JP2012037004A - 射出成型機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボールねじに対する外力による負荷を低減させる支持構造を備えた射出成形機を提供すること。
【解決手段】ボールねじ機構40と、型締用サーボモータ17の回転をボールねじ機構40に伝達する従動プーリ32と、従動プーリ32を回転可能に支持するベアリング部50と、を有する射出成形機において、従動プーリ32は、第一円筒部320と、第一円筒部320の側部から半径方向外側に延びる円板部321と、円板部321の外周縁から第一円筒部320と同軸に第一円筒部320を囲むように延びる第二円筒部322と、を有し、ベアリング部50の少なくとも一部は、従動プーリ32の第一円筒部320、円板部321、及び第二円筒部322で形成される空間S内に配置される。
【選択図】図6

Description

本発明は、ボールねじを備えた射出成形機に関し、より詳細には、ボールねじに対する外力による負荷を低減させるボールねじの支持構造を備えた射出成形機に関する。
従来、ナット回転式ボールねじを備えた電動式縦型射出成型機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この電動式縦型射出成型機は、一対のベアリングを介して支持されるボールねじナットに結合された歯付きプーリを射出モータによって回転させることでそのボールねじナットを回転させ、そのボールねじナットと螺合するボールねじ軸に結合されたスクリュを上下動させるようにする。
特開平5−84792号公報
しかしながら、特許文献1に記載のナット回転式ボールねじは、その歯付きプーリをベースの外側(上方)に張り出させ、そのボールねじナットを回転可能に支持する一対のベアリングをその歯付きプーリから比較的離れた下方の位置に配置することとなるため、その歯付きプーリを回転させるベルト(ベルトテンション)によってその歯付きプーリ、ボールねじナット、及び一対のベアリングを介してボールねじ軸に及ぼされるモーメント荷重が大きくなり、それら一対のベアリングやボールねじ軸の負荷を増大させ、ひいてはそれらの寿命を短縮させてしまうこととなる。
上述の点に鑑み、本発明は、ボールねじに対する外力による負荷を低減させるボールねじの支持構造を備えた射出成形機を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の実施例に係る射出成形機は、ボールねじ機構と、モータの回転を該ボールねじ機構に伝達する回転伝達部と、該回転伝達部を回転可能に支持するベアリング部と、を有する射出成形機であって、前記回転伝達部は、第一円筒部と、該第一円筒部の側部から半径方向外側に延びる円板部と、該円板部の外周縁から該第一円筒部と同軸に該第一円筒部を囲むように延びる第二円筒部と、を有し、前記ベアリング部の少なくとも一部は、前記回転伝達部の第一円筒部、円板部、及び第二円筒部で形成される空間内に配置されることを特徴とする。
上述の手段により、本発明は、ボールねじに対する外力による負荷を低減させるボールねじの支持構造を備えた射出成形機を提供することができる。
本発明の実施例に係るナット回転式ボールねじの支持構造を採用した、射出成型機における縦置き式の型締装置の構成例を示す概略図である。 トグル機構の動作を説明するための図(その1)である。 トグル機構の動作を説明するための図(その2)である。 図1で示される型締装置の下面斜視図である。 図1の破線領域Vの拡大部分断面図である。 図5で示されるベアリング部を含む領域の拡大図である。 図6で示される従動プーリ及びベアリング部の分解断面図を示す。 図6に対応する、ボールねじ機構のための別の支持構造の断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施例について説明する。
図1は、本発明の実施例に係るナット回転式ボールねじの支持構造を採用した、射出成型機における縦置き式の型締装置の構成例を示す概略図である。
型締装置100は、固定プラテン10、可動プラテン11、トグルサポート12、タイバー13、エジェクタ用サーボモータ14、上部型枠15、下部型枠16、型締用サーボモータ17、トグル機構20、減速機構30、ボールねじ機構40(図5参照。)、及びベアリング部50(図5参照。)を含む。
