JP2012046347A - 後処理装置、後処理装置を備えた画像形成装置、後処理装置の制御方法、及び後処理装置の制御プログラム - Google Patents

後処理装置、後処理装置を備えた画像形成装置、後処理装置の制御方法、及び後処理装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】装置の小型化が可能であり、また後処理が連続して行われる場合においても通紙信頼性及び生産性に優れた後処理装置を提供する。
【解決手段】シート束の最終シートは、最終前シートの搬送ローラへの到達時刻から時間T1が経過した後に、画像形成装置本体から送出されて後処理装置の搬送ローラに到達する。最終シートは、スイッチバックセンサを通過するまで、他のシートの速度V1よりも高速である速度V2で搬送される。スイッチバック後、シートは、速度V3で中綴じ処理部のストッパに搬送され、後処理が行われる。最終シートがストッパに到達してから次のシート束の先頭シートがストッパに到達するまでの時間(収容ピッチ2)は、他のシートについての時間よりも長くなり、後処理を行うための時間が長く確保される。先頭シートの搬送タイミングを遅らせる必要がなく生産性を高めることができ、かつ、後処理装置の構成を簡素化できる。
【選択図】図10

Description

この発明は、後処理装置、後処理装置を備えた画像形成装置、後処理装置の制御方法、及び後処理装置の制御プログラムに関し、特に、複数枚の用紙をまとめたシート束毎に後処理を行う機能を有する後処理装置、後処理装置を備えた画像形成装置、後処理装置の制御方法、及び後処理装置の制御プログラムに関する。
画像形成装置(スキャナ機能、ファクシミリ機能、複写機能、プリンタとしての機能、データ通信機能、及びサーバ機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)、ファクシミリ装置、複写機、プリンタなど)とともに後処理装置が用いられている。後処理装置は、画像形成装置により画像が形成された用紙(シート)について、例えば、せん孔処理、綴じ処理、又は中折り処理などを行い、その用紙を出力する。
ここで、特に複数枚のシートをまとめた後にそのシート束について後処理を行う場合において、後処理が行われているときにはシートを搬送したり出力したりすることができないため、その時間だけ後処理装置の生産性が低下する。以下に、複数枚のシートを所定位置にあるストッパに収容した後、そのストッパを後処理位置まで移動させてから後処理を行う場合の後処理装置の動作について説明する。
図12は、従来の後処理装置の動作の一例を示すタイムチャートである。
図は、各シート束について後処理として綴じ処理及び折り処理を行った後に排出することを、複数のシート束分だけ連続して行う場合の後処理装置の動作を示したものである。図において、横軸は時間を示し、本体排出ローラ、サドル搬入ローラ及びストッパについては、それぞれがシートを集積するために動作するタイミングが示されている。また、整合動作、ストッパの移動動作、綴じ動作及び折り排出動作については、それらが行われるタイミングが示されている。シート束の最終用紙の前の用紙については実線で、最終用紙については破線で、次のシート束の一枚目のシートについては一点鎖線で、それらについての動作が行われるタイミングが示されている。シートはストッパに集積されてシート束とされた状態で、後処理が行われる。すなわち、シートは、本体排出ローラが駆動されて後処理装置に導入された後、サドル搬入ローラを経由してストッパに到達する。そして、整合動作が行われることでシート束として整合された後、シート束毎に後処理が行われる。
後処理(後処理を行うためのストッパの移動も含む)は、現在の処理対象である束(シート束)のすべてがストッパに搬送されてから、その次に処理対象となる束(次束)の1枚目のシートがストッパに搬送されるまでの間に行われる。後処理は、例えば以下のようにして行われる。まず、ストッパが収容位置から綴じ位置に変位して(時刻t3からt4まで)、綴じ処理が行われる(時刻t4からt5まで)。そして、さらにストッパが折り位置に変位して(時刻t5からt6まで)、折り排出処理が行われる(時刻t6からt7まで)。後処理が終了すると、ストッパは折り位置から収容位置に戻る(時刻t7からt8まで)。このように後処理が行われるため、現在の処理対象の束のすべてがストッパに搬送されてから、次束がストッパに搬送されるまで、後処理が行われるのに必要な時間だけ間隔を開ける必要がある。すなわち、図を参照して、現在の処理対象の束の最終シートについて本体排出ローラが駆動されてから、次束の1枚目のシートについて本体排出ローラが駆動されるまでの間隔(束間必要ピッチ:時刻t1からt2まで)は、通常時において画像形成装置より後処理装置にシートが排出される間隔(本体排出ピッチ:時刻t0からt1まで)よりも長くなる。現在の処理対象の束について後処理が終わりストッパが元の位置に戻ってから次束の一枚目のシートをストッパに到達させるには、例えば、次束の一枚目以降のシートについての本体排出ローラの駆動タイミングを遅らせることが必要になる。しかしながら、次束の一枚目以降のシートの送出タイミングを遅らせると、後処理装置の生産性が低下する。
後処理装置から送出されるシートに後処理を施すときの生産性を維持することを目的としては、以下のような技術が提案されている。
下記特許文献1には、後処理装置において、後処理の処理時間に応じて用紙搬送手段の搬送速度を減速させたり搬送動作を一時停止したりすることが開示されている。所定枚数の用紙を処理トレイに1枚ずつ順に積み重ねて所定の後処理をしてから用紙束の状態で排出する後処理が連続して行われる場合において、先行用紙束の最終用紙が用紙搬送経路より処理トレイに送り出されてから、その後続用紙束のうち少なくとも先頭用紙が用紙搬送経路から処理トレイに送り出されるまでの送出間隔が変更される。すなわち、後続用紙束のうち少なくとも先頭シートの搬送が遅らせられるので、その先頭シートと先行用紙束の最終シートとの送出間隔を拡大させ、先行用紙束の後処理時間を確保することができる。
下記特許文献2及び特許文献3には、後処理部よりも上流側に位置する後処理搬送経路に、一度後処理搬送経路から分岐した後に再び後処理搬送経路に合流するバイパス搬送経路を設けた後処理装置が開示されている。この後処理装置では、先行する用紙を後処理搬送経路に搬送して停止させるとともに、後続の用紙をバイパス搬送経路に搬送して、後続の用紙を先行する用紙と重ね合わせた状態で後処理部に搬送する重ね合わせ手段を用いている。2枚の用紙を同時に搬送することで、後処理を行うための時間を確保することができる。
特開2004−284779号公報 特許第3531786号公報 特許第3847442号公報
ところで、上記のような特許文献1に記載の後処理装置では、先行用紙束の後処理時間が後続用紙束の先頭シート以降の用紙搬送制御に大きな影響を及ぼし、後続用紙束の先頭シート以降の用紙搬送制御が複雑になるという問題がある。
また、特許文献2又は特許文献3に記載の後処理装置では、後処理搬送経路に加えてバイパス搬送経路を設けたり、搬送経路の切替え機構などを設けたりする必要がある。そのため、搬送経路に関係する機構が複雑化し、通紙信頼性が損なわれる可能性がある。また、後処理装置が大型化するという問題がある。
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、装置の小型化が可能であり、また後処理が連続して行われる場合においても通紙信頼性及び生産性に優れた後処理装置、後処理装置を備えた画像形成装置、後処理装置の制御方法、及び後処理装置の制御プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、画像形成装置本体から1枚ずつ送出されるシートを順次搬送路上で搬送して処理トレイに集積し、処理トレイに集積されたシート束毎に後処理を行った後、そのシート束を排出する後処理装置は、搬送路上の搬送速度制御開始位置から第1の所定位置まで、第1の搬送速度でシートを搬送する第1の搬送手段と、搬送速度制御開始位置から第1の所定位置まで、第1の搬送速度より高速である第2の搬送速度でシートを搬送する第2の搬送手段と、シート束の最終シート以外のシートに対して第1の搬送手段による搬送を行う第1の搬送制御手段と、最終シートに対して第2の搬送手段による搬送を行う第2の搬送制御手段とを備えた。
好ましくは第2の搬送手段は、第2の搬送速度の上限を、シート束のシートのうち最終シートの前に搬送される最終前シートが第1の所定位置よりも処理トレイに近い位置である第2の所定位置を通過してから最終シートが第2の所定位置に到達し、かつ、最終前シートが第2の所定位置よりもさらに処理トレイに近い位置である第3の所定位置を通過してから、最終シートが第3の所定位置を通過するような最大速度とする。
好ましくは第2の搬送手段は、後処理に要する処理時間に応じて、第2の搬送速度を変更する。
好ましくは第2の搬送手段は、後処理されたシート束を排出するのに必要な時間に応じて、第2の搬送速度を変更する。
好ましくは後処理は、シート束を中綴じする中綴じ処理である。
この発明の他の局面に従うと、画像形成装置は、画像形成装置本体と、上記のいずれかに記載の後処理装置とを備え、後処理装置は、画像形成装置本体から送出されるシートに後処理を行って排出する。
