JP2012042160A - 空気清浄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】全体の機高をより低くするためにオゾン発生用UVボックスを薄型化しても、送風ケーシングにおける送風抵抗を小さくするように構成して殺菌効果をより一層高めることを目的とする。
【解決手段】筐体の一つの側面に設けた吸込み口から送風機で清浄化しようとする空気を吸引し、この送風機の吹出し側の送風ケーシングに設けた殺菌手段で吸引した空気の一部を殺菌して前記筐体天板の吹出し口から吹き出すようにした空気清浄機において、前記送風ケーシングは、垂直流路と、この垂直流路に続く水平流路と、この水平流路から前記吹出し口に連通する吹出し流路とからなり、前記殺菌手段は、前記垂直流路から水平流路にかけて屈折した角隅部に配置する。また、前記殺菌手段は、一端部側に空気の導入口を有し、他端部側に空気の吹出し窓を有し、内部にオゾン発生手段を有する略4角形で扁平なオゾン発生用UVボックスからなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、全体的な形状を小型化するために、殺菌手段としてのオゾン発生用UVボックスを薄型化しても、送風ケーシングにおける送風抵抗をできるだけ小さくし、かつ、効果的な空気清浄を可能にした空気清浄機に関するものである。
オゾン発生用UVボックスなどの紫外線ランプユニット18を搭載した従来の空気清浄機10として、図5に示すものが知られている(特許文献1)。この従来の空気清浄機10は、前板11と、後板12と、天板と、底板と、両側板とにより本体が形成され、この本体は、全体の形状が略4角筒型をなし、室内に据え置かれる。前記前板11には、中央に吸込み口13が形成され、上部にドルノ線放射窓27が形成されている。また、本体の天板には、吹出し口14が形成されている。前記本体の内部には、前記吸込み口13に臨ませてフィルタ15が取り付けられ、このフィルタ15と前記後板12との間には、送風ファン16とファンモータ17が取り付けられている。前記送風ファン16と前記吹出し口14との間の垂直な空気通路21には、紫外線ランプユニット18が設けられている。
前記紫外線ランプユニット18は、ケース19と、このケース19の内部に設けられた紫外線ランプ20とを主体とし、また、前記空気通路21に臨ませたケース19の下面に、流入口22が設けられるとともに、紫外線遮光部材24が取り付けられ、ケース19の上面の吹出し口14に臨ませて、流出口23が設けられるとともに、紫外線遮光部材25が取り付けられている。前記ケース19の前面には、前記ドルノ線放射窓27に臨ませてフィルタ26が設けられている。
以上の構成において、清浄化しようとする空気は、ファンモータ17で送風ファン16を回転させることにより前板11の吸込み口13から吸い込まれ、フィルタ15で塵埃と臭気成分が除去され、空気通路21を通り、紫外線ランプユニット18の流入口22からケース19内に取り込まれる。取り込まれた空気は、ケース19内の紫外線ランプ20により殺菌処理され、殺菌処理された空気は、流出口23を経て吹出し口14から室内に吹き出される。また、前記紫外線ランプ20から放射される紫外線の一部がフィルタ26を介してドルノ線放射窓27から室内に放射されるが、このフィルタ26は、紫外線ランプ20から放射される殺菌のための紫外線のうち、人体に有害な波長を遮断し、人体にとってビタミンを生成する上で有益な波長320nm前後の紫外線(ドルノ線)のみ通過させる。なお、紫外線遮光部材24と紫外線遮光部材25は、人体に有害な紫外線や合成樹脂を劣化させる紫外線の漏出を防止するためのものである。
特開2005−312768号公報。
従来の空気清浄機10は、送風ファン16と吹出し口14との間の空気通路21が垂直方向に形成されていたため、この垂直な空気通路21に紫外線ランプユニット18を据え付けなければならないことと、紫外線ランプユニット18をより効果的に機能させるには、紫外線を照射させる距離をより長くとることが望ましいので、紫外線ランプユニット18が大型化することと相俟って、空気清浄機全体の高さが高くなる原因を作っていた。このため、小型化の要請に応えられなかった。
