JP2012043566A - 燃料電池システム - Google Patents

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JP2012043566A JP2010182032A JP2010182032A JP2012043566A JP 2012043566 A JP2012043566 A JP 2012043566A JP 2010182032 A JP2010182032 A JP 2010182032A JP 2010182032 A JP2010182032 A JP 2010182032A JP 2012043566 A JP2012043566 A JP 2012043566A
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英俊 若松
Hideji Sano
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Abstract

【課題】搬入が容易で設置占有面積が小さく、総合効率を高める燃料電池システムを提供すること。
【解決手段】燃料電池背面板4は、燃料電池側面板2、3の後辺と燃料電池天板5の後辺とから、締結部材52の突出長さより長い距離、燃料電池筐体50の内側に取り付けられる。さらに、燃料電池60と貯湯器61とを別々に搬入し、燃料電池背面板4と貯湯背面板14を向かい合った状態で近接して配置することにより、設置占有面積が小さくなり、燃料電池背面板4と貯湯背面板14との間の空気層により断熱効果が高められることから、燃料電池システムのエネルギー総合効率を高めることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般家庭や事業所などの敷地に設置される燃料電池システムに関するものである。
従来から、高効率な小規模発電が可能である燃料電池システムは、発電の際に発生する熱エネルギーを利用するためのシステム構築が容易であるため、高いエネルギー利用効率を実現可能な分散型の発電システムとして開発が進められている。
燃料電池システムでは、発電運転の際、その発電部の本体として配設される燃料電池本体(以降、「セルスタック」という)に、燃料ガスと酸化剤ガスとが各々供給される。そして、セルスタックでは、その供給される燃料ガス中の水素と酸化剤ガス中の酸素とが電気化学反応して発電が進行する。この電気化学反応の進行により、水素及び酸素が有する化学的なエネルギーが、電気的なエネルギーと熱的なエネルギーに変換される。電気的なエネルギーとして発生する直流電力をインバータで交流電力に変換し、家庭内の電力負荷に供給される。熱的なエネルギーは、有効利用するために貯湯タンクでお湯として貯えられ、家庭などで使用するお湯や床下暖房の熱源として利用される。
このため燃料電池システムは図6に示すようにセルスタックなどの発電を行う燃料電池装置101と熱をお湯として保持する貯湯器102を別ユニットとして配置するものがある(例えば特許文献1参照)。
また、セルスタックを含む燃料電池発電システムと貯湯システムを、共通台板を備えている。
燃料電池コージェネレーションシステムとするものが提案されている(例えば特許文献2参照)。
特開2004−111208号公報 特開2005−32461号公報
しかし、図6に示すように、燃料電池装置ユニット、貯湯器を別々に配置すると非常に多くの面積を占有するため、設置できる場所が非常に制限されるという課題があった。また、燃料電池装置ユニット、貯湯器ユニットの距離などは設置場所の状態によって異なるので、現場で配管の長さを調整するなど、設置作業が非常に複雑であった。
また、特許文献2に示すように、設置性を向上させるために、共通台板上に部品を固設して、現場での接続作業をなくすように一体化したものは、非常に重量が大きくなる課題がある。図6に示すように、これまでは複数のユニットに分割していたため、総重量は重くとも、ユニットあたりの重量は小さいので容易な搬入が可能であったが、共通台板の上に固設し、一つのユニットとすると、搬入する際のユニットあたりの重量が大きくなるため、容易な搬入ができなくなる課題を有している。
本発明はこのような事情に鑑みてなされてものであり、搬入が容易で設置占有面積が小
さく、エネルギーの総合効率を高める燃料電池システムを提供することを目的としている。
前記従来の課題を解決するために、本発明の燃料電池システムは、燃料ガスと酸化剤ガスとを電気化学反応させる燃料電池と、
