JP2012041930A - タービンバケット組立体及びそれを組立てる方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】タービンエンジン(10)用のロータブレード(100)を提供する。
【解決手段】本ロータブレードは、半径方向外側表面(184)及び半径方向内側表面(190)を備えたプラットフォーム(112)と、プラットフォームから半径方向外向きに延びる翼形部(110)と、ロータホイールに結合されるダブテール(116)と、プラットフォーム及びダブテール間で延びかつ該プラットフォームから該ダブテールに向けて内向きに延びる少なくとも1つのカバープレート(146、148)を備えたシャンク(114)と、カバープレートに結合されかつダブテールからプラットフォームまで延びる少なくとも1つのシール組立体(168、170)とを含み、シール組立体は、該ロータブレード及び円周方向隣接ロータブレード間にシール通路(172)を形成する。
【選択図】 図2

Description

本明細書に開示した主題は、総括的にはガスタービンエンジンに関し、より具体的には、タービンエンジンで使用するバケット組立体に関する。
タービンエンジンで使用する少なくとも幾つかの公知のロータ組立体は、少なくとも1つの列の円周方向に間隔を置いて配置されたロータブレードを含む。各ロータブレードは、前縁及び後縁に沿って互いに連結された正圧側面と負圧側面とを備えた翼形部を含む。各翼形部は、ロータブレードプラットフォームから半径方向外向きに延びる。各ロータブレードはまた、ダブテールを含み、ダブテールは、プラットフォーム及び該ダブテール間に形成されたシャンクから半径方向内向きに延びる。ダブテールは、ロータブレードをロータディスク又はスプールに取付けるために使用される。公知のブレードは、中空であり、かつ少なくともその一部が翼形部、プラットフォーム、シャンク及びダブテールによって形成されかつ冷却流体の流れを送るために使用される内部冷却空洞を含む。隣合うロータブレード間で、冷却流体の漏洩が発生する可能性がある。漏洩の量に応じて、タービン性能及び出力が悪影響を受ける可能性がある。
さらに、少なくとも幾つかの公知のロータブレードの翼形部分は一般的に、ダブテール部分よりも高い温度に曝される。より高い温度は、翼形部及びプラットフォーム間並びに/或いはシャンク及びプラットフォーム間に温度不整合を発生させる可能性がある。これらの温度不整合は、ロータブレードプラットフォームに圧縮温度応力を生じさせる可能性がある。時間が経過すると、高圧縮熱応力を伴った連続運転によりプラットフォーム酸化、プラットフォーム割れ及び/又はプラットフォームクリープ撓みが生じる可能性があり、これらのいずれか又は全てはロータ組立体の有効寿命を短縮させるおそれがある。
米国特許第7,198,467号明細書
1つの態様では、タービンエンジンで使用するロータ組立体を組立てる方法を提供する。本方法は、その各々がダブテール及びプラットフォーム間で延びるシャンクを備えた少なくとも2つのロータブレードを準備するステップを含む。シャンクは、プラットフォームからダブテールに向けて内向きに延びる少なくとも1つのカバープレートを含む。翼形部がプラットフォームから半径方向外向きに延びる。第1のロータブレードがロータディスクに結合される。第2のロータブレードがロータディスクに結合されて、該第1及び第2のロータブレード間に空洞が形成される、第1のロータブレードカバープレート及び第2のロータブレードカバープレート間にシール通路が形成される。
別の態様では、タービンエンジン用のロータブレードを提供する。本ロータブレードは、半径方向外側表面及び半径方向内側表面を備えたプラットフォームを含む。翼形部がプラットフォームから半径方向外向きに延びる。ダブテールがロータホイールに結合される。シャンクがプラットフォーム及びダブテール間で延びる。シャンクは、プラットフォームからダブテールに向けて内向きに延びる少なくとも1つのカバープレートを含む。少なくとも1つのシール組立体がカバープレートに結合される。シール組立体は、ダブテールからプラットフォームまで延びる。シール組立体は、ロータブレード及び円周方向隣接ロータブレード間にシール通路を形成する。