本発明は、空気清浄機全体の高さをより低くするために紫外線ランプを内蔵した殺菌手段としてのオゾン発生用UVボックスを薄型化すると共に、送風ケーシングにおける送風抵抗を小さくするように構成して殺菌効果をより一層高めることを目的とする。
また、本発明は、殺菌手段としてのオゾン発生用UVボックスにおける送風ガイド板と遮光板とを一体化して余分なスペースをなくし、より小型化することを目的とする。
本発明は、筐体の一つの側面に設けた吸込み口から空気を吸引し、この送風機の吹出し側の送風ケーシングに設けた殺菌手段で吸引した空気の一部を殺菌して前記筐体天板の吹出し口から吹き出すようにした空気清浄機において、前記送風ケーシングは、垂直流路と、この垂直流路に続く水平流路と、この水平流路から前記吹出し口に連通する吹出し流路とからなり、前記殺菌手段は、前記垂直流路から水平流路にかけて屈折した上部角隅部に配置する。
前記殺菌手段は、一端部側に空気の導入口を有し、他端部側に空気の吹出し窓を有し、内部に導入された空気の殺菌処理をすると共に、オゾンを発生するオゾン発生手段を有する扁平なオゾン発生用UVボックスからなる。
前記水平流路は、本流路と分岐流路とに分岐され、本流路にマイナスイオンを発生するイオナイザを配置し、分岐流路に殺菌処理をするオゾン発生用UVボックスを配置し、マイナスイオンを含む空気と殺菌処理した空気を前記吹き出し口から吹き出すように構成する。
前記オゾン発生用UVボックスは、その底板を前方にかけて次第に立ち上がる方向に傾斜した底板斜面部とし、送風ケーシングは、前記底板斜面部に対向している箇所を導風曲面部とすることにより、水平流路から吹出し流路にかけての屈曲部を滑らかな曲線に形成し、前記送風ケーシングは、送風機に続く垂直流路から水平流路に屈折する角部に導風斜面部を形成し、前記オゾン発生用UVボックスは、その底板に形成した導入口に空気を導くために、前記送風ケーシングの導風斜面部と対向し、かつ、同一向きに傾斜した送風ガイド板を底板と一体に形成することにより、垂直流路から水平流路にかけての屈曲部を滑らかに屈曲して形成する。
前記オゾン発生用UVボックスは、その底板に空気の導入口を形成し、この導入口に沿ってUV遮蔽板を立ち上がらせ、その天板に内方に突出したオゾン反射部を設ける。
請求項1記載の発明によれば、筐体の一つの側面に設けた吸込み口から空気を送風機で吸引し、この送風機の吹き出側の送風ケーシングに設けた殺菌手段で吸引した空気の一部を殺菌して前記筐体の上面の吹出し口から吹き出するようにした空気清浄機において、前記送風ケーシングは、垂直流路と、この垂直流路に続く水平流路と、この水平流路から前記吹出し口に連通する吹出し流路とからなり、前記殺菌手段は、前記垂直流路から水平流路にかけて屈折した上部角隅部に配置したので、空気清浄機全体の高さをより低くするために紫外線ランプを内蔵した殺菌手段を薄型化しながら、送風ケーシングにおける送風抵抗を小さくできる。
請求項2記載の発明によれば、殺菌手段は、一端部側に送風機からの空気を導入する導入口を有し、他端部側に殺菌処理後の空気の吹出し窓を有し、内部に導入された空気の殺菌処理をすると共に、オゾンを発生するオゾン発生手段を有する扁平なオゾン発生用UVボックスからなる構成としたので、オゾン発生用UVボックスが扁平でも空気を抵抗少なく流通して紫外線ランプで効率よく照射殺菌することができる。
請求項3記載の発明によれば、水平流路は、本流路と分岐流路とに分岐し、本流路にマイナスイオンを発生するイオナイザを配置し、分岐流路に殺菌処理をするオゾン発生用UVボックスを配置し、マイナスイオンを含む空気と殺菌処理した空気を吹き出し口から吹き出すようにしたので、空気清浄機全体の高さを高くすることなく空気清浄機が設置された空間をオゾンとマイナスイオンで脱臭することができる。
