JP2012042103A - 冷蔵庫 - Google Patents

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宏格 笹木
Kenji Kojima
健司 小嶋
Kazuaki Aino
一彰 合野
Takeshi Ezaki
猛 江碕
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Toshiba Corp
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Abstract

【課題】貯水部と、この貯水部から排出される水を受ける水受け部とを備えたものにおいて、貯水部から水受け部に水を非連続的に滴下させることを可能とする冷蔵庫を提供する。
【解決手段】本実施形態の冷蔵庫は、水を貯留するものであって貯留した水を排出する排水部を有した貯水部と、排水部から排出された水を受ける水受け部と、を備える。排水部に、当該排水部の表面から裏面にかけて連続する通水路を設け、貯水部に貯留された水が毛細管現象により通水路を通して水受け部に非連続的に滴下する構成とした。
【選択図】図12

Description

本発明の実施形態は冷蔵庫に関する。
家庭用の冷蔵庫においては、冷却器と、この冷却器から発生する除霜水を受けて流し出す排水樋を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。このようなものにおいて、排水樋に除霜水が滴下される場合、排水樋の排水能力を超えないように、水を非連続的に滴下させることが好ましい。
例えば、冷却器からの除霜水を一旦受けて貯留する貯水部がある場合には、特にその貯水部から水が連続して落下する可能性があり、水が連続して排水樋に落下することは好ましくない。また、排水樋にかかわらず、貯水部から落下する水を受ける手段(水受け部)がある構成のものにおいて、水受け部が、排水または放出するなどの処理能力等のために、水を一度に多量に受け止めたくない構成が求められている。
特開2009−030933号公報
そこで、貯水部と、この貯水部から排出される水を受ける水受け部とを備えたものにおいて、貯水部から水受け部に水を非連続的に滴下させることを可能とする冷蔵庫を提供する。
本実施形態の冷蔵庫は、水を貯留するものであって貯留した水を排出する排水部を有した貯水部と、前記排水部から排出された水を受ける水受け部と、を備える。前記排水部に、当該排水部の表面から裏面にかけて連続する通水路を設け、前記貯水部に貯留された水が毛細管現象により前記通水路を通して前記水受け部に非連続的に滴下する構成とした。
第1実施形態による冷蔵庫全体の概略構成を示す縦断側面図 扉や棚などを除いた状態で示す冷蔵庫本体の正面図 チルド室付近の概略的斜視図 ミスト用専用ダクト周辺の拡大正面図 図4中、X1−X1線に沿う横断平面図 図4中、X2−X2線に沿う縦断側面図 図4中、X3−X3線に沿う縦断側面図 図4中、X4−X4線に沿う縦断側面図 冷蔵室の下部(チルド室)および野菜室付近の縦断正面図 図9中、X5−X5線に沿う縦断側面図 静電霧化装置部分の縦断正面図 冷蔵用冷却器、貯水容器、および排水樋部分の平面図 排水樋の斜視図 図13中、X6−X6線に沿う拡大縦断側面図 貯水容器の斜視図 図15中、X7−X7線に沿う縦断側面図 図15中、X8−X8線に沿う縦断側面図 通水路形成部材を示すもので、(a)は正面図、(b)は右側面図 第2実施形態による図15相当図 図19中、X9−X9線に沿う拡大縦断側面図
以下、複数の実施形態による冷蔵庫(冷凍冷蔵庫)を、図面を参照して説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について、図1〜図18を参照して説明する。図1および図2に示すように、冷蔵庫本体1は、前面が開口した縦長矩形箱状の断熱箱体2内に、複数の貯蔵室を設けて構成されている。具体的には、断熱箱体2内には、上段から順に、冷蔵室3、野菜室4が設けられ、その下方に製氷室5と小冷凍室6が左右に並べて設けられ、これらの下方に冷凍室7が設けられている。製氷室5内には、周知の自動製氷装置8(図1参照)が設けられている。なお、断熱箱体2は、基本的には、鋼板製の外箱2aと合成樹脂製の内箱2bとの間に断熱材2cを設けて構成されている。
前記冷蔵室3及び野菜室4は、いずれも冷蔵温度帯の貯蔵室であり、それらの間は、プラスチック製の仕切壁10により上下に仕切られている。通常、冷蔵室3の維持温度は1〜5℃、野菜室4の維持温度はそれよりやや高い2〜6℃とされている。前記冷蔵室3の前面部には、ヒンジ開閉式の断熱扉3aが設けられ、前記野菜室4の前面には引出し式の断熱扉4aが設けられている。この断熱扉4aの背面部には、貯蔵容器を構成する下部ケース11が連結されている。下部ケース11の上部には、下部ケース11よりも小型の上部ケース12が設けられている。
前記冷蔵室3内は、複数の棚板13により上下に複数段に区切られている。図3に示すように、冷蔵室3内の最下部(前記仕切壁10の上部)において、右側にはチルド室14が設けられ、その左側には卵ケース15と小物ケース16が上下に設けられ、さらに、これらの左側には貯水タンク17が設けられている。貯水タンク17は、前記自動製氷装置8の製氷皿8aに供給する水を貯留するためのもので、ユーザによって着脱可能にセットされる。
チルド室14には、チルドケース18が出し入れ可能に設けられている。チルド室14の上部から貯水タンク17を設置する部分の上部にかけては、載置板70が設けられている。図9に示すように、チルド室14と、卵ケース15および小物ケース16の設置部との間には、仕切板71aが設けられ、また、卵ケース15および小物ケース16の設置部と、貯水タンク17の設置部との間にも、仕切板71bが設けられている。載置板70はチルド室14の天井部を構成していて、チルド室14の上部はその載置板70で閉鎖されている。チルド室14の前面は、収納状態のチルドケース18の前面壁18aで閉鎖される。チルド室14の維持温度は、上部の冷蔵室3、および下部の野菜室4よりもやや低い、例えば0〜1℃とされている。チルド室14と下方の野菜室4とは、仕切壁10を介して上下に隣接している。図1および図10に示すように、チルドケース18の後ろ上部、具体的には、前方から見てチルドケース18の左右の側壁の後ろ上部から後部壁の上部にかけて、前面壁18aおよび左右の側壁の前部よりも低くなるように切欠き部18bが形成されている。
前記製氷室5、小冷凍室6、並びに冷凍室7は、いずれも冷凍温度帯(例えば−18℃ぐらい)の貯蔵室であり、前記野菜室4と製氷室5および小冷凍室6との間は、断熱仕切壁19により上下に仕切られている。製氷室5の前面部には、引出し式の断熱扉5aが設けられており、その断熱扉5aの背面部に貯氷容器20が連結されている。小冷凍室6の前面部にも、図示はしないが貯蔵容器が連結された引出し式の断熱扉が設けられている。冷凍室7の前面部にも、貯蔵容器22が連結された引出し式の断熱扉7aが設けられている。
