JP2012034317A - スピーカー用フレームおよびこれを用いる動電型スピーカー - Google Patents

スピーカー用フレームおよびこれを用いる動電型スピーカー Download PDF

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Abstract

【課題】 軽量で、音声再生能力に優れ、自動車等の車両に取り付けるのに適するスピーカー用フレームおよびこれを用いる動電型スピーカーを提供する。
【解決手段】 スピーカー用フレームは、ポリスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ウレタン系樹脂、および生分解性プラスチックからなる群より選択される少なくとも一つの樹脂を含む樹脂発泡体からなる芯材と、熱硬化性樹脂を含んで芯材の表面を被覆する表面材層と、を有する基体で構成され、基体が、ボイスコイルに接続する接続端子を固定する接続端子固定部を備え、接続端子が、少なくとも正負接続端子片および正負接続端子片を固定する端子ハウジングを有し、接続端子の端子ハウジングが、少なくとも正負接続端子片が露出するように芯材の接続端子固定部にインサート成形され、少なくともその一部の表面に表面材層が形成される。
【選択図】 図2

Description

樹脂材料からなるフレームを備える動電型スピーカーに関し、特に、軽量で剛性を有し、自動車等の車両に取り付けるのに適するスピーカー用フレームおよびこれを用いる動電型スピーカーに関する。
自動車等の車両に取り付けるスピーカーにおいては、省エネルギーの観点から、音声を再生するスピーカーを小型化し、かつ、軽量化することが要望されている。特に、磁気回路を有する動電型スピーカーでは、磁気回路の小型化・軽量化を図るともに、磁気回路に取り付けられるフレームを軽量化する場合がある。スピーカー用フレームは、スピーカー振動板を振動可能に支持し、車両等の他の機器への取付部を形成するとともに、スピーカー振動板に駆動力を与えるボイスコイルが配置される磁気空隙を有する磁気回路を固定する。車両に取り付けるスピーカーでは、ABS等の樹脂を射出成形する樹脂フレームに、接続端子を固定する接続端子固定部を備えるものがある。
スピーカーの樹脂フレームは、軽量化を図ってその骨格を薄く、または、細くすると、重量を有する磁気回路の取り付けに必要な剛性が不足して不要な振動が発生する、あるいは、その剛性不足のために動電型スピーカーの車両への取り付け作業時に、あるいは、車両に大きな衝撃が加わった時に動電型スピーカーが破損する、という問題を生じる場合がある。また、樹脂フレームに接続端子固定部を設ける場合には、ボイスコイルに接続する錦糸線が振動して接触して異音を発生することが無い位置であり、かつ、樹脂フレームの強度を保ちえる位置に設ける必要がある。したがって、従来には、これらの問題を解決するために様々なフレーム、および、これを用いた動電型スピーカーが提案されている。
従来には、磁気ギャップを有する磁気回路と、この磁気回路上に結合された外部との接続端子が配置される取付部を一体に樹脂成形したフレームと、外周がこのフレームに結合され、内周が前記磁気ギャップに嵌め込まれたボイスコイルとで構成されるスピーカーであって、前記取付部に配置される前記接続端子を導電性樹脂により2色同時成形で前記フレームの前記取付部に一体に形成したスピーカーがある(特許文献1)。
また、従来には、少なくとも磁気回路と、この磁気回路に結合された樹脂製スピーカーフレームと、外周が前記スピーカーフレームに結合され、内周が前記磁気回路の磁気ギャップに嵌め込まれたボイスコイルに接着結合された振動板と、一端側が前記ボイスコイルに巻回されたコイル端部に接合された錦糸線の他端と接合され、他端側が外部からの電気信号を受容するコネクタ端子部とした金属端子と、この金属端子を装着する前記樹脂製のスピーカーフレームに一体に前記スピーカーフレーム外周近傍に形成されたコネクタハウジングとで構成されるスピーカーであって、前記金属端子の中間部に折曲部を設け、この折曲部を含む前記金属端子が挿入される溝部を前記コネクタハウジングに設けるとともに、この溝部の一部または全部を覆うように前記振動板の外周を前記スピーカーフレームに貼り付けたスピーカーがある(特許文献2)。
また、従来には、フレームに、振動板と、振動板に接続されたボビンと、このボビンに巻かれたコイルと、前記コイルが介入する磁気ギャップを形成する磁気発生部材と、電流が供給されるターミナル部とが設けられたスピーカーにおいて、前記ターミナル部の近傍にて、その保持面がフレーム内面との間に隙間を形成するフックを有し、前記コイルに導通されるリード線が、前記隙間においてフックの保持面とフレーム内面とで挟持され、ターミナル部に接続されるものであり、前記保持面は、ボビン及び振動板の駆動方向と直交することを特徴とするスピーカーがある(特許文献3)。
