JP2012029069A - スピーカの動作検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に搭載されたスピーカが適正に作動するか否かの診断をより正確に、かつ、短時間でおこなうことが可能となる「スピーカの動作検査装置」を提供することである。
【解決手段】車両に搭載されたスピーカの動作検査装置であって、前記スピーカが適正に作動するか否かを診断する作動診断手段と、前記車両において前記スピーカに振動を与える衝撃が発生したか否かを判定する衝撃判定手段と、前記作動診断手段によって前記スピーカが適正に作動しないと診断され、かつ、前記衝撃判定手段によって前記車両において前記スピーカに振動を与える衝撃が発生したと判定されたときに、再度、前記作動診断手段に前記スピーカが適正に作動するか否かを診断させるように制御する作動診断制御手段とを有するスピーカの動作検査装置。

【選択図】図5

Description

本発明は、車両に搭載されたスピーカの動作検査装置に関する。
従来、自動車ドア用電装部品の作動試験方法及び作動試験装置が提案されている。例えば、自動車のドアに組み付けた電装部品の作動を試験するようにした作動試験方法において、塗装が終了した車体からドアを取り外してドアに各構成部品を取り付けた後、再びドアを車体に取り付ける前に行うことを特徴とする作動試験方法が提案されている(特許文献1)。このような手順にて行われるドアに組み付けた電装部品の検査は、例えば、ドア機能保障ユニットに記憶させた手順に従って、パワーウインド、スピーカ等に電流を流し、そのインピーダンスの検査を行い、検査によって求められた検査値と基準値を比較し、基準値から外れた場合に異常と判断するようになっている(特許文献2)。
特許第3393476号公報 特許第4030290号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2記載の自動車ドア用電装部品の作動検査装置を実際に走行可能な状態の車両に搭載したとしても、例えば、車両に設けられたドアの開閉作業や人員の乗降等によって、車両に衝撃が発生することが多々あり、これらの衝撃によって作動検査による検査が的確に行われないことがある。例えば、作動検査による検査対象がスピーカである場合において、衝撃によってスピーカ内のボイスコイルが振動し、誘起電圧を発生させる。これによって、ボイスコイルの振動を起因とする誘起電圧が作動検査にて検出する電圧に影響を与え、実際は適正に作動するスピーカであっても、適正に作動しないというような誤った検査結果を下すことが起こりうる。近年、検出の回数を増やすことによってスピーカの作動検査における誤動作を防止することが考えられているが、何度も作動検査を行う必要があるため、例えば、車両及び作動検査装置の起動時にスピーカの作動検出をする場合、起動に時間がかかることがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、車両に搭載されたスピーカが適正に作動するか否かの診断をより正確に、かつ、短時間でおこなうことが可能なスピーカの動作検査装置を提供するものである。
本発明に係るスピーカの動作検査装置は、車両に搭載されたスピーカの動作検査装置であって、前記スピーカが適正に作動するか否かを診断する作動診断手段と、前記車両において前記スピーカに振動を与える衝撃が発生したか否かを判定する衝撃判定手段と、前記作動診断手段によって前記スピーカが適正に作動しないと診断され、かつ、前記衝撃判定手段によって前記車両において前記スピーカに振動を与える衝撃が発生したと判定されたときに、再度、前記作動診断手段に前記スピーカが適正に作動するか否かを診断させるように制御する作動診断制御手段とを有する構成とすることができる。
このような構成によれば、作動診断手段によって車両に搭載されたスピーカが適正に作動していないと診断され、かつ、衝撃判定手段によって車両内にスピーカに振動を与える衝撃が発生したと判定されたとき(作動診断手段による診断が車両内に発生した衝撃によって誤診であると見做したとき)に、作動診断制御手段によって、再度、該スピーカを診断するように作動診断手段を制御することから、スピーカが適正に作動するか否かの診断をより正確におこなうことができるようになる。また、作動診断手段によってスピーカが適正に作動すると判定されると、再度、作動診断手段による診断を行うことがないため、より短時間で的確な診断が可能となる。
本発明に係るスピーカの動作検査装置において、前記スピーカは、前記車両のドアに設けられたスピーカである構成とすることができる。
