JP2012038971A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の半導体記憶装置は、配線間の負荷のばらつきに起因して性能及び信頼性が低下する問題があった。
【解決手段】本発明の半導体記憶装置は、メモリセルC1〜C6が配置され、半導体基板に対して垂直方向に積層されるメモリ素子層ML1〜ML6と、ワード線W0〜W6が配置される第1の配線層群(L2、L4、L6)と、最上層配線層L1の配線を含む第1の配線(ビット線B0)と最下層配線層L7の配線を含む第2の配線(ビット線B1)とを含む第2の配線層群(L1、L3、L5、L7)と、を有し、メモリ素子層ML1〜ML6には、それぞれ同一の数のメモリセルが配置され、第1の配線B0と第2の配線B1は、第2の配線層群において交互に配置され、第1の配線B0は、最上層配線と、他の配線層に属し最上層配線と接続される配線とを含み、第2の配線B1は、最下層配線と、他の配線層に属し最下層配線と接続される配線とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体記憶装置に関し、特に電気パルスに応じて抵抗値が変化する抵抗変化型メモリを積層したメモリアレイを有する半導体記憶装置に関する。
現在、不揮発性メモリとしてフラッシュメモリが最も広く利用されている。しかし、フラッシュメモリのメモリ素子は、MOSトランジスタの浮遊ゲートに電荷を蓄積することでデータの記憶を行う。また、フラッシュメモリのメモリ素子は、プレーナ型のトランジスタである。そのため、フラッシュメモリでは、大容量化がトランジスタデバイスの微細化トレンドに束縛される課題がある。
そこで、新たな不揮発性メモリとして抵抗変化型メモリ(Resistive Random Access Memory、以下ReRAMと称す)が提案されている。ReRAMは、半導体基板の上層において積層した薄膜構造を有する。またReRAMは、薄膜構造を有するメモリ素子が形成されるメモリ層を更に積層して大容量化を実現する。ReRAMの記憶方式の例として、メモリ素子として酸化絶縁層を金属層で挟んだMIM構造を使い、電圧パルスを印加することで酸化絶縁膜の抵抗値を変化させるものがある。
フラッシュメモリ等の従来のメモリでは、メモリ素子を二次元のマトリックスに沿って配置する。つまり、1層のワード線と1層のビット線とを格子状に形成し、ワード線とビット線のクロスポイントにメモリ素子を配置する。そこで、図13にReRAMセルを従来のメモリと同様に二次元のマトリックスに沿って配置したレイアウトの模式図を示す。図13に示すように、この場合、ワード線W0、W1とビット線B0、B1は格子状に配置される。そして、ReRAMセルは、ワード線とビット線のクロスポイントにそれぞれ1つ配置される。しかし、上記したように、ReRAMは、半導体基板上ではなく、半導体基板の上層に形成される配線層領域に形成できることを特徴の1つとする。ReRAMは、この特徴により三次元配置が可能である。そこで、ReRAMの配置方法の例が特許文献1〜3に開示されている。
まず、特許文献1について説明する。特許文献1では、ReRAMセルを制御するワード線とReRAMセルへのアクセス経路を形成するビット線とを互いに直交するように配置する。また、ワード線とビット線は互いに異なる配線層に配置される。特許文献1に示す例では、ワード線とビット線の一方が形成される2つの第1の配線層と、ワード線とビット線の他方が形成される1つの第2の配線層が形成される。また、第1の配線層は、第2の配線層を挟むように形成される。そして、ワード線とビット線のクロスポイントであって、ワード線とビット線とに挟まれる領域にReRAMセルを形成する。このような構成により、特許文献1に示す例では、2層のメモリ記憶層を形成する。また、特許文献1に示す例では、第2の配線層は、その上下に形成されるメモリ素子層に対する共通配線層となる。この共通配線層により、特許文献1では、配線層を一層削減する。この特許文献1に記載のReRAMセルのレイアウトの概略図を図14、図15に示す。図14は、第1の配線層にビット線を形成し、第2の配線層にワード線を形成したものである。また、図15は、第1の配線層にワード線を形成し、第2の配線層にビット線を形成したものである。図14、図15に示すように、いずれの例においても、3つの配線層により2層のメモリ素子層を利用可能としている。
特許文献1では、メモリ素子層を複数積み重ねる積層方式により少ない配線層でより多くのメモリ素子層を有効に活用することができる。これにより、特許文献1では、半導体記憶装置の集積度を高め、半導体記憶装置の低コスト化を実現できる。しかし、集積度を更に高めるためには、メモリ素子層を3層以上にする必要がある。そこで、メモリ素子層を3層とした半導体記憶装置の例が特許文献2に開示されている。
特許文献2に開示されるReRAMの配置方法も、特許文献1と同様にクロスポイント型積層構造を有する。そして、特許文献2では、ReRAMの上下の配線層の共通化を3層以上に拡大した例を示す。このような構造とすることで、メモリの集積度は更に高くなると同時にメタル層の削減効果もより高まる。なお、特許文献2では、ワード線とビット線のいずれもが上下に形成されるメモリ素子層に対して共通化されるが、ワード線やビット線はいずれも独立した信号配線として設定される。特許文献2では、選択するメモリ素子層に割り当てられたワード線とビット線にReRAMセルを活性化状態とする電圧を与え、選択するメモリ素子層に割り当てられたワード線とビット線が接続される別のメモリ素子層に割り当てられたワード線及びビット線にはReRAMセルを非活性状態とする電圧を与える。これにより特許文献2では、アクセス対象のメモリ素子層のみを選択する。