固定プラテン10は、下部型枠16を支持するための部材であり、図示しない射出成型機の本体部に固定的に取り付けられ、図の上下方向に四本のタイバー13(図では四本のうちの二本が示されている。)がスライド可能に貫通する構造を有する。
また、固定プラテン10は、型締めのために可動プラテン11が下降させられた場合(可動プラテン11が固定プラテン10に接近させられた場合)に可動プラテン11の下面に固定的に取り付けられた上部型枠15と接触するよう、その上面に固定的に取り付けられた下部型枠16を有する。
可動プラテン11は、上部型枠15を支持するための部材であり、四本のタイバー13のそれぞれの上端に固定的に取り付けられ、タイバー13の上下動と共に上下動する。
トグルサポート12は、トグル機構20を動作させるための部材であり、四本のタイバー13のそれぞれの下端に固定的に取り付けられ、固定プラテン10とトグルサポート12との間にトグル機構20を配置するよう構成される。
タイバー13は、固定プラテン10を貫通して可動プラテン12とトグルサポート12とを連結する部材であり、トグル機構20により固定プラテン10とトグルサポート12との間の間隔を減少させた場合(型開けの場合)に固定プラテン10と可動プラテン11との間の間隔を増大させ、一方で、トグル機構20により固定プラテン10とトグルサポート12との間の間隔を増大させた場合(型締めの場合)に固定プラテン10と可動プラテン11との間の間隔を減少させるようにする。
なお、図1は、固定プラテン10とトグルサポート12との間の間隔が増大させられ、上部型枠15と下部型枠16とが互いに接触して締め付けられた状態(型締状態)を示す。
エジェクタ用サーボモータ14は、エジェクタロッド(図示せず。)を上下動させるための部材であり、射出成型工程が完了し型開けが行われた後に、下部型枠16にある成型品に下方からエジェクタロッドを押し付けて下部型枠16からその成型品を押し出すようにする。
型締用サーボモータ17は、ボールねじ機構40(図5参照。)のボールねじナット42を回転させそのボールねじ軸41を上下に移動させるための部材であり、トグルサポート12に固定的に取り付けられ、トグルサポート12の上下動とともに上下動する。
また、型締用サーボモータ17は、減速機構30を介して、発生させた回転力をボールねじ機構40に伝えるようにする。
トグル機構20は、固定プラテン10とトグルサポート12との間の間隔を増大或いは減少させて、固定プラテン10と可動プラテン11との間の間隔を減少或いは増大させる(すなわち型締め又は型開けを行う)ための機構であり、図2で示されるように、クロスヘッド21、第一トグルレバー22(左第一トグルレバー22L、右第一トグルレバー22R)、第二トグルレバー23(左第二トグルレバー23L、右第二トグルレバー23R)、及びトグルアーム24(左トグルアーム24L、右トグルアーム24R)から構成される。
図2及び図3は、トグル機構20の動作を説明するための図であり、図2は、図1の破線領域IIの拡大図であって、固定プラテン10とトグルサポート12との間の間隔が増大させられたときの状態(型締状態)を示し、一方で、図3は、図2に対応する図であって、固定プラテン10とトグルサポート12との間の間隔が減少させられたときの状態(型開状態)を示す。
クロスヘッド21は、ボールねじ機構40(図5参照。)によって上下にスライドさせられる部材であり、その両端のそれぞれが左第一トグルレバー22L及び右第一トグルレバー22Rのそれぞれにリンク結合される(互いに旋回可能に結合される。)。
第一トグルレバー22(左第一トグルレバー22L、右第一トグルレバー22R)はそれぞれ、その一端がクロスヘッド21にリンク結合され、その他端が左第二トグルレバー23L及び右第二トグルレバー23Rのそれぞれにリンク結合される。
第二トグルレバー23(左第二トグルレバー23L、右第二トグルレバー23R)はそれぞれ、その一端がトグルサポート12にリンク結合され、その他端が左トルクアーム24L及び右トルクアーム24Rのそれぞれにリンク結合され、且つ、その中央部が左第一トグルレバー22L及び右第一トグルレバー22Rのそれぞれにリンク結合される。
トグルアーム24(左トグルアーム24L、右トグルアーム24R)はそれぞれ、その一端が左第二トグルレバー23L及び右第二トグルレバー23Rのそれぞれにリンク結合され、その他端が固定プラテン10にリンク結合される。
