本実施形態によるAD変換器100は、図示しない制御回路をさらに具備しており、上記に説明した各種スイッチの導通状態は、この制御回路によって適宜に制御される。
コンデンサ群C1において、第1のコンデンサC1−1の容量値をCと置く。第2〜第nのコンデンサC1−2〜C1−nの容量値は、それぞれ、C、2C、…、2^(n−1)Cである。添え字iに2〜nの範囲の値を持たせて一般化すると、第iのコンデンサC1−iの容量値は、2^(i−1)Cである。コンデンサC1−1〜C1−nの接続関係を、単極双投スイッチ群S2における各スイッチを用いて適宜に切り替えることで、電荷再配分逐次比較型ADコンバータ回路M1における電荷の最配分が可能となっている。
第1、第2の抵抗素子R1、R2の抵抗値は、同じであり、その値をRと置く。したがって、第1、第2の抵抗素子R1、R2および第1、第2の単極単投スイッチSW1、SW2が接続されたノードの電圧は、基準電圧Vrefの半分、すなわちVref/2である。
次に、本実施形態によるAD変換器の動作、すなわち本実施形態によるAD変換方法について概略的に説明する。本実施形態によるAD変換器は、入力したアナログ信号をデジタル化するにあたって、電荷再配分逐次比較型ADコンバータ回路M1と、並列型ADコンバータ回路M2の、合計2つのADコンバータ回路を用いる。ここで、電荷再配分逐次比較型ADコンバータ回路M1は、デジタル化される信号の上位ビットを担当し、並列型ADコンバータ回路M2は、同じく下位ビットを担当する。
本実施形態によるAD変換方法では、まず、電荷再配分逐次比較型ADコンバータ回路M1が、入力したアナログ信号Ainをデジタル変換して、デジタル信号の上位ビットを生成し、変換結果格納レジスタ回路209に向けて出力する。このとき、電荷再配分逐次比較型ADコンバータ回路M1は、生成された上位ビットに対応する部分以外の、入力したアナログ信号Ain、すなわち比較電圧Vxを、並列型ADコンバータ回路M2に向けて出力する。
次に、並列型ADコンバータ回路M2が、入力された比較電圧Vxをデジタル変換して、デジタル信号の下位ビットを生成する。つまり、比較電圧Vxは、電荷再配分逐次比較型ADコンバータ回路M1から並列型ADコンバータ回路M2に伝達される、中間アナログ信号の電圧であるとも言える。このとき、並列型ADコンバータ回路M2は、下位ビットの生成を複数回繰り返して、全ての結果を多数決回路207に向けて出力する。多数決回路207は、これらの結果を総合して、最終的な下位ビットを決定し、変換結果格納レジスタ回路209に向けて出力する。
最後に、変換結果格納レジスタ回路209は、上位ビットおよび下位ビットを入力、格納、結合して、入力したアナログ信号Ainをデジタル変換したデジタル信号を生成、格納、出力する。
図3は、本発明の第1の実施形態によるAD変換器の動作を詳細に説明するためのフローチャートである。図3のフローチャートは、第1〜第9のステップST01〜ST09を具備している。以下に、本実施形態によるAD変換器の動作、すなわち本実施形態によるAD変換方法について説明する。
図3のフローチャートは、第1のステップST01から始まる。第1のステップST01では、アナログ信号Ainを入力して、そのAD変換を開始する。デジタル変換で得られるデジタル信号のビット数は、合計Nビットとする。ここで、Nビットを、上位Aビットと、下位Bビットとに分けて考える。すなわち、N=A+Bである。Nビットのうち、上位Aビットを、電荷再配分逐次比較型ADコンバータ回路M1を用いてAD変換し、残りの下位Bビットを、並列型ADコンバータ回路M2を用いてAD変換する。第1のステップST01の次に、第2のステップST02を実行する。
第2のステップST02では、アナログ信号Ainを、単極双投スイッチS1および単極双投スイッチ群S2を介してコンデンサ群C1に入力する。このとき、コンデンサ群C1は、アナログ信号Ainを電圧としてホールドする。第2のステップST02の次に、第3のステップST03を実行する。
第3のステップST03では、電荷再配分逐次比較型ADコンバータ回路M1において、上位Aビットのうちの1ビット分を、逐次比較AD変換する。ここで、第3のステップST03は、後述するように、A回繰り返されるが、最上位のビットから順番に1ビットずつAD変換する。第3のステップST03の次に、第4のステップST04を実行する。