この冷蔵庫本体1には、冷蔵温度帯の貯蔵室である前記冷蔵室3及び野菜室4、並びにチルド室14を冷却するための冷蔵用冷却器24と、冷凍温度帯の貯蔵室である前記製氷室5、小冷凍室6、冷凍室7を冷却するための冷凍用冷却器25との2つの冷却器を備える冷凍サイクルが組込まれている。冷蔵庫本体1の下端部背面側には、機械室26が設けられ、この機械室26内に、冷凍サイクルを構成する圧縮機27及び凝縮器などが配設されていると共に、それらを冷却するための冷却ファンや除霜水蒸発皿28等が配設されている。冷蔵庫本体1の背面下部寄り部分には、全体を制御するマイコン等を実装した制御装置29が設けられている。
冷蔵庫本体1内の前記冷凍室7の背部には、冷凍用冷却器室30が設けられている。この冷凍用冷却器室30内に、下部に位置させて前記冷凍用冷却器25や除霜用ヒータ(図示せず)等が配設されていると共に、上部に位置させて冷凍用送風ファン31が配設されている。冷凍用冷却器室30の前面の中間部には、冷気吹出口30aが設けられ、下端部には、戻り口30bが設けられている。
この構成において、冷凍用送風ファン31が駆動されると、冷凍用冷却器25により生成された冷気が、前記冷気吹出口30aから製氷室5、小冷凍室6、冷凍室7内に供給された後、前記戻り口30bから冷凍用冷却器室30内に戻されるといった循環を行うようになっている。これにより、それら製氷室5、小冷凍室6、および冷凍室7が冷却される。尚、冷凍用冷却器25の下方部には、当該冷凍用冷却器25の除霜時の除霜水を受ける排水樋32が設けられている。その排水樋32に受けられた除霜水は、庫外の前記機械室26内に設けられた除霜水蒸発皿28に導かれ、蒸発するようになっている。
そして、冷蔵庫本体1内における前記冷蔵室3および野菜室4の背部には、前記冷蔵用冷却器24や、この冷蔵用冷却器24により生成された冷気を前記冷蔵室3(及び野菜室4)内に供給するための冷気ダクト34、前記冷気を循環させるための冷蔵用送風ファン35等が、以下のようにして配設される。即ち、冷蔵庫本体1における冷蔵室3の最下段の後方(前記チルド室14の後方)には、冷気ダクト34の一部を構成する冷蔵用冷却器室36が設けられ、この冷蔵用冷却器室36内に冷蔵用冷却器24が配設されている。
冷蔵用冷却器室36の上方には、上方に延びる冷気供給ダクト37が設けられていて、冷蔵用冷却器室36の上端部が冷気供給ダクト37の下端部に連通している。この場合、冷蔵用冷却器室36と冷気供給ダクト37により、冷気ダクト34を構成している。冷蔵用冷却器室36の前部壁36aは、冷気供給ダクト37よりも前方に膨出している。また、その前部壁36aの裏側には、断熱性を有する断熱材38が設けられている。冷気供給ダクト37の前部には、冷蔵室3内に開口する冷気供給口39が複数個設けられている。
冷蔵用冷却器室36内の下部には、冷蔵用冷却器24の下方に位置させて、該冷蔵用冷却器24からの除霜水を受けて庫外へ排出する排水樋40(水受け部に相当)が設けられている。この排水樋40は、図13に示すように、左右方向に長い底壁部40aと、この底壁部40aの後部に立設された後壁部40bと、底壁部40aの左右両側部に立設された側壁部40cと、底壁部40aの前部に斜め前上がりに設けられた前壁部40dと、底壁部40aの右前部に前方へ張り出すように設けられた張出し部40eとを一体に有した容器状に形成されていて、そのうちの底壁部40aにおける左寄りに位置させて排水口41が設けられている。底部壁40aは、排水口41に向けて下降傾斜している。排水樋40の左右の長さ寸法および前後の奥行き寸法は、冷蔵用冷却器24の左右の長さ寸法および前後の奥行き寸法よりも大きく設定されていて、冷蔵用冷却器24から滴下する除霜水をすべて受けられる大きさに構成されている。この排水樋40に受けられた除霜水も、前記排水樋32で受けられた除霜水と同様に、排水口41から庫外の前記機械室26内に設けられた除霜水蒸発皿28に導かれ、蒸発するようになっている。
なお、冷蔵用冷却器24は、図12にも示すように、蛇行状に設けられた冷媒管24aと、多数枚の伝熱フィン24bとを有していて、冷媒管24aの右の端部24cは、伝熱フィン24bから側方へ突出している。排水樋40の後壁部40bの前面側には、冷媒管24aを支持する支持部40fが一体に設けられている。冷蔵用冷却器24における下部の伝熱フィン24bの後面は、排水樋40の後壁部40bの前面に接触している(図5〜図8、図12参照)。この場合、冷蔵用冷却器24における下部の伝熱フィン24bの後面と、排水樋40の後壁部40bの前面とが接触するとは、冷蔵用冷却器24の除霜時に発生する除霜水を介してそれらが接触する場合も含む。
排水樋40の底壁部40aの上面には、リブ状の仕切部80が一体に設けられている。この仕切部80は、底壁部40aの上面における前後方向の中間部において後壁部40bに沿って左右方向に延びていて、右端部80aは、張出し部40eの後方において後ろに向きを変え後壁部40bに連結され、左端部80bは排水口41まで延びている。この仕切部80は、図14にも示すように、前側に傾斜している。
前記野菜室4の後方には、排水樋40の下方に位置させて、前記冷蔵用送風ファン35が配設されていると共に、送風ダクト42及び吸込み口43が設けられている。そのうち送風ダクト42は、上端部が排水樋40をう回するようにして冷蔵用冷却器室36(冷気ダクト34)に連通している。吸込み口43は、野菜室4において開口している。
冷蔵室3の底部(チルド室14の底部)を構成する仕切壁10の後部の下面には、図1、図9、図10に示すように、野菜室4の上部に位置させてクリスパカバー72が取り付けられていて、このクリスパカバー72と仕切壁10との間に、左右方向にわたって延びる通気路73が形成されている。図9に示すように、仕切壁10の後部には、チルド室14の後方に位置させて、複数の開口部からなる通気口74aが設けられているとともに、小物ケース16の設置部の後方にも、複数の開口部からなる通気口74bが設けられている。これら通気口74a,74bは、チルド室14と通気路73との間、および小物ケース16の設置部と通気路73との間を連通させている。通気路73は、左右両側部が開放されていて、野菜室4の上部に連通している。
また、仕切壁10の後部の右の隅部には、チルド室14の後方に位置させて、図5に示すように、複数の開口部からなる連通口75が形成されている。これら連通口75の下方には、図9および図10に示すように、Vダクト76が設けられている。このVダクト76は、上端部が連通口75を介してチルド室14に連通し、下端部が、クリスパカバー72に形成された通気口77(図10参照)を介して野菜室4の上部に連通している。
