JP2012036645A - 積込量管理システム及び積込量管理方法 - Google Patents

積込量管理システム及び積込量管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】運搬車両への積込物の積込量を精度よく管理すると共に、システムコストを抑える。
【解決手段】積込量管理システム10は、旋回角度センサ120によるバケットの位置の検出結果に基づいて、バケットが所定の積込位置まで移動したか否かを判定するバケット位置解析部24Bと、バケット角度センサ126によるバケットの角度の検出結果に基づいて、バケットが所定の開放角度まで開放動作したか否かを判定するバケット角度解析部24Cと、バケット位置解析部24Bによりバケットが所定の積込位置まで移動されたと判定された状態で、バケット角度解析部24Cによりバケットが所定の開放角度まで開放動作されたと判定された場合に、計測された1回分の積込量W1を累積積込量Lに積算する積算部24Eと、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、バケットが回動することにより行われる掘削動作及び開放動作によって運搬車両に積込まれる積込物の量を管理する積込量管理システム及び積込量管理方法に関する。
油圧ショベルによりダンプトラック等の運搬車両に積込まれる土砂や鉱物等の積込量を管理する積込量管理システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の積込量管理システムでは、油圧ショベルのブームの旋回角度が所定の角度範囲にあるときにバケットダンプ操作信号が出力された場合、荷重計測装置が、上記所定の角度範囲へ向けて旋回している時のバケットの荷重と、その逆方向へ旋回している時のバケットの荷重との差を、運搬車両への土砂の積込量として計測している。
特開2001―91345号公報
特許文献1に記載の積込量管理システムでは、上記所定の角度範囲へ向けて旋回している時のバケットの荷重と、その逆方向へ旋回している時のバケットの荷重とを常時計測し、それぞれの平均値の差を演算している。また、バケットダンプ操作信号が所定時間続いた場合に、その時点の前後の平均値の差を演算している。これにより、土砂の積込量の誤検出を防止している。
しかしながら、この積込量管理システムでは、バケットの荷重を常時計測して平均化する処理や、バケットダンプ操作の正否を操作時間の長さに基づいて判定する処理や、土砂の運搬車両への積込の有無をバケット荷重の平均値の差に基づいて判定する処理等の多くの処理が必要となる。このため、制御が複雑化することから、システムコストが増大する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、運搬車両への積込物の積込量を精度よく管理できると共に、システムコストを抑えることができる、積込量管理システム及び積込量管理方法を提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明に係る積込量管理システムは、バケットが回動することにより行われる掘削動作及び開放動作によって運搬車両に積込まれる積込物の量を管理する積込量管理システムであって、前記バケットの位置を検出するバケット位置検出手段と、前記バケット位置検出手段の検出結果に基づいて、前記バケットが所定の積込位置まで移動したか否かを判定する第1判定手段と、前記バケットの角度を検出するバケット角度検出手段と、前記バケット角度検出手段の検出結果に基づいて、前記バケットが所定の開放角度まで開放動作したか否かを判定する第2判定手段と、前記バケットによる前記積込物の保持量を計測する保持量計測手段と、前記第2判定手段により前記バケットが前記所定の開放角度まで開放動作したと判定される前の前記保持量計測手段による最大計測値と、前記第2判定手段により前記バケットが前記所定の開放角度まで開放動作したと判定された後の前記保持量計測手段による最小計測値との差を演算する積込量演算手段と、前記第1判定手段により前記バケットが前記所定の積込位置まで移動されたと判定された状態で、前記第2判定手段により前記バケットが前記所定の開放角度まで開放動作されたと判定された場合に、前記積込演算手段による演算値を累積積込量に積算する積算手段と、を備える。
