JP2012036813A - 往復動式圧縮機 - Google Patents

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【課題】ピストンに対する偏心ライダーリングの位置決めを簡易化することができる往復動式圧縮機を提供する。
【解決手段】シリンダ3と、ピストン5と、偏心ライダーリング7と、ねじ部9が形成されたロッド11と、ねじ部9が螺着されるクロスヘッド13とを備え、クリアランスCをクロスヘッド13に対する締め込み量によって設定する往復動式圧縮機1において、ピストン5の外周に、偏心ライダーリング7をシリンダ3に対して周方向の位置で位置決めする位置決め部材15が固定される固定部17を複数設け、この複数の固定部17を、シリンダ3とピストン5とのクリアランスCが許容範囲内にあるときに、複数の固定部17のうち1つの固定部17に固定した位置決め部材15によって、偏心ライダーリング7をピストン5から掛かる荷重方向の肉厚が荷重方向反対側の肉厚よりも大きくなるように位置決めするように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、往復動式圧縮機に関する。
従来、往復動式圧縮機としては、シリンダと、このシリンダ内を往復動するピストンと、このピストンの外周に固定されピストンの内周と摺動してシリンダの内周に対してピストンを径方向に摺動支持するライダーリングとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この往復動式圧縮機では、周方向下側の肉厚を上側よりも大きく形成させた偏心ライダーリングを適用している。これは、周方向下側、すなわちピストンの荷重方向側の肉厚を大きくさせることにより、ライダーリングの摩耗代を大きくさせるためである。この偏心ライダーリングを適用することにより、ライダーリングの寿命を延長させ、交換頻度を減少させることができる。
また、この往復動式圧縮機では、偏心ライダーリングを周方向上側と周方向下側とに2分割したものも適用している。この2分割の偏心ライダーリングを適用することにより、主に摩耗する周方向下側の部材のみを交換すればよく、交換作業性を向上させている。
実公平1−12028号公報
ところで、上記のような往復動式圧縮機では、シリンダエンドとピストンとの軸方向間のクリアランス調整が必須となっている。このクリアランス調整は、動力源からの動力をクロスヘッドからピストンに伝達するロッドのクロスヘッドに対する締め込み量によって行われている。詳細には、ロッドの端部に設けられたねじ部のクロスヘッドへの締め込み量の調整によって、ロッドと共にピストンがシリンダに対して軸方向に移動され、シリンダとピストンとの軸方向間のクリアランスが調整される。
ここで、偏心ライダーリングをピストンに組付けた状態でシリンダとピストンとの軸方向間のクリアランス調整を行ってしまうと、クリアランス調整の際にピストンをシリンダに対して周方向に回転させるので、クリアランス調整が終了したときに、偏心ライダーリングの肉厚が大きい部分が必ずしも下側(荷重方向)に位置するとは限らない。
このため、偏心ライダーリングのピストンへの組付けは、シリンダとピストンとの軸方向間のクリアランス調整を行った後に行っていた。その際、位置決め部材としての小ネジを組付けるための加工をピストンに施し、ピストンに組付けた小ネジにより周方向に位置決めした状態で、偏心ライダーリングをピストンに対して組付けていた。
しかしながら、ピストンに位置決め部材を組付けるための加工は、シリンダからピストンとロッドなどのすべての部材を抜き取らなければ行えない。このため、ピストンに偏心ライダーリングを位置決めして取り付ける作業が煩雑となっていた。
そこで、この発明は、ピストンに対する偏心ライダーリングの位置決め取付作業を簡易化することができる往復動式圧縮機の提供を目的としている。
