JP2012030964A - 用紙処理装置、画像形成システム、及び用紙処理方法 - Google Patents

用紙処理装置、画像形成システム、及び用紙処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本開示の目的は、折り増しローラによる折り増しの処理時間を短縮する用紙処理装置及び用紙処理方法を提供することにある。
【解決手段】実施態様によれば、用紙処理装置は、折りローラにより折られた用紙をさらに折り増しする折り増しローラ409と、前記折り増しローラ409を用紙搬送方向に対して直交する方向に移動させる移動支持部407と、前記移動支持部407を駆動するモータ401と、前記移動支持部407を往路時の移動速度よりも復路時の移動速度が速くなるよう前記モータ401を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図15

Description

ソートやステイプル、折り増しなどの処理機能を備えた用紙処理装置、画像形成システム、用紙処理方法に関する。
折り増しにおける折りについては、折りローラとは別のローラによる折り増しローラユニットにて折り増しを実現する用紙処理装置が知られている。しかしながら、折り増しローラにより折り増しを行うため、折り動作に時間を要するという問題点がある。
特開2004−59306公報
本開示の目的は、処理時間を短縮する用紙処理装置、画像形成システム、及び用紙処理方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、実施態様の用紙処理装置は、折りローラにより折られた用紙をさらに折り増しする折り増しローラと、前記折り増しローラを用紙搬送方向に対して直交する方向に移動させる移動支持部と、前記移動支持部を駆動するモータと、前記移動支持部を往路時の移動速度よりも復路時の移動速度が速くなるよう前記モータを制御する制御部と、を備えることをその要旨とする。
第一の実施形態における用紙後処理装置の構成図である。 第一の実施形態におけるシフト機構を示す斜視図である。 第一の実施形態におけるシフトトレイ昇降機構を示す斜視図である。 第一の実施形態におけるシフトトレイへの排紙部を示す斜視図である。 第一の実施形態におけるステイプル処理トレイを用紙搬送面に垂直な方向から見た平面図である。 第一の実施形態におけるステイプル処理トレイとその駆動機構を示す斜視図である。 第一の実施形態における用紙束の放出機構を示す斜視図である。 第一の実施形態における端面とじステイプラと移動機構を示す斜視図である。 第一の実施形態におけるステイプラの斜め回動機構を示す斜視図である。 第一の実施形態における折りプレートの移動機構の動作説明図で、中折り動作に入る前の状態を示す。 第一の実施形態における折りプレートの移動機構の動作説明図で、中折り後、初期位置に戻るときの状態を示す。 第一の実施形態におけるステイプル処理トレイと中折り処理トレイを示す図である。 第一の実施形態における折り増しローラユニットの正面図である。 第一の実施形態における折り増しローラユニットの側面図である。 第一の実施形態におけるモータ動作(往路)を示す図である。 第一の実施形態におけるモータ動作(復路)を示す図である。 第一の実施形態におけるDCモータの駆動回路図である。 第一の実施形態における用紙処理装置の制御を示すブロック図である。 第一の実施形態における中綴じ製本モードのフローチャート1である。 第一の実施形態における中綴じ製本モードのフローチャート2である。 第一の実施形態における中綴じ製本モードのフローチャート3である。 第一の実施形態における対ローラで形成される折り増しローラを示す図である。 第二の実施形態におけるモータ動作(往復1回目)を示す図である。 第二の実施形態におけるモータ動作(往復2回目以降)を示す図である。
以下に添付図面を参照して、用紙処理装置の実施の形態を説明する。
(第一の実施形態)
第一の実施形態は、往路の折り増し動作は低速で行い、復路の折り増し動作を高速で行う。