上記積込量管理システムは、前記運搬車両の位置を検出する車両位置検出手段を備えてもよく、前記第1判定手段は、前記車両位置検出手段により検出された前記運搬車両の位置を前記所定の積込位置として、前記バケットが前記所定の積込位置まで移動したか否かを判定してもよい。また、上記検出手段は、前記運搬車両に配された無線ICチップの位置を検出する検出器であってもよい。
また、上記積込量管理システムは、前記運搬車両の前記積込物の積込可能な最大量の情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段が取得した前記積込可能な最大量と前記累積積込量との差を演算する積込残量演算手段と、前記第2判定手段により前記バケットが前記所定の開放角度まで開放動作したと判定される前の前記保持量計測手段による最大計測値が、前記演算手段による演算値より大きい場合に、前記操作員に対して警告する警告手段と、を備えてもよい。上記情報取得手段は、前記運搬車両に配され前記積込物の積込可能な最大量の情報を含む車両識別情報を格納した無線ICチップから前記車両識別情報を読み取る読取器であってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る積込量管理方法は、バケットが回動することにより行われる掘削動作及び開放動作によって運搬車両に積込まれる積込物の量を管理する積込量管理方法であって、前記バケットの位置を検出するバケット位置検出工程と、前記バケット位置検出工程での検出結果に基づいて、前記バケットが所定の積込位置まで移動したか否かを判定する第1判定工程と、前記バケットの角度を検出するバケット角度検出工程と、前記バケット角度検出工程での検出結果に基づいて、前記バケットが所定の開放角度まで開放動作したか否かを判定する第2判定工程と、前記バケットによる前記積込物の保持量を計測する工程と、前記第2判定工程において前記バケットが前記所定の開放角度まで開放動作したと判定される前の前記保持量の最大計測値と、前記第2判定工程において前記バケットが前記所定の開放角度まで開放動作したと判定された後の前記保持量の最小計測値との差を演算する演算工程と、前記第1判定工程において前記バケットが前記所定の積込位置まで移動されたと判定された状態で、前記第2判定工程において前記バケットが前記所定の開放角度まで開放動作されたと判定された場合に、前記演算工程において演算された値を累積積込量に積算する積算工程と、を備える。
本発明によれば、運搬車両への積込物の積込量を精度よく管理できると共に、システムコストを抑えることができる。
バックホーとダンプトラックとを示す図である。 バケットの角度について説明するための側面図である。 積込量管理システムの構成を示すブロック図である。 積込量管理システムの処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、油圧ショベルとしてのバックホー100と、バックホー100により建設発生土等の土砂あるいは鉱物(以下、単に土砂という)が積込まれるダンプトラック200とを示す図である。この図に示すように、バックホー100は、走行体102と、走行体102の上に旋回可能に設けられた上部旋回体104と、上部旋回体104に取り付けられたブーム106と、ブーム106の先端に取り付けられたアーム108と、アーム108の先端に取り付けられたバケット110とを備えている。
また、バックホー100は、上部旋回体104を鉛直な軸の周りに旋回させる旋回装置112と、ブーム106を水平な軸の周りに回転させて先端側を上下動させるブームシリンダ114と、アーム108を水平な軸の周りに回転させて先端側を上下動させるアームシリンダ116と、バケット110を水平な軸の周りに回転させて上下反転させるバケットシリンダ118とを備えている。
また、図中右上に示すように、バックホー100の運転室101内には、操作レバー128と表示装置12と無線ICチップ読取器14と音声認識装置16と音声案内装置18とが設けられている。操作レバー128が前後左右に操作されることで、各シリンダに圧油を供給する操作弁が切換えられ、バックホー100は、以下の掘削・積込動作を実行する。
