JP2012040781A - 記録装置及びその処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
従来の構成よりも、マスクの容量を削減できるようにした技術を提供する。
【解決手段】
記録装置は、マルチパス記録時に記録データを間引くために用いる各パスに対応して設けられるマスクを符号化してメモリに格納する。記録装置は、何パス目のマスク処理に用いられるかに応じて、各パスに対応して設けられるマスクに保持されたドットオンを示す画素に対して異なる符号を割り当てる割当手段と、異なる符号を用いて各パスに対応したマスクに保持されたドットオンを示す画素を示すインデックスデータを生成するとともに、該インデックスデータを符号化して符号化データを生成する符号化手段とを具備する。ここで、符号化手段は、符号化データがオリジナルマスクのサイズよりも小さくなるように、割当手段による異なる符号とパスとの割当関係を決定して符号化データを生成する。
【選択図】 図2
従来の構成よりも、マスクの容量を削減できるようにした技術を提供する。
【解決手段】
記録装置は、マルチパス記録時に記録データを間引くために用いる各パスに対応して設けられるマスクを符号化してメモリに格納する。記録装置は、何パス目のマスク処理に用いられるかに応じて、各パスに対応して設けられるマスクに保持されたドットオンを示す画素に対して異なる符号を割り当てる割当手段と、異なる符号を用いて各パスに対応したマスクに保持されたドットオンを示す画素を示すインデックスデータを生成するとともに、該インデックスデータを符号化して符号化データを生成する符号化手段とを具備する。ここで、符号化手段は、符号化データがオリジナルマスクのサイズよりも小さくなるように、割当手段による異なる符号とパスとの割当関係を決定して符号化データを生成する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、記録装置及びその処理方法に関する。
インクを用いて記録を行なうインクジェット方式を採用した記録装置が知られている。インクジェット方式を採用した記録装置は、例えば、記録媒体に対して記録ヘッドを相対的に走査させて記録を行なう。
このような記録装置においては、一般に、記録品位を向上させるため、マルチパス記録を行なう機能が備わっている。マルチパス記録では、同一記録領域に対して記録ヘッド(キャリッジ)を往路方向又は復路方向の少なくともいずれかの方向に複数回走査して記録が行なわれる。
マルチパス記録を行なう場合には、一般に、マスクを用いることにより各パスに対応して間引かれた記録データが生成される。マルチパス記録時には、各ラインの記録は、記録ヘッドが複数回走査することによりその記録が完成する。そのため、それぞれのラインにおいて、複数回の走査(パス)のそれぞれで記録されるべき画素は、他のパスで記録されるべき画素との関係において相互に補完の関係にある。この複数のパスのそれぞれで記録されるべき画素を定めるためにマスクが用いられる。例えば、6×2のマスク(記録される画素が1、記録されない画素が0のデータ)と、記録データ(2値データ)とをAND演算することで、各パスに対応した2値データが作成される。
上述したマスクには、種々のパターンがある。例えば、特許文献1には、マスクに乱数を利用した技術が開示されており、例えば、特許文献2には、各パス領域の境界で生じるつなぎスジを低減するため、境界に隣接する画素の記録比率を低くするマスクが開示されている。
ここで、記録装置においては、記録データ(2値データ)にマスク処理を施すため、装置内にマスクが保持される場合が多い。マスクは、複数のパス数に対応して個別に保持されることもあり、比較的大きなデータ容量となる。そのため、マスクを記録装置内に保持するように構成した場合、メモリ容量(ROM等)の増加が避けられず、コストの増加を招いてしまう。
これを解消するため、特許文献3には、用意しておくマスクを記録パス数よりも1つ少ない数に減少させる技術が開示されている。この技術では、マスク処理によって1パス分のデータを生成する際に、記録すべき画像を示す記録データから、そのパスで記録される画素データを取り除いて新たな記録データを生成する。この処理をパス毎に繰り返すことにより、最終パスでは、最終パスに記録すべき画素データのみが残った記録データが生成される。そのため、最終パスではマスク処理が不要となり、用意しておくマスクを記録パス数よりも1つ少ない数に減少させられる。
上述した特許文献3の技術では、用意しておくマスクを記録パス数よりも1つ少ない数に減少できる。そのため、例えば、2パスのマスクであればその容量を2分の1に減らす(50%減)ことができる。
