JP2012031531A - 足カバー及びこれを用いた足部の無塵防護構造 - Google Patents

足カバー及びこれを用いた足部の無塵防護構造 Download PDF

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三郎 堀井
Kazuhiro Miyazawa
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Abstract

【課題】ガラス片による作業者の足部の切創事故を確実に防ぐことができる足カバーと、発塵せず、ガラス片による切創事故を確実に防ぐことができる足部の無塵防護構造を提供すること。
【解決手段】一端に履口部11、他端に作業者の足指部Tを出す足指開口部12を有する筒状の編地1から成り、胴部に作業者の踵部Hを出す踵開口部13を有する足カバー10において、編地1を芳香族ポリアミド繊維を主成分とする紡績糸で編成した。また、作業者の足指部T及び踵部Hを保護する短靴部21と足甲部D、足首部A及び下腿部Cを覆う無塵布から成るフード部22とを備える無塵ブーツ20と、足カバー10とを組み合わせて、足部の無塵防護構造100を構成した。
【選択図】図3

Description

本発明は、足カバー及びこれを用いた足部の無塵防護構造に関する。
従来、例えば電子部品の封着材や絶縁材等の原材料として使用されるガラス材料を製造する場合、不純物の混入を防ぐために、作業者は無塵衣服を着用し、クリーンルーム内で作業を行うようにしている。下記の特許文献1に無塵ブーツの一例が開示されている。
特開平11−56404号公報
しかしながら、かかるガラス材料の製造工程においては、衣服等からの発塵を防ぐだけでなく、成形したガラス片との接触による切創事故にも対処する必要があるところ、従来のクリーンルーム用の無塵衣服では、ガラス片による切創事故を有効に防ぐことができない問題があった。
本発明は、従来の無塵衣服に上記のような問題があったことに鑑みて為されたもので、ガラス片による作業者の足部の切創事故を確実に防ぐことができ、安全に作業を行い得る足カバーを提供することを課題とする。
また、本発明は、発塵せず、ガラス片による切創事故を確実に防ぐことができる足部の無塵防護構造を提供することを課題とする。
本発明は、一端に履口部を有し、他端に作業者の足指部を出すための足指開口部を有する筒状の編地から成り、該編地の筒胴部の前記足指開口部寄りに作業者の踵部を出すための踵開口部を有する足カバーであって、
前記編地が、芳香族ポリアミド繊維を主成分とする紡績糸を含む編糸を編成して成ることを特徴としている。
また、本発明は、前記編地が直筒状にゴム編みされて成ることを特徴としている。
また、本発明は、前記編地に伸縮糸が編み込まれていることを特徴としている。
また、本発明は、足部の無塵防護構造であって、
作業者の足部に着用される前記足カバーと;作業者の足指部及び踵部を覆う保護部材を備えた短靴部と、該短靴部に設けられ、作業者の足甲部、足首部、及び下腿部を覆う無塵布から成る筒状のフード部とを備え、前記足カバーを覆って作業者の足部に着用される無塵ブーツと;から成ることを特徴としている。
本発明に係る足カバーによれば、強度、弾性率等に優れた芳香族ポリアミド繊維を主成分とする編地によって、作業者の足甲部、足首部、及び下腿部を覆うことができるので、ガラス材料の製造工程等において作業者の足部が成形ガラス片と接触しても、切創事故を確実に防ぐことができる。
しかも、足カバーの足指開口部及び踵開口部からそれぞれ、作業者の足指部及び踵部を出すことができるので、たとえ作業中に足部が発汗しても、足指部等が蒸れて不快になることがなく、また、足指部や踵部と吸湿性に劣る編地との間ですべりが生じて却って作業の危険を招くようなこともない。
また、編地がゴム編みされて成り、伸縮糸が編み込まれた足カバーによれば、編地の厚みを大きくすることができ、切創防止効果を高めることができる。また、編地を特に周方向に大きく伸縮させることができるので、足カバーを足部に無理なくフィットさせることができ、作業中においても作業者の足甲部、足首部、及び下腿部を確実に覆って切創事故を防ぐことができる。
また、本発明に係る足部の無塵防護構造によれば、発塵する足カバーを、発塵しない無塵ブーツによって完全に覆うことができるので、クリーンルーム内への発塵を防ぐことができる。しかも、作業者の足指部及び踵部を無塵ブーツの短靴部の保護部材によって覆うと同時に、作業者の足甲部、足首部、及び下腿部を足カバーによって覆うことができるので、作業者の足部をガラス片による切創事故から確実に防護することができる。また、作業者の足甲部及び足首部を、比較的に柔軟な足カバー及び無塵ブーツのフード部で覆うことができるので、作業者の動き易さを損う難点もない。