燃料電池で発生する熱により暖められた湯を貯める貯湯器と、
を有する燃料電池システムであって、
燃料電池は、構成部品を収納するとともに少なくとも燃料電池天板と燃料電池背面板と燃料電池側面板とを有する燃料電池筐体と、燃料電池背面板に突出して取り付けられるとともに構成部品を燃料電池背面板に固定するための締結部材と、を有し、
貯湯器は、貯湯タンクを収納するとともに少なくとも貯湯背面板を有する貯湯器筐体を有し、
燃料電池背面板は、燃料電池側面板の後辺と燃料電池天板の後辺とから、締結部材の突出長さより長い距離、燃料電池筐体の内側に取り付けられ、
燃料電池と貯湯器とは、貯湯背面板と燃料電池背面板とが空気層を挟んで向かい合った状態で配置されるように構成されている、ことを特徴とするものである。
これによって、燃料電池と貯湯器とを別々に搬入できることから、搬入が容易になり、燃料電池筐体の背面板は側面板の後辺と天板後辺とから締結部材の突出長さよりも長い距離内側に取り付けられている。このため、燃料電池筐体の背面板と貯湯器筐体の背面板を向かい合った状態で配置が可能となり、設置占有面積が小さくなる。また、燃料電池筐体の背面板と貯湯器筐体の背面板間の空気層により断熱効果が高められることから、燃料電池システムのエネルギー総合効率を高めることができる。
本発明の燃料電池システムは、搬入が容易で設置占有面積が小さく、総合効率を高めることができる。
本発明の実施の形態1における燃料電池及び貯湯器の斜視図 同実施の形態の燃料電池及び貯湯器の天板方向からの断面図 同実施の形態の燃料電池及び貯湯器の内部構造を示す斜視図 本発明の実施の形態2における燃料電池の斜視図 同実施の形態の燃料電池を上から見た場合の断面図 従来例における燃料電池及び貯湯器の外観図
第1の形態の燃料電池システムは、燃料ガスと酸化剤ガスとを電気化学反応させる燃料電池と、
燃料電池で発生する熱により暖められた湯を貯める貯湯器と、
を有する燃料電池システムであって、
燃料電池は、構成部品を収納するとともに少なくとも燃料電池天板と燃料電池背面板と燃料電池側面板とを有する燃料電池筐体と、燃料電池背面板に突出して取り付けられるとともに構成部品を燃料電池背面板に固定するための締結部材と、を有し、
貯湯器は、貯湯タンクを収納するとともに少なくとも貯湯背面板を有する貯湯器筐体を有し、
燃料電池背面板は、燃料電池側面板の後辺と燃料電池天板の後辺とから、締結部材の突出長さより長い距離、燃料電池筐体の内側に取り付けられ、
燃料電池と貯湯器とは、貯湯背面板と燃料電池背面板とが空気層を挟んで向かい合った
状態で配置されるように構成されている、ことを特徴とするものである。
これによって、燃料電池と貯湯器とを別々に搬入できることから、搬入が容易になり、燃料電池筐体の背面板は側面板の後辺と天板後辺とから締結部材の突出長さよりも長い距離内側に取り付けられている。このため、燃料電池筐体の背面板と貯湯器筐体の背面板を向かい合った状態で配置が可能となり、設置占有面積が小さくなる。また、燃料電池筐体の背面板と貯湯器筐体の背面板間の空気層により断熱効果が高められることから、燃料電池の総合効率を高めることができる。
また、第2の形態の燃料電池システムは、第1の形態の燃料電池システムにおいて、燃料電池筐体の背面板を覆う板が、燃料電池筐体の背面に着脱自在に固定されることを特徴とするものである。
これによって、設置場所の関係からやむを得ず燃料電池筐体の背面板と貯湯器の背面板を向かい合った状態で設置できない場合に、燃料電池筐体の背面板を覆う板を取り付けることにより燃料電池筐体の背面板とそれを覆う板との間に空気層ができ、断熱効果が高まることから燃料電池の総合効率を高めることができる。また、外観に現れた締結部材、例えばビスを見えなくすることができる為、外観デザイン性を高めることができる。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1における燃料電池及び貯湯器の斜視図であり、図2は実施の形態1の燃料電池及び貯湯器の天板方向からの断面図、図3は実施の形態1の燃料電池及び貯湯器の内部構造を示す斜視図である。
燃料電池60は、金属製の燃料電池筐体50を有している。
燃料電池筐体50は、正面に配置される燃料電池正面板1、右側面に配置される燃料電池右側面板2、背面に配置される燃料電池背面板4、天面に配置される燃料電池天板5、燃料電池60を支持する4個の燃料電池脚6、を有している。さらに、燃料電池正面板1は、上部に外気を吸気するための燃料電池上部通気口7、下部に排気を行うための燃料電池下部通気口8、を有している。燃料電池60は燃料電池脚6により、地面に設けられた基礎と接続されている。
