JP2012028597A - 放熱装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 発熱体からの熱を表示部の表示面から効率良く放熱することができる放熱装置を提供する。
【解決手段】 所定部材30から発する熱を拡散する熱拡散部材32と、画像を表示する表示部20と、前記表示部20の表示面を保護する保護部材10とを備え、前記表示部20の表示面の裏面は、前記熱拡散部材32の拡散面に対向して近接配置され、前記表示部20の表示面の少なくとも一部は、前記保護部材10に対して密着固定されている。
【選択図】 図2
【解決手段】 所定部材30から発する熱を拡散する熱拡散部材32と、画像を表示する表示部20と、前記表示部20の表示面を保護する保護部材10とを備え、前記表示部20の表示面の裏面は、前記熱拡散部材32の拡散面に対向して近接配置され、前記表示部20の表示面の少なくとも一部は、前記保護部材10に対して密着固定されている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、撮像素子等の発熱体の放熱を行う放熱装置に関するものである。
画像を表示するためのLCD(液晶ディスプレイ)及びLCDを照明するバックライトを保持し、LCDに対して印加される静電気を遮蔽して電子カメラの各種部品を保護するシールドと、撮像素子等の発熱体を実装する基板とを備え、このシールドと基板との間に熱伝導性ゴムを挟入し、発熱体から発せられた熱を基板、熱伝導性ゴム及びシールドを介して放熱させる放熱機構を備えた電子カメラが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、一般的な電子カメラにおいては、画像を表示する表示部の表示面に粉塵や水滴等が付着することによる表示品質の低下を防止するために、表示部の表示面に対向して保護部材が取り付けられている。しかしながら、撮像素子等の発熱体から発せられる熱を表示部の表示面から放熱させる場合には、保護部材が取り付けられていることにより表示面が外部に露出せず、かつ保護部材と表示面との間に熱伝導率の低い空気層が存在することから、放熱効率が低下する場合があった。
本発明の目的は、発熱体からの熱を表示部の表示面から効率良く放熱することができる放熱装置を提供することである。
本発明は以下のような解決手段により上記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施の形態に対応する符号を付して説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明の放熱装置は、所定部材(30)から発する熱を拡散する熱拡散部材(32)と、画像を表示する表示部(20)と、前記表示部(20)の表示面を保護する保護部材(10)とを備え、前記表示部(20)の表示面の裏面は、前記熱拡散部材(32)の拡散面に対向して近接配置され、前記表示部(20)の表示面の少なくとも一部は、前記保護部材(10)に対して密着固定されていることを特徴とする。
本発明の放熱装置によれば、発熱体からの熱を表示部の表示面から効率良く放熱することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係る放熱装置を備えた電子カメラについて説明する。図1は、電子カメラ2の背面からの外観を示す斜視図である。電子カメラ2は、図1に示すように、交換レンズ4(図2参照)を装着するためのマウント部6(図2参照)を有する前面カバー8、及び表示窓部材10が密着固定される背面カバー12からなる筐体14を備えている。また、電子カメラ2の上面右側には、撮影等を指示するためのレリーズボタン16、電子カメラの背面右側には、電子カメラ2における各種操作を行うための操作ボタン18が設けられている。
表示窓部材10は、プラスチック等と比較して熱伝導率及び輻射率の高いガラス等の部材により形成されている。表示窓部材10は、メモリカード等の記録媒体(図示せず)に記録されている画像等を表示する表示部20(図2参照)の表示面を保護する保護部材として機能し、表示面に粉塵や水滴が付着するのを防止する。また、表示窓部材10は、表示部20の表示面全面に対して透明な接着剤(両面接着シート等)で密着固定されているため、表示窓部材10と表示部20の表示面との間に空気層が生じることがない。したがって、この実施の形態に係る電子カメラ2においては、表示部の表示面に画像が表示されている際に表示部の表示面からの光が空気層を介して表示部と表示窓部材との間を乱反射することによる画像の視認性の悪化を抑制することができる。
