JP2012032717A - 光学装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】環境温度が変化しても、常に安定した光学特性を得ることができる光学装置を提供すること。
【解決手段】結像光学系と、レンズを移動可能に保持するための保持枠と、その長さが光軸方向に沿う方向に変化する温度補正用間隔調整部と、温度補正用間隔調整部の一端は保持枠に当接し、長さが変化する方向の他端は、移動可能なレンズの有効領域以外に当接し、さらに、移動可能なレンズに関して温度補正用間隔調整部とは反対側に配置され、温度補正用間隔調整部の長さが変化する方向に、移動可能なレンズに外力を負荷する弾性部材と、結像光学系の温度を検出する温度検出部と、温度の変化による結像光学系の像面の変化量と、温度との対応関係を格納しているテーブルと、温度補正用間隔調整部の長さを目標値となるように制御する制御部と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学装置に関するものである。
近年、プリフォームレンズ(原型)を高温で軟化させ、金型でプレス成形することにより、高精度な面形状を有するモールドレンズを生産している。例えば、非球面形状を有する金型に、溶かしたガラスやプラスチック樹脂を流し込んで、その後、冷やして固めてレンズを生成する。
特に、樹脂性のプラスチックモールドレンズは、安価であるため、普及がすすんでいる。ここで、プラスチックモールドレンズは温度特性も大きい。
このため、環境温度の変化により、プラスチックモールドレンズの焦点位置も変化してしまう。
また、環境温度の変化により、光学系の空気間隔が所定の設計値から変わってしまう場合もある。
いずれの場合も光学特性が変化してしまうため、なんらかの補正をする必要がある。
このような光学特性の変化を補正する装置、またはレンズを駆動する装置として、以下の特許文献1、2、3、4に開示された装置が知られている。
特許文献1には、投写画像のアスペクト比と台形歪みを変えることができる投射型表示装置が開示されている。
特許文献2には、フォーカシング機構を有するコンパクトな撮像装置が開示されている。特許文献3には、レンズの間隔を高精度に調整するためのスペーサーが開示されている。
特許文献4には、高分子アクチュエータを用いてレンズの調整を行う撮影装置が開示されている。
特開平11−211979号公報 特開2007−86158号公報 特開平07−113936号公報 特開2009−94237号公報
しかしながら、いずれの特許文献1、2、3、4にも、環境温度の影響による光学特性の劣化を低減する構成は提案されていない。このため、環境温度が変化した場合、光学特性が劣化(例えば、結像位置と像面がずれる)してしまうという問題を有している。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、環境温度が変化しても、常に安定した光学特性を得ることができる光学装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の光学装置は、
複数のレンズ群を有し、物体の像を結像する結像光学系と、
結像光学系のうちのレンズを移動可能に保持するための保持枠と、
その長さが光軸方向に沿う方向に変化する温度補正用間隔調整部と、
温度補正用間隔調整部の一端は保持枠に当接し、長さが変化する方向の他端は、移動可能なレンズの有効領域以外に当接し、
さらに、移動可能なレンズに関して温度補正用間隔調整部とは反対側に配置され、温度補正用間隔調整部の長さが変化する方向に、移動可能なレンズに外力を負荷する弾性部材と、
結像光学系の温度を検出する温度検出部と、
温度の変化による結像光学系の像面の変化量と、温度との対応関係を格納しているテーブルと、
温度検出部からの温度と、テーブルに格納されている対応関係とに基づいて、温度補正用間隔調整部の長さを目標値となるように制御する制御部と、
を有することを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様によれば、さらに、結像光学系により結像された像を電気信号に変換する撮像面を有する撮像素を有することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、複数のレンズ群は、広角端から望遠端へのズーミングの際、各レンズ群の間の距離が変化するズームレンズであることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、結像光学系は、樹脂からなり非球面を有するレンズを有することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、温度検出部は、樹脂からなるレンズの近傍に配置されていることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、制御部は、環境温度の変化による結像光学系の像面の光軸方向の移動量を相殺するように、温度補正用間隔調整部の長さを制御し、移動可能なレンズを移動させることが望ましい。
移動可能なレンズは、少なくともレンズとレンズ群の一方であることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、温度補正用間隔調整部は、複数のレンズ群に設けられていることが望ましい。
さらに、以下の条件式(1)、(2)、(3)、(4)を満足することが望ましい。
0.50<|fm/fw|<10.00 (1)
0.01<|fm/ft|< 3.00 (2)
0.50<|fc/fw|<10.00 (3)
0.01<|fc/ft|< 3.00 (4)
ここで、
fwは、ズームレンズ全系の広角端における焦点距離、
ftは、ズームレンズ全系の望遠端における焦点距離、
fmは、樹脂からなり非球面を有するレンズの焦点距離、
fcは、移動可能なレンズまたはレンズ群の焦点距離、
である。
また、本発明の好ましい態様によれば、結像光学系は、物体側から順に、少なくとも、
正屈折力の第1レンズ群と、
負屈折力の第2レンズ群と、
正屈折力の第3レンズ群と、
正屈折力の第4レンズ群と、
を有することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、第1レンズ群は、光路を屈曲させる反射面をもつ反射部材を有することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、結像光学系は、物体側から順に、少なくとも、
負屈折力の第1レンズ群と、
正屈折力の第2レンズ群と、
正屈折力の第3レンズ群と、
正屈折力の第4レンズ群と、
を有することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、温度補正用間隔調整部は形状記憶合金で形成され、
制御部は、形状記憶合金へ印加する電流を制御することで、温度補正用間隔調整部の長さを制御することが望ましい。
本発明によれば、環境温度が変化しても、常に安定した光学特性を得ることができる光学装置を提供することができるという効果を奏する。