貯湯器61は、金属製の貯湯筐体51を有している。
貯湯筐体51は、正面に配置される貯湯正面板11、右側面に配置される貯湯右側面板12、左側面に配置される貯湯左側面板13、背面に配置される貯湯背面板14、天面に配置される貯湯天板15、を有している。さらに、貯湯筐体51は、貯湯器61を指示するための4個の貯湯脚16を有している。貯湯器61は貯湯脚16により、地面に設けられた基礎と接続されている。
図2に示すように燃料電池背面板4は、内部の構成部品を燃料電池背面板4に固定するための複数の締結部材52が、外側から内側に向かって取り付けられている。
図2に示すように燃料電池背面板4は、燃料電池右側面板2及び燃料電池左側面板3の後辺と燃料電池天板5の後辺とからこの締結部材52の突出長さよりも長い距離、内側に取り付けられている。このため、燃料電池背面板4と貯湯背面板14とが向かい合った状態で近接して配置されることが可能となり、燃料電池システムの設置面積を非常に小さくすることができる。
次に図3を用いて本発明の実施の形態1における燃料電池60及び貯湯器61の内部構成を説明する。図3は同実施の形態の燃料電池60及び貯湯器61の外装板を取り外した内部の主な部品の構成を表す斜視図である。
燃料電池60は、空気などをセルスタック23及び燃料生成器22に供給する酸化剤ガス供給部21と、都市ガスなどの原料ガスから水素を主成分とする燃料ガスを生成する燃料生成器22と、空気中の酸素と燃料ガス中の水素から電力を発生するセルスタック23と、を有している。さらに、燃料電池60は、少なくともセルスタック23で発生する熱を回収する冷却水を貯める冷却水タンク24と、空気、水および原料ガス中の不純物を取り除く浄化部26と、燃料電池60全体の制御を行うとともにセルスタック23で発生する直流電力を交流電力に変換するインバータを有する回路部27と、補機部28などを有している。補機部28は、例えば、燃料電池60が動作するためのポンプや弁などがある。冷却水タンク24と熱交換部30と補機部28の一部とが燃料電池背面板4に燃料電池本体外側から内側に向かって締結部材52により固定されている。
なお、締結部材52の取付方向の構成上、燃料電池60と貯湯器61とを隣接して設置させた後、これらの部品は着脱不可能となるが、締結部材の取付方向を燃料電池本体内側から外側に向かって取り付けることで、着脱自在に構成しても良い。
また、冷却水を介して燃料電池60で発生する熱を回収するのは熱交換部30である。燃料電池60で発生した熱は最終的に貯湯タンク31でお湯として貯蔵され、貯湯タンク31のお湯は混合弁32で適切な温度に調節されたのち利用される。
貯湯器61は貯湯タンク31と混合弁32とより構成されるとともに、補助熱源機33が設けられており、貯湯タンク31の水温が低いときには、補助熱源機33で加熱し、給湯などにお湯を使用する。
次に燃料電池60の動作の概略を説明する。燃料電池60は、外部よりメタンやプロパンなどの炭化水素系の原料ガスを導入する。本実施の形態においては、都市ガスである13Aガスが使用される。導入された原料ガスは、燃料生成器22で触媒反応として(化1)で示される反応を起こすのであるが、本化学反応は吸熱反応であるため反応中、熱を与える必要がある。
(化1)に示す反応が発生すると、水素と二酸化炭素が生成されるのである。しかし、同時に(化2)に示す反応により一酸化炭素が発生する。この一酸化炭素は、(化3)に示されるような水性シフト反応により一酸化炭素の濃度が低減され、(化4)に示されるように一酸化炭素選択酸化反応により、例えば20ppm以下の微量となるまで除去される。セルスタック23内の電極の被毒を抑制するためである。
Figure 2012043566
Figure 2012043566
Figure 2012043566
Figure 2012043566
このようにして原料ガスから生成した水素、二酸化炭素と水蒸気の他に、微量な一酸化炭素を含む燃料ガスはセルスタック23の燃料極に送られる。一方、空気ブロワやコンプレッサーなどの酸化剤ガス供給部21より、空気が浄化部26の空気浄化部分に送られ、さらにセルスタック23の空気極に送られる。
なお、本実施の形態では酸化剤ガス供給部21から空気が浄化部26に送られたが、浄化部26を通った空気を酸化剤ガス供給部21よりセルスタック23に導いても良い。セルスタック23では、送られてきた空気と水素により、(化5)に示す反応により、水を生成し、同時に熱と電気も発生させる。