請求項1記載の発明は、シリンダと、このシリンダ内に往復動可能に配置されたピストンと、このピストンの外周に取り付けられ前記シリンダに対して前記ピストンを径方向に支持させる偏心ライダーリングと、前記ピストンにロッドを介して動力を伝達し前記ピストンを往復動させるクロスヘッドとを備え、前記シリンダと前記ピストンとの軸方向間のクリアランスは、前記ピストンの回転による前記クロスヘッドに対する前記ロッドのねじ部の締め込み量によって設定される往復動式圧縮機であって、前記ピストンの外周には、前記偏心ライダーリングを前記シリンダに対して周方向の位置で位置決めする位置決め部材が固定される固定部が複数設けられ、この複数の固定部は、前記シリンダとピストンとのクリアランスが許容範囲内にあるときに、前記複数の固定部のうち1つの固定部に固定した前記位置決め部材によって、前記偏心ライダーリングを前記ピストンから掛かる荷重方向の肉厚が荷重方向反対側の肉厚よりも大きくなるように位置決めするように構成されていることを特徴とする。
この往復動式圧縮機では、複数の固定部がシリンダとピストンとのクリアランスが許容範囲内にあるときに、複数の固定部のうち1つの固定部に固定した位置決め部材によって、偏心ライダーリングをピストンから掛かる荷重方向の肉厚が荷重方向反対側の肉厚よりも大きくなるように位置決めするように構成されているので、クロスヘッドへのロッドのねじ部の締め込みによってクリアランスを設定した後、偏心ライダーリングの肉厚が大きい部分が荷重方向となる位置の固定部に位置決め部材を固定して偏心ライダーリングの位置決めを行えばよい。
このため、クリアランスの調整後にピストンやロッドなどの部材をシリンダから抜き取り、ピストンに対して偏心ライダーリングを位置決めする固定部の加工を施す必要がなく、偏心ライダーリングのピストンに対する位置決め取付作業を簡易化することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の往復動式圧縮機であって、前記偏心ライダーリングは、荷重方向側と荷重方向反対側とに周方向で2分割され、前記2分割された偏心ライダーリングは、前記ピストンの固定部に固定された前記位置決め部材によって前記ピストンに対する周方向の位置がそれぞれ位置決めされていることを特徴とする。
この往復動式圧縮機では、2分割された偏心ライダーリングがピストンの固定部に固定された位置決め部材によってピストンに対する周方向の位置がそれぞれ位置決めされているので、摩耗し易い荷重方向側の部材のみを交換するなど交換作業性を向上することができる。加えて、2分割されたどちらの部材においても、ピストンに対する周方向の位置決めを容易に行うことができる。
本発明によれば、ピストンに対する偏心ライダーリングの位置決め取付作業を簡易化することができる往復動式圧縮機を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る往復動式圧縮機の断面図である。 (a)は本発明の実施の形態に係る往復動式圧縮機の偏心ライダーリングの側面図、(b)は図2(a)の偏心ライダーリングの断面図、(c)は図2(a)の偏心ライダーリングのA矢視図である。 (a)は本発明の実施の形態に係る往復動式圧縮機のピストンの断面図、(b)は図3(a)のピストンのB−B断面図である。 本発明の実施の形態に係る往復動式圧縮機のピストンと偏心ライダーリングとを組付けたときの側面図である。
図1〜図4を用いて本発明の実施の形態に係る往復動式圧縮機について説明する。
本実施の形態に係る往復動式圧縮機1は、図1に示すように、シリンダ3と、このシリンダ3内に往復動可能に配置されたピストン5と、このピストン5の端面からピストン5の軸方向に一体に突設されたロッド11と、このロッド11の先端に形成されたねじ部9と、このねじ部9が螺着されロッド11を介してピストン5を往復動させるクロスヘッド13とを備えている。
シリンダ3は、円筒状に形成され、内周にシリンダライナ19が嵌合されると共に、先端の開口側にシリンダカバー21が固定され、内部にシリンダ室23が形成されている。また、シリンダ3の上部にはガスの入口となるガス吸入口25が設けられ、下部には圧縮されたガスの出口となるガス吐出口27が設けられている。このシリンダ3のシリンダ室23には、ピストン5が往復動可能に配置されている。