この発明のさらに他の局面に従うと、画像形成装置本体から1枚ずつ送出されるシートを順次搬送路上で搬送して処理トレイに集積し、処理トレイに集積されたシート束毎に後処理を行った後、そのシート束を排出する、搬送路上の搬送速度制御開始位置から第1の所定位置まで、第1の搬送速度でシートを搬送する第1の搬送手段と、搬送速度制御開始位置から第1の所定位置まで、第1の搬送速度より高速である第2の搬送速度でシートを搬送する第2の搬送手段とを備えた後処理装置の制御方法は、シート束の最終シート以外のシートに対して第1の搬送手段による搬送を行う第1の搬送制御ステップと、最終シートに対して第2の搬送手段による搬送を行う第2の搬送制御ステップとを備える。
この発明のさらに他の局面に従うと、画像形成装置本体から1枚ずつ送出されるシートを順次搬送路上で搬送して処理トレイに集積し、処理トレイに集積されたシート束毎に後処理を行った後、そのシート束を排出する、搬送路上の搬送速度制御開始位置から第1の所定位置まで、第1の搬送速度でシートを搬送する第1の搬送手段と、搬送速度制御開始位置から第1の所定位置まで、第1の搬送速度より高速である第2の搬送速度でシートを搬送する第2の搬送手段とを備えた後処理装置の制御プログラムは、シート束の最終シート以外のシートに対して第1の搬送手段による搬送を行う第1の搬送制御ステップと、最終シートに対して第2の搬送手段による搬送を行う第2の搬送制御ステップとをコンピュータに実行させる。
これらの発明に従うと、シート束の最終シートが他のシートより高速の第2の搬送速度で搬送される。したがって、装置の小型化が可能であり、また後処理が連続して行われる場合においても通紙信頼性及び生産性に優れた後処理装置、後処理装置を備えた画像形成装置、後処理装置の制御方法、及び後処理装置の制御プログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態における後処理装置を用いた画像形成装置を示す側面図である。 画像形成装置を示すブロック図である。 後処理装置を示す側面図である。 最終シートが搬送されたときの後処理装置内に位置する各シートの状態を説明する図である。 図4に示す状態から時間が経過したときの後処理装置内に位置する各シートの状態を説明する図である。 図5に示す状態から時間が経過したときの後処理装置内に位置する各シートの状態を説明する図である。 図6に示す状態から時間が経過したときの後処理装置内に位置する各シートの状態を説明する図である。 図7に示す状態から時間が経過したときの後処理装置内に位置する各シートの状態を説明する図である。 中綴じ処理部で中綴じ処理が行われる場合における後処理装置の動作を示すタイミングチャートである。 画像形成装置本体より送出されたシートを中綴じ処理部に搬送する場合における最終シート及びその前後に搬送されるシートの動作線図である。 後処理装置の各シートの搬送制御に関する処理を示すフローチャートである。 従来の後処理装置の動作の一例を示すタイムチャートである。
以下、本発明の実施の形態における後処理装置について説明する。
[概要]
後処理装置は、スキャナ機能、複写機能、プリンタとしての機能、ファクシミリ機能、データ通信機能、及びサーバ機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)などの画像形成装置本体とともに用いられる。ここで、例えば、スキャナ機能は、セットされた原稿の画像を読み取ってそれをHDD(Hard Disk Drive)などに蓄積する機能である。複写機能は、さらにそれを用紙(シート)などに印刷(プリント)する機能である。プリンタとしての機能は、PCなどの外部端末から印刷指示を受けるとその指示に基づいてシートに印刷を行う機能である。ファクシミリ機能は、外部のファクシミリ装置などからファクシミリデータを受信してそれをHDDなどに蓄積する機能である。データ通信機能は、接続された外部機器との間でデータを送受信する機能である。サーバ機能は、複数のユーザでHDDなどに記憶したデータなどを共有可能にする機能である。ユーザは、画像形成装置本体と後処理装置とを合わせて1つの画像形成装置として用いることができる。
後処理装置は、MFPより1枚ずつ送出されるシートを順次処理トレイに集積し、集積されたシート束に対して後処理を行い、排出する。後処理装置は、特に後処理を連続して複数回行う場合において、シート搬送路においてシート搬送制御を行う。
後処理装置で行われる後処理としては、シートを処理トレイに1枚ずつスタックし、ステープル処理などを行ってからシート束(用紙束)として排出するようなものがある。本実施の形態において、このような後処理を連続して複数回行う場合には、シート束の最終シートの搬送速度が変更され、シート束の後処理時間が確保される。すなわち、後処理装置内のシート搬送路において、シート束の最終シートが他のシートよりも高速で搬送される。それにより、シート束の最終シートと次の束の先頭シートとのシート搬送路から処理トレイへの送出間隔が拡大される。
このように本実施の形態の後処理装置では、後続シート束の先頭シート以降の用紙搬送はあらかじめ設定された制御により行われるため、後続シート束の先頭シート以降の用紙搬送制御が複雑になることはない。また、後続シート束の先頭シート以降の用紙搬送は、先行シート束の後処理時間にも影響されない。さらに、シート束の最終シートが他のシートよりも高速で搬送されるため、最終シートを処理トレイにスタックするまでの時間が短縮され、従来よりもシート束の後処理完了を早めることが可能となる。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態における後処理装置を用いた画像形成装置を示す側面図である。
図において、後処理装置1は、画像形成装置本体110とともに用いられている。ユーザは、画像形成装置本体110と後処理装置1とを合わせて1つの画像形成装置100として使用することができる。
[画像形成装置本体110の構成]
画像形成装置本体110は、制御部120と、画像形成部130と、画像読取部140などとを備えている。
制御部120は、画像形成装置本体110の各部の動作を制御する。制御部120のより具体的な構成については後述する。
画像形成部130は、例えば用紙カセット131に装てんされている用紙を画像形成装置本体110の内部で搬送しながら、その用紙上に画像を形成する。画像形成部130は、例えば、電子写真方式又はインクジェット方式などにより画像の形成を行う。画像形成部130により画像が形成された用紙は、本体排出ローラ133により、画像形成装置本体110から画像形成装置本体110の上部に設けられた排紙トレイ135に向けて送出される。
画像読取部140は、画像読取部140の所定の位置に配置された原稿を撮像装置などにより読み取り、画像データとして出力する。画像読取部140は、例えば、ADF(Auto Document Feeder)などで原稿を搬送しながらその原稿を読み取り可能である。また、画像読取部140は、画像形成装置本体110の上面に設けられた原稿台上に載置された原稿を撮像装置で走査し、その原稿を読み取り可能である。
図2は、画像形成装置100を示すブロック図である。
図を参照して、画像形成装置本体110は、さらに、操作部111と、後処理装置接続部117とを有している。
制御部120は、CPU121と、ROM123と、RAM125と、HDD127と、ネットワーク制御部129とを有している。制御部120は、操作部111、後処理装置接続部117、画像形成部130、及び画像読取部140などとともにシステムバスに接続されている。これにより、制御部120と画像形成装置本体110の各部とが、信号を送受可能に接続されている。
HDD127は、ネットワーク制御部129を介して外部から送られたジョブのデータや、画像読取部140で読み取った画像データなどを記憶する。また、HDD127は、画像形成装置本体110の設定情報や、画像形成装置本体110の種々の動作を行うための制御プログラム(プログラム)127aなどを記憶する。HDD127は、1つのクライアントPC又は複数のクライアントPCなどから送信された複数のジョブを記憶可能である。
ネットワーク制御部129は、例えば、NIC(Network Interface Card)などのハードウェア部と、所定の通信プロトコルで通信を行うソフトウェア部とが組み合わされて構成されている。ネットワーク制御部129は、画像形成装置本体110をLANなどの外部ネットワークに接続する。これにより、画像形成装置本体110は、外部ネットワークに接続されているクライアントPCなどの外部装置と通信可能になる。画像形成装置本体110は、外部ネットワークを介して、印刷ジョブを受信したり、画像読取部140で読み取った画像データを送信したりできる。なお、ネットワーク制御部129は、無線通信により外部ネットワークに接続可能に構成されていてもよい。また、ネットワーク制御部129は、例えば、USB(Universal Serial Bus)インターフェイスであってもよい。この場合、ネットワーク制御部129は、通信ケーブルを介して接続された外部装置と画像形成装置本体110とを通信可能にする。
CPU121は、ROM123、RAM125、又はHDD127などに記憶された制御プログラム127aなどを実行することにより、画像形成装置本体110の種々の動作を制御する。CPU121は、操作部111から操作信号が送られたり、外部のPCなどから操作コマンドが送信されたりすると、それらに応じて所定の制御プログラム127aを実行する。これにより、ユーザによる操作部111の操作などに応じて、画像形成装置本体110の所定の機能が実行される。
