JP2012028195A - 電池ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】蓋体のデザインが異なってもケース本体を共用でき、製造コストを安くすると共に、組み立てを容易にしかも確実に行うこと。
【解決手段】ケース本体2の前端面2aと蓋体3の背面3bとのいずれか一方の面に雌型連結部8を突設し、いずれか他方の面に雌型連結部8の内部空間8cに向けて挿入される雄型連結部9を突設する。雌型連結部8の外周8a及び内周8bをそれぞれ断面の曲率が連続する曲面で構成すると共に、雄型連結部9の外周9eを雌型連結部8の内周8bに摺接する曲面で構成する。雄型連結部9を雌型連結部8の内部空間8cに挿入したときに、雌型連結部8に形成した係合部10に係合して雄型連結部9の抜け止めをする爪部11と、雌型連結部8に対する雄型連結部9の回転を防止する回り止め部12とを備えた電池ケース1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、電池ケースに関し、詳しくは、例えばガステーブルこんろ等のガス燃焼器具の前側に電池ケースを収納し、器体の前面側から電池の交換ができるようにした電池ケースに関するものである。
従来から、蓋体となる前面カバーと、上面が開口された舟型のケース本体とをスライド台に一体に備えてスライド体を構成し、このスライド体を器体内に収納又は引き出し可能とした乾電池ケースが知られている(特許文献1の段落[0004]、図11参照)。
特開平08−250088号公報
ところで、上記特許文献1に示された従来例にあっては、例えば器体の前面側のデザインが異なる複数機種のガスコンロを製造する場合は、機種に応じた複数種類の蓋体を用意して、デザインの異なる電池ケースを作製することが可能である。
しかし、一般には、蓋体とケース本体とを1対1の対応関係で製造しており、このため、蓋体の変更に合わせてケース本体も複数種類用意しなければならず、製造コストが高くつくという問題点がある。
さらに、蓋体をケース本体に取り付ける方法として、ねじで連結し付け替え自在とすることが考えられるが、それではねじ止め作業が必要になって、電池ケースの組み立てに手間がかかるという問題点もある。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、蓋体のデザインが異なってもケース本体を共用でき、製造コストを安くできると共に、組み立てを容易にしかも確実に行うことができる電池ケースを提供することにある。
前記の課題を解決するために、本発明は、乾電池を受け入れるケース本体2と、ケース本体2の前方Aに配置され、器体4の電池収納部内にケース本体2を収納したときに該電池収納部の出入口6を覆う蓋体3とを備え、形状の異なる複数種類の蓋体3が用意され、複数種類の蓋体3をケース本体2の前端面2aに付け替え自在とした電池ケースであって、前記ケース本体2の前端面2aと前記蓋体3の背面3bとのいずれか一方の面に雌型連結部8を突設し、いずれか他方の面に前記雌型連結部8の内部空間8cに向けて挿入される雄型連結部9を突設し、前記雌型連結部8の外周8a及び内周8bをそれぞれ断面の曲率が連続する曲面で構成すると共に、前記雄型連結部9の外周9eを前記雌型連結部8の内周8bに摺接する曲面で構成し、前記雄型連結部9を前記雌型連結部8の内部空間8cに挿入したときに、前記雌型連結部8に形成した係合部10に係合して前記雄型連結部9の抜け止めをする爪部11と、前記雌型連結部8に対する前記雄型連結部9の回転を防止する回り止め部12とを備えたことを特徴とする。
このような構成とすることで、蓋体3の背面3b又はケース本体2の前端面2aの一方に取り付けた雄型連結部9を、他方に取り付けた雌型連結部8の内部空間8cに差し込むだけで、係合部10に爪部11が係合して、雌型連結部8に対して雄型連結部9をワンタッチで接続可能となる。従って、雌型連結部8又は雄型連結部9のいずれか一方を複数種類の蓋体3の背面3bにそれぞれ共通して設けることで、複数種類の蓋体3で一種類のケース本体2を共用でき、異なるデザインの蓋体3を備える電池ケース1を低コストで製造できる。しかも雌型連結部8の外周8a及び内周8b、雄型連結部9の外周9eは共に、断面の曲率が連続する曲面で構成し、接続状態では雌型連結部8の内周8bに雄型連結部9の外周9eが摺接することにより、ケース本体2と蓋体3との接続部分に対して外力が作用したときにも応力が該接続部分の1箇所に集中することがなく剛性を確保できる。さらに蓋体3に回転力がかかったときでも回り止め部12の働きによって、雄型連結部9の爪部11に対して回転方向Bにストレスがかかるのを防止できる。