さらに別の態様では、ガスタービンエンジンを提供する。本ガスタービンエンジンは、圧縮機と、圧縮機の下流に結合されて、該圧縮機によって吐出された空気の少なくとも幾らかを受ける燃焼器とを含む。ロータシャフトが圧縮機に結合される。複数の円周方向に間隔を置いて配置されたロータブレードがロータシャフトに結合される。複数のロータブレードの各々は、プラットフォームを含む。翼形部がプラットフォームから半径方向外向きに延びる。ダブテールがロータシャフトに結合される。シャンクがプラットフォーム及びダブテール間で延びる。シャンクは、プラットフォームからダブテールに向けて内向きに延びる少なくとも1つのカバープレートを含む。少なくとも1つのシール組立体がカバープレートに結合されて、隣合うロータブレード間にシール通路を形成する。
例示的な公知のタービンエンジンシステムの概略図。 図1に示すタービンエンジンシステムで使用することができる例示的なロータ組立体の拡大斜視図。 図2に示すロータ組立体の一部分の拡大断面図。 図3に示すロータ組立体の断面図。
本明細書に説明する例示的な方法及びシステムは、ロータブレードからの冷却流体の漏洩を減少させるのを可能にするロータブレードを提供することによって、公知のロータブレード組立体の欠点を克服する。より具体的には、本明細書に説明する実施形態は、隣合うロータブレード間に配置されて該隣合うロータブレード間の背圧を増大させるのを可能にしかつロータブレードを通しての冷却流体の漏洩を減少させるのを可能にするラビリンスシール通路を含む。
本明細書で使用する場合に、「ロータブレード」という用語は、「バケット」という用語と互換的に使用しており、従ってプラットフォーム及びダブテールを備えたバケットのあらゆる組合せ並びに/或いはロータディスクと一体形に形成されたバケットを含むことができ、これらのいずれも、少なくとも1つの翼形部セグメントを含むことができる。
図1は、例示的なタービンエンジン10の概略図である。この例示的な実施形態では、タービンエンジン10は、吸気セクション12と、吸気セクション12の下流に結合された圧縮機セクション14と、圧縮機セクション14の下流に結合された燃焼器セクション16と、燃焼器セクション16の下流に結合されたタービンセクション18と、排気セクション20とを含む。タービンセクション18は、駆動シャフト32を介して圧縮機セクション14に結合されたロータ組立体22を含む。燃焼器セクション16は、複数の燃焼器24を含む。燃焼器セクション16は、圧縮機セクション14に結合されて、各燃焼器24が該圧縮機セクション14と流れ連通し、燃料ノズル組立体26が各燃焼器24に結合される。タービンセクション18は、圧縮機セクション14に対してまたそれに限定されないが発電機及び機械的駆動用途のような負荷28に対して回転結合される。この例示的な実施形態では、圧縮機セクション14及びタービンセクション18は各々、翼形部部分(図1には図示せず)を備えたロータ組立体22に結合された少なくとも1つのタービンブレード又はバケット30を含む。
運転時に、吸気セクション12は、圧縮機セクション14に向けて空気を送る。圧縮機セクション14は、吸入空気をより高圧及び高温に加圧しかつ加圧空気を燃焼器セクション16に向けて吐出する。加圧空気は、燃料と混合されかつ点火燃焼されて燃焼ガスを発生し、この燃焼ガスは、タービンセクション18に流れる。タービンセクション18は、圧縮機セクション14及び/又は負荷28を駆動する。具体的には、加圧空気の少なくとも一部分が燃料ノズル組立体26に供給される。燃料が燃料ノズル組立体26に送られ、燃料は、燃料ノズル組立体26において空気と混合されかつ燃焼器セクション16において点火燃焼される。燃焼ガスが発生されかつタービンセクション18に送られ、タービンセクション18において、ガスストリーム熱エネルギーが機械的回転エネルギーに変換される。排気ガスがタービンセクション18から流出しかつ排気セクション20を通って周囲大気に流れる。
図2は、ガスタービンエンジン10(図1に示す)で使用することができる例示的なロータ組立体22の拡大斜視図である。図3は、ロータ組立体22の一部分の拡大断面図であり、また図4は、図3における切断線4−4に沿って取ったロータ組立体22の断面図である。この例示的な実施形態では、ロータ組立体22は、ロータディスク102に結合された少なくとも1つのロータブレード100を含む。さらに、この例示的な実施形態では、ロータ組立体22は、第1のロータブレード104、第2のロータブレード106及び少なくとも第3のロータブレード107を含む。この例示的な実施形態では、各ロータブレード100は、駆動シャフト32(図1に示す)のようなロータシャフトに回転結合されたロータディスク102に結合される。別の実施形態では、ロータブレード100は、ロータスプール(図示せず)内に取付けられる。具体的には、ロータブレード100がロータディスク102に結合され時に、隣合う円周方向に間隔を置いて配置されたロータブレード100間にギャップ108が形成される。この例示的な実施形態では、各ロータブレード100は、ロータディスク102から半径方向外向きに延びかつ翼形部110、プラットフォーム112、シャンク114及びダブテール116を含む。各翼形部110は、第1の側壁118と、第1の側壁118に結合されて該翼形部110を形成した第2の側壁120とを含む。