デジタルカメラの外観を示す前方斜視図である。 デジタルカメラの外観を示す後方正面図である。 デジタルカメラの構成を示す模式的な断面図である。 (a)は、温度センサTSの他の取付け位置を示す外観図である。(b)は、温度センサTSのさらに他の取付け位置を示す外観図である。(c)は、結像光学系の断面構成例を示す図である。 レンズL4とレンズL5との接合レンズ近傍の断面構成を示す図である。 レンズの駆動に関する機能ブロックを示す図である。 機能ブロックを用いたときの手順を示すフローチャートである。 間隔調整サブルーチンの内容を示すフローチャートである。 実施例1のズームレンズの無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間焦点距離状態(b)、望遠端(c)のレンズ断面図である。 実施例2のズームレンズの無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間焦点距離状態(b)、望遠端(c)のレンズ断面図である。 実施例3のズームレンズの無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間焦点距離状態(b)、望遠端(c)のレンズ断面図である。 実施例4のズームレンズの無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間焦点距離状態(b)、望遠端(c)のレンズ断面図である。 実施例5のズームレンズの無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間焦点距離状態(b)、望遠端(c)のレンズ断面図である。 数値実施例1に係るズームレンズの望遠端状態における、環境温度の変化に対する像面位置の変化量と、調整部材(形状記憶合金)の温度変化に対する像面位置の変化量との関係を示す図である。 数値実施例2に係るズームレンズの望遠端状態における、環境温度の変化に対する像面位置の変化量と、調整部材(形状記憶合金)の温度変化に対する像面位置の変化量との関係を示す図である。 数値実施例3に係るズームレンズの望遠端状態における、環境温度の変化に対する像面位置の変化量と、調整部材(形状記憶合金)の温度変化に対する像面位置の変化量との関係を示す図である。 数値実施例4に係るズームレンズの望遠端状態における、環境温度の変化に対する像面位置の変化量と、調整部材(形状記憶合金)の温度変化に対する像面位置の変化量との関係を示す図である。 数値実施例5に係るズームレンズの望遠端状態における、環境温度の変化に対する像面位置の変化量と、調整部材(形状記憶合金)の温度変化に対する像面位置の変化量との関係を示す図である。
以下に、本発明にかかる光学装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
(デジタルカメラ)
図1〜図3は、後述するズームレンズを撮影光学系101に組み込んだデジタルカメラ100の構成の概念図を示す。図1はデジタルカメラ100の外観を示す前方斜視図、図2は同後方正面図である。図3はデジタルカメラ100の構成を示す模式的な断面図である。ただし、図1と図3においては、撮影光学系101の非沈胴時を示している。
デジタルカメラ100は、この例の場合、撮影用光路102を有する撮影光学系101、ファインダー用光路104を有するファインダー光学系103、シャッターボタン105、フラッシュ106、液晶表示モニター109、焦点距離変更ボタン108、設定変更スイッチ118等を含み、撮影光学系101の沈胴時には、カバー107をスライドすることにより、撮影光学系101とファインダー光学系103とフラッシュ106はそのカバー107で覆われる。そして、カバー107を開いてカメラ100を撮影状態に設定すると、撮影光学系101は図3の非沈胴状態になる。カメラ100の上部に配置されたシャッターボタン105を押圧すると、それに連動して撮影光学系101、例えば後述する実施例1のズームレンズを通して撮影が行われる。撮影光学系101によって形成された物体像が、波長域制限コートを施したローパスフィルタFとカバーガラスCを介してCCD110の撮像面上に形成される。このCCD110で受光された物体像は、処理手段112を介し、電子画像としてカメラ背面に設けられた液晶表示モニター109に表示される。また、この処理手段112には記憶手段113が接続され、撮影された電子画像を記録することもできる。なお、この記憶手段113は処理手段112と別体に設けてもよいし、フレキシブルディスクやメモリーカード、MO等により電子的に記録書込を行うように構成してもよい。また、CCD110に代わって銀塩フィルムを配置した銀塩カメラとして構成してもよい。
さらに、ファインダー用光路104上にはファインダー用対物光学系114が配置してある。ファインダー用対物光学系114、複数のレンズ群(図の場合は4群)と2つのプリズムからなり、撮影光学系101のズームレンズに連動して焦点距離が変化するズーム光学系からなり、このファインダー用対物光学系114によって形成された物体像は、像正立部材である正立プリズム115の視野枠116上に形成される。この正立プリズム115の後方には、正立正像にされた像を観察者眼球Eに導く接眼光学系117が配置されている。なお、接眼光学系117の射出側にカバー部材111が配置されている。
このように構成されたデジタルカメラ100は、撮影光学系101として、本発明のズームレンズを有している。このため、環境温度が変化しても、常に安定した光学特性を得ることができる
また、温度センサTSは、プラスチックモールドレンズ近傍に設けられている。さらに、温度補正用間隔調整部120は、後述する調整レンズを駆動するために設けられている。
(温度センサの説明)
次に、温度センサTSを設ける位置について説明する。
図1のデジタルカメラ100の外観構成図に示すように、温度センサTSは、鏡枠LB内の温度との誤差を極力小さくするため、できるかぎり撮影光学系101のレンズの近くに設置するとよい。これにより、鏡枠外装・鏡枠内に温度センサTSを設置することと比較して、レイアウトが行いやすい。
また、デジタルカメラ100のボディのグリップ側に温度センサTSを設置すると、体温の影響で正確な温度測定ができなくなる可能性がある。このため、温度センサTSは、グリップとは反対側に設置することが好ましい。
図4(a)は、温度センサTSの他の取付け位置を示す外観図である。デジタルカメラ100の鏡筒LBの外側に温度センサTSを設けている。これにより、鏡枠LB内に温度センサTSを設置することと比較してレイアウトが行いやすい。また、温度センサTSを、温度を測定する対象となるレンズに近づけることによって温度誤差を小さくすることができる。光学系を構成する複数のレンズまたはレンズ群のうち、いずれのレンズまたはレンズ群を温度測定の対象とするかについては、結像光学系の具体的な実施例を用いて後述する。
さらに、温度センサTSを鏡枠LBの下側に配置することによって直射日光があたることによる温度誤差を小さくすることができる。
なお、鏡枠LBは、ズーミングに際して、直進系であることが望ましい。
図4(b)は、温度センサTSのさらに他の取付け位置を示す外観図である。デジタルカメラ100の鏡筒LBの内部に温度センサTSが設けられている。
これにより、鏡枠LB内に温度センサTSを設置することと比較して、レイアウトが行いやすい。
また、温度センサTSを鏡枠LBの駆動部分に設置していない構成である。このため、図4(a)に示す設置場所と比較して、レイアウトが行いやすい。
図4(c)は、結像光学系の断面構成例を示している。ここで、レンズL3はプラスチックモールドレンズである。また、レンズL4とL5との接合レンズは、光軸方向に移動可能に保持されている。
鏡枠LB内に温度センサTSを設置している。これにより、鏡枠LB内の温度との誤差を小さくすることができる。
また、可動レンズ群の温度変化を検知するには、レンズ可動範囲の中間点に温度センサTSを置くことが望ましい。
次に、レンズを移動可能に保持する機構について説明する。
図5は、レンズL4とレンズL5との接合レンズ近傍の断面構成を示す図である。レンズL3は、プラスチックモールドレンズである。
保持枠124は、結像光学系のうちのレンズL4、L5を移動可能に保持する。温度補正用間隔調整部120は、その長さが光軸102(図1参照)方向に沿う方向に変化する。