このような構成によれば、車両のドアに設けられたスピーカは、ドアの開閉動作による衝撃を特に受け易くなることから、より正確にスピーカが適正に作動するか否かの診断が求められる。
本発明に係るスピーカの動作検査装置において、前記衝撃判定手段は、前記車両のドアの開閉動作の有無を検出する構成とすることができる。
このような構成によれば、特に車両内に発生する衝撃は、ドアの開閉動作による衝撃が特に多いことから、該ドアの開閉動作の有無を検出することで、車両内に衝撃が発生したか否かを容易に判定することが可能となる。
本発明に係るスピーカの動作検査装置は、前記作動診断手段による再度の診断において、前記スピーカが適正に作動しないと診断され、かつ、前記衝撃判定手段によって前記車両において前記スピーカに振動を与える衝撃が発生していないと判定されたときに、前記診断の結果に基づいた前記スピーカの状況を記憶手段に記憶させる記憶制御手段を有する構成とすることができる。
このような構成によれば、作動診断手段による再度の診断の結果、スピーカが適正に作動しないと判定され、かつ、衝撃判定手段によって車両内にスピーカに振動を与える衝撃が発生していないと判定されたときに、診断の結果に基づいたスピーカの状況を記憶手段に記憶させることから、車両のユーザは、記憶手段に記憶されたスピーカの状況に基づいて、故障しているスピーカを的確に把握可能となり、いち早く修理することが可能となる。
本発明に係るスピーカの動作検査装置は、前記作動診断手段による再度の診断において、前記スピーカが適正に作動しないと診断され、かつ、前記衝撃判定手段によって前記車両において前記スピーカに振動を与える衝撃が発生したと判定されたときに、前記作動診断手段及び前記衝撃判定手段による処理を中止するようにした構成とすることができる。
このような構成によれば、作動診断手段による再度の診断の結果、スピーカが適正に作動しないと判定され、かつ、衝撃判定手段によって車両内にスピーカに振動を与える衝撃が発生したと判定されたときに、作動診断手段及び衝撃判定手段による処理を中止するようにしたことから、例えば、2回以上作動診断手段によるスピーカの診断を行わないため、例えば、作動診断処理が車両の起動時に行われていたとしても、起動時間に影響を与え無いようにすることができる。
本発明に係るスピーカの動作検査装置によれば、作動診断手段によって車両に搭載されたスピーカが適正に作動していないと診断され、かつ、衝撃判定手段によって車両内にスピーカに振動を与える衝撃が発生した判定されたときに、作動診断制御手段によって、再度、該スピーカを診断するように作動診断手段を制御するので、車両に搭載されたスピーカが適正に作動するか否かの診断をより正確に、かつ、短時間でおこなうことが可能となる。
本発明の実施の形態に係るスピーカの動作検査装置が適用される車載オーディオ装置及びそれらが搭載される車両を示すブロック図である。 図1に示すスピーカの動作検査装置を含む車載オーディオ装置を詳細に示すブロック図である。 図2に示すスピーカの動作検査装置の診断回路を示す平面図である。 図4に示す診断回路の動作診断(バイアス検査)による電圧の変化を示す図である。 図2に示すスピーカの動作検査装置のスピーカの診断の流れを示すフローチャートである。 図2に示すスピーカの動作検査装置の診断の判定がなされた図(その1)である。 図2に示すスピーカの動作検査装置の診断の判定がなされた図(その2)である。 図2に示すスピーカの動作検査装置の診断の判定がなされた図(その3)である。 図2に示すスピーカの動作検査装置の診断の判定がなされた図(その4)である。 図2に示すスピーカの動作検査装置の診断の判定がなされた図(その5)である。 図2に示すスピーカの動作検査装置の診断の判定がなされた図(その6)である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
本発明の実施の形態に係る動作検査装置が適用される車載オーディオ装置100及び車両200は、図1に示すように構成される。
図1において、車両200には、車載オーディオ装置100が搭載されている。この車両200を構成する左前ドア201、右前ドア202、左後ドア203、右後ドア204には、左前スピーカ131、右前スピーカ132、左後スピーカ133、右後スピーカ134が組みつけられている。これら複数のスピーカ131、132、133、134は、車載オーディオ装置100にそれぞれ接続されている。これによって、車載オーディオ装置100から発せられた音声信号に応じた音声が各スピーカ131、132、133、134から出力されるようになっている(詳しくは後述する)。さらに、車両200を構成する左前ドア201、右前ドア202、左後ドア203、右後ドア204には、左前センサ121、右前センサ122、左後センサ123、右後センサ124がそれぞれ設けられており、例えば、ドアの開閉を感知することができるようになっている(衝撃判定手段)。これらのセンサ121、122、123、124は、検出結果などのデータを伝送する為の伝送路、所謂、CAN BUS15によってネットワークが形成され、車載オーディオ装置100に接続されている。