図1は、第一の実施形態の用紙処理装置としての用紙後処理装置PDと画像形成装置PRとからなる画像形成システムの構成を示す。図1では、用紙後処理装置PDの全体と画像形成装置PRの一部を示している。
図1において、用紙後処理装置PDは、画像形成装置PRに取り付けられており、画像形成装置PRの排紙口から排出された記録媒体は、用紙後処理装置PDの導入口18に導かれる。ここでの記録媒体とは、用紙である。用紙は、後処理を施す後処理手段を有する搬送路Aを通り、上トレイ201へ導く搬送路B、シフトトレイ202へ導く搬送路C、整合及びステイプル綴じ等を行う処置トレイF(以下ステイプル処理トレイとも称する)へ導く搬送路Dへ、それぞれ分岐爪15、16によって振り分けられる。
搬送路A及びDを経てステイプル処置トレイFへ導かれ、ステイプル処理トレイで整合及びステイプルを施された用紙は、偏向手段である分岐ガイド板54と可動ガイド55により、シフトトレイ202へ導く搬送路C、折り等を施す処理トレイG(以下、中折り処理トレイとも称する)へ振り分けるように構成される。中折り処理トレイGで折り等を施された用紙は、折り増しローラユニット400によって折りを強化された上、搬送路Hを通り下トレイ203へ導かれる。また、搬送路D内には分岐爪17が配置され低荷重バネにより図1の状態に保持される。用紙後端が分岐爪17を通過した後、搬送ローラ9、10、ステイプル排紙ローラ11のうち、少なくとも搬送ローラ9及び再給紙ローラ8を逆転することで後端を用紙収容部Eへ導き滞留させ、次用紙と重ね合わせて搬送する。この動作を繰り返すことによって2枚以上の用紙を重ね合わせて搬送することも可能である。
搬送路B、C、Dの上流で各々に対し共通な搬送路Aには、画像形成装置PRから受け入れる用紙を検出する入口センサ301、その下流に入口ローラ1、パンチユニット100、パンチかすホッパ101、搬送ローラ2、分岐爪15、16が順次配置されている。分岐爪15、16は、バネにより図1の状態に保持されており、ソレノイドをオンすることにより、分岐爪16は上方に、分岐爪16は下方に、各々回動することによって、搬送路B、C、Dへ用紙を振り分ける。
用紙後処理装置PDでは、用紙に対して、穴明け(パンチユニット100)、用紙揃え+端部綴じ(ジョガーフェンス53、端面綴じステイプラS1)、用紙揃え+中綴じ(ジョガーフェンス53、中綴じステイプラS2)、用紙の仕分け(シフトトレイ202)、中折り(折りプレート74、折りローラ81、折り増しローラユニット400)などの各処理を行う。
用紙後処理装置PDの最下流部に位置するシフトトレイ排紙部Iは、シフト排紙ローラ6と、戻しコロ13と、紙面検知センサ330とシフトトレイ202と、図2に示すシフト機構Jと、図3に示すシフトトレイ昇降機構Kを有する。図2は、シフト機構Jを示す要部を拡大した斜視図、図3は、シフトトレイ昇降機構Kの要部を拡大した斜視図である。
図1及び図3における、戻しコロ13は、シフト排紙ローラ6から排出された用紙と接して用紙の後端を図2に示すエンドフェンス32に突き当てて揃える。戻しコロ13は、シフト排紙ローラ6の回転力で回転するようになっている。戻しコロ13の近傍にはトレイ上昇リミットスイッチ333を有し、シフトトレイ202が上昇して戻しコロ13を押し上げると、トレイ上昇リミットスイッチ333がオンしてトレイ昇降モータ168が停止する。これによりシフトトレイ202のオーバーランを防止する。また、戻しコロ13の近傍には、図1に示すように、シフトトレイ202上に排紙された用紙もしくは用紙束の紙面位置を検知する紙面位置検知手段としての紙面検知センサ330を有する。
紙面検知センサ330は、図3に示す紙面検知レバー30と、紙面検知センサ(ステイプル用)330aと紙面検知センサ(ノンステイプル用)330bを有する。紙面検知レバー30は、レバーの軸部を中心に回動し、シフトトレイ202に積載された用紙の後端上面に接触する接触部30aと扇状の遮断部30bを備える。