請求項4記載の発明によれば、オゾン発生用UVボックスは、その底板を前方にかけて次第に立ち上がる方向に傾斜した底板斜面部とし、送風ケーシングは、前記底板斜面部に対向している箇所を導風曲面部とすることにより、水平流路から吹出し流路にかけての屈曲部を滑らかな曲線に形成し、前記送風ケーシングは、送風機に続く垂直流路から水平流路に屈折する角部に導風斜面部を形成し、前記オゾン発生用UVボックスは、その底板に形成した導入口に空気を導くために、前記送風ケーシングの導風斜面部と対向し、かつ、同一向きに傾斜した送風ガイド板を底板と一体に形成することにより、垂直流路から水平流路にかけての屈曲部を滑らかに屈曲して形成したので、屈曲部をできるだけ滑らかにして主流の送風を可能な限り抵抗なく流通し、また、水平流路から吹出し流路にかけても滑らかに屈曲してマイナスイオンを含む空気(イオン吹出し流)の送風を可能な限り抵抗なく流通することができる。さらに、殺菌手段としてのオゾン発生用UVボックスにおける送風ガイド板と遮光板とを一体化して余分なスペースをなくし、より小型化することができる。
請求項5記載の発明によれば、殺菌手段としてのオゾン発生用UVボックスの底板に空気の導入口を形成し、この導入口に沿ってUV遮蔽板を立ち上がらせると共に、殺菌手段としてのオゾン発生用UVボックスの天板に内方に突出したオゾン反射部を設けたので、オゾン発生手段の点灯により放射された紫外線のうち、導入口へ向かう紫外線は、UV遮蔽板で遮られる。また、天板で反射する紫外線は、オゾン反射部で反射角が変えられるため、導入口へ向かって反射することがない。従って、オゾン発生手段の点灯により放射された紫外線が導入口から外部へ漏洩するのを防止できる。
本発明による空気清浄機の一実施例を示す縦断面図である。 本発明による空気清浄機の内部に取り付けた殺菌手段としてのオゾン発生用UVボックスの一部を切り欠いた斜視図である。 本発明による空気清浄機を背面からみた全体の斜視図である。 本発明による空気清浄機を正面からみた全体の斜視図である。 従来の空気清浄機の縦断面図である。
本発明による空気清浄機は、筐体の一つの側面に設けた吸込み口から空気を送風機で吸引し、この送風機の吹き出側の送風ケーシングに設けた殺菌手段で吸引した空気の一部を殺菌して前記筐体の上面の吹出し口から吹き出するようにした空気清浄機において、前記送風ケーシングは、垂直流路と、この垂直流路に続く水平流路と、この水平流路から前記吹出し口に連通する吹出し流路とからなり、前記殺菌手段は、前記垂直流路から水平流路にかけて屈折した上部角隅部に配置したことを特徴とする。
本発明による空気清浄機の殺菌手段は、一端部側に送風機からの空気を導入する導入口を有し、他端部側に殺菌処理後の空気の吹出し窓を有し、内部に導入された空気の殺菌処理をすると共に、オゾンを発生するオゾン発生手段を有する扁平なオゾン発生用UVボックスからなることを特徴とする。
本発明による空気清浄機の水平流路は、本流路と分岐流路とに分岐され、本流路にマイナスイオンを発生するイオナイザを配置し、分岐流路に殺菌処理をするオゾン発生用UVボックスを配置し、マイナスイオンを含む空気と殺菌処理した空気を吹き出し口から吹き出すようにしたことを特徴とする。
本発明による空気清浄機のオゾン発生用UVボックスは、その底板を前方にかけて次第に立ち上がる方向に傾斜した底板斜面部とし、送風ケーシングは、前記底板斜面部に対向している箇所を導風曲面部とすることにより、水平流路から吹出し流路にかけての屈曲部を滑らかな曲線に形成し、前記送風ケーシングは、送風機に続く垂直流路から水平流路に屈折する角部に導風斜面部を形成し、前記オゾン発生用UVボックスは、その底板に形成した導入口に空気を導くために、前記送風ケーシングの導風斜面部と対向し、かつ、同一向きに傾斜した送風ガイド板を底板と一体に形成することにより、垂直流路から水平流路にかけての屈曲部を滑らかに屈曲して形成したことを特徴とする。
本発明による空気清浄機は、殺菌手段としてのオゾン発生用UVボックスの底板に空気の導入口を形成し、この導入口に沿ってUV遮蔽板を立ち上がらせ、殺菌手段としてのオゾン発生用UVボックスの天板に内方に突出したオゾン反射部を設けたことを特徴とする。
本発明による空気清浄機30の実施例1を図1ないし図4に基づき説明する。
本発明による空気清浄機30の筐体29の全体形状は、図3及び図4に示すように、幅、奥行き、高さがおよそ1:1:1.5の略4角筒型をなし、空気清浄機の高さを幅、奥行きに比較してできるだけ抑えて小型化したものである。