特開2003−158791号公報 特許第3900023号公報 特許第3197786号公報
しかしながら、スピーカーのフレームは、さらに軽量化することが要望されている。スピーカーを軽量化するために樹脂フレームを用いる場合には、フレームの車両への取付部を樹脂で成形すると、薄肉に成形された取付部に規定される取付孔の周辺部に取付ネジ等により高い圧力が加わり、その結果、取付部が破断するなどの問題を生じる場合がある。一方で、フレームを厚肉にして剛性を高めると、軽量化が十分でなくなる場合がある、という問題がある。高温になりえる磁気回路と樹脂フレームとを固定する部分と、接続端子を固定する接続端子固定部と、を含めて、動電型スピーカー全体としての剛性が不足すると、結果的に、音声再生能力に劣る動電型スピーカーになる、という問題がある。
本発明は、上記の従来技術が有する問題を解決するためになされたものであり、その目的は、樹脂材料からなるフレームと、これを備える動電型スピーカーに関し、軽量で、音声再生能力に優れ、自動車等の車両に取り付けるのに適するスピーカー用フレームおよびこれを用いる動電型スピーカーを提供することにある。
本発明のスピーカー用フレームは、ポリスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ウレタン系樹脂、および生分解性プラスチックからなる群より選択される少なくとも一つの樹脂を含む樹脂発泡体からなる芯材と、熱硬化性樹脂を含んで芯材の表面を被覆する表面材層と、を有する基体で構成されるスピーカー用フレームであって、基体が、ボイスコイルに接続する接続端子を固定する接続端子固定部を備え、接続端子が、少なくとも正負接続端子片および正負接続端子片を固定する端子ハウジングを有し、接続端子の端子ハウジングが、少なくとも正負接続端子片が露出するように芯材の接続端子固定部にインサート成形され、少なくともその一部の表面に表面材層が形成される。
また、本発明のスピーカー用フレームは、ポリスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ウレタン系樹脂、および生分解性プラスチックからなる群より選択される少なくとも一つの樹脂を含む樹脂発泡体からなる芯材と、熱硬化性樹脂を含んで芯材の表面を被覆する表面材層と、を有する基体で構成されるスピーカー用フレームであって、基体が、ボイスコイルに接続する接続端子を固定する接続端子固定部を備え、接続端子固定部が、基体を貫通し、かつ、その内側表面が表面材層で被覆される貫通孔を有し、接続端子が、少なくとも正負接続端子片および正負接続端子片を固定する端子ハウジングを有し、接続端子の端子ハウジングが、少なくとも正負接続端子片が露出するように芯材の接続端子固定部の貫通孔に挿入されて固定される。
また、本発明の動電型スピーカーは、上記のスピーカー用フレームと、磁気回路固定部に固定される磁気回路と、磁気回路の磁気空隙に配置されるコイルを有するボイスコイルと、ボイスコイルに中央側で連結するスピーカー振動板と、スピーカー振動板の外周端側およびスピーカー用フレームのエッジ固定部に連結するエッジと、を備える。
また、本発明の動電型スピーカーは、スピーカー用フレームに磁気回路を連結するサブフレームをさらに備え、サブフレームが、スピーカー用フレームのサブフレーム固定部に後面側から固定される。
また、本発明の動電型スピーカーは、ボイスコイルおよびスピーカー用フレームのダンパー固定部に連結するダンパーをさらに備える。
以下、本発明の作用について説明する。
本発明のスピーカー用フレームは、ポリスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ウレタン系樹脂、および生分解性プラスチックからなる群より選択される少なくとも一つの樹脂を含む樹脂発泡体からなる芯材と、熱硬化性樹脂を含んで芯材の表面を被覆する表面材層と、を有する基体で構成されるスピーカー用フレームである。本発明のスピーカー用フレームは、極めて軽量な樹脂発泡体を芯材とし、その表面が十分な剛性を有する熱硬化性樹脂層である表面材層で覆われている基体で形成されるので、動電型スピーカーのフレームとして十分な剛性を有しつつ、樹脂で形成される従来のスピーカー用フレームよりも大幅に軽量化される。