Figure 2012043566
電気は回路部27で直流から交流に変換されたのち、燃料電池装置外でも電力として利用される。熱は冷却水タンク24に保持されている冷却水がセルスタック23を流れることによりセルスタック23から持ち運ばれ、冷却水タンク24に再び水は戻り循環する。
この循環する経路中に配置された熱交換部30で貯湯タンク31につながる水と熱交換されることにより、冷却水の温度はほぼ一定に保たれる。セルスタック23で消費されなかった燃料ガスはオフガスとして燃料生成器22のバーナー部分に流され燃焼される。燃焼により発生した熱は、(化1)の吸熱反応で必要とされる熱として有効に利用される。
本実施の形態では、燃料電池装置で発生する熱のうち、セルスタック23で発生する熱のほか、セルスタック23で使用されず排出される空気と燃料生成器22のバーナーで発生した燃焼排ガスも熱交換部30によって回収し、冷却水の温度上昇に使用した。
本実施の形態では燃料電池装置を動作させるポンプや熱交換機などの補機は補機部28に収納してあるが、燃料電池装置を構成する燃料生成器22やセルスタック23などに関係する各補機を配置し、全体に分割しても良い。
燃料電池装置で発生した熱により加熱された冷却水と熱交換部30で交換し、温度が上昇した水は貯湯タンク31に貯められる。貯湯タンク31の底部から水が取り出され、燃料電池装置と貯湯器の接続配管を介して、熱交換部30に導かれる。
熱交換部30で温度が上昇した水は、燃料電池60と貯湯器61との接続配管を介して、貯湯タンク31の上部から水が戻される。つまり貯湯タンク31の水は底部から取り出され、加熱された後、上部に戻ることになり、貯湯タンク31の水温は、底部は低いが、上部は高温となり給湯などに利用できるのである。
本実施の形態では、貯湯タンク31の上部には60℃以上の水が溜まるように循環する水の量を調整することにしたが、40℃以上100℃未満であれば給湯に適する。家庭などで燃料電池発電装置のお湯を利用するときは、貯湯タンク31の上部からの温度の高い水(つまりお湯)が混合弁32に流れ込むようになる。
混合弁32では利用者が要求した水の温度になるように、貯湯タンク31からのお湯に外部から接続されている水道配管などの水を混合し、利用者の要求する温度にした後に、風呂や台所などの利用者の要求した場所で要求した温度の湯水が利用できる。
燃料電池60の動作開始時や貯湯タンク31に貯められているお湯の量を超えるお湯の
需要が有った場合には、貯湯タンク31の上部であっても利用者の要求する温度のお湯を供給できない場合もある。このとき混合弁32は必要により外部の水を混合した後、補助熱源機33で加熱し利用者の要求温度にした後に利用される。
次に燃料電池60及び貯湯器61の設置について説明する。
本実施の形態では、燃料電池60と貯湯器61とを別々に搬入し、施工現場で燃料電池背面板4と貯湯器背面板14とを向かい合わせで互いに近接して設置するものである。これによって、軽量化とコンパクト化が図れ、さらに設置面積を非常に小さいものにできる。また、燃料電池背面板4と貯湯器背面板14との間の空気層により断熱効果が高められることから、燃料電池システムのエネルギー総合効率を高めることができる。
なお、本実施の形態では設置面積を小さくするために、燃料電池60と貯湯器61を共に縦に長い構成を取っている。設置面積を小さくするために、構成部品を上下に配置する。例えば、燃料電池装60は、設置面積を少なくするために燃料生成器22の上にセルスタック23を配置し、セルスタック23のさらに上に冷却水タンク24を配置する構成としている。
セルスタック23で使用されなかった燃料ガスは燃料生成器22のバーナーで燃焼され熱として利用されるのであるが、セルスタック23から排出される燃料ガスには多くの水分を含んでいる。
セルスタック23よりも燃料生成器22が上部にあると配管の途中で結露した水分が経路を閉塞させることが僅かな時間でも発生し、バーナーの火が消えてしまうなどのトラブルが発生する。セルスタック23が燃料生成器22の上部にあると、結露が発生しても、順次バーナー部分に送られるため、水分による閉塞などが無く、バーナー燃焼が安定して起こる。
また、冷却水は冷却水タンク24に貯められ、セルスタック23の内部を通り、熱交換されるのであるが、加熱等により気泡が発生することがある。経路内部で発生した気泡は水の流れまたは上部に移動するのであるが、セルスタック23が上部に配置されると、冷却水経路で発生した気泡はセルスタック23の冷却水経路にとどまり、水の流れを妨害するなどの問題が発生する。しかし、セルスタック23よりも、冷却水タンク24を上部にすることにより、気泡が容易に抜け、セルスタック23の温度調整が精密にできるだけでなく、熱交換がスムースにおこなわれるので、排熱回収の高い燃料電池発電装置が実現できるのである。