バックホー100は、バケット110で掘削場所の土砂を掘削し、上部旋回体104を旋回させてダンプトラック200のベッセル202の上までバケット110を移動させる。そして、バックホー100は、バケット110を内部が下向きとなる所定の開放角度まで回転させて土砂をベッセル202に積込む。その後、バックホー100は、上部旋回体104を旋回させてバケット110を掘削場所へ移動させ、上記の作業を繰り返して実行する。これにより、ベッセル202に土砂が積込まれていく。ダンプトラック200は、土砂の積込が完了すると、他の場所へ土砂を運搬する。
表示装置12は、現在の累積積込量等の各種の情報や、積込を開始するかどうかの確認画面等を表示する。また、ダンプトラック200には、車両識別情報が格納された無線ICチップ(無線ICタグあるいはRFIDタグ)15が設置されており、無線ICチップ読取器14は、無線ICチップ15に格納された車両識別情報を読み取り、また、無線ICチップ15の位置を検出する。
音声認識装置16は、操作員の「はい」や「いいえ」等の音声を認識し、認識結果を出力する。また、音声案内装置18は、積込途中における残りの積込可能量を音声で案内したり、1回分の積込量が、積込途中における残りの積込可能量を超えている場合に音声で警告したりする。
また、バックホー100は、上部旋回体104の旋回角度を検出する旋回角度センサ120と、ブーム106の角度を検出するブーム角度センサ122と、アーム108の角度を検出するアーム角度センサ124と、バケット110の角度を検出するバケット角度センサ126と、バケットシリンダ118の圧力を検出するバケット圧センサ127とを備えている。旋回角度センサ120、ブーム角度センサ122、アーム角度センサ124、及びバケット角度センサ126としては、ロータリエンコーダやシリンダのストロークを計測するストロークセンサ等が挙げられる。
図2は、バケット110の角度αについて説明するための側面図である。この図に示すように、バケット110は、開放動作をする際、内部が上向きになり且つ開口部110Aが略水平になる取込位置(角度α=αmin)から、内部が下向きになり且つ開口部110Aが略水平になる開放位置(角度α=αmax)まで回転する。
図3は、積込量管理システム10の構成を示すブロック図である。この図に示すように、積込量管理システム10は、積込量管理装置20と上記表示装置12と上記無線ICチップ読取器14と上記音声認識装置16と上記音声案内装置18と、上記各種センサとを備える。
積込量管理装置20は、各種信号を入力する入力インターフェース22と、各種の演算や処理を実行する処理装置24と、演算結果等が格納されるRAM26と、積込量管理プログラムが格納されるROM28と、各種データを出力する出力インターフェース30とを備えている。
入力インターフェース22は、旋回角度センサ120からブーム旋回角度θの検出信号を、ブーム角度センサ122からブーム角度βの検出信号を、アーム角度センサ124からアーム角度γの検出信号を、バケット角度センサ126からバケット角度αの検出信号を、無線ICチップ読取器14から車両識別番号CN、最大積込量ML、車両位置座標P0(r0,θ0)を、音声認識装置16から「はい」の認識信号Y及び「いいえ」の認識信号Nを入力する。
処理装置24は、ダンプ位置解析部24Aとバケット位置解析部24Bとバケット角度解析部24Cと積込量演算部24Dと積算部24Eと積込残量演算部24Fと警告信号生成部24Gと表示信号生成部24Hとを備えており、CPUが積込量管理プログラムをROM28から読み出して後述の処理を実行することにより実現される。処理の概略について述べると、ダンプ位置解析部24Aは、車両位置座標P0(r0,θ0)に基づいて、運転席101からダンプトラック200までの距離Dを演算する。バケット位置解析部24Bは、ブーム旋回角度θ、ブーム角度β、アーム角度γに基づいて、バケット110の位置座標P(r,θ)を演算し、バケット110が後述の所定の積込位置まで移動されたか否かを判定する。なお、車両位置座標P0及び位置座標Pは、旋回装置112の旋回軸を原点とし、バックホー120の正面を0°とする極座標である。
