JP2012036154A - 食品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 インフルエンザウイルスは、主に咽喉頭や気管に付着し、20分程度で粘膜細胞に感染することに注目し、インフルエンザウイルス抗体(IgYFL)を口腔内に適宜広がり留めておくことのできる食品を提供するものである。
【解決手段】 主材にインフルエンザウイルスに対応するインフルエンザウイルス抗体(IgYFL)を配合し、更にカシスエキス末と麹菌発酵大豆培養物と副材の一つ以上を配合したゲル状、練り状、固形状の食品であり、IgYFLが新型インフルエンザウイルスに対応する抗体(IgYf1)、香港型インフルエンザウイルスに対応する抗体(IgYf2)、ソ連型インフルエンザウイルスに対応する抗体(IgYf3)、B型インフルエンザウイルスに対応する抗体(IgYf4)、鳥インフルエンザウイルスに対応する抗体(IgYf5)から成り、口腔内に適宜広がり留まることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、基材にインフルエンザウイルスに対応するインフルエンザウイルス抗体を含有した鶏卵黄粉末(IgYFL)を配合し、そのIgYFLを口腔内に広がり留まるようにした食品に関する。
口腔内において一定時間に亘り舐め続けたり、噛み続けるゲル状食品として、例えばゼリーやグミ等が知られ、練り状食品として、例えばチュウインガムや羊羹等が知られているし、固形状食品として、例えばトローチ、ドロップ、キャラメル、キャンデー等が知られている。これらの食品を舐め続けたり噛み続けると、爽快感を与えたり、リラックス感を与えるばかりか、そのことにより顎や歯、舌等に刺激を与え唾液が多量に出る。
インフルエンザウイルスは、A,B,Cの3タイプに分けられ、流行的な広がりがあるのはA,Bタイプのみであり、A型は、H(16種)とN(9種)の組み合わせである。
現在流行しているインフルエンザは、新型インフルエンザ(2009年春からは日本国内でも猛威をふるっている(A/H1N1))と、季節性インフルエンザ(香港型インフルエンザ(A/H3N2)、ソ連型インフルエンザ(A/H1N1)、B型インフルエンザ)であり、今後流行の恐れがあるインフルエンザは、鳥インフルエンザ(A/H5N1)である。
インフルエンザウイルスの基本構造は、中心にある遺伝子とそれを守る殻(タンパク質)にスパイクと呼ばれる突起物からなる。スパイクはヘマグルチニン(HA)とノイラミニダーゼ(NA)の2種類ある。ウイルスが人に感染する場合、まず宿主となる細胞に吸着する必要があり、その際HAが宿主細胞を探し出す役割をしており、HAと宿生細胞のシアル酸糖鎖が結合することで感染する。
ウイルスの感染経路は、身体の粘膜(眼、鼻、口腔等)から侵入することが可能だが、侵入=感染ではない。細胞に取り込まれて、初めて感染したと言える。
ウイルスは、どの細胞でも感染できるわけではなく、ウイルスの種類によって感染できる細胞(器官)が異なる。仮に眼粘膜からインフルエンザウイルスが侵入したとしても、感染できる器官である上部気管から離れている為、インフルエンザに感染する確立は低い。また、健康であれば、悪さは少ないものの、疲労やストレス等で抵抗力が弱まったり、口腔内が乾燥すると、ウイルスに感染しやすくなると言われている。
一方、動物は外部から体内に侵入してくる細菌やウイルス等の外敵から身を守るため、免疫という生体防御機構を備えている。即ち、体内に侵入した外敵(抗原)を認識し、「抗体」と呼ばれるタンパク質が外敵である抗原と結合(抗原抗体反応)することで、抗原を無毒化や不活化し、体外へ排除する。
抗体は、様々な抗原を認識できるようにアミノ酸配列を変化させる「可変領域」と、全体の形を構成し、変化の少ない「定常領域」から成る。
多くの哺乳類は、定常領域の違いにより、免疫グロブリンG(IgG)と免疫グロブリンM(IgM)と免疫グロブリンD(IgD)と免疫グロブリンA(IgA)と免疫グロブリンE(IgE)の5種類に分類される。