しかし、16パスのマスクであれば、その容量は、16分の15に減る(6.25%減)だけである。すなわち、パス数が多くなる程、マスクの容量削減率が小さくなってしまう。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、従来の構成よりも、マスクの容量を削減できるようにした技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、マルチパス記録時に記録データを間引くために用いる各パスに対応して設けられるマスクを符号化してメモリに格納する記録装置であって、何パス目のマスク処理に用いられるかに応じて、各パスに対応して設けられるマスクに保持されたドットオンを示す画素に対して異なる符号を割り当てる割当手段と、前記異なる符号を用いて各パスに対応したマスクに保持されたドットオンを示す画素を示すインデックスデータを生成するとともに、該インデックスデータを符号化して符号化データを生成する符号化手段とを具備し、前記符号化手段は、前記符号化データがオリジナルマスクのサイズよりも小さくなるように、前記割当手段による前記異なる符号とパスとの割当関係を決定して前記符号化データを生成することを特徴とする。
本発明によれば、従来の構成よりも、マスクの容量を削減できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、この明細書において、「記録」(以下、「プリント」とも称する)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、又は媒体の加工を行う場合も表す。また、人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わない。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表す。
また、「インク」とは、上記「記録」の定義と同様広く解釈されるべきもので、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成又は記録媒体の加工、或いはインクの処理に供され得る液体を表すものとする。インクの処理としては、例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固又は不溶化させることが挙げられる。
またさらに、「ノズル」とは、特に断らない限り吐出口乃至これに連通する液路及びインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括して言う。
(実施形態1)
図1は、本発明の一実施の形態に係わるインクジェット記録装置(以下、記録装置と呼ぶ)10の外観構成の一例を示す斜視図である。
図1は、本発明の一実施の形態に係わるインクジェット記録装置(以下、記録装置と呼ぶ)10の外観構成の一例を示す斜視図である。
記録装置10は、インクジェット方式に従ってインクを吐出して記録を行なうインクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッドと呼ぶ)11をキャリッジ12に搭載し、キャリッジ12を主走査方向に往復移動させて記録を行なう。
記録装置10は、記録紙などの記録媒体Pを給紙ローラ15及び補助ローラ16を用いて給紙し、記録位置まで搬送する。そして、その記録位置において各記録ヘッド11から記録媒体Pにインクを吐出することで記録を行なう。記録ヘッド11による1回の記録走査が終了すると、搬送ローラ13及び補助ローラ14が回転し、記録媒体Pは、記録ヘッド11の記録幅に対応した量だけ副走査方向に搬送される。このような記録走査と搬送動作とを繰り返すことにより、記録媒体Pに画像が記録される。
記録ヘッド11には、記録素子として、例えば、電気熱変換体が設けられている。すなわち、記録ヘッド11は、熱エネルギを利用してインクを吐出する。電気熱変換体は、各吐出口に対応して設けられ、記録データに応じて対応する電気熱変換体にパルス電圧を印加する。これにより、対応する吐出口からインクが吐出される。なお、本実施形態においては、インクの吐出方式として、ヒータを用いてインクを吐出する場合について説明するが、これに限定されない。例えば、ピエゾ素子を用いた方式、静電素子を用いた方式、MEMS素子を用いた方式など、様々なインクジェット方式を採用しても良い。
記録装置10のキャリッジ12には、記録ヘッド11の他、例えば、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)のインクをそれぞれ収容する4つのインクカートリッジが搭載される。インクカートリッジは、記録ヘッド11各々に対して供給するインクを貯留する。これら4つのインクカートリッジは、それぞれ独立して着脱できる。
図2は、図1に示す記録装置10の制御構成の一例を示す図である。