図2の型締状態においてクロスヘッド21がボールねじ機構40(図5参照。)によって、見かけ上、図の下方にスライドさせられると、トグル機構20は、第一トグルレバー22(左第一トグルレバー22L、右第一トグルレバー22R)を介して、第二トグルレバー23(左第二トグルレバー23L、右第二トグルレバー23R)を、見かけ上、図の内方且つ下方に引っ張り、更に、トグルアーム24(左トグルアーム24L、右トグルアーム24R)を、見かけ上、図の内方且つ下方に引っ張ることにより、図3で示される状態(型開状態)をもたらすこととなる。
結果として、トグル機構20が図2の状態から図3の状態に移行すると、トグルサポート12は、固定プラテン10が不動であるために固定プラテン10側に引き寄せられ、可動プラテン11は、固定プラテン10から遠ざけられることとなり、可動プラテン11の下面に取り付けられた上部型枠15は、固定プラテン10の上面に取り付けられた下部型枠16から引き離され、型締装置100は、型締状態から型開状態に移行することとなる。
反対に、図3の型開状態においてクロスヘッド21がボールねじ機構40(図5参照。)によって、見かけ上、図の上方にスライドさせられると、トグル機構20は、第一トグルレバー22(左第一トグルレバー22L、右第一トグルレバー22R)を介して、第二トグルレバー23(左第二トグルレバー23L、右第二トグルレバー23R)を、見かけ上、図の外方且つ上方に押し出し、更に、トグルアーム24(左トグルアーム24L、右トグルアーム24R)を、見かけ上、図の外方且つ上方に押し出すことにより、図2で示される状態をもたらすこととなる。
結果として、トグル機構20が図3の状態から図2の状態に移行すると、トグルサポート12は、固定プラテン10が不動であるために固定プラテン10側から遠ざけられ、可動プラテン11は、固定プラテン10に引き寄せられることとなり、可動プラテン11の下面に取り付けられた上部型枠15は、固定プラテン10の上面に取り付けられた下部型枠16に押し付けられ、型締装置100は、型開状態から型締状態に移行することとなる。
減速機構30は、型締用サーボモータ17が発生させた回転力をボールねじ機構40(図5参照。)に伝えるための部材である。
図4は、図1で示される型締装置100の下面斜視図であり、本実施例において、減速機構30は、型締用サーボモータ17の駆動軸17aに取り付けられた駆動プーリ31、ボールねじ機構40(図5参照。)のボールねじナット42にボルト34を介して取り付けられた従動プーリ32、及び、駆動プーリ31と従動プーリ32との間に掛け渡される無端ベルト33から構成される。
なお、減速機構30は、スプロケットとチェーンとで構成されてもよく、或いは、複数の歯車で構成されていてもよく、或いは、回転力伝達用の他の機械要素を用いて構成されていてもよい。
ボールねじ機構40は、回転力を直線運動に変換するための部材である。
図5は、図1の破線領域Vの拡大部分断面図であり、回転する部材群の断面を目の細かい斜線のハッチングで示し、回転しない部材群の断面を目の粗い斜線のハッチングで示すものとする。図6〜図8においても同様である。
本実施例において、ボールねじ機構40は、トグル機構20のクロスヘッド21に固定的に結合されるボールねじ軸41、及びボールねじ軸41に螺合されるボールねじナット42から構成され、型締用サーボモータ17が発生させた回転力(矢印AR1参照。)であり、減速機構30によって伝達される、ボールねじナット42を回転させる回転力(矢印AR2参照。)を、ボールねじ軸41の直線運動(矢印AR3参照。)に変換して、クロスヘッド21を図の上下方向にスライドさせる。
ベアリング部50は、従動プーリ32、及びその従動プーリ32に結合されるボールねじナット42を回転可能に支持するための部材であり、本実施例では、半径方向荷重を受けるための玉軸受51、及び、主に軸方向加重を受けるための複列円錐ころ軸受52から構成される。
次に、図6及び図7を参照しながら、減速機構30、ボールねじ機構40、及びベアリング部50の位置関係について説明する。
図6は、図5で示されるベアリング部50を含む領域の拡大断面図であり、図7は、図6で示される従動プーリ32及びベアリング部50の分解断面図を示す。
図7を参照すると、従動プーリ32は、第一円筒部320、円板部321、及び第二円筒部322から構成され、本実施例では、円板部321及び第二円筒部322が一体部品として形成されているが、円板部321及び第二円筒部322は、それぞれ別の部品として形成されていてもよい。