この例示的な実施形態では、第1の側壁118は、凸面形でありかつ翼形部110の負圧側面119を形成し、また第2の側壁120は、凹面形でありかつ翼形部110の正圧側面121を形成する。第1の側壁118は、翼形部110の前縁122に沿ってまた軸方向に間隔を置いて配置された後縁124に沿って第2の側壁120に結合される。より具体的には、翼形部後縁124は、翼形部前縁122から翼弦方向に間隔を置いてかつ該翼形部前縁122の下流に配置される。第1の側壁118及び第2の側壁120は各々、プラットフォーム112に隣接して配置されたブレード根元126から翼形部先端128まで翼長にわたって長手方向に又は半径方向外向きに延びる。この例示的な実施形態では、内部冷却チャンバ130が第1の側壁118及び第2の側壁120間において翼形部110の内部に形成され、またプラットフォーム112を貫通しかつシャンク114を貫通してダブテール116内に延びる。
プラットフォーム112は、翼形部110及びシャンク114間で延びて、各翼形部110が該プラットフォーム112から半径方向外向きに延びる。シャンク114は、プラットフォーム112からダブテール116まで半径方向内向きに延びる。ダブテール116は、シャンク114から半径方向内向きに延びて、ロータディスク102に対してロータブレード100を結合するのを可能にする。プラットフォーム112は、正圧側端縁部136及び対向する負圧側端縁部138で互いに連結された上流側面又はスカート132と下流側面又はスカート134とを含む。ロータブレード100がロータディスク102に結合され時に、円周方向に隣合うロータブレードプラットフォーム112間に、より具体的には正圧側端縁部136及び隣接負圧側端縁部138間にギャップ140が形成される。
この例示的な実施形態では、シャンク114は、第1の側壁142、第2の側壁144、上流側壁又は前方カバープレート146、並びに対向する下流側壁又は後方カバープレート148を含む。さらに、この例示的な実施形態では、第1の側壁142は、実質的に凹面形でありかつ前方カバープレート146及び後方カバープレート148間に結合されて、前方カバープレート146が後方カバープレート148と対向する。第2の側壁144は、実質的に凸面形でありかつ前方カバープレート146及び後方カバープレート148間に結合される。1つの実施形態では、第1の側壁142は、第2の側壁144に対して結合されて、空洞150が該第1の側壁142及び第2の側壁144間に少なくともその一部が形成される。別の実施形態では、第1の側壁142は、第2の側壁144に対して結合されて、前方カバープレート146及び後方カバープレート148間で延びる単体構造部材が形成される。さらに別の実施形態では、シャンク114は、単体構造部材として形成される。この例示的な実施形態では、第1の側壁142及び第2の側壁144は各々、それぞれ前方カバープレート146及び後方カバープレート148に対して凹設されて、ロータブレード100がロータディスク102に結合され時に、第1の側壁142及び隣接する第2の側壁144間にシャンク空洞152が形成される。
この例示的な実施形態では、前方エンジェルウイング154が前方カバープレート146から外向きに延びる。後方エンジェルウイング156が後方カバープレート148から外向きに延びる。前方エンジェルウイング154及び後方エンジェルウイング156は各々、ロータ組立体22内部に形成された前方及び後方エンジェルウイングバッファ空洞(図示せず)をシールするのを可能にする。加えて、前方下方エンジェルウイング158が前方カバープレート146から外向きに延び、かつロータブレード100及びロータディスク102間をシールするのを可能にするように構成される。より具体的には、前方下方エンジェルウイング158は、ダブテール116及び前方エンジェルウイング154間で前方カバープレート146から外向きに延びる。