したがって、本発明のスピーカー用フレームを用いる動電型スピーカーは、従来の動電型スピーカーよりも大幅に軽量化できるので、自動車等の車両に取り付けるのに適した動電型スピーカーとなる。本発明の動電型スピーカーは、本発明のスピーカー用フレームと、磁気回路と、ボイスコイルと、スピーカー振動板と、エッジと、場合によってはダンパーをさらに備える。動電型スピーカーは、スピーカー用フレームに磁気回路を後面側から連結するサブフレームと、スピーカー用フレームとサブフレームとを連結する連結部材と、をさらに備えていてもよい。スピーカー用フレームの基体を構成する芯材の樹脂発泡体の融点が低く、耐熱温度の低い樹脂で形成されて芯材が熱に弱い場合であっても、フレームに悪影響を与えずに、動電型スピーカー全体としての剛性を保って、結果的に、音声再生能力に優れる動電型スピーカーを実現できる。
本発明のスピーカー用フレームの基体は、スピーカー用フレームを他の機器に取り付けるフレーム取付部を含む第1環状部を備える。第1環状部は、略バスケット形状のスピーカー用フレームの前面側の環状部分であって、エッジの外周端側を固定するエッジ固定部を含んでいてもよい。また、スピーカー用フレームの基体は、略バスケット形状のスピーカー用フレームの後面側の環状部分であって、磁気回路を連結するサブフレームを固定するサブフレーム固定部を含む第2環状部を備える。第2環状部は、ダンパーの外周端側を固定するダンパー固定部を含んでいてもよい。第1環状部と第2環状部とは、複数の柱状の連結部により連結し、貫通孔である窓部を規定する。
スピーカー用フレームの基体は、ボイスコイルに接続する接続端子を固定する接続端子固定部を備える。接続端子は、少なくとも正負接続端子片と、これら正負接続端子片を固定する端子ハウジングとを有する。本発明のスピーカー用フレームの基体では、接続端子の端子ハウジングが、少なくとも正負接続端子片が露出するように芯材の接続端子固定部にインサート成形され、少なくともその一部の表面に表面材層が形成される。あるいは、本発明のスピーカー用フレームの基体は、ボイスコイルに接続する接続端子を固定する接続端子固定部を備え、接続端子固定部が、基体を貫通し、かつ、その内側表面が表面材層で被覆される貫通孔を有する。この場合には、接続端子の端子ハウジングが、少なくとも正負接続端子片が露出するように芯材の接続端子固定部の貫通孔に挿入されて固定される。
スピーカー用フレームの接続端子固定部は、接続端子の端子ハウジングを介して取り付けられるので、その結果、接続コード等により高い圧力が加わっても、接続端子固定部が破断するなどの問題を生じにくくすることができる。つまり、接続端子は、その端子ハウジングが芯材の接続端子固定部にインサート成形され、その一部の表面に表面材層が形成される。あるいは、接続端子は、スピーカー用フレームの接続端子固定部の内側表面が表面材層で被覆される貫通孔に係合する。接続端子の端子ハウジングは、その一部の表面に表面材層が形成されるか、または、接着剤で固定されるので、基体に対して強固に固定される。接続端子の端子ハウジングは、基体の芯材に連結部材である接続コード等の圧力が直接に加わらないようにして、基体の破断を防止する。
したがって、本発明のスピーカー用フレームが、樹脂発泡体からなる芯材と、熱硬化性樹脂を含んで芯材の表面を被覆する表面材層と、を有する基体で構成される場合に、基体の接続端子固定部を必要以上に厚肉にしなくても、これを用いる動電型スピーカーにおいて、接続端子固定部の破断、または、変形を防止することができる。
本発明のスピーカー用フレーム、および、これを用いる動電型スピーカーは、軽量であり、かつ、車両等に取り付ける動電型スピーカー全体としての剛性を保って、音声再生能力に優れる動電型スピーカーを実現できる。
本発明の好ましい実施形態による動電型スピーカー1aを説明する断面図である。(実施例1) 本発明の好ましい実施形態によるスピーカー用フレーム20aの構成を説明する一部拡大平面図、および、一部拡大断面図である。(実施例1) 本発明の好ましい実施形態による動電型スピーカー1bを説明する断面図である。(実施例2) 本発明の好ましい実施形態によるスピーカー用フレーム20bの構成を説明する一部拡大平面図、および、一部拡大断面図である。(実施例2)
以下、本発明の好ましい実施形態によるスピーカー用磁気回路および動電型スピーカーについて説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。
図1は、本発明の好ましい実施形態による動電型スピーカー1aを説明する図である。また、図2は、動電型スピーカー1aを構成するスピーカー用フレーム20aの構成を説明する図である。具体的には、図1は、(図示しない)中心点Oを通過するA−O−B断面に相当する動電型スピーカー1aの断面図であり、図2は、スピーカー用フレーム20aの第1環状部21の一部拡大平面図、および、一部拡大断面である。なお、後述するように、動電型スピーカー1aおよびスピーカー用フレーム20aの一部の構造や、内部構造等は、省略している。