また、前記雌型連結部8の内周8bを円筒面で構成し、前記回り止め部12を、前記雌型連結部8に形成される回り止め凹部12aと、前記雄型連結部9に設けられて前記回り止め凹部12aに嵌入する回り止め突部12bとで構成するのが好ましい。この場合、雌型連結部8の内周8bが上下左右方向の全方向において均一な円筒形状となり、雄型連結部9の外周9eとの摺接を均等にでき、これにより、ケース本体2と蓋体3の接続部分に対して外力が上下左右方向の何れの方向から作用したときであっても該接続部分の剛性をより向上させることができる。
また、前記雄型連結部9の爪部11を前記雌型連結部8の内方Mに撓ませて前記係合部10から離脱させる際に、該爪部11の内方Mへの一定以上の変形を規制するための規制部14を備えているのが好ましい。この場合、雄型連結部9の爪部11が係合部10から離脱可能となり、しかも、爪部11が内方Mに向けて必要以上に変形しすぎるのを規制部14により規制できるので、爪部11を備える部位の破損等を防ぐことができる。
また、前記係合部10を雌型連結部8の複数個所に設け、各係合部10と対応する前記雄型連結部9の複数個所に前記爪部11を設け、各係合部10の寸法を異ならせると共に、各爪部11の寸法を各係合部10の寸法と個別に対応させておき、前記一の係合部10には係合できないようにしてある爪部11を少なくとも1つ設けるのが好ましい。この場合、雌型連結部8に対する雄型連結部9の接続方向に間違いがあるときは、前記一の係合部10に前記一の爪部11が接続できなくなり、接続方向の間違いを容易に見つけることができる。
請求項1の発明によれば、蓋体のデザインが異なってもケース本体を共用でき、製造コストを安くできると共に、組み立てが容易でしかも蓋体がぐらつくことなくしっかりとケース本体に固定できる。この結果、電池ケースを引き出す際に蓋体のぐらつきで使用者に不安感を与えたり、蓋体のぐらつきで器体の出入口の周縁と蓋体とがずれるといった不具合が生じない。さらに、組み立て後に蓋体に回転力がかかったときでも回り止め部によって回り止めできるので、係合部に係合している爪部に対して回転方向にストレスがかかるのを防止でき、爪部の欠損や変形等を防止でき、蓋体の安定した取り付け状態を長期に亘って持続できるものである。
請求項2の発明によれば、ケース本体と蓋体の接続部分に対して外力が左右方向の何れの方向から作用したときであっても該接続部分の剛性を確保できると共に、回り止め凹部と回り止め突部との凹凸嵌合によって回り止め部を簡単に実現できるものである。
請求項3の発明によれば、係合部から爪部が離脱可能になると共に、爪部を備える部位が内方に撓みすぎることによる欠損や強度低下を防止できるものである。
請求項4の発明によれば、雌型連結部に対する雄型連結部の誤接続を容易に見つけることができる。
本発明の一実施形態の蓋体とケース本体とで構成される電池ケースの分解斜視図である。 同上の電池ケースが収納されるガスコンロの一例を示し、(a)は平面図であり、(b)は側面図であり、(c)は正面図である。 (a)は同上のケース本体の平面図であり、(b)は(a)のN部の拡大図であり、ストッパー部と器体側の凹部とが嵌合した状態の説明図であり、(c)はケース本体の側面図である。 (a)は同上のケース本体の正面図であり、(b)は側面断面図である。 同上のガスコンロに用いる電池ケース用の蓋体を示し、(a)は前面側から見た斜視図であり、(b)は背面側から見た斜視図であり、(c)は側面図であり、(d)は背面図である。 同上の蓋体の雄型連結部とケース本体の雌型連結部との接続完了状態を示す側面断面図である。 同上の雄型連結部の爪部を内方に撓ませて雌型連結部の係合部から離脱させる場合の説明図である。 同上の電池ケースが収納される別機種のガスコンロの一例を示し、(a)は平面図であり、(b)は側面図であり、(c)は正面図である。 図8のガスコンロに用いる電池ケース用の蓋体を示し、(a)は前面側から見た斜視図であり、(b)は側面図であり、(c)は背面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図2は、本実施形態に用いるガスコンロ20の外形の一例を示している。図2に示したガスコンロ20は、左右2個のコンロバーナ21と、中間に位置するグリル22と、後述する電池ケース1を収納する電池収納部(図示せず)の出入口6とを備えている。