この例示的な実施形態では、後方カバープレート148は、前端縁部分164と、円周方向に間隔を置いて配置された後端縁部分166とを含む。第1のシール組立体168が前端縁部分164に結合されまた第2のシール組立体170が後端縁部分166に結合される。この例示的な実施形態では、第1のシール組立体168は、ロータブレード100がロータディスク102に結合され時に、隣接する第2のシール組立体170と協働する。第1のシール組立体168及び第2のシール組立体170は各々、ダブテール116及びプラットフォーム112間で延びかつシャンク空洞152をシールするのを可能にする。この例示的な実施形態では、第1のシール組立体168及び第2のシール組立体170は、協働して、第1の後方カバープレート148及び隣接する第2の後方カバープレート148間にシール通路172を形成する。シール通路172は、円周方向に隣あうロータブレードシャンク114間を送られる空気のボリュームを減少させるのを可能にする。より具体的には、シール通路172は、高温ガスの流れがシャンク空洞152に流入するのを防止するのを可能にするために該シャンク空洞152を通して前方カバープレート146から後方カバープレート148に送らなければならない空気のボリュームを減少させるのを可能にする。
この例示的な実施形態では、後方カバープレート148は、ダブテール116からプラットフォーム内側表面174まで半径方向高さr1にわたって延びる。第1のシール組立体168及び第2のシール組立体170は各々、ダブテール116からプラットフォーム内側表面174まで半径方向高さr2にわたって延びる。半径方向高さr2は、後方カバープレート148の半径方向高さr1とほぼ同じ高さである。1つの実施形態では、第1のシール組立体168及び/又は第2のシール組立体170は、後方カバープレート148の全半径方向高さr1にわたって延びる。
1つの実施形態では、第1のシール組立体168は、前端縁部分164から隣接ロータブレード後端縁部分166に向けて外向きに延びるシール延長部176を含む。第2のシール組立体170は、後端縁部分166内部に形成された凹設シールグルーブ178を含む。凹設シールグルーブ178は、隣接シール延長部176を受けるような寸法にされて、該凹設シールグルーブ178及びシール延長部176が協働してシール通路172を形成する。別の実施形態では、第1のシール組立体168が凹設シールグルーブ178を含み、また第2のシール組立体170がシール延長部176を含む。
この例示的な実施形態では、第1のロータブレード104は、シール延長部176を備えた第1のシール組立体168と凹設シールグルーブ178を備えた第2のシール組立体170とを含む。別の実施形態では、第1のロータブレード104は、凹設シールグルーブ178を備えた第1のシール組立体168とシール延長部176を備えた第2のシール組立体170とを含む。1つの実施形態では、第2のロータブレード106は、その各々がシール延長部176を備えた第1のシール組立体168及び第2のシール組立体170を含む。別の実施形態では、第2のロータブレード106は、その各々が凹設シールグルーブ178を備えた第1のシール組立体168及び第2のシール組立体170を含む。
この例示的な実施形態では、凹設シールグルーブ178は、ダブテール116及びプラットフォーム内側表面174間で延びる半径方向外側表面184を含む。アブレイダブル層186が凹設シールグルーブ外側表面184に結合される。それに代えて、1つの実施形態では、アブレイダブル層186は、アルミニウム複合材料を含む。この例示的な実施形態では、シール延長部176は、該シール延長部176の内側表面から外向きに延びる複数のラビリンス歯188を含む。ラビリンス歯188は各々、対向する凹設シールグルーブ外側表面184に隣接して配置されて、シール延長部176及び凹設シールグルーブ178間にラビリンスシール191が形成される。
この例示的な実施形態では、シャンク114は、プラットフォーム112及びダブテール116間で該シャンク114を少なくともその一部を貫通してほぼ半径方向に延びる前端縁半径方向シールピンスロット192を含む。より具体的には、前端縁半径方向シールピンスロット192は、シャンク前方カバープレート146内部に形成されかつシャンク凸面形側壁144に隣接している。前端縁半径方向シールピンスロット192は、半径方向シールピン194を受けるような寸法にされて、ロータブレード100がロータディスク102に結合され時に、隣合う前方カバープレート146間をシールするのを可能にする。1つの実施形態では、半径方向シールピン194は、前端縁半径方向シールピンスロット192内に挿入されない。別の実施形態では、前方カバープレート146は、第1のシール組立体168及び第2のシール組立体170を含む。