温度補正用間隔調整部120の一端は保持枠124に当接している。また、長さが変化する方向の他端は、移動可能なレンズL4の有効領域以外に当接している。さらに、移動可能なレンズL4、L5に関して温度補正用間隔調整部120とは反対側に配置され、温度補正用間隔調整部120の長さが変化する方向に、移動可能なレンズに外力を負荷する弾性部材121が設けられている。
弾性部材121の一端は、保持枠123に当接している。また、弾性部材121の他端は、移動可能なレンズL4の有効領域以外に当接している。
レンズL3は、温度変化に感度の高いプラスチックモールドレンズである。そして、レンズL3の近くに温度センサTSを設置する。これにより、レンズL3自身の温度とレンズL3周辺の環境温度との誤差を小さくすることができる。
また、温度補正用間隔調整部120は、具体的には形状記憶合金材料で構成される。弾性部材121は、リングまたは圧縮コイルばねを用いることができる。
図6は、本実施形態のレンズの駆動に関する機能ブロックを示している。ユーザは、調整モード選択部201から、例えば以下の情報を入力する。調整モード選択部201は、ジョグダイアル等を用いることができる。
調整モード選択部201により、例えば、「補正モード」を選択する。
調整モードの情報は、CPU204へ送られる。CPU204には、温度センサ202、RAM203が接続されている。
RAM203は、テーブルTBに対応する。テーブルTBは、温度の変化による結像光学系の像面の変化量と、温度との対応関係を格納している。
また、制御部に対応するCPU204は、温度検出部である温度センサTSからの温度と、テーブルTBに格納されている対応関係とに基づいて、温度補正用間隔調整部120の長さを目標値となるように、形状記憶合金への印加電流を制御する。
テーブルTBに格納されている「対応関係」ついては、具体例を後述する。
また、CPU204は、レンズの駆動量、例えばズーム駆動量、フォーカシング駆動量、可動レンズの調整量などを算出する。
CPU204からの制御信号は、アナログスイッチ205a、205b、205cを介して、それぞれドライバ206a、206b、206cへ出力される。
ドライバ206aは、ズームモータ207を駆動する。ドライバ206bは、フォーカスモータ208を駆動する。ドライバ206cは、温度補正用間隔調整部を構成する形状記憶合金部材209へ電流を印加し駆動する。
図7は、上述の機能ブロックを用いたときの手順を示すフローチャートである。
ステップS301において、ユーザは、カメラをONしたのち、撮影モードを選択する。次に、調整モード選択部201を用いて調整モードを選択する。
ステップS302において、まず、所望の焦点距離状態へズームレンズを駆動する。
ステップS303において、CPU204は、ズームレンズが望遠端状態であるか否かを判断する。
ステップS303の判断結果が真(Yes)のとき、ステップS304において、後述する間隔調整サブルーチンを実行する。これにより、可動保持されているレンズまたはレンズ群を移動(適宜「レンズ調整」という。)させる。
ステップS303の判断結果が偽(No)のとき、ステップS302へ戻り、ズームレンズの駆動を繰り返す。なお、本フローチャートは、ズームレンズが望遠端状態であるときに、レンズ調整を行う手順を示している。これに限られず、ズームレンズが広角端状態、中間焦点距離状態にあるときに、それぞれレンズ調整を行ってもよい。この場合、ステップS303の判断において、「広角端状態であるか」または「中間焦点距離状態であるか」を判断すれば良い。
ステップS305において、フォーカシングのためのレンズ駆動が行われる。ステップS306において、ユーザが撮影するまで待機する。ステップS307において、ユーザの所望の撮影条件において撮影が行われる。
図8は、間隔調整サブルーチンの内容を示すフローチャートである。ステップS401において、CPU204は、温度センサTSにより、調整用のレンズ近傍の温度を計測する。
ステップS402において、CPU204は、計測された温度と、予め定められている設計温度との乖離、すなわち差分を算出する。ここで、「設計温度」とは、光学系が設計値どおりの光学特性を発揮する状態となるときの温度をいう。環境温度と設計温度とが等しければ、レンズ調整は不要である。
ステップS403において、CPU204は、所望のレンズ調整値となるような各ドライバ206a、206b、206cの制御量を算出する。
ステップS404において、ドライバ206a、206b、206cを駆動して、レンズ調整などを行う。
また、レンズ調整可能な温度範囲を超えている場合、ユーザに対して、アラーム表示を行っても良い。
次に、本発明に係る光学装置が有する結像光学系の具体例について説明する。
以下の結像光学系において、複数のレンズ群は、広角端から望遠端へのズーミングの際、各レンズ群の間の距離が変化するズームレンズである。これにより、ユーザが所望の撮影倍率を選択できる。
また、結像光学系は、樹脂(プラスチック)からなり非球面を有するレンズを有している。これにより、安価で高精度な非球面レンズを得られる。この結果、諸収差を良好に補正できる。
さらに、温度センサTSは、樹脂からなるレンズの近傍に配置されている。
制御部であるCPUは、環境温度の変化による結像光学系の像面の光軸方向の移動量を相殺するように、温度補正用間隔調整部120の長さを制御し、移動可能な前記レンズを移動させる。これにより、後の数値実施例で詳述するように、像面移動の変化量を相殺できる。このため、安定した光学特性を得られる。
ここで、温度補正用調整部120である形状記憶合金を加熱する際、形状記憶合金だけを効率よく加熱し、プラスチックモールドレンズは断熱されていることが望ましい。これにより、形状記憶合金を加熱することにより、モールドレンズが変形してしまうことを低減できる。
移動可能なレンズは、少なくともレンズとレンズ群の一方である。
温度補正用間隔調整部120は、複数のレンズ群に設けられていてもよい。これにより、像面位置の調整に効果的なレンズ群を調整することができる。
さらに、以下の各実施例は、以下の条件式(1)、(2)、(3)、(4)を満足することが望ましい。
0.50<|fm/fw|<10.00 (1)
0.01<|fm/ft|< 3.00 (2)
0.50<|fc/fw|<10.00 (3)
0.01<|fc/ft|< 3.00 (4)
ここで、
fwは、ズームレンズ全系の広角端における焦点距離、
ftは、ズームレンズ全系の望遠端における焦点距離、
fmは、樹脂からなり非球面を有するレンズの焦点距離、
fcは、移動可能なレンズまたはレンズ群の焦点距離、
である。
条件式(1)は、モールドレンズの焦点距離と、ズームレンズの広角端の焦点距離との比の適切な範囲を規定している。
条件式(2)は、モールドレンズの焦点距離と、ズームレンズの望遠端の焦点距離との比の適切な範囲を規定している。
条件式(3)は、調整レンズの焦点距離と、ズームレンズの広角端の焦点距離との比の適切な範囲を規定している。
条件式(4)は、調整レンズの焦点距離と、ズームレンズの望遠端の焦点距離との比の適切な範囲を規定している。
条件式(1)、(2)、(3)及び(4)を総合すると、下限値を下回る場合、レンズのパワーが強すぎると感度が大きすぎて、像面合せの微調整が難しくなる。
また、上限値を上回る場合、レンズのパワーが弱すぎると感度が小さすぎて、調整部材の変化では像面を合わせることができない。