第一円筒部320は、ボルト34を用いて、円板部321(及び第二円筒部322)並びにボールねじナット42と一体化される円筒状の部材である。
また、第一円筒部320は、段部320aとボールねじナット42のフランジ部420との間にある第一座部320bに配置される複列円錐ころ軸受52、及び、段部320aと円板部321との間にある第二座部320cに配置される玉軸受51によって回転可能に支持され且つ軸方向に移動できないように支持される。
また、第一円筒部320の内側の円柱空間CPは、軸方向にスライドするボールねじ軸41を受け入れられるように形成されている。
円板部321は、ボールねじ軸41の半径方向に延びる円板状の部材であり、その中央には軸方向にスライドするボールねじ軸41を受け入れられるように円形の開口APを有する。
第二円筒部322は、円板部321の外周縁から延びる円筒状の部材であり、第一円筒部320と同軸で且つ第一円筒部320を半径方向外側で囲むようにボールねじ軸41の軸方向に延び、第一円筒部320の外周面と円板部321の一表面と第二円筒部322の内周面との間に環状空間SPを形成する。
また、第二円筒部322は、その外周面に無端ベルト33を受け入れてガイドするためのベルト溝を有する。
第一円筒部320、円板部321、及び第二円筒部322は協働して環状空間SPを形成し、トグルサポート12の円筒状突出部12aを受け入れ、その円筒状突出部12aと第一円筒部320の第二座部320cとの間に配置される玉軸受51が環状空間SP内に配置されるようにする。
また、第一円筒部320、円板部321、及び第二円筒部322は、好適には、無端ベルト33の幅方向の中心線が位置する仮想面CSが玉軸受51の仮想中心面と一致するように、或いは、ボールねじ軸41の軸線上にある玉軸受51の荷重作用点OPを通過するように、それぞれ寸法取りされ且つ配置される。
以上の構成により、トグルサポート12、従動プーリ32、及びベアリング部50によって形成されるボールねじ機構40の支持構造は、その空間SP内にベアリング部50の一部である玉軸受51を収容することによって、従来型の従動プーリを含む支持構造(無端ベルトによって囲まれる無端ベルト内側の空間内にベアリング部50を収容しない支持構造)に比べ、従動プーリ32のトグルサポート12からの張り出し量を抑えることができ、型締装置100のコンパクト化を実現させることができる。
また、この支持構造は、無端ベルト33のベルトテンションによる荷重(ボールねじ軸41の半径方向のうち駆動プーリ31を向く力)が作用する点と玉軸受51の仮想中心面又は荷重作用点OPとの間の距離を低減させ或いは無くすことによって、ボールねじ機構40及びベアリング部50に掛かるモーメント荷重を低減させ或いは無くすことができ、ボールねじ機構40及びベアリング部50の長寿命化を実現させることができる。
また、この支持構造は、無端ベルト33の幅方向の中心線が位置する仮想面CSと玉軸受51の仮想中心面とを一致させることによって、ボールねじ軸41に作用する半径方向荷重のほぼ全て(すなわち、無端ベルト33のベルトテンションによる荷重である。)を玉軸受51に負担させることができ、複列円錐ころ軸受52に半径方向荷重が掛からないようにすることができる。従って、複列円錐ころ軸受52は、軸方向荷重のみを受ける軸受で構成されてもよい。
また、この支持構造は、従来の支持構造(軸方向荷重及び半径方向荷重の双方を受ける複列円錐ころ軸受のみを備えた構造)に比べ、型締装置の長さ(ボールねじ軸の軸方向における長さ)を増大させることなく、軸方向荷重及び半径方向荷重の双方を受ける複列円錐ころ軸受とは別に、半径方向荷重のみを受ける軸受を備えることを可能にするため、型締装置100のコンパクトさを維持しながらも、外力による半径方向荷重をより確実に受けることができる。
次に、図8を参照しながら、ボールねじ機構40のための支持構造の別の実施例について説明する。なお、図8は、図6に対応する、ボールねじ機構40のための別の支持構造の断面図である。
図8の支持構造は、ベアリング部50が複列円錐ころ軸受52のみで構成され玉軸受51を含まない点、並びに、その複列円錐ころ軸受52が従動プーリ32の第一円筒部320、円板部321、及び第二円筒部322によって形成される環状空間内に収容される点において、図6で示される支持構造と異なるが、その他の点において共通する。