本実施例の動電型スピーカー1aは、口径が約16cmの円形のスピーカー振動板2を有する動電型スピーカーであり、(図示しない)車両の車体に取り付けるように軽量化を図った車両用のスピーカーである。コーン形状のスピーカー振動板2は、エッジ3によってその外周端を振動可能に支持されている。本実施例のスピーカー振動板2は、抄紙される紙材であるが、他の材料で構成するものであってもよい。ロール形状のエッジ3の外周端は、スピーカー用フレーム20aに固定されており、その前側にはガスケット7が取り付けられている。エッジ3の内周端は、スピーカー振動板2の外周端に連結している。また、スピーカー振動板2の中央部の内径端には、ボイスコイル4が連結しており、ボイスコイル4は、そのコイルボビンがダンパー5により振動可能に支持されている。ダンパー5は、柔軟性を有する繊維の織布を基材としてフェノール樹脂を含浸して成形するコルゲーションダンパーであり、その外周端がフレーム20aに固定されている。
ボイスコイル4は、円筒形のコイルボビンの一端側に巻回されたコイルを有し、このコイルは、フレーム20aにサブフレーム8およびネジ9を介して固定される磁気回路10の磁気空隙に配置される。本実施例のサブフレーム8は、耐熱性および放熱性に優れるアルミニウム合金から形成される。ボイスコイル4に接続する錦糸線15は、フレーム20aに固定される接続端子28と、接続端子28からコイル4の引出線とを、ハンダづけして導通させるので、ボイスコイル4に音声電流を供給することができる。なお、錦糸線15は、スピーカー振動板2に金属ハトメを設けて接続端子28まで導通させるようにしてもよい。スピーカー振動板2の中央側において、ボイスコイル4のコイルボビンの端部には、ダストキャップ6が接着剤で取り付けられて閉塞されているので、磁気回路10の磁気空隙には、鉄粉等の粉塵が入り込まない。
本実施例の磁気回路10は、段付きの壺状のヨーク11と、ヨーク11の内部に固定される円盤状のマグネット12と、マグネット12の上面側に固定される円盤状のトッププレート13と、トッププレート13の上面側に固定される円盤状の反発マグネット14と、からなる内磁反発型磁気回路であって、ヨーク11の底面部分及び側面部分が、サブフレーム8の中央凹部に固定されている。サブフレーム8は、アルミニウム合金からなり、中央凹部の周囲に形成されるフランジ部分がネジ9を介してフレーム20aに固定されて連結されている。磁気回路10は、ヨーク11の内周端部とトッププレート13との間に規定される円環状の磁気空隙に、高い磁束密度の直流磁界を形成する。したがって、この磁気空隙に配置されるボイスコイル4のコイルに音声電流が供給されると、ボイスコイル4に駆動力が作用して、スピーカー振動板2を振動させる。したがって、動電型スピーカー1は、音声信号電流を音波に変換することができる。
図2(a)に断面を拡大して図示するように、本実施例のフレーム20aは、生分解性プラスチックであるポリ乳酸樹脂を含む樹脂発泡体からなる芯材20xと、熱硬化性樹脂であるエポキシアクリレート樹脂を含んで芯材20xの表面を被覆する表面材層20yと、を有する基体で構成されるスピーカー用フレームである。フレーム20aは、密度の低い樹脂発泡体からなる芯材が基体の大部分を占めるので、樹脂材料から形成される口径16cmのスピーカー用フレームとしては、極めて軽量である。フレーム20aは、前面外周側に形成される第1環状部21と、第1環状部21よりも背面内周側に形成される第2環状部22と、第1環状部21と第2環状部22とを連結する複数の連結部23と、を備える略バスケット状のスピーカー用フレームである。
なお、芯材20xの樹脂発泡体を形成する樹脂としては、任意の適切な樹脂が採用され得る。例えば、蒸気加熱発泡法により発泡可能なTgを有する熱可塑性樹脂や、発泡成形性が高く、かつ、適度な剛性を有する熱硬化性樹脂が採用され得る。このような樹脂としては、ポリスチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、および、これらのブレンド物またはアロイ化物が好ましく例示される。軽量、かつ、表面材層との接着性に優れた樹脂発泡体を形成し得るからである。ウレタン系樹脂は、さらに常温で発泡性を有するという利点も有する。また、環境適応の観点から、本実施例の場合のポリ乳酸等の生分解性プラスチックを用いてもよい。好ましくは、ポリ乳酸は、トウモロコシのような農作物またはバイオマス原料から製造される。