図1,図3に示すように、ピストン5は、円柱状に形成され、外周にピストンリング29と偏心ライダーリング7とが固定され、内周にロッド11が挿通されて一体回転可能で且つ一体移動可能に固定されている。ピストンリング29は、ピストン5の外周の中央部に形成された凹溝に複数(ここでは2つ)固定され、シリンダ3に嵌合されたシリンダライナ19と気密に当接し、ピストン5の往復動によって圧縮されたガスの漏れを防止すると共に、ガスを圧縮することによって発生した圧力を受け止める。
図1,図2に示すように、偏心ライダーリング7は、荷重方向の肉厚が荷重方向反対側の肉厚よりも大きく形成され、ピストン5の外周の両端側に形成された凹溝にそれぞれ固定されている。ピストン5に固定された偏心ライダーリング7は、ピストン5の往復動によってシリンダ3に嵌合されたシリンダライナ19と摺動し、ピストン5をシリンダ3に対して径方向に支持する。
また、偏心ライダーリング7は、図2に示すように、荷重方向側と荷重方向反対側とに周方向で2分割され、2分割された偏心ライダーリング7は、ピストン5の固定部17に固定された位置決め部材15によってピストン5に対する周方向の位置がそれぞれ位置決めされている。この偏心ライダーリング7に支持されるピストン5は、ロッド11を介して往復動操作される。
図1に示すように、ロッド11は、長尺の軸部材からなり、シリンダ3と、シリンダ3に固定された中空状の中間筒31と、中間筒31に固定された中空状のクロスガイド筒33とを挿通して配置されている。このロッド11の軸方向一端側には、フランジ部35とナット締結部37とが形成されている。これらのフランジ部35とナット締結部37との軸方向間にピストン5が配置され、ナット締結部37にナット39が締結されることによってナット39とフランジ部35とでピストン5が狭持され、ピストン5とロッド11とが一体回転可能で且つ一体移動可能に固定される。また、フランジ部35とピストン5との軸方向間には、ガスの圧縮によって発生するピストン5の熱膨張や熱収縮を吸収する皿バネなどの吸収部材41が配置されている。このロッド11の軸方向他端側には、クロスヘッド13に螺着されるねじ部9が形成されている。
ねじ部9は、ロッド11にピストン5が組付けられた状態でクロスヘッド13に螺着される。このねじ部9のクロスヘッド13への螺着により、ロッド11を介してピストン5が軸方向のシリンダ3のクロスヘッド13側に移動される。このねじ部9の締め込み量によって、ピストン5とシリンダ3との軸方向間のクリアランスCが調整される。ここで、クリアランスCは、図1に示すように、ピストン5がクロスヘッド13側に移動されたときの下死点5aとシリンダ3のクロスヘッド13側の壁面3aとの間で設定されている。このようなロッド11は、クロスヘッド13によって軸方向に往復動操作される。
クロスヘッド13は、円筒状に形成され、クロスガイド筒33内に往復動可能に配置されている。このクロスヘッド13は、クランクシャフト(不図示)を介して内燃機関やモータなどの駆動源(不図示)に連結され、駆動源からの駆動力によって往復動操作される。このクロスヘッド13の往復動操作により、ロッド11を介してピストン5が往復動される。そして、ピストン5の往復動によって、シリンダ3のシリンダ室23内の容積が変化され、ガス吸入口25から吸入したガスが圧縮され、ガス吐出口27から圧縮されたガスが吐出される。
なお、シリンダ3と中間筒31との間にはロッド11の外周に設けられたパッキン43が配置され、中間筒31の隔壁45,47にはロッド11の外周に当接されるシール49,51,53が配置され、シリンダ室23内のガスと、クロスガイド筒33内を潤滑する潤滑オイルとが混合しないようにされている。
このような往復動式圧縮機1のピストン5に固定される偏心ライダーリング7は、図2に示すように、荷重方向の肉厚が荷重方向反対側の肉厚よりも大きく形成されている。このようにピストン5をシリンダ3に対して径方向に支持する偏心ライダーリング7の荷重方向の肉厚を荷重方向反対側の肉厚よりも大きく形成させることにより、摩耗の大きい荷重方向側の摩耗代を増加させ、偏心ライダーリング7の寿命を延長させることができる。また、偏心ライダーリング7は、荷重方向側と荷重方向反対側との周方向の半分で2分割された荷重方向側部材55と荷重方向反対側部材57とからなる。このように偏心ライダーリング7を2分割とすることにより、主に摩耗する荷重方向側部材55のみを交換すればよく、交換作業性を向上することができる。
