JP2012048530A - 歩数計測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯電話機に内蔵される歩数計測装置における歩数の計測の正確性を確保しつつ、その消費電力を抑える。
【解決手段】歩数計測装置40のMCU41は、待機状態と計測状態の2つの状態間を遷移する。待機状態では、MCU41は、加速度センサ44から出力される加速度値データDAと閾値TH1とを比較することにより計測状態へ遷移するか否かを判定する処理と一定時間の待機とを繰り返す。計測状態では、加速度センサ44から加速度値データDAを取得する処理と、現在までに取得した所定個数の加速度値データDAに基づいて、歩数計測装置の携帯者が一歩の歩行を行ったか否かを判定し、判定結果に基づいて歩数の計数を行う処理と、加速度値データDAに基づいて待機状態へ遷移するか否かを判定する処理と、一定時間の待機とを繰り返す。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電話機などに内蔵される歩数計測装置に関する。
携帯電話機の中には、携帯電話機本来の機能に加えて、携帯電話機の携帯者の歩数を計測する歩数計測装置としての機能を有するものがある。歩数計測装置としての機能を有する携帯電話機には、携帯者の歩行によって当該携帯電話機に発生した加速度を検出する加速度センサやその加速度センサの出力信号を利用して携帯者の歩行を検出する回路などが内蔵される。このため、歩数計測装置としての機能を有する携帯電話機はそうでないものに比べて消費電力が大きくなる。特許文献1及び2には、この種の携帯電話機の消費電力を抑えるための技術が開示されている。
特許文献1に開示された携帯電話機は、当該携帯電話機の制御中枢としての役割を果たす制御部のほかに、加速度センサと計測部とを有する。加速度センサは、当該携帯電話機に発生した加速度を示す加速度値を出力する。計測部は、加速度センサから出力された加速度値の波形を解析して、歩行パターンが所定時間継続したか否かを判定し、判定結果が肯定的である場合に歩数計測を行う通常モードでの動作を開始する。制御部は、計測部からの歩数の通知が所定時間(例えば、5秒間)に亙って止まった場合に、計測部における歩数の計測の処理を停止させる。この技術によると、計測部が常に動作し続ける場合に比べて消費電力が抑えられる。
特許文献2に開示された携帯電話機は、当該携帯電話機の制御中枢としての役割を果たす制御部のほかに、加速度センサを有する。この加速度センサは、カウンタを内蔵している。加速度センサは、自らに発生した加速度が所定の基準値を上回った場合に当該携帯電話機の携帯者が歩行したとみなし、カウンタにおけるカウントデータをカウントアップする。また、制御部は、起動状態及びこの起動状態よりも消費電力の小さいSleep状態間を遷移し、起動状態になる度に、加速度センサ内のカウンタにおけるカウントデータを読み出す。そして、制御部は、当該制御部内の記憶部における歩数をこのカウントデータにより更新し、更新後の歩数をメインディスプレイに表示させる。この技術によると、制御部を起動状態としたまま歩数の計測を行う場合に比べて消費電力が抑えられる。
特開2010−15414号公報 特開2009−300329号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、Sleep状態から起動状態に遷移すべきか否かの判定を行うために、歩行パターンが所定時間以上継続したか否かの判定を行っているので、Sleep状態での計測部の演算量が多く、Sleep状態での計測部の消費電力を充分に低くするのが困難であるという問題がある。また、特許文献1の技術では、Sleep状態において歩行パターンが所定時間継続した場合に、歩数計測を行う通常モードへ遷移するので、携帯者が歩行を開始してから歩数計測が開始されるまでのレイテンシが長くなり、歩数計測が不正確になるという問題がある。また、特許文献2の技術では、カウンタを内蔵した加速度センサを常時動作させておく必要があるため、制御部を間欠駆動することにより制御部の消費電力を低減することができても、加速度センサおよび制御部全体としての消費電力を低減することができないという問題がある。
本発明は、このような背景の下に案出されたものであり、携帯電話機に内蔵される歩数計測装置における歩数の計測の正確性を確保しつつ、その消費電力を抑えることを目的とする。