この場合、チルド室14における通気口74aおよび連通口75は、チルド室14内の空気の出口となる空気出口として機能する。また、これら通気口74aおよび連通口75は、チルドケース18をチルド室14内に収納した状態で、そのチルドケース18によって塞がれない位置に配置されている。小物ケース16の設置部における通気口74bは、小物ケース16の設置部の空気出口として機能し、また、小物ケース16を収納した状態で、その小物ケース16によって塞がれない位置に配置されている。
この構成において、冷蔵用送風ファン35が駆動されると、主に図1の白抜き矢印で示すように、野菜室4内の空気が吸込み口43から冷蔵用送風ファン35側に吸い込まれ、その吸い込まれた空気は、送風ダクト42側へ吹き出される。送風ダクト42側へ吹き出された空気は、冷気ダクト34(冷蔵用冷却器室36および冷気供給ダクト37)を通り、複数の冷気供給口39から冷蔵室3内に吹き出されるとともに、後述するようにチルド室14内にも直接吹き出される。冷蔵室3内およびチルド室14(小物ケース16および卵ケース15の設置部も含む)内に吹き出された空気は、主に図9の矢印C1で示すように、通気口74a,74bから通気路73へ出て、通気路73を左方向および右方向へ流れ、野菜室4の上部ケース12の左右両外面を通って野菜室4内に供給される。また、チルド室14内の空気の一部は、図10の矢印C2で示すように、連通口75からVダクト76を通り、通気口77から野菜室4内へ供給される。野菜室4内に供給された空気は、最終的に冷蔵用送風ファン35に吸い込まれるという循環が行われる。この過程で、冷蔵用冷却器室36内を通る空気が冷蔵用冷却器24により冷却されて冷気となり、その冷気が冷蔵室3、チルド室14および野菜室4に供給されることによって、冷蔵室3、チルド室14および野菜室4が冷蔵温度帯の温度に冷却される。なお、チルド室14は、後述するように、冷蔵用冷却器24を通った冷気の一部が直接供給されることにより、冷蔵室3および野菜室4よりも低い温度(0〜1℃)に維持される。
前記冷気ダクト34のうち冷蔵用冷却器室36の前面側には、図2、図4に示すように、前方から見て右側で、前記チルド室14の後方に位置させて、ミスト用専用ダクト45が着脱可能に設けられている。このミスト用専用ダクト45は、図5〜図8にも示すように、冷蔵用冷却器室36の前部壁36aと、冷蔵用冷却器室36の前面に装着されたダクト構成部材46によって形成されていて、ミスト用専用ダクト45を形成するダクト構成部材46が前部壁36aに対して着脱可能な構成となっている。この場合、ミスト用専用ダクト45は、前部壁36aに沿って左右方向に長く、かつ前後方向の奥行き寸法が小さく、扁平な矩形箱状に形成されている。そして、このミスト用専用ダクト45内に、ミストを発生するためのミスト発生装置を構成する静電霧化装置48の主体部が収容されている。静電霧化装置48は、ミスト発生手段のほか、除菌成分発生手段、脱臭成分発生手段としても機能する。以下、この静電霧化装置48について詳述する。
静電霧化装置48は、図11に示すように、ミスト放出部50を有するミスト発生ユニット51と、前記ミスト放出部50に負の高電圧を印加するための電源装置(トランス)52とを備えて構成されている。ミスト発生ユニット51は、ミスト放出部50に水分を供給する給水部53を備えている。給水部53は、左右方向に延びる水平部53aと、この水平部53aの右端部から下方に延びる垂直部53bとを有し、正面から見て逆L字状をなしていて、L字状をなすケース54内に、保水材55を収容して構成されている。したがって、給水部53は、水平部53aと垂直部53bとの間に屈折部53cを有している。給水部53における水平部53aと垂直部53bは、冷気ダクト34における冷蔵用冷却器室36の前部壁36aに平行となるように当該前部壁36aに沿って配置されている。
保水材55は、例えば繊維を絡ませたフェルト状のもので、吸水性および保水性に優れていて、後述する貯水容器56(貯水部に相当)に貯留された水(除霜水)を毛細管現象により吸い上げる。なお、保水材55は、水を毛細管現象で吸い上げることができれば、連続発泡体のものでもよい。給水部53の水平部53aは、ミスト用専用ダクト45内のやや右寄りに配置され、垂直部53bの下端部は、図8に示すように、ダクト構成部材46の下部、前記冷蔵用冷却器室36の前部の段部36bに形成された孔を貫通して冷蔵用冷却器室36内の下部の前部に挿入されている。保水材55の外周はケース54により覆われている。保水材55において、水平部53aの部分と垂直部53bとの部分とを別々の部材で構成してもよい。
冷蔵用冷却器室36内の下部の前部には、貯水部を構成する貯水容器56(図8参照)が設けられている。この貯水容器56は、冷蔵用冷却器24とこれの下方に存する前記排水樋40との間で、かつ前記給水部53の下方に位置させて、前部を冷蔵用冷却器室36の前部壁36aの下部36cに取り付けることによって、後方へ突出するような片持ち状態に設けられている。この場合、貯水容器56の前部を取り付けた下部36cは、前部壁36aの下方にあって段部36bを介して当該前部壁36aよりも前方へ膨出(突出)している。前部壁36aを第1の膨出部とすると、下部36cはこれよりも前方へ突出した第2の膨出部となっている。貯水容器56は、下部36cへの取り付け状態で、冷蔵用冷却器24、および冷蔵用冷却器室36の後面を形成する内箱2b、並びに排水樋40から離間している。貯水容器56の詳細構造については後述する。
前記給水部53における垂直部53bの下端部は、ダクト構成部材46の下部、前記冷蔵用冷却器室36の前部の段部36bに形成された孔を貫通して、貯水容器56内に上方から挿入されている。貯水容器56は、図12に示すように、冷蔵用冷却器24の特に冷媒管24aの右の端部24cから滴下する除霜水を受けて貯留する位置に配置されている。給水部53の保水材55は、前述したように貯水容器56に貯留された水(除霜水)を毛細管現象により吸い上げて前記ミスト放出部50に供給する。
給水部53における水平部53aに、ミスト放出部50が設けられている。ミスト放出部50は、それぞれ突部を構成する複数本のミスト放出ピン57によって構成されている。ミスト放出ピン57は、水平部53aの上部側に上向きに、複数本この場合4本が左右方向の横一列状に並び、かつそれぞれ離間して配置されているとともに、水平部53aの下部側に下向きに、複数本この場合4本が左右方向の横一列状に並び、かつそれぞれ離間して配置されている。したがって、ミスト放出部50は、異なる方向(上方と下方)に向けて突出する複数のミスト放出ピン(突部)57により構成されている。また、ミスト放出部50は、複数のミスト放出ピン(突部)57が、給水部53における水平部53aを間にして上下の反対方向に延びるように配置されている。また、複数のミスト放出ピン(突部)57は、上下2段に配置されている。各ミスト放出ピン57は、前記冷気ダクト34における冷蔵用冷却器室36の前部壁36aに平行となるように沿って配置されている。ミスト放出部50は、冷蔵室3の下方後部であって野菜室4に隣接する位置に設けられ、チルド室14の奥に配置されている。