図2は、電子カメラ2を上面から見た場合における電子カメラ2の構成を示す断面図である。電子カメラ2(筐体14)内には、図2に示すように、電子カメラ2の各部品を固定するための構造体となるボディ22が設けられている。前面カバー8は、ボディ22に密着固定されており、背面カバー12は、ボディ22にビス等により固定される。筐体14内において、ボディ22には、固定板24が固定されており、固定板24上には、交換レンズ4を介した被写体光を撮像する撮像センサ26が固定されている。また、ボディ22には、基板28が固定されており、基板28上には、撮像センサ26から出力される撮像信号に基づいて画像データ生成の処理を行う画像処理回路30、CPU(図示せず)及び記憶装置(図示せず)等が固定されている。
また、電子カメラ2(筐体14)内には、発熱体(画像処理回路30等)から発する熱を拡散する熱拡散部材32が設けられている。熱拡散部材32は、高い熱伝導率を有するアルミニウムまたは銅等の金属により形成されており、一端をボディ22に、他端を基板28を介してボディ22に、ビス等で固定されている。熱拡散部材32の拡散面は、表示部20の表示面の裏面に対向して密着することなく近接配置されている。なお、熱拡散部材32の拡散面と表示部20の裏面との間の空気層の厚さは、約0.5〜1.0mmとすることが望ましい。また、熱拡散部材32の拡散面のサイズ(表面積の大きさ)は、表示部20の表示面のサイズ(表面積の大きさ)以上に形成されている。なお、熱拡散部材32の拡散面は、放熱効率をより向上させるためには、大きいサイズを有することが望ましく、例えば電子カメラ2の背面全体と同様の大きさ、または電子カメラ2の背面から上面、下面及び側面、更には前面に沿って形成されたものであってもよい。
また、電子カメラ2(筐体14)内には、発熱体である画像処理回路30から発せられる熱を熱拡散部材32に伝導する熱伝導部材34が設けられている。熱伝導部材34は、シリコン等により形成されており、画像処理回路30と熱拡散部材32との間に接触して設置されている。
なお、前面カバー8、表示窓部材10、背面カバー12、表示部20、ボディ22、固定板24、基板28、熱拡散部材32、及び熱伝導部材34は、発熱体である撮像センサ26や画像処理回路30等から発せられる熱を放熱する放熱装置を構成している。放熱装置は、画像処理回路30から発せられる熱を、熱伝導部材34を介して熱拡散部材32に伝熱し、熱拡散部材32の拡散面全体に拡散する(図2に示す矢印A参照)。そして、近接対向配置された表示部20に対して介在する空気による伝導伝熱、及び熱拡散部材32と表示部20との間の輻射伝熱により伝熱し、更に密着固定した表示窓部材10に伝熱した後、表示窓部材22の表面から対流伝熱及び輻射伝熱により外部に放熱する(図2に示す矢印B参照)。
また、この実施の形態に係る放熱装置は、熱拡散部材32に伝熱された熱を、電子カメラ2の背面(表示部20が設けられている面)と異なる面(電子カメラ2の前面等)に向けて拡散することができる。例えば、画像処理回路30から発せられる熱を、熱伝導部材34を介して熱拡散部材32に伝熱し(図2に示す矢印A参照)、熱拡散部材32からボディ22に伝熱し、前面カバー8を介して対流伝熱及び輻射伝熱により外部に放熱する(図2に示す矢印C参照)。また、画像処理回路30から発せられる熱を、熱伝導部材34を介して熱拡散部材32に伝熱し(図2に示す矢印D参照)、熱拡散部材32から基板28を介してボディ28に伝熱し、前面カバー8を介して対流伝熱及び輻射伝熱により外部に放熱する(図2に示す矢印E参照)。
更に、この実施の形態に係る放熱装置は、画像処理回路30から発せられる熱を、熱拡散部材32を介することなく、電子カメラ2外に放熱することもできる。例えば、画像処理回路30から発せられる熱を、基板28に伝熱し(図2に示す矢印F参照)、ボディ22及び前面カバー8を介して対流伝熱及び輻射伝熱により外部に放熱する(図2に示す矢印E,G参照)。
この実施の形態に係る放熱装置によれば、表示窓部材10が表示部20の表示面全面に対して密着固定されているため、表示部20に伝熱された熱を表示窓部材10を介して効率良く放熱することができる。即ち、表示窓部材10と表示部20との間に熱伝導率の引き空気層が介在していないため、放熱効率を向上させることができる。
また、表示窓部材10がプラスチックよりも熱伝導率及び輻射率の高いガラスにより形成されているため、表示部20に伝熱された熱を表示窓部材10を介して効率良く放熱することができる。また、熱拡散部材32の拡散面のサイズが表示部20の裏面全体のサイズ以上であることから、熱拡散部材32に伝熱された熱を表示部20の裏面全体に対して伝熱することができ、表示部20に伝熱された熱を表示窓部材10を介して効率良く放熱することができる。
なお、上述の実施の形態においては、表示窓部材10が表示部20の表示面の全面に対して密着固定されているが、表示部20の表示面の少なくとも一部に対して密着固定されていればよい。また、表示窓部材10を表示部20の表示面に対して密着固定させることなく、表示窓部材10及び表示部20を背面カバー12に固定することができる。例えば図3に示すように、板金40及び固定用両面テープ42等を用いて表示窓部材10を表示部20に固定した後、固定用両面テープ44等を用いて表示窓部材10及び表示部20を背面カバー12に固定する。この場合には、表示窓部材10を表示部20の表示面に対して密着固定させている場合と比較して、表示窓部材10を表示部20から容易に取り外すことができる。