用紙の積載量が所定の高さに達したことを紙面検知センサ(ステイプル用)330aと紙面検知センサ(ノンステイプル用)330bが検知すると、シフトトレイ202はトレイ昇降モータ168の駆動により所定量下降する。これによりシフトトレイ202の紙面位置は略一定に保たれる。
図4は、シフトトレイ202への排紙部の構造を示す斜視図である。
図1及び図4において、シフト排紙ローラ6は、駆動ローラ6aと従動ローラ6bを有し、従動ローラ6bは用紙排出方向上流側を指示され、上下方向に揺動自在に、開閉ガイド板33の自由端部に回転自在に支持される。従動ローラ6bは自重または付勢力により駆動ローラ6aに当接し、用紙は両ローラ6a、6b間に挟持されて排出される。
綴じ処理された用紙束が排出される時は、開閉ガイド板33が上方に引き上げられ、所定のタイミングで戻すようになっており、このタイミングはシフト排紙センサ303の検知信号に基づいて決定する。その停止位置は、排紙ガイド板開閉センサ331の検知信号に基づいて決定し、排紙ガイド板開閉モータ167により駆動する。なお、排紙ガイド板開閉モータ167は排紙ガイド板開閉リミットスイッチ332のオン・オフにより駆動制御される。
ステイプル処理を施すステイプル処理トレイFの構成を説明する。
図5は、ステイプル処理トレイFを用紙搬送面に垂直な方向から見た平面図、図6は、ステイプル処理トレイFとその駆動機構を示す斜視図、図7は、用紙束の放出機構を示す斜視図である。まず、図6に示すように、ステイプル排紙ローラ11によってステイプル処理トレイFへ導かれた用紙を、ステイプル処置と例F上に順次積載する。この場合、用紙ごとに叩きコロ12で縦方向(用紙搬送方向)の整合が行われ、ジョガーフェンス53によって横方向(用紙搬送方向と直交する方向−用紙幅方向とも称す)の整合が行われる。ジョブの切れ目、すなわち、用紙束の最終紙から次の用紙束先頭紙までの間で、制御部からのステイプル信号により端面綴じステイプラS1が駆動され、綴じ処理が行われる。綴じ処理が行われた用紙束は、ただちに放出爪52aが突説された放出ベルト52によりシフト排紙ローラ6へ送られ、受け取り位置にセットされているシフトトレイ202に排出される。
放出爪52aは、図7に示すように、放出ベルトHPセンサ311によりホームポディションを検知し、放出ベルトHPセンサ311は放出爪52aによりオン・オフする。放出ベルト52の外周上には対向する位置に2つの放出爪52aが配置され、ステイプル処理トレイFに収容された用紙束を交互に移動搬送する。また、必要に応じて、放出ベルト52を逆回転し、用紙束を移動するように待機している放出爪52aと対向側の放出爪52aの背面でステイプル処理トレイFに収容された用紙束の搬送方向先端を揃えるようにすることもできる。この放出爪52aは、用紙束の用紙搬送方向の揃え手段としても機能する。
図5に示すように、放出モータ157により駆動される放出ベルト52の駆動軸には、用紙幅方向の整合中心に放出ベルト52とその駆動プーリ62に対して対称に放出ローラ56が配置、固定されている。さらに、これらの放出ローラ56の周速は、放出ベルト52の周速より速くなるように設定されている。
図6に示すように、叩きコロ12は支点12aを中心に叩きソレノイド170によって振り子運動を与えられ、ステイプル処理トレイFへ送り込まれた用紙に間欠的に作用して用紙を後端フェンス51に突き当てる。なお、叩きコロ12は反時計回りに回転する。ジョガーフェンス53は、正逆転可能なジョガーモータ158によりタイミングベルトを介して駆動され、用紙幅方向に往復移動する。
図8で端面綴じステイプラS1は、正逆転可能なステイプラ移動モータ159によりタイミングベルトを介して駆動され、用紙端部の所定位置を綴じるために用紙幅方向に移動する。その移動範囲の一側端には、端面綴じステイプラS1のホームポディションを検出するステイプラ移動HPセンサ312を有し、用紙幅方向の綴じ位置は、ホームポディションからの端面綴じステイプラS1移動量により制御される。端面綴じステイプラS1は、図9の斜視図に示すように針の打ち込み角度を用紙端部と平行あるいは斜めに変更できるように、さらには、ホームポディション位置でステイプラS1の綴じ機構部だけを所定角度斜めに回転させ、針の交換が容易にできるように構成されている。ステイプラS1は、斜めモータ160によって斜め回転し、針交換位置センサ313によって所定の斜めの角度に、あるいは針の交換位置まで達したことを検出すると、斜めモータ160は停止する。斜め打ちが終了し、あるいは針交換が終了すると、元の位置まで回転して次のステイプルに備える。