特許文献2では、3層以上のメモリ素子層を効率的に活用することができる。しかしながら、特許文献2に示されるReRAMセルの積層方式を用いた場合、メモリ素子層に対して層ごとに独立してアクセスしなければならない。そのため、特許文献2では、メモリ素子層毎にメモリ空間が独立してしまい、3次元構造のメモリユニットの全体を、一般的な半導体記憶装置のように二次元ビットマッピングで表現できないという問題が生じる。この問題に対する解決策の1つとして、物理マッピングアドレス変換用の変換機能回路を搭載することがある。しかし、変換機能回路の搭載は、半導体記憶装置のチップ面積の増大に伴うコストアップと変換にかかるオーバーヘッドによる性能劣化という問題がある。そこで、特許文献3においてメモリ素子層を3層以上積層しながら、ReRAMセルを二次元ビットマッピングで表現するReRAMの配置方法が開示されている。
特許文献3では、3層以上のメモリ素子層を有するReRAMにおいて、ワード線をワード線の上下に配置されるメモリ素子層の間で共通化する(特許文献3の図8参照)。このとき、特許文献3では、各ビット線に対して共通のワード線が割り振られないようにするため、ワード線層は積層方向に見て奇数層と偶数層に分けて交互の層間で接続されている。選択されるメモリ素子層以外にも選択ワード線信号は入力されることになるが、ビット線は層毎に独立しており非選択にできる。また、特許文献3では、ワード線に加え、ビット線をも共通化する例(特許文献3の図9、図10参照)も示されている。この場合、一のビット線を共通して用いる2つのメモリ素子層(奇数番目のメモリ素子層と偶数番目のメモリ素子層)に対して、奇数番目と偶数番目とのいずれか一方のワード線を対応させる。そして、一方のワード線を非選択電位に設定し、他のワード線を選択電位に設定することで、一組の奇数番目のメモリ素子層と偶数番目のメモリ素子層とに対してアクセスを行う。
特開2005−311322号公報 特開2009−193627号公報 特開2007−165873号公報
しかしながら、ReRAMセルを積層方式により3層以上の三次元配置した場合、メモリ素子を二次元配置した場合に得られる他の利点である、複数のビット線の負荷及び複数のワード線の負荷を均一にできるという特性を得ることができない問題がある。3層以上のメモリ素子層を有する特許文献2、3は、いずれもこの課題の指摘及び解決方法の開示がなされていない。特許文献2、3では、複数のビット線又は複数のワード線(以下、同種の信号線と称す)の間で接続されるReRAMセルの数が異なっており、この問題を解決できないことは明らかである。
ここで、同種の信号線の間で信号線に接続される負荷が均一であることが望ましい理由について説明する。信号線に接続される負荷が不均一な状態では、アクセス対象のReRAMセルのアドレス番地毎に信号の遷移時間にずれが生じる。この遷移時間のずれについて図16に、信号線に接続される負荷による信号の遷移時間の違いを示す。図16に示す例では、負荷が小さな場合の信号遷移グラフを実線で示し、負荷が大きな場合の信号遷移時間を破線で示した。図16に示すように、負荷が大きな場合、信号遷移時間に遅延が生じ、信号がハイレベルで維持される時間に違いが生じる。この信号の遷移時間のセル毎のずれにより、1番目の問題として、信号線に伝達する信号の状態遷移に必要な時間の最大値と最小値を考慮した動作タイミング設計が必要になり動作速度の向上が困難になる。2番目の問題として、更にアドレス番地によるタイミングマージンが異なるので、設計難易度が上がり開発コストが上がる。3番目の問題として、ReRAMセルに一定の電圧が印加される時間がセル毎にばらつくことになり可変抵抗値の均一性が保てなくなり、性能や信頼性が劣化する。4番目の問題として、書き込み抵抗値を複数セットすることで実現する多値化が困難になる。5番目の問題として、メモリ素子は整流素子と抵抗素子の直列接続でできており、その中間のメモリ内接点に対して正極端子TE及び負極端子TBから各素子の寄生容量を介して電位ノイズが入力されてしまい、ReRAMセルの抵抗値が変化するディスターブ影響が生じる。この5番目の問題は、ワード線やビット線の電位変化(Rise/Fall時間)により影響が異なり急峻な信号変化は悪化方向になる。非選択メモリセルに対するこのディスターブ影響がReRAMセルのアドレス番地毎に異なり信頼性を更に劣化させる。6番目の問題として、上記のような悪影響が顕著な製品をテストにてリジェクトするためには複雑で時間がかかるディスターブテストが必要になりコストアップになる。このように、同種の信号線の間で信号の遷移時間のずれが生じた場合、多くの問題を招くが、特許文献1〜3では、これらの問題を解決することができない。