動作検査装置が適用される車載オーディオ装置100は、図2に示すように構成されている。図2において、車載オーディオ装置100は、コンピュータユニット(CPUを含む)にて構成される処理ユニット11を有している。処理ユニット11には、前述したCANBUS15を制御するためのCAN12(CANBUS15用の制御ユニット)と音声信号を増幅させる機能を有するパワーアンプ13が接続されている。CAN12にはCANBUS15が接続されており、CANBUS15には、前述したセンサ121、122、123、124の他、これらのセンサによって検出された検出結果を表示するメータパネル120とが接続され、ネットワークを形成している。なお、センサ121、122、123、124は、対応する車両200の各ドア201、202、203、204の開閉動作を検出するようになっており、これらの結果を例えば、メータパネル120に表示させ、ユーザーが車両200のドア201、202、203,204の開閉状況を把握可能になっている。
パワーアンプ13には、前述した左前スピーカ131、右前スピーカ132、左後スピーカ133、右後スピーカ134が接続されており、パワーアンプ13にて増幅された音声信号が各スピーカ131、132、133、134のボイスコイル(不図示)に供給されることによって、ボイスコイルを流れる音声電流と磁気回路(不図示)から発生する磁界との相互作用によって振動板(不図示)が前記音声信号に対応するように振動する。このように振動板の振動によって押し引きされる空気が音波となって出力されるようになっている。さらに、パワーアンプ13には、各スピーカ131、132、133、134が適正に作動するか否かを診断可能な診断回路14(作動診断手段)が設けられており、該診断回路14によって、例えば、車載オーディオ装置100の起動時に各スピーカ131、132、133、134を定期的に診断するようになっている。
診断回路14は、例えば、図3に示す等価回路によって表すことができる。診断回路14は、各スピーカ131、132、133、134のいずれかと接続される、所謂、電流通路であるチャンネルCH+とチャンネルCH−を有している。チャンネルCH+には電流源143が接続されており、該電流源143に電流が供給されると、その電流がチャンネルCH+を流れるようになっている。また、チャンネルCH−には、チャンネルCH+から流れる電流がスピーカ131、132、133、134のいずれかのボイスコイルを介して、チャンネルCH−に供給された電流を吸引する電流源144が接続されている。またチャンネルCH+には比較器142a、142bが接続されており、チャンネルCH−には比較器142b、142cが接続されている。さらに、これら比較器142a、142b、142cには、対応する検出出力端子141a、141b、141cが接続されている。
このような構成において、検出出力端子141a、141b、141cに表れる信号(検出電圧)によって、スピーカ131が正常であるか、あるいは、スピーカ131の各チャンネルCH+、CH−のグランド(GND)への短絡や、スピーカ131のオープンの異常を検出することができる。例えば、電流源143に対して直流電流を供給することによって、左前スピーカ131にバイアスをかける。このとき電流源143に供給される電流の電圧は、例えば、図4に示される印加電圧であって、電圧の波の山になっている部分がバイアスをかけている時間である。このようにバイアスを左前スピーカ131にかけた場合、検出出力端子141a、141cにおける検出電圧は、例えば図4に示す検出電圧1に示すように、バイアスと同様の山を形成するように電圧が変化するようになっている。また、比較器142aによって比較される基準電圧であるRef1よりも、検出電圧1に示す電圧が小さくなっており、かつ、比較器142cによって比較される基準電圧であるRef2よりも、検出電圧1に示す電圧が大きくなっていることから、この検出結果において左前スピーカ131は正常であると診断される。