本実施形態の足カバーの全体斜視図である。 本実施形態の足カバーを作業者の足部に着用した状態の側面図である。 本実施形態の足部の無塵防護構造の一部断面側面図である。
本実施形態の足カバー10は、図1に示すように、筒状の編地1から成り、一端に作業者の足部を挿入するための履口部11を有し、他端に作業者の足指部を外へ出すための足指開口部12を有している。また、編地1の筒胴部における足指開口部12寄りには、作業者の踵部を外へ出すための踵開口部13が設けられている。これら履口部11、足指開口部12、及び踵開口部13の口縁部はそれぞれ、かがり縫いされている。そして、編地1は、芳香族ポリアミド繊維を主成分とする紡績糸を含む編糸により編成されている。
本実施形態の足カバー10は、以下の製造方法によって簡単かつ迅速に製造することができる。まず、ケブラー繊維(登録商標)を含む紡績糸を、伸縮糸を周方向に編み込みながらゴム編みすることによって編地を直筒状に編成する。そして、編成された編地を所定長さ(例えば約360mm)で切断し、両端開口部の口縁部をそれぞれ、かがり縫いすることによって、同じ開口周長(例えば約180mm)を有する履口部11及び足指開口部12を形成する。なお、筒状の編地は、既存の自動軍手編機や自動靴下編機の設定を適宜変更して編成することができる。
次いで、この編地1の筒胴部の足指開口部12寄りの所定位置(例えば足指開口部12から約60mm離れた位置)を中心として筒胴部を略円形(例えば半径約20mm)に切り取る。そして、この切り取り縁部をかがり縫いすることによって、踵開口部13を形成する。こうして本実施形態の足カバー10を簡単かつ迅速に製造することができる。
なお、紡績糸の太さ(線密度)は、1/60〜1/30 g/mであることが好ましい。芳香族ポリアミド繊維の混紡率は、75%以上であることが好ましい。また、紡績糸は、単糸であっても、双糸であってもよく、他の糸条と引き揃えて或いは合撚されて用いられてもよい。また、編地1の目付は、100〜300 g/平方メートルであることが好ましい。また、伸縮糸としては、ゴム糸、ウレタン系の弾性糸、弾性糸を他の繊維でカバリングしたカバリング糸、ウーリー加工糸等を用いることができる。
図2に示すように、本実施形態の足カバー10を作業者の足部Lに着用すれば、強度、弾性率等に優れた芳香族ポリアミド繊維を主成分とする編地1によって、作業者の足甲部D、足首部A、及び下腿部Cを覆うことができる。したがって、例えばガラス材料の製造工程等において作業者の足部が成形ガラス片と接触しても、切創事故を確実に防ぐことができる。
しかも、足カバー10の足指開口部12及び踵開口部13からそれぞれ、作業者の足指部T及び踵部Hを出すことができるので、たとえ作業中に足部が発汗しても、足指部Tや踵部Hがすべって作業の危険を招くおそれもない。つまり、芳香族ポリアミド繊維は、強度等に優れている半面、吸湿性に劣るため、仮に足指部T等が編地1により覆われていると、足指部T等が蒸れて不快になるばかりでなく、足指部Tや踵部Hと編地1との間ですべりが生じ、却って作業の危険を招くことになるのである。このように本実施形態の足カバー10によれば、ガラス片との接触による切創事故のみならず、発汗等に起因するすべりによる事故も未然に防ぐことができる。
また、本実施形態の足カバー10は、編地1がゴム編みされて成るので、編地1の厚みを大きくすることができ、切創防止効果を高めることができる。また、編地1がゴム編みされて成り、さらに伸縮糸が編み込まれているので、編地1を特に周方向に大きく伸縮させることができる。したがって、編地1を足部Lに無理なくフィットさせることができ、作業中においても作業者の足甲部D、足首部A、及び下腿部Cを確実に覆って切創事故を防ぐことができる。
また、本実施形態の足カバー10は、作業者の足裏部Bの土踏まず部分を覆っているので、作業中に足カバー10が上方にずり上がるようなこともなく、確実に作業者の足甲部Dや足首部A等をガラス片による切創事故から保護することができる。
なお、足カバー10は、綿繊維、アクリル繊維、ポリエステル繊維等から成る周知の靴下の上に重ねて着用することが好ましい。また、作業者の下腿部Cにおいて作業ズボンの裾部を足カバー10の内側へ入れてもよく、外側へ出してもよい。
次に、図3を参照しながら、上記足カバー10を用いた足部の無塵防護構造100について説明する。
本実施形態の足部の無塵防護構造100は、作業者の足部に着用される足カバー10と、この足カバー10を覆って作業者の足部に着用される発塵しない無塵ブーツ20と、から構成されている。