また、無端ベルト33の幅方向の中心線が位置する仮想面CSは、好適には、ボールねじ軸41の軸線上にある、複列円錐ころ軸受52のそれぞれの荷重作用点OP1、OP2の間を通るように配置される。
この構成により、図8の支持構造は、図6の支持構造に比べ、従動プーリ32のトグルサポート12からの張り出し量を更に抑えることができ、型締装置100の更なるコンパクト化を実現させることができる。
また、図8の支持構造は、図6の支持構造と同様、従来の支持構造(従動プーリがトグルサポートから外側に大きく張り出した構造)に比べ、無端ベルト33のベルトテンションによる荷重が作用する点と複列円錐ころ軸受52の仮想中心面又は荷重作用点OP1、OP2との間の距離を低減させ或いは無くすことによって、ボールねじ機構40及びベアリング部50に作用するモーメント荷重を低減させ或いは無くすことができ、ボールねじ機構40及びベアリング部50の長寿命化を実現させることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなしに上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述の実施例において、ベアリング部50は、単列の玉軸受51を採用するが、その代わりに、ボールねじ軸41の軸方向に間隔を空けて配置される二つの玉軸受を採用し、無端ベルト33の幅方向の中心線が位置する仮想面CSが二つの玉軸受のそれぞれの仮想中心面の間を通るように配置されるようにしてもよい。ボールねじ機構40及びベアリング部50に作用するモーメント荷重の低減又は除去をより容易にし、また、ボールねじ軸41に作用する半径方向荷重をそれら二つの玉軸受で確実に負担できるようにするためである(すなわち、複列円錐ころ軸受け52に半径方向荷重が作用しないようにするためである。)。
また、上述の実施例において、ボールねじ機構40は、ナット回転式を採用するが、軸回転式を採用するようにしてもよい。
また、上述の実施例において、ボールねじ機構40の支持構造は、縦置き式の型締装置に適用されているが、横置き式の型締装置に適用されてもよい。
なお、特許請求の範囲における記載「回転伝達部」は、例えば、上述の実施例における「従動プーリ32」に対応するものとする。
10・・・固定プラテン 11・・・可動プラテン 12・・・トグルサポート 12a・・・円筒状突出部 13・・・タイバー 14・・・エジェクタ用サーボモータ 15・・・上部型枠 16・・・下部型枠 17・・・型締用サーボモータ 17a・・・駆動軸 20・・・トグル機構 21・・・クロスヘッド 22・・・第一トグルレバー 23・・・第二トグルレバー 24・・・トグルアーム 30・・・減速機構 31・・・駆動プーリ 32・・・従動プーリ 33・・・無端ベルト 34・・・ボルト 40・・・ボールねじ機構 41・・・ボールねじ軸 42・・・ボールねじナット 50・・・ベアリング部 51・・・玉軸受 52・・・複列円錐ころ軸受 100・・・型締装置 320・・・第一円筒部 320a・・・段部 320b・・・第一座部 320c・・・第二座部 321・・・円板部 322・・・第二円筒部 420・・・フランジ部

Claims (2)

  1. ボールねじ機構と、モータの回転を該ボールねじ機構に伝達する回転伝達部と、該回転伝達部を回転可能に支持するベアリング部と、を有する射出成形機であって、
    前記回転伝達部は、第一円筒部と、該第一円筒部の側部から半径方向外側に延びる円板部と、該円板部の外周縁から該第一円筒部と同軸に該第一円筒部を囲むように延びる第二円筒部と、を有し、
    前記ベアリング部の少なくとも一部は、前記回転伝達部の第一円筒部、円板部、及び第二円筒部で形成される空間内に配置される、
    ことを特徴とする射出成形機。
  2. 前記回転伝達部は、ベルトによって駆動される従動プーリであり、
    前記空間内に配置される前記ベアリング部の少なくとも一部は、軸方向荷重及び半径方向荷重の少なくとも一方を受ける一又は複数の軸受であり、
    前記ベルトの幅の中心線が形成する仮想面は、前記一の軸受の仮想中心面と一致し、或いは、前記複数の軸受の仮想中心面群若しくは荷重作用点群の間に配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の射出成形機。
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