バケット角度解析部24Cは、バケット角度αに基づいて、バケット110が後述の所定の開放角度まで開放動作されたか否かを判定する。また、積込量演算部24Dは、バケット角度解析部24Cによりバケット110が所定の開放角度まで開放動作されたと判定される前のバケット圧Pbの最大値Pbuと、バケット角度解析部24Cにより該開放動作がされたと判定された後のバケット圧Pbの最小値Pblとの差W1を演算する。また、積算部24Eは、所定の条件が成立した場合に、積込量演算部24Dにより演算された積込量積込量W1をRAM26に格納された累積積込量Lに積算して累積積込量Lを更新する。ここで、所定の条件とは、バケット位置解析部24Bにより演算されたバケット110の位置座標P(r,θ)が、車両位置座標P0(r0,θ0)を中心とする所定範囲(r0±Δr,θ0±Δθ)内(即ち、所定の積込位置)であり、バケット110の角度αがαminからαmax(即ち、所定の開放角度)まで増加することである。
積込残量演算部24Fは、最大積込量MLと累積積込量Lとの差(ML−L)、即ち、残りの積込可能量W2を演算する。また、警告信号生成部24Gは、バケット圧の最大値Pbuが積込残量演算部24Eによる演算値(ML−L)より大きい場合に、警告指令信号WAを生成する。表示信号生成部24Hは、積込開始の確認をするかどうかの確認画面等の各種の画面を表示装置12に表示させるための信号を生成する。
出力インターフェース30は、バケット圧の最大値Pbuと、積込量演算部24Aにより演算された積込量W1と、積算部24Eにより更新された累積積込量Lと、積込残量演算部24Fにより演算された残りの積込可能量W2とを表示装置12に出力する。また、出力インターフェース30は、警告信号生成部24Fにより生成された警告指令信号WAを音声案内装置18へ出力する。
図4は、積込量管理の処理を説明するためのフローチャートである。このフローチャートに示すように、本処理ルーチンでは、まず、ステップ100において、処理装置24が、無線ICチップ読取器14から車両識別番号CN、最大積込量ML、車両位置情報P0を受信したか否かを判定し、肯定判定された場合にはステップ101へ移行する。
ステップ101では、処理装置24が、車両識別番号CN、最大積込量ML、車両位置情報P0を、RAM26に格納する。次に、ステップ102では、処理装置24(ダンプ位置解析部24A)が、運転席101からダンプトラック200までの距離Dを演算し、この距離Dが所定距離D0(土砂の積込が可能な距離であり、例えば3m)以下であるか否かを判定する。その結果、肯定判定された場合にはステップ103へ移行する。ステップ103では、処理装置24(表示信号生成部24F)が、積込開始の確認画面の表示信号を生成し、表示装置12に出力する。表示装置12は、当該確認画面を表示する。
次に、ステップ104では、処理装置24が、音声認識装置16から「はい」の認識信号Yを受信したか否かを判定する。その結果、肯定判定された場合にはステップ105へ移行する一方、否定判定された場合にはステップ116へ移行する。このステップ104では、操作員が積込開始を指示したか否かが判定されている。その後、操作員により操作レバー128が操作されてバケット110で土砂が掬われることになる。
ステップ116では、処理装置24が、音声認識装置16から「いいえ」の認識信号Nを受信したか否かを判定する。その結果、肯定判定された場合にはステップ114へ移行する一方、否定判定された場合にはステップ104へ移行する。
一方、ステップ105では、処理装置24(バケット角度解析部24C)が、バケット110の角度αがαmaxであるか否かを判定し、肯定判定された場合にはステップ106へ移行する。このステップ105では、バケット110が取り込んだ土砂の重量がゼロであるか否かが判定されている。その後、操作員により操作レバー128が操作されることによって、バケット110が掘削場所へ旋回されて土砂を掬い、ベッセル202の上まで移動されることになる。
ステップ106では、処理装置24(バケット角度解析部24C)が、バケット110の角度αがαminであるか否かを判定し、肯定判定された場合にはステップ107へ移行する。
ステップ107では、処理装置24(積込残量演算部24F)が、それぞれRAM26に格納されている最大積込量MLと累積積込量Lとの差(ML−L)を演算し、演算値(ML−L)が、バケット圧Pbの最大値Pbuより大きいか否かを判定する。その結果、否定判定された場合にはステップ117へ移行する一方、肯定判定された場合にはステップ108へ移行する。このステップ107では、バケット110の1回分の土砂の掬い量が、積込途中における残りの積込可能量W2を超えているか否かが判定されている。