本発明にかかる半導体記憶装置の一態様は、セルの選択状態を制御するワード線とデータの伝達を行うビット線とにより挟み込まれる領域に形成されるメモリセルが配置され、半導体基板に対して垂直方向に積層される複数のメモリ素子層と、前記ワード線と前記ビット線の一方が配置される第1の配線層群と、前記ワード線と前記ビット線の他方が配置され、前記複数のメモリ素子層に対する最上層配線を含む第1の配線と前記複数のメモリ素子層に対する最下層配線を含む第2の配線とを含む第2の配線層群と、を有し、前記複数のメモリ素子層には、それぞれ同一の数のメモリセルが配置され、前記第1の配線と前記第2の配線は、前記第2の配線層群において交互に配置され、前記第1の配線は、前記最上層配線と、他の配線層に属し前記最上層配線と接続される配線とを含み、前記第2の配線は、前記最下層配線と、他の配線層に属し前記最下層配線と接続される配線とを含む。
本発明にかかる半導体記憶装置では、第1の配線層群と第2の配線層群とによりメモリ素子層を挟み込む積層構造を有する。そして、第2の配線層群は、最上層配線を含む第1の配線と、最下層配線を含む第2の配線とを有し、第1の配線と第2の配線が第2の配線層群において交互に配置される。また、本発明にかかる半導体記憶装置では、複数のメモリ素子層がそれぞれ同一の数のメモリセルを有する。これにより、本発明にかかる半導体記憶装置では、第1の配線に接続されるメモリセルの数と第2の配線に接続されるメモリセルの数とが同一数となる。つまり、本発明にかかる半導体記憶装置では、第1の配線と第2の配線に接続される負荷が均一となる。また、第1の配線層群に属する配線は、それぞれ独立した配線であるため接続される負荷の不均一は生じない。
本発明にかかる半導体記憶装置は、メモリ素子層の積層数を向上させながら、同種の信号線に接続される負荷を均一とし、同種の信号線に接続される負荷の不均一に起因する不具合を解消することができる。
実施の形態1にかかる半導体記憶装置のReRAMへの配線の構造を示す概略図である。 実施の形態1にかかるReRAMセルの素子構造を示す概略図である。 実施の形態1にかかる半導体記憶装置のビットマップを示す表である。 実施の形態1にかかる半導体記憶装置において最上層に位置するメモリ素子層のビットマップを示す表である。 実施の形態1にかかる半導体記憶装置のReRAMへの配線の構造の他の例を示す概略図である。 実施の形態2にかかる半導体記憶装置のReRAMへの配線の構造を示す概略図である。 実施の形態2にかかる半導体記憶装置のビットマップを示す表である。 実施の形態2にかかる半導体記憶装置におけるメモリ素子層の積層構造の模式図である。 実施の形態2にかかる半導体記憶装置のReRAMへの配線の構造の他の例を示す概略図である。 実施の形態3にかかる半導体記憶装置のReRAMへの配線の構造の第1の例を示す概略図である。 実施の形態3にかかる半導体記憶装置のReRAMへの配線の構造の第2の例を示す概略図である。 実施の形態3にかかる半導体記憶装置のReRAMへの配線の構造の第3の例を示す概略図である。 二次元でのReRAMセルを配置した場合の配線構造を示す概略図である。 特許文献2に記載のReRAMセルに対する配線構造の第1の例を示す概略図である。 特許文献2に記載のReRAMセルに対する配線構造の第2の例を示す概略図である。 信号線に接続される負荷が変化した場合における信号の遷移時間のずれを示すグラフである。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。まず、図1に実施の形態1にかかる半導体記憶装置1のメモリセル(例えば、ReRAMセル)への配線の構造を示す概略図を示す。図1に示すように、半導体記憶装置1は、メモリセルとしてReRAMセルを用いる。このReRAMセルは、電圧パルスに応じて抵抗値が変化する記憶素子である。また、ReRAMセルは、半導体基板の上層の配線層の間に形成される。ReRAMセルが形成される層を以下ではメモリ素子層と称す。また、半導体記憶装置1は、4層以上(図1に示す例では6層)のメモリ素子層が積層される構成を有する。また、半導体記憶装置1は、半導体基板10に形成された駆動回路によりReRAMを動作させる。図1では、駆動回路の一部として駆動回路のトランジスタ11、12を示した。このトランジスタ11、12は、駆動回路の出力段回路の一部である。
続いて、半導体記憶装置1のReRAMセルに対する配線構造について詳細に説明する。図1に示すように、半導体記憶装置1は、メモリ素子層ML1〜ML6を有する。メモリ素子層ML1〜ML6は、セルの選択状態を制御するワード線W0〜W8とデータの伝達を行うビット線B0、B1とにより挟み込まれる領域に形成されるReRAMセルが配置される。また、メモリ素子層ML1〜ML6は、半導体基板に対して垂直方向に積層される。また、メモリ素子層ML1〜ML6には、それぞれ同一の数のReRAMセルが配置される。
なお、図1では、ReRAMセルの符号としてC1〜C6を付した。C1は、メモリ素子層ML1に形成されたReRAMセルであることを示すものである。C2は、メモリ素子層ML2に形成されたReRAMセルであることを示すものである。C3は、メモリ素子層ML3に形成されたReRAMセルであることを示すものである。C4は、メモリ素子層ML4に形成されたReRAMセルであることを示すものである。C5は、メモリ素子層ML5に形成されたReRAMセルであることを示すものである。C6は、メモリ素子層ML6に形成されたReRAMセルであることを示すものである。