以下、本発明のズームレンズの実施例1〜5について説明する。実施例1〜5の無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間焦点距離状態(b)、望遠端(c)のレンズ断面図をそれぞれ図9〜図13に示す。図9〜図13中、第1レンズ群はG1、第2レンズ群はG2、明るさ(開口)絞りはS、第3レンズ群はG3、第4レンズ群はG4、赤外光を制限する波長域制限コートを施したローパスフィルタを構成する平行平板はF、電子撮像素子のカバーガラスの平行平板はC、像面はIで示してある。なお、カバーガラスCの表面に波長域制限用の多層膜を施してもよい。また、そのカバーガラスCにローパスフィルタ作用を持たせるようにしてもよい。
また、各実施例において、調整レンズは、各図(a)に記載する矢印方向に移動する。
また、各実施例において、明るさ絞りSは第3レンズ群G3と一体で移動する。数値データはいずれも無限遠の被写体に合焦した状態でのデータである。各数値の長さの単位はmm、角度の単位は°(度)である。フォーカシングはいずれの実施例も最も像側のレンズ群の移動により行う。
(実施例1)
実施例1のズームレンズは、図9に示すように、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、明るさ絞りSと、正の屈折力の第3レンズ群G3と、正の屈折力の第4レンズ群G4とを配置している。
広角端から望遠端にかけての変倍時、第1レンズ群G1は物体側へ移動し、第2レンズ群G2は物体側へ移動し、第3レンズ群G3は物体側へ移動し、第4レンズ群G4は像側へ移動する。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と両凸正レンズL2との接合レンズとからなる。
第2レンズ群G2は、両凹負レンズL3と、両凹負レンズL4と両凸正レンズL5との接合レンズとからなる。
第3レンズ群G3は、両凸正レンズL6と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL7とからなる。
第4レンズ群G4は、両凸正レンズL8からなる。
非球面は、両凸正レンズL2の像側の面と、両凹負レンズL3の両面と、両凸正レンズL6の両面と、両凸正レンズL8の物体側の面との6面に用いている。
実施例1において、両凹負レンズL3がプラスチックモールドレンズである。また、両凹負レンズL4と両凸正レンズL5との接合レンズが調整レンズである。
(実施例2)
実施例2のズームレンズは、図10に示すように、実施例1のズームレンズと諸元値は同一であるので重複する説明は省略する。
実施例2では、両凹負レンズL3がプラスチックモールドレンズである。また、負メニスカスレンズL7が調整レンズである。
また、調整レンズ群として、第2レンズ群G2と、第3レンズ群G3との両方を動かしても良い。
例えば、環境温度が高いとき、第2レンズ群G2を調整レンズ群として移動させる。また、環境温度が低いとき、第3レンズ群G3を調整レンズ群として移動させる。これにより、効率よく像面の位置を調整できるため、消費電力を低減できる。
(実施例3)
実施例3のズームレンズは、図11に示すように、物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群G1と、明るさ絞りSと、正の屈折力の第2レンズ群G2と、正の屈折力の第3レンズ群G3と、正の屈折力の第4レンズ群G4とを配置している。
広角端から望遠端にかけての変倍時、第1レンズ群G1は像側へ移動した後、反転し物体側へ移動し、第2レンズ群G2は物体側へ移動し、第3レンズ群G3は略固定し、第4レンズ群G4は略固定している。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、両凹負レンズL1と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL2とからなる。
第2レンズ群G2は、両凸正レンズL3と、両凸正L4と両凹負レンズL5との接合レンズとからなる。
第3レンズ群G3は、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL6とからなる。
第4レンズ群G4は、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL7からなる。
非球面は、両凹負レンズL1の像側の面と、正メニスカスレンズL2の両面と、両凸正レンズL3の両面と、正メニスカスレンズL6の像側の面と、正メニスカスレンズL7の物体側の面との7面に用いている。
実施例3において、両凹負レンズL1がプラスチックモールドレンズである。また、正メニスカスレンズL2が調整レンズである。
(実施例4)
実施例4のズームレンズは、図12に示すように、実施例3のズームレンズと諸元値は同一であるので重複する説明は省略する。
実施例4では、両凹負レンズL1がプラスチックモールドレンズである。また、両凸正L4と両凹負レンズL5との接合レンズとの接合レンズが調整レンズである。
(実施例5)
実施例5のズームレンズは、図13に示すように、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、正の屈折力の第3レンズ群G3と、明るさ絞りSと、正の屈折力の第4レンズ群G4と、負の屈折力の第5レンズ群G5とを配置している。
広角端から望遠端にかけての変倍時、第1レンズ群G1は固定し、第2レンズ群G2は像面側へ移動し、第3レンズ群G3は略固定し、第4レンズ群G4は物体側へ移動し、第5レンズ群G5は物体側へ移動する。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、平凹負レンズL1と、プリズムL2と、平凸正レンズL3と、両凸正レンズL4からなる。
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL5と、両凹負レンズL6と両凸正レンズL7との接合レンズとからなる。
第3レンズ群G3は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL8とからなる。
第4レンズ群G4は、両凸正レンズL9と像面側に凸面を向けた負メニスカスレンズL10との接合レンズと、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL11とからなる。
第5レンズ群は、両凹負レンズL12からなる。
非球面は、両凸正レンズL4の両面と、負メニスカスレンズL5の両面と、正メニスカスレンズL8の両面と、正メニスカスレンズL11の両面と、両凹負レンズL12の像側の面と、の9面に設けられている。
また、正メニスカスレンズL8がプラスチックモールドレンズ、両凸正レンズL9と負メニスカスレンズL10との接合レンズが調整レンズである。
以下に、上記各実施例の数値データを示す。記号は上記の外、fは全系焦点距離、BFはバックフォーカス、f1、f2…は各レンズ群の焦点距離、FNOはFナンバー、ωは半画角、WEは広角端、STは中間焦点距離状態、TEは望遠端、rは各レンズ面の曲率半径、dは各レンズ面間の間隔、ndは各レンズのd線の屈折率、νdは各レンズのアッベ数である。後述するレンズ全長は、レンズ最前面からレンズ最終面までの距離にバックフォーカスを加えたものである。BF(バックフォーカス)は、レンズ最終面から近軸像面までの距離を空気換算して表したものである。
なお、非球面形状は、xを光の進行方向を正とした光軸とし、yを光軸と直交する方向にとると、下記の式にて表される。
x=(y2 /r)/[1+{1−(K+1)(y/r)2 1/2
+A4 4 +A6 6 +A8 8 +A10y10+A12y12
ただし、rは近軸曲率半径、Kは円錐係数、A4 、A6 、A8 、A10、A12はそれぞれ4次、6次、8次、10次、12次の非球面係数である。また、非球面係数において、「e−n」(nは整数)は、「10−n」を示している。
数値実施例1
なお、数値実施例1は、数値実施例2と共通である。