ステップ117では、処理装置24(警告信号生成部24G)が、警告指令信号WAを生成し、出力インターフェース30が、生成された警告指令信号WAを音声案内装置18へ出力する。音声案内装置18は、操作員に対して音声で警告する。これにより、操作員は、バケット110の1回分の土砂の掬い量が、積込途中における残りの積込可能量W2を超えていることを認識することになり、積込み作業を停止することになる。そして、ステップ112へ移行する。
一方、ステップ108では、処理装置24(バケット位置解析部24B)は、位置座標P(r,θ)が、車両位置座標P0(r0,θ0)を中心とする所定範囲(r0±Δr,θ0±Δθ)内であるか否かを判定する。その結果、肯定判定された場合にはステップ109へ移行する。
ステップ109では、処理装置24(バケット角度解析部24C)が、バケット110の角度αがαmaxであるか否かを判定し、肯定判定された場合にはステップ110へ移行する。ステップ110では、処理装置24(積込量演算部24D)が、ステップ109の判定前のバケット圧Pbの最大値Pbuとステップ109の判定後のバケット圧Pbの最小値Pblとの差(即ち、積込量)W1を演算する。そして、処理装置24(積算部24E)が、演算された積込量W1を、RAM26に格納されている累積積込量Lに積算する。この際、出力インターフェース30は、最大値Pbuと演算された積込量W1と更新された累積積込量Lとを表示装置12に出力し、表示装置12は、入力された最大値Pbuと積込量W1と累積積込量Lとを表示する。
次に、ステップ111では、処理装置24(積込残量演算部24F)が、それぞれRAM26に格納された最大積込量MLと累積積込量Lとの差(ML−L)、即ち、残りの積込可能量W2を演算する。出力インターフェース30は、演算された残りの積込可能量W2を表示装置12及び音声案内装置18へ出力する。表示装置12は、残りの積込可能量W2を表示し、音声案内装置18は、操作員に対して、残りの積込可能量W2を音声で通知する。
次に、ステップ112では、処理装置24(表示信号生成部24H)が、積込終了の確認画面の表示信号を生成し、表示装置12に出力する。表示装置12は、当該確認画面を表示する。
次に、ステップ113では、処理装置24が、音声認識装置16から「はい」の認識信号Yを受信したか否かを判定する。その結果、肯定判定された場合にはステップ114へ移行する一方、否定判定された場合には、ステップ105へ移行する。
ステップ114では、処理装置24が、車両識別番号CNと累積積込量Lと積込日時とを含む情報を生成し、出力インターフェース30が、生成された情報を不図示の通信サーバへ出力する。そして、通信サーバに接続された印刷装置が、車両識別番号CNと累積積込量Lと積込日時を含む情報を印刷する。次に、ステップ115では、処理装置24が、RAM26に格納されている累積積込量Lをリセットする。これで処理ルーチンを終了する。
以上、本実施形態に係る積込量管理システム10では、バケット位置解析部24Bが、旋回角度センサ120等の検出結果に基づいて、バケット110が所定の積込位置(r0±Δr,θ0±Δθ)まで移動したか否かを判定し、バケット角度解析部24Cが、バケット角度センサ126の検出結果に基づいて、バケット110が所定の開放角度(αmax)まで開放動作されたか否かを判定する(ステップ106〜109)。そして、積算部24Eが、バケット位置解析部24Bにより、バケット110が上記所定の積込位置まで移動されたと判定された状態で、バケット角度解析部24Cによりバケット110が上記所定の開放角度まで開放動作されたと判定された場合に、土砂の累積積込量Lに、計測された1回分の積込量W1を積算する(ステップ110)。
これにより、バケット110の荷重を平均化する処理や、バケット110の開放動作を操作時間に基づいて判定する処理や、ダンプトラック200への土砂の積込の有無をバケット110の荷重に基づいて判定する処理等を要することなく、土砂の積込量を管理できる。従って、制御を単純化でき、システムコストを低減できる。また、バケット110のが所定の開放角度まで開放動作される前のバケット110の重量の最大値と、その後のバケット110の重量の最小値との差を、1回分の積込量W1とすることにより、1回分の積込量W1を精度よく求めることができ、以って、累積積込量Lを精度よく管理できる。