記録装置10は、ホストコンピュータ(外部装置:以下、単にホストと呼ぶ場合もある)50と接続されている。ホスト50は、記録装置10に対して画像データを供給する役割を果たす。ホスト50は、例えば、パーソナルコンピュータ、画像読取用のリーダやデジタルカメラなどで実現される。
記録装置10は、記録媒体上の同一記録領域に対して記録ヘッド11を複数回走査させて当該領域の記録を完成させるマルチパス記録モードを有する。ここで、記録装置10の構成は、コントローラ部41と、エンジン部42とに大きく分けられる。
コントローラ部41は、記録装置10の操作部(不図示)、又はホスト50からの命令に従って、エンジン部42に制御コマンドを通知する。また、記録動作時には、ホスト50から受信した画像データを解析及び展開して、当該記録データを各色2値の記録データへ変換する。なお、操作部は、ユーザからの各種指示を入力する入力部と、各種情報をユーザに向けて表示する表示部とから構成される。
エンジン部42は、コントローラ部41から送られてくる制御コマンドや記録データに基づいて記録動作を行なう。コントローラ部41とエンジン部42との間は、専用のインターフェースで接続されている。例えば、コントローラ部41からエンジン部42へは、記録データや制御コマンド等が送られる。また、例えば、エンジン部42からコントローラ部41へは、コントローラ部41の状態変化を通知するステータス情報等が送られる。
ここで、エンジン部42は、MPU21、ASIC22、ROM23、RAM24、記録バッファ25、マスクバッファ26、キャリッジ駆動系27、搬送駆動系28、ヘッド駆動系29を具備して構成される。
MPU(Micro Processor Unit)21は、記録装置10における各部の動作を統括制御する。ROM(Read Only Memory)23は、各種プログラムを格納し、RAM(Random Access Memory)24は、MPU21により各種処理が実行される際にワークエリアなどとして用いられる。なお、ROM23は、書き換え可能な形式のメモリであっても良い。
MPU21は、ASIC22を介して、キャリッジ駆動系27、搬送駆動系28、ヘッド駆動系29の制御も行なう。また、MPU21は、ASIC22を介して記録バッファ25及びマスクバッファ26の読み書きが可能な構成になっている。
記録バッファ25は、記録ヘッドへ転送できる形式に変換された記録データ(以下、ノズルデータと呼ぶ場合もある)を一時的に格納する。
マスクバッファ26は、記録ヘッドへ転送する際に記録バッファ25から転送されるデータ(記録データ)にAND処理(論理積によるマスク)するための所定のパターン(マスク)を一時的に格納する。MPU21においては、このマスクの繰り返しと、記録データとをAND処理する。これにより、マルチパス記録時には、各パスに応じてデータが間引きされる。
ROM23には、パス数の異なるマルチパス記録に対応するため、複数組のマスクが符号化された状態で格納されている。マルチパス記録時には、符号化されたマスクがROM23から読み出されて、ASIC22により復号化され、当該復号後のマスクがマスクバッファ26に格納される。
ここで、ASIC(処理デバイス)22の内部には、機能的な構成として、符号割当部30と、マスク符号化部31と、マスク復号化部32と、マスク生成部33と、マスク処理部34とが具備される。
符号割当部30は、各パスに対応して設けられるマスクに保持されたドットオンを示す画素(記録データのうち記録を許容する画素)に対して符号を割り当てる。符号の割り当ての詳細については後述するが、割り当てられる符号の値は、該当のマスクが何パス目のマスク処理に用いられるかに応じて決められる(後述する図5(a)参照)。
マスク符号化部31は、符号を用いて、複数のマスクに保持されたドットオンを示す画素を1セットのデータで保持するインデックスデータを生成し、当該インデックスデータを符号化する。これにより、得られた符号化データは、例えば、ROM23に格納される。なお、インデックスデータ等の詳細についても後述する(後述する図5(b)参照)。
マスク復号化部32は、ROM23に格納された符号化データ等を復号化する。これにより、インデックスデータが取得される。マスク生成部33は、復号化されたインデックスデータに基づいて各パスに対応したマスクを生成(復元)する。
マスク処理部34は、マスクを用いて記録データをAND処理する。これにより、マルチパス記録時には、各パスに応じてデータが間引きされる。
ここで、本実施形態に係わる記録装置10の説明を分かり易くするために、マルチパス記を行なう際の処理の流れについて簡単に説明する。
記録装置10は、ホスト50から画像データが送られてくると、記録動作を開始する。具体的には、まず、記録装置10は、コントローラ部41において、当該受信した画像データを解析し、記録品位等の記録に必要な情報を生成する。また、画像データを解析した後、当該データを各色2値の記録データに展開する。このとき、記録装置10のエンジン部42は、マスク復号化部32において、符号化されたマスクをROM23から読み出し、当該符号化されたマスクを復号化した後、それをマスクバッファ26に格納する。