各ミスト放出ピン57は、例えば、ポリエステル繊維と、導電性物質としてのカーボン繊維を混ぜて撚り合わせてピン状(棒状)に形成したもので、保水性及び水の吸い上げ特性を有するとともに、導電性を有している。各ミスト放出ピン57には、白金ナノコロイドを担持させている。白金ナノコロイドは、例えば、当該白金ナノコロイドを含む処理液にミスト放出ピン57を浸漬して、これを焼成することによって担持させることができる。各ミスト放出ピン57は、基端部を、前記給水部53におけるケース54を貫通して前記保水材55に接触させている。また、ミスト放出ピン57は、図示しないが人の手指が入らない間隔の柵により囲われており、人の手指がミスト放出ピン57に接触しないようにしている。給水部53における水平部53aの左端部には、受電用の電極を構成する受電ピン58が左向きに突出するように設けられている。受電ピン58の基端部は、ケース54内において前記保水材55に接触している。
前記電源装置52は、ミスト用専用ダクト45内において、前記ミスト発生ユニット51の左側に位置させて固定状態に設けられている。この電源装置52の右端部には、リード線60が接続された、ファストン端子からなる給電端子61が設けられていて、この給電端子61に、ミスト発生ユニット51の前記受電ピン58が接続されている。
前記電源装置52は、周知のように、高周波電源(交流電源)を直流に変換する高圧トランスを含む整流回路や、昇圧回路等を備えていて、負の高電圧(例えば−6kV)を発生させ、給電端子61を介して前記受電ピン58に出力するようになっている。
これにより、電源装置52からの負の高電圧が、受電ピン58から、保水材55の水分を介して各ミスト放出ピン57に印加され、各ミスト放出ピン57が負に帯電するようになっている。また、この場合、冷蔵庫本体1の外箱2aは、アース線(図示せず)などを介して接地されるようになっている。
このように構成された静電霧化装置48においては、貯水容器56の水が保水材55により吸い上げられて各ミスト放出ピン57に供給された状態で、各ミスト放出ピン57に、電源装置52からの負の高電圧が印加される。このとき、各ミスト放出ピン57の先端部に電荷が集中し、当該先端部に含まれる水に表面張力を超えるエネルギーが与えられる。これにより、各ミスト放出ピン57の先端部の水が分裂(レイリー分裂)して、先端部から微細なミスト状に放出されるようになる(静電霧化現象)。ここで、ミスト状に放出された水粒子は、負に帯電しており、そのエネルギーによって生成したヒドロキシラジカル(除菌成分、脱臭成分)を含んでいる。
従って、強い酸化作用を有するヒドロキシラジカルが各ミスト放出ピン57からミストとともに放出されるようになり、当該ヒドロキシラジカルの作用によって除菌や脱臭が可能となる。この場合、負に帯電したミスト放出ピン57に対応する対極を設けていない。そのため、ミスト放出ピン57からの放電自体が非常に穏やかになり、放電電極と対極との間でコロナ放電が発生することなく、有害ガス(オゾンや、当該オゾンが空気中の窒素を酸化することによって発生する窒素酸化物、亜硝酸、硝酸など)の発生を抑えることができる。
ここで、ミスト放出ピン57(ミスト放出部50)は、ヒドロキシラジカルという除菌成分(脱臭成分でもある)を放出する除菌成分放出手段(脱臭成分放出手段でもある)ということができ、静電霧化装置48は、除菌成分発生手段(脱臭成分発生手段)ということができる。
前記ミスト用専用ダクト45の後壁を構成する冷蔵用冷却器室36の前部壁36aには、ミスト用冷気供給口62(図4、図7参照)が設けられている。このミスト用冷気供給口62は、ミスト放出部50におけるミスト放出ピン57と対向しない位置、この場合、ミスト放出部50よりも左側で、前記電源装置52の上方に配置されている。このミスト用冷気供給口62は、後部が断熱材38を貫通して前記冷気ダクト34における冷蔵用冷却器室36内に連通し、前部がミスト用専用ダクト45内に連通している。したがって、冷気ダクト34内を通る冷気の一部が、そのミスト用冷気供給口62からミスト用専用ダクト45内に供給されるようになっている(図7の矢印A1参照)。ミスト用冷気供給口62からミスト用専用ダクト45内に供給された冷気は、ミスト用専用ダクト45内で対流するようになる。
ミスト用冷気供給口62の上方には、冷蔵用冷却器室36の前部壁36aの裏側に位置させて、上方に延びる冷蔵室向けミスト用ダクト63(図4、図7参照)が設けられている。この冷蔵室向けミスト用ダクト63は、下端部がミスト用専用ダクト45内において開口して冷蔵室用ミスト吹出口63aとされ、上端部が冷気ダクト34における冷気供給ダクト37内に連通している。したがって、ミスト用専用ダクト45内に発生したミストの一部は、冷蔵室用ミスト吹出口63aから冷蔵室向けミスト用ダクト63、冷気供給ダクト37を通り、冷気供給口39から冷蔵室3内に供給されるようになっている(図4、図7の矢印B1参照)。
ミスト用専用ダクト45におけるダクト構成部材46の前面部(上面とは異なる位置)には、前記ミスト用冷気供給口62の上方に位置させて、チルド室用ミスト吹出口65(図4、図7参照)が設けられていて、そのチルド室用ミスト吹出口65からチルド室14内にミストの一部が供給される(図4、図7の矢印B2参照)。チルド室用ミスト吹出口65は、ダクト構成部材46の前面部よりも前方へ突出する前向きの筒状をなしているとともに、チルドケース18の後部壁の上端(切欠き部18b)よりも上方に位置していて(図9参照)、チルド室用ミスト吹出口65からチルド室14内に吹き出されるミストを含む空気の多くは、チルドケース18の後ろ上部の切欠き部18bからチルドケース18内に供給されるようになる。また、ダクト構成部材46の前面部において、チルド室用ミスト吹出口65の左側に位置させて、卵ケース用ミスト吹出口66(図4参照)が設けられていて、その卵ケース用ミスト吹出口66から卵ケース15内にもミストの一部が供給されるようになっている(図4の矢印B3参照)。
さらに、ミスト用専用ダクト45の右側の下部には、図5に示すように、野菜室用ミスト吹出口67が設けられている。この野菜室用ミスト吹出口67は、前記連通口75に連通していて、ミスト用専用ダクト45内のミストの一部は、野菜室用ミスト吹出口67、連通口75、Vダクト76、通気口77を通して野菜室4内にも供給されるようになっている(図10の矢印C2参照)。この場合、ミスト用専用ダクト45内へ冷気を吹き込むミスト用冷気供給口62と野菜室用ミスト吹出口67との間の距離L1は、ミスト用冷気供給口62とチルド室用ミスト吹出口65との間の距離L2よりも大きく設定している。