単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 19.348 0.80 1.84666 23.78
2 13.468 3.06 1.58233 59.30
3* -46.885 可変
4* -14.693 0.70 1.52542 55.78
5* 8.596 2.36
6 -7.064 0.41 1.61772 49.81
7 32.985 1.20 1.92286 18.90
8 -32.985 可変
9(絞り) ∞ -0.10
10* 5.318 2.41 1.58233 59.30
11* -9.464 0.34
12 6.861 1.48 1.92286 18.90
13 3.451 可変
14* 19.426 2.47 1.52542 55.78
15 -16.727 可変
16 ∞ 0.50 1.51633 64.14
17 ∞ 0.50
18 ∞ 0.50 1.51633 64.14
19 ∞ 0.59
像面 ∞

非球面データ
第3面
K=-8.273
A4=1.02528e-05,A6=2.23537e-07,A8=-6.92546e-09,A10=6.31578e-11
第4面
K=-71.439
A4=3.06012e-04,A6=2.11113e-05,A8=-1.01947e-06,A10=1.38358e-08
第5面
K=0.975
A4=2.34067e-03,A6=-1.70768e-04,A8=1.65358e-05,A10=-5.19352e-07
第10面
K=-4.225
A4=1.73712e-03,A6=-2.15108e-04,A8=7.54343e-07,A10=6.66853e-09
第11面
K=5.493
A4=7.36536e-04,A6=-8.38739e-05,A8=5.33716e-07,A10=5.34934e-10
第14面
K=-80.176
A4=1.25061e-03,A6=-5.40302e-05,A8=1.77633e-06,A10=-2.69508e-08