その後、記録装置10は、コントローラ部41において、エンジン部42に向けて各色2値の記録データの転送を開始する。エンジン部42においては、当該転送されてきた記録データをノズルデータに変換し、それを記録バッファ25に格納する。
ここで、記録バッファ25に保持されたデータが、実際のバンドデータの記録が可能な量まで溜まると、MPU21は、搬送駆動系28を制御して記録媒体を搬送させるとともに、キャリッジ駆動系27を制御してキャリッジ12を移動させる。また、MPU21は、ASIC22に対して、画像の出力位置等の設定を行ない、キャリッジ12を駆動して記録を開始する。
キャリッジ12が移動して所定の記録開始位置に到達すると、ASIC22は、記録バッファ25からノズルデータを順次読み出すとともに、マスクバッファ26から対応するマスクを読み出す。ここで、ASIC22は、ノズルデータ及びマスクをAND(論理積処理)し、それにより得られた記録データを記録ヘッド11に向けて転送する。
これにより、記録ヘッド11は、ヘッド駆動系29の制御に基づいて当該転送されてきたデータに従ってノズルを駆動してインクを吐出する。記録装置10は、上記処理を繰り返すことでホスト50から送られてきた画像データに基づく画像を記録媒体上に記録する。
次に、本実施形態に係わるマスクの符号化処理及び復号化処理について説明する。なお、本実施形態に係わるマルチパス記録においては、同一記録領域に対する記録を4パスで完成させる場合を例に挙げて説明する。
図3は、4パスのマスクと記録データ(ノズルデータ)との関係を示す図である。
マスクは、各パスに対応して設けられる。本実施形態においては、4パスでマルチパス記録を行なうため、1パス目〜4パス目までの4枚(61〜64)のマスク60が用いられる。
マスク各々は、マルチパス記録が4パスで行なわれるため、記録ヘッド11のノズル列を4つに分割した領域に対応して設けられている。ここでは説明を分かり易くするため、1パス分の領域は、副走査方向に2画素となり、主走査方向に6画素となっている。そのため、4枚のマスク60全体では、副走査方向に8画素となり、主走査方向に6画素となる。本実施形態では、4枚のマスク(61〜64)を同じ位置の画素単位にOR(論理和処理)すると、1パス領域内の全ての画素がドットオンになるように、各パスのマスクが構成されている。
図3では、記録ヘッド11のノズル列に対して、副走査方向(図中上方向)に向けて1パス分(2ノズル)ずつ記録媒体の搬送を行なう場合を示している。各パスにおいて記録されるデータは、マスク及び記録データをAND(論理積処理)することで取得される。そのため、各パスで記録されるドットの位置は、そのパスまでのマスクをOR(論理和処理)したものと等しく、4パス記録終了後のドットの出力結果は、画像データそのものとなる(すなわち、画像の記録が完成する)。
ここで、図4を用いて、図1に示す記録装置10においてマスクを符号化する際の処理の流れの一例について説明する。ここでは、図3に示すマスク60を符号化する場合を例に挙げて説明する。
この処理が始まると、記録装置10は、符号割当部30において、まず、マスクに関する情報を取得する(S101)。マスクに関する情報とは、例えば、マルチパス記録時のパス数やマスク数、等が挙げられる。
マスクに関する情報の取得が済むと、記録装置10は、符号割当部30において、図5(a)に示す記録パターン情報を作成する。記録パターン情報の作成では、まず、符号の表現に用いるビット数を決定する(S102)。本実施形態においては、4パスのマルチパス記録を行なうため、4つのマスクを用いる。そのため、符号は、4つの情報を表現できれば良いので、そのビット数は、例えば、2ビット(00、01、10、11(2進数))に決められる。
続いて、記録装置10は、符号割当部30において、符号を記録パス情報に対応付ける(S103)。この場合、「1パス目で記録」に“11(2進数)”、「2パス目で記録」に“10(2進数)”、「3パス目で記録」に“01(2進数)”、「4パス目で記録」に“00(2進数)”を割り当てている。これにより、記録パターン情報が作成される。記録パターン情報では、符号と記録パス情報とが対応して規定される。この記録パターン情報に規定された情報は、各画素が何パス目に記録されるかを示すのに用いられる。
記録パターン情報の作成が済むと、記録装置10は、マスク符号化部31において、インデックスデータを生成する(S104)。図5(b)には、4つのマスク60と、当該4つのマスク60から生成されたインデックスデータ77とが示される。インデックスデータ77には、4つのマスク60に保持されたドットオンを示す画素が符号を用いて規定されている。