第4のステップST04では、第3のステップST03で行ったAD変換で得られたビットを、変換結果格納レジスタ209に格納する。このとき、上位AビットのうちのどのビットをAD変換したのかを、例えば別のレジスタなどに、記憶しておくことが望ましい。第4のステップST04の次に、第5のステップST05を実行する。
第5のステップST05では、上位AビットのAD変換が終了したかどうかを判断する。この判断には、例えば、前述した別のレジスタなどを用いても良い。上位AビットのAD変換が終了していた場合(Yes)は、第6のステップST06を実行する。上位AビットのAD変換が終了していなかった場合(No)は、第3のステップST03に戻る。
第6のステップST06では、下位BビットのAD変換を行う。なお、下位BビットのAD変換は、同じ比較電圧Vxに対して複数回行われることが望ましい。第6のステップST06の次に、第7のステップST07を実行する。
第7のステップST07では、下位Bビットの多数決処理を行う。すなわち、第6のステップST06で得られた複数の結果の中から、多数決処理によって、もっとも確からしい結果を選択する。第7のステップST07の次に、第8のステップST08を実行する。
第8のステップST08では、下位Bビットを変換結果格納レジスタ回路209に格納する。この下位Bビットの変化結果と、第5のステップST05で格納された上位Aビットの変換結果とを合わせることで、Nビットのデジタル信号が変換結果格納レジスタ回路209の内部に形成される。第8のステップST08の次に、第9のステップST09を実行する。
第9のステップST09では、AD変換方法を終了する。このとき、第1または第2のステップST01、ST02に戻って、次のアナログ信号のAD変換を始めることが可能である。
ここで、第3〜第4のステップST03〜ST04を繰り返す過程について、さらに詳細に説明する。
図4は、図2の電荷再配分逐次比較型ADコンバータM1の動作を示すタイミング図である。図4は、第1〜第3のアナログ入力電圧Ainにそれぞれ対応する、合計3種類の動作例を示している。第1の動作例では、アナログ入力電圧Ainが基準電圧Vrefの13.5/16倍となっており、第2の動作例では、アナログ入力電圧Ainが基準電圧Vrefの11.5/16倍となっており、第3の動作例では、アナログ入力電圧Ainが基準電圧Vrefの6.5/16となっている。ここでは、上位ビットのビット数A=4であり、第1〜第3の動作例のそれぞれは、Aと同数の、第1〜第4の段階を含んでいる。すなわち、図3の第3〜第4のステップST03〜ST04は、Aと同数の4回繰り返される。
第1の動作例について詳細に説明する。ただし、逐次比較ADコンバータ回路M1単体としての動作については公知なので、その詳細な説明を一部省略する。まず、第1の段階において、比較電圧Vxとして用いられるアナログ入力電圧Ain=13.5vと、比較に用いられる基準電圧Vref/2とを、オペアンプA1を用いて比較する。このとき、第3の単極単投スイッチSW3がオン状態になることで、オペアンプA1はコンパレータ回路として動作する。この動作例では、13.5/16>1/2から、第1のVx>Vref/2が得られて、この比較の結果は最上位ビットとして変換結果格納レジスタ回路209に送られる。
第2の段階でも、コンパレータ回路として動作するオペアンプA1を用いて、比較電圧Vxと、基準電圧との比較を行う。ここで、第2段階における比較電圧Vxは、第1の段階における比較電圧として用いられた第1のVxからVref/4を差し引いた電圧である。また、第2の段階における基準電圧は、第1の段階における基準電圧Vref/2である。この動作例では、13.5/16−1/4>1/2から、第2段階における比較電圧Vx>Vref/2が得られて、この比較の結果は上位から2番目のビットとして変換結果格納レジスタ回路209に送られる。