前記筐体29は、前板31と、後板32と、天板33と、両側板80、81と、底板82で構成され、前記後板32には、略全面に吸込み口34が形成され、天板33には、前板31側に操作パネル55が設けられ、後板32側に吹出し口35を開閉する蓋体56が設けられている。また、両側板80、81には、持ち運び用の手掛け凹部801、811が形成されている。
前記筐体29内には、後板32の吸込み口34に臨ませて、プレフィルタ36と集塵フィルタ37を取り付け、その前側(前板31側)にさらにヒータ脱臭ユニット38を取り付ける。実施例1における空気清浄機30は、加湿器機能を有しているため、前記ヒータ脱臭ユニット38の前側にやや隙間を置いて気化フィルタ39が取り付けられる。この気化フィルタ39は、回転軸40を中心にしてモータ84と駆動歯車で回転して底板82側に配置された給水トレイ83から水を汲み上げて気化フィルタ39に降り掛けることにより常に湿潤状態に保たれる。
この気化フィルタ39と前記前板31との隙間には、ファン42とファンモータ43からなる送風機44が取り付けられる。この送風機44におけるファン42の外側から前記吹出し口35までは、送風ケーシング79によって湿潤空気の通路を形成している。
空気清浄機30は、筐体29の高さをできるだけ低く抑えるため、湿潤空気の通路を構成する送風ケーシング79は、送風機44の上で垂直に立ち上げてから水平に伸ばし、さらに前記後板32の近くでさらに立ち上げ前記吹出し口35に連通させている。この結果、湿潤空気の通路を構成する送風ケーシング79は、送風機44の上方の垂直流路72と、この垂直流路72を屈曲して続く水平流路73と、さらにこの水平流路73に続く垂直な吹出し流路74とで構成されている。この送風ケーシング79は、空気抵抗を少なくするために垂直流路72から水平流路73にかけて導風斜面部75とするとともに、水平流路73から吹出し流路74にかけて導風曲面部76としている。
前記送風ケーシング79における垂直流路72から水平流路73にかけての上部角隅部分には、殺菌手段としてのオゾン発生用UVボックス53が取り付けられ、水平流路73の途中には、イオナイザ59が取り付けられる。
前記オゾン発生用UVボックス53の詳細は、図2に示されているように、天板62と、底板63と、両側板64、64と、後板65と、前板66にて略正4角形で高さが幅の1/6〜1/7の扁平な箱状に形成されている。このオゾン発生用UVボックス53の内部の略中央にオゾン発生用の紫外線ランプ(オゾン発生手段54)が取り付けられている。この紫外線ランプは、オゾンを生成する185nmの波長(オゾン線)と共に、細菌やウイルスのDNAを破壊する254nmの波長(殺菌線)を照射する。従って、オゾン発生用UVボックスは、その内部でオゾンを発生すると共に、内部に導入された空気の殺菌処理も行う。前記天板62には、前記オゾン発生手段54の真上からやや後板65側に寄って内方へ突出した溝状のオゾン反射部67が形成され、また、前板66の近くに2つの吹出し窓68が設けられ、この吹出し窓68には、オゾンを分解してオゾン濃度を人体に悪影響を与えないように低濃度化するためのオゾン分解触媒61が設けられている。前記底板63は、略中央のオゾン発生手段54の取り付け位置から前板66側にかけて徐々に立ち上げた底板斜面部77として先端の形状を次第に薄くしている。この底板斜面部77とこの底板斜面部77に対向している前記導風曲面部76とによって屈曲部を滑らかな曲線に形成し、水平流路73から吹出し流路74にかけて滑らかに屈曲してマイナスイオン吹出し流52の送風を可能な限り抵抗なく流通するように構成している。
前記底板63の後板65側に2列の細長い導入口70が形成され、この2列の導入口70から空気は導入されるが、オゾン発生手段54の紫外線が外部に漏れないように、2つの導入口70とオゾン発生手段54の間に、それぞれUV遮蔽板69が天板62との間に空気の流通する隙間を持って設けられている。前記底板63の略中央部分から2つの導入口70に臨ませて下向きに傾斜した送風ガイド板71が設けられ、この送風ガイド板71と前板31との隙間45から2つの導入口70に分岐流49を導くようになっている。この送風ガイド板71と対向する送風ケーシング79の導風斜面部75とは、互いに同一方向の傾斜面となっており、屈曲部を滑らかにして主流48の送風を可能な限り抵抗なく流通している。