また、半導体記憶装置1は、第1の配線層群と第2の配線層群を有する。第1の配線層群は、ワード線とビット線の一方が配置される配線層を有する。図1に示す例では、第1の配線層L2、L4、L6が第1の配線層群に属する。また、図1に示す例では、第1の配線層群にはワード線W0〜W8が形成される。第2の配線層群は、ワード線とビット線の他方が配置され、複数のメモリ素子層に対する最上層配線を含む第1の配線と複数のメモリ素子層に対する最下層配線を含む第2の配線とを含む。図1に示す例では、第2の配線層L1、L3、L5、L7が第2の配線層群に属する。また、図1に示す例では、ビット線B0が第1の配線に相当し、ビット線B1が第2の配線に相当する。
そして、ビット線B0とビット線B1は、第2の配線層群において交互に配置される。また、ビット線B0は、最上層配線(例えば、第2の配線層L1の配線)と、他の配線層に属し最上層配線と接続される配線(例えば、第2の配線層L5の配線)とを含む。ビット線B1は、最下層配線(例えば、第2の配線層L7の配線)と、他の配線層に属し最下層配線と接続される配線(例えば、第2の配線層L3の配線)とを含む。そして、第1の配線に属する配線は、半導体基板10に対して垂直方向に形成される垂直配線により互いに接続される。第2の配線層に属する配線は、半導体基板10に対して垂直に形成される垂直配線により互いに接続される。
また、半導体記憶装置1では、最上層配線(例えば第2の配線層L1)と最下層配線(例えば第2の配線層L7)を除く配線層に属する配線は、上下にメモリ素子層が形成される。そして、これらの配線層に属する配線は、上下に形成されるメモリ素子層により共通に用いられる。
また、半導体記憶装置1は、駆動回路を有する。この駆動回路は、第1の配線に対応した第1の駆動回路と、第2の配線に対応した第2の駆動回路を有する。そして、第1の駆動回路の出力回路を構成するトランジスタ11は、半導体基板10上においてメモリ素子層ML1〜ML6により構成されるセルアレイの端部の下部に位置する領域に形成される。また、第2の駆動回路の出力回路を構成するトランジスタ12は、半導体基板上においてメモリ素子層ML1〜ML6により構成されるセルアレイの端部の下部に位置する領域であって、第1の駆動回路が形成される領域とは異なる領域に形成される。図1に示す例では、第1の駆動回路のトランジスタ11は、第1の配線(例えば、ビット線B0)の垂直配線の下部に形成される。また、第2の駆動回路のトランジスタ12は、第2の配線(例えば、ビット線B1)の垂直配線の下部に形成される。
ここで、本実施の形態にかかるReRAMセルの構成の詳細について説明する。図2にReRAMセルの構成を示す模式図を示す。図2に示すように、ReRAMセルは、抵抗RとダイオードDを有する。抵抗Rは、電圧パルスの電圧値に応じて抵抗値が変化する。また、ReRAMセルは、正極端子TEと負極端子TBを有する。そして、抵抗Rは、正極端子TEに一端が接続され、他端がダイオードDのアノードに接続される。ダイオードDのカソードは、負極端子TBに接続される。つまり、ReRAMセルは、正極端子TEと負極端子TBの間に抵抗RとダイオードDとが直列に接続される。そして、正極端子TEから負極端子TBに向かって電流が流れる。
半導体記憶装置1では、ReRAMセルの正極端子TEがビット線に接続され、ReRAMセルの負極端子TBがワード線に接続される。このReRAMセルの抵抗Rを低抵抗に設定するためには、ワード線を低電位とし、ビット線を高電位とし、ワード線とビット線との電位差を3V程度に設定する。また、ReRAMセルの抵抗Rを高抵抗に設定するためには、ワード線を低電位とし、ビット線を高電位とし、ワード線とビット線との電位差を1.5V〜2.5V程度に設定する。また、ReRAMセルからデータを読み出す場合、ワード線を低電位とし、ビット線を高電位とし、ワード線とビット線との電位差を1V程度に設定する。抵抗Rの両端の電位差が小さい場合、ReRAMセルの抵抗値は維持される。つまり、ReRAMセルへのデータの書き込み処理、読み出し処理を行う場合は、ダイオードDに順方向電流が流れるようにワード線及びビット線の電位を制御する。一方、ビット線の電位をワード線よりも低い電位とすれば、ReRAMセルを非選択状態とすることができる。
続いて、半導体記憶装置1におけるビットマップについて説明する。図3に半導体記憶装置1のビットマップを示す表を示す。図5に示すように半導体記憶装置1では、ワード線W0〜W2とビット線B0、B1とにより選択されるReRAMセルとして、積層状態において垂直方向に同一列に属するReRAMセルC1〜C6がマッピングされる。また、ワード線W3〜W5及びビット線B0、B1により選択されるReRAMセルは、W0〜W2及びビット線B0、B1により選択されるReRAMセルとは異なる列に属するReRAMセルC1〜C6がマッピングされる。
図5に示すように、半導体記憶装置1では、1本のワード線に接続される2つのReRAMセルがそれぞれ異なる第1の配線に属するビット線と第2の配線に属するビット線とに接続される。つまり、一のワード線を選択状態とした場合に、活性化可能な2つのReRAMセルに対して異なる2つの配線が接続される。このような構成により、半導体記憶装置1では、三次元構造を有するセルアレイに形成されたReRAMセルを二次元のビットマップにより表現することができる。