図3を参照すると、この例示的な実施形態では、ガスタービンエンジン組立体10の運転時に、燃焼器セクション16は、燃焼ガスを発生させかつ矢印196で表すように該燃焼ガスをロータ組立体22に送る。燃焼ガス196は、ロータブレード100に接触して、駆動シャフト32の周りでロータ組立体22を回転させる。燃焼ガス196の少なくとも一部分は、隣合う前方カバープレート146を通り抜け、半径方向シールピン194の周りを通りかつシャンク空洞152内に流れる。第1のシール組立体168及び第2のシール組立体170は各々、燃焼ガス196が隣合う後方カバープレート148を通り抜けるのを防止するのを可能にしてシャンク空洞152内の流体圧力の上昇を生じさせ、それにより、該シャンク空洞152に流入する燃焼ガス196のボリュームを減少させることが可能になる。
上記の方法及び装置は、ロータ組立体の作動温度を低下させるのを可能にする。より具体的には、隣合うロータブレード間に形成されたラビリンスシールは、該隣合うロータブレード間における冷却流体の漏洩を減少させるのを可能にする。加えて、本明細書に説明した実施形態は、シャンク空洞内における冷却流体の背圧を上昇させるのを可能にし、それにより、ロータブレードへの冷却流体の流量を増加させてロータ組立体の作動温度を低下させることが可能になる。従って、ガスタービンエンジンシステムを維持するコストを低減することが可能になる。
上記には、タービンバケット組立体のための方法及び装置の例示的な実施形態を詳細に説明している。本方法及び装置は、本明細書に説明した特定の実施形態に限定されるものではなく、それどころか、システムの構成要素及び/又は方法のステップは、本明細書に記載したその他の構成要素及び/又はステップから独立してかつ別個に利用することができる。例えば、本方法及び装置はまた、その他の燃焼システム及び方法と組合せて使用することができ、また本明細書に記載したようなガスタービンエンジン組立体のみでの実施に限定されるものではない。むしろ、例示的な実施形態は、多くのその他の燃焼システム用途と組合せて実装しかつ利用することができる。
本発明の様々な実施形態の特定の特徴を幾つかの図面に示しまたその他の図面には示していないが、これは単なる便宜上のものである。さらに、上記の説明における「1つの実施形態」という表現は、記載した特徴を同様に組入れている付加的な実施形態の存在を除外するものとして解釈することを意図するものではない。本発明の原理に従い、ある図面のあらゆる特徴は、あらゆるその他の図面の任意の特徴と組合せて記載しかつ/又は特許請求することができる。
本明細書は最良の形態を含む実施例を使用して、本発明を開示し、また当業者が、あらゆる装置又はシステムを製作しかつ使用しまたあらゆる組込み方法を実行することを含む本発明の実施を行なうことを可能にもする。本発明の特許性がある技術的範囲は、特許請求の範囲により定まり、また当業者が想到するその他の実施例を含むことができる。そのようなその他の実施例は、それらが特許請求の範囲の文言と相違しない構造的要素を有するか又はそれらが特許請求の範囲の文言と本質的でない相違を持つ均等な構造的要素を含む場合には、特許請求の範囲の技術的範囲内に属することになることを意図している。
10 ガスタービンエンジン
12 吸気セクション
14 圧縮機セクション
16 燃焼器セクション
18 タービンセクション
20 排気セクション
22 ロータ組立体
24 燃焼器
26 燃料ノズル組立体
28 負荷
30 タービンブレード又はバケット
32 駆動シャフト又はロータシャフト
100 ロータブレード
102 ロータディスク
104 第1のロータブレード
106 第2のロータブレード
107 第3のロータブレード
108 ギャップ
110 翼形部
112 プラットフォーム
114 シャンク
116 ダブテール
118 第1の側壁
119 負圧側面
120 第2の側壁
121 正圧側面
122 前縁
124 後縁
126 ブレード根元
128 翼形部先端
130 内部冷却チャンバ
132 上流側面又はスカート
134 下流側面又はスカート
136 正圧側端縁部
138 負圧側端縁部
140 ギャップ
142 第1の側壁
144 第2の側壁
146 前方カバープレート
148 後方カバープレート
150 空洞
152 シャンク空洞