鶏類は、IgGとIgMとIgAの3種類の抗体を持っている。鶏類は、母鶏が持つ抗体をこれから産み落とす鶏卵の卵黄に移行させ、ヒヨコへと移行させる。
鶏卵に移行した抗体、特に、血液中のIgGが卵黄にのみ選択的に移行蓄積された鶏卵抗体は免疫グロブリン・ヨーク(Immunoglobulin Yolk)と言い、IgYと表記される。
抗体の大きな特徴は、一つの抗体が決まった抗原にだけしか反応しない特異性があり、「鍵と鍵穴の関係」に例えられるほど抗原抗体反応の結合力は強く、簡単に分離でないことである。
IgYを応用して口腔内感染症を予防する機能性食品素材は、株式会社ゲン・コーポレーション(本社、岐阜県岐阜市折立296−1)で生産され、商標名:オーバルゲン/Ovalgenとして販売されている。
近年、株式会社ゲン・コーポレーションにて、新型インフルエンザウイルス(A/H1N1)に対応する抗体と、香港型インフルエンザウイルス(A/H3N2)に対応する抗体と、ソ連型インフルエンザウイルス(A/H1N1)に対応する抗体と、B型インフルエンザウイルスに対応する抗体と、鳥インフルエンザウイルス(A/H5N1)に対応する抗体から成るインフルエンザウイルス抗体(IgYFL)を含む鶏卵黄粉末が開発され、販売されるに至っている。
特許第2598802号公報 特許第3995541号公報 特開2008−247750号公報 特開2007−82469号公報 特開2006−36661号公報
口腔内で食品を舐めたり噛んだりすることで唾液が発生し、その唾液によって口腔粘膜を保護することが知られている。
一方、インフルエンザ対策として、マスク着用や手洗い、うがいの励行、アルコール系手指消毒剤などの対策商品が数多くあるものの、口腔内に入ってしまったインフルエンザウイルスに対応できない問題点があった。そのため、更なる予防対策がないものかと模索されている。
そこでこの発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、インフルエンザウイルスが感染する細胞(器官)が、主に上部気管(咽喉頭や気管支)であり、咽喉に付着すると数十分(20分程度)で粘膜細胞に感染するとされていることに注目し、インフルエンザウイルス抗体を含有した鶏卵黄粉末(IgYFL)を口腔内に留めておくことで、インフルエンザウイルスの感染予防に大変意義があることに着目し、口腔内にIgYFLを適宜広がり留めおくことのできる食品を発明するに至ったものである。
上記目的を達成するために、本発明の食品は、請求項1として、飲食可能な基材に鶏卵抗体(以下、IgYとする)を配合した食品であって、IgYがインフルエンザウイルスに対応するインフルエンザウイルス抗体(以下、IgYFLとする)であり、IgYFLが口腔内に広がり留まることを特徴とする。
請求項2は、請求項1記載の食品において、IgYFLの他に、新型インフルエンザの予防に効果があるとされるカシスエキス末を配合していることを特徴とする。
請求項3は、請求項1または2記載の食品において、IgYFLとカシスエキス末の他に、免疫力の賦活に効果があるとされる麹菌発酵大豆培養物を配合していることを特徴とする。
ここでIgYとは、母鶏に抗原を接種すると、体内で抗原に対抗する抗体が生産され、その抗体がこれから産み落とす鶏卵の卵黄に移行され、産み落とされた鶏卵の卵黄を粉末化したものを言い、基材に対し添加し得る範囲は0.1〜10%、望ましい範囲は1.0〜5%である。
ここでインフルエンザウイルスとは、新型インフルエンザウイルスと、香港型インフルエンザウイルスと、ソ連型インフルエンザウイルスと、B型インフルエンザウイルスと、鳥インフルエンザウイルスを言い、その内、香港型インフルエンザとソ連型インフルエンザ、及びB型インフルエンザの3種類を季節性インフルエンザと言う。