無塵ブーツ20は、作業者の足指部T、足裏部B、及び踵部Hを覆う短靴部21と、この短靴部21に設けられ、作業者の足甲部D、足首部A、及び下腿部Cを覆う筒状のフード部22と、から構成されている。短靴部21は、合成樹脂製または金属製の不図示の保護部材が内装されており、この防護部材が作業者の足指部T及び踵部Hを覆うことによって、ガラス片による切創事故を確実に防ぐことができる。また、フード部22は、短靴部21の履口部に接続され、柔軟な無塵布から構成されている。フード部22は、その所定位置に複数のゴム伸縮部を備え、作業者の動き易さを損なうことなく足部にフィットし、また、ブーツ内の塵埃が外部へ漏れるのを防ぐ。
本実施形態の足部の無塵防護構造100によれば、発塵する足カバー10を、発塵しない無塵ブーツ20により完全に覆うことができるので、クリーンルーム内への発塵を防ぐことができる。
しかも、作業者の足指部T及び踵部Hを無塵ブーツ20の短靴部21の保護部材によって覆うと同時に、作業者の足甲部D、足首部A、及び下腿部Cを足カバー10によって覆うことができるので、作業者の足部をガラス片による切創事故から確実に防護することができる。
また、作業者の足甲部D及び足首部Aを、比較的に柔軟な足カバー10及び無塵ブーツ20のフード部22で覆うことができるので、作業者の動き易さを損う難点もない。
なお、図3中、符号3で指示するものは、クリーンルーム用の無塵ズボンである。図3に示すように、作業者の下腿部Cにおいて無塵ズボン3の裾部を足カバー10と無塵ブーツ20との間に入れることが好ましい。
以上、本実施形態の足カバー10及びこれを用いた足部の無塵防護構造100について説明したが、本発明は他の実施形態でも実施することができる。
例えば、上記実施形態では、足カバー10の編地1を、ケブラー繊維(登録商標)を主成分とする紡績糸をゴム編みして筒状に編成しているが、本発明は決してこれに限定されるものではなく、例えば、コーネックス(登録商標)、ノーメックス(登録商標)に代表されるメタ系アラミド繊維や、テクノーラ(登録商標)、トワロン(登録商標)に代表されるパラ系アラミド繊維を主成分とする紡績糸を使用してもよい。特にパラ系アラミド繊維を主成分とする紡績糸を用いることが好ましい。また、編地1を、例えば平編みや他の応用組織で編成するようにしてもよい。
また、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内で、当業者の知識に基づいて種々の改良、修正、変形を加えた態様で実施し得る。同一の作用又は効果が生じる範囲内でいずれかの発明特定事項を他の技術に置換した形態で実施しても良く、また、一体に構成されている発明特定事項を複数の部材から構成したり、複数の部材から構成されている発明特定事項を一体に構成した形態で実施してもよい。
10 足カバー
1 編地
11 履口部
12 足指開口部
13 踵開口部
20 無塵ブーツ
21 短靴部
22 フード部
100 足部の無塵防護構造
L 足部
T 足指部
D 足甲部
A 足首部
C 下腿部
H 踵部

Claims (4)

  1. 一端に履口部を有し、他端に作業者の足指部を出すための足指開口部を有する筒状の編地から成り、該編地の筒胴部の前記足指開口部寄りに作業者の踵部を出すための踵開口部を有する足カバーであって、
    前記編地が、芳香族ポリアミド繊維を主成分とする紡績糸を含む編糸を編成して成ることを特徴とした足カバー。
  2. 前記編地が、直筒状にゴム編みされて成ることを特徴とした請求項1に記載の足カバー。
  3. 前記編地に伸縮糸が編み込まれていることを特徴とした請求項1または請求項2に記載の足カバー。
  4. 作業者の足部に着用される請求項1〜請求項3の何れか一つに記載の足カバーと、
    作業者の足指部及び踵部を覆う保護部材を備えた短靴部と、該短靴部に設けられ、作業者の足甲部、足首部、及び下腿部を覆う無塵布から成る筒状のフード部とを備え、前記足カバーを覆って作業者の足部に着用される無塵ブーツと、
    から成ることを特徴とした足部の無塵防護構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015104603A (ja) * 2013-12-02 2015-06-08 株式会社シマノ ブーツ
KR200479268Y1 (ko) * 2015-03-05 2016-01-14 이동실 발토시

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