ROM123は、例えばフラッシュROM(Flash Memory)である。ROM123には、画像形成装置本体110の動作を行うために用いられるデータが記憶されている。ROM123には、HDD127と同様に、種々の制御プログラムや、画像形成装置本体110の機能設定データなどが記憶されていてもよい。CPU121は、所定の処理を行うことにより、ROM123からのデータの読み込みや、ROM123へのデータの書き込みを行う。なお、ROM123は、書換え不可能なものであってもよい。
RAM125は、CPU121のメインメモリである。RAM125は、CPU121が制御プログラム127aを実行するときに必要なデータを記憶するのに用いられる。
操作部111は、画像形成装置本体110の筐体に、ユーザにより操作可能に配置されている。操作部111には、ユーザにより押下操作可能な複数の操作ボタンなどや表示パネル113が配置されている。表示パネル113は、例えば、タッチパネルを備えたLCD(Liquid Crystal Display)である。表示パネル113は、ユーザに案内画面を表示したり、操作ボタンを表示してユーザからのタッチ操作を受け付けたりする。表示パネル113は、CPU121により制御されて表示を行う。操作部111は、操作ボタンや表示パネル113がユーザにより操作されると、その操作に応じた操作信号又は所定のコマンドをCPU121に送信する。すなわち、ユーザは、操作部111に操作を行うことにより、画像形成装置本体110に種々の動作を実行させることができる。
後処理装置接続部117は、例えば、ケーブルやコネクタなどを介して後処理装置1に設けられている接続部17に接続可能に設けられている。後処理装置接続部117は、ハードウェア部と、後処理装置1と所定の通信プロトコルで通信を行うためのソフトウェア部とが組み合わされて構成されている。後処理装置接続部117が接続部17に接続されることにより、画像形成装置本体110は、後処理装置1とともに、1つの画像形成装置100として連動して動作可能になる。
[後処理装置1の構成]
図1に戻って、後処理装置1は、大まかに、水平搬送部2と、後処理部3と、メイントレイ4と、冊子トレイ5と、制御部10とを有している。
水平搬送部2は、画像形成装置本体110の本体排出ローラ133から送出される用紙を後処理装置1内に導入し、後段の後処理部3に搬送する。
後処理部3は、水平搬送部2から送出されるシートに対して、せん孔処理、仕分け処理、綴じ処理などの後処理を行い、メイントレイ4又は冊子トレイ5に排出する。せん孔処理とは、例えば、各シートの所定の箇所に各シートにつき穴をあける処理や、複数のシート束についてまとめて穴をあける処理などである。仕分け処理とは、例えば、複数枚のシートを、部毎に異なる位置又は異なるトレイにまとめて、各部の区別が付きやすいようにして排出する処理である。綴じ処理とは、後述のように、複数枚のシート束について、まとめてステープルで綴じる処理などである。後処理部3には、例えば、シート束に対して平綴じ処理を行う平綴じ処理部7と、シート束に対して中綴じ処理を行う中綴じ処理部8とが設けられている。平綴じ処理部7で後処理が行われたシートは、メイントレイ4上に排出される。中綴じ処理部8で後処理が行われたシートは、冊子トレイ5上に排出される。
制御部10は、後述のように、後処理装置1の各部の動作を制御する。
図2を参照して、後処理装置1は、さらに、接続部17と、駆動部19とを有する。
制御部10は、CPU11と、ROM13と、RAM15とを有している。制御部10は、接続部17や駆動部19などとともにシステムバスに接続され、互いに通信可能である。なお、後述の各種センサなどもシステムバスに接続されており、制御部10などと通信可能である。
ROM13は、例えばフラッシュROM(Flash Memory)である。ROM13には、後処理装置1の設定情報や後処理装置1の動作を行うために用いられるデータが記憶されている。また、ROM13には、後処理装置1の種々の動作を行うための制御プログラム(プログラム)13aが記憶されている。
RAM15は、CPU121のメインメモリである。RAM15は、CPU11が制御プログラム13aを実行するときに必要なデータを記憶するのに用いられる。
CPU11は、ROM13などに記憶された制御プログラム13aなどを実行することにより、後処理装置1の種々の動作を制御する。CPU11は、所定の処理を行うことにより、ROM13からのデータの読み込みや、ROM13へのデータの書き込みを行う。なお、ROM13は、書換え不可能なものであってもよい。
駆動部19は、例えば、モータなどである。駆動部19は、制御部10の制御に基づいて動作し、水平搬送部2や後処理部3などを駆動させる。
接続部17は、画像形成装置本体110の後処理装置接続部117に接続可能である。接続部17は、後処理装置接続部117に接続するために用いられるケーブルやコネクタなどを接続可能なハードウェア部と、画像形成装置本体110と所定の通信プロトコルで通信を行うためのソフトウェア部とが組み合わされて構成されている。
接続部17が後処理装置接続部117に接続された状態で、制御部10は、画像形成装置本体110の制御部120と通信可能である。制御部10には、制御部120から、画像形成装置本体110の動作状況などについての情報が送信される。送信される情報としては、例えば画像形成装置本体110から排出され後処理装置1に搬入されるシートに関する送出シート情報などがある。制御部10は、制御部120から送信される情報を受信して、それに応じて駆動部19を駆動させ、後処理装置1の各部の動作を制御する。また、制御部10は、後処理装置1の動作状況などについての情報を制御部120に送信する。これにより、画像形成装置本体110本体と後処理装置1とが連動する。例えば、制御部120は、後処理装置1で適切に後処理が行われるように、複数枚のシートの画像形成タイミングを変更するなどし、適切な間隔でシートが後処理装置1に搬送されるように制御できる。
なお、制御部10は、画像形成装置本体110の操作部111などで入力された指示や画像形成装置本体110に接続された外部機器から送られた指示などに基づいて動作可能である。また、後処理装置1は、ユーザにより操作可能な操作パネルを有し、その操作パネルに入力された指示に基づいて動作可能であってもよい。
図3は、後処理装置1を示す側面図である。
図を参照して、水平搬送部2は、シートの搬送路である水平搬送路21と、3つの搬送ローラ22,23,24と、搬入センサ25と、中間センサ26とを有している。
水平搬送路21は、シートの搬入口2aから後処理部3へのシートの排出口2bまでを略水平に結ぶように配置されている。3つの搬送ローラ22,23,24は、水平搬送路21の上流(搬入口2a側)から順に水平搬送路21に沿って設けられている。画像形成装置本体110の本体排出ローラ133から排出されたシートは、搬入口2aから水平搬送部2の内部に導入される。導入されたシートは、搬送ローラ22〜24が駆動されることで後処理部3へ送られる。
搬入センサ25は、水平搬送路21のうち搬入口2aの近傍に配置されている。搬入センサ25は、水平搬送部2に導入されたシートを検知する。中間センサ26は、水平搬送路21のうち搬送ローラ23と搬送ローラ24との間に配置されており、この部位を搬送されるシートの有無などを検知する。
後処理部3は、大まかに、シートの搬送路として、第1搬送路31と、第2搬送路32と、第3搬送路33とを有している。第1搬送路31は、後処理部3の上部に設けられたシートの搬入口3aから第2搬送路32の始点までを略水平に結ぶように配置されている。第2搬送路32は、第1搬送路31の終点からメイントレイ4上の排出口までを略水平に結ぶように配置されている。第2搬送路32のうち第1搬送路31に接続されている部位(上流側)の近傍は、スイッチバックポイント34となる。第3搬送路33は、第1搬送路31の終点すなわち第2搬送路32の始点から、後処理部3の下部に配置された中綴じ処理部8まで、シートを搬送するように配置されている。すなわち、第3搬送路33は、スイッチバックポイント34から後処理部3への下部までのシートの搬送路となる。
第1搬送路31には、その上流側から、レジストセンサ35と、レジストローラ36と、パンチ37と、中間ローラ38とが設けられている。レジストセンサ35は、第1搬送路31に搬送されたシートを検知する。レジストローラ36は、搬送されたシートの搬送タイミングを整え、所定のタイミングで搬送を再度開始する。パンチ37は、搬送されるシートの所定の箇所に穴をあける(せん孔処理を行う)。中間ローラ38は、シートを第2搬送路32に搬送する。
第2搬送路32の上流側のスイッチバックポイント34には、スイッチバックセンサ40が設けられている。第2搬送路32には、スイッチバックセンサ40のほか、その上流側から、収容センサ41と、収容ローラ42とが設けられている。第2搬送路32の下流端部すなわちメイントレイ4側には、排出ローラ43が設けられている。スイッチバックセンサ40及び収容センサ41は、それぞれ、搬送されるシートの有無を検知する。収容ローラ42は、正転及び逆転可能である。すなわち、収容ローラ42は、シートをメイントレイ4に搬送したり、逆方向に搬送したりできる。第2搬送路32のシートは、収容ローラ42が逆転されると、第3搬送路33に搬送される。排出ローラ43は、その一対のローラを接触させたり離間させたりすることで、シートの排出を行ったり行わなかったりできる。