IgYFLとは、インフルエンザウイルスを抗原として母鶏に個別接種することで、母鶏の体内で抗体が生産され、その抗体が卵黄に移行し、母鶏から産み落とされた鶏卵黄を粉末化した抗体含有の混合物を言いう。
ここでカシスとは、ユキノシタ科の潅木に着実する直径1cm位の濃い紫色の実を言い、カシスエキス末とは、カシスの実からエキスを取りだし乾燥したものであり、日本カシス協会によると、カシスの持つ「抗ウイルス効果」と、カシスに含まれる「豊富な栄養素」によって、少なくとも新型インフルエンザの予防に効果があるとされているものを言う。このカシスエキス末は、基材に対し配合し得る範囲は0.01〜1.0%、望ましい範囲は0.1〜0.5%である。
ここで麹菌発酵大豆培養物とは、少なくとも免疫力の賦活に効果があるとされているものを言い、基材に対し配合し得る範囲は0.01〜1.0%、望ましい範囲は0.1〜0.5%である。
請求項4は、請求項1,2または3記載の食品において、IgYFLは、新型インフルエンザウイルスに対応する新型インフルエンザウイルス抗体(IgYf1)、香港型インフルエンザウイルスに対応する香港型インフルエンザウイルス抗体(IgYf2)、ソ連型インフルエンザウイルスに対応するソ連型インフルエンザウイルス抗体(IgYf3)、B型インフルエンザウイルスに対応するB型インフルエンザウイルス抗体(IgYf4)、鳥インフルエンザウイルスに対応する鳥インフルエンザウイルス抗体(IgYf5)から成ることを特徴とする。
請求項5は、請求項4記載の食品において、鳥インフルエンザウイルスに対応する抗体(IgYf5)が、主に東南アジアの鶏・人から分離される鳥インフルエンザウイルス(Clade1)に対応する抗体と、日本・韓国・中国の鶏から分離される鳥インフルエンザウイルス(Clade2)に対応する抗体から成ることを特徴とする。
請求項6は、請求項1,2,3,4または5記載の食品において、副材として、ビタミン類、甘味料、機能性成分等の中から少なくとも1つを配合していることを特徴とする。
請求項7は、請求項1〜6の食品が、口腔内に一定時間に亘り留めおくことのできるゲル状食品であることを特徴とする。
請求項8は、請求項1〜6の食品が、口腔内で一定時間に亘り舐め続けたり噛み続けることのできる練り状食品であることを特徴とする。
請求項9は、請求項1〜6の食品が、口腔内で一定時間に亘り舐め続けたり噛み続けることのできる固形状食品であることを特徴とする。
この発明でインフルエンザウイルス抗体とは、インフルエンザウイルス抗体を含有している鶏卵黄を粉末化したものを言う。
ここでゲル状食品とは、常温で弾力性を有し、容易に噛むことの出来る例えばゼラチン質のゼリー等を言い、練り状食品とは、小さな力で噛むことが出来る例えばキャラメル、チューインガム等を言い、
固形状食品とは、常温で固形を成し、噛み砕く際には大きな力を要し、口腔内に入れておくと唾等で溶ける例えばトローチ、ドロップ等を言う。
ここで舐め続けるとは、口腔内で一定時間に亘り舐めることのできるもので、例えばトローチ、ドロップ、キャラメル、キャンデー等の菓子類を言い、噛み続けるとは、口腔内で一定時間に亘り噛み続けることのできるもので、例えばチューインガム等を言う。
ここで一定時間とは、5秒〜20分を言い、望ましくは2〜10分を言う。
ここで基材とは、例えば、ゲル状物を形成するゼラチン、練り状物を形成する餡、固形状物を形成する糖質等を言い、副材とは、基材を補う甘味料、ビタミン類、機能性を有する成分等を言う。
本発明による食品は上記のとおりであるから、次に記載する効果を奏する。
請求項1の食品は、基材に配合したインフルエンザウイルス抗体(以下、IgYFLとする。)が口腔内全体に溶け広がる。その結果、口腔内で溶けたIgYFLは、外部から口腔内に侵入したインフルエンザウイルスを外敵と認識して結合し、インフルエンザウイルスを無毒化したり不活化する。即ち、口腔内にIgYFLがある限り、インフルエンザウイルス(新型インフルエンザウイルス、季節性インフルエンザウイルス、鳥インフルエンザウイルス)に直接作用するから、インフルエンザウイルス対策に有益な効果を奏する。