芯材20xには、必要に応じて、プラズマ処理、コロナ処理等の表面処理が施され得る。表面処理を施すことにより、表面材層との接着性が向上し得る。表面処理条件は、上記樹脂の種類等に応じて適切に設定され得る。芯材20xの形成方法としては、任意の適切な方法が採用され得る。芯材20xは、例えば、炭化水素ガス等の発泡剤を含む樹脂粒子を発泡させて形成される。
一方、表面材層20yは、熱硬化性樹脂を含み、芯材20xの表面のほぼ全体を被覆する。表面材層20yの厚みは、所望される剛性等に応じて、適切に設定され得る。表面材層20yの厚みは、好ましくは0.3mm以上、さらに好ましくは0.45mm以上である。表面材層20yの厚みがこのような範囲内であれば、軽量でありながら剛性に優れたスピーカーフレームが得られ得る。好ましい実施形態においては、芯材20xの厚みに対する表面材層20yの厚みの合計(放射面側の表面材層とその反対側の表面材層との厚みの合計)の割合は、0.1%〜20%、さらに好ましくは0.5%〜10%である。
表面材層20yに含まれる熱硬化性樹脂としては、任意の適切な熱硬化性樹脂が採用され得る。好ましくは、表面硬度およびヤング率が高く、芯材20xとの接着性に優れた熱硬化性樹脂が採用され得る。また、操作性の観点から、硬化前は流動性が高く、液状を呈することが好ましい。表面材層20yに含まれる熱硬化性樹脂の具体例としては、エポキシアクリレート系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、ウレタンアクリレート系樹脂、エポキシ系樹脂、ビニルエステル系樹脂が挙げられる。なかでも、エポキシアクリレート系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、およびウレタン系樹脂が好ましい。
表面材層20yは、好ましくは上記樹脂に加えて強化材をさらに含んでいてもよい。強化材を含むことにより、さらに剛性に優れたスピーカーフレームが得られ得る。強化材としては、繊維状・粒子状・鱗片状等の任意の適切な材料が用いられ得る。なかでも、繊維状の強化材は、剛性の向上効果が高く、好ましい。
フレーム20aの第1環状部21からは、一周に渡ってフランジ24が径方向の外側へ突出するように形成されている。この第1環状部21と一体に形成されているフランジ24には、車両の車体に取り付ける図示するような取付孔25hを規定する複数のフレーム取付部25が、周方向に約120度の間隔で3箇所形成されている。第1環状部21は、接続端子28を固定する接続端子固定部27を有する。また、フレーム20aの第1環状部21は、その前側にスピーカー振動板2並びにエッジ3を含むスピーカー振動系を保護するガスケット7が取り付けられる。第1環状部21は、スピーカー振動板2が連結するエッジ3の外周端側を固定するエッジ固定部を有する。エッジ固定部は、エッジ3を接着する円環状の平面部分である。
フレーム20aの第2環状部22は、サブフレーム8を介して磁気回路10を固定するサブフレーム固定部26を含み、磁気回路10の磁気空隙に連通する中心孔と、ダンパー5の外周部を固定するダンパー固定部とを有する。サブフレーム8は、サブフレーム固定部26にその後面側から、ネジ9を用いて固定される。サブフレーム固定部26は、周方向に約120度の間隔で3箇所形成されている。サブフレーム8は、フランジ部分にネジ9が貫通する貫通孔を複数有している。また、第2環状部22が有するダンパー固定部は、ダンパー5を接着する円環状の平面部分である。
なお、本実施例の場合には、複数の連結部23は、第1環状部21と第2環状部22とを連結する柱状の部分であって、中心点Oを中心にして周方向に約120度の間隔で3つ設けられている。第2環状部22から見ると第1環状部21がフレーム20aの前方側に配置されているので、第1環状部21は、第2環状部22から前方側の第1環状部21へ向かうように延設されている構造になる。第1環状部21と第2環状部22と、これらを連結する複数の連結部23は、貫通孔である窓部を規定する。
フレーム20aの第1環状部21に設けられるフレーム取付部25は、樹脂発泡体からなる芯材20xと、芯材20xの表面を被覆する表面材層20yと、を有する基体に、取付孔25hを形成する金属からなる取付孔形成部材25aを有する。つまり、取付孔形成部材25aは、第1環状部21のフレーム取付部25において、取付孔25hが露出するように芯材20xにインサート成形される金属筒部材であって、芯材20xにくい込んで容易に抜け落ちないようにする突部をその外側円筒曲面に有する部材である。
取付孔形成部材25aは、フレーム20aの芯材20xが成型される段階でインサート成形され、その後に熱硬化性樹脂により芯材20xの表面を被覆する表面材層20yが形成されるので、取付孔形成部材25aは、少なくともその一部の表面に表面材層20yが形成される。本実施例の取付孔形成部材25aでは、表面に露出し得る表面の全部が表面材層20yにより被覆されている。なお、取付孔形成部材25aの取付孔25hには、ネジが螺合するネジ溝が形成されていてもよい。