各マスク(61〜64)は、図3に示したマスクを2値データで表現しており、ドットを打つ画素は「1」で示され、ドットを打たない画素は「0」で示されている。1パス目用マスク61の画素70、2パス目用マスク62の画素71、3パス目用マスク63の画素72、4パス目用マスク64の画素73は、いずれも同一画素を示している。インデックスデータ77の画素74は、1パス目〜4パス目のマスクにおける画素70〜73に対応している。この場合、マスク内の左上の画素(70〜73)は、4パス目用マスク64の画素73のみが「1」となっているため、当該画素に対応する記録データの画素値が1(ドットオン)であれば、そのドットは、4パス目で記録される。
なお、インデックスデータ77の画素74には、S103の処理で「4パス目で記録」に割り当てられた符号“00(2進数)”が設定されている。同様に、画素75には、2パス目での記録を示す符号“10(2進数)”が設定されており、画素76には、3パス目での記録を示す符号“01(2進数)”が設定されている。
ここで、記録装置10は、マスク符号化部31において、インデックスデータ77に対して符号化処理を行なう(S105)。この符号化には、例えば、可逆符号化であるJBIG符号化方式を用いれば良い。JBIG符号化方式は、圧縮対象となるビットマップデータの2次元的な特徴を学習する機能を有する符号化手法である。本実施形態においては、インデックスデータ77を2値のビットマップデータとみなしてJBIG符号化方式を適用し、符号化データを生成する。
次に、記録装置10は、マスク符号化部31において、S105の処理で生成した符号化データのデータサイズ(DS)を算出し(S106)、当該算出したデータサイズ(DS)と、最小データサイズ(DSmin)とを比較する(S107)。最小データサイズ(DSmin)の初期値には、S104の処理で(最初に)生成したインデックスデータ77のデータサイズを用いれば良い。
比較の結果、データサイズ(DS)が、最小データサイズ以上であれば(S107でNO)、記録装置10は、マスク符号化部31において、全ての符号の組み合わせが終了したか否かの判定を行なう。また、データサイズ(DS)が、最小データサイズ(DSmin)よりも小さければ(S107でYES)、記録装置10は、マスク符号化部31において、当該データサイズ(DS)を最小データサイズ(DSmin)として更新する。また、マスク符号化部31は、S103の処理で割り当てられた符号と、それに対応する記録パス情報と、S105の処理で生成された符号化データとを更新する(S108)。
なお、符号及び記録パス情報の初期値は、S103の処理で(最初に)割り当てられた符号と、それに対応する記録パス情報となる。符号化データの初期値は、S104の処理で(最初に)割り当てられた符号から生成されたインデックスデータ77となる。
その後、記録装置10は、マスク符号化部31において、符号と記録パス情報との全ての組み合わせが終了したか否かを判定する。具体的には、図5(a)に示す符号と記録パス情報との割当関係を変更させることにより全ての組み合わせについて符号化データを生成し、そのデータサイズを判定する(S103〜S108)。
判定の結果、全ての組み合わせについて上述した処理を実施していなければ(S109でNO)、S103の処理に戻り、符号の割当関係を変更した後、再度、上述した処理を行なう。
また、全ての組み合わせについて上述した処理を実施していれば(S109でYES)、S108の処理で更新された符号化データに対して、当該データの復号化時に必要な関連情報(ヘッダー情報)を付加した後(S110)、この処理を終了する。なお、関連情報は、図6に示すように、パス数、マスク数、記録パターン情報、符号のビット数、符号、符号化方法の情報を含む。上述した説明の場合、パス数及びマスク数は「4」となり、符号のビット数は「2」となる。また、符号化方法の情報では、“JBIGによる符号化処理なし(0)”、“JBIGによる符号化処理あり(1)”という1ビットの情報が保持される。最小データサイズ(DSmin)が初期値のままであれば、“JBIGによる符号化処理なし(0)”が設定され、初期値でなければ、“JBIGによる符号化処理あり(1)”が設定される。なお、符号化方法の情報が“JBIGによる符号化処理なし(0)”であれば、図6に示す符号化データは、符号化されたデータではなく、S104の処理で最初に割り当てられた符号から生成されたインデックスデータとなる。
次に、図7を用いて、図1に示す記録装置10においてマスクを復号化する際の処理の流れの一例について説明する。ここでは、図5(b)に示すマスクを復号化する場合を例に挙げて説明する。
この処理が開始すると、記録装置10は、マスク復号化部32において、まず、関連情報を取得する(S201)。すなわち、図6に示す関連情報を取得する。そして、当該関連情報に含まれる符号化方法の情報を参照し、インデックスデータが符号化されているか否かを判定する。