また、図6に最上層のメモリ素子層のビットマップを示した。図6に示すように、最上層のメモリ素子層に対しては、ワード線W0、W3、W6が接続される。つまり、ワード線は、3層の配線層により構成されることがわかる。また、ビット線は偶数番目のビット線のみが最上層のメモリ素子層に接続される。つまり、奇数番目のビット線は、最上層配線層以外の配線層に形成されることがわかる。また、ReRAMセルは、最上層のメモリ素子層ML1に属するReRAMセルC1の下に5つのReRAMセルC2〜C6を有することがわかる。
続いて、半導体記憶装置1の動作について説明する。まず、ワード線W0を活性化した場合の動作について説明する。この場合、ワード線W0以外のワード線については非選択電位(例えば、高電位)に設定し、ワード線W0を選択電位(例えば、低電位)に設定する。そして、ビット線B0、B1を選択電位(例えば、高電位)とする。これにより、ワード線W0に接続されるReRAMセルが活性化され、ReRAMセルの両端の電位差に応じてビット線B0、B1を介した書き込み処理又は読み出し処理がなされる。
また、ワード線W1を活性化した場合の動作について説明する。この場合、ワード線W1以外のワード線については非選択電位(例えば、高電位)に設定し、ワード線W1を選択電位(例えば、低電位)に設定する。そして、ビット線B0、B1を選択電位(例えば、高電位)とする。これにより、ワード線W1に接続されるReRAMセルが活性化され、ReRAMセルの両端の電位差に応じてビット線B0、B1を介した書き込み処理又は読み出し処理がなされる。
このような動作において、半導体記憶装置1では、1本のワード線に接続された複数のReRAMセルが活性化される。このとき、半導体記憶装置1では、奇数層の第1の配線層群に対して偶数層の第2の配線群が設けられる。また、第2の配線層群において、ビット線B0が属する第1の配線とビット線B1が属する第2の配線は、それぞれ2つの配線層に跨がった配線を有する。つまり、第1の配線と第2の配線に接続されるReRAMセルの個数は同一となる。これにより、半導体記憶装置1では、第1の配線と第2の配線とにおいて負荷の大きさが均一となり、信号遅延の大きさも均一となる。
上記説明より、本実施の形態1にかかる半導体記憶装置1は、ワード線が属する第1の配線層群が奇数層の配線層を有し、ビット線が属する第2の配線層群が偶数層の配線層を有し、第2の配線層群に属する第1の配線と第2の配線層がそれぞれ偶数層の配線層に跨がる配線を有する。また、第1の配線と第2の配線は、第2の配線層群において、交互に配置される。そして、半導体記憶装置1は、第1の配線層群と第2の配線層群とに挟まれる領域にメモリ素子層を形成する。また、第1の配線層群及び第2の配線層群に属する配線は、最上層配線と最下層配線を除き上下のメモリ素子層に共通に形成される。このような構造により、半導体記憶装置1では、上下のメモリ素子層に共通に用いられる配線を介して三次元構造により構成されるメモリアレイであっても、二次元のビットマップを構成することができる。つまり、半導体記憶装置1では、ビット線及びワード線をそれぞれ共通化した三次元構造のセルアレイにおいても、アドレス変換回路等の他の回路を用いることなく、従来の一般的なメモリ制御回路により制御が可能となる。
また、半導体記憶装置1では、上記構成により、第1の配線と第2の配線とにおいて負荷を均一にすることができる。これにより、ReRAMセルのアドレス番地毎に配線に接続される負荷にばらつきが生じることを抑制することができる。また、配線に接続される負荷のばらつきを抑制することで、動作の高速化、動作の安定化、信頼性の向上等の効果を得ることができる。
また、半導体記憶装置1では、最上層配線と最下層配線を除く全ての配線が配線の上下に形成されるメモリ素子層により共通に用いられるため、少ない配線層でより多くのメモリ素子層を積層することができる。つまり、半導体記憶装置1は、少ない配線層でより集
積度の高いメモリアレイを構成することができる。
また、半導体記憶装置1では、第1の配線層群が奇数層の配線層を有するため、一般的なデジタル回路で扱われる2のn乗本のワード線が必然的に形成されることになる。しかしながら、半導体記憶装置では、一般的に、不良セルに対する冗長セル(リダンダンシセル)が設けられることが一般的である。そのため、2のn乗本よりも多くなってしまったワード線に対応して設けられるReRAMセルをリダンダンシセルとして利用することで、半導体記憶装置の集積度の低下は実質的に回避される。
なお、上記半導体記憶装置1では、ビット線とワード線の配置を入れ替えることもできる。そこで、図1に示した半導体記憶装置1のビット線をワード線の配置を入れ替えた半導体記憶装置1aの配線構造の模式図を図5に示す。図5に示すように、半導体記憶装置1aでは、第1の配線層群にビット線B0〜B8が形成され、第2の配線層群にワード線W0、W1が形成される。また、ワード線W0は第1の配線に相当する配線として形成され、ワード線W1は第2の配線に相当する配線として形成される。また、半導体記憶装置1aにおいても、半導体記憶装置1の第1の駆動回路のトランジスタ11に対応する第1の駆動回路のトランジスタ21が形成され、半導体記憶装置1の第2の駆動回路のトランジスタ12に対応する第2の駆動回路のトランジスタ22が形成される。