本発明は、加速度を示す加速度値を出力する加速度センサと、待機状態と計測状態の2つの状態を有し、待機状態では、前記加速度センサからの加速度値の取得と、取得した加速度値と閾値との大小関係に基づく計測状態への遷移の可否の判定と、一定時間の待機とを繰り返し、計測状態では、前記加速度センサからの加速度値の取得と、現在までに取得した所定個数の加速度値を用いた一歩の歩行の判定及びこの判定結果に応じた歩数の計数と、現在までに取得した所定個数の加速度値に基づく待機状態への遷移の可否の判定と、一定時間の待機とを繰り返す制御手段とを具備する歩数計測装置を提供する。
この発明によれば、待機状態において制御手段は、加速度センサから取得した加速度値が閾値を上回ったか否かの判定のみにより計測状態へ遷移するか否かを決定する。従って、待機状態において、一定時間の待機以外の処理の所要時間が短くて済み、制御手段の消費電力を減らすことができる。また、歩数計測装置の携帯者が一歩の歩行を行っていないのに、加速度値が閾値を越えて計測状態への遷移が発生したとしても、計測状態では、現在までに取得した所定個数の加速度値に基づいて、歩数計測装置の携帯者が一歩の歩行を行ったか否かを判定するので、誤った歩数計測が行われるのを防止することができる。従って、本発明によると、歩数の計測の正確性を確保しつつ、歩数計測装置の消費電力を抑えることができる。
本発明の一実施形態である歩数計測装置を含む携帯電話機の構成を示す図である。 同携帯電話機の外観を示す斜視図である。 図1に示すホストCPUの状態遷移を示す図である。 図1に示すMCUの状態遷移を示す図である。 図1に示すMCUの動作を示すフローチャートである。 図1に示すMCUおよび加速度センサの動作を示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
図1は、この発明の一実施形態である歩数計測装置40を含む携帯電話機10の電気的構成を示すブロック図である。図2は、同電話機10の外観を示す斜視図である。図2に示すように、この携帯電話機10は、筐体21及び筐体22とこれらを互いに傾動し得るように連結するヒンジ部材23とを有する。筐体21の表面24にはスピーカ25とディスプレイ26が設けられている。筐体22の表面27には操作キー28とマイクロホン29が設けられている。また、筐体22には、ホストCPU31、RAM32、ROM33、開閉センサ34、無線部35、キーセンサ36、音声処理部37、表示処理部38、及び歩数計測装置40を含む制御装置50と、当該携帯電話機10における電力の供給源であるバッテリ60とが内蔵されている。
ホストCPU31は、当該携帯電話機10の制御中枢としての役割を果たす装置である。図3に示すように、ホストCPU31は、待受状態と起動状態の2つの状態間を遷移する。ホストCPU31は、各状態において次のような処理を行う。待受状態では、ホストCPU31は、待受状態から起動状態への遷移の条件となるイベントEV-activeの発生を監視する。待受状態から起動状態への遷移の条件となるイベントEV-activeには、筐体21における筐体22から離れる方向(図2のY方向)への傾動が開閉センサ34によって検知されたことを示すイベントや、無線部35が着呼信号を受信したことを示すイベント、キーセンサ36が操作キー28の押下を検知したことを示すベントなどがある。待受状態では、ホストCPU31は、イベントEV-activeが発生していない場合は、時間T1が経過するまで休止してから起動してイベントEV-activeの発生を監視する、という処理を繰り返す。ホストCPU31は、イベントEV-activeが発生した場合は、起動状態へと遷移する。
起動状態では、ホストCPU31は、操作キー28の操作に従い、ROM33に記憶されているアプリケーションプログラムをRAM32に読み出す。ホストCPU31は、RAM32に読み出したアプリケーションプログラムに従って、音声処理部37や表示処理部38を制御する。音声処理部37は、ホストCPU31による制御の下、スピーカ25及びマイクロホン29とホストCPU31の間の音信号の送受信を仲介する処理を行う。表示処理部38は、ホストCPU31による制御の下、ディスプレイ26に画像を表示させる処理を行う。ROM33に記憶されているアプリケーションプログラムには、他の携帯電話機10との通話を行うための通話アプリケーション、WWW(World Wide Web)におけるHTML(Hyper Text Markup
Language)データを受信してその内容をディスプレイ26に表示させるブラウジングアプリケーションのほか、歩数計測装置40の処理結果である歩数Numを同装置40から取得してディスプレイ26に表示させるアプリケーションプログラムである歩数計アプリケーションがある。