判定の結果、符号化されていなければ(S202でNO)、マスク復号化部32は、復号化処理は行なわず、そのままインデックスデータを取得する。一方、符号化されていれば(S202でYES)、マスク復号化部32は、符号化データに対して復号化処理を実施する(S203)。
その後、記録装置10は、マスク生成部33において、関連情報に含まれる符号のビット数、マスク数、記録パターン情報、符号の情報に基づいて、各記録パス情報に対応して割り当てられた符号を特定する(S204)。
続いて、記録装置10は、マスク生成部33において、パス数と、符号のビット数と、記録パターン情報と、S204の処理で特定した符号とに基づいて、インデックスデータからマスクを生成(復元)する(S205)。その後、この処理は終了する。
ここで、上述した図5(b)を用いて、S205に示すマスクの生成処理について説明する。
S201の処理で符号のビット数は、2ビットと特定できるため、インデックスデータ77から画素74(2ビット)を特定できる。画素74の符号は、“00(2進数)”であり、“00”は「4パス目で記録」に割り当てられていることも特定されているため、マスク復号化部32は、4パス目用マスク64の画素73に“1”を設定する。
また、マスク復号化部32は、1パス目用マスク61〜3パス目用マスク63の画素70〜72に対しては、“0”を設定する。インデックスデータ77の残りの画素(75、76等)についても、同様の手順で処理していくことにより、各パスに対応したマスクを生成できる。
以上説明したように本実施形態によれば、符号化後のデータ(符号化データ)のサイズを判定し、当該符号化データを採用するか否かを決める。そのため、最終的にROM23に格納される符号化データは、インデックスデータよりもそのサイズが大きくなることはない。
また、符号と記録パス情報との全ての組み合わせについてデータサイズの判定を行なうため、符号化時の圧縮率が最大となるように符号を割り当てることができる。これにより、マスクの格納に必要なメモリ容量を大幅に削減できる。
(実施形態2)
次に、実施形態2について説明する。ここで、実施形態2においては、マスクの構成が実施形態1と相違する。具体的には、実施形態2に係わるマスクには、マルチパス記録時(4パス)に異なるパスにおいて、複数回ドットが打たれる画素が含まれている。
次に、実施形態2について説明する。ここで、実施形態2においては、マスクの構成が実施形態1と相違する。具体的には、実施形態2に係わるマスクには、マルチパス記録時(4パス)に異なるパスにおいて、複数回ドットが打たれる画素が含まれている。
図8を用いて、実施形態2に係わるマスクについて説明する。ここで、実施形態1を説明した図3と相違する点としては、マルチパス記録時(4パス)に、異なるパスにおいて、2回ドットが打たれる画素が含まれている点である。すなわち、図8に示すマスクには、1パス目と2パス目とで記録される画素や、2パス目と3パス目とで記録される画素等が含まれている。
また、4枚のマスク(81〜84)の同じ位置の画素を画素単位にOR(論理和処理)すると、1パス領域内の全ての画素がドットオンになる。また更に、そのうちの6画素は、2回ドットがオンされるように各パスのマスクが構成されている。
ここで、実施形態2に係わる記録装置10においてマスクを符号化する際の処理の流れの一例について説明する。なお、マスクの符号化処理の全体的な処理の流れは、実施形態1と同様となるため、ここでは、実施形態1との相違点を重点的に、図4を参照しながら説明する。
実施形態2においては、符号の各ビットは、図9(a)に示すように、各パスにおけるドットのオン/オフの情報を表す。そのため、S102の処理においては、符号のビット数は、パス数に合わせて「4」に決定される。
S103の処理においては、図9(a)に示す対応付けが行なわれる。この場合、「1パス目で記録」に“0001(2進数)”、「2パス目で記録」に“0010(2進数)”、「3パス目で記録」に“0100(2進数)”、「4パス目で記録」に“1000(2進数)”が割り当てられている。また、「1パス目と2パス目とで記録」に“0011”・・・といった符号の割り当てが行なわれる。すなわち、最下位ビット(1番右側のビット)がオンであれば、その画素が1パス目に記録されることを示す。最下位から1つ上位のビット(右から2番目のビット)がオンであれば、その画素が1パス目に記録されることを示す。このように実施形態2においては、符号の各ビットが各パスにおけるドットのオン/オフ情報を示すように、各記録パターンに対応して符号が割り当てられる。