ミスト用専用ダクト45の上部には、ミスト放出部50の上方に位置させて、チルド室用冷気供給口68(図4、図6、図8参照)が設けられている。このチルド室用冷気供給口68は、図6、図8および図9に示すように、ダクト構成部材46の前面部よりも前方へ突出する前向きの筒状をなしているとともに、チルドケース18の後部壁の上端よりも上方に位置している(図9参照)。チルド室用冷気供給口68は、後部が断熱材38を貫通して冷蔵用冷却器室36に連通し、前部がミスト用専用ダクト45を貫通してチルド室14に連通している。したがって、冷蔵用冷却器室36の冷気の一部は、そのチルド室用冷気供給口68を通してチルド室14に直接供給されるようになっていて(図6、図8の矢印A2参照)、チルド室14を、冷蔵室3および野菜室4よりも低い温度の、0〜1℃に維持するようにしている。また、断熱材38は、冷蔵用冷却器24とミスト放出部50の間の絶縁手段をも兼ねている。
ここで、前記貯水容器56の構成について、図15〜図17も参照して説明する。図15は、貯水容器56を後部の右上から見た単体の斜視図を示している。貯水容器56は、矩形容器状をなしていて、底壁部56aの前部の前壁部56bと、左右両側部の左側壁部56cおよび右側壁部56dの上端部の高さは同じに設定されている。前壁部56bの上部に取付部81が設けられていて、貯水容器56は、その取付部81を介して冷蔵用冷却器室36内の前部の前記下部36cに取り付けられている(図8参照)。貯水容器56は、排水樋40における右前部の張出し部40eの上方に配置されている(図12参照)。底壁部56aの前部側には、他よりも低くなる最低部82が設けられている。底壁部56aの後部側は、後端部ほど高くなるように斜めに上がっている(図16参照)。前記給水部53における垂直部53bの下端部は、貯水容器56の前記最低部82に上方から挿入されている(図8参照)。
底壁部56aの後端部側の上面には、左側に左側壁部56cに連ねるようにして左後部壁83が設けられ、右側に右側壁部56dに連ねるようにして右後部壁84が設けられている。左後部壁83は、底壁部56aの左右の幅方向の中央部付近まで達している。右後部壁84は、左後部壁83よりも長さが短く設定されている。左後部壁83の右端部には、後方に向けて突出する凸部83aが一体に設けられている。この凸部83aは、図16に示すように、底壁部56aの表面から裏面にかけて設けられている。また、右後部壁84の左端部にも、凸部83aと同様な凸部84aが、底壁部56aの表面から裏面にかけて設けられている。ここで、貯水容器56の後部において、凸部83aと凸部84aとの間を、他よりも低くて排水され易い部位としての排水部85としている。
排水部85における底壁部56aの左側には、前記凸部83aとの間にわずかな隙間を存するように当該凸部83aに対向させてリブ状の凸部86が設けられている。この凸部86も底壁部56aの表面から裏面にかけて設けられているが、上部側の高さは凸部83aよりも低く設定されている。これら隣り合った2個の凸部83aと凸部86との間に、幅狭な通水路87が形成されている。この通水路87は、排水部85における底壁部56aの表面から裏面にかけて連続するコ字形に形成されている。通水路87の幅寸法は、約1mmに設定されており、水の毛細管現象が起こるようにしている。
また、排水部85における底壁部56aの右側には、前記凸部84aとの間にわずかな隙間を存するように当該凸部84aに対向させてリブ状の凸部88が設けられている。この凸部88も底壁部56aの表面から裏面にかけて設けられているが、上部側の高さは凸部84aよりも低く設定されている。これら隣り合った2個の凸部84aと凸部88との間に、前記通水路87と同様な形状の通水路87が形成されている。
さらに、排水部85において、凸部86と凸部88との間には、底壁部56aの後端部に位置させて通水路形成部材90が取り付けられている。この通水路形成部材90は、図17および図18にも示すように、横から見てコ字形をなし、内部にコ字形をなす通水路91を有していて、底壁部56aの後端部に取り付けることによって、排水部85における底壁部56aの表面から裏面にかけて連続するコ字形の通水路91を形成している。通水路91の高さ(深さ)は、約1mmに設定されていて、水の毛細管現象が起こるようにしている。通水路形成部材90は、底壁部56aの後端部に設けられた一対の弾性係合爪92によって抜止めされている。
この場合、貯水容器56における排水部85において、幅方向の左右両側に通水路87が設けられ、幅方向の中央部に通水路91が設けられている。なお、底壁部56aにおける後端部側の裏面には、各通水路87,91の前側に位置させてリブ状の突部93が下向きに突設されている。貯水容器56を排水樋40の上方に配置した状態では、図12に示すように、貯水容器56の排水部85は、排水樋40における前記仕切部80の右側に位置している。仕切部80の右部80cは、冷蔵用冷却器24にあって排水樋40に接触する部分である伝熱フィン24bの貯水容器56側の端部である右端部24dと、貯水容器56の排水部85との間に位置されている。
次に、上記構成の作用について述べる。上記したように、冷蔵室3および野菜室4を冷却する際には、冷蔵用冷却器24により冷却された冷気が、冷蔵用送風ファン35の送風作用により、主に図1に白抜き矢印で示すように、冷気供給ダクト37を通り、複数の冷気供給口39から冷蔵室3内に供給されるとともに、一部がチルド室用冷気供給口68からチルド室14内に直接供給される(図6、図8の矢印A2参照)。冷蔵室3内およびチルド室14に供給された冷気は、食品などの貯蔵物の冷却に寄与した後、前述したように、主に図9の矢印C1で示すように、通気口74a,74bから通気路73へ出て、通気路73を左方向および右方向へ流れ、野菜室4の上部ケース12の左右両外面を通って野菜室4内に供給され、また、チルド室14内の冷気の一部は、図10の矢印C2で示すように、連通口75からVダクト76を通り、通気口77から野菜室4内へ供給される。野菜室4内に供給された冷気は、野菜などの貯蔵物の冷却に寄与した後、吸込み口43から冷蔵用送風ファン35側に吸い込まれ、再び冷蔵用冷却器24により冷却されるという循環を繰り返す。
また、この冷蔵室3および野菜室4の冷却時には、冷蔵用冷却器室36内の冷気の一部が、図7に矢印A1で示すように、ミスト用冷気供給口62からミスト用専用ダクト45内に供給される。ミスト用専用ダクト45内に供給された冷気は、ダクト構成部材46の内面にぶつかり、ミスト用専用ダクト45内を対流して拡散していく。このとき、静電霧化装置48が駆動されていると、ミスト発生ユニット51における複数の各ミスト放出ピン57から、前述したようにヒドロキシラジカルを含んだ微細なミストが放出される。ミスト放出ピン57から放出されたミストの一部は、図7の矢印B1で示すように、対流した冷気に乗って、冷蔵室用ミスト吹出口63aから冷蔵室向けミスト用ダクト63、冷気供給ダクト37を通り、冷気供給口39から冷蔵室3内に供給される。