また、起動状態では、ホストCPU31は、起動状態から待受状態への遷移の条件となるイベントEV-waitの発生を監視する。起動状態から待受状態への遷移の条件となるイベントEV-waitには、筐体21における筐体22へ近づく方向(図2のX方向)への傾動が開閉センサ34によって検知されたことを示すイベントや、時間T2(T2<T1)に亙って何れの操作キー28も押下されなかったことを示すイベントなどがある。ホストCPU31は、イベントEV-waitが発生した場合は、待受状態へと遷移する。
図1において、歩数計測装置40は、加速度センサ44、MCU(Micro Control Unit)41、RAM42、及びROM43を有する。加速度センサ44は、IC(Inter-Integrated Circuit)バスによりMCU41と接続されている。加速度センサ44は、MCU41による制御の下、当該加速度センサ44に発生した加速度を示す加速度値を出力する装置である。より具体的に説明すると、MCU41が加速度センサ44に対する電源供給を開始させ、ICバスを介して加速度センサ44に起動指示信号を与えると、加速度センサ44は、当該加速度センサ44に発生した加速度を互いに直交する3つの軸方向の成分A,A,Aに分解してサンプリングし、各成分A,A,AのサンプルDA,DA,DAを次式に代入して求まる加速度値データDAをICバスを介してMCU41に供給する。
DA=(DA +DA +DA 1/2…(1)
MCU41は、当該歩数計測装置40の制御中枢である。MCU41は、RAM42をワークエリアとして利用しつつ、ROM43に記憶された歩数計測プログラムを実行する。図4に示すように、MCU41は、歩数計測プログラムに従い、待機状態と計測状態の2つの状態間を遷移する。図5は、MCU41が実行する歩数計測プログラムの処理内容を示すフローチャートである。本実施形態では、MCU41が起動されると、MCU41は、待機状態になる(S101)。待機状態では、MCU41は、加速度センサ44に対して時間T3(例えば、T3=200ミリ秒とする)毎に間欠的に電源供給を行わせ、加速度センサ44から加速度値データDAを取得し、この加速度値データDAと閾値TH1(閾値TH1は、重力加速度(9.8m/s)よりも僅かに大きな値とする)との大小関係に基づいて計測状態への遷移の可否を判定する。より具体的には、MCU41は、待機状態では、次のような処理を行う。
まず、MCU41は、加速度センサ44への電源供給を行わせる(S102)。次にMCU41は、加速度センサ44から加速度値データDAを取得する(S103)。
次に、MCU41は、動作判定処理を行う(S104)。動作判定処理は、携帯電話機10が動いているか否かを判定する処理である。動作判定処理では、MCU41は、ステップS103において取得した加速度値データDAと閾値TH1とを比較する。そして、加速度値データDAが閾値TH1を上回っている場合は携帯電話機10が動いているとみなし、閾値TH1を上回っていない場合は携帯電話機10が静止しているとみなす。
MCU41は、ステップS104において、加速度値データDAが閾値TH1を上回っていないと判定した場合(S104:No)、加速度センサ44に対する電源供給を停止させる(S105)。このように加速度センサ44への電源供給が停止されることにより、加速度センサ44によるバッテリ60の消耗が回避される。MCU41は、加速度センサ44を停止させた後、時間T3が経過するまで待機する(S106)。MCU41は、時間T3が経過した後、歩数の計測の終了を指示する操作が行われたか判定する(S107)。MCU41は、歩数の計測の終了を指示する操作が行われなかった場合には(S107:No)、ステップS102に戻って加速度センサ44を起動させ、以降の処理を繰り返す。また、MCU41は、歩数の計測の終了を指示する操作が行われた場合には(S107:Yes)、全ての処理を終了させる。
MCU41は、ステップS104において、加速度値データDAが閾値TH1を上回っていると判定した場合(S104:Yes)、計測状態に遷移する(S201)。MCU41は、計測状態では、加速度センサ44への電源供給を継続させたまま同センサ44から出力される加速度値データDAを取得し、過去所定個数の加速度値データDAを用いた一歩の歩行の判定とこの判定結果に応じた歩数Numの計数を行うとともに、待機状態への遷移の可否についての判定である静止判定を行い、この静止判定によって携帯電話機10が静止していると判定した場合に待機状態に遷移する。より具体的に説明すると、MCU41は、計測状態では、次のような処理を行う。