なお、2分割のライダーリングゆえ、荷重方向側部材55と荷重方向反対側部材57とを異なる材質で形成させることも可能である。例えば、荷重方向反対側部材57は、摩耗が比較的少ないので比較的安価なポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのような材料とし、荷重方向側部材55は、耐摩耗性に優れた比較的高価なエンジニアリングプラスチック(CFRP他)などのような材料を選定する。また、このように荷重方向側部材55と荷重方向反対側部材57とを異なる材質とする場合には、例えば、荷重方向側部材55に用いる材料で1つのリングを形成すると共に、荷重方向反対側部材57に用いる材料で1つのリングを形成し、これらのリングを2分割して偏心ライダーリング7を2セット作製する。このとき、荷重方向反対側部材57に用いる材料で形成されるリングは、比較的肉厚を薄く形成させてそのまま2分割し、荷重方向側部材55に用いる材料で形成されるリングは、比較的肉厚を厚く形成させて内周側を偏心加工した後、2分割する。そうすることで、耐摩耗性に優れた比較的高価なエンジニアリングプラスチック(CFRP他)などのような材料で1つのリングを形成して2分割し、荷重方向側部材55と荷重方向反対側部材57を作製するよりも、1セットのライダーリングは安価になり、ユーザに対してより安価に偏心ライダーリングを提供することが可能である。また、荷重方向側部材55が先に摩耗限界に達するような場合には、歩留まりを悪くすることなく、荷重方向側部材55のみを作製することが可能であり、ユーザに対してより安価に交換用の偏心ライダーリングを提供することが可能である。
このような偏心ライダーリング7を構成する荷重方向側部材55と荷重方向反対側部材57とにはそれぞれ内周の中央部に位置決め用の孔部59,61が設けられ、この孔部59,61にはピストン5の外周に複数設けられた固定部17に固定される位置決め部材15が嵌合されてピストン5に対する偏心ライダーリング7の周方向の位置が位置決めされる。
図1,図3に示すように、複数の固定部17は、孔部の内周がねじ形状に形成され、ピストン5の外周の周方向に間隔をおいて複数形成されている。ここでは、例えば、複数の固定部17は、ピストン5の外周の周方向に対して30度間隔に12箇所設けられている。この複数の固定部17の間隔と数は、ロッド11のねじ部9をクロスヘッド13に螺着させたときに、ロッド11の回転と共に回転するピストン5の軸方向のシリンダ室23のクロスヘッド13側への移動によってピストン5の下死点5aにおけるクリアランスCが変動されるが、クリアランスCの調整でピストン5がどの周方向位置に回転されても、偏心ライダーリング7の肉厚の大きい部分がピストン5の荷重が掛かる側(下側)に配置されるように、位置決めできるように形成されている。
ここで、クリアランスCは、微少ではあるが、軸方向の変動を許容する許容範囲を有している。このため、固定部17の数は30度間隔の12箇所に限らず、例えば、ピストン5の回転が大きくてもクリアランスCの変動が小さい場合には30度間隔よりも広い間隔で12箇所よりも少なくし、ピストン5の回転が小さくてもクリアランスCの変動が大きい場合には30度間隔よりも狭い間隔で12箇所よりも多くするなど、ピストン5の回転に対するクリアランスCの変動が許容範囲となるように固定部17の間隔と数を設定すればよい。この複数の固定部17には、偏心ライダーリング7が所定の位置、すなわち偏心ライダーリング7の荷重方向側部材55が荷重方向に位置し、荷重方向反対側部材57が荷重方向反対側に位置する部分の固定部17にネジなどの位置決め部材15が固定される。