また、ミスト放出ピン57から放出されたミストの一部は、図4および図7の矢印B2で示すように、チルド室用ミスト吹出口65からチルド室14内の特にチルドケース18内に供給されるとともに、図4に矢印B3で示すように、卵ケース用ミスト吹出口66から卵ケース15内にも供給される。さらに、ミスト放出ピン57から放出されたミストの一部は、右下部の野菜室用ミスト吹出口67から連通口75、Vダクト76、通気口77を通して野菜室4内にも供給される。
したがって、本実施形態においては、ミスト用専用ダクト45内で発生したミストを、冷蔵室3、チルド室14、卵ケース15、ならびに野菜室4といった複数の供給先へ供給することができ、それらの供給先の除菌や脱臭の効果を期待できるとともに、野菜などの保湿や鮮度保持も期待することができる。
一方、冷蔵用冷却器24の除霜は、当該冷蔵用冷却器24への冷媒の供給を停止した状態で、冷蔵用送風ファン35を駆動することによって冷蔵温度帯の貯蔵室(冷蔵室3、野菜室4、チルド室14)の空気を、冷気ダクト34を通して循環させることによって行われる。冷蔵温度帯の貯蔵室の空気を、冷気ダクト34を通して循環させることで、冷蔵用冷却器24の温度はプラスの温度となり、これにより冷蔵用冷却器24の温度が上昇して除霜が行われる。冷蔵用冷却器24の除霜時に当該冷蔵用冷却器24から滴下する除霜水の一部は、静電霧化装置48の貯水容器56に受けられて貯留され、残りの多くは前述したように、排水樋40に受けられた後、排水口41から除霜水蒸発皿28に導かれ、蒸発するようになっている。
ここで、貯水容器56に受けられて貯留された除霜水は、前述したように、ミスト発生ユニット51の保水材55にて吸い上げられてミスト放出ピン57に供給され、そのミスト放出ピン57からミストとして放出されることで徐々に消費されるが、冷蔵用冷却器24から貯水容器56に滴下する除霜水の量によっては、貯水容器56の貯水量を超える場合がある。このような場合、本実施形態においては、貯水容器56内に貯留された水は、次のようにして排水樋40に滴下するようになる。すなわち、貯水容器56に貯留された水面の後端部が排水部85に達すると、貯水容器56内の水は、排水部85に存する通水路87あるいは通水路91の毛細管現象により当該通水路87,91内に入り込み、通水路87,91を通って排水部85の表面から裏面に回り込み、底壁部56a下面の突部93を伝って、下方の排水樋40内に滴下する。このとき、各通水路87,91には、毛細管現象が起きるほどの量しか入らないため、水は、連続的には流れ出さず、一滴ずつ非連続的に滴下することになる。
この場合、貯水容器56内の水が、毛細管現象により通水路87,91に入り易くするために、通水路87,91付近に、水の表面張力を小さくする処理を施したり、親水性処理を施したり、濡れ性をよくしたりすることが好ましい。濡れ性を良くするためには、例えばペーパーなどで部材の表面を粗くするとよい。
ところで、排水部85に、本実施形態のような通水路87,91が形成されておらず、底壁部56aの後端部が単なる斜めの板状、あるいは垂直壁であった場合において、貯水容器56内の貯水量が増えていくと、水の表面張力で貯水容器56の内容量以上に溜まり、ある一定量を超えたところで一気に水が流れ出し、貯水容器56と排水樋40との間が一瞬ではあっても水で繋がってしまうことが考えられる。このときに、電源装置52の負の高電圧が給電端子61を介してミスト発生ユニット51に印加されていると、保水材55内の水、貯水容器56内の水、貯水容器56から流れ出した水、排水樋40の内面に付着した水を介して、給電端子61と冷蔵用冷却器24が電気的に繋がり、当該冷蔵用冷却器24に負の高電圧が印加されて当該冷蔵用冷却器24が帯電してしまうおそれがある。
この点、本実施形態においては、上述したように、貯水容器56内の水が排水部85から排出される際に、水は、毛細管現象により通水路87,91を通って非連続的に排水樋40に滴下するようになるので、貯水容器56と排水樋40との間が一瞬ではあっても水で繋がってしまうことを確実に防止でき、静電霧化装置48の電源装置52の負の高電圧が冷蔵用冷却器24に印加されてしまうことを確実に防止することができる。
しかもこの場合、排水樋40の底壁部40aの上面にはリブ状の仕切部80が設けられていて、貯水容器56の排水部85を仕切部80の右側に配置しているので、排水部85から排出される水と、排水樋40にあって冷蔵用冷却器24の伝熱フィン24bと接触する後壁部40bの前面を伝う水とが繋がることを前記仕切部80によって防止することができる。これによっても、電源装置52の負の高電圧が冷蔵用冷却器24に印加されてしまうことを防止することができる。この場合、特に、仕切部80は傾斜していて、その傾斜側の下側となる側面80d(図14参照)には、除霜水が付着することを防止でき、当該側面80dが水で濡れることを防止できる。これにより、仕切部80に水が濡れない部分を形成できるので、その部分は電気絶縁に有効であり、排水部85から排出される水と、排水樋40にあって冷蔵用冷却器24の伝熱フィン24bと接触する後壁部40bの前面を伝う水とが繋がることを一層確実に防止することができる。
上記した第1実施形態によれば、次のような作用効果を得ることができる。
冷蔵用冷却器24から発生する除霜水を受けて貯留する貯水容器56の排水部85に、当該排水部85の表面から裏面にかけて連続する通水路87,91を設け、貯水容器56に貯留された水が毛細管現象により前記通水路87,91を通して排水樋40に非連続的に滴下する構成とした。この構成により、貯水部を構成する貯水容器56と、この貯水容器56から排出される水を受ける水受け部を構成する排水樋40とを備えたものにおいて、貯水容器56から排水樋40に水を非連続的に滴下させることが可能となる。
特に上記した実施形態においては、静電霧化装置48の駆動時において、貯水容器56に貯留された水には、電源装置52から負の高電圧が印加されている。このとき、貯水容器56内の水と、冷蔵用冷却器24に水を介して接触した排水樋40の内面の水とが、貯水容器56から流れ出る水を介して一瞬ではあっても繋がると、それらの水を介して冷蔵用冷却器24にも負の高電圧が印加されるおそれがある。しかしながら、本実施形態においては、貯水容器56の排水部85から排出される水は非連続的に滴下するので、連続的に流れ出すことはなく、貯水容器56内の水と、冷蔵用冷却器24に水を介して接触した排水樋40の内面の水とが一瞬でも繋がってしまうことを防止でき、冷蔵用冷却器24に負の高電圧が印加されてしまうことを防止できる。