中綴じステイプラS2は図1及び図5に示すように、後端フェンス51から中綴じステイプラS2の針打ち位置までの距離が、中綴じ可能な最大用紙サイズの搬送方向長の半分に相当する距離以上になるように配置、かつ、用紙幅方向の整合中心に対して対称に2つ配置され、ステー63に固定されている。中綴じを行う場合、ジョガーフェンス53で用紙の搬送方向に直交する方向が整合され、後端フェンス51と叩きコロ12で用紙の搬送方向が整合された後、放出ベルト52を駆動して放出爪52aで用紙束の後端部を持ち上げ、中綴じステイプラS2の綴じ位置に用紙束の搬送方向の中央部が位置するようにし、この位置で停止して、綴じ動作を実行させる。綴じられた用紙束は、中折り処理トレイG側に搬送され、中折りされる。
図中符号64aは前側板、64bは後側板であり、符号310はステイプル処理トレイF上の用紙の有無を検出する紙有無センサである。
図10及び図11は中折りを行うための折りプレート74の移動機構の動作説明図である。
折りプレート74は、前後側板64a、64bに立てられた各2本の軸64cに長孔部74aを遊嵌することにより支持される。さらに、折りプレート74から立設された軸部74bがリンクアーム76の長孔部76bに遊嵌され、リンクアーム76が支点76aを中心に揺動することにより、折りプレート74は図10及び図11中を左右に往復移動する。すなわち、リンクアーム76の長孔部76cに折りプレート駆動カム75の軸部75bは遊嵌されており、折りプレート駆動カム75の回転運動によりリンクアーム76は揺動し、これに応じて、図12において、折りプレート74は束搬送ガイド板下91、束搬送ガイド板上92に対して垂直な方向に往復動する。
折りプレート駆動カム75は、折りプレート駆動モータ166により図10中の矢印方向に回転する。その停止位置は、半月形状の遮断部75a両端部を折りプレートHPセンサ325により検知することで決定する。
図10は、処理トレイGの用紙束収容領域から完全に退避したホームポディション位置を示す。折りプレート駆動カム75を矢印方向に回転させると折りプレート74が矢印方向に移動し、処理トレイGの用紙束収容領域に突出する。図11は、処理トレイGの用紙束中央を折りローラ81のニップに押し込む位置を示す。折りプレート駆動カム75を矢印方向に回転させると折りプレート74は矢印方向に移動し、処理トレイGの用紙束収容領域から退避する。
第一の実施形態では、中折りについては用紙束を折ることを前提にしているが、1枚の用紙を折る場合でも適用できる。この場合は、1枚だけで中綴じが不要なので、1枚排紙された時点で中折り処理トレイG側に送り込み、折りプレート74と折りローラによって折り処理を実行して下トレイ203に排紙するようにする。
次に、折り増しローラユニットについて説明する。図1に示したように折りローラ81と排紙ローラ83との間の搬送路Hに折り増しローラユニット400を有する。折りプレート74で折り込まれた用紙束を折りローラ83のニップに押し込んで折り目をつけた後、折り増しローラユニット400で折り目を強化する。
折り増しローラユニット400は、図13の正面図、図14の側面図に示すように折り増しローラ409と折り増しローラの支持機構と折り増しローラの駆動機構を有する。折り増しローラの駆動機構は、従動側プーリ402と、駆動側プーリ404と、両プーリ402、404の間に掛け渡された無端状のタイミングベルト403と、タイミングベルト403を回転駆動するDCモータ401(図15)で構成されている。DCモータ401ではなく、パルスモータであっても良い。