実施の形態2
実施の形態1では、第1の配線層群が奇数層の配線層を有する例について説明した。一方、実施の形態2では、第1の配線層群が偶数層の配線層を有する例について説明する。そこで、実施の形態2にかかる半導体記憶装置2の配線構造を示す模式図を図6に示す。
図6に示すように、半導体記憶装置2は、第1の配線層群(例えば、第1の配線層L2、L4)、第2の配線層群(例えば、第2の配線層L1、L3、L5)、メモリ素子層ML1〜ML4を有する。また、半導体記憶装置2においても、第2の配線層群が第1の配線と第2の配線とを有する。そして、ビット線B0が第1の配線に相当し、ビット線B1が第2の配線に相当する。また、第1の配線層群にはワード線W0〜W255が形成される。なお、図6に示す例では、偶数番目のワード線(例えば、ワード線W0、W2、・・・、W254)が第1の配線層L1に形成され、奇数番目のワード線(例えば、ワード線W1、W3、・・・、W255)が形成される。
そして、実施の形態2にかかる半導体記憶装置2では、セルアレイが第1のセルアレイと第2のセルアレイに分割される。この第1のセルアレイは、ワード線のうち下位側の半分のワード線(例えば、ワード線W0〜W127)により制御されるReRAMセルが形成される。また、第2のセルアレイは、ワード線のうち上位側の半分のワード線(例えばワード線W128〜W255)により制御されるReRAMセルが形成される。つまり、第1のセルアレイと第2のセルアレイとにおいて、一層のメモリ素子層に形成されるReRAMセルは、同じ数になる。
ここで、実施の形態2にかかる半導体記憶装置2では、第2の配線層群に属する第1の配線及び第2の配線の配線方法が実施の形態1にかかる半導体記憶装置1とは異なる。半導体記憶装置2では、第1の配線が第2のセルアレイの最下位配線層(例えば、第2の配線層L1)及び最上位配線層(例えば、第2の配線層L5)と、第1のセルアレイの最上位配線層及び最下位配線層を除く第2の配線層群に属する配線(例えば、第2の配線層L3)と、を含む。また、半導体記憶装置2では、第2の配線が第1のセルアレイの最下位配線(例えば、第2の配線層L1)及び最上位配線(例えば、第2の配線層L5)と、第2のセルアレイの最上位配線層及び最下位配線層を除く第2の配線層群に属する配線(例えば、第2の配線層L3)と、を含む。つまり、半導体記憶装置2においても、セルアレイを第1、第2のセルアレイに分割し、第1、第2の配線がそれぞれ第1、第2のセルアレイの第2の配線層群に属する配線層を有することで、第1、第2の配線を第2の配線層群において交互に配置することができる。また、このような構成により、第1、第2の配線に接続される負荷を均一に設定することができる。
そして、図6に示す例では、第2のセルアレイの最上位配線が第1のセルアレイの第2の配線層の配線と垂直配線により接続される。また、第1のセルアレイの最下位配線が第2のセルアレイの配線層の配線と垂直配線により接続される。この垂直配線は、半導体基板に対して垂直方向に設けられる配線である。また、第1のセルアレイと第2のセルアレイとの間に設けられる垂直配線は、垂直配線形成領域30に形成される。そして、垂直配線は、垂直配線形成領域30において他の配線を跨がないように形成される。
なお、半導体記憶装置2においても、ビット線を駆動する駆動回路は、第1の駆動回路と第2の駆動回路とを有する。そして、第1の駆動回路の出力回路を構成するトランジスタ11は、半導体基板10上においてメモリ素子層ML1〜ML6により構成されるセルアレイの端部の下部に位置する領域に形成される。また、第2の駆動回路の出力回路を構成するトランジスタ12は、半導体基板上においてメモリ素子層ML1〜ML6により構成されるセルアレイの端部の下部に位置する領域であって、第1の駆動回路が形成される領域とは異なる領域に形成される。図1に示す例では、第1の駆動回路のトランジスタ11は、第1の配線(例えば、ビット線B0)の垂直配線の下部に形成される。また、第2の駆動回路のトランジスタ12は、第2の配線(例えば、ビット線B1)の垂直配線の下部に形成される。
続いて、半導体記憶装置2におけるビットマップについて説明する。図7に半導体記憶装置2のビットマップを示す表を示す。図7に示すように半導体記憶装置2では、積層関係にある2本のワード線に対応するReRAMセルが第1の配線(例えば、ビット線B0)と第2の配線(例えば、ビット線B1)とにより選択される。つまり、積層状態において垂直方向に同一列に属するReRAMセルC1〜C4が二次元でマッピングされる。また、ワード線W3〜W255に対応するReRAMセルも同様に二次元でマッピングされる。つまり、半導体記憶装置2においても、半導体記憶装置1と同様に二次元ビットマップに基づくReRAMセルへのアクセスが可能になる。なお、半導体記憶装置2の動作については、実施の形態1にかかる半導体記憶装置1と実質的に同じであるため、ここでは説明を省略する。