IgYFLは鶏卵黄に含有した状態で粉末化したものであり、他のIgYは機能性食品素材として長年利用され、健康被害は出ていないので、安全で安心して食べられる。
マスクをしていない時(通勤、通学、お買い物時、ひとごみに出かける時)でも感染を予防し得るばかりか、マスクと合わせ使用すると更に効果が期待できる。
インフルエンザウイルスは気を付けていても、口から侵入するが、IgYFLが口腔内にある間、侵入したインフルエンザウイルスとIgYFLが接触し、ウイルスを不活性化させ、ウイルスの感染を防ぐ。
請求項2の食品は、請求項1の特徴に加えて、インフルエンザの予防効果が期待されるカシスエキス末を配合しているので、更に、インフルエンザに対する予防効果が向上する。
請求項3の食品は、請求項1,2の特徴に加えて、免疫力の向上が期待される麹菌発酵大豆培養物を配合しているので、免疫力の向上によりインフルエンザに対する効果の向上が期待できる。
請求項4の食品は、請求項1,2,3の特徴に加えて、IgYFLは、新型インフルエンザウイルスに対応する新型インフルエンザウイルス抗体(IgYf1)、香港型インフルエンザウイルスに対応する香港型インフルエンザウイルス抗体(IgYf2)、ソ連型インフルエンザウイルスに対応するソ連型インフルエンザウイルス抗体(IgYf3)、B型インフルエンザウイルスに対応するB型インフルエンザウイルス抗体(IgYf4)、鳥インフルエンザウイルスに対応する鳥インフルエンザウイルス抗体(IgYf5)から成るので、少なくとも上記のインフルエンザに対する予防効果が期待できる。
請求項5の食品は、請求項4の特徴に加えて、鳥インフルエンザウイルスに対応する抗体(IgYf5)が、主に東南アジアの鶏・人から分離される鳥インフルエンザウイルス(Clade1)に対応する抗体と、日本・韓国・中国の鶏から分離される鳥インフルエンザウイルス(Clade2)に対応する抗体から成るので、より多くのインフルエンザに対する予防効果が期待できる。
請求項6の食品は、請求項1,2,3,4,5の特徴に加えて、副材として、ビタミン類、甘味料、機能性成分等の内から少なくとも1つを配合しているので、副材による栄養補給にて体力を増強し、インフルエンザに対する予防効果が期待できる。
請求項7は、請求項1〜6の食品がゲル状食品であるから、口腔内に一定時間に亘り留めおくことのできる
請求項8は、請求項1〜6の食品が練り状食品であるから、口腔内で一定時間に亘り舐め続けたり噛み続けることのできる。
請求項9は、請求項1〜6の食品が固形状食品であるから、口腔内で一定時間に亘り舐め続けたり噛み続けることのできる。
何れにしても、口腔内で舐め続けたり噛み続けるだけであるから、極めて簡単に使用し得る。特に、噛まずにゆっくりとなめ、IgYFLが長時間口腔内に広がるようにすると効果的である。
本発明に係わる食品の構成要素を示すブロック線図である。 本発明の食品に用いるインフルエンザウイルス抗体(IgYFL)の種類を示すブロック線図である。 本発明の食品に用いるカシスと他の植物との栄養素(ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛)の比較図である。
本発明食品の第一実施形態を固形状食品1cのタブレットを例にして説明すれば、タブレットは図1の如く飲食性の基材2に対し鶏卵抗体(以下、IgYとする)を1〜10%の割合で含有するものであり、基材2は、マルチトール、トレハロース等であり、IgYは、外敵をインフルエンザウイルスとし、このインフルエンザウイルスに対応するインフルエンザウイルス抗体(以下、IgYFLとする)を含有した鶏卵黄粉末である。