ここで、平綴じ処理部7は、第2の搬送路32の近傍に配置されている。平綴じ処理部7は、上端部が排出ローラ43に近接するように傾いたメイン処理トレイ(処理トレイの一例)70と、メイン処理トレイ70に沿うように配置された収容ベルト71と、メイン処理トレイ70に位置するシートを検知するメイン処理トレイセンサ72と、メイン処理トレイ70の下端部に位置する平綴じステープラ73とを有している。メイン処理トレイ70の上端側近傍部の上方には収容上パドル74が配置されている。メイン処理トレイ70の下端部近傍部の上方には、収容下パドル75が設けられている。
第3搬送路33には、その上流側(スイッチバックポイント34側)から、スイッチバックローラ44と、サドル搬入ローラ45と、サドル搬入センサ46とが設けられている。第3搬送路33のうちサドル搬入センサ46よりも下流側の部位は、中綴じ処理部8の内部に位置している。スイッチバックローラ44は、第2搬送路32に位置するシートが収容ローラ42が逆転されて第3搬送路33に導入されると、そのシートを第3搬送路33に沿って搬送する。サドル搬入ローラ45は、シートを中綴じ処理部8に搬送する。サドル搬入センサ46は、中綴じ処理部8に搬送されるシートを検知する。
中綴じ処理部8には、第3搬送路33に沿うように、サドル処理トレイ(処理トレイの一例)80が配置されている。サドル処理トレイ80付近には、ストッパ81と、ストッパホームセンサ82と、中綴じステープラ83と、サドル整合板84,85と、折りナイフ86と、第1用紙検出センサ87と、第2用紙検出センサ88とが設けられている。また、サドル処理トレイ80の上方には、第3搬送路33の上流側にサドル上パドル89aが、下流側にサドル下パドル89bが設けられている。中綴じ処理部8には、折りナイフ86に対向するように、折りローラ90が配置されている。折りローラ90は、冊子トレイ5の上部近傍部位に配置されている。折りローラ90よりも後処理装置1の外部に近い部位には、冊子トレイフル検出センサ91と、冊子トレイエンプティ検出センサ92とが配置されている。
[後処理の説明]
後処理装置1は、画像形成装置本体110から1枚ずつ送出されるシートを順次搬送路21,31〜33上で搬送して、メイン処理トレイ70又はサドル処理トレイ80に集積する。平綴じ処理部7又は中綴じ処理部8は、処理トレイ70,80に集積されたシート束毎に後処理を行った後、そのシート束を排出する。
平綴じ処理部7は、搬送されるシートを1枚ずつメイン処理トレイ70に重ね、所定の枚数のシートを平綴じステープラ73で平綴じし、冊子とする。平綴じされた冊子は、メイントレイ4上に排出される。
平綴じ処理部7で後処理が行われる場合、後処理装置1内でシート束毎の後処理が行われるまでの各シートの搬送経路は、以下のようになる。すなわち、水平搬送路21、第1搬送路31、第2搬送路32、及びメイン処理トレイ70を順にたどる経路である。
平綴じ処理部7では、レジストローラ36、中間ローラ38、収容ローラ42が駆動され、水平搬送部2より1枚ずつ送出されるシートがメイントレイ4方向に搬送される。シートをメイントレイ4に集積する場合は、あらかじめ排出ローラ43が離間され、搬送されてきたシートの後端が収容センサ41を通過した直後に、収容ローラ42が減速される。さらに、シートの後端が収容ローラ42を通過した直後に、収容上パドル74、収容下パドル75、収容ベルト71の駆動が開始され、シートがメイン処理トレイ70に集積される。シート集積動作と並行して、平綴じ整合板(図示せず)が動作することで、シート束の幅方向の整合動作が行われる。
このようにして、シート束の最終シートの集積動作及び整合動作までが完了されると、平綴じステープラ73が駆動され、シート束の所定位置に平綴じが行われる。平綴じ動作が完了すると、排出ローラ43の圧接動作が開始される。圧接動作が完了すると、排出ローラ43が矢印方向に駆動され、平綴じ処理されたシート束がメイントレイ4に排出される。
なお、平綴じステープラ73は、シート束の幅方向に移動可能である。これにより、シート束の幅方向のサイズあるいは平綴じ設定に応じて、平綴じステープラ73を適切な位置に移動させ、後処理を行うことができる。
中綴じ処理部8は、例えば、ストッパ81を所定の用紙収容位置に移動させて複数枚のシートをまとめた後、ストッパを移動させて、そのシート束を中綴じステープラ83により中綴じする。そして、折りナイフ86及び折りローラ90でシート束を中折りし、シート束を冊子状にする。冊子状にされたシート束は、冊子トレイ5に排出される。
中綴じ処理部8で後処理が行われる場合、後処理装置1内でシート束毎の後処理が行われるまでの各シートの搬送経路は、以下のようになる。すなわち、水平搬送路21、第1搬送路31、第2搬送路32、第3搬送路33、及びサドル処理トレイ80を順にたどる経路である。
中綴じ処理部8へのシートの搬送は、水平搬送部2から後処理部3に1枚ずつ送出されたシートをスイッチバックさせて行われる。スイッチバックは、制御部10の制御により行われる。すなわち、第2搬送路32に搬送されてきたシートの後端がスイッチバックセンサ40を通過した直後に、収容ローラ42が減速停止される。収容ローラ42が停止された後、収容ローラ42が搬送時とは逆方向に駆動されると、シートが第3搬送路33に搬送される。スイッチバックローラ44及びサドル搬入ローラ45が図に矢印で示す方向に駆動されると、シートは、中綴じ処理部8に搬送される。
シートの先端がサドル搬入センサ46に到達すると、サドル上パドル89a及びサドル下パドル89bが駆動され、シートがサドル処理トレイ80に集積される。サドル処理トレイ80に集積されたシート束は、ストッパ81によって保持される。シートの集積時には、シート後端位置が常にサドル搬入センサ46よりも下流の所定位置になるように、ストッパ81の位置(用紙収容位置)がシートの長さに応じて変更される。シートの集積動作と並行して、サドル整合板84,85が駆動され、シート束の幅方向の整合動作が行われる。
シート束の最終シートの集積動作及び整合動作が完了すると、ストッパ81に取り付けられたシート束挟持部材(図示せず)によりシート束の片側が挟持される。ストッパ81は、サドル処理トレイ80に沿って下降し、シート束を中綴じ位置に移動させる。ストッパ81の中綴じ位置への移動は、シート束の長さ方向の中央が、中綴じステープラ83の位置に一致するように、シート束の長さに応じてストッパ81の下降量が制御されることにより行われる。中綴じ位置への移動が完了すると、中綴じステープラ83が駆動され、シート束の所定位置への中綴じが行われる。
中綴じ動作が完了すると、再びストッパ81が下降され、シート束が折り位置(排出位置)に移動される。折り位置への移動は、シート束の長さ方向の中央が折り位置と一致するように、ストッパ81の下降量が制御されることにより行われる。なお、中綴じ位置から折り位置への移動量は、シート束の長さにかかわらず、一定である。ストッパ81の折り位置への移動完了後に、シート束の挟持が解放される。
折り動作は、以下のようにして行われる。すなわち、折りナイフ86が駆動されるシート束に向け変位すると、シート束の長さ方向の中央部が折りローラ90のニップ部に突き当てられる。そして、さらに折りローラ90が駆動されることで、シート束に折り目が付けられる。そのまま折り目が付けられたシート束が押圧され、折りローラ90により搬送されると、シート束は長さ方向の中央部で略均等に2つ折りされ、冊子トレイ5に排出される。
引き続き中綴じ処理が行われる場合には、ストッパ81がサドル処理トレイ80に沿って上方へ移動され、シート集積時の位置(用紙収容位置)に戻される。ストッパ81の移動が完了すると、次シート束の先頭シートの集積が可能になる。
なお、中綴じ処理部8は、中綴じステープラ83による中綴じを行わず、単に折り動作のみを行ってシート束を排出するようにしてもよい。また、平綴じ処理部7や中綴じ処理部8は、上述の後処理とは別に、又は上述の後処理に加えて、シート束毎にせん孔処理を後処理として行うようにしてもよい。
[シート束への後処理を連続して行う場合の制御]
ところで、本実施の形態では、制御部10は、現在の処理対象となっているシート束の最終シート(以下、単に最終シートと称することがある。)について、他のシートよりも高速の搬送速度で搬送する。このとき、搬送速度は、後処理装置1内でシートを搬送する過程において最終シートと最終シートの前に搬送されているシート(以下、単に最終前シートと称することがある。)とが干渉したり両シートの搬送に影響が及んだりしない程度の速度とされる。制御部10は、最終シート以外のシートに対して、搬送路上の搬送速度制御開始位置からスイッチバック前に通過するスイッチバックセンサ40(第1の所定位置の一例)まで、第1の搬送速度V1でシートを搬送する制御を行う。また、制御部10は、最終シートに対しては、搬送速度制御開始位置からスイッチバック前に通過するスイッチバックセンサ40まで、第1の搬送速度V1より高速である第2の搬送速度V2でシートを搬送する制御を行う。これにより、最終シートが中綴じ処理部8に送出されるタイミングが他のシートの送出タイミングよりも早まり、最終シートと先頭シートとの中綴じ処理部8への送出間隔が、他のシート同士の送出間隔よりも拡大される。