例えば、左前スピーカ131に対して何らかの衝撃(例えば、ドアの開閉動作による衝撃)が加えられ、スピーカ131内のボイスコイルが振動することによって、誘起電圧を発生させることがある。このような場合、スピーカ131内に発生する誘起電圧は、図4に示される誘起電圧であって、振動によって誘起電圧が発生したときのみ、電圧の波形が上下に乱れた状況になっている。このようにバイアスをスピーカ131にかけているときに、誘起電圧が発生したとき、例えば、その電圧の波形は、図4における検出電圧2に示すようになる。また、比較器142aによって比較される基準電圧であるRef1よりも、検出電圧2に示す電圧が大きくなる部分があり、かつ、比較器142cによって比較される基準電圧であるRef2よりも、検出電圧2に示す電圧が小さくなる部分があることから、この検出結果において左前スピーカ131は異常であると診断される。
なお、チャンネルCH+が断線している場合、スピーカ131に対してバイアスをかけた電圧は、例えば、図4における検出電圧3に示すように、検出電圧が基準電圧であるRef1を超過した状態のまま維持された状態となる。このようにして比較器142aによって検出された比較結果を検出出力端子141aを介して取得した診断回路14はスピーカ131が異常であると診断を下す。また、チャンネルCH−が断線している場合、スピーカ131に対してバイアスをかけた電圧は、例えば、図4における検出電圧4に示すように、検出電圧が基準電圧であるRef2を下回った状態のまま維持された状態となる。このようにして比較器142cによって検出された比較結果を検出出力端子141cを介して取得した診断回路14はスピーカ131が異常であると診断を下す。加えて、スピーカ131がオープンの場合、検出出力端子141bから、それに応じた検出電圧出力が出力される。このようにして出力された検出結果を受けてスピーカ131が異常であると診断することができる。
このような構成を有する車載オーディオ装置100の処理ユニット11は、図5に示す手順に従ってスピーカの動作検査処理(適正に作動するか否かの診断)を行う。
図5において、処理ユニット11は、動作検査処理すべき複数のスピーカ131、132、133、134から動作検査処理するスピーカを選択する。例えば、不図示の記憶部には、左前スピーカ131、右前スピーカ132、左後スピーカ133、右後スピーカ134が順序付けされた状態(左前スピーカ131=1、右前スピーカ132=2、左後スピーカ133=3、右後スピーカ134=4)で記憶されていることから、処理ユニット11は、i(検出すべきスピーカ)=1を選択する(S11)。そして、処理ユニット11は、処理S11にて選択したスピーカi(例えば、左前スピーカ131)に対して、パワーアンプ13内に設けられた診断回路14にバイアスをかけさせる(S12)。そして処理ユニット11は、バイアスがかけられたスピーカiの状態を取得する(S13)。具体的には、処理ユニット11は、診断回路14の電流源143に対して、一定周期の電流を供給させ、左前スピーカ131のチャンネルCH+及びチャンネルCH−を流れる電流による電圧を比較器142a、142cによって比較し、その比較された結果を検出出力端子141a、141cから取得する。
そして処理ユニット11は、前述した処理S13にて取得したスピーカiの状態を基にして、スピーカiが正常であるか否かを判定する(S14)。そして、スピーカiが正常であると判定された(S14でYES)ときに、処理ユニット11は、i=ALL、即ち、全てのスピーカの動作検査処理が終了したか否かを確認する(S15)。具体的には、処理S13において取得されたスピーカi(左前スピーカ131)の状態が、例えば、図6Aに示す状態であったとき、処理ユニット11は、バイアスをかけた際のチャンネルCH+及びチャンネルCH−によって検出された検出電圧が基準電圧Ref1より低く、かつ、基準電圧Ref2よりも高い状態であるとき(状態 OK)に、左前スピーカ131が適正に作動すると判定(作動診断手段)し、全てのスピーカ131、132、133、134の動作検査処理が終了したか否かを確認する。
これによって全てのスピーカの動作検査処理が終了していない(S15でNO)と判定されたときに、処理ユニット11は、i=i+1に設定し(S16)、次の処理へと移行する。例えば、処理ユニット11は、左前スピーカ131の動作検査処理が終了したが、他のスピーカ132、133、134の動作検査処理が終了していないことから、次のスピーカ(i=2、つまり右前スピーカ132)の動作検査処理へと移行する。一方、全てのスピーカの動作検査処理が終了したと判定された(S15でYES)ときに、これらの処理は終了する。