このように本実施例のフレーム20aを用いる動電型スピーカー1aでは、第1環状部21のフレーム取付部25が、金属からなる取付孔形成部材25aにより取付孔25hを設けられるので、樹脂発泡体からなる芯材20xと、芯材20xの表面を被覆する表面材層20yと、を有する基体で形成されるフレーム20aであっても、取付孔25hを通過して車両等に固定しようとするネジ等により高い圧力が加わる場合にも、フレーム取付部25が破断するなどの問題を生じにくくすることができる。取付孔形成部材25aは、取付孔25hが露出するように芯材20xにインサート成形され、少なくともその一部の表面に剛性を高める表面材層20yが形成されるからである。その結果、取付孔形成部材25aは、基体の芯材20xに連結部材であるネジ等の圧力が直接に加わらないようにして、フレーム20aを用いる動電型スピーカーにおいて、フレーム取付部25を含む第1環状部21のフランジ24を必要以上に厚肉にしなくても、破断、または、変形を防止することができる。
同様に、フレーム20aの第2環状部22に設けられるサブフレーム固定部26は、樹脂発泡体からなる芯材20xと、芯材20xの表面を被覆する表面材層20yと、を有する基体に、取付孔26hを形成する金属からなる取付孔形成部材26aを有する。つまり、取付孔形成部材26aは、第2環状部22のサブフレーム固定部26において、取付孔26hが露出するように芯材20xにインサート成形される金属筒部材であって、芯材20xにくい込んで容易に抜け落ちないようにする突部をその外側円筒曲面に有する部材である。
フレーム20aの取付孔形成部材26aは、芯材20xが成型される段階でインサート成形され、その後に熱硬化性樹脂により芯材20xの表面を被覆する表面材層20yが形成されるので、取付孔形成部材26aは、少なくともその一部の表面に表面材層20yが形成される。本実施例の取付孔形成部材26aでは、表面に露出し得る表面の全部が表面材層20yにより被覆されている。なお、取付孔形成部材26aの取付孔26hには、サブフレーム8を固定するネジ9が螺合するネジ溝が形成されている。
このように本実施例のフレーム20aを用いる動電型スピーカー1aでは、第2環状部22のサブフレーム取付部26が、金属からなる取付孔形成部材26aにより取付孔26hを設けられるので、樹脂発泡体からなる芯材20xと、芯材20xの表面を被覆する表面材層20yと、を有する基体で形成されるフレーム20aであっても、取付孔26hを通過して磁気回路10を固定しようとするネジ9により高い圧力が加わる場合にも、サブフレーム取付部26が破断するなどの問題を生じにくくすることができる。取付孔形成部材26aは、取付孔26hが露出するように芯材20xにインサート成形され、少なくともその一部の表面に剛性を高める表面材層20yが形成されるからである。その結果、取付孔形成部材26aは、基体の芯材20xに連結部材であるネジ等の圧力が直接に加わらないようにして、フレーム20aを用いる動電型スピーカーにおいて、サブフレーム取付部26を含む第2環状部22を必要以上に厚肉にしなくても、破断、または、変形を防止することができる。
さらに、フレーム20aの第1環状部21に設けられる接続端子固定部27は、樹脂発泡体からなる芯材20xと、芯材20xの表面を被覆する表面材層20yと、を有する基体に、接続端子28の端子ハウジング28aが、インサート成形されて形成される。つまり、端子ハウジング28aは、第1環状部21の接続端子固定部27において、少なくとも正負接続端子片29が露出するように芯材20xにインサート成形される樹脂等の非導電性部材であって、芯材20xにくい込んで容易に抜け落ちないようにする突部をその外側面に有する部材である。
端子ハウジング28aは、フレーム20aの芯材20xが成型される段階でインサート成形され、その後に熱硬化性樹脂により芯材20xの表面を被覆する表面材層20yが形成されるので、端子ハウジング28aは、少なくともその一部の表面に表面材層20yが形成される。本実施例の端子ハウジング28aでは、表面に露出し得る表面のうち、正負接続端子片29が露出するようにフランジ部の少なくとも所定の面積が表面材層20yにより被覆されている。