折り増しローラ409の支持機構は、タイミングベルト403と結合され、一体的に移動する移動支持部407と、移動方向を規制するガイド部405と、移動支持部407の反折り増しローラ側まで延び、折り増しローラ409の傾きを規制するとともにガイド部405の撓みを防止する上ガイド板415と、折り増しローラ支持部408と、折り増しローラ409を用紙束折り方向(図13、図14では下方)に弾性付勢する弾性付勢手段としての弾性材(図13ではコイルバネ)411で構成されている。支持機構は、用紙搬送方向に対して直交する方向に配置され、駆動機構は支持機構内で、支持機構の設置方向に折り増しローラ409を移動させる。
DCモータ401の回転駆動は、従動側プーリ402と駆動側プーリ404間に張られているタイミングベルト403によって、タイミングベルト403と結合している移動支持部407に伝わり、移動支持部403はガイド部405にガイドされて、ガイド部405のスラスト方向に摺動しながら移動する。移動支持部407と上ガイド板415の間には撓み防止部406を有し、移動支持部407に回転可能な状態で支持され、ローラ状になっているので、移動支持部407と一体でガイド部405の軸方向に移動することができる。折り増しローラ409は移動支持部407と下ガイド板416との間に配置され、折り増しローラ409の外周上には摩擦部410を有する。折り増しローラ409は往復移動する。
折り増しローラ409の回転軸は折り増しローラ支持部408によって支持され、折り増しローラ支持部408は、移動支持部407と摺動しながら、上下方向に移動することができる状態で支持されている。さらに、折り増しローラ支持部408は移動支持部407から弾性材411によって下ガイド板416に向かって加圧される。これにより、折り増しローラ409は移動支持部407と一体でガイド部405のスラスト方向に移動することができ、その間、折り増しローラ409は弾性材411によって常に下ガイド板416に向かって加圧され、かつ上下方向に移動する。また、ガイド部405のスラスト方向には移動支持部407の位置を検知する検知手段として位置検知センサ前412及び位置検知センサ後413を有する。移動支持部407が位置検知センサ前412及び位置検知センサ後413の位置に位置する場合には、位置検知センサ前後412、413が移動支持部407を検知する。折り増しローラユニット400に搬送されてくる用紙束は、用紙束検知センサ414が検知する。
折り増しローラ409のホームポディション位置は位置検知センサ後413が検出する。用紙束が所定位置に搬送され折り増し動作が停止した後、折り増しローラ409を位置検知センサ後413から位置検知センサ前412の位置に移動することによって実施される。このときパルスをカウントし、所定パルスカウント後も位置検知センサ前412により折り増しローラ409が検出されない場合には折り増しローラ409の移動中に異常あり(機構のロック、駆動トルク不足による停止、モータ脱調、用紙ジャム)と判断する。
異常ありと判断されたとき、DCモータ401を逆転し位置検知センサ後413方向へ戻す動作を行う。このとき、用紙ジャムの表示を表示部に表示する。
図15は、往路のモータ動作を示す図である。DCモータ401のa方向への回転を正回転とし、a方向と逆方向への回転を逆回転とする。DCモータ401のa方向への回転に伴って、ギア列、駆動側プーリ404、従動側プーリ402、タイミングベルト403が正回転する。これらの回転に伴い、折り増しローラ409は矢印b方向に移動する。折り増しの往路である折り増しローラ409の矢印b方向への移動速度をV1とする。
図16は、復路のモータ動作を示す図である。往路の際、DCモータ401は逆回転(c方向へ回転)する。DCモータ401のc方向への回転に伴って、ギア列、駆動側プーリ404、従動側プーリ402、タイミングベルト403が逆回転する。これらの回転に伴い、折り増しローラ409は矢印d方向に移動する。折り増しの復路である折り増しローラ409の矢印d方向への移動速度をV2とする。往路の移動速度と復路の移動速度の関係は、V1<V2である。このとき、DCモータ401は、正転時の回転速度よりも逆転時の回転速度が速い。折り増しローラ409を駆動するDCモータ401の回転速度の制御は制御部1500が制御する。