中綴じ処理を連続して複数回行う場合は、最終シートが中綴じ処理部8に到達してから、その次に処理対象となる次シート束の先頭シート(以下、単に先頭シートと称することがある)が中綴じ処理部8に到達するまで、中綴じ処理動作を行うために必要な時間(以下、処理時間と称することがある。)が確保されていることが必要となる。上述のように最終シートを第2の搬送速度V2で搬送する制御が行われることで、最終シートと先頭シートとのシート送出間隔を処理時間以上にすることにより生産性が低下することを防止できたり、生産性の低下の程度を軽減したりすることができる。
以下、最終シートに続いて先頭シートが搬送される場合の後処理装置1の動作について説明する。
図4は、最終シートが搬送されたときの後処理装置1内に位置する各シートの状態を説明する図である。
図を参照して、後処理が開始される前であるので、ストッパ81は用紙収容位置に位置している。後処理の対象となるシート束Aは、ストッパ81に先端部が到達した状態で、サドル処理トレイ80に集積されている。シート束Aのシートのうち最終シート(束最終用紙)Bの前に搬送されている最終前シート(束最終前用紙)A0は、スイッチバックを開始している。すなわち、図に示す状態になるまでに、最終前シートA0は、水平搬送路21及び第1搬送路31を経由し、第2搬送路32に搬送される。そして、最終前シートA0の搬送方向後端(シート後端)がスイッチバックセンサ40を通過すると、その直後に、制御部10により、収容ローラ42が逆転され、最終前シートA0のスイッチバックが行われる。このとき、最終前シートA0は、スイッチバックが行われる前までは搬送速度V1で搬送され、スイッチバック後は、逆向きの第3の搬送速度V3で搬送される。
このように最終前シートA0がスイッチバックを開始するタイミングで、最終シートBは、例えば、後処理装置1の水平搬送部2に搬入される。最終前シートA0と最終シートBとのシート間隔は、画像形成装置本体110からの通常の排出間隔である。最終シートBは、水平搬送部2に導入された後、水平搬送路21を搬送速度V2で搬送される。
図5は、図4に示す状態から時間が経過したときの後処理装置1内に位置する各シートの状態を説明する図である。
図を参照して、最終シートBが水平搬送部2に搬送されてから時間が経過すると、最終シートBは、水平搬送部2の水平搬送路21から後処理部3の第1搬送路31に移動する。最終シートBは、第1搬送路31を搬送速度V2で継続して搬送される。最終前シートA0は、スイッチバックポイント34から、第3搬送路33に搬送される。
ここで、搬送速度V2は、第1の搬送速度V1や第3の搬送速度V3よりも高速である。したがって、水平搬送路21から、第1搬送路31、第2搬送路32、及びスイッチバックされた後の第3搬送路33と順にたどるシート搬送経路において、最終前シートA0と最終シートBとのシート間隔は、徐々に縮まっていく。
図6は、図5に示す状態から時間が経過したときの後処理装置1内に位置する各シートの状態を説明する図である。
図を参照して、さらに時間が経過すると、最終シートBは、第1搬送路31から第2搬送路32に移動する。最終シートBは、第2搬送路32を搬送速度V2で継続して搬送される。スイッチバックされた最終前シートA0は、第3搬送路33に搬送される。最終前シートA0は、スイッチバックローラ44により、搬送速度V3で搬送される。
ここで、最終シートBは、第2搬送路32において最終前シートA0の一部と重なったまますれ違うようにして搬送される。このとき、最終シートBと最終前シートA0とがそれぞれ互いに異なる方向に確実に搬送されるように、搬送速度V2は、以下のシート間条件(「条件1」と呼ぶことがある。)を満たすように設定されている。すなわち、搬送速度V2は、第3搬送路33に搬送された最終前シートA0が収容ローラ42から完全に抜け、スイッチバックローラ43のみにより搬送されるようになった後で、最終前シートA0の搬送方向先端部が収容ローラ42に到達するように(図に破線Q1で囲んで示す箇所)、設定されている。
図7は、図6に示す状態から時間が経過したときの後処理装置1内に位置する各シートの状態を説明する図である。
図を参照して、最終前シートA0は、第3搬送路33に搬送され、ストッパ81に向けて搬送速度V3で搬送される。最終シートBは、搬送速度V2で継続して搬送され、第2搬送路32に移動する。
ここで、最終シートBは、その搬送方向後端部がスイッチバックセンサ40で検知されると、最終前シートA0と同様にスイッチバックされ、スイッチバックポイント34から第3搬送路33に搬送される。このとき、最終シートBの搬送方向後端部がスイッチバックセンサ40で検知されるように、搬送速度V2は、以下のシート間条件(「条件2」と呼ぶことがある。)を満たすように設定されている。すなわち、搬送速度V2は、スイッチバックされた最終前シートA0の進行方向後端部がスイッチバックセンサ40を通過した後に、最終シートBの進行方向後端部がスイッチバックセンサ40を通過するように(図に破線Q2で囲んで示す箇所)、設定されている。
図8は、図7に示す状態から時間が経過したときの後処理装置1内に位置する各シートの状態を説明する図である。
図を参照して、最終前シートA0は、その先端部がストッパ81に到達し、シート束Aとして既に集積されているものとともに集積される。最終シートBは、スイッチバックされた後、搬送速度V3で第3搬送路33に搬送される。このとき、処理対象のシート束Aの次に後処理が行われるシート束の先頭シート(次束1枚目)Cは、本体排出ローラ133から水平搬送部2に排出される。すなわち、後処理装置1において、先頭シートCの搬送は、その前に搬送された最終シートBが既にスイッチバックされて第3搬送路33に搬送された後に開始される。したがって、最終シートBと先頭シートCとのシート間隔は、他のシート同士の間隔よりも広くなる。先頭シートCは、搬送速度V1で搬送される。
なお、上述の「条件2」があることにより、最終シートBの搬送方向先端部と最終前シートA0の搬送方向後端部とは、シートの搬送経路上において離れている(紙間が確保されている)。最終シートBは、スイッチバック後、最終前シートA0と同様に搬送速度V3で搬送される。そのため、スイッチバック後において最終シートBと最終前シートA0とのシート間隔は変わらない。
ここで、本実施の形態では、最終前シートA0と最終シートBとの2枚のシートのジャム検出が可能であるように、搬送速度V2は、以下のシート間条件(「条件3」と呼ぶことがある。)を満たすように設定されている。すなわち、搬送速度V2は、最終シートBの搬送方向先端部と最終前シートA0の搬送方向後端部との間隔が、サドル搬入センサ46において2枚のシートのジャム検出がそれぞれ可能となる間隔となるように(図に破線Q3で囲んで示す箇所)、設定されている。
例えば、サドル搬入センサ46において、2枚のシートの間隔が所定間隔よりも小さいと、それらのシートが1枚のシートとして判断されることがある。この場合、サドル搬入センサ46においてシートがあると検知されている時間が長くなり、ジャムが発生していると誤検知されてしまう可能性がある。本実施の形態では、「条件3」に従って搬送速度V2が設定されており、最終前シートA0と最終シートBとのそれぞれのジャム検出が可能となるようにそれらの間隔が確保される。そのため、最終シートBを高速の搬送速度V2で搬送しても、後処理装置1において誤動作の発生が防止される。
[タイムミングチャートを用いた説明]
図を参照して、図4〜図8において図示した動作をタイミングチャートで示すと、以下のようになる。
図9は、中綴じ処理部8で中綴じ処理が行われる場合における後処理装置1の動作を示すタイミングチャートである。
図において、横軸は時間を示し、本体排出ローラ133、サドル搬入ローラ45及びストッパ81については、それぞれがシートを集積するために動作するタイミングが示されている。また、整合動作、ストッパ81の移動動作、綴じ動作及び折り排出動作については、それらが行われるタイミングが示されている。最終前シートについては実線で、最終シートについては破線で、先頭シート(次束一枚目)については一点鎖線で、それらについての動作が行われるタイミングが示されている。最終前シートは時刻t0に、最終シートは時刻t1に、先頭シートは時刻t2に、それぞれ本体排出ローラ133から後処理装置1に排出される。図を参照して、各シートは、本体排出ローラ133から排出され、サドル搬入ローラ45などにより搬送されてストッパ81に到達する。ストッパ81に用紙が到達するたびに、ストッパ81が動作し、集積されたシート束を整合させる整合動作が行われる。一式のシートが集積されると、ストッパ81が収容位置から綴じ位置へ変位して(時刻t3からt4まで)、シート束の綴じ処理が行われる(時刻t4からt5まで)。綴じ処理が行われると、ストッパ81が綴じ位置から折り位置へと変位して(時刻t5からt6まで)、折り排出処理が行われる(時刻t6からt7まで)。折り排出処理が行われると、ストッパ81が折り位置から収容位置へと変位して(時刻t7からt8まで)、次のシート束の集積が可能になる(時刻t8以降)。
ここで、最終前シートの搬送シーケンスと先頭シートの搬送シーケンスとは同じであるが、最終前シートの搬送シーケンスと最終シートの搬送シーケンスとは異なる。すなわち、最終シートは搬送速度V2で搬送され、ストッパ81に早く到達する。このとき、サドル搬入時には、必要最小限の紙間が確保されていればよく、最終シートは、時刻t0’に最終前シートがサドル搬入ローラ45に搬送されてから本体排出ピッチ(時刻t0からt1まで)よりも短い時間間隔を開けて、時刻t1’にサドル搬入ローラ45に搬入可能である。