第3の段階でも、コンパレータ回路として動作するオペアンプA1を用いて、比較電圧Vxと、基準電圧との比較を行う。ここで、第3の段階における比較電圧Vxは、第2の段階における比較電圧として用いられた第2のVxからVref/8を差し引いた電圧である。また、第3の段階における基準電圧は、第1の段階における基準電圧Vref/2である。この動作例では、13.5/16−1/4−1/8<1/2から、第3段階における比較電圧Vx<Vref/2が得られて、この比較の結果は上位から3番目のビットとして変換結果格納レジスタ回路209に送られる。
第4の段階でも、コンパレータ回路として動作するオペアンプA1を用いて、比較電圧Vxと、基準電圧との比較を行う。ここで、第4の段階における比較電圧Vxは、第3の段階における比較電圧として用いられた第3のVxからVref/16を加算した電圧である。また、第4の段階における基準電圧は、第1の段階における基準電圧Vref/2である。この動作例では、13.5/16−1/4−1/8+1/16>1/2から、第4段階における比較電圧Vx>Vref/2が得られて、この比較の結果は上位から4番目のビットとして変換結果格納レジスタ回路209に送られる。
なお、ある段階の比較電圧Vxとして、その直前の段階における比較電圧および基準電圧の、和または差のどちらを用いるかは、その直前の段階における比較結果に基づいて決定される。
その他、第2、第3の動作例でも同様に、AD変換の結果における上位Aビットを1ビットずつA段階に分けて得るときに、比較対象電圧はVref/2に向かって収束する。特に、最後の第Aの段階において、AD変換の結果における上位からA番目のビットが得られる際には、比較対象電圧が
{(2^(A−1))±1}Vref/(2^A)
の範囲内に収まることが数学的に保証される。したがって、下位ビットのAD変換を司る並列型ADコンバータ回路に用いられる基準電圧を、
VrefL={(2^(A−1))−1}Vref/(2^A)
および
VrefH={(2^(A−1))+1}Vref/(2^A)
の2値に固定することが可能となる。
本実施形態において、これら2つの基準電圧VrefH、VrefLを生成する基準電圧発生回路M3は、直列に接続された3つの抵抗素子R3〜R5だけで実現可能となる。すなわち、3つの抵抗素子R3〜R5の抵抗値R3〜R5を、
VrefL=Vref×(R5)/(R3+R4+R5)
VrefH=Vref×(R4+R5)/(R3+R4+R5)
が成り立つように定めれば良い。
このように、本実施形態によれば、基準電圧発生回路M3の規模を最小限に抑えることが可能となる。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態によるAD変換器の構成を概略的に示すブロック図である。図5のAD変換器は、図2に示した本発明の第1の実施形態によるAD変換器に、以下の変更を加えたものに等しい。すなわち、図2のAD変換器における、第1の電圧フォロワアンプM4の出力部と、並列型ADコンバータ回路M2の第3の入力部VinLとの間に、サンプルホールド回路M5と、第2の電圧フォロワアンプM6とを追加することで、図5のAD変換器が得られる。
図5のAD変換器の、図2のAD変換器との差異を、より詳細に説明する。サンプルホールド回路M5は、単極双投スイッチS2と、コンデンサC2とを具備している。第1の電圧フォロワアンプM4の出力部は、単極双投スイッチS2における第1の切り替え端子に接続されている。単極双投スイッチS2の共通端子は、グランドに接地されている。単極双投スイッチS2における第2の切り替え端子は、第2の電圧フォロワアンプM6の非反転側入力部に接続されている。第2の電圧フォロワアンプM6の出力部は、第2の電圧フォロワアンプM6の反転側入力部と、並列型ADコンバータ回路M2における第3の入力部VinLとに接続されている。なお、単極双投スイッチS2の導通状態は、図示しない制御回路によって適宜に制御される。
図5のAD変換器におけるその他の構成については、図2のAD変換器の場合と同じであるので、さらなる詳細な説明を省略する。