このような複数の固定部17に対する位置決め部材15の固定及びピストン5に対する偏心ライダーリング7の組付けは、まず、ピストン5が組付けられたロッド11をシリンダ3内に挿通させ、ロッド11(もしくはピストン5)を回転させながらねじ部9をクロスヘッド13に螺着させ、ピストン5とシリンダ3との軸方向間のクリアランスCを調整する。次に、クリアランスCの調整が終了したときのロッド11の回転数と、ピストン5の複数の固定部17のうち荷重方向に位置する固定部17と荷重方向反対側に位置する固定部17とを確認する。次に、シリンダ3内からピストン5のみが外部に露出するようにロッド11のねじ部9の螺着を解除させ、クリアランスCの調整が終了したときに確認された固定部17にそれぞれ位置決め部材15を固定する。そして、ピストン5に偏心ライダーリング7を組付け、クリアランスCの調整が終了したときに確認されたロッド11の回転数でロッド11を回転させてねじ部9をクロスヘッド13に螺着させる。これにより、図4に示すように、偏心ライダーリング7がピストン5に位置決めされる。
このような往復動式圧縮機1では、複数の固定部17がシリンダ3とピストン5とのクリアランスCが許容範囲内にあるときに、複数の固定部17のうち1つの固定部17に固定した位置決め部材15によって、偏心ライダーリング7をピストン5から掛かる荷重方向の肉厚が荷重方向反対側の肉厚よりも大きくなるように位置決めするように構成されているので、クロスヘッド13へのロッド11のねじ部9の締め込みによってクリアランスCを設定した後、偏心ライダーリング7の肉厚が大きい部分が荷重方向となる位置の固定部17に位置決め部材15を固定して偏心ライダーリング7の位置決めを行えばよい。
このため、クリアランスCの調整後にピストン5やロッド11などの部材をシリンダ3から抜き取り、ピストン5に対して偏心ライダーリング7を位置決めする固定部17の加工を施す必要がなく、偏心ライダーリング7のピストン5に対する位置決め構造を簡易化することができる。
また、荷重方向側部材55と荷重方向反対側部材57とに2分割された偏心ライダーリング7がピストン5の固定部17に固定された位置決め部材15によってピストン5に対する周方向の位置がそれぞれ位置決めされているので、摩耗し易い荷重方向側部材55のみを交換するなど交換作業性を向上することができる。加えて、2分割されたどちらの部材55,57においても、ピストン5に対する周方向の位置決めを容易に行うことができる。
なお、本発明の実施の形態に係る往復動式圧縮機では、位置決め部材と固定部とがねじ形状に形成されているが、これに限らず、位置決め部材を固定部に対して圧入して固定するなど、位置決め部材と固定部との固定はどのような形態であってもよい。
また、本発明の実施の形態に係る往復動式圧縮機では、偏心ライダーリングを荷重方向側部材と荷重方向反対側部材との2部材に分割して構成する例について説明したが、偏心ライダーリングは単一部材で構成してもよい。
1…往復動式圧縮機
3…シリンダ
5…ピストン
7…偏心ライダーリング
9…ねじ部
11…ロッド
13…クロスヘッド
C…クリアランス
15…位置決め部材
17…固定部

Claims (2)

  1. シリンダと、このシリンダ内に往復動可能に配置されたピストンと、このピストンの外周に取り付けられ前記シリンダに対して前記ピストンを径方向に支持させる偏心ライダーリングと、前記ピストンにロッドを介して動力を伝達し前記ピストンを往復動させるクロスヘッドとを備え、前記シリンダと前記ピストンとの軸方向間のクリアランスは、前記ピストンの回転による前記クロスヘッドに対する前記ロッドのねじ部の締め込み量によって設定される往復動式圧縮機であって、
    前記ピストンの外周には、前記偏心ライダーリングを前記シリンダに対して周方向の位置で位置決めする位置決め部材が固定される固定部が複数設けられ、この複数の固定部は、前記シリンダとピストンとのクリアランスが許容範囲内にあるときに、前記複数の固定部のうち1つの固定部に固定した前記位置決め部材によって、前記偏心ライダーリングを前記ピストンから掛かる荷重方向の肉厚が荷重方向反対側の肉厚よりも大きくなるように位置決めするように構成されていることを特徴とする往復動式圧縮機。
  2. 請求項1記載の往復動式圧縮機であって、
    前記偏心ライダーリングは、荷重方向側と荷重方向反対側とに周方向で2分割され、前記2分割された偏心ライダーリングは、前記ピストンの固定部に固定された前記位置決め部材によって前記ピストンに対する周方向の位置がそれぞれ位置決めされていることを特徴とする往復動式圧縮機。
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