このように最終シートがストッパ81に早く到達するため、その分だけストッパ81が移動するタイミング(時刻t3)及び後処理が開始されるタイミング(時刻t4)が早くなる。そのため、後処理が終了するタイミング(時刻t7)が早くなり、ストッパ81が収容位置に戻るのが早くなる(時刻t8)。換言すると、最終シートが高速で搬送されることにより、後処理時間が確保される。
後処理を連続して行うには、時刻t8にストッパ81の収容位置への移動が完了した後に先頭シートがストッパ81に到達するように用紙間隔が制御されればよい。最終シートと先頭シートとの間の束間必要ピッチ(時刻t1からt2まで)が、本体排出ピッチと同じかそれより短くすることができれば、画像形成装置本体110からの先頭シートの排出を遅らせる必要がなくなる。そのため、最終シートと先頭シートとの間が本体排出ピッチだけ開くように、先頭シートを搬送することができる。また、束間必要ピッチが本体排出ピッチよりも長い場合であっても、少なくとも束間必要ピッチを従来よりも短くすることができる。したがって、後処理装置1の生産性を向上させることができる。
[動作線図を用いた説明]
次に、図4〜図8において図示した動作の詳細について、動作線図を用いて説明する。
図10は、画像形成装置本体110より送出されたシートを中綴じ処理部8に搬送する場合における最終シート及びその前後に搬送されるシートの動作線図である。
以下の説明において、前提条件を整理すると以下のようである。すなわち、搬送方向のシート長さは、Lfd(mm)である。搬送ローラ22からスイッチバックセンサ40までの搬送経路の長さは、L1(mm)である。スイッチバックセンサ40から収容ローラ42までの長さは、L2(mm)である。本体排出ピッチすなわち画像形成装置本体110からのシート送出間隔は、T1(s)である。サドル搬入センサ46における最終前シート後端部と最終シート先端部との必要紙間すなわち各シートの検出必要時間はT2(s)である。中綴じ処理時間すなわち後処理時間はT3(s)である。
また、最終シート以外の、最終前シート及び先頭シートのスイッチバック前までの搬送速度は、第1の搬送速度V1(mm/s)である。すなわち、搬送ローラ22に到達してからスイッチバックセンサ40を通過するまでの区間は、これらのシートは搬送速度V1で搬送される。最終シートのスイッチバック前までの搬送速度は、第2の搬送速度V2(mm/s)である。すなわち、搬送ローラ22に到達してからスイッチバックセンサ40を通過するまでの区間は、最終シートは搬送速度V2で搬送される。各シートのスイッチバック後の搬送速度すなわちスイッチバックセンサ40からストッパ81までの搬送速度は、第3の搬送速度V3(mm/s)である。
図において、横軸は時間を示し、縦軸はシートの搬送経路上の位置を示す。各シートの位置を示す線は、図において2本ずつ示されている。このうち、上方の線は、後処理装置1での搬送開始時のシートの搬送方向の先端部の位置を示し、下方の線は、そのシートの搬送開始時の搬送方向の後端部の位置を示す。すなわち、ある時刻において、2本の線は、シートの長さLfdだけ離れていることになる。
図を参照して、まず、最終前シート(束最終前用紙)について説明する。シートは、搬送ローラ(水平搬送ローラ)22に到達すると、速度V1で搬送される。そして、シート後端がスイッチバックセンサ40を通過すると、その直後に、スイッチバック動作が開始される。スイッチバック後、シートは、速度V3でストッパへ搬送される。スイッチバック後の用紙の搬送方向先端部すなわち後処理装置1で搬送が開始されたときのシートの搬送方向後端部がストッパ81に到達すると、搬送が終了する。
次に、最終シート(束最終用紙)について説明する。最終シートは、最終前シートの搬送ローラ22への到達時刻のT1(後処理装置からのシート送出間隔)後に、搬送ローラ22に到達する。最終シートは、搬送ローラ22に到達するとV1よりも高速である速度V2で搬送される。最終前シートと同様にシート後端がスイッチバックセンサ40を通過すると、その直後にスイッチバック動作が開始される。スイッチバック後、シートは、速度V3でサドル処理トレイ80及びストッパ81に搬送される。最終前シートがストッパ81に到達してから最終シートがストッパ81に到達するまでの間隔は、収容ピッチ1となる。
先頭シート(次束1枚目)は、最終シートの搬送ローラ22への到達時刻のT1後に、搬送ローラ22に到達する。搬送ローラ22に到達して以降は、先頭シートは、最終前シートと同様に搬送される。最終シートがストッパ81に到達してから先頭シートがストッパ81に到達するまでの間隔は、収容ピッチ2となる。
[シート間条件について]
ここで、上述のように、各々のシートが搬送ローラ22からストッパ81まで搬送される際には、「条件1」、「条件2」、及び「条件3」の各シート間条件が満足されていなければならない。本実施の形態において、最終シート以外のシートの搬送速度V1は、例えば通紙信頼性や動作音などをかんがみて、本体排出ピッチT1に応じて遅めに設定されている。他方、最終シートの搬送速度V2は、シート間条件を満たす範囲での略最大となる速度に設定されている。
まず、条件1について、最終前シートがスイッチバック後にストッパ81方向に搬送され、その後端部が収容ローラ42を通過した後に、最終シートの先端部が収容ローラ42に到達しなければならない。ここで、各シートは、ストッパ81から遠い順に、搬送ローラ22、(スイッチバック前に通過する)スイッチバックセンサ40、収容ローラ42、(スイッチバック後に通過する)スイッチバックセンサ40、及びサドル搬入センサ46を経由し、ストッパ81に到達する。すなわち、上記条件1について換言すると、最終シートは、最終前シートがスイッチバックセンサ40よりもサドル処理トレイ80に近い位置である収容ローラ(第2の所定位置の一例)42を通過してから収容ローラ42に到達することが必要である。
条件2について、スイッチバック後ストッパ81に向けて搬送される最終前シートの後端部がスイッチバックセンサ40を通過した後に、最終シートの搬送方向後端部がスイッチバックセンサ40を通過しなければならない。換言すると、最終前シートが、収容ローラ42よりもさらにサドル処理トレイ80に近い位置である(スイッチバック後に通過する)スイッチバックセンサ(第3の所定位置の一例)40を通過してから、最終シートがスイッチバックセンサ40を通過することが必要である。
条件3について、第3搬送路33において、最終前シート後端部がサドル搬入センサ46を通過してから最終シート前端部がサドル搬入センサ46に到達するまでの時間は、シートのジャム検出が可能な時間T2以上にする必要がある。
これらのシート間条件により、搬送速度V1,V2,V3は、以下のようにして導き出される関係式を満たすような値に設定される。
まず、条件1について、前シート(先に搬送されているシート)が最終前シートであって次シート(その次に搬送されるシート)が最終シートである場合以外の場合を考える。このとき、前シートが搬送ローラ22に到達してからスイッチバック後収容ローラ42を通過するまでの時間をt1とし、前シートが搬送ローラ22に到達してから次シートが収容ローラ42に到達するまでの時間をt2とすると、以下の2式が成り立つ。
t1=(L1+Lfd)/V1+(Lfd−L2)/V3
t2=T1+(L1+L2)/V1
t2>t1であるので、上記2式から以下の式が成り立つ。
T1+(L1+L2)/V1>(L1+Lfd)/V1+(Lfd−L2)/V3
したがって、V1について、以下の式が導き出される。
V1>V3×(Lfd−L2)/(V3×T1−(Lfd−L2)) ・・・(式1)
また、条件1について、前シートが最終前シートであって次シートが最終シートである場合を考える。このとき、前シートが搬送ローラ22に到達してからスイッチバック後収容ローラ42を通過するまでの時間をt1’とし、前シートが搬送ローラ22に到達してから次シートが収容ローラ42に到達するまでの時間をt2’とすると、以下の2式が成り立つ。
t1’=t1=(L1+Lfd)/V1+(Lfd−L2)/V3
t2’=T1+(L1+L2)/V2
t2’>t1’であるので、上記2式から以下の式が成り立つ。
T1+(L1+L2)/V2>(L1+Lfd)/V1+(Lfd−L2)/V3
したがって、V2について、以下の式が導き出される。
V2<V1×V3×(L1+L2)/(V3×(L1+Lfd)+V1×(Lfd−L2)−V1×V3×T1) ・・・(式2)
次に、条件2について、前シートが最終前シートであって次シートが最終シートである場合以外の場合を考える。このとき、前シートが搬送ローラ22に到達してからスイッチバック後にスイッチバックセンサ40を通過するまでの時間をt3とし、前シートが搬送ローラ22に到達してから次シートがスイッチバックセンサ40を通過するまでの時間をt4とすると、以下の2式が成り立つ。
t3=(L1+Lfd)/V1+Lfd/V3
t4=T1+(L1+Lfd)/V1
t4>t3であるので、上記2式から以下の式が成り立つ。
T1+(L1+Lfd)/V1>(L1+Lfd)/V1+Lfd/V3
したがって、V3について、以下の式が導き出される。
V3>Lfd/T1 ・・・(式3)
また、条件2について、前シートが最終前シートであって次シートが最終シートである場合を考える。このとき、前シートが搬送ローラ22に到達してからスイッチバック後にスイッチバックセンサ40を通過するまでの時間をt3’とし、前シートが搬送ローラ22に到達してから次シートがスイッチバックセンサ40を通過するまでの時間をt4’とすると、以下の2式が成り立つ。
t3’=t3=(L1+Lfd)/V1+Lfd/V3
t4’=T1+(L1+Lfd)/V2