本実施形態によるAD変換器の動作、すなわち本実施形態によるAD変換方法について説明する。本実施形態によるAD変換方法は、本発明の第1の実施形態によるAD変換方法に、以下の変更を加えたものに等しい。まず、電荷再配分逐次比較型ADコンバータ回路M1の動作が終了した後、単極双投スイッチS2の共通端子および第1の切り替え端子を導通する。こうすることで、サンプルホールド回路M5において、電圧VxがコンデンサC2に保持される。次に、単極双投スイッチS2の共通端子および第2の切り替え端子を導通する。こうすることで、電圧Vxは、第2の電圧フォロワアンプM6を介して、並列型ADコンバータ回路M2の第3の入力部VinLに供給される。また、このとき、電圧VxはコンデンサC2に保持されているので、電荷再配分逐次比較型ADコンバータ回路M1は電圧Vxを出力し続ける必要がない。なお、本実施形態によるAD変換方法のその他の動作については、本発明の第1の実施形態の場合と同じであるので、さらなる詳細な説明を省略する。
したがって、電荷再配分逐次比較型ADコンバータ回路M1は、並列型ADコンバータ回路M2の処理が終わるのを待たずに、次のアナログ信号Ainのデジタル変換を開始できる。その結果、複数のアナログ信号を順次デジタル変換する場合に、処理時間の短縮が可能となる。
図6は、本発明の第2の実施形態によるAD変換器の動作を説明するためのフローチャートである。図6のフローチャートは、第1のステップ群ST−Aと、第2のステップ群ST−Bとを具備している。第1のステップ群ST−Aは、12のステップST01A〜ST12Aを含んでいる。第2のステップ群ST−Bは、12のステップST01B〜ST12Bを含んでいる。第1のステップ群ST−Aは、第1のアナログ信号についてAD変換を行い、第2のステップ群ST−Bは第2のアナログ信号についてAD変換を行う。なお、図6では、2つのステップ群を示しているが、この数はあくまでも一例にすぎず、本発明を限定するものではない。
図6のフローチャートは、第1のステップ群から始まり、第1のステップ群は、ステップST01Aから始まる。ステップST01Aでは、第1の実施形態における第1のステップST01と同様に、アナログ信号Ainを入力して、そのAD変換を開始する。デジタル変換で得られるデジタル信号のビット数は、合計Nビットとする。ここで、Nビットを、上位Aビットと、下位Bビットとに分けて考える。すなわち、N=A+Bである。Nビットのうち、上位Aビットを、電荷再配分逐次比較型ADコンバータ回路M1を用いてAD変換し、残りの下位Bビットを、並列型ADコンバータ回路M2を用いてAD変換する。ステップST01Aの次に、ステップST02Aを実行する。
ステップST02Aでは、第1の実施形態による第2のステップST02と同様に、アナログ信号Ainを、単極双投スイッチS1および単極双投スイッチ群S2を介してコンデンサ群C1に入力する。このとき、コンデンサ群C1は、アナログ信号Ainを電圧としてホールドする。ステップST02Aの次に、ステップST03Aを実行する。
ステップST03Aでは、第1の実施形態による第3のステップST03と同様に、電荷再配分逐次比較型ADコンバータ回路M1において、上位Aビットのうちの1ビット分を、逐次比較AD変換する。ここで、ステップST03Aは、後述するように、A回繰り返されるが、最上位のビットから順番に1ビットずつAD変換する。ステップST03Aの次に、ステップST04Aを実行する。
ステップST04Aでは、第1の実施形態による第4のステップST04と同様に、ステップST03Aで行ったAD変換で得られたビットを、変換結果格納レジスタ209に格納する。このとき、上位Aビットのうちのどの1ビットをAD変換したのかを、例えば別のレジスタなどに、記憶しておくことが望ましい。ステップST04Aの次に、ステップST05Aを実行する。
ステップST05Aでは、第1の実施形態による第5のステップST05と同様に、上位AビットのAD変換が終了したかどうかを判断する。この判断には、例えば、前述した別のレジスタなどを用いても良い。上位AビットのAD変換が終了していた場合(Yes)は、ステップST10Aを実行する。上位AビットのAD変換が終了していなかった場合(No)は、ステップST03Aに戻る。
ステップST10Aでは、単極双投スイッチS3を第1の電圧フォロワアンプM4に接続する。ここで、第1の電圧フォロワアンプM4は、比較電圧Vxを入力し、同じ電圧を出力している。また、このとき、比較電圧Vxは、アナログ信号Ainから上位Aビットに対応する電圧が差し引かれた電圧に等しい。ステップST10Aの次に、ステップST11Aを実行する。