ズームデータ
WE ST TE
焦点距離 6.46 14.08 31.22
FNO. 3.70 5.04 5.88
画角2ω 64.77 30.28 13.89
BF 5.89 5.67 5.12
全長 32.97 39.60 45.51

d3 0.41 5.13 11.16
d8 8.59 4.68 1.40
d13 2.94 8.98 12.70
d15 4.12 3.94 3.37

群焦点距離
f1=27.70 f2=-6.44 f3=8.94 f4=17.52
数値実施例3
なお、数値実施例3は、数値実施例4と共通である。

単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1* -22.854 0.97 1.52542 55.78
2* 4.743 1.54
3* 7.433 1.40 1.63493 23.90
4* 13.330 可変
5(絞り) ∞ 0.70
6* 4.289 1.33 1.53110 55.91
7* -11.463 0.10
8 6.223 1.37 1.58913 61.14
9 -9.415 0.45 1.64769 33.79
10 2.994 可変
11 -116.218 1.70 1.53110 55.91
12* -7.587 可変
13* -20.000 0.60 1.53110 55.91
14 -20.000 0.80
15 ∞ 0.50 1.51633 64.14
16 ∞ 0.37
像面 ∞

非球面データ
第1面
K=0.000
A4=5.52404e-04,A6=-1.20527e-05,A8=8.62813e-08
第2面
K=-0.451
A4=1.40911e-04,A6=3.80259e-05,A8=-7.75971e-07
第3面
K=0.000
A4=-9.62631e-04
第4面
K=0.000
A4=-1.04008e-03,A6=-4.97126e-06,A8=-2.42870e-08,A10=-6.79084e-09
第6面
K=-0.278
A4=-1.23389e-03,A6=-3.87694e-06,A8=-9.45601e-06
第7面
K=0.000
A4=5.56121e-04,A6=-7.58513e-06,A8=-8.46415e-06
第12面
K=0.000
A4=9.95377e-04,A6=-3.47152e-05,A8=1.07919e-06,A10=-1.02230e-08
第13面
K=0.000
A4=1.80111e-04,A6=-6.34866e-05,A8=1.91836e-06

ズームデータ
WE ST TE
焦点距離 4.66 8.85 17.77
FNO. 3.01 4.23 6.67
画角2ω 0.00 0.00 0.00
BF 1.53 1.48 1.44
全長 28.36 26.47 32.07

d4 11.30 4.71 0.70
d10 2.59 7.71 17.24
d12 2.78 2.41 2.53

群焦点距離
f1=-11.06 f2=8.68 f3=15.20 f4=3618.76
数値実施例5
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 ∞ 0.60 2.00069 25.46
2 10.749 1.80
3 ∞ 7.60 1.84666 23.78
4 ∞ 0.10
5 ∞ 1.70 1.49700 81.54
6 -15.842 0.10
7* 9.753 2.40 1.52542 55.78
8* -19.574 可変
9* 240.547 0.52 1.88300 40.76
10* 5.445 1.38
11 -14.864 0.53 1.88300 40.76
12 7.876 1.36 1.92286 18.90
13 -72.851 可変
14* 5.150 1.20 1.52542 55.78
15* 12.101 1.10
16(絞り) ∞ 可変
17 5.402 3.30 1.48749 70.23
18 -13.198 0.55 1.92286 18.90
19 -42.412 0.23
20* -27.005 1.91 1.52542 55.78
21* -9.658 可変
22 -14.851 0.55 1.90200 25.10
23* 58.076 可変
24 ∞ 0.50 1.51680 64.20
25 ∞ 0.30
像面 ∞

非球面データ
第7面
K=0.000
A4=-1.27897e-04,A6=-2.18156e-06,A8=1.40894e-08
第8面
K=0.000
A4=7.08593e-06,A6=-5.67775e-07,A8=1.59153e-08
第9面
K=0.000
A4=6.05989e-04,A6=-6.55770e-05,A8=1.43802e-06
第10面
K=0.000
A4=3.74970e-04,A6=-5.84130e-05,A8=-2.87829e-06
第14面
K=-0.596
A4=1.03399e-03,A6=5.12399e-05,A8=1.40482e-05
第15面
K=-10.847
A4=2.37614e-03,A6=1.89488e-05,A8=2.35259e-05
第20面
K=0.000
A4=-1.16900e-03,A6=8.62117e-05
第21面
K=0.000
A4=8.11807e-04,A6=1.25389e-04
第23面
K=0.000
A4=1.71086e-04,A6=-6.09997e-06,A8=2.12654e-06

ズームデータ
WE ST TE
焦点距離 4.46 9.56 22.66
FNO. 3.91 4.40 5.71
画角2ω 90.38 43.16 18.96
BF 9.34 11.13 15.31
全長 52.33 52.34 52.33

d8 0.31 4.66 7.96
d13 8.62 4.28 0.97
d16 6.44 3.95 0.37
d21 0.68 1.40 0.79
d23 8.71 10.49 14.67

群焦点距離
f1=10.88 f2=-4.86 f3=16.11 f4=9.71 f5=-13.06
また、図14は、数値実施例1に係るズームレンズの望遠端状態における、環境温度の変化に対する像面位置の変化量と、調整部材(形状記憶合金)の温度変化に対する像面位置の変化量との関係を示す図である。図中、環境温度の変化に対する像面位置の変化量は黒い四角で、また、調整部材(形状記憶合金)の温度変化に対する像面位置の変化量は白丸印でそれぞれ示している。以下図15〜図18において同様の記述を行う。また、長さの単位はmm、温度の単位は℃(度)である。
また、表1に、数値実施例1における数値実施例1に係るズームレンズの望遠端状態における、環境温度の変化に対する像面位置の変化量と、調整部材(形状記憶合金)の温度変化に対する像面位置の変化量との具体的な数値を掲げる。
なお、以下すべての表1〜表5において、形状記憶合金の幅は4mmで、外気温度と一定に変化した場合を想定したときの値である。
図14と、表1とから明らかなように、調整部材(形状記憶合金)の温度を目標値へ制御することで、環境温度の変化による像面位置の変化を略相殺することができる。これにより、常に安定した光学特性を得ることができる。
(表1)
実施例1