t4’>t3’であるので、上記2式から以下の式が成り立つ。
T1+(L1+Lfd)/V2>(L1+Lfd)/V1+Lfd/V3
したがって、V2について、以下の式が導き出される。
V2<V1×V3×(L1+Lfd)/(V3×(L1+Lfd)+V1×Lfd−V1×V3×T1) ・・・(式4)
条件3について、前シートが最終前シートであって次シートが最終シートである場合以外の場合を考える。このとき、前シートが搬送ローラ22に到達してからサドル搬入センサ46を通過するまでの時間をt5とし、前シートが搬送ローラ22に到達してから次シートがサドル搬入センサ46に到達するまでの時間をt6とする。
ここで、t6−t5=t4−t3>T2であるので、以下の式が成り立つ。
T1+(L1+Lfd)/V1>(L1+Lfd)/V1+Lfd/V3+T2
したがって、V3について、以下の式が導き出される。
V3>Lfd/(T1−T2) ・・・(式5)
条件3について、前シートが最終前シートであって次シートが最終シートである場合を考える。このとき、前シートが搬送ローラ22に到達してからサドル搬入センサ46を通過するまでの時間をt5’とし、前シートが搬送ローラ22に到達してから次シートがサドル搬入センサ46に到達するまでの時間をt6’とする。
ここで、t6’−t5’=t4’−t3’>T2であるので、以下の式が成り立つ。
T1+(L1+Lfd)/V2>(L1+Lfd)/V1+Lfd/V3+T2
したがって、V2について、以下の式が導き出される。
V2<V1×V3×(L1+Lfd)/(V3×(L1+Lfd)+V1×Lfd−V1×V3×(T1−T2)) ・・・(式6)
これらの式より、V1,V2,V3の条件が求められる。
V1については、(式1)より、以下の式を満たすことが必要である。
V1>V3×(Lfd−L2)/(V3×T1−(Lfd−L2))
V2については、(式2)と(式6)と、及びV2>V1であることから、以下の3式を同時に満たすことが必要である。
V2<V1×V3×(L1+L2)/(V3×(L1+Lfd)+V1×(Lfd−L2)−V1×V3×T1)
V2<V1×V3×(L1+Lfd)/(V3×(L1+Lfd)+V1×Lfd−V1×V3×(T1−T2))
V2>V3×(Lfd−L2)/(V3×T1−(Lfd−L2))
V3については、(式5)より、以下の式を満たすことが必要である。
V3>Lfd/(T1−T2)
なお、本実施の形態において、条件3が満足されれば必ず条件2が満足される。そのため、(式3)及び(式4)は考慮しなくてもよい。
[収容ピッチ2について]
以上のように最終シートが搬送速度V2で搬送されることにより、最終シートがストッパ81に到達してから、後処理時間として、収容ピッチ2の時間が確保される。ここで、収容ピッチ2の時間の長さは、以下のようになる。
最終シートが搬送ローラ22に到達してからスイッチバックセンサ40を通過するまでの時間をt10とし、最終シートが搬送ローラ22に到達してから先頭シートがスイッチバックセンサ40を通過するまでの時間をt11とすると、以下の2式が成り立つ。
t10=(L1+Lfd)/V2
t11=T1+(L1+Lfd)/V1
ここで、収容ピッチ2の時間はt11−t10であるので、収容ピッチ2の時間について、以下の式が得られる。
(収容ピッチ2の時間)=T1+(L1+Lfd)/V1−(L1+Lfd)/V2=T1+(V2−V1)×(L1+Lfd)/(V1×V2) ・・・(式7)
これにより、収容ピッチ2の時間は、通常の収容ピッチの時間T1よりも、(V2−V1)×(L1+Lfd)/(V1×V2)だけ長くなることがわかる。
なお、制御部120は、後処理に要する処理時間T3に応じて、第2の搬送速度V2を変更する制御を行う。この制御については、後述する。
[各シートの搬送速度を決定する処理]
図11は、後処理装置1の各シートの搬送制御に関する処理を示すフローチャートである。
後処理装置1により後処理が行われるとき、制御部10は、各シートについて、以下のようにしてその搬送速度を決定する。
ステップS101において、制御部10は、送出シート情報があるか否かを確認する。送出シート情報は、画像形成装置本体110から排出される各シートについての情報である。送出シート情報は、例えば、画像形成装置本体110で画像形成が行われるときなどの用紙設定情報(例えば「A4縦」、「B3横」、…など)などに応じて画像形成装置本体110で生成される。送出シート情報は、後処理装置1にそのシートが搬入されるまでに、画像形成装置本体110の制御部120から後処理装置1に通知される。
なお、送出シート情報には、例えば、各シートの搬送速度の決定に必要な情報であるシート長さLfd、画像形成装置本体110からのシートの送出間隔(本体排出ピッチ)T1、及びそのシートがシート束の最終シートであるか否かを示す情報などが含まれる。
ステップS103において、制御部10は、送出シート情報から所定の情報を取得する。制御部10は、例えば、シート長さLfd、本体排出ピッチT1、及びそのシートがシート束の最終シートであるか否かを示す情報などを取得する。
ステップS105において、制御部10は、搬送速度V1,V3を決定する。制御部10は、(式5)及び(式1)をかんがみて、以下の式よりV3,V1の条件を求める。ここで、Vαは速度マージンである。Vαは、例えば一定の値である。Vaは、搬送遅れなど、シートの搬送に少し乱れなどがあっても上記シート間条件などが満足されるように、適切に設定されればよい。
V3=Lfd/(T1−T2)+Vα
V1=V3(Lfd−L2)/(V3×T1−(Lfd−L2))+Vα
ステップS107において、制御部10は、送出シート情報から取得された情報を基に、画像形成装置本体110から送出され搬送されるシートが最終シートであるか否かを判断する。
ステップS107において最終シートでなければ、ステップS109において、制御部10は、ステップS105において決定した搬送速度V1,V3でシートを搬送する制御を行う。すなわち、シートは、スイッチバックされるまでは速度V1で搬送され、スイッチバックされた後は速度V3で搬送される。制御部10は、その制御の搬送が終了すると、そのシートについての制御を終了する。
ステップS107において最終シートであれば、制御部10は、V2の算出を開始する。この場合、シートは、スイッチバックされるまでは以下のように算出される速度V2で搬送され、スイッチバックされた後は速度V3で搬送される。
ステップS111において、制御部10は、V2に関する第1の条件V2a及び第2の条件V2bを算出する。制御部10は、(式2)及び(式4)をかんがみて、2つの条件V2a,V2bを算出する。
V2a=V1×V3(L1+L2)/(V3(L1+Lfd)+V1(Lfd−L2)−V1×V3×T1)−Vα
V2b=V1×V3(L1+Lfd)/(V3(L1+Lfd)+V1×Lfd−V1×V3(T1−T2))−Vα
ステップS113において、制御部10は、上記V2a,V2bについての2式より、V2の上限V2maxを求める。制御部10は、V2a≧V2bである場合には、V2max=V2bとする。また、V2a<V2bである場合には、V2max=V2aとする。
また、ステップS113において、制御部10は、算出したV2maxに基づいて、中綴じ処理可能時間T3max(s)を求める。ここで、T3maxは、シート束の最終シートのストッパ81到達から次シート束の先頭シートのストッパ81到達までの時間と定義され、以下の式で表される。
T3max=T1+(V2max−V1)(L1+Lfd)/(V1×V2max)
ステップS115において、制御部10は、算出されたT3maxがT3より大きいかどうかを判断する。
ステップS115においてT3max<T3であれば、ステップS117において、制御部10は、シートの搬送速度V2をV2maxとする。
ステップS119において、制御部10は、画像形成装置本体110からの用紙の送出間隔を変更させる処理を行う。シート束の最終シートをV2maxで搬送しても、中綴じ処理時間が不足するためである。制御部10は、画像形成装置本体110からのシートの送出間隔がT1+(T3−T3max)に拡大されるように、画像形成装置本体110に通知する。これにより、通知を受けた画像形成装置本体110は、シートの送出間隔を拡大する。最終シートの搬送速度がV2maxとされ、シートの送出間隔も拡大されるので、最終シートと先頭シートとの間隔が広がり、適切に後処理が行われる。
他方、ステップS115においてT3max≧T3であれば、シート束の最終シートと次シート束の先頭シートとの画像形成装置からのシート送出間隔がT1であるままで、中綴じ処理が可能である。この場合、生産性は低下しない。
ここで、ステップS115においてT3max≧T3であるとき、ステップS121において、制御部10は、シート搬送時の騒音を低減するために、V2の最適化を行う。すなわち、制御部10は、後処理に要する処理時間又は後処理されたシート束を排出するのに必要な時間に応じて、搬送速度V2を変更する。最適化したV2をV2’とし、時間マージンをTαとすると、以下の式が成り立つ。
T1+(V2’−V1)(L1+Lfd)/(V1×V2’)=T3+Tα
制御部10は、最終的に、以下の式により最適化したV2’を決定可能である。
V2’=V2=V1(L1+Lfd)/(V1(T1−T3−Tα)+L1+Lfd)
制御部10は、算出したV2’をV2とする。