また、上述の実施の形態においては、表示部20の裏面全面と熱拡散部材32の拡散面とが空気層を介して近接配置されているが、表示部20の裏面と熱拡散部材32との間の少なくとも一部が弾性部材等を介して接触配置される構成にすることもできる。弾性部材は、発熱体からの熱を熱拡散部材32から表示部20に伝熱するシリコンゴム等により形成され、例えば表示部20の表示面の周縁部(画像が表示されない領域)に対応する裏面の周縁部に対して設けるとよい。具体的には、弾性部材を、熱拡散部材32の一部(表示部20の裏面の周縁部に対向する部分)に接着し、表示部20の裏面の周縁部に接着することなく接触させる。この場合には、熱拡散部材と表示部とが伝熱部材等を介して接触することにより生じ得る表示品質の低下(例えば、表示部20に表示される画像の色ムラ等)が発生することなく、発熱体からの熱を熱拡散部材32を介して表示部20に効率良く伝熱することができる。
また、上述の実施の形態においては、電子カメラ2内の発熱体として画像処理回路30を例に挙げて説明したが、画像処理回路30以外の発熱体(例えば、撮像センサ26、不図示のCPUや記憶装置等)からの熱の放熱についても本発明を適用することができる。
2…電子カメラ、4…交換レンズ、6…マウント部、8…前面カバー、10…表示窓部材、12…背面カバー、14…筐体、16…レリーズボタン、18…操作ボタン、20…表示部、22…ボディ、24…固定板、26…撮像センサ、28…基板、30…画像処理回路、32…熱拡散部材、34…熱伝導部材。
Claims (6)
- 所定部材から発する熱を拡散する熱拡散部材と、
画像を表示する表示部と、
前記表示部の表示面を保護する保護部材と、を備え、
前記表示部の表示面の裏面は、前記熱拡散部材の拡散面に対向して近接配置され、前記表示部の表示面の少なくとも一部は、前記保護部材に対して密着固定されていることを特徴とする放熱装置。 - 前記保護部材は、前記表示部の表示面全面に対して密着固定されていることを特徴とする請求項1記載の放熱装置。
- 前記保護部材は、ガラスにより形成されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の放熱装置。
- 前記熱拡散部材の拡散面のサイズは、前記表示部の表示面のサイズ以上であることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の放熱装置。
- 前記裏面と前記熱拡散部材との間の少なくとも一部は、前記所定部材から発する熱を前記熱拡散部材から前記表示部に伝熱する伝熱部材を介して接触していることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の放熱装置。
- 前記所定部材及び前記熱拡散部材を収容する筐体を更に備え、
前記熱拡散部材は、前記所定部材から発する熱を、前記筐体の、前記表示面が設けられている面と異なる面に向けて拡散することを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の放熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010166720A JP2012028597A (ja) | 2010-07-26 | 2010-07-26 | 放熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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ID=45781168
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JP2010166720A Pending JP2012028597A (ja) | 2010-07-26 | 2010-07-26 | 放熱装置 |
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JP (1) | JP2012028597A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2015099096A1 (ja) * | 2013-12-25 | 2017-03-23 | 京セラ株式会社 | 電子機器 |
-
2010
- 2010-07-26 JP JP2010166720A patent/JP2012028597A/ja active Pending
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JPWO2015099096A1 (ja) * | 2013-12-25 | 2017-03-23 | 京セラ株式会社 | 電子機器 |
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