さらに、前記底板斜面部77に下向きに角筒状のオゾンダクト60を連結し、このオゾンダクト60の下端部が前記ヒータ脱臭ユニット38と気化フィルタ39の間に挿入され、このオゾンダクト60の下方の一方側に切り欠き形成した吹付け口47からオゾンを気化フィルタ39に吹き付けて、気化フィルタ39を脱臭するようになっている。
前記オゾン発生用UVボックス53における吹出し窓68には、オゾンを含む空気(オゾン吹出し流51)を噴き出すオゾン吹出し口57が形成されている。そして、蓋体56を開くと、オゾン吹出し流51は、吹出し流路74からのマイナスイオン吹出し流52と吹出し口35で混合されて吹き出される。
以上のように構成された本発明による空気清浄機30の作用を説明する。
操作パネル55を操作して電源を入れ、蓋体56を手動又は自動により開放する。送風機44のファンモータ43によりファン42が回転すると、後板32の吸込み口34から空気が吸い込まれ、プレフィルタ36と集塵フィルタ37とヒータ脱臭ユニット38を通って空気の除塵、脱臭が行われる。気化フィルタ39は、回転軸40を中心にしてモータ84と駆動歯車で回転して底板82側に配置された給水トレイ83から水を汲み上げて気化フィルタ39に降り掛けることにより常に湿潤状態に保たれ、気化フィルタ39を通る空気を加湿して送り出す。加湿された空気は、垂直流路72に送り出され、主流48は、垂直流路72から水平流路73へ送られる。水平流路73を通過する空気は、イオナイザ59によってその空気分子がマイナスイオン化される。このようにマイナスイオン化された空気分子を含む空気(イオン吹出し流52)は、吹出し流路74を経て吹出し口35から吹き出される。
送風機44から吹き出された主流48の一部は、隙間45から分岐流49として送風ガイド板71へ導かれ、2つの導入口70を通ってオゾン発生用UVボックス53の内部に送り込まれ、オゾン発生手段54の紫外線に照射されて殺菌されると共に、オゾンを発生する。オゾンを含んだオゾン吹出し流50の大半は、オゾン分解触媒61で人体に悪影響しない程度にオゾン濃度を希釈してオゾン吹出し流51として吹き出され、オゾン吹出し口57からの前記マイナスイオン吹出し流52と混合して室内に放射される。
また、オゾン発生用UVボックス53内で殺菌されたオゾン吹出し流50の一部は、オゾンダクト60を通って吹付け口47から気化フィルタ39に吹き付けられる。このとき、オゾン発生用UVボックス53の内部は、送風機44の出口側であるため正圧で、気化フィルタ39は、送風機44の入り口側であるため負圧であるから、オゾン発生用UVボックス53で発生したオゾンを含んだ空気は、気圧の差で吹付け口47に向かって吸引されて気化フィルタ39に吹き付けられる。これにより、気化フィルタ39は脱臭される。
オゾン発生手段54の点灯により放射された紫外線のうち、導入口70へ向かう紫外線は、UV遮蔽板69で遮られる。また、天板62で反射する紫外線は、オゾン反射部67で反射角が変えられるため、導入口70へ向かって反射することがない。従って、オゾン発生手段54の点灯により放射された紫外線が導入口70から外部へ漏洩するのを防止できる。
前記実施例1では、筐体29の後板32に設けた吸込み口34から前板31側に設けた送風機44で空気を吸い込み、送風ケーシング79の垂直流路72、水平流路73、吹出し流路74を経て天板33の後方の吹出し口35から吹き出すようにした。このような構成とすることで、天板33の操作パネル55を前板31側に設けることができ、操作性に優れている。
しかし、これに限られるものではなく、前板31に吸込み口34を設けてこの前板31に設けた吸込み口34から後板32側に設けた送風機44で空気を吸い込み、送風ケーシング79の垂直流路72、水平流路73、吹出し流路74を経て天板33の前方の吹出し口35から吹き出すような構成とすることもできる。このように前板31を室内に向けることで室内の広範囲の空気を吸い込み、清浄化することができる。また、吸込み口34は、いずれか一方の側板80、81に設けることもできる。