一方、前述した処理S14によってスピーカiが正常であるか否かを判定の結果、スピーカiが正常でないと判定された(S14でNO)のときに、処理ユニット11は、ドアiの変化があったか否かを判定する(S17)。具体的には、処理S13において取得されたスピーカi(例えば、左前スピーカ131)の状態が、例えば、図6Bに示すような状態であったとき、処理ユニット11は、スピーカi(左前スピーカ131)が正常であるか否かの判定を行ったときに、スピーカi(左前スピーカ131)が組みつけられているドアi(例えば、左前ドア201)が開閉したか否かを判定する。具体的には、センサ121によって検出された検出結果(検出信号)をCAN BUS15を介してCAN12に伝送する。そしてCAN12と接続されている処理ユニット11は、スピーカi(左前スピーカi)の診断処理中(バイアスがかけられているとき)に対応するドアi(左前ドア201)の開閉動作が発生したか否かを判定する。これによって、ドアiの変化が無かったと判定された(S17でNO)ときに、処理ユニット11は診断処理を行なったスピーカiが異常であると判定し、異常フラグを不図示の記憶部に記憶させる(S18)。
一方、前述した処理S17において、ドアiの変化があったと判定された(S17でYES)のときに、処理ユニット11は、スピーカiに対してバイアスをかける処理が初回であるか否かを判定する(S19)。これによって、スピーカiに対してバイアスをかける処理が初回である(S19でYES)と判定されたときに、処理ユニット11は前述した処理S12に戻って、前述した処理S12〜S14までを再度おこなう(作動診断制御手段)。具体的には、スピーカi(例えば、左前スピーカ131)の状態が、例えば、図6C、図6D及び図6Eに示すような状態であったとき、処理ユニット11は、スピーカi(左前スピーカ131)に最初のバイアスがかけられたときに、ドアi(左前ドア201)の変化があったと判定されると、処理ユニット11は、2回目のバイアスをスピーカi(左前スピーカ131)にかける(S12)。そしてスピーカi(左前スピーカ131)の状態を取得した(S13)ときに、処理ユニット11は、再度、スピーカiが正常であるか否かを判定する(S14)。
これによって、スピーカiの状態が図6Cに示すような状態であったとき、処理ユニット11は、スピーカiが正常であると判定し(S14でYES)、前述した処理S15へと移行する。また、スピーカiの状態が図6D及び図6Eに示すような状態であったとき、処理ユニット11は、スピーカiが正常ではないと判定し(S14でNO)、処理S17へ移行する。そして処理S17によって、1回目のバイアスをスピーカiにかけたときにドアiが変化した(S17でYES)と判定される。そして、処理S19においては、スピーカiに対してバイアスをかける処理が初回でないと判定され(S19でNO)、処理ユニット11は、2回目のバイアスがスピーカiにかけられたときに、ドアiに変化があったか否かを判定する(S20)。
これによって、スピーカiの状態が図6Dに示すような状態であったとき、処理ユニット11は、2回目のバイアスがスピーカiにかけられたときに、ドアiの変化がない(S20でNO)と判定され、処理ユニット11は診断処理を行なったスピーカiが異常であると判定し、異常フラグを不図示の記憶部に記憶させる(S18)。一方、スピーカiの状態が図6Eに示すような状態であったとき、処理ユニット11は、2回目のバイアスがスピーカiにかけられたときにドアiの変化があった(S20でYES)と判定し、スピーカi(2回の診断処理を行なったスピーカ131)の診断処理を終了させ、処理S15へと移行する。
なお、図6Fに示すように、スピーカiにバイアスをかけたときに、ドアiが変化していたとしても、該ドアの開閉による振動によってボイスコイルが振動し、それによって発せられる誘起電圧が小さいときは、そのスピーカiは正常であると判定されるようになっている。
前述したように、本発明の実施の形態に係るスピーカの動作検査装置を含む車載オーディオ装置100は、診断回路14による動作検査処理を行なうことによって、スピーカが適正に作動するか否かを判定することが可能となる。さらに、初回の診断処理(スピーカにバイアスをかける)において、スピーカが適正に作動しないことを示す検出結果を取得し、かつ、その診断処理を行なっているときにドアの開閉動作があったときに、再度バイアスをスピーカにかける2度目の診断処理を行なうことができるので、より正確にスピーカの動作検査を行うことが可能となる。さらに、2度目の診断処理を行なうときにもドアの開閉動作があったときには、診断処理を終了させることから、最大で2回の診断処理によってスピーカの動作検査が可能となり、より短い時間で、かつ、正確にスピーカの動作検査を行うことが可能となる。