図17は、DCモータ駆動回路1700を示す図である。DCモータ駆動回路1700は、モータHブリッジ回路1701、電流検出回路1702、過電流検出回路1703、切り替えスイッチ1704、検出抵抗1705を有する。図17のように、DCモータ駆動回路1700の検出抵抗1705と電流検出回路1702の間に切り替えスイッチ1704を有することで、DCモータ401が一定時間内で起動できない際に、電流制限制御を解除して、DCモータ401に最大電流を与えるようにしても良い。すなわち、ピーク電流が一定時間続くと、切り替えスイッチ1704がオフし、電流検出をしないようにすることで、DCモータ401に最大電流を流す。
図18は、用紙処理装置の制御を示すブロック図である。制御部1500は、CPU1501、I/Oインターフェース1502を有する。画像形成装置PRのコントロールパネルの各スイッチ等及びセンサ1503からの信号がI/Oインターフェース1502を介してCPU1501へ入力される。CPU1501は、入力された信号に基づいて、ソレノイド1504、モータ1505の駆動を制御する。
例えば、入口センサ301、シフト排紙センサ303、紙面検知センサ330、排紙ガイド板開閉センサ331、紙有無センサ310、放出ベルトHPセンサ311、ステイプラ移動HPセンサ312、針交換位置センサ313、折りプレートHPセンサ325、位置検知センサ前412、位置検知センサ後413、用紙束検知センサ414からの信号がCPU501に入力される。
用紙後処理装置PDの制御及び異常検知制御ならびに表示部1507に対する表示制御は、CPU1501が記憶部1506に書き込まれたプログラムを実行する。また、画像形成装置PRにおける操作表示部の表示制御はCPU1501からの制御出力に応じて、画像形成装置PRが有するCPUが制御する。
CPU1501が実行する第一の実施形態における用紙後処理装置PDの動作について説明する。図19乃至図21は、第一の実施形態における中綴じ製本モードの処理手順を示すフローチャートで、これら3図で1つの処理を示す。
このモードは、用紙を搬送路Aと搬送路Dを経て、ステイプル処理トレイFに搬送し、ステイプル処理トレイFで整合及び中綴じを行った阿智、中折り処理トレイGで中折りし、搬送路Hを経て折り増しされた用紙束を下トレイ203へ排出するモードである。
図19に示すように、動作がスタートし、用紙が画像形成装置PR側から搬入される状態になると、用紙後処理装置PDの搬送路Aの入口ローラ1及び搬送ローラ2、搬送路Dの搬送ローラ7、9、10及びステイプル排紙ローラ11、ステイプル処理トレイFの叩きコロ12がそれぞれ回転を開始する(S501)。そして、分岐爪15を駆動するソレノイドをオンにして(S502)、分岐爪15を反時計方向に回動させる。
次いで、放出ベルト52のホームポディションも放出ベルトHPセンサ311で検知し、その位置を確認した後、放出モータ157を駆動して放出ベルト52を待機位置に、ジョガーフェンス53をもジョガーフェンスHPセンサでホームポディション位置を検出した後、待機位置に、さらに、分岐ガイド54と可動ガイド55をホームポディションにそれぞれ移動させる(S503〜S505)。
入口センサ301のオン、オフ(S506、S507)、ステイプル排紙センサ305がオン(S508)、シフト排紙センサ303がオフ(S509)であれば、ステイプル処理トレイFに用紙が排紙され、用紙が存在しているので、叩きソレノイド170を所定時間オンにし、叩きコロ12を用紙に接触させ、後端フェンス51側に付勢して、用紙後端を揃える(S510)。次いで、ジョガーモータ158を駆動することによってジョガーフェンス53を所定量内側に移動させて用紙の幅方向(用紙搬送方向に直交する方向)の揃え動作を行った後、待機位置に戻す(S511)。これによりステイプル処理トレイFに送り込まれた用紙の縦横(搬送方向に平行な方向と直交する方向)が揃えられる。