環境温度の 環境温度 調整部材の 調整部材温度
像面変化 像面変化
-0.211 50.0 0.220 76.3
-0.150 40.0 0.148 64.2
-0.100 30.0 0.101 52.1
-0.001 20.0 0.000 40.0
0.081 10.0 -0.080 27.5
0.158 0.0 -0.157 15.4
0.237 -10.0 -0.239 2.9
0.316 -20.0 -0.314 -9.2
0.394 -30.0 -0.390 -21.3
0.477 -40.0 -0.478 -33.8
0.556 -50.0 -0.560 -45.8
0.638 -60.0 -0.640 -58.3
また、図15は、数値実施例2に係るズームレンズの望遠端状態における、環境温度の変化に対する像面位置の変化量と、調整部材(形状記憶合金)の温度変化に対する像面位置の変化量との関係を示す図である。
また、表2に、数値実施例2における数値実施例1に係るズームレンズの望遠端状態における、環境温度の変化に対する像面位置の変化量と、調整部材(形状記憶合金)の温度変化に対する像面位置の変化量との具体的な数値を掲げる。
図15と、表2とから明らかなように、調整部材(形状記憶合金)の温度を目標値へ制御することで、環境温度の変化による像面位置の変化を相殺することができる。これにより、常に安定した光学特性を得ることができる。
(表2)
実施例2

環境温度の 環境温度 調整部材の 調整部材温度
像面変化 像面変化
-0.045 50.0 0.044 55.1
-0.030 40.0 0.031 45.8
-0.015 30.0 0.015 36.4
0.000 20.0 0.000 27.0
0.013 10.0 -0.011 17.5
0.028 0.0 -0.026 8.2
0.050 -10.0 -0.050 -0.9
0.070 -20.0 -0.069 -10.1
0.085 -30.0 -0.086 -19.5
0.105 -40.0 -0.104 -28.6
0.125 -50.0 -0.124 -37.8
0.138 -60.0 -0.140 -47.3
また、図16は、数値実施例3に係るズームレンズの望遠端状態における、環境温度の変化に対する像面位置の変化量と、調整部材(形状記憶合金)の温度変化に対する像面位置の変化量との関係を示す図である。
また、表3に、数値実施例3における数値実施例1に係るズームレンズの望遠端状態における、環境温度の変化に対する像面位置の変化量と、調整部材(形状記憶合金)の温度変化に対する像面位置の変化量との具体的な数値を掲げる。
図16と、表3とから明らかなように、調整部材(形状記憶合金)の温度を目標値へ制御することで、環境温度の変化による像面位置の変化を相殺することができる。これにより、常に安定した光学特性を得ることができる。
(表3)
実施例3

環境温度の 環境温度 調整部材の 調整部材温度
像面変化 像面変化
-0.350 50.0 0.349 50.3
-0.232 40.0 0.233 41.5
-0.111 30.0 0.111 32.8
0.000 20.0 0.000 24.0
0.139 10.0 -0.140 15.5
0.268 0.0 -0.267 6.9
0.399 -10.0 -0.398 -1.6
0.532 -20.0 -0.533 -10.6
0.665 -30.0 -0.665 -18.9
0.798 -40.0 -0.799 -27.5
0.929 -50.0 -0.929 -35.8
1.058 -60.0 -1.055 -44.3
また、図17は、数値実施例4に係るズームレンズの望遠端状態における、環境温度の変化に対する像面位置の変化量と、調整部材(形状記憶合金)の温度変化に対する像面位置の変化量との関係を示す図である。
また、表4に、数値実施例4における数値実施例1に係るズームレンズの望遠端状態における、環境温度の変化に対する像面位置の変化量と、調整部材(形状記憶合金)の温度変化に対する像面位置の変化量との具体的な数値を掲げる。
図17と、表4とから明らかなように、調整部材(形状記憶合金)の温度を目標値へ制御することで、環境温度の変化による像面位置の変化を相殺することができる。これにより、常に安定した光学特性を得ることができる。
(表4)
実施例4

環境温度の 環境温度 調整部材の 調整部材温度
像面変化 像面変化
-0.350 50.0 0.348 50.8
-0.232 40.0 0.230 41.5
-0.111 30.0 0.116 32.3
0.000 20.0 0.000 23.0
0.139 10.0 -0.140 13.9
0.268 0.0 -0.268 4.7
0.399 -10.0 -0.400 -4.5
0.532 -20.0 -0.533 -13.6
0.665 -30.0 -0.661 -22.7
0.798 -40.0 -0.790 -31.8
0.929 -50.0 -0.922 -40.9
1.058 -60.0 -1.060 -50.0
また、図18は、数値実施例5に係るズームレンズの望遠端状態における、環境温度の変化に対する像面位置の変化量と、調整部材(形状記憶合金)の温度変化に対する像面位置の変化量との関係を示す図である。
また、表5に、数値実施例5における数値実施例1に係るズームレンズの望遠端状態における、環境温度の変化に対する像面位置の変化量と、調整部材(形状記憶合金)の温度変化に対する像面位置の変化量との具体的な数値を掲げる。
図18と、表5とから明らかなように、調整部材(形状記憶合金)の温度を目標値へ制御することで、環境温度の変化による像面位置の変化を相殺することができる。これにより、常に安定した光学特性を得ることができる。
(表5)
実施例5