154 前方エンジェルウイング
156 後方エンジェルウイング
158 前方下方エンジェルウイング
164 前端縁部分
166 ブレード後端縁部分
168 第1のシール組立体
170 第2のシール組立体
172 シール通路
174 プラットフォーム内側表面
176 シール延長部
178 凹設シールグルーブ
184 半径方向外側表面又はシールグルーブ外側表面
186 アブレイダブル層
188 ラビリンス歯
190 内側表面
191 ラビリンスシール
192 半径方向シールピンスロット
194 半径方向シールピン
196 燃焼ガス

Claims (10)

  1. タービンエンジン(10)用のロータブレード(100)であって、
    半径方向外側表面(184)及び半径方向内側表面(190)を備えたプラットフォーム(112)と、
    前記プラットフォームから半径方向外向きに延びる翼形部(110)と、
    ロータホイールに結合されるダブテール(116)と、
    前記プラットフォーム及びダブテール間で延びかつ該プラットフォームから該ダブテールに向けて内向きに延びる少なくとも1つのカバープレート(146、148)を備えたシャンク(114)と、
    前記カバープレートに結合されかつ前記ダブテールから前記プラットフォームまで延びる少なくとも1つのシール組立体(168、170)と、を含み、
    前記シール組立体が該ロータブレード及び円周方向隣接ロータブレード間にシール通路(172)を形成する、
    ロータブレード(100)。
  2. 前記シール組立体(168、170)が前記カバープレート(146、148)に結合されたシール延長部(176)を含み、前記シール延長部が前記カバープレートから隣接ロータブレードに向けて外向きに延びる、請求項1記載のロータブレード(100)。
  3. 前記シール延長部(176)が該シール延長部から外向きに延びる複数のラビリンス歯(188)を含み、前記ラビリンス歯が前記シール延長部及び隣接ロータブレード間に蛇行通路を形成するように構成される、請求項2記載のロータブレード(100)。
  4. 前記シール組立体(168、170)が前記カバープレート(146、148)内に形成された凹設シールグルーブ(178)を含む、請求項1記載のロータブレード(100)。
  5. 前記シールグルーブ(178)が該シールグルーブの外側表面(184)から延びるアブレイダブル表面を含む、請求項4記載のロータブレード(100)。
  6. 前記カバープレート(146、148)に結合された第1のシール組立体(168)と、前記カバープレートに結合された対向する第2のシール組立体(170)とをさらに含む、請求項1記載のロータブレード(100)。
  7. 前記第1のシール組立体(168)がシール延長部(176)を含み、前記第2のシール組立体(170)が凹設グルーブ(178)を含む、請求項6記載のロータブレード(100)。
  8. 前記第1のシール組立体(168)及び第2のシール組立体(170)が各々、シール延長部(176)を含む、請求項6記載のロータブレード(100)。
  9. 前記第1のシール組立体(168)及び第2のシール組立体(170)が各々、凹設グルーブ(178)を含む、請求項6記載のロータブレード(100)。
  10. 圧縮機(14)と、
    前記圧縮機の下流に結合されて、該圧縮機によって吐出された空気の少なくとも幾らかを受ける燃焼器(16)と、
    前記圧縮機に結合されたロータシャフト(32)と、
    前記ロータシャフトに結合された複数の円周方向に間隔を置いて配置されたロータブレード(100)と
    を備えるガスタービンエンジン(10)であって、前記複数のロータブレードの各々が、
    プラットフォーム(112)と、
    前記プラットフォームから半径方向外向きに延びる翼形部(110)と、
    前記ロータシャフトに結合されたダブテール(116)と、
    前記プラットフォーム及びダブテール間で延びかつ該プラットフォームから該ダブテールに向けて内向きに延びる少なくとも1つのカバープレート(146、148)を備えたシャンク(114)と、
    前記カバープレートに結合されて、隣合うロータブレード間にシール通路(172)を形成する少なくとも1つのシール組立体(168、170)と
    を備えている、ガスタービンエンジン(10)。
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