これらS506からS512までの動作を1枚毎に繰り返し、部の最終紙になると(S512のY)、図20のフローチャートに示すように、ジョガーフェンス53を所定量内側に移動させて用紙端面がずれない状態にし(S513)、この状態で放出モータ157をオンにすることにより、放出ベルト52を所定量回転させ(S514)、中綴じステイプラS2の綴じ位置まで用紙束を上昇させる。そして、用紙束の中央部で中綴じステイプラS2をオンし、中綴じを行う(S515)。次いで、分岐ガイド54と可動ガイド55を所定量変位させて中折り処理トレイGに向かう経路を形成し(S516)、中折り処理トレイGの束搬送ローラ上、下71、72の回転を開始させ、中折り処理トレイGの可動後端フェンス73のホームポディションを検知した後、可動後端フェンス73を待機位置に移動させる(S518)。
中折り処理トレイGの用紙束受け入れ体制が整えられると、放出ベルト52をさらに所定量回転させ(S519)、放出ローラ56と加圧ローラ57に銜え込ませ、中折り処理トレイG側に用紙束を搬送する。用紙先端が束到達センサ321位置に達し(S520)、所定距離搬送したら、束搬送ローラ上、下、71、72の回転を停止させ(S521)、束搬送ローラ下72の加圧状態を解除させる(S522)。次いで、折りプレート74による折り動作を開始し(S523)、折りローラ81及び下排紙ローラ83の回転を開始させる(S524)。用紙束検知センサ414がオンになるまで折りローラ81を回転させ、用紙束検知センサ414がオンになると(S525のY)、折りローラ81を所定量回転させた後、停止する(S526)。この動作は用紙束の先端を折り増しローラ加圧位置まで搬送する動作である。
用紙束先端を折り増しローラ409による加圧位置まで搬送し、その位置で折りローラ81を停止させることにより用紙束を停止させる(S526)。この状態で折り増しローラ409を移動させるDCモータ401に駆動パルスを送って回転させ、折り増しローラ409を位置検知センサ後413の位置から位置センサ前412の位置に移動させ(S527)、用紙束先端を折り増しローラ409によって加圧する。そして、折りローラ81と下排紙ローラ32の回転を開始させる(S528)。
図21のフローチャートに示すように用紙束の通過を折り部通過センサ323によって監視し(S529、S530)、折り部通過センサがオフになると(S530のY)束搬送ローラ下72を加圧し(S531)、折りプレート74をホームポディションに移動させ(S532)、さらに、分岐ガイド板54及び可動ガイド板55もホームポディションに移動させる(S533)。下排紙センサ324を用紙束通過すると(S534、S535)、折りローラ81、下排紙ローラ83をさらに所定時間回転させた後、停止させる(S536)。折り増しローラ409を位置検知センサ前412位置から位置検知センサ後413まで移動させてホームポディションに戻し(S537)、さらに、放出ベルト52とジョガーフェンス53を待機位置に移動させる(S538、S539)。
ジョブの最終部かどうかを確認し(S540)、ジョブの最終部でなければS506に戻って以降の処理を繰り返す。最終部であれば、放出ベルト52及びジョガーフェンス53をホームポディションに移動させ(S541、S542)、入口ローラ1、搬送ローラ2、7、9、10、ステイプル排紙ローラ11及び叩きコロ12の回転を停止し(S543)、分岐爪15の分岐ソレノイドをオフにして(S544)、すべて初期状態に戻して処理を終える。折り増しローラ409は、図22に示すように、上ローラ2201、下ローラ2202を有し、対ローラにより形成するニップで折り増しをしても良い。
画像形成装置PRから搬入されてきた用紙をステイプル処理トレイFで中綴じし、中折り処理トレイGで中折りし、さらに折り増しした後、下トレイ203上に中折りされた用紙束を排紙して積載する。
折り増しの往路時、図15に示すように折り増しローラ409は、矢印b方向へV1の速度で移動し、復路時時、図16に示すように折り増しローラ409は、矢印d方向へV2(V1<V2)の速度で移動する。
以上のような構成により、折り増しの処理時間を短縮することができる。
(第二の実施形態)