まず、MCU41は、加速度センサ44から出力された加速度値データDAを取得し(S202)、取得した加速度値データDAをRAM42内のリングバッファに書き込む。
次に、MCU41は、歩数計測処理を行う(S203)。歩数計測処理は、RAM42内のリングバッファに書き込まれている過去所定個数の加速度値データDAを用いて携帯者により一歩の歩行が行われたか否かを判定し、歩行した場合にはRAM42における歩数Numをカウントアップする処理である。より具体的に説明すると、歩数計測処理では、MCU41は、リングバッファにおける過去所定個数の加速度値データDAを走査し、加速度値データDAの波形にピークが現れた場合に(より具体的には、加速度値データDAの大きさが上昇から下降に転じた場合に)、携帯者による一歩の歩行が行われたとみなし、RAM42における歩数Numを1つカウントアップする。
MCU41は、静止判定処理を行う(S204)。静止判定処理は、携帯者が静止したか否かを判定する処理である。静止判定処理では、MCU41は、RAM42のリングバッファに書き込まれている最新の所定個数の加速度値データDAと閾値TH1とを比較する。そして、最新の所定個数の加速度値データDAの全てが閾値TH1を下回っている場合は携帯電話機10が静止しているとみなし、閾値TH1を下回っていない場合は携帯電話機10が未だ動いているとみなす。
MCU41は、ステップS204において、携帯電話機10が静止していると判定した場合(S204:Yes)、待機状態へと遷移する。一方、MCU41は、ステップS204において、携帯電話機10が静止していないと判定した場合(S204:No)、時間T4(T4<T3:例えば、T4=40ミリ秒とする)が経過するまで待機する(S205)。そして、MCU41は、時間T4が経過した後、歩数の計測の終了を指示する操作が行われたか判定する(S206)。MCU41は、歩数の計測の終了を指示する操作が行われなかった場合には(S206:No)、ステップS202に戻って加速度センサ44から出力された最新の加速度値データDAを取得し、以降の処理を繰り返す。また、MCU41は、当該歩数計測装置40による歩数の計測の終了を指示する操作が行われた場合には(S206:Yes)、全ての処理を終了させる。
ステップS205における待機時間T4は、ステップS202〜S205の全所要時間により決定される加速度値の取得の周期が、歩数計測処理において一歩の歩行が行われたかどうかの判定をするのに支障を来たさない程度の充分な短い周期となるように決定される。すなわち、一歩の歩行が行われたかどうかの判定に支障を来たさない加速度値の取込み周期がT2であるとした場合、この周期T2からステップS202〜S204の処理の所要時間を差し引いた時間がステップS205における待機時間T4となる。一方、待機状態では、一歩の歩行が行われたか否かの判定は行われず、単に加速度値が閾値を越えたか否かの判定を行うのみなので、待機状態における加速度値の取得の周期T1は、計測状態での加速度値の取得の周期T2と同じにする必要はない。本実施形態では、待機状態における消費電力を極力減らすため、待機状態における加速度値の取得の周期T1を計測状態での加速度値の取得の周期T2よりも長くしている。この待機状態における加速度値の取得の周期T1からステップS102〜S105の処理の所要時間を差し引いた時間がステップS106における待機時間となる。
以上説明した本実施形態では、図6(A)に示すように、MCU41は、待機状態において、加速度センサ44の起動(S102)、加速度センサ44における加速度値データDAの取得(S103)、動作判定処理(S104)、及び加速度センサ44の停止(S105)の一連の処理を、時間T3の休止を挟んで間欠的に行う。また、図6(B)に示すように、MCU41は、計測状態において、加速度センサ44における加速度値データDAの取得(S202)、歩数計測処理(S203)、及び静止判定処理(S204)の一連の処理を、時間T4の休止を挟んで間欠的に行う。ここで、計測状態では、歩数計測処理(ステップS203)は演算量が多いため、ステップS202〜S204の全体としての所要時間は長くなる。これに対し、待機状態では、加速度センサ44がその起動の直後に出力する加速度値データDAが閾値TH1を上回っているか否か判定するのみにより、計測状態に遷移するか否かを決定するので、ステップS102〜S105までの全処理の所要時間が短くて済む。