排水部85において、左側の通水路87は、隣り合った2個の凸部83aと凸部86により、また、右側の通水路87は、隣り合った2個の凸部84aと凸部88とによりそれぞれ形成しているので、コ字形の通水路87を簡単な構造で形成することができる。また、排水部85において、中央部の通水路91は、コ字形をなす通水路形成部材90を取り付けることによって形成しているので、コ字形の通水路91をやはり簡単な構造で形成することができる。
排水部85において、当該排水部85の幅方向の左右両側に通水路87が存しているので、仮に貯水容器56が傾いた状態で取り付けられたとしても、少なくとも一方の通水路87を有効に作用させることができる。
貯水容器56の排水部85から排出される水を受ける排水樋40の底壁部40aの上面に仕切部80を設けていて、この仕切部80により、貯水容器56の排水部85から滴下する水と冷蔵用冷却器24からの除霜水とが繋がらないように仕切る構成としているので、冷蔵用冷却器24に負の高電圧が印加されてしまうことを一層確実に防止することができる。
前記仕切部80の右部80cは、冷蔵用冷却器24にあって排水樋40に接触する部分である伝熱フィン24bの貯水容器56側の端部である右端部24dと、貯水容器56の排水部85との間に位置されているので、排水部85から滴下する水と、排水樋40の後壁部40bの前面にあって冷蔵用冷却器24と接触する水とが繋がってしまうことを一層確実に防止することができる。この場合、特に、仕切部80は傾斜していて、前述したようにその傾斜側の下側となる側面80dには、除霜水が付着することを防止でき、当該側面80dが水で濡れることを防止できる。これにより、仕切部80に水が濡れない部分を形成できるので、排水部85から排出される水と、排水樋40にあって冷蔵用冷却器24の伝熱フィン24bと接触する後壁部40bの前面を伝う水とが繋がることを一層確実に防止することができる。
静電霧化装置48で使用する水は、貯水容器56に貯留した冷蔵用冷却器24の除霜水を利用しているので、貯水容器56への給水を自動的に行うことができ、使用者(ユーザ)が給水する手間を省くことができる。
本実施形態の冷凍冷蔵庫は、冷蔵用冷却器24と冷凍用冷却器25の2つの冷却器を備えた2エバ方式の冷凍サイクルを採用している。ここで、本実施形態のような2エバ方式の冷凍サイクルを採用した冷凍冷蔵庫の冷凍用冷却器25の周辺温度や、1エバ方式の冷凍冷蔵庫の冷却器の周辺温度は、除霜時は除霜ヒータによる加熱でプラスの温度になるが、除霜時以外は常に−20℃以下の温度となっている。仮にこれらの冷却器の下方に前記貯水容器を設置したとすると、冷却器の除霜時に除霜水を貯水容器に受けて貯留したとしても、その貯水容器内の水が氷結し易く、融け難い。このため、ミスト放出部50に対して水の供給を安定的に行うことができないという問題がある。
この点、本実施形態においては、冷蔵用冷却器24と冷凍用冷却器25の2つの冷却器を備えた2エバ方式の冷凍冷蔵庫において、貯水容器56を、冷蔵用冷却器24の下方に設置する構成とした。2エバ方式の冷凍冷蔵庫において、冷蔵用冷却器24の周辺温度は、当該冷蔵用冷却器24の冷却運転中はマイナス温度にはなるが、冷凍用冷却器25の温度よりはかなり高く、しかも、冷蔵用冷却器24の除霜時は、冷蔵用送風ファン35による空気の循環により冷蔵室3の温度に近い+3℃付近まで上昇する。このため、冷蔵用冷却器24の下方に設置された貯水容器56内の水は氷結し難く、また、氷結したとしても融け易く、よって、ミスト放出部50に対して水の供給を安定的に行うことが可能となる。
静電霧化装置48のミスト放出部50は、異なる方向に向けて突出する複数のミスト放出ピン(突部)57により構成した。この構成により、ミスト発生用の突部の突出方向が一方向のみである場合とは違い、ミストの供給方向を複数方向にすることができ、ミストの供給範囲を広くすることができる。
ミスト放出部50は、前記ミスト放出ピン(突部)57が給水部53の水平部53aを間にして上下反対方向に延びる構成としたことにより、ミストを上方と下方の反対方向にも放出でき、ミストの供給範囲を広くできる。また、給水部53の水平部53aおよび各ミスト放出ピン57は、冷気ダクト34における冷蔵用冷却器室36の前部壁36aに平行となるように当該前部壁36aに沿って配置したことにより、前後方向の薄型化が可能になる。ミスト放出ピン(突部)57を上下2段に配置したことにより、コンパクト化が可能となる。
ミスト放出部50は、前記ミスト放出ピン(突部)57が列状に複数並んで配置されている構成としたことにより、ミストの放出量を多くでき、ミストの供給範囲を一層広くすることができ、また、薄型化が可能になる。
前記給水部53は、屈折部53cを有し、前記屈折部53cの下方には水を貯留する貯水容器56が設けられ、前記貯水容器56に貯留された水を前記屈折部53cに供給可能な構成とした。これにより、貯水容器56の水を、屈折部53cを介してミスト放出ピン57に供給することができる。電源装置52は、ミスト放出部50を間にして前記屈折部53cの反対側に配置した。これにより、電源装置52を貯水容器56から一層離すことが可能になる。
また、電源装置52およびミスト発生ユニット51を、冷気ダクト34における冷蔵用冷却器室36の前部壁36aに平行となるように当該前部壁36aに沿って配置したことにより、静電霧化装置48の奥行き方向の薄型化が可能になる。
静電霧化装置48のミスト放出部50におけるミスト放出ピン(突部)57を、冷気ダクト34に沿うように配置した。これにより、静電霧化装置48の前後方向の奥行き寸法を抑えることが可能になり、薄型化が可能になる。これに伴い、庫内容積の減少を抑えることが可能になる。
冷気ダクト34の前部には、ミスト用専用ダクト45内に冷気を供給するミスト用冷気供給口62が設けられていて、静電霧化装置48のミスト放出部50を前記冷気ダクト34の前方に配置した。これにより、ミスト用冷気供給口62からミスト用専用ダクト45内に供給される冷却風を利用して、ミスト放出部50から放出されたミストを遠くまで飛ばすことが可能になる。
ミスト用冷気供給口62とミスト放出部50(ミスト放出ピン57)は、対向する位置とは異なるように左右にずれた位置に配置しているので、ミスト用冷気供給口62からミスト用専用ダクト45内に供給される冷却風は、ミスト放出部50(ミスト放出ピン57)に直接は当たらない。これにより、ミスト放出ピン57が、ミスト用冷気供給口62からの冷却風を直接受けて乾燥することを抑えることが可能になる。