ステップS119又はステップS121の処理が行われると、ステップS123において算出され決定された速度V2と、ステップS105において決定した速度V3とでシートを搬送する制御を行う。すなわち、シートは、スイッチバックされるまでは速度V2で搬送され、スイッチバックされた後は速度V3で搬送される。最終シートの搬送が行われると、そのシートについての処理が終了する。
なお、搬送速度V1,V2,V3は、後処理装置1の各部の寸法などに応じて、用紙サイズなどに応じて、又は後処理装置1とともに用いられる画像形成装置本体110の種類など種々のパラメータに応じて、あらかじめ設定されていてもよい。この場合、制御部10は、設定されている搬送速度の値から、適用する速度を適宜選択するようにしてもよい。
[実施の形態における効果]
以上説明したように、本実施の形態においては、最終シートは、スイッチバックされるまで、最終前シートや先頭シートなど他のシートよりも高速で搬送される。最終シートについて、画像形成装置本体110より排出が開始されてから中綴じ処理部8へシートの収容が完了されるまでの時間は、他のシートについて掛かる時間よりも短くなる。すなわち、最終シートと先頭シートとがそれぞれ中綴じ処理部8に収容されるタイミングの間隔が、最終シートと先頭シートとがそれぞれ画像形成装置本体110から排出されるタイミングの間隔(本体排出ピッチ)よりも長くなるので、後処理時間を確保することができる。また、シート束について、最終シートを高速の速度V2で搬送することにより、後処理が行われるタイミングが早くなる。そのため、後処理されたシート束の出力タイミングを従来よりも早くすることができる。
このように、次のシート束のシートの搬送をさほど遅らせることなく、早いタイミングで後処理を行うことが可能になるので、後処理装置1の生産性を高くすることができる。仮に、1回の後処理について、画像形成装置本体110より送出されて後処理装置1から排出されるまでの時間を数秒だけ短縮できる場合、例えば数百部、数千部のシート束を出力する処理に掛かる時間が相当短縮され、高い効果が得られる。
シート束の最終前シートとその次のシートである最終シートとが、ある間隔を維持した状態で第3搬送路33よりサドル処理トレイ80に搬送される。そのため、バイパス通紙経路や、シートの搬送路の切替え機構など、後処理装置1の生産性を維持・向上させるための特別な機構を設けることが不要である。したがって、後処理装置1の通紙信頼性を向上させることができ、かつ、後処理装置1の簡素化、小型化が可能になる。
また、シート束の後処理時間T3に対して、後処理装置1からのシート送出間隔T1が長い場合には、後処理装置1の生産性を維持したまま、後処理装置1を静音化できる。すなわち、この場合、後処理時間T3が確保できる範囲で、最終シートの第2の搬送速度V2を上限の搬送速度V2maxよりも遅くすることができる。
[その他]
最終シートは、スイッチバック後に第3の搬送速度V3よりも高速の搬送速度で搬送されてもよい。
上記では中綴じ処理部8において後処理が行われる場合に最終シートを高速で搬送することを説明したが、平綴じ処理部7で後処理が行われる場合であっても、後処理装置1の制御部10は、上記とおおむね同様の制御を行えばよい。すなわち、制御部10は、最終シートについて、後処理装置1内でシートを搬送する過程において最終シートと最終前シートとが干渉したり両シートの搬送に影響を及ぼしたりしない程度に、他のシートよりも高速の搬送速度でメイン処理トレイ70まで搬送すればよい。これにより、シート束について後処理可能になってから、先頭シートがメイン処理トレイ70に到達するまでに後処理時間を確保することができ、後処理装置1の生産性を向上させることができる。
後処理装置は、後処理として、上述のほか、のり付けなどによるバインド処理(シート束をまとめる処理)などを実行可能であってもよい。これらの後処理がシート束毎に行われる場合であっても、最終シートを高速で搬送することにより、後処理装置の生産性を向上させることができる。
後処理装置で行われるシート搬送などの制御は、画像形成装置本体の制御部により行われてもよい。また、画像形成装置本体の制御部は、後処理装置から画像形成装置本体に送られた後処理装置に関する情報に基づいて、シートの搬送速度の算出を行ってもよい。この場合、後処理装置の制御部が、画像形成装置本体の制御部で算出された搬送速度に従って後処理装置の制御を行ってもよいし、画像形成装置本体の制御部がシートの搬送の制御を行ってもよい。
画像形成装置本体としては、モノクロ/カラーの複写機、プリンタ、ファクシミリ装置やこれらの複合機(MFP)などいずれであってもよい。電子写真方式により画像を形成するものに限られず、例えばいわゆるインクジェット方式により画像を形成するものであってもよい。
上述の実施の形態における処理は、ソフトウェアによって行っても、ハードウェア回路を用いて行ってもよい。
上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザに提供することにしてもよい。プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。上記のフローチャートにおいて文章で説明された処理は、そのプログラムに従ってCPUなどにより実行される。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 後処理装置
10 制御部
21 水平搬送路
31 第1搬送路
32 第2搬送路
33 第3搬送路
40 スイッチバックセンサ(第1の所定位置の一例、第3の所定位置の一例)
42 収容ローラ(第2の所定位置の一例)
70 メイン処理トレイ(処理トレイの一例)
80 サドル処理トレイ(処理トレイの一例)
100 画像形成装置
110 画像形成装置本体

Claims (8)

  1. 画像形成装置本体から1枚ずつ送出されるシートを順次搬送路上で搬送して処理トレイに集積し、前記処理トレイに集積されたシート束毎に後処理を行った後、そのシート束を排出する後処理装置において、
    前記搬送路上の搬送速度制御開始位置から第1の所定位置まで、第1の搬送速度でシートを搬送する第1の搬送手段と、
    前記搬送速度制御開始位置から前記第1の所定位置まで、前記第1の搬送速度より高速である第2の搬送速度でシートを搬送する第2の搬送手段と、
    シート束の最終シート以外のシートに対して前記第1の搬送手段による搬送を行う第1の搬送制御手段と、
    前記最終シートに対して前記第2の搬送手段による搬送を行う第2の搬送制御手段とを備えた、後処理装置。
  2. 前記第2の搬送手段は、前記第2の搬送速度の上限を、
    シート束のシートのうち前記最終シートの前に搬送される最終前シートが前記第1の所定位置よりも前記処理トレイに近い位置である第2の所定位置を通過してから前記最終シートが前記第2の所定位置に到達し、かつ、
    前記最終前シートが前記第2の所定位置よりも更に処理トレイに近い位置である第3の所定位置を通過してから、前記最終シートが前記第3の所定位置を通過するような最大速度とする、請求項1に記載の後処理装置。
  3. 前記第2の搬送手段は、前記後処理に要する処理時間に応じて、前記第2の搬送速度を変更する、請求項1又は2に記載の後処理装置。
  4. 前記第2の搬送手段は、前記後処理されたシート束を排出するのに必要な時間に応じて、前記第2の搬送速度を変更する、請求項1から3のいずれかに記載の後処理装置。
  5. 前記後処理は、シート束を中綴じする中綴じ処理である、請求項1から4のいずれかに記載の後処理装置。
  6. 画像形成装置本体と、
    請求項1から5のいずれかに記載の後処理装置とを備え、
    前記後処理装置は、前記画像形成装置本体から送出されるシートに後処理を行って排出する、画像形成装置。
  7. 画像形成装置本体から1枚ずつ送出されるシートを順次搬送路上で搬送して処理トレイに集積し、前記処理トレイに集積されたシート束毎に後処理を行った後、そのシート束を排出する、
    前記搬送路上の搬送速度制御開始位置から第1の所定位置まで、第1の搬送速度でシートを搬送する第1の搬送手段と、
    前記搬送速度制御開始位置から前記第1の所定位置まで、前記第1の搬送速度より高速である第2の搬送速度でシートを搬送する第2の搬送手段とを備えた後処理装置の制御方法であって、
    シート束の最終シート以外のシートに対して前記第1の搬送手段による搬送を行う第1の搬送制御ステップと、
    前記最終シートに対して前記第2の搬送手段による搬送を行う第2の搬送制御ステップとを備える、後処理装置の制御方法。
  8. 画像形成装置本体から1枚ずつ送出されるシートを順次搬送路上で搬送して処理トレイに集積し、前記処理トレイに集積されたシート束毎に後処理を行った後、そのシート束を排出する、
    前記搬送路上の搬送速度制御開始位置から第1の所定位置まで、第1の搬送速度でシートを搬送する第1の搬送手段と、
    前記搬送速度制御開始位置から前記第1の所定位置まで、前記第1の搬送速度より高速である第2の搬送速度でシートを搬送する第2の搬送手段とを備えた後処理装置の制御プログラムであって、
    シート束の最終シート以外のシートに対して前記第1の搬送手段による搬送を行う第1の搬送制御ステップと、
    前記最終シートに対して前記第2の搬送手段による搬送を行う第2の搬送制御ステップとをコンピュータに実行させる、後処理装置の制御プログラム。
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