10…従来の空気清浄機、11…前板、12…後板、13…吸込み口、14…吹出し口、15…フィルタ、16…送風ファン、17…ファンモータ、18…紫外線ランプユニット、19…ケース、20…紫外線ランプ、21…空気通路、22…流入口、23…流出口、24…紫外線遮光部材、25…紫外線遮光部材、26…フィルタ、27…ドミノ線放射窓、29…筐体、30…本発明による空気清浄機、31…前板、32…後板、33…天板、34…吸込み口、35…吹出し口、36…プレフィルタ、37…集塵フィルタ、38…ヒータ脱臭ユニット、39…気化フィルタ、40…回転軸、41…ガイド部材、42…ファン、43…ファンモータ、44…送風機、45…隙間、47…吹付け口、48…主流、49…分岐流、50…オゾン含有流、51…オゾン吹出し流、52…マイナスイオン吹出し流、53…殺菌手段としてのオゾン発生用UVボックス、54…オゾン発生手段、55…操作パネル、56…蓋体、57…オゾン吹出し口、58…メイン基板、59…イオナイザ、60…オゾンダクト、61…オゾン分解触媒、62…天板、63…底板、64…側板、65…後板、66…前板、67…オゾン反射部、68…吹出し窓、69…UV遮蔽板、70…導入口、71…送風ガイド板、72…垂直流路、73…水平流路、74…吹出し流路、75…導風斜面部、76…導風曲面部、77…底板斜面部、78…保護膜、79…送風ケーシング、80…側板、81…側板、82…底板、83…給水トレイ、84…モータ、801…手掛け凹部、811…手掛け凹部。

Claims (5)

  1. 筐体の一つの側面に設けた吸込み口から空気を送風機で吸引し、この送風機の吹き出側の送風ケーシングに設けた殺菌手段で吸引した空気の一部を殺菌して前記筐体の上面の吹出し口から吹き出するようにした空気清浄機において、前記送風ケーシングは、垂直流路と、この垂直流路に続く水平流路と、この水平流路から前記吹出し口に連通する吹出し流路とからなり、前記殺菌手段は、前記垂直流路から水平流路にかけて屈折した上部角隅部に配置したことを特徴とする空気清浄機。
  2. 前記殺菌手段は、一端部側に送風機からの空気を導入する導入口を有し、他端部側に殺菌処理後の空気の吹出し窓を有し、内部に導入された空気の殺菌処理をすると共に、オゾンを発生するオゾン発生手段を有する扁平なオゾン発生用UVボックスからなることを特徴とする請求項1記載の空気清浄機。
  3. 前記水平流路は、本流路と分岐流路とに分岐され、本流路にマイナスイオンを発生するイオナイザを配置し、分岐流路に殺菌処理をするオゾン発生用UVボックスを配置し、マイナスイオンを含む空気と殺菌処理した空気を前記吹き出し口から吹き出すようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の空気清浄機。
  4. 前記オゾン発生用UVボックスは、その底板を前方にかけて次第に立ち上がる方向に傾斜した底板斜面部とし、送風ケーシングは、前記底板斜面部に対向している箇所を導風曲面部とすることにより、水平流路から吹出し流路にかけての屈曲部を滑らかな曲線に形成し、前記送風ケーシングは、送風機に続く垂直流路から水平流路に屈折する角部に導風斜面部を形成し、前記オゾン発生用UVボックスは、その底板に形成した導入口に空気を導くために、前記送風ケーシングの導風斜面部と対向し、かつ、同一向きに傾斜した送風ガイド板を底板と一体に形成することにより、垂直流路から水平流路にかけての屈曲部を滑らかに屈曲して形成したことを特徴とする請求項2又は3記載の空気清浄機。
  5. 前記殺菌手段としてのオゾン発生用UVボックスの底板に空気の導入口を形成し、この導入口に沿ってUV遮蔽板を立ち上がらせると共に、殺菌手段としてのオゾン発生用UVボックスの天板に内方に突出したオゾン反射部を設けたことを特徴とする請求項2、3又は4記載の空気清浄機。
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