ガスコンロ20の器体4の前面パネル4aには、グリル22の左右両側に位置させて、角形の押しボタンから成るコンロバーナ用の2個一対の操作子23,23が配置されている。右側コンロバーナ用の操作子23の右側に位置させて、コンロ用操作子23と同形状のグリル用の操作子23aが配置されている。左側コンロバーナ用の操作子23の左側に位置させて、この操作子23を模した形状の電池ケース1用の蓋体3が配置されている。
電池ケース1は、図1に示すように、乾電池(図示せず)を受け入れる樹脂製のケース本体2と、ケース本体2の前方Aに配置される蓋体3とからなる。
ケース本体2は、上面が開口された舟型に形成されており、図3(a)に示すように、ケース本体2の後端部と前端部には、乾電池のマイナスとプラスの各電極に接する端子24a,24bが装着されている。ケース本体2の前端面2aからは、後述する雌型連結部8が突設されている。
ケース本体2の前端寄りの底面部分には、下方向F(図1)側に開放された開口部25が設けられ、この開口部25内に、ケース本体2を器体4内の所定の収納位置に係止するための位置固定用のストッパー部26が架け渡されている。ストッパー部26には、図3(a)(b)に示すように、平面視で山形状をした凸部26aが突設されている。一方、器体4側には、ストッパー部26の凸部26aと着脱自在に嵌合可能な凹状部27(図3(b))が設けられており、ケース本体2を器体4内に収納したときにストッパー部26の凸部26aが凹状部27に嵌入することで、ケース本体2を収納位置で保持できるようになっている。
ケース本体2の後部寄りの底面部分には下方向Fに向けて、図3(c)に示すように、係止部28が突設されている。係止部28は、検出部ケース本体2を器体4内から電池交換可能な電池交換用位置まで所定ストロークだけ引き出したときに、その引き出し位置で器体4側に引っ掛けられるものであり、これによりケース本体2を引き出し位置で停止させることができ、誤って落下しないようにしている。
一方、電池ケース1用の蓋体3として、図5に示す蓋体3と、図9に示す蓋体3Aとの2種類を例示する。
図5に示す蓋体3は、図2に示したガスコンロ20の第1機種における操作子23を模した形状に形成されている。
図9に示す蓋体3Aは、図8に示したガスコンロ20Aの別機種(第2機種)に用いる操作子23Aを模した形状に形成されている。
これら蓋体3,3Aは樹脂製であり、前面3aのデザイン形状は異なっているが、背面3bに突設される雄型連結部9の構造は共通している。勿論、蓋体3として、例示した2種類の蓋体3,3Aに限られるものではなく、様々な形状の蓋体に適用可能である。
図1〜図7の実施形態では、図5に示す第1機種用の蓋体3とケース本体2との組み合わせを例示する。以下において、図1に示すように、ケース本体2において電池を受け入れるために開放されている方向を上方向Eとし、蓋体3側からケース本体2側に向かって右側を右方向D1とし、左側を左方向D2とする。
先ず、雌型連結部8を説明する。
雌型連結部8は、図1に示すように、ケース本体2の前端面2aから後方に向けて突設されている。本例の雌型連結部8は、断面円形の内部空間8c(図4)を有する中空円筒状に形成されている。つまり、雌型連結部8の外周8a及び内周8bは、いずれも、断面の曲率が連続した曲面の特殊形である、曲率が一定の曲面で構成されている。
雌型連結部8の上方向E側の側壁の根元側には、左右方向Dに長手形状となった第1長孔31が形成されている。
雌型連結部8の下方向F側の側壁の根元側には、左右方向Dに長手形状となった第2長孔32が形成されている。本例では、図4(a)に示すように、第2長孔32の左右方向Dの寸法Hが第1長孔31の左右方向Dの寸法Gよりも大きく形成されている。