このように本実施例のフレーム20aを用いる動電型スピーカー1aでは、第1環状部21の接続端子固定部27が、端子ハウジング28aをインサート成形されて固定されるので、樹脂発泡体からなる芯材20xと、芯材20xの表面を被覆する表面材層20yと、を有する基体で形成されるフレーム20aであっても、接続端子28に接続するコードが強く引かれる場合に高い圧力が加わる場合にも、接続端子固定部27が破断するなどの問題を生じにくくすることができる。端子ハウジング28aは、正負接続端子片29が露出するように芯材20xにインサート成形され、少なくともその一部の表面に剛性を高める表面材層20yが形成されるからである。その結果、接続端子28は、基体の芯材20xに強い圧力が直接に加わらないようにして、フレーム20aを用いる動電型スピーカーにおいて、接続端子固定部27を含む第1環状部21のフランジ24を必要以上に厚肉にしなくても、破断、または、変形を防止することができる。
図3は、本発明の他の好ましい実施形態による動電型スピーカー1bを説明する図である。また、図4は、動電型スピーカー1bを構成するスピーカー用フレーム20bの構成を説明する図である。具体的には、図3は、図1と同様に(図示しない)中心点Oを通過するA−O−B断面に相当する動電型スピーカー1bの断面図であり、図4は、図2と同様にスピーカー用フレーム20bの第1環状部21の一部拡大平面図、および、一部拡大断面である。
スピーカー用フレーム20bは、先の実施例におけるフレーム20aの第1環状部21の接続端子固定部27の構成が異なることを除いて、共通する構成を有するフレームである。つまり、本実施例のフレーム20bも、生分解性プラスチックであるポリ乳酸樹脂を含む樹脂発泡体からなる芯材20xと、熱硬化性樹脂であるエポキシアクリレート樹脂を含んで芯材20xの表面を被覆する表面材層20yと、を有する基体で構成されるスピーカー用フレームである。したがって、共通する部分には共通する符号を付して、説明を省略する。
フレーム20bの第1環状部21に設けられる接続端子固定部27は、樹脂発泡体からなる芯材20xと、芯材20xの表面を被覆する表面材層20yと、を有する基体に、基体を貫通し、かつ、その内側表面が表面材層20yで被覆される貫通孔20zを有する。接続端子28の端子ハウジング28bは、2つに分離する端子ハウジング28b1および28b2から構成され、それらの何れか一方に正負接続端子片29が露出するように形成されている。端子ハウジング28b1および28bは、それぞれ接着剤30で固定される。つまり、端子ハウジング28b1および28b2は、第1環状部21の接続端子固定部27において、少なくとも正負接続端子片29が露出するように接続端子固定部27の貫通孔20zに挿入されて固定される樹脂等の非導電性部材であって、相互に連結して貫通孔20zから容易に抜け落ちないようにする突部をその外側面に有する部材である。
図4(a)に図示するように、接着剤30は、少なくとも端子ハウジング28b1および28b2の外側面に塗布されて、端子ハウジング28b1および28b2が連結して端子ハウジング28bを構成して貫通孔20zに係合する結果、貫通孔20zとの間に接着剤層を形成する。したがって、端子ハウジング28bは、フレーム20cの芯材20xが表面材層20yで被覆されて成型された後の段階で接着固定されるので、端子ハウジング28bには、その表面に表面材層20yが形成されない。
このように本実施例のフレーム20bを用いる動電型スピーカー1bでは、第1環状部21の接続端子固定部27が、端子ハウジング28bにより取付孔25hを接着剤30で固定するので、樹脂発泡体からなる芯材20xと、芯材20xの表面を被覆する表面材層20yと、を有する基体で形成されるフレーム20bであっても、接続端子28に接続するコードが強く引かれる場合に高い圧力が加わる場合にも、接続端子固定部27が破断するなどの問題を生じにくくすることができる。その結果、接続端子28は、基体の芯材20xに強い圧力が直接に加わらないようにして、フレーム20bを用いる動電型スピーカーにおいて、接続端子固定部27を含む第1環状部21のフランジ24を必要以上に厚肉にしなくても、破断、または、変形を防止することができる。
なお、本実施例のフレーム20a〜20bでは、それぞれ3箇所の第1環状部21のフレーム取付部25と、第2環状部22のサブフレーム取付部26と、を周方向に約120度の間隔で設けているが、上記の実施例に限定されない。フレーム取付部25およびサブフレーム取付部26は、少なくとも2つ以上であればよく、それぞれ4つでも、5つでもよく、同じ数の場合に限られない。フレーム取付部25およびサブフレーム取付部26が配置される間隔も、周方向に略均等な角度に配置される場合に限られない。