ステップST11Aでは、容量C1を比較電圧Vxで充電する。ステップST11Aの次に、ステップST12Aを実行する。
ステップST12Aでは、単極双投スイッチS3を第2の電圧フォロワアンプM6に接続する。ここで、容量C1は比較電圧Vxで充電されているので、第2の電圧フォロワアンプM6は比較電圧Vxを入力し、同じ電圧を出力する。さらに、このとき、電荷再配分逐次比較型ADコンバータM1と、並列型ADコンバータM2とは、単極双投スイッチS3を介して絶縁されている。したがって、電荷再配分逐次比較型ADコンバータM1は、比較電圧Vxを保持する必要が無い。ステップST12Aの次に、ステップST06Aを実行する。
ステップST06Aでは、第1の実施形態による第6のステップST06と同様に、下位BビットのAD変換を行う。なお、下位BビットのAD変換は、同じ比較電圧Vxに対して複数回行われることが望ましい。ステップST06Aの次に、ステップST07Aを実行する。
ステップST07Aでは、第1の実施形態による第7のステップST07と同様に、下位Bビットの多数決処理を行う。すなわち、ステップST06Aで得られた複数の結果の中から、多数決処理によって、もっとも確からしい結果を選択する。ステップST07Aの次に、ステップST08Aを実行する。
ステップST08Aでは、第1の実施形態による第8のステップST08と同様に、下位Bビットを変換結果格納レジスタ回路209に格納する。この下位Bビットの変化結果と、ステップST05Aで格納された上位Aビットの変換結果とを合わせることで、Nビットのデジタル信号が変換結果格納レジスタ回路209の内部に形成される。ステップST08Aの次に、ステップST09Aを実行する。
ステップST09Aでは、第1の実施形態による第9のステップST09と同様に、第1のアナログ信号Ainに対するAD変換方法を終了する。ここで、本実施形態では、第1の実施形態とは違い、第1のステップ群ST−Aの一部と並列に、第2のステップ群ST−Bを実行することが可能となっている。
第1のステップ群ST−Aにおいて、ST12Aさえ終了していれば、ステップST06A〜ST09Aが終了していなくても、第2のステップ群ST−BにおけるステップST02Bを開始することが可能である。これは、ステップST12Aの説明において上述したように、電荷再配分逐次比較型ADコンバータM1が比較電圧Vxを保持する必要が無いからである。
第2のステップ群ST−BにおけるST01B〜ST12Bでは、第1のステップ群におけるST01A〜ST12Aと同様の動作を行うので、さらなる詳細な説明を省略する。
以上に説明したように、第1の実施形態では、1つのアナログ信号におけるAD変換が完了するのを待ってから次のアナログ信号におけるAD変換を始める必要があった。しかし、本実施形態では、1つのアナログ信号におけるAD変換が完了する前に次のアナログ信号におけるAD変換を始めることが出来る。したがって、複数のアナログ信号のAD変換を行う場合に、処理時間を短縮することが可能である。
また、本発明のAD変換器によれば、1回のアナログ信号のサンプリングに対して、1回のAD変換を行うことが可能である。その理由は、下位ビットのAD変換を行う並列型ADコンバータM2が入力するアナログ信号の電圧レベルとして、上位ビットのAD変換を行う電荷再配分逐次比較型ADコンバータM1の動作の最後のステップで得られた比較電位Vxを用いるからである。
なお、上記に説明した第1、第2の実施形態は、技術的に矛盾しない範囲で自由に組み合わせることが可能である。また、上記の説明で「端子」と呼んだ部位は、必ずしも外部と接続可能な構成でなくても構わない。
100 AD変換器
101 制御回路
102 DAコンバータ回路
103 スイッチ付きコンパレータ回路
104 逐次比較レジスタ回路
105 並列型ADコンバータ回路
107 多数決回路
108 クロック分周回路
109 変換結果格納レジスタ回路
207 多数決回路
209 変換結果格納レジスタ回路
A1 オペアンプ
Ain アナログ信号入力部、アナログ信号
C1 コンデンサ群
C1−1〜C1−n コンデンサ