第1長孔31は、後述する第1爪部11aと係合する第1係合部10aとして機能し、第2長孔32は、後述する第2爪部11bと係合する第2係合部10bとして機能する。
また、雌型連結部8の左右方向Dの2箇所には、回り止め凹部12aを構成する左凹部33と右凹部34とが設けられている。これら左凹部33と右凹部34は、それぞれ、図1に示すように、前方Aに向けて開放されており、後述の回り止め突部12bが嵌合可能となっている。
次に、雄型連結部9を説明する。
雄型連結部9は、図1に示すように、蓋体3の背面3bから後方に向けて突設されている。雄型連結部9は、上述した雌型連結部8よりも一回り小さい中空円筒状に形成されている。ここでは、雄型連結部9の外周9eは、断面の曲率が連続した曲面の特殊形である、曲率が一定の曲面で構成されていると共に、その外周9eが雌型連結部8の内周8bに沿って摺接嵌入可能になっている。
本例の雄型連結部9は、その周方向の4箇所を欠損することで周方向に4分割されている。
4分割された雄型連結部9のうち、上側に位置する上部片9aの後端部外周側には、第1爪部11aが突設されている。第1爪部11aの左右方向Dの寸法I(図1)は、雌型連結部8の第1係合部10a(第1長孔31)の左右方向Dの寸法G(図4(b))より小さめに形成されており、第1爪部11aは第1係合部10a内に係合可能とされる。
4分割された雄型連結部9のうち、下側に位置する下部片9bの後端部外周側には、第2爪部11bが突設されている。第2爪部11bの左右方向Dの寸法J(図1)は、第2係合部10b(第2長孔32)の左右方向Dの寸法H(図4(b))よりやや小さめに形成されており、第2爪部11bは第2係合部10b内に係合可能とされる。
ここで、上記雌型連結部8に対する上記雄型連結部9の接続方向の間違いをなくすために、各係合部10a,10bの寸法G,H(G<H)を異ならせると共に、各爪部11a,11bの寸法I,J(I<J)を各係合部10a,10bの寸法と個別に対応させておき、第2爪部11bの寸法J(図1)を第1係合部10aの寸法G(図4(b))より大きくして、第2爪部11bが第1係合部10aには挿入できないようにしてある。
また、4分割された雄型連結部9のうち、左側に位置する左部片9cの背面から左方向D2に向けて、雌型連結部8の左凹部33に嵌入する左突部35が突設されている。また、右側に位置する右部片9dの背面から右方向D1に向けて、雌型連結部8の右凹部34に嵌入する右突部36が突設されている。これら左突部35と右突部36は、上記雌型連結部8に設けた左凹部33と右凹部34とにそれぞれ嵌入する回り止め突部12bとして機能する。また本例の左突部35は、左部片9cの背面から蓋体3の背面3bに亘って連続形成されており、また右突部36は、左部片6dの背面から蓋体3の背面3bに亘って連続形成されている。
また本例では、上述の雌型連結部8の内側に、ケース本体2の前端面2aから雌型連結部8と同方向に内筒部14aが突設されている。内筒部14aは雌型連結部8と平行で且つ雌型連結部8よりも一回り小さい中空円筒状に形成されている。そして、図6に示すように、爪部11(11a,11b)が係合部10(10a,10b)に係合した状態において、爪部11と内筒部14aとの間には、係合部10に対する爪部11の引っ掛け代Xよりもやや大きめの隙間Yが確保されている。これにより、後述のように爪部11を内方M(図7)に撓ませて係合部10から離脱させる際に爪部11の内方Mへの撓みすぎを内筒部14aにて規制できる構造となっている。
上記構成によれば、蓋体3をケース本体2に取り付けるにあたっては、図1に示すように、左突部35と右突部36とを左凹部33と右凹部34とにそれぞれ位置合わせし、且つ、第1爪部11aと第2爪部11bの周方向の位置がそれぞれ第1係合部10aと第2係合部10bの周方向の位置と一致するようにして、雄型連結部9を前方Aから雌型連結部8内に嵌入する。このとき、第1爪部11aが雌型連結部8の内周8bに沿って滑りながら第1係合部10aに係合すると共に、第2爪部11bが雌型連結部8の内周8bに沿って滑りながら第2係合部10bに係合するようになり、蓋体3をケース本体2に対してワンタッチで連結でき、図6に示す接続完了状態に至る。