また、S104の処理におけるインデックスデータの生成では、図9(b)に示すインデックスデータ97が生成される。ここで、図9(b)に示す4つのマスク80は、ドットを打つ画素は「1」で示され、打たない画素は「0」の2値データとして示されている。この場合、マスク内の左上の画素(90〜93)は、1パス目用マスク81の画素90と4パス目用マスク84の画素93とが「1」となっている。そのため、当該画素に対応する記録データの画素値が1(ドットオン)であれば、そのドットは、1パス目と4パス目とで記録される。インデックスデータ97の当該画素(90、93)に対応する位置には、符号“1001(2進数)”が設定されている。なお、以降の処理(S105以降)については、実施形態1の処理と同様の流れとなるため、ここではその説明については省略する。
図10は、実施形態2に係わる関連情報の構成の一例を示す図である。
実施形態2においては、パス数、記録パターン情報、符号、符号化方法の情報が関連情報として符号化データ(又はインデックスデータ)に付加される。実施形態1を説明した図6に示す関連情報から符号のビット数及びマスク数の情報が省略されている。符号のビット数が省略されているのは、実施形態2の場合、パス数が分かれば、符号のビット数を特定できるためである。例えば、5パスのマルチパス記録の場合には、ビット数は、「5」となる。また、マスク数の情報も同様の理由で省略されている。
次に、実施形態2に係わる記録装置10においてマスクを復号化する際の処理の流れの一例について説明する。なお、マスクの復号化処理の全体的な処理の流れは、実施形態1と同様となるため、ここでは、実施形態1との相違点を重点的に、図9(b)を参照しながら、マスクを生成(復元)する際の処理について説明する。
ここで、パス数は、S201の処理で取得された関連情報に含まれたパス数「4」により符号のビット数が「4」である旨特定できる。そのため、図9(b)に示すインデックスデータ97から画素94(4ビット)を特定できる。画素94の符号は”1001(2進数)“であり、”1001“は、記録パターン情報から「1パス目と4パス目とで記録」に割り当てられていることも特定できる。
そこで、マスク復号化部32は、1パス目用マスク81の画素90と4パス目用マスク84の画素93に”1“を設定し、2パス目用マスク82の画素91と3パス目用マスク83の画素92に”0“を設定する。インデックスデータ97の残りの画素(95、96等)についても、同様の手順で処理していくことにより、各パスに対応したマスクを生成できる。
以上説明したように実施形態2によれば、符号の各ビットが各パスにおけるドットのオン/オフ情報を示すように各記録パターンに対応して符号を割り当てインデックスデータを生成する。
これにより、マルチパス記録時に同一画素が複数回記録されるように構成されるマスクであっても、実施形態1同様にマスクを符号化及び復号化できる。
以上が本発明の代表的な実施形態の一例であるが、本発明は、上記及び図面に示す実施形態に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
例えば、上述したマスクの構成はあくまで一例であり、サイズ及びデータともに、図示した構成に限定されない。また、マルチパス数も「4」である場合を例に挙げて説明したが、これに限られず、どのような回数でマルチパス記録を行なっても良い。
また、上述した説明では、符号のビット数が、2ビット又は4ビットである場合を例に挙げて説明したが、ビット数もこれに限られない。すなわち、オリジナルマスクのデータ容量よりも符号化データのデータ容量が小さくなるように、符号を割り当てられるのであれば良い。
また、オリジナルマスクのデータ容量よりも、符号化データのデータ容量が小さくなるように符号を割り当てられるのであれば良い。そのため、符号の割当関係の全ての組み合わせについて、図4のS103〜S108の処理を繰り返し実施しなくても良い。また、図4のS107に示す比較において、オリジナルマスク(実施形態の場合、4枚)のデータ容量と、符号化データのサイズとを比較するように構成しても良い。
また、上述した説明では、符号化データのデータサイズの比較(図4のS107)に基づいて符号の割当関係を決めているが、これに限られない。オリジナルマスクのデータ容量よりも、符号化データのデータ容量が小さくなるように符号を決められるのであれば、どのような手法を用いても良い。
また、上述したマスクに関する情報(パス数、記録パターン数等)や符号の情報は、処理の都度求めるように構成しても良いし、また、固定値として決められた値であっても良い。それに伴って、上述した符号化処理、復号化処理における該当の処理や、関連情報の構成等も適宜変更できるのは言うまでもない。
また、上述した説明においては、JBIG符号化方式を用いて符号化処理を行なう場合を例に挙げて説明したが、可逆符号化方式であれば、どのような方式を用いても良い。また、複数の符号化方式の中からオリジナルマスクのデータ容量よりも符号化データのデータ容量が小さくなるように、符号と符号化方式との組み合わせを変更させるように構成しても良い。