冷蔵庫本体1に、ミスト放出部50を有する静電霧化装置48を収容するミスト用専用ダクト45を備え、このミスト用専用ダクト45に、前記ミスト放出部50により発生したミストの供給先を異ならせる複数のミスト吹出口を設けた。複数のミスト吹出口とは、具体的には、冷蔵室用ミスト吹出口63aと、チルド室用ミスト吹出口65と、卵ケース用ミスト吹出口66と、野菜室用ミスト吹出口67である。これにより、ミスト用専用ダクト45内に発生したミストを、冷蔵室3、チルド室14、卵ケース15、および野菜室4の、4つの供給先に供給することができ、ミストの供給範囲を広くすることができ、ミストの効果範囲を拡大することができる。ミストの供給先のうち、チルド室14、卵ケース15、および野菜室4は、それぞれチルドケース18、卵ケース15、野菜ケース(下部ケース11、上部ケース12)があり、それらケース内にミストを良好に供給することができる。
この場合、複数のミスト吹出口(冷蔵室用ミスト吹出口63aと、チルド室用ミスト吹出口65と、卵ケース用ミスト吹出口66と、野菜室用ミスト吹出口67)は、ミスト放出部50を中心とした周囲に配置されているので、ミスト放出部50から放出されたミストを各ミスト吹出口に良好に供給することができる。
ミスト発生ユニット51はミスト放出ピン(突部)57を有し、前記ミスト用専用ダクト45の前記複数のミスト吹出口(冷蔵室用ミスト吹出口63aと、チルド室用ミスト吹出口65と、卵ケース用ミスト吹出口66と、野菜室用ミスト吹出口67)は、前記ミスト放出ピン57と対向する位置とは異なる位置に配置しているので、万一、それらミスト吹出口からミスト用専用ダクト45内に手指や異物が挿入されたとしても、それらがミスト放出ピン57に直接触れることを防止することができ、安全性を確保できる。
また、ミスト用専用ダクト45を形成するダクト構成部材46は着脱可能であるため、ミスト発生ユニット51などのメンテナンスが容易にできる。
(第2実施形態)
図19および図20は第2実施形態を示す。この第2実施形態では、貯水容器56における排水部および通水路の構成が第1実施形態とは異なっている。
貯水容器56における底壁部56aの後部側には、第1実施形態における左後部壁83、凸部83a、凸部86、右後部壁84、凸部84a、凸部88、通水路形成部材90、並びに一対の弾性係合爪92は設けられておらず、底壁部56aの後部は、斜め後ろ上がりの平板状をなしている。この底壁部56aの後端部において、左側壁部56cと右側壁部56dとの間を排水部95としている。そして、排水部95の幅方向の両側となる底壁部56aの後端部の左右両側には、凹状の溝からなる通水路96が設けられている。この通水路96も、底壁部56aの表面から裏面にかけて連続するコ字形をなしている。通水路96の幅寸法および深さ寸法は、約1mmに設定されており、水の毛細管現象が起こるようにしている。
この構成において、貯水容器56内に貯留された水が流れ出す際には、その水は、毛細管現象により通水路96を通して底壁部56aの表面から裏面に回り込み、下面の突部93から非連続的に滴下し、前記排水樋40に受けられるようになる。このような構成においても、基本的に第1実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
特にこの場合、排水部95の幅が、第1実施形態の排水部85の幅よりも広くなっているが、排水部95の幅方向の両側に通水路96を設けているので、貯水容器56が左右方向にやや傾いた状態となっても、通水路96を有効に作用させることができる。この第2実施形態の通水路96は凹状の溝によって構成しているので、コ字形の通水路96を一層簡単な構造で形成することができる。
(その他の実施形態)
水受け部としては、排水樋40に限られず、例えば貯水容器56からの水を受けてミスト化して放出するための超音波素子としてもよい。この場合、貯水容器56の排水部から所定量の水を非連続的に滴下することで、水が超音波素子からこぼれることなく、ミストを良好に放出させることができる。
以上のように本実施形態によると、貯水部の排水部に、当該排水部の表面から裏面にかけて連続する通水路を設け、貯水部に貯留された水が毛細管現象により前記通水路を通して水受け部に非連続的に滴下する構成とした。これにより、貯水部と、この貯水部から排出される水を受ける水受け部とを備えたものにおいて、貯水部から水受け部に水を非連続的に滴下させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は冷蔵庫本体、3は冷蔵室、4は野菜室、14はチルド室、24は冷蔵用冷却器(冷却器)、24aは冷媒管、24bは伝熱フィン、24cは端部、24dは右端部、25は冷凍用冷却器、29は制御装置、34は冷気ダクト、35は冷蔵用送風ファン、40は排水樋(水受け部)、40aは底部壁、41は排水口、45はミスト用専用ダクト、48は静電霧化装置、50はミスト放出部、51はミスト発生ユニット、52は電源装置、53は給水部、55は保水材、56は貯水容器(貯水部)、56aは底壁部、57はミスト放出ピン、62はミスト用冷気供給口、63は冷蔵室向けミスト用ダクト、63aは冷蔵室用ミスト吹出口、65はチルド室用ミスト吹出口、66は卵ケース用ミスト吹出口、67は野菜用ミスト吹出口、80は仕切部、83a,84aは凸部、85は排水部、86は凸部、87は通水路、88は凸部、90は通水路形成部材、91は通水路、95は排水部、96は通水路を示す。

Claims (6)

  1. 水を貯留するものであって貯留した水を排出する排水部を有した貯水部と、
    前記排水部から排出された水を受ける水受け部と、を備え、
    前記排水部に、当該排水部の表面から裏面にかけて連続する通水路を設け、
    前記貯水部に貯留された水が毛細管現象により前記通水路を通して前記水受け部に非連続的に滴下する構成としたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記通水路は、前記排水部の幅方向の両側に存していることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記通水路は、隣り合った凸部によって形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫。
  4. 前記通水路は、前記排水部の端部にコ字形の通水路形成部材を取り付けることによって形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫。
  5. 前記通水路は、溝によって形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫。
  6. 前記貯水部に貯留された水には電圧が印加されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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