ここで、雄型連結部9を雌型連結部8内に差し込む際に、左右方向Dの寸法G(図4(a))が小さい第1係合部10aを雌型連結部8の上部側に配置してあるので、仮りに蓋体3を誤って上下逆に挿入したとしても、蓋体3の雄型連結部9の下部側に位置する左右方向Dの寸法J(図1)の大きい第2爪部11bが上記第1係合部10aに入らず、しかもこの第1係合部10aは、ケース本体2の上方向Eからよく見える位置に配置されているので、雄型連結部9の誤接続を見つけやすくなる。
また、図5に示す第1機種用の蓋体3の背面3bに突設される雄型連結部9と、図9に示す第2機種用の蓋体3Aの背面3bに突設される雄型連結部9とを同じ構造にすることで、両蓋体3,3Aのいずれかを任意に選択してケース本体2に接続することができ、これにより異なるデザインの蓋体3(3A)を備える電池ケース1を得ることができる。つまり、2種類の蓋体3(3A)で一種類のケース本体2を共用できるので、デザインごとに異なるケース本体2を製造する必要がなくなり、製造コストの削減を図ることができる。そのうえ従来のようなねじ止め作業が不要となるので、電池ケース1の組み立てに手間がかからないものである。
また、雌型連結部8の外周8aを断面の曲率が連続する円筒面で形成し、且つ、雌型連結部8の内周8bとこれに摺接する雄型連結部9の外周9eとを、それぞれ、断面の曲率が連続する曲面で形成したから、雌型連結部8の内周8bと雄型連結部9の外周9eとの摺接が均等且つ確実にできる。また、雌型連結部8と雄型連結部9との接続部分に対して外力が作用したときにも、該接続部分の1箇所に応力が集中することがなくなり、剛性が十分に確保されるものである。
この結果、蓋体3をケース本体2に対してぐらつくことなくしっかりと固定できるようになる。そのうえ雄型連結部9及び雌型連結部8をそれぞれ中空円筒形状とすることで、樹脂成形品で成形した場合には樹脂が回りやすくて成形がしやすくなると同時に、成形後の樹脂収縮が均等となって偏りや歪みが生じない利点もある。
また、接続完了後に、外部から蓋体3に対して回転力がかかったときでも、回り止め部12(12a,12b)の働きによって、雄型連結部9の回転が防がれ、雄型連結部9の爪部11に対して回転方向B(図1参照)にストレスがかかるのを防止できるので、爪部11の欠損や変形等を防止でき、蓋体3の安定した取り付け状態を長期に亘って持続できるものである。
さらに、図6に示す接続完了状態では、雌型連結部8の先端面が蓋体3の背面3bに当接しており、しかも雌型連結部8の内周8bの円筒面と雄型連結部9の外周9eの円筒面とが摺接嵌合しているので、接続部分に対して外力が左右方向Dの何れの方向から作用したときであっても剛性が十分に確保されるのであり、これにより、ケース本体2に蓋体3を付け替え自在としているにも拘らず、蓋体3をケース本体2にぐらつくことなくしっかりと固定できる。その結果、指で蓋体3を引き出す際に蓋体3のぐらつきで使用者に不安感を与えたり、電池ケース1を収納する際に蓋体3のぐらつきで出入口6の周縁に蓋体3が干渉するといった不具合が生じることはない。
さらに本例では、図5に示すように、回り止め突部12bを構成する左突部35が、左部片9cの背面から蓋体3の背面3bに亘って連続形成され、右突部36が、右部片9dの背面から蓋体3の背面3bに亘って連続形成されているので、左部片9c及び右部片9dを回り止め突部12bによって補強できる利点もある。
一方、蓋体3をケース本体2から取り外すにあたっては、ピン具(図示せず)等を用いて、第1爪部11aを内方M(図7)に向かって没入させる。同様にして、第2爪部11bを内方Mに向かって没入させる。この状態では、図7に示すように、爪部11の外周側の先端が雌型連結部8の内周8bと同一面となって、爪部11を図7の前方Aに向かって引き抜くことができる。しかも、爪部11が内方Mに撓む際に、上部片9a及び下部片9bが内筒部14aに当たって内方Mへの撓みすぎを防止できるので、上部片9aや下部片9bの欠損や上部片9aや下部片9bを構成する樹脂の白化などによる強度低下を防ぐことができる。そのうえ内筒部14aはケース本体2を補強する補強用リブとしても機能する。