本実施の形態によれば、燃料電池60と貯湯器61とは、個々に搬入することができるが、設置した後は隣接して一体になっているため、位置関係が現地の状況によらず決まっている。そのため、工場などの現場以外で作成した、あらかじめ接続に最適な形状の部材が使用できるため、容易に接続ができる。
また、本実施の形態では燃料電池背面板4は、燃料電池筐体50の側面のうち、貯湯器向かい合わせになる面となる。したがって、図1において、燃料電池筐体50の右側の側面板を貯湯右側面板12と向かい合わせて設置する場合、燃料電池筐体50の右側の側面板が燃料電池正面板1となる。
(実施の形態2)
図4は本発明の実施の形態2における燃料電池60の斜視図であり、図5は同実施の形態の燃料電池60を上から見た場合の断面図である。燃料電池60の正面には燃料電池正
面板1が、右側面には燃料電池右側面板2が、左側面には燃料電池左側面板3が、背面には燃料電池背面板4が、天井には燃料電池天板5が設けられている。燃料電池60は燃料電池脚8により、地面に設けられた基礎と接続されている。正面板1には上部通気口9と下部通気口10が設けられている。この時、燃料電池の背面板4を覆う背面板カバー41が、締結部材52により着脱自在に固定されている。
設置場所の関係からやむを得ず燃料電池背面板4と貯湯背面板14とを向かい合った状態で設置できない場合に、燃料電池背面板4を覆う背面板カバー41を取り付ける。これにより、燃料電池背面板4と背面板カバー41との間に空気層ができ、断熱効果が高まることから燃料電池装置の総合効率を高めることができる。また、外観に現れた締結部材、例えばビスの多くを見えなくすることができる為、外観デザイン性を高めることができる。
以上のように、本発明にかかる燃料電池システムは、燃料電池のエネルギー総合効率を高めることができるので、固体高分子形燃料電池システムや固体酸化物形燃料電池システムなど、様々な定置用燃料電池システムに適用できる。
1 燃料電池正面板
2 燃料電池右側面板(燃料電池側面板)
3 燃料電池左側面板(燃料電池側面板)
4 燃料電池背面板
5 燃料電池天板
6 燃料電池脚
7 燃料電池上部通気口
8 燃料電池下部通気口
11 貯湯正面板
12 貯湯右側面板
13 貯湯左側面板
14 貯湯背面板
15 貯湯天板
16 貯湯脚
21 酸化剤ガス供給部
22 燃料生成器
23 セルスタック
24 冷却水タンク
26 浄化部
27 回路部
28 補機部
30 熱交換部
31 貯湯タンク
32 混合弁
33 補助熱源機
41 背面板カバー
50 燃料電池筐体
51 貯湯筐体
60 燃料電池
61 貯湯器

Claims (2)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスとを電気化学反応させる燃料電池と、
    前記燃料電池で発生する熱により暖められた湯を貯める貯湯器と、
    を有する燃料電池システムであって、
    前記燃料電池は、構成部品を収納するとともに少なくとも燃料電池天板と燃料電池背面板と燃料電池側面板とを有する燃料電池筐体と、前記燃料電池背面板に突出して取り付けられるとともに構成部品を前記燃料電池背面板に固定するための締結部材と、を有し、
    前記貯湯器は、貯湯タンクを収納するとともに少なくとも貯湯背面板を有する貯湯器筐体を有し、
    前記燃料電池背面板は、前記燃料電池側面板の後辺と前記燃料電池天板の後辺とから、前記締結部材の突出長さより長い距離、前記燃料電池筐体の内側に取り付けられ、
    前記燃料電池と前記貯湯器とは、前記貯湯背面板と前記燃料電池背面板とが空気層を挟んで向かい合った状態で配置されるように構成されている、
    燃料電池システム。
  2. 前記燃料電池背面板を覆う背面カバーが、前記燃料電池の背面に着脱自在に固定される、
    請求項1に記載の燃料電池システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020187965A (ja) * 2019-05-16 2020-11-19 東京瓦斯株式会社 燃料電池システム

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