また、上述した実施形態の符号化処理は、必ずしも必須の構成ではない。例えば、符号化されたマスクデータを記録装置のROM23に予め記憶させておくように構成しても良い。また、記録装置にマスクを追加する機能を持たせることも可能であり、この場合は、図4の処理で得られた符号化データを追加する処理、又は図4の処理で得られた符号化データによりマスクを変更する処理を記録装置に実行させる。追加又は変更するマスクの供給は、ホスト50から行なえば良いが、これ以外にも、例えば、記録装置のメモリカードユニット(不図示)にメモリカードを装着し、記録装置が当該メモリカードから読み出すことによりマスクの供給を行なうようにしても良い。更に、ホスト50においては、マスクデータを取得する際、メモリカードを装着して取得しても良いし、ネットワークを介してダウンロードしても良い。
また、上述した説明においては、記録ヘッドを用いて記録動作を行なうインクジェット記録装置を例に挙げて説明したが、これに限られない。記録媒体の所定領域に対して複数回の記録動作により画像を形成する装置であれば、どのような装置であっても良い。
なお、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記録媒体等としての実施態様を採ることもできる。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
(その他の実施形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (7)
- マルチパス記録時に記録データを間引くために用いる各パスに対応して設けられるマスクを符号化してメモリに格納する記録装置であって、
何パス目のマスク処理に用いられるかに応じて、各パスに対応して設けられるマスクに保持されたドットオンを示す画素に対して異なる符号を割り当てる割当手段と、
前記異なる符号を用いて各パスに対応したマスクに保持されたドットオンを示す画素を示すインデックスデータを生成するとともに、該インデックスデータを符号化して符号化データを生成する符号化手段と
を具備し、
前記符号化手段は、
前記符号化データがオリジナルマスクのサイズよりも小さくなるように、前記割当手段による前記異なる符号とパスとの割当関係を決定して前記符号化データを生成する
ことを特徴とする記録装置。 - 前記符号化手段は、
前記割当手段により前記異なる符号とパスとの割当関係を変更して得られる前記異なる符号とパスとの組み合わせ全てについて前記符号化データを生成し、該生成した符号化データの中で最も小さなサイズの符号化データを前記メモリに格納する
ことを特徴とする請求項1記載の記録装置。 - 前記割当手段により前記異なる符号とパスとの割当関係を変更して得られる前記異なる符号とパスとの組み合わせについて前記符号化データを生成し、該生成した符号化データの中で最も小さなサイズの符号化データが前記インデックスデータのサイズよりも大きい場合には、前記インデックスデータを前記メモリに格納する
ことを特徴とする請求項1記載の記録装置。 - 前記符号化手段は、
前記符号化データの復号化時に必要な関連情報を付加して前記メモリに前記符号化データを格納する
ことを特徴とする請求項1記載の記録装置。 - 前記メモリに格納された前記符号化データを復号化してインデックスデータを取得する復号化手段と、
前記関連情報に基づいて前記復号化された前記インデックスデータから各パスに対応したマスクを生成するマスク生成手段と、
記録データと各パスに対応したマスクとを用いてマスク処理を実施し、各パスに対応して間引いた記録データを生成するマスク処理手段と
を更に具備することを特徴とする請求項4記載の記録装置。 - 前記関連情報は、
前記マルチパス記録時のパス数、前記マルチパス記録時に用いられるマスク数、前記符号の割当関係を示す情報、前記符号及びそのビット数、及び符号化方法を含む
ことを特徴とする請求項4又は5記載の記録装置。 - マルチパス記録時に記録データを間引くために用いる各パスに対応して設けられるマスクを符号化してメモリに格納する記録装置の処理方法であって、
割当手段が、何パス目のマスク処理に用いられるかに応じて、各パスに対応して設けられるマスクに保持されたドットオンを示す画素に対して異なる符号を割り当てる工程と、
符号化手段が、各パスに対応したマスクに保持されたドットオンを示す画素を前記異なる符号を用いて示すインデックスデータを生成するとともに、該インデックスデータを符号化して符号化データを生成する工程と
を含み、
前記符号化手段は、
前記符号化データがオリジナルマスクのサイズよりも小さくなるように、前記割当手段による前記異なる符号とパスとの割当関係を決定して前記符号化データを生成する
ことを特徴とする記録装置の処理方法。
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