以上、本発明の実施形態を図1〜図9を参照して説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
つまり、上記実施形態では、ケース本体2の前端面2aに雌型連結部8を突設し、蓋体3の背面3bに雄型連結部9を突設しているが、これとは逆に、ケース本体2の前端面2aに雄型連結部9を突設し、蓋体3の背面3bに雌型連結部8を突設してもよい。
また、上記実施形態では、ガスコンロ20に設けられる電池ケース1を説明したが、他例として、ガスコンロ20以外の機器に設けられる電池ケースにも同様に適用可能である。
また、雌型連結部8及び雄型連結部9をそれぞれ、断面の曲率が連続する中空円筒状に形成したが、他の例として、曲率が連続する不規則な曲面(例えば、楕円形、小判形、ひょうたん形など)で形成してもよい。この場合、雄型連結部9を雌型連結部8に差し込んだ状態で雄型連結部9に回転する力が加わっても、雌型連結部8と雄型連結部9との不規則な曲面によって回転が阻止されるようになり、結果、雌型連結部8と雄型連結部9の形状自体が回り止め部12として機能するようになり、回り止め凹部12aや回り止め突部12bを別途設ける必要がなくなる。
また、雌型連結部8の上部側に左右方向Dの寸法の小さい第1係合部10aを設け、雌型連結部8の下部側に左右方向Dの寸法の大きい第2係合部10bを設けたが、これとは上下逆に設けてもよく、或いは、第1係合部10aと第2係合部10bとを雌型連結部8の左右方向Dの2箇所に設けてもよい。要するに第1係合部10aと第2係合部10bを設ける位置は適宜設計変更自在である。また、係合部10として長孔31,32を例示したが、必ずしも孔形状に限らず、爪部11が係合可能な凹み形状であってもよいものである。
1 電池ケース
2 ケース本体
2a ケース本体の前端面
3 蓋体
3b 背面
8 雌型連結部
8a 雌型連結部の外周
8b 雌型連結部の内周
8c 雌型連結部の内部空間
9 雄型連結部
9e 雄型連結部の外周
10 係合部
11 爪部
12 回り止め部
12a 回り止め凹部
12b 回り止め突部
14 規制部
A 前方
M 内方

Claims (4)

  1. 乾電池を受け入れるケース本体と、ケース本体の前方に配置され、器体の電池収納部内にケース本体を収納したときに該電池収納部の出入口を覆う蓋体とを備え、形状の異なる複数種類の蓋体が用意され、複数種類の蓋体をケース本体の前端面に付け替え自在とした電池ケースであって、前記ケース本体の前端面と前記蓋体の背面とのいずれか一方の面に雌型連結部を突設し、いずれか他方の面に前記雌型連結部の内部空間に向けて挿入される雄型連結部を突設し、前記雌型連結部の外周及び内周をそれぞれ断面の曲率が連続する曲面で構成すると共に、前記雄型連結部の外周を前記雌型連結部の内周に摺接する曲面で構成し、前記雄型連結部を前記雌型連結部の内部空間に挿入したときに、前記雌型連結部に形成した係合部に係合して前記雄型連結部の抜け止めをする爪部と、前記雌型連結部に対する前記雄型連結部の回転を防止する回り止め部とを備えたことを特徴とする電池ケース。
  2. 前記雌型連結部の内周を円筒面で構成し、前記回り止め部を、前記雌型連結部に形成される回り止め凹部と、前記雄型連結部に設けられて前記回り止め凹部に嵌入する回り止め突部とで構成したことを特徴とする請求項1記載の電池ケース。
  3. 前記雄型連結部の爪部を前記雌型連結部の内方に撓ませて前記係合部から離脱させる際に、該爪部の内方への一定以上の変形を規制するための規制部を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の電池ケース。
  4. 前記係合部を前記雌型連結部の複数個所に設け、各係合部と対応する雄型連結部の複数個所に前記爪部を設け、各係合部の寸法を異ならせると共に、各爪部の寸法を各係合部の寸法と個別に対応させておき、前記一の係合部には係合できないようにしてある爪部を少なくとも1つ設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電池ケース。
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