また、本実施例のフレーム20a〜20bでは、芯材20xを生分解性プラスチックであるポリ乳酸樹脂を含む樹脂発泡体とし、芯材20xの表面を被覆する表面材層20yを熱硬化性樹脂であるエポキシアクリレート樹脂としているが、上記の実施例に限定されない。上述するように、芯材20xは、ポリスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ウレタン系樹脂、および生分解性プラスチックからなる群より選択される少なくとも一つの樹脂を含む樹脂発泡体からなればよく、また、表面材層20yは、芯材の表面を被覆する他の熱硬化性樹脂であればよい。
また、本実施例のフレーム20a〜20bを用いる動電型スピーカー1a〜1dは、円形のスピーカー振動板2を有する車両用の動電型スピーカーであるが、外径が長円形、あるいは、矩形のスピーカー振動板2に適する長円形、もしくは、矩形の環状部を有するフレームであっても、ドレインカバーを備える樹脂フレームであってもよい。ドレインカバーを備えていても、必要な剛性を保って車両の軽量化に貢献できる。
本発明のスピーカー用フレームおよびこれを用いる動電型スピーカーは、車両に取り付ける動電型スピーカーのみならず、ディスプレイ等の映像・音響機器に内蔵するスピーカー、または、音声を再生するスピーカーを内蔵するキャビネットを有するゲーム機、スロットマシン等の遊戯機にも適用が可能である。
1a〜1d 動電型スピーカー
2 スピーカー振動板
3 エッジ
4 ボイスコイル
5 ダンパー
6 ダストキャップ
7 ガスケット
8 サブフレーム
9 ネジ
10 磁気回路
11 ヨーク
12 マグネット
13 トッププレート
14 反発マグネット
20a〜20b フレーム
20x 芯材
20y 表面材層
20z 貫通孔
21 第1環状部
22 第2環状部
23 連結部
24 フランジ
25 フレーム取付部
25a 取付孔形成部材
25h 取付孔
26 サブフレーム固定部
26a 取付孔形成部材
26h 取付孔
27 接続端子固定部
28 接続端子
28a、28b 端子ハウジング
29 正負接続端子片
30 接着剤

Claims (5)

  1. ポリスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ウレタン系樹脂、および生分解性プラスチックからなる群より選択される少なくとも一つの樹脂を含む樹脂発泡体からなる芯材と、熱硬化性樹脂を含んで該芯材の表面を被覆する表面材層と、を有する基体で構成されるスピーカー用フレームであって、
    該基体が、ボイスコイルに接続する接続端子を固定する接続端子固定部を備え、
    該接続端子が、少なくとも正負接続端子片および該正負接続端子片を固定する端子ハウジングを有し、
    該接続端子の端子ハウジングが、少なくとも該正負接続端子片が露出するように該芯材の該接続端子固定部にインサート成形され、少なくともその一部の表面に該表面材層が形成される、
    スピーカー用フレーム。
  2. ポリスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ウレタン系樹脂、および生分解性プラスチックからなる群より選択される少なくとも一つの樹脂を含む樹脂発泡体からなる芯材と、熱硬化性樹脂を含んで該芯材の表面を被覆する表面材層と、を有する基体で構成されるスピーカー用フレームであって、
    該基体が、ボイスコイルに接続する接続端子を固定する接続端子固定部を備え、
    該接続端子固定部が、該基体を貫通し、かつ、その内側表面が該表面材層で被覆される貫通孔を有し、
    該接続端子が、少なくとも正負接続端子片および該正負接続端子片を固定する端子ハウジングを有し、
    該接続端子の端子ハウジングが、少なくとも該正負接続端子片が露出するように該芯材の該接続端子固定部の該貫通孔に挿入されて固定される、
    スピーカー用フレーム。
  3. 請求項1または2に記載のスピーカー用フレームと、
    該スピーカー用フレームに固定される前記磁気回路と、
    該磁気回路の磁気空隙に配置されるコイルを有するボイスコイルと、
    該ボイスコイルに中央側で連結するスピーカー振動板と、
    該スピーカー振動板の外周端側および前記スピーカー用フレームのエッジ固定部に連結するエッジと、
    を備える、
    動電型スピーカー。
  4. 前記スピーカー用フレームに前記磁気回路を連結するサブフレームをさらに備え、該サブフレームが、該スピーカー用フレームのサブフレーム固定部に後面側から固定される、
    請求項3に記載の動電型スピーカー。
  5. 前記ボイスコイルおよび前記スピーカー用フレームのダンパー固定部に連結するダンパーをさらに備える、
    請求項3または4に記載の動電型スピーカー。
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