IgYFLは、株式会社ゲン・コーポレーションで製造販売されている商標名「オーバルゲンFL」であり、このIgYFLには、新型インフルエンザウイルス(A/H1N1)に対応する新型インフルエンザウイルス抗体(IgYf1)、香港型インフルエンザウイルス(A/H3N2)に対応する香港型インフルエンザウイルス抗体(IgYf2)、ソ連型インフルエンザウイルス(A/H1N1)に対応するソ連型インフルエンザウイルス抗体(IgYf3)、B型インフルエンザウイルスに対応するB型インフルエンザウイルス抗体(IgYf4)、鳥インフルエンザウイルス(A/H5N1)に対応する鳥インフルエンザウイルス抗体(IgYf5)が含まれ、更に鳥インフルエンザウイルス抗体(IgYf5)が、主に東南アジアの鶏・人から分離される鳥インフルエンザウイルス(Clade1)に対応する抗体と、日本・韓国・中国の鶏から分離される鳥インフルエンザウイルス(Clade2)に対応する抗体を含むものである。
上記インフルエンザウイルス抗体(IgYf1〜IgYf5)は、株式会社ゲン・コーポレーションで製造されているものであって、例えば、IgYf1は、母鶏に新型インフルエンザウイルスを抗原とした試薬を接種し、そのことによって母鶏に新型インフルエンザウイルス抗体(IgYf1)が生産され、そのIgYf1がこれから産み落とす鶏卵黄に移行し、産み落とされた鶏卵から卵黄を取出し、IgYf1を含有した卵黄を粉末化したものである。
タブレットは、いざという時、すぐに噛み砕くことも可能でるが、舐め続けられる。そのことにより、タブレットに配合したIgYFLが口腔内に広く留めることができる。
本発明食品によるタブレットの第二実施形態を、第一実施形態と相違する点について説明すれば、第二実施形態のタブレットは、飲食性の基材2に対しIgYFLの他に、新たにインフルエンザの予防が期待されるカシスエキス末3を添加したものである。
新たに添加したカシスエキス末3の原料であるカシスは、日本カシス協会によると、「カシス」に新型インフルエンザの予防に効果があるとしている。その理由は、カシスの持つ「抗ウイルス効果」と、図3の如くカシスに含まれる「豊富な栄養素」にある。
本発明食品によるタブレットの第三実施形態を、第一及び第二実施形態と相違する点について説明すれば、第三実施形態のタブレットは、飲食性の基材2に対しIgYFLとカシスエキス末3の他に、新たに免疫向上が期待できる麹菌発酵大豆培養物4を添加したものである。
新たに添加した麹菌発酵大豆培養物4は、大豆を微生物の麹菌を用いて発酵したものであり、麹菌発酵培養物による免疫細胞の賦活にある。
本発明食品によるタブレットの第四実施形態を、第一乃至第三実施形態と相違する点について説明すれば、第四実施形態のタブレットは、副材5として、基材2を補うグリセリンエステル、甘味料、香料等の中から選ばれた少なくとも1つ以上を添加したものである。
基材2に対するIgYFLの混合割は、全量に対し0.01〜99.99%の範囲で採用し得るが、従来食品と同様の食感や趣向性等を維持するためには、1.0〜10%の範囲で添加することが望ましい。
本発明の食品を口腔内へ投入すれば、基材2と共に、基材2に配合したIgYFLが口腔内に溶け広がる。この状態で口腔内にインフルエンザウイルスが侵入すると、概ウイルスにIgYFLが結合し、無毒化や不活性化する。
IgYFLがインフルエンザウイルスを不活性化するメカニズムは、インフルエンザウイルスのヘマグルニチンというヒトの細胞への感染に重要な部位と抗体が強く結合するためである。
本発明食品として、固形状食品1cのタブレットを製造する。
大きさ:φ15mm、厚さ7mm
重さ:1300mg
材料及び配合量は表1の通りである。
本発明の食品は、実施例において説明した固形状食品1cのタブレットに限定されるものではなく、タブレット以外の固形状食品1cとして、常温で固形状を成し、噛み砕く際には大きな力を要し、口腔内に入れておくと唾等で溶ける例えばトローチ、ドロップ、金平糖等の飴類も含まれる。
更に、常温で弾力性を有し、容易に噛むことの出来る例えばゼラチン質のゼリー、グミ等のゲル状食品1a、小さな力で噛むことが出来る例えばキャラメル、チューインガム等の練り状食品1bも含まれる。