続いて、図6に示すセルアレイを128枚用いて64Kビットのセルアレイを構成した場合のアレイ構造を図8に示す。図6に示すセルアレイは、512ビットの容量を有する。そして、このセルアレイを128枚用いることで64Kビットのセルアレイを構成することができる。図6に示すように、半導体記憶装置2では、図6に示すセルアレイを128枚横方向に並べる。そして、複数のセルアレイ間を貫くようにビット線W0〜W255を形成する。このとき、各セルアレイが2本のビット線を有する。このとき、各セルアレイは、図6に示す垂直配線形成領域30を有するが、垂直配線形成領域30において垂直配線は他の配線を跨がないように形成されているため、この垂直配線形成領域30は、セルアレイの横又は奥行き方向において最小限の面積で形成できる。つまり、複数のセルアレイを並列に配置した場合においても、垂直配線形成領域30による回路面積のオーバーヘッドは非常時小さく、無視できる。
上記説明より、半導体記憶装置2では、ワード線を配置する第1の配線層群が偶数層により構成される。そのため、半導体記憶装置2では、2のn乗本のワード線を効率よく配置することが可能になる。また、半導体記憶装置2では、第1の配線層群が偶数層となることで、第2の配線層群が奇数層となり、実施の形態1にかかる配線方法をそのまま適用できなくなる。そこで、半導体記憶装置2では、セルアレイを第1のセルアレイと第2のセルアレイとに分割し、第1のセルアレイと第2のセルアレイとにおいて各メモリ素子層に配置されるReRAMセルの個数を同一とする。そして、第2のセルアレイの最上層配線、最下位配線、及び第1のセルアレイの最上層配線と最下層配線を除く配線を有する第1の配線と、第1のセルアレイの最上層配線、最下位配線、及び第2のセルアレイの最上層配線と最下層配線を除く配線を有する第2の配線と、を形成する。これにより、第1、第2の配線は、それぞれ3つの第2の配線層に配置され、かつ、接続されるReRAMセルの個数が同一となる。つまり、半導体記憶装置2においても、上記構成により、第1、第2の配線の間の負荷の不均一を解消し、動作の高速化、動作の安定化、信頼性の向上等の効果を得ることができる。
なお、上記半導体記憶装置2においても、ビット線とワード線の配置を入れ替えることができる。そこで、図6に示した半導体記憶装置2のビット線の配置とワード線の配置とを入れ替えた半導体記憶装置2aの配線構造の模式図を図9に示す。図9に示すように、半導体記憶装置2aでは、第1の配線層群にビット線B0〜B255が形成され、第2の配線層群にワード線W0、W1が形成される。また、ワード線W0は第1の配線に相当する配線として形成され、ワード線W1は第2の配線に相当する配線として形成される。また、半導体記憶装置2aにおいても、半導体記憶装置2の第1の駆動回路のトランジスタ11に対応する第1の駆動回路のトランジスタ21が形成され、半導体記憶装置2の第2の駆動回路のトランジスタ12に対応する第2の駆動回路のトランジスタ22が形成される。
実施の形態3
実施の形態3では、実施の形態2にかかる半導体記憶装置2のメモリ素子層を更に増加させた例について説明する。そこで、半導体記憶装置3〜3bの配線構造を示す模式図を図10〜図12に示す。図10〜図12に示すように、実施の形態3にかかる半導体記憶装置3〜3bは、8層のメモリ素子層を有する。そのため、半導体記憶装置3〜3bでは、第1の配線層群が4つの第1の配線層により構成され、第2の配線層群が5つの第2の配線層により構成される。
そこで、半導体記憶装置3〜3bでは、第2のセルアレイ側の最上層配線、最下層配線及び第2の配線層L5の配線と、第1のセルアレイ側の第2の配線層L3、L7の配線と、により第1の配線を構成する。また、半導体記憶装置3〜3bでは、第1のセルアレイ側の最上層配線、最下層配線及び第2の配線層L5の配線と、第2のセルアレイ側の第2の配線層L3、L7の配線と、により第2の配線を構成する。このような構成により、半導体記憶装置3〜3bでは、第1のセルアレイの第2の配線層群において第1の配線と第2の配線とが交互に配置されることになる。また、第2のセルアレイの第2の配線層群においても第1の配線と第2の配線とが交互に配置されることになる。そして、第1の配線と第2の配線は、それぞれ5つの配線層のセルアレイに属するReRAMセルが接続される。つまり、半導体記憶装置3〜3bにおいても、第1の配線と第2の配線に接続される負荷が均一になる。
図10〜図12は、第1のセルアレイと第2のセルアレイとの間に設けられる垂直配線形成領域31の構成がそれぞれ異なる。図10に示す半導体記憶装置3では、第1の配線に属する第1のセルアレイの最上層配線が第2のセルアレイの第2の配線層L3、L5の配線と垂直配線により接続される。また、半導体記憶装置3では、第2の配線に属する第2のセルアレイの最下層配線が第1のセルアレイの第2の配線層L3、L5の配線と垂直配線により接続される。第1の配線に属する。垂直配線をこのように配置することで、半導体記憶装置3では、垂直配線が他の配線を跨ぐことなく形成できる。
また、図11に示す半導体記憶装置3aでは、第1のセルアレイの第2の配線層L3の配線が第2のセルアレイの第2の配線層L3、L5の配線と垂直配線により接続される。また、半導体記憶装置3aでは、第2の配線に属する第2のセルアレイの最下層配線が第1のセルアレイの第2の配線層L5の配線と垂直配線により接続され、第2のセルアレイの最上層配線が第1のセルアレイの第2の配線層L3の配線と垂直配線により接続される。垂直配線をこのように配置することで、半導体記憶装置3aでは、垂直配線が他の配線を跨ぐことなく形成できる。