第二の実施形態は、複数回折り増しローラを往復させる場合に、1回目の往復を低速で行い、2回目以降の往復を高速で行う。第一の実施形態と同一構成部分には同一符号を付す。
図23は、第二の実施形態における1回目往復のモータ動作を示す図であり、図24は2回目以降往復のモータ動作を示す図である。1回目の折り増しローラ409の往復の速度をV3とし、2回目以降の折り増しローラの往復速度をV4とする。1回目の往復速度と2回目以降の往復速度の関係は、V3<V4である。
1回目の往復時、図23に示すように折り増しローラ409は、V3の速度で移動し、2回目以降の往復時、図24に示すように折り増しローラ409は、V4(V3<V4)の速度で移動する。また、折り増しローラ409の3回目以降の往復速度は、2回目の往復移動速度以上であっても良い。すなわち、3回目以降V4の速度またはV4よりも早い速度で折り増しローラ409を移動させても良い。
以上のような構成により、折り増しの処理時間を短縮することができる。また、折り増しを繰り返すので、より確実な折りをつけることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
400 折り増しローラユニット
401 DCモータ
405 ガイド部
406 撓み防止部
407 移動支持部
408 折り増しローラ支持部
409 折り増しローラ
410 摩擦部
411 弾性材
412 位置検知センサ前
413 位置検知センサ後
414 用紙束検知センサ
1500 制御部
1501 CPU
1503 センサ
G 中折り処理トレイ
PD 用紙後処理装置
PR 画像形成装置

Claims (8)

  1. 折りローラにより折られた用紙をさらに折り増しする折り増しローラと、
    前記折り増しローラを用紙搬送方向に対して直交する方向に移動させる移動支持部と、
    前記移動支持部を駆動するモータと、
    前記移動支持部を往路時の移動速度よりも復路時の移動速度が速くなるよう前記モータを制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする用紙処理装置。
  2. 前記モータは、正転時の回転速度よりも逆転時の回転速度が速いことを特徴とする請求項1に記載の用紙処理装置。
  3. 前記モータが、一定時間内で起動できない場合、電流制限制御を解除する切り替えスイッチを備えることを特徴とする請求項1に記載の用紙処理装置。
  4. 前記切り替えスイッチは電流検出回路と検出抵抗の間に備えることを特徴とする請求項3に記載の用紙処理装置。
  5. 対となるローラのニップを通る用紙に折りを施す折りローラと、
    前記折りローラにより、折られた前記用紙をさらに折り増しする折り増しローラと、
    前記折り増しローラを駆動するモータと、
    前記折り増しローラを1回目の往復移動速度よりも2回目以降の往復移動速度が速くなるよう前記モータを制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする用紙処理装置。
  6. 前記折り増しローラの3回目以降の往復速度は、2回目の往復移動速度以上であることを特徴とする請求項5に記載の用紙処理装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の用紙処理装置と、
    入力された画像情報に基づいて用紙上に画像を形成する画像形成手段及び前記画像形成手段に用紙を供給する給紙手段を有する画像形成装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
  8. 折りローラにより折られた用紙を折り増しローラによりさらに折り増しし、
    前記折り増しローラを用紙搬送方向に対して直交する方向に移動支持部を移動し、
    前記移動支持部をモータで駆動し、
    前記移動支持部を往路時の移動速度よりも復路時の移動速度が速くなるよう前記モータを制御する
    ことを特徴とする用紙処理方法。
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