なお、これらのスピーカの動作検査処理(診断処理)は、主に車両を起動させたときに行うようになっているが、もちろん車両の起動時に限らず、例えば、走行中にこれらの処理をおこなうようにしてもよい。
また、本発明の実施の形態に係るスピーカの動作検査装置を含む車載オーディオ装置が搭載される車両のドアにセンサを組み付ける構成としたが、もちろん車両のトランクもしくはハッチバック式に開閉可能な後扉にセンサが組みつけられるようにしてもよい。
さらに、本発明の実施の形態では、車両のドアに組みつけられたスピーカに対しての診断処理(1回目のバイアスがかけられる処理)において、該スピーカが適正に作動しないと診断されたときに、該スピーカが組みつけられたドアに組みつけられたセンサからの情報を基に再診断処理(2回目のバイアスをかける処理)が行われる構成としたが、スピーカが適正に作動しないと診断されたときに、全てのセンサからの情報を取得し、その情報を基に再診断処理(2回目のバイアスをかける処理)を行うようにしてもよい。
以上、説明したように、本発明に係る動作検査装置は、作動診断手段によって車両に搭載されたスピーカが適正に作動していないと診断され、かつ、衝撃判定手段によって車両内にスピーカに振動を与える衝撃が発生した判定されたときに、作動診断制御手段によって、再度、該スピーカを診断するように作動診断手段を制御するので、車両に搭載されたスピーカが適正に作動するか否かの診断をより正確に、かつ、短時間でおこなうことができるという効果を奏し、スピーカの動作検査装置として有用である。
11 処理ユニット
12 CAN
13 パワーアンプ
14 診断回路
15 CAN BUS
100 車載オーディオ装置
120 メーターパネル
121 左前センサ
122 右前センサ
123 左後センサ
124 右後センサ
131 左前スピーカ
132 右前スピーカ
133 左後スピーカ
134 右前スピーカ
141a、141b、141c 検出出力端子
142a、142b、142c 比較器
143、144 電流源
200 車両
201 左前ドア
202 右前ドア
203 左後ドア
204 右後ドア

Claims (5)

  1. 車両に搭載されたスピーカの動作検査装置であって、
    前記スピーカが適正に作動するか否かを診断する作動診断手段と、
    前記車両において前記スピーカに振動を与える衝撃が発生したか否かを判定する衝撃判定手段と、
    前記作動診断手段によって前記スピーカが適正に作動しないと診断され、かつ、前記衝撃判定手段によって前記車両において前記スピーカに振動を与える衝撃が発生したと判定されたときに、再度、前記作動診断手段に前記スピーカが適正に作動するか否かを診断させるように制御する作動診断制御手段とを有するスピーカの動作検査装置。
  2. 前記スピーカは、前記車両のドアに設けられたスピーカである請求項1記載のスピーカの動作検査装置。
  3. 前記衝撃判定手段は、前記車両のドアの開閉動作の有無を検出する請求項1または2いずれか記載のスピーカの動作検査装置。
  4. 前記作動診断手段による再度の診断において、前記スピーカが適正に作動しないと診断され、かつ、前記衝撃判定手段によって前記車両において前記スピーカに振動を与える衝撃が発生していないと判定されたときに、
    前記診断の結果に基づいた前記スピーカの状況を記憶手段に記憶させる記憶制御手段を有する請求項1乃至3いずれか記載のスピーカの動作検査装置。
  5. 前記作動診断手段による再度の診断において、前記スピーカが適正に作動しないと診断され、かつ、前記衝撃判定手段によって前記車両において前記スピーカに振動を与える衝撃が発生したと判定されたときに、
    前記作動診断手段及び前記衝撃判定手段による処理を中止するようにした請求項1乃至3いずれか記載のスピーカの動作検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014083809A1 (ja) * 2012-11-27 2014-06-05 株式会社デンソー スピーカ配線の異常検知システムおよび異常検知装置
JP2016511945A (ja) * 2012-12-04 2016-04-21 ボーズ・コーポレーションBose Corporation サテライトからホストへの診断情報の通信
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JP2017532907A (ja) * 2014-10-15 2017-11-02 ヴェーデクス・アクティーセルスカプ 補聴器システムの動作方法および補聴器システム

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