C2 コンデンサ
M1 電荷再配分逐次比較型ADコンバータ回路
M2 並列型ADコンバータ回路
M3 基準電圧発生回路
M4 第1の電圧フォロワアンプ
M5 サンプルホールド回路
M6 第2の電圧フォロワアンプ
R1〜R5 抵抗素子
S001 アナログ入力信号
S004 出力
S011 デジタル信号
S1 単極双投スイッチ
S2 単極双投スイッチ群
S3 単極双投スイッチ
SW1〜SW3 単極単投スイッチ
VinL 入力部
Vref、VrefH、VrefL 基準電圧入力部、基準電圧
Vx 比較電圧ノード、比較電圧

Claims (6)

  1. アナログ信号の電圧を基準電圧と比較して前記アナログ信号に対応するデジタル信号を生成するAD(Analog/Digital:アナログ・デジタル)変換器であって、
    前記アナログ信号および前記基準電圧を入力し、前記デジタル信号における上位の所定数ビットを生成し、前記上位の所定数ビット以外の下位ビットに対応する中間アナログ信号を生成する第1のADコンバータ回路と、
    前記基準電圧を複数の抵抗素子で分圧することで下位ビット用基準電圧群を生成する基準電圧発生回路と、
    前記中間アナログ信号を前記下位ビット用基準電圧群と比較し、前記下位ビットを生成する第2のADコンバータ回路と
    を具備する
    AD変換器。
  2. 請求項1に記載のAD変換器において、
    前記第1のADコンバータは、
    電荷再配分逐次比較型ADコンバータ
    を具備し、
    前記第2のADコンバータは、
    並列型ADコンバータ
    を具備する
    AD変換器。
  3. 請求項1または2に記載のAD変換器において、
    前記第1のADコンバータ回路の後段に接続されて前記中間アナログ信号の電圧をホールドし、前記第2のADコンバータの前段に接続されて前記中間アナログ信号の電圧を出力するサンプルホールド回路
    をさらに具備する
    AD変換器。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のAD変換器において、
    前記下位ビット用基準電圧群は、
    第1の下位ビット用基準電圧VrefLと、
    第2の下位ビット用基準電圧VrefHと
    を含み、
    前記基準電圧をVref、前記所定数をA、とそれぞれ記すとき、前記第1の下位ビット用基準電圧VrefLは
    VrefL/Vref=(2^(A−1)−1)/2A
    を満たし、かつ、前記第2の下位ビット用基準電圧VrefHは
    VrefH/Vref=(2^(A−1)+1)/2A
    を満たす
    AD変換器。
  5. アナログ信号の電圧を基準電圧と比較して前記アナログ信号に対応するデジタル信号を生成するAD変換方法であって、
    前記アナログ信号および前記基準電圧を入力するステップと、
    前記デジタル信号における上位の所定数ビットを生成するステップと、
    前記上位の所定数ビット以外の下位ビットに対応する中間アナログ信号を生成するステップと、
    前記基準電圧を複数の抵抗素子で分圧することで下位ビット用基準電圧群を生成するステップと、
    前記中間アナログ信号を前記下位ビット用基準電圧群と比較して前記下位ビットを生成するステップと
    を具備する
    AD変換方法。
  6. 請求項5に記載のAD変換方法において、
    前記中間アナログ信号の出力部にコンデンサを接続するステップと、
    前記中間アナログ信号の電圧を前記コンデンサにホールドするステップと、
    前記コンデンサを前記出力部から絶縁するステップと、
    前記コンデンサを前記下位ビットを生成する回路に接続するステップと
    をさらに具備する
    AD変換方法。
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JP2019129533A (ja) * 2018-01-19 2019-08-01 株式会社ソシオネクスト 半導体集積回路

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