また、本実施形態に係る積込量管理システム10では、無線ICチップ読取器14が、運搬車両に設置された無線ICチップ15の位置を検出し、バケット位置解析部24Bは、検出された無線ICチップ15の位置を、上記所定の積込位置として、バケット110が当該所定の積込位置まで移動したか否かを判定している(ステップ100、102、108)。これにより、土砂の積込量を管理する対象のダンプトラック200を任意の位置に停車させることができ、バックホー100によるダンプトラック200への土砂の積込作業の制約を減らすことができる。
また、車両識別情報を取得するための無線ICチップ15の位置を検出することで、ダンプトラック100の位置を検出することにより、ダンプトラック100の位置を検出するための専用のシステムを不要にできる(ステップ100)。従って、システムコストをより一層低減できる。
また、本実施形態に係る積込量管理システム10では、積込残量演算部24Fが、最大積込量MLと累積積込量Lとの差(ML−L)である残りの積込可能量W2を演算する(ステップ105)。そして、当該残りの積込可能量W2を表示や音声で操作員に通知したり、バケット110の1回分の土砂の掬い量が残りの積込可能量W2よりも多い場合には、表示や音声により警告したりしている(ステップ117)。これにより、ベッセル202への土砂の過積載を防止できる。
また、本実施形態に係る積込量管理システム10では、ダンプトラック200の車両識別番号CNと最大積込量ML等の車両識別情報を認識する方法として、バックホー100に設置された無線ICチップ読取器14が、ダンプトラック200に設置された無線ICチップ15から、車両識別情報を読み取るという方法を用いた(ステップ100)。これにより、操作員による車両識別情報の入力作業を無くすことができるため、操作員によるヒューマンエラーをなくすことができる。また、1台のバックホー100で複数のダンプトラック200に土砂を積み込む場合にも、各ダンプトラック200毎に積込量を管理することができる。
なお、車両識別情報を認識する方法は、上記方法には限られず、予め車両識別番号等をRAM26に登録しておき、登録済みの車両識別番号の中から該当する車両識別番号を操作員に選択させるという方法を用いてもよい。
また、上記実施形態では、バケット110の所定の開放角度を、バケット110の開口部110Aが略水平となる最大値αmaxとしたが必須ではなく、開口部110Aが傾斜していてもよく、角度αが最大値αmaxより小さくてもよい。また、所定の積込位置を、旋回角度θ、ブーム角度β、アーム角度γの全てに基づいて検出することは必須ではなく、旋回角度θのみに基づいて検出する等してもよい。
また、本実施形態では、バケット110の1回分の土砂の掬い量が残りの積込可能量W2を超える場合に、操作員に対して音声により警告したが、ブザーや警告灯や警告表示等により警告してもよく、また、これらを組み合わせて警告してもよい。
10 積込量管理システム、12 表示装置、14 無線ICチップ読取器(車両位置検出手段、検出器、情報取得手段、読取器)、15 無線ICチップ、16 音声認識装置、18 音声案内装置(警告手段)、20 積込量管理装置、22 入力インターフェース(情報取得手段)、24 処理装置、24A ダンプ位置解析部、24B バケット位置解析部(第1判定手段)、24C バケット角度演算部(第2判定手段)、24D 積込量演算部(積込量演算手段)、24E 積算部(積算手段)、24F 積込残量演算部(積込残量演算手段)、24G 警告信号生成部(警告手段)、24H 表示信号生成部、26 RAM、28 ROM、30 出力インターフェース、100 バックホー、102 走行体、104 上部旋回体、106 ブーム、108 アーム、110 バケット、112 旋回装置、114 ブームシリンダ、116 アームシリンダ、118 バケットシリンダ、120 旋回角度センサ(バケット位置検出手段)、122 ブーム角度センサ(バケット位置検出手段)、124 アーム角度センサ(バケット位置検出手段)、126 バケット角度センサ(バケット角度検出手段)、127 バケット圧センサ(保持量計測手段)、128 操作レバー、200 ダンプトラック(運搬車両)、202 ベッセル