また、図12に示す半導体記憶装置3bでは、第1の配線に属する第1のセルアレイの最上層配線が第2のセルアレイの第2の配線層L5の配線と垂直配線により接続され、第1のセルアレイの第2の配線層L5の配線が第2のセルアレイの第2の配線層L3の配線と接続される。また、半導体記憶装置3aでは、第2の配線に属する第2のセルアレイの最下層配線が第1のセルアレイの第2の配線層L5の配線と垂直配線により接続され、第2のセルアレイの第2の配線層L5の配線が第1のセルアレイの第2の配線層L3の配線と垂直配線により接続される。垂直配線をこのように配置することで、半導体記憶装置3bでは、垂直配線が他の配線を跨ぐことなく形成できる。
また、図10〜図12に示す例では、垂直配線の長さが、第1の配線と第2の配線とにおいて同一となる。このような配線を行うことで、第1の配線と第2の配線との長さを均一とし、配線間の負荷のばらつきを更に抑制することができる。また、図10〜図12に示す例のように、垂直配線が他の配線を跨がないように形成することで、垂直配線形成領域31による回路面積のオーバーヘッドを最小限に留めることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1、1a、2、2a、3〜3b 半導体記憶装置
10 半導体基板
11、12、20、21 トランジスタ
30、31 垂直配線形成領域

Claims (8)

  1. セルの選択状態を制御するワード線とデータの伝達を行うビット線とにより挟み込まれる領域に形成されるメモリセルが配置され、半導体基板に対して垂直方向に積層される複数のメモリ素子層と、
    前記ワード線と前記ビット線の一方が配置される第1の配線層群と、
    前記ワード線と前記ビット線の他方が配置され、前記複数のメモリ素子層に対する最上層配線を含む第1の配線と前記複数のメモリ素子層に対する最下層配線を含む第2の配線とを含む第2の配線層群と、を有し、
    前記複数のメモリ素子層には、それぞれ同一の数のメモリセルが配置され、
    前記第1の配線と前記第2の配線は、前記第2の配線層群において交互に配置され、
    前記第1の配線は、前記最上層配線と、他の配線層に属し前記最上層配線と接続される配線とを含み、
    前記第2の配線は、前記最下層配線と、他の配線層に属し前記最下層配線と接続される配線とを含む半導体記憶装置。
  2. 前記最上層配線と前記最下層配線とを除く配線層に属する配線は、当該配線の上下に接続されるメモリ素子層により共通に用いられる請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第1の配線及び前記第2の配線は、半導体基板に対して垂直方向に延在し、異なる配線層に属する配線を接続する垂直配線を有し、
    前記垂直配線は、他の配線を跨がない経路で配線される請求項1又は2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記第1の配線に接続される第1の駆動回路と、前記第2の配線に接続される第2の駆動回路と、を有し、
    前記第1の駆動回路は、半導体基板上において前記複数のメモリ素子層により構成されるセルアレイの端部の下部に位置する領域に形成され、
    前記第2の駆動回路は、半導体基板上において前記複数のメモリ素子層により構成されるセルアレイの端部の下部に位置する領域であって、前記第1の駆動回路が形成される領域とは異なる領域に形成される請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記第2の配線層群が偶数の配線層を有する場合、
    前記第1の配線は、前記最下層配線と、前記最下層配線と接続され、かつ、前記最上位配線を除く他の配線層に属する配線とを含み、
    前記第2の配線は、前記最上位配線と、前記最上位配線と接続され、かつ、前記最上層配線を除く他の配線層に属する配線とを含む請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記第2の配線層群が奇数の配線層を有する場合、前記複数のメモリ素子層は、前記第1の配線層群に属する配線のうち下位側の配線に対応する第1のセルアレイと、前記第1の配線層群に属する配線のうち上位側の配線に対応する第2のセルアレイと、に分割して形成され、
    前記第1の配線は、前記第2のセルアレイの最上位配線及び最下層配線と、前記第1のセルアレイの最上位配線及び最下層配線を除く前記第1の配線層に属する配線とを含み、
    前記第2の配線は、前記第1のセルアレイの最上位配線及び最下層配線と、前記第2のセルアレイの最上位配線及び最下層配線を除く前記第2の配線層に属する配線とを含む請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
  7. 前記ワード線と前記ビット線とは、互いに直交するように配線される請求項1乃至6のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
  8. 前記メモリセルは、電圧パルスに応じて抵抗値が変化する可変抵抗素子である請求項1乃至7のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
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