本発明食品に用いる基材2は、食品1の形態、即ち、ゲル状食品1a、練り状食品1b、固形状食品1cによって異なる。
IgYFLは、高温になるに従い効果が弱くなるものの、35〜40℃で最も効果を発揮するので、口腔内に入れた状態において機能が衰えることがない。即ち、ゲル状食品1a、練り状食品1b、固形状食品1cの製造工程において40℃以上にならないことが望ましい。
本発明食品1の後に飲食をしなければ、IgYFLが長い間口腔内に滞留しているので、本発明食品1の摂取後はなるべく他の飲食を控えるか、反対に、飲食後に本発明食品1を摂取することが望ましい。また、本発明食品1を3時間毎に摂取することで、持続的な効果が期待できる。
福島県立医科大学・錫谷達夫教授の研究によると、カシスによって、毎年流行しているA型インフルエンザウイルス、B型インフルエンザウイルスの98%以上を不活性化できる。また、ウイルスの一種である、新型インフルエンザに対しても効果が期待できる。とされている。また、2003年発表の旭川医科大学の実験結果でも、カシスによるA型インフルエンザウイルス、及びB型インフルエンザウイルスの不活性化に関する好データが得られている。
「カシス」の特徴として、(1)のどや鼻の粘膜の働きを高める。(2)免疫機能を高める。3)活性酸素による障害を防ぐ。が、述べられている。
IgY:鶏卵抗体
IgYFL:インフルエンザウイルス抗体(商標名:オバルゲンFL)
IgYf1: 新型インフルエンザウイルス抗体
IgYf2: 香港型インフルエンザウイルス抗体
IgYf3: ソ連型インフルエンザウイルス抗体
IgYf4: B型インフルエンザウイルス抗体
IgYf5: 鳥インフルエンザウイルス抗体

1 食品、1a ゲル状食品、1b 練り状食品、1c 固形状食品
2 基材
3 カシスエキス末
4 麹菌発酵大豆培養物
5 副材

Claims (9)

  1. 飲食可能な主材に鶏卵抗体(IgY)を配合した食品であって、IgYがインフルエンザウイルスに対応するインフルエンザウイルス抗体(IgYFL)であり、IgYFLが口腔内に適宜広がり留まることを特徴とする食品。
  2. インフルエンザウイルス抗体(IgYFL)の他にカシスエキス末を配合していることを特徴とする請求項1記載の食品。
  3. インフルエンザウイルス抗体(IgYFL)とカシスエキス末の他に麹菌発酵大豆培養物を配合していることを特徴とする請求項1または2記載の食品。
  4. インフルエンザウイルス抗体(IgYFL)は、新型インフルエンザウイルス(A/H1N1)に対応する抗体(IgYf1)、香港型インフルエンザウイルス(A/H3N2)に対応する抗体(IgYf2)、ソ連型インフルエンザウイルス(A/H1N1)に対応する抗体(IgYf3)、B型インフルエンザウイルスに対応する抗体(IgYf4)、鳥インフルエンザウイルスに対応する抗体(IgYf5)から成ることを特徴とする請求項1,2または3記載の食品。
  5. 鳥インフルエンザウイルスに対応する抗体(IgYf5)が、主に東南アジアの鶏・人から分離される鳥インフルエンザウイルス(Clade1)に対応する抗体と、日本・韓国・中国の鶏から分離される鳥インフルエンザウイルス(Clade2)に対応する抗体から成ることを特徴とする請求項4記載の食品。
  6. 副材として、ビタミン類、甘味料、機能性成分等の中から少なくとも1つを配合していることを特徴とする請求項1,2,3,4または5記載の食品。
  7. 請求項1〜6の食品が、口腔内に一定時間に亘り留めおくことのできるゲル状食品であることを特徴とする。
  8. 請求項1〜6の食品が、口腔内で一定時間に亘り舐め続けたり噛み続けることのできる練り状食品であることを特徴とする。
  9. 請求項1〜6の食品が、口腔内で一定時間に亘り舐め続けたり噛み続けることのできる固形状食品であることを特徴とする。
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