Claims (6)

  1. バケットが回動することにより行われる掘削動作及び開放動作によって運搬車両に積込まれる積込物の量を管理する積込量管理システムであって、
    前記バケットの位置を検出するバケット位置検出手段と、
    前記バケット位置検出手段の検出結果に基づいて、前記バケットが所定の積込位置まで移動したか否かを判定する第1判定手段と、
    前記バケットの角度を検出するバケット角度検出手段と、
    前記バケット角度検出手段の検出結果に基づいて、前記バケットが所定の開放角度まで開放動作したか否かを判定する第2判定手段と、
    前記バケットによる前記積込物の保持量を計測する保持量計測手段と、
    前記第2判定手段により前記バケットが前記所定の開放角度まで開放動作したと判定される前の前記保持量計測手段による最大計測値と、前記第2判定手段により前記バケットが前記所定の開放角度まで開放動作したと判定された後の前記保持量計測手段による最小計測値との差を演算する積込量演算手段と、
    前記第1判定手段により前記バケットが前記所定の積込位置まで移動されたと判定された状態で、前記第2判定手段により前記バケットが前記所定の開放角度まで開放動作されたと判定された場合に、前記積込演算手段による演算値を累積積込量に積算する積算手段と、
    を備える積込量管理システム。
  2. 前記運搬車両の位置を検出する車両位置検出手段と、
    前記第1判定手段は、前記車両位置検出手段により検出された前記運搬車両の位置を前記所定の積込位置として、前記バケットが前記所定の積込位置まで移動したか否かを判定する請求項1に記載の積込量管理システム。
  3. 前記車両位置検出手段は、前記運搬車両に配された無線ICチップの位置を検出する検出器である請求項2に記載の積込量管理システム。
  4. 前記運搬車両の前記積込物の積込可能な最大量の情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段が取得した前記積込可能な最大量と前記累積積込量との差を演算する積込残量演算手段と、
    前記第2判定手段により前記バケットが前記所定の開放角度まで開放動作したと判定される前の前記保持量計測手段による最大計測値が、前記演算手段による演算値より大きい場合に、前記操作員に対して警告する警告手段と、
    を備える請求項1から請求項3までの何れか1項に記載の積込量管理システム。
  5. 前記情報取得手段は、前記運搬車両に配され前記積込物の積込可能な最大量の情報を含む車両識別情報を格納した無線ICチップから前記車両識別情報を読み取る読取器である請求項4に記載の積込量管理システム。
  6. バケットが回動することにより行われる掘削動作及び開放動作によって運搬車両に積込まれる積込物の量を管理する積込量管理方法であって、
    前記バケットの位置を検出するバケット位置検出工程と、
    前記バケット位置検出工程での検出結果に基づいて、前記バケットが所定の積込位置まで移動したか否かを判定する第1判定工程と、
    前記バケットの角度を検出するバケット角度検出工程と、
    前記バケット角度検出工程での検出結果に基づいて、前記バケットが所定の開放角度まで開放動作したか否かを判定する第2判定工程と、
    前記バケットによる前記積込物の保持量を計測する工程と、
    前記第2判定工程において前記バケットが前記所定の開放角度まで開放動作したと判定される前の前記保持量の最大計測値と、前記第2判定工程において前記バケットが前記所定の開放角度まで開放動作したと判定された後の前記保持量の最小計測値との差を演算する演算工程と、
    前記第1判定工程において前記バケットが前記所定の積込位置まで移動されたと判定された状態で、前記第2判定工程において前記バケットが前記所定の開放角度まで開放動作されたと判定された場合に、前記演算工程において演算された値を累積積込量に積算する積算工程と、
    を備える積込量管理方法。
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