環境温度の 環境温度 調整部材の 調整部材温度
像面変化 像面変化
0.296 50.0 -0.296 50.6
0.196 40.0 -0.196 41.4
0.094 30.0 -0.093 32.2
0.000 20.0 0.000 23.0
-0.115 10.0 0.115 14.0
-0.223 0.0 0.223 4.8
-0.332 -10.0 0.332 -4.3
-0.444 -20.0 0.444 -13.3
-0.556 -30.0 0.556 -22.4
-0.670 -40.0 0.670 -31.4
-0.780 -50.0 0.780 -40.3
-0.886 -60.0 0.880 -49.4
各実施例における条件式対応値を以下に掲げる。

条件式
(1)0.50<|fm/fw|<10.00
(2)0.01<|fm/ft|<3.00
(3)0.50<fc/fw|<10.00
(4)0.01<fc/ft|<3.00

fw・・・ズームレンズの広角端における焦点距離
ft・・・ズームレンズの望遠端の焦点距離
fm・・・プラスチックモールドレンズの焦点距離
fc・・・調整レンズまたは調整レンズ群の焦点距離

実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5
モールドレンズに関する条件式
(1)|fm/fw| 1.58 1.58 1.59 1.59 3.61
(2)|fm/ft| 0.33 0.33 0.42 0.42 0.71

調整レンズに関する条件式
(3)|fc/fw| 4.290 1.471 5.204 2.057 2.175
(4)|fc/ft| 0.887 0.304 1.364 0.539 0.428
以上説明した光学装置は、デジタルカメラに限られず、プロジェクタ、携帯電話、ノートPC、車載カメラ、監視カメラにも好適である。
以上のように、本発明にかかる光学装置は、環境温度の変化に関わらず安定した光学特性を有する装置に適している。
G1…第1レンズ群
G2…第2レンズ群
G3…第3レンズ群
G4…第4レンズ群
S…明るさ絞り
F…ローパスフィルタ
C…カバーガラス
I…像面
100…デジタルカメラ
101…撮影光学系
102…撮影用光路
103…ファインダー光学系
104…ファインダー用光路
105…シャッターボタン
106…フラッシュ
107…カバー部材
108…焦点距離変更ボタン
109…液晶表示モニター
110…CCD
112…処理手段
113…記憶手段
114…ファインダー用対物光学系
115…視野枠
116…正立プリズム
117…接眼光学系
118…設定変更スイッチ
120…温度補正用間隔調整部材
TS…温度センサ
TB…テーブル

Claims (13)

  1. 複数のレンズ群を有し、物体の像を結像する結像光学系と、
    前記結像光学系のうちのレンズを移動可能に保持するための保持枠と、
    その長さが光軸方向に沿う方向に変化する温度補正用間隔調整部と、
    前記温度補正用間隔調整部の一端は前記保持枠に当接し、前記長さが変化する方向の他端は、移動可能な前記レンズの有効領域以外に当接し、
    さらに、移動可能な前記レンズに関して前記温度補正用間隔調整部とは反対側に配置され、前記温度補正用間隔調整部の長さが変化する方向に、移動可能な前記レンズに外力を負荷する弾性部材と、
    前記結像光学系の温度を検出する温度検出部と、
    温度の変化による前記結像光学系の像面の変化量と、温度との対応関係を格納しているテーブルと、
    前記温度検出部からの温度と、前記テーブルに格納されている前記対応関係とに基づいて、前記温度補正用間隔調整部の長さを目標値となるように制御する制御部と、
    を有することを特徴とする光学装置。
  2. さらに、前記結像光学系により結像された像を電気信号に変換する撮像面を有する撮像素を有することを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  3. 複数のレンズ群は、広角端から望遠端へのズーミングの際、各レンズ群の間の距離が変化するズームレンズであることを特徴とする請求項1または2に記載の光学装置。
  4. 前記結像光学系は、樹脂からなり非球面を有するレンズを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光学装置。
  5. 前記温度検出部は、樹脂からなる前記レンズの近傍に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の光学装置。
  6. 前記制御部は、環境温度の変化による前記結像光学系の像面の光軸方向の移動量を相殺するように、前記温度補正用間隔調整部の長さを制御し、移動可能な前記レンズを移動させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光学装置。
  7. 移動可能な前記レンズは、少なくともレンズとレンズ群の一方であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光学装置。
  8. 前記温度補正用間隔調整部は、複数の前記レンズ群に設けられていることを特徴とする請求項7に記載の光学装置。
  9. さらに、以下の条件式(1)、(2)、(3)、(4)を満足することを特徴とする請求項3〜8のいずれか一項に記載の光学装置。
    0.50<|fm/fw|<10.00 (1)
    0.01<|fm/ft|< 3.00 (2)
    0.50<|fc/fw|<10.00 (3)
    0.01<|fc/ft|< 3.00 (4)
    ここで、
    fwは、前記ズームレンズ全系の広角端における焦点距離、
    ftは、前記ズームレンズ全系の望遠端における焦点距離、
    fmは、樹脂からなり非球面を有する前記レンズの焦点距離、
    fcは、移動可能な前記レンズまたは前記レンズ群の焦点距離、
    である。
  10. 前記結像光学系は、物体側から順に、少なくとも、
    正屈折力の第1レンズ群と、
    負屈折力の第2レンズ群と、
    正屈折力の第3レンズ群と、
    正屈折力の第4レンズ群と、
    を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の光学装置。
  11. 前記第1レンズ群は、光路を屈曲させる反射面をもつ反射部材を有することを特徴とする請求項10に記載の光学装置。
  12. 前記結像光学系は、物体側から順に、少なくとも、
    負屈折力の第1レンズ群と、
    正屈折力の第2レンズ群と、
    正屈折力の第3レンズ群と、
    正屈折力の第4レンズ群と、
    を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の光学装置。
  13. 前記温度補正用間隔調整部は形状記憶合金で形成され、
    前記制御部は、前記形状記憶合金へ印加する電流を制御することで、前記温度補正用間隔調整部の長さを制御することを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の光学装置。
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