従って、待機状態においてMCU41が処理を実行している時間T1−T3は、計測状態においてMCU41が処理を実行している時間T2−T4よりも小さくなる。従って、待機状態におけるMCU41の消費電力を減らすことができる。しかも、本実施形態では、待機状態における加速度値の取得の周期T1を計測状態における加速度値の取得の周期T2よりも長くすることができる。従って、本実施形態によると、歩数計測装置40の消費電力を抑えることができる。
また、本実施形態では、待機状態において加速度値データDAが閾値TH1を上回った場合に直ちに計測状態に遷移するので、携帯者が歩行を開始してから歩数計測が開始されるまでのレイテンシを短くすることができ、例えば200ms程度のレイテンシを実現することができる。そして、加速度値データDAが閾値TH1を上回って計測状態に遷移した場合において、計測状態では、過去所定個数の加速度値データDAに基づいて携帯者による一歩の歩行が行われたか否かの判定が行われる。このため、携帯者が実際に歩行を開始した場合には、その歩数のカウントを仕損じることはない。
一方、携帯者が歩行していないにも拘わらず計測状態へ遷移した場合には、計測状態において誤って歩数のカウントが行われることはない。従って、本実施形態によると、歩数計測開始までのレイテンシを十分に短くし、かつ、歩数の計測の正確性を確保しつつ、歩数計測装置40の消費電力を抑えることができる。
また、本実施形態では、計測状態において加速度センサ44への電源供給を継続しつつ周期的に加速度センサ44から加速度値データDAを取得するようにしているので、加速度センサ44の動作を安定させた状態で、測定精度上必要な十分に短い周期で加速度値データDAを取得することができ、歩数カウントを正確に行うことができる。
一方、待機状態では、加速度センサ44に対する電源供給を間欠的に行い、加速度センサ44に電源が供給されている期間に加速度センサ44から加速度値データDAを取得するようにしているので、加速度センサ44の消費電力を減らすことができる。この場合、待機状態において加速度センサ44から取得する加速度値データDAは、待機状態から計測状態への遷移を行うか否かの判定に使用されるものであり、歩数のカウントのための加速度波形解析に使用されるものではないので、加速度センサ44を間欠的に駆動することによって加速度値データDAの精度が低下したとしても悪影響はない。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明には他にも実施形態があり得る。例えば、上記実施形態では、待機状態の動作判定処理(S104)と計測状態の静止判定処理(S204)において加速度値データDAを共通の閾値TH1と比較した。しかし、動作判定処理において加速度値データDAと比較する閾値と静止判定処理において加速度値データDAと比較する閾値を異なる値としてもよい。
10…携帯電話機、21,22…筐体、23…ヒンジ、24,27…表面、25…スピーカ、26…ディスプレイ、28…操作キー、29…マイクロホン、31…ホストCPU、32…RAM、33…ROM、34…開閉センサ、35…無線部、36…キーセンサ、37…音声処理部、38…表示処理部、40…歩数計測装置、41…MCU、42…RAM、43…ROM、44…加速度センサ。

Claims (3)

  1. 加速度を示す加速度値を出力する加速度センサと、
    待機状態と計測状態の2つの状態を有し、待機状態では、前記加速度センサからの加速度値の取得と、取得した加速度値と閾値との大小関係に基づく計測状態への遷移の可否の判定と、一定時間の待機とを繰り返し、計測状態では、前記加速度センサからの加速度値の取得と、現在までに取得した所定個数の加速度値を用いた一歩の歩行の判定及びこの判定結果に応じた歩数の計数と、現在までに取得した所定個数の加速度値に基づく待機状態への遷移の可否の判定と、一定時間の待機とを繰り返す制御手段と
    を具備することを特徴とする歩数計測装置。
  2. 前記制御手段は、前記待機状態では、前記一定時間の待機の間、前記加速度センサに対する電源供給を停止することを特徴とする請求項1に記載の歩数計測装置。
  3. 前記待機状態における加速度値の取得の周期を前記計測状態における加速度値の取得の周期よりも長くしたことを特徴とする請